JP4240582B2 - 電報用台紙 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は電報を送付する際に使用する電報用台紙に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
従来、電報、特に祝電などのような電報を送る場合、送り手の気持ちをより表すことができるようにするために専用の電報用台紙が用意されていて、電報用紙にその電報用台紙を組み合わせて送り届けるようにすることが行われ、そして、このような従来の電報用台紙では、二つ折りされたシートの内面側を電報用紙取付面とするとともに、電報用紙を挟み込むようにして二つ折りしたときに外方となる外表面に絵柄などによる装飾を設けて外観を整えており、電報を受け取った側にあっては台紙を見開くようにすることで祝いや弔いの電報文を読むことができるものとなっている。
そして、上記した従来の電報用台紙では、二つ折りしたシートの内側に電報用紙を挟み込むという簡易な保持形態であるとともに、その電報用台紙の外表面には通常の印刷による装飾のみが施されているものとなっていたことから、電報文にて伝える祝いの気持ちや弔いの気持ちに沿った重厚さが十分には表現できない面があって、このため、その折り畳みできるシート自体を厚手のものとするとともに、その外表面に、紫外線硬化型樹脂を印刷してなる凹凸化粧面部を設けて電報用台紙の外表面仕上げをエンボス状にし、外観を向上させる工夫があった。
【0003】
ところで、電報用台紙を利用した電報の配送時、そして各種式典などで電報文を読み上げる場合の取り扱いに際して、電報用台紙の内面側が外方に表れるように逆に折り返された状態にし、その逆折りされた電報用台紙に電報用紙を重ねて、電報用紙に記載されている発信人名、受取人名、電報文内容などが直ぐに読み取れるようにしている。
このため、台紙自体を厚手にしてエンボス状の化粧面部を有している上記電報用台紙にあっては、逆折りする時に折り部に大きな応力が集中して皺や歪みなどが生じ易くなっている。そして、上記電報用台紙の折り部においても凹凸化粧面部が設けられていて、紫外線硬化型樹脂を硬化させ小さな盛り上がりによる装飾が施されているため、二つ折りされたこの電報用台紙を頻繁に開け閉めしたり前述の逆折りなどをして折り部に皺や歪みなどが生じると、その盛り上がり部分が折り部の外表面から剥がれてしまい、その剥がれによって電報用台紙の外観が著しく損なわれるという問題があった。
そこで本発明は、上記凹凸化粧面部の剥離を生じないようにすることを課題とし、電報用台紙を繰り返し開け閉めしたり逆折りしてもその外観が損なわれないようにすることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を考慮してなされたもので、角背部とこの角背部の両側に沿った溝部とからなる折り部を間にして一対の化粧板を折り重ね可能に連接して、一方の化粧板の内表面側に電報用紙が配置され、前記一対の化粧板の内表面側が外方となる逆折りが可能とされた電報用台紙であって、前記化粧板は芯となる板材の両面に外皮材と内皮材とを貼着して厚手に形成され、他方の化粧板の内表面側に、前記折り部側を出し入れ口にし、この出し入れ口を覆うことのできるフラップを備えたポケット部が設けられ、かつ、この他方の化粧板には窓部が開口されて、前記ポケット部に入れた収納物を窓部に通して外方から視認可能とされ、前記化粧板それぞれは、電報用紙を配設する前記内表面を内側にして折り重ねたときの外表面に紫外線硬化型樹脂を印刷してなる凹凸化粧面部が設けられ、前記紫外線硬化樹脂が硬化した微細な盛り上りを配列してなるパターンが、前記外表面に対して通常印刷により形成された印刷模様に対応しており、一方の化粧板における折り部側の側辺から折り部を経て他方の化粧板における折り部側の側辺に亘る外表面に折り部の長手方向に亘って、前記凹凸化粧面部を設けない非凹凸化粧面部が形成され、この非凹凸化粧面部を除く部分が、前記凹凸化粧面部であることを特徴とする電報用台紙を提供して、上記課題を解消するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
つぎに本発明を図1と図2に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1は電報用台紙で、該電報用台紙1は一対の化粧板2,3を折り部4を間にして折り重ね可能に連接してなるものであり、前記化粧板2,3及び折り部4にあっては、芯となる板材5の両面に外皮材6と内皮材7とを貼着して厚手に形成され、また、前記折り部4にあっては、上装本の背のようにこの電報用台紙1を折り合わせたときに化粧板2,3が或る程度の間隔を置いて対向できるように、連接方向に所要の幅とした角背部8とその角背部8の両側に沿った溝部9とからなり、この溝部9に前記化粧板2,3が連続している。
一方の化粧板2にあっては、図示されているように内皮材7が位置する内表面2a側に、上記折り部4側を出し入れ口10にしてこの出し入れ口10を覆うことのできるフラップ11を備えたポケット部12が設けられている。このポケット部12は電報用台紙1を折り重ねたときに化粧板2,3で挟み込むことのできる厚さに設けられている。また、この化粧板2には窓部13が開口され、前記ポケット部12に入れた収納物Aを窓部13を通して外方から見ることができるようにしている。
他方の化粧板3にあっては、内皮材7が設けられている内表面3aは電報用紙が配置される面としており、図示するように、所要の厚紙14に電報用紙15を添えたり貼着した状態にして、或いは電報用紙15を単独にして、この内表面3aに配置される。
【0006】
