JP4064398B2 - 電動機用バッテリの充放電制御装置 - Google Patents

電動機用バッテリの充放電制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、例えば、内燃機関および電動機を駆動源とするハイブリッド車両などに適用され、電動機に電力を供給するとともに回生による電動機からの電力を蓄える電動機用バッテリの充放電制御装置に関する。
一般に、ハイブリッド車両では、電動機用バッテリ(以下、本欄において単に「バッテリ」という)から電動機に電力を供給(放電)することにより、電動機を作動させることで、駆動輪を駆動するとともに、車両の減速時に、電動機を発電機として作動させることにより、減速エネルギを回生し、これにより発電された電力を電動機用バッテリに蓄える(充電)。このようなバッテリの充電が満充電の状態で行われると、バッテリが過充電の状態になり、それにより、劣化や寿命の低下を招いてしまう。特に近年、バッテリとして多用されているニッケル水素電池では、充電により、電池内でガス(正極からの酸素ガス)が発生し、特に過充電の状態では、ガスの発生量が増大することで内圧が急上昇し、そのガスを外部に放出し易くなる。このガスが放出された場合には、それに伴い、電解液が減少し、それにより、バッテリがより一層劣化してしまう。このような過充電によるバッテリの劣化を防止する技術として、特許文献1に開示されたものが知られている。
この特許文献1は、ハイブリッド車両に搭載されるニッケル水素電池などのバッテリの充電制御装置に関するものである。この充電制御装置では、バッテリの充電中に、その温度を第1の所定時間(0.1秒)ごとに検出するとともに、検出された温度に基づき、第2の所定時間(20秒)ごとの温度勾配を演算する。そして、演算された温度勾配が、所定のしきい値よりも大きいか否かを判別し、所定のしきい値よりも大きいという判別が、所定回数(3回)、連続して得られたときに、そのような温度上昇が、バッテリが満充電の状態に達したために発生したとして、バッテリへの充電を終了する。また、この充電制御装置は、バッテリの入出力電流を検出し、その検出結果に応じて、上記しきい値を設定するように構成されている。
しかし、バッテリの特性によっては、充電時の温度上昇が非常に小さかったり、満充電の状態に達しても、温度勾配がしきい値を上回るまでに時間がかかったりすることがある。これらの場合には、バッテリが満充電の状態に達しても、充電が継続され、その結果、過充電の状態になり、バッテリの劣化を招いてしまう。また、温度センサや電流センサの精度が低い場合には、検出値が実際の値からずれ、検出誤差を含むことがあり、その場合には、検出値に基づいて実行されるバッテリの充電制御を適切に行えないという問題もある。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、電動機用バッテリの過充電を防止し、それにより、電動機用バッテリの劣化を防止することができる電動機用バッテリの充放電制御装置を提供することを目的とする。
特開2001−258172号公報
上記の目的を達成するために、請求項1に係る発明は、内燃機関2に接続された電動機(実施形態における(以下、本項において同じ)モータ3)に電力を供給するとともに、発電機として駆動された電動機からの電力を蓄える電動機用バッテリ(モータ用バッテリ12)の充放電制御装置11であって、電動機用バッテリの入出力電流(検出値IB)を検出する電流検出手段(電流センサ14)と、電動機用バッテリの蓄電量(充電残量SOC)を検出する蓄電量検出手段(充電残量センサ12a)と、電動機から電動機用バッテリへの充電を制御する充電制御手段(ECU15)と、電動機用バッテリの蓄電量が所定値以上のときに、電流検出手段で検出された入出力電流がほぼゼロになるように、充電制御手段を制御するゼロ電力制御手段(ECU15)と、このゼロ電力制御手段によるゼロ電力制御状態が所定時間T1、継続したときに(ステップ6:YES)、ゼロ電力制御を停止させるとともに、電動機用バッテリを放電させる放電制御手段(ECU15、ステップ9)と、を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、蓄電量検出手段で検出された電動機用バッテリの蓄電量が所定値以上のときに、ゼロ電力制御手段で充電制御手段を制御することによって、電流検出手段で検出された電動機用バッテリの入出力電流がほぼゼロになるように、発電機として駆動された電動機から電動機用バッテリへの電力の供給(充電)を制御する(ゼロ電力制御)。なお、上記の「ほぼゼロ」とは、値0およびその近傍の値を含むものであり、以下の説明では、単に「ゼロ」と表示するものとする。上記のようなゼロ電力制御によって、電動機用バッテリの入出力電流をゼロにすることにより、電動機用バッテリを、その蓄電量が所定値以上の状態、例えばほぼ満充電の状態に維持することができる。また、上記のゼロ電力制御が実行されている場合において、その制御状態が所定時間、継続したときに、放電制御手段により、ゼロ電力制御を停止させるとともに、電動機用バッテリを放電させる。このような電動機用バッテリの放電を実行するのは、次の理由による。
