JP3091242U - 複数折り開封名刺 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多くの情報を盛り込むことができると共に、
デザイン、用途ともに斬新で、受領者に対して強いイン
パクト（印象）を与えることができ、かつ１部をメモ用
紙等としても使用可能な複数折り開封名刺を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 少なくとも２枚の名刺片１を折れ線２を
介して連設した開封名刺であって、該開封名刺に広告
４、５等を印刷し、さらに、その印刷面に透明な熱融着
性プラスチックフィルム６をラミネートし、そのラミネ
ート面を互いに剥離可能に圧着して折り畳むことにより
構成される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本発明は、複数折り開封名刺に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来より使用されている名刺としては、表面（時には裏面にも）に社名、役職 名、名前、住所、電話及びファックス番号等々を印刷した一枚の紙片で形成され ているものが知られている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、前記した従来の名刺では、スペースが少ないため、多くの情報 を盛り込むことができず、その結果広告媒体として機能することは殆どない。

【０００４】 また、従来の名刺は、デザイン、用途ともにありふれており、斬新性に欠ける ものである。従って、せっかく名刺交換しても、相手に与えるインパクト（印象 ）が少なく、殆ど見ずにそのまま机の引出し等に放置されることも多い。

【０００５】 本考案は、上記した問題点を解消するもので、多くの情報を盛り込むことがで きると共に、デザイン、用途ともに斬新で、受領者に対して強いインパクト（印 象）を与えることができ、かつ１部をメモ用紙等としても使用可能な複数折り開 封名刺を提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案に係る複数折り開封名刺は、請求項１では 、少なくとも２枚の名刺片を折れ線を介して連設した開封名刺であって、該開封 名刺に広告等を印刷し、さらに、その印刷面に透明な熱融着性プラスチックフィ ルムをラミネートし、そのラミネート面を互いに剥離可能に圧着して折り畳むこ とを特徴とする。

【０００７】 さらに、請求項２では、前記折れ線としてミシン目を設けたことを特徴とする 。

【０００８】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。 図１は、本考案に係る複数折り開封名刺の一実施形態を示す開封時の正面図で あり、図２は、同上の背面図であり、図３は、同上の平面図であり、図４は、同 上の折り込み時の平面図であり、図５〜図７は、他の実施形態を示す斜視図であ る。

【０００９】 図１ないし図４に示された開封名刺は、２枚の名刺片１、１を折れ線２を介し て連設して構成したものである。

【００１０】 そして、前記名刺片１の表面には、名刺所持者の紹介事項３、例えば自分が勤 務する会社名、役職名、住所、電話及びファックス番号等が印刷してあり、他の 名刺片１の表面には、適当な広告４が印刷してある。

【００１１】 また、前記名刺片１、１裏面にも、適当な広告５、５が各々印刷してあり、さ らにこの印刷面には透明な熱融着性プラスチックフィルム６、６がラミネートし てある。

【００１２】 前記広告４、５は、内容的には相手方にアピールする情報が盛り込まれている ことは勿論であるが、美麗なデザイン文字、記号、図形、絵、カラー写真等々を 使って外観的にもセンスの良い構成とするのが望ましい。

【００１３】 前記透明な熱融着性プラスチックフィルム６、６としては、フィルム同志を加 熱圧着することで簡単にシールできるポリエチレン製フィルムが適している。こ のポリエチレン製フィルムを使用することで、表面に美しい光沢が生まれ、かつ 両フィルムをワンタッチで簡単に剥がすことができる。そして、剥がした以降、 常温では再シールしない機能を有している。

【００１４】 前記名刺片１、１の中間に設けられた折れ線２としては、図示のようにミシン 目２ａが適している。このミシン目２ａは折れ線２としての機能の他、情報分散 化のための切り離しの機能を有している。