上記化粧板2,3のそれぞれの外表面2b,3bには後述する折り部4に沿った側辺側を除いて凹凸化粧面部16が設けられている。この凹凸化粧面部16は紫外線硬化型樹脂を印刷してなるものであり、前記紫外線硬化型樹脂が硬化した微細な盛り上がり16aを配列してなるパターンが、前記外表面2b,3bに対して通常印刷により形成された印刷模様に対応しており、下地とする外表面2b,3bに施した印刷模様と前記凹凸化粧面部16との組み合わせによって外観に通常印刷による模様に立体感を付与させている。
さらに、この電報用台紙1においては、上記折り部4を間にして一方の化粧板2における溝部9側の側辺2cから他方の化粧板3における溝部9側の側辺3cに亘る外表面17に折り部4の長手方向に亘って、前記凹凸化粧面部を設けない非凹凸化粧面部18が形成されており、この非凹凸化粧面部18では前記外表面に印刷形成された化粧のみが現れるようにしている。図においてこの非凹凸化粧面部18の連接方向での幅を18aとして示している。
このように、一方の化粧板2の上記側辺2cから上記角背部8と二つの溝部9を経て他方の化粧板3の上記側辺3cに亘った領域に、上記凹凸化粧面部16が設けられていないため、見開き操作を繰り返したり内皮材7側が表となるように逆に折り返したりして折り部4、例えば溝部9それぞれに皺や歪みが生じても、上記盛り上がり16aが剥離しないようになり、よって、この電報用台紙1の外観を損なうことがない。
【0007】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、角背部とこの角背部の両側に沿った溝部とからなる折り部を間にして一対の化粧板を折り重ね可能に連接して、一方の化粧板の内表面側に電報用紙が配置され、前記一対の化粧板の内表面側が外方となる逆折りが可能とされた電報用台紙であって、前記化粧板は芯となる板材の両面に外皮材と内皮材とを貼着して厚手に形成され、他方の化粧板の内表面側に、前記折り部側を出し入れ口にし、この出し入れ口を覆うことのできるフラップを備えたポケット部が設けられ、かつ、この他方の化粧板には窓部が開口されて、前記ポケット部に入れた収納物を窓部に通して外方から視認可能とされ、前記化粧板それぞれは、電報用紙を配設する前記内表面を内側にして折り重ねたときの外表面に紫外線硬化型樹脂を印刷してなる凹凸化粧面部が設けられ、前記紫外線硬化樹脂が硬化した微細な盛り上りを配列してなるパターンが、前記外表面に対して通常印刷により形成された印刷模様に対応しており、一方の化粧板における折り部側の側辺から折り部を経て他方の化粧板における折り部側の側辺に亘る外表面に折り部の長手方向に亘って、前記凹凸化粧面部を設けない非凹凸化粧面部が形成され、この非凹凸化粧面部を除く部分が、前記凹凸化粧面部であることを特徴とするものである。
これによって、二つ折りされた電報用台紙を繰り返し見開き操作したり内表面側が表となるように逆折りにして皺付きや歪みを折り部に生じさせても、その折り部自体に凹凸化粧面部が形成されていないため、凹凸化粧面部を構成している硬化樹脂の盛り上がりが剥落したりすることが無くなり、凹凸化粧面部を設けたことによる電報用台紙の立体感のある外観を損なわないなど、実用性に優れた奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電報用台紙の一例を示すもので、(イ)は内面側を示す説明図、(ロ)は外面側を示す説明図である。
【図2】一例を化粧板連接方向に沿った断面で示す説明図である。
【符号の説明】
1…電報用台紙
2,3…化粧板
2a,3a…内表面
2b,3b…外表面
4…折り部
9…溝部
12…ポケット部
15…電報用紙
16…凹凸化粧面部
16a…盛り上がり
18…非凹凸化粧面部
Claims (1)
- 角背部とこの角背部の両側に沿った溝部とからなる折り部を間にして一対の化粧板を折り重ね可能に連接して、一方の化粧板の内表面側に電報用紙が配置され、前記一対の化粧板の内表面側が外方となる逆折りが可能とされた電報用台紙であって、
前記化粧板は芯となる板材の両面に外皮材と内皮材とを貼着して厚手に形成され、
他方の化粧板の内表面側に、前記折り部側を出し入れ口にし、この出し入れ口を覆うことのできるフラップを備えたポケット部が設けられ、かつ、この他方の化粧板には窓部が開口されて、前記ポケット部に入れた収納物を窓部に通して外方から視認可能とされ、
前記化粧板それぞれは、電報用紙を配設する前記内表面を内側にして折り重ねたときの外表面に紫外線硬化型樹脂を印刷してなる凹凸化粧面部が設けられ、
前記紫外線硬化樹脂が硬化した微細な盛り上りを配列してなるパターンが、前記外表面に対して通常印刷により形成された印刷模様に対応しており、
一方の化粧板における折り部側の側辺から折り部を経て他方の化粧板における折り部側の側辺に亘る外表面に折り部の長手方向に亘って、前記凹凸化粧面部を設けない非凹凸化粧面部が形成され、この非凹凸化粧面部を除く部分が、前記凹凸化粧面部であることを特徴とする電報用台紙。
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JPH11348459A JPH11348459A (ja) | 1999-12-21 |
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JP16255498A Expired - Fee Related JP4240582B2 (ja) | 1998-06-10 | 1998-06-10 | 電報用台紙 |
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1998
- 1998-06-10 JP JP16255498A patent/JP4240582B2/ja not_active Expired - Fee Related
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