すなわち、上述したように、ゼロ電力制御では、電流検出手段で検出された電動機用バッテリの入出力電流がゼロになるように、電動機用バッテリへの電力の供給を制御することにより、電動機用バッテリの充電状態を一定に保つ。しかし、電動機用バッテリの入出力電流がゼロになるように制御していても、電流検出手段の精度が低い場合などには、実際には電動機用バッテリにわずかな電力が供給され、その状態が長く継続すると、電動機用バッテリが過充電になることがある。したがって、上記のように、電動機用バッテリを放電させることにより、ゼロ電力制御の継続による電動機用バッテリの過充電を防止することができ、それにより、電動機用バッテリの劣化を防止することができる。特に、電動機用バッテリとして、例えばニッケル水素電池を用いた場合には、過充電の状態になると、バッテリ内でのガスの発生量が増大し、内圧が急上昇する。したがって、上記のように、電動機用バッテリを放電させることにより、バッテリ内の化学反応によってガスを消費させ、それにより、電動機用バッテリの内圧を低下させることができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の電動機用バッテリの充放電制御装置において、放電制御手段は、放電の開始からの電動機用バッテリの放電量が所定量(放電電流IBr、所定時間T2)に達したときに、放電を停止させることを特徴とする。
この構成によれば、放電の開始からの電動機用バッテリの放電量が所定量に達したときに、その放電を停止させるので、例えば、その所定量を、電動機用バッテリの過充電を防止するのに十分な量に設定することにより、電動機用バッテリを必要以上に放電させることなく、過充電を確実に防止することができる。
請求項3に係る発明は、請求項1に記載の電動機用バッテリの充放電制御装置において、放電制御手段は、電動機用バッテリの放電の開始から所定時間T2が経過したときに(ステップ10:YES)、放電を停止させることを特徴とする。
この構成によれば、電動機用バッテリの放電の開始から所定時間が経過したときに、その放電を停止させるので、例えば、その所定時間を、電動機用バッテリの過充電を防止するのに十分な時間に設定することにより、上記請求項2と同様の効果を得ることができる。また、前述したように、電動機用バッテリとしてニッケル水素電池を用いた場合には、上昇した電動機用バッテリの内圧を低下させるのに時間がかかることがある。したがって、上記所定時間を、電動機用バッテリの内圧を低下させるのに十分な時間に設定し、電動機バッテリの放電を所定時間、継続することにより、内圧を必要な程度まで確実に低下させることができる。
請求項4に係る発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の電動機用バッテリの充放電制御装置において、電動機は、発電量を変更可能に構成されており、電動機は、発電機として作動するときに、電気機器19に電力を供給するように構成され、電気機器は、電動機用バッテリに接続されており、放電制御手段は、電動機用バッテリの放電を実行するときに、電動機の発電量を抑制するとともに、電動機用バッテリから放電された電力を電気機器に供給することを特徴とする。
この構成によれば、電動機が発電機として作動しているときに、上記放電制御を実行する場合、放電制御手段により、電動機の発電量を抑制するとともに、電動機用バッテリから放電された電力を電気機器に供給する。このように、電動機の発電量を抑制した分、電動機用バッテリから電気機器に電力を供給するので、電動機用バッテリの放電による電力を、電気機器に無駄なく利用することができる。
請求項5に係る発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の電動機用バッテリの充放電制御装置において、内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段(ECU15)を、さらに備え、放電制御手段は、検出された内燃機関の運転状態がアイドル運転状態のときに(ステップ1:YES)、電動機用バッテリの放電を実行することを特徴とする。
アイドル運転状態は、比較的長く継続されることが多いため、アイドル運転状態のときに、電動機が内燃機関で駆動されることで発電機として作動し、電動機からの電力が電動機用バッテリに充電される場合には、電動機用バッテリが過充電になりやすい。したがって、上記構成によれば、内燃機関がアイドル運転状態のときに、上記放電制御を実行するので、このときの電動機用バッテリの過充電を防止することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態による電動機用バッテリの充放電制御装置、およびこれを適用した車両の概略構成を示している。同図に示すように、車両1は、駆動源として、内燃機関(以下「エンジン」という)2およびモータ3(電動機)を備えたハイブリッド車両である。モータ3は、エンジン2のクランクシャフト(図示せず)に直結されるとともに、無段変速機などからなる変速機4を介して、駆動輪5(1つのみ図示)に連結されている。