【００１５】 図５ないし図７に示された開封名刺は、３枚の名刺片１、１、１を折れ線２、 ２を介して連設して構成したものである。

【００１６】 図１ないし図４がＶ字型に２つ折りしたタイプであるのに対し、図５は中に巻 き込むように巻型３つ折りしたタイプであり、図６はＺ字型に３つ折りしたタイ プであり、図７はメモ付型に３つ折りしたタイプである。

【００１７】 このように３つ折りタイプであっても、名刺片１の表裏に名刺所持者の紹介事 項３、広告４、５等が各々印刷してあり、さらに、これら印刷面に透明な熱融着 性プラスチックフィルム６がラミネートしてあることは既述した２つ折りタイプ と同様である。

【００１８】 而して、このような３つ折りタイプは、通常の３倍の情報量が盛り込め、広告 効果をアップさせることができる。また、図６に示したように、一部をメモ帳１ ａとしても使用できるため、単なる名刺ではなく、事務用グッズとしての機能を 兼ね備えたものとすることができる。

【００１９】 このように構成される開封名刺は、各名刺片１を折れ線２を介して２つ折り、 ３つ折り等に加工し、広告５表記の印刷面にラミネートした透明なプラスチック フィルム６、６同志を互いに加熱圧着することにより折り畳まれる（図４参照） 。

【００２０】 そして、斯くセットされた開封名刺には、その名刺片１の角部に図１に示した ような「ＯＰＥＮ」の文字と矢印が付されており、当該角部の両端を指先でつま んで両側へ徐々に引張ることで開封することができるため、名刺受領者に対して 、内部の隠された情報を得るべく、渡された名刺を開ける楽しみが付与され、名 刺のポイ捨て等の防止に有効である。

【００２１】

【考案の効果】

本考案は、以上詳述したように構成されるものであるから、次に述べるような 効果を奏する。 １．本考案の開封名刺は、通常の名刺と比べて、名刺に入る情報量が２倍以上に 大幅にアップすると共に、デザイン、用途ともにきわめて斬新である。 したがって、名刺が広告媒体としても大きな役割を果すことができ、名刺受領 者に対して大きなインパクトを与えることができる。 ２．１枚の名刺が２つ折り・３つ折り等で折り畳まれて圧着されるため、印刷用 紙を薄くすることができ、製造コストが安い。しかも、名刺全体も嵩張らず、名 刺入れ等の保管にも便利である。 ３．２枚の用紙の粘着面に情報内容が印刷されるため、内容を隠して伝達するこ とができ、機密性・安全性・改ざん防止に優れている。 ４．印刷表面に透明なフィルムをラミネートしてあるため、表面に美しい光沢が 生まれる。 ５．名刺受領者は、渡された名刺を開く楽しみがあり、高い開封率を期待できる 。 ６．各名刺片の折れ目にミシン目を入れておくことで、情報の分散化ができ、メ モ用紙としても使用できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る複数折り開封名刺中、２つ折り開
封名刺の一実施形態を示す開封時の正面図である。

【図２】同上の背面図である。

【図３】同上の平面図である。

【図４】同上の折り込み時の平面図である。

【図５】３つ折り開封名刺の一実施形態を示す開封時の
斜視図である。

【図６】同上の他の実施形態を示す開封時の斜視図であ
る。

【図７】同上のさらに他の実施形態を示す開封時の斜視
図である。

【符号の説明】

１ 名刺片 ２ 折れ線 ２ａ ミシン目 ３ 紹介事項 ４ 広告 ５ 広告 ６ 熱融着性プラスチックフィルム

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】少なくとも２枚の名刺片を折れ線を介して
   連設した開封名刺であって、該開封名刺に広告等を印刷
   し、さらに、その印刷面に透明な熱融着性プラスチック
   フィルムをラミネートし、そのラミネート面を互いに剥
   離可能に圧着して折り畳むことを特徴とする複数折り開
   封名刺。
2. 【請求項２】前記折れ線としてミシン目を設けたことを
   特徴とする請求項１記載の複数折り開封名刺。