この車両1では、加速時に、エンジン2の運転に加えて、モータ3がこれをアシストするように作動する。一方、減速時に、車両1の走行エネルギで回転駆動されるモータ3が発電機として作動することにより、走行エネルギを回生し、これによる発電電力が、後述するモータ用バッテリ12に充電される。また、エンジン2がアイドル運転状態のときには、モータ3がエンジン2で回転駆動され、発電機として作動することにより、その発電電力が、モータ用バッテリ12の充電および/または車両1に搭載された後述する各種の電気機器19の駆動に用いられる。なお、車両1が一定速度で走行するクルーズ時には、モータ13が休止し、エンジン2のみで駆動輪5が駆動される。
充放電制御装置11は、モータ3の電源としてのモータ用バッテリ12(電動機用バッテリ)の充電および放電を制御するものであり、モータ3に電気的に接続されたパワードライブユニット(以下「PDU」という)13と、モータ用バッテリ12の入出力電流を検出する電流センサ14(電流検出手段)と、これらの機器を含め、車両1内の各種機器の制御を行うECU15(充電制御手段、ゼロ電力制御手段、放電制御手段および運転状態検出手段)とを備えている。また、モータ用バッテリ12とPDU13の間には、DC/DCコンバータからなるダウンバータ18が接続されている。ダウンバータ18に入力された電力は、降圧された後、例えばヘッドライトやカーステレオなどの各種の電気機器19に供給されるとともに、余剰分の電力が、12V系バッテリである補助バッテリ20に充電される。
モータ用バッテリ12は、ニッケル水素電池からなり、補助バッテリ20よりも高い所定電圧(例えば144V)の電力を蓄えられるようになっている。また、このモータ用バッテリ12には、充電残量センサ12a(蓄電量検出手段)が設けられており、この充電残量センサ12aは、モータ用バッテリ12の電流・電圧値を検出し、その検出信号をECU15に出力する。そして、この検出信号に基づき、ECU15により、モータ用バッテリ12の充電残量SOC(蓄電量)が算出される。なお、この充電残量SOCは、モータ用バッテリ12が満充電であるときの電力量に対する、現在蓄えられている電力量の割合(%)として算出される。
また、モータ用バッテリ12には、安全弁12bが設けられている。この安全弁12bは、外気がモータ用バッテリ12内に侵入するのを防止するとともに、充電によって発生するガスによる内圧でモータ用バッテリ12が破損するのを防止するものである。したがって、この安全弁12bは、モータ用バッテリ12のバッテリ内圧PBが所定内圧PBr(例えば15kgf/cm2)を超えたときに開放し、それにより、ガスが外部に放出される。
PDU13は、インバータなどからなる電気回路で構成され、ECU15からの制御信号に基づいて、モータ3の駆動および回生を制御する。具体的には、エンジン2の始動時および車両1の加速時に、モータ用バッテリ12の電力をモータ3に供給(放電)することにより、モータ3を駆動する。一方、車両1の減速時およびエンジン2のアイドル運転中には、モータ3を発電機として作動させ、これによる発電電力を、モータ用バッテリ12に供給(充電)するとともに、ダウンバータ18を介して、各種の電気機器19に供給する。
電流センサ14は、モータ用バッテリ12に設けられており、その入出力電流を検出し、その検出信号をECU15に出力する。そして、この検出信号に基づき、ECU15により、後述するゼロ電力制御が実行される。
ECU15は、I/Oインターフェース、CPU、RAMおよびROMなどからなるマイクロコンピュータで構成されている。上記充電残量センサ12aおよび電流センサ14の検出信号は、図示しない各種のセンサからの検出信号とともに、I/OインターフェースでA/D変換された後、CPUに入力される。CPUは、これらの検出信号に応じ、ROMに記憶された制御プログラムなどに従って、モータ3の駆動および回生を制御するとともに、モータ用バッテリ12の充放電を制御する。
以下、図2のフローチャートを参照しながら、モータ用バッテリ12の充放電制御処理について説明する。この充放電制御処理は、所定の時間(例えば100msec)ごとに実行される。図2に示すように、本処理ではまず、ステップ1(「S1」と図示。以下同じ)において、エンジン2がアイドル運転中であるか否かを判別する。エンジン2が運転中であって、車両1の速度が値0で、エンジン回転数が所定の回転数以下のときには、エンジン2がアイドル運転中であると判別される。このステップ1の判別結果がNOのときには、ダウンカウント式のゼロ電力制御タイマのタイマ値Tzeroを所定時間T1(例えば30分)にセットし(ステップ2)、通常充放電モードによる充放電制御を実行し(ステップ3)、本処理を終了する。この通常充放電モードには、車両1の加速時での放電制御や減速時での充電制御、さらには、後述するゼロ電力制御が含まれる。
一方、上記ステップ1の判別結果がYESで、エンジン2がアイドル運転中であるときには、強制放電実行フラグF_DISが「1」であるか否かを判別する(ステップ4)。この強制放電実行フラグF_DISは、後述する強制放電モードの実行中であることを表すものであり、実行中のときに「1」にセットされる。ステップ4の判別結果がNOで、強制放電モードの実行中でないときには、ゼロ電力制御中であるか否かを判別する(ステップ5)。
このゼロ電力制御は、モータ用バッテリ12の過充電を防止するために、モータ用バッテリ12の入出力電流をゼロ(値0およびその近傍の値を含む)にする制御であり、その入出力電流を検出する電流センサ14の検出値IBに基づき、フィードバック制御することによって行われる。また、このゼロ電力制御は、ステップ3の通常放充電モードにおいて、モータ用バッテリ12の充電残量SOCが所定値(例えば80%)以上の満充電に近い状態のときに実行される。
上記ステップ5の判別結果がNOで、ゼロ電力制御の実行中でないときには、前記ステップ2を実行するとともに、ステップ3の通常充放電モードを実行し、本処理を終了する。一方、ステップ5の判別結果がYESのときには、前記ステップ2でセットしたゼロ電力制御タイマのタイマ値Tzeroが値0であるか否かを判別する(ステップ6)。この判別結果がNOのときには、上記ステップ3の通常充放電モードを継続して、本処理を終了する。一方、ステップ6の判別結果がYESで、Tzero=0のとき、すなわちゼロ電力制御が開始されてから、所定時間T1が経過したときには、強制放電実行フラグF_DISを「1」にセットする(ステップ7)とともに、ダウンカウント式の強制放電タイマのタイマ値Tdisを所定時間T2(例えば10分)にセットし(ステップ8)、強制放電モードによる放電制御を開始して(ステップ9)、本処理を終了する。
この強制放電モードでは、上記ゼロ電力制御を停止させるとともに、モータ用バッテリ12を強制的に放電させる放電制御が行われる。具体的には、この放電制御は、所定の放電電流IBrによりモータ用バッテリ12から放電を行い、その電力を、ダウンバータ18を介して電気機器19に供給するとともに、その放電電流IBrに相当する電力分だけ、モータ3の発電量を低減することによって行われる。また、後述するように、強制放電モードは、所定時間T2、継続されるようになっており、上記の放電電流IBrおよび所定時間T2は、ゼロ電力制御が所定時間T1、継続されたときに、電流センサ14の検出誤差ΔIBによりモータ用バッテリ12に充電されると想定される充電量を放電するのに十分な値に設定される。
前記ステップ4の判別結果がYESで、F_DIS=1のとき、すなわち、強制放電モードの実行中であるときには、ステップ10に進み、強制放電タイマのタイマ値Tdisが値0であるか否かを判別する。この判別結果がNOのときは、前記ステップ9に進み、強制放電モードを継続して、本処理を終了する。一方、ステップ10の判別結果がYESで、Tdis=0のとき、すなわち強制放電モードが開始されてから、所定時間T2が経過したときには、強制放電モードを終了すべきとして、強制放電実行フラグF_DISを「0」にリセットする(ステップ11)とともに、ゼロ電力制御タイマのタイマ値Tzeroを所定時間T1にセットし(ステップ12)、強制放電モードを終了して(ステップ13)、本処理を終了する。
図3は、上述したモータ用バッテリ12の充放電制御により、ゼロ電力制御と強制放電モードとが交互に実行された動作例である。ゼロ電力制御の実行期間(例えばt0〜t1)では、電力センサ14の検出値IBが0であるものの、この検出値IBと実際の0Aとの間に検出誤差ΔIBがあるため、この検出誤差ΔIBに相当する分の電力がモータ用バッテリ12に徐々に充電され、それに伴い、バッテリ内圧PBが上昇している。そして、ゼロ電力制御が、所定時間T1、継続されたときに(ステップ6:YES)、強制放電モードが開始され(例えばt1)、放電電流IBrによる放電が所定時間T2、行われる(例えばt1〜t2)。それにより、バッテリ内圧PBは、安全弁12bが開放する所定内圧PBrに達することなく、低下する。
以上詳述したように、本実施形態によれば、ゼロ電力制御が所定時間T1、継続したときに、強制放電モードを実行することにより、モータ用バッテリ12を強制的に放電させるので、ゼロ電力制御中にモータ用バッテリ12が充電された場合でも、モータ用バッテリ12の過充電を防止でき、それにより、モータ用バッテリ12の劣化を防止することができる。また、上記強制放電モードを、所定の放電電流IBrによる放電をしたとき、すなわち放電の開始からの放電量が所定量に達したときに、終了させるので、モータ用バッテリ12を必要以上に放電させることなく、過充電を確実に防止できるとともに、バッテリ内圧PBを必要な程度まで確実に低下させることができる。
また、強制放電モードでは、モータ用バッテリ12から放電された電力を電気機器19に供給するので、その電力を電気機器19に無駄なく利用することができる。さらに、エンジン2のアイドル運転状態は、比較的長く継続されることが多く、アイドル運転中にモータ3からの電力が充電されることで、モータ用バッテリ12が過充電になりやすい。上記実施形態では、強制放電モードを、エンジン2がアイドル運転中のときに実行するので、そのときのモータ用バッテリ12の過充電を確実に防止することができる。
なお、本発明は、説明した上記実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、実施形態では、強制放電モードを一定の放電電流IBrにより、所定時間継続することで行ったが、放電の開始からの経過時間のみをパラメータとして、それが所定時間に達したときに、強制放電モードを終了させるようにしてもよい。また、実施形態では、強制放電モードを実行するのに、放電量に相当する電力分、モータ3の発電量を低減させたが、その他の適当な手法によって、モータ用バッテリ12を放電させるようにしてもよい。
また、実施形態では、本発明の充放電制御装置を、エンジンおよびモータを駆動源として備えたハイブリッド車両に適用した場合について説明したが、ハイブリッド車両であれば、四輪車の他、二輪車などの各種車両にも適用することができる。その他、本発明の趣旨の範囲内で、細部の構成を適宜、変更することが可能である。
本発明の一実施形態による電動機用バッテリの充放電制御装置、およびこれを適用した車両を模式的に示す概略構成図である。 充放電制御装置による充放電制御処理を示すフローチャートである。 モータ用バッテリの充放電制御の一動作例における電流センサの検出値およびバッテリ内圧の関係を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1 車両
2 内燃機関
3 モータ(電動機)
11 充放電制御装置
12 モータ用バッテリ(電動機用バッテリ)
12a 充電残量センサ(蓄電量検出手段)
13 パワードライブユニット
14 電流センサ(電流検出手段)
15 ECU(充電制御手段、ゼロ電力制御手段、放電制御手段
および運転状態検出手段)
19 電気機器
F_DIS 強制放電実行フラグ
IB 電流センサの検出値
ΔIB 検出誤差
PB バッテリ内圧

Claims (5)

  1. 内燃機関に接続された電動機に電力を供給するとともに、発電機として駆動された前記電動機からの電力を蓄える電動機用バッテリの充放電制御装置であって、
    前記電動機用バッテリの入出力電流を検出する電流検出手段と、
    前記電動機用バッテリの蓄電量を検出する蓄電量検出手段と、
    前記電動機から前記電動機用バッテリへの充電を制御する充電制御手段と、
    前記電動機用バッテリの前記蓄電量が所定値以上のときに、前記電流検出手段で検出された前記入出力電流がほぼゼロになるように、前記充電制御手段を制御するゼロ電力制御手段と、
    このゼロ電力制御手段によるゼロ電力制御状態が所定時間、継続したときに、当該ゼロ電力制御を停止させるとともに、前記電動機用バッテリを放電させる放電制御手段と、
    を備えていることを特徴とする電動機用バッテリの充放電制御装置。
  2. 前記放電制御手段は、前記放電の開始からの前記電動機用バッテリの放電量が所定量に達したときに、当該放電を停止させることを特徴とする請求項1に記載の電動機用バッテリの充放電制御装置。
  3. 前記放電制御手段は、前記電動機用バッテリの前記放電の開始から所定時間が経過したときに、当該放電を停止させることを特徴とする請求項1に記載の電動機用バッテリの充放電制御装置。
  4. 前記電動機は、発電量を変更可能に構成されており、
    前記電動機は、発電機として作動するときに、電気機器に電力を供給するように構成され、当該電気機器は、前記電動機用バッテリに接続されており、
    前記放電制御手段は、前記電動機用バッテリの前記放電を実行するときに、前記電動機の発電量を抑制するとともに、前記電動機用バッテリから放電された電力を前記電気機器に供給することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の電動機用バッテリの充放電制御装置。
  5. 前記内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段を、さらに備え、
    前記放電制御手段は、当該検出された内燃機関の運転状態がアイドル運転状態のときに、前記電動機用バッテリの前記放電を実行することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の電動機用バッテリの充放電制御装置。
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