JP3221312U - 名刺カバー - Google Patents
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Abstract
【課題】装飾性及び利便性を向上させた名刺カバーを提供することである。【解決手段】名刺カバーは、折り曲げ線で折り曲げられた透明かつ矩形のシートにカラー印刷を施して構成される。折り曲げ線で折り曲げられる一方のシートの部分と他方のシートの部分の双方の表面にカラー印刷が施され、シートを折り曲げ線で完全に折り曲げた状態で名刺を挟み込むと名刺の両面がシートで保護される一方、シートを不完全に折り曲げた状態にすると一方のシートの部分の縁と、他方のシートの部分の縁を利用して卓上に置くことができ、かつシートで完全又は不完全に名刺が挟み込まれている場合には、カラー印刷と名刺の印刷を組合わせて見ることができる一方、シートで名刺が挟み込まれていない場合には、一方のシートの部分に施されたカラー印刷と、他方のシートの部分に施されたカラー印刷を組合わせて見ることができるようにした。【選択図】 図1
Description
本考案の実施形態は、名刺カバーに関する。
従来、名刺を収納できるようにした折畳式のシート、名刺にメモを追記できるようにした事務用品、名刺を収納するための折畳式のケース等が考案されている(例えば特許文献1乃至4参照)。
本考案は、装飾性又は利便性を向上させた名刺カバーを提供することを目的とする。
本考案の実施形態に係る名刺カバーは、折り曲げ線で一旦折り曲げると、前記折り曲げ線が残存しつつ前記折り曲げ線を境界として閉じたり開いたりすることが可能なシート状の合成樹脂から成る透明かつ矩形のシートを、1枚の名刺を挟み込むことができるように前記折り曲げ線で折り曲げ、谷折り側となる表面にカラー印刷を施して構成される名刺カバーであって、前記折り曲げ線で折り曲げられる一方のシートの部分と他方のシートの部分の双方の前記谷折り側となる表面に、少なくとも前記一方のシートの部分に透明な部分が生じるように前記カラー印刷が施され、前記シートを前記折り曲げ線で完全に折り曲げた状態で前記名刺を挟み込むと前記名刺の側面以外が露出しないように前記名刺の両面が前記シートで保護される一方、前記シートを不完全に折り曲げた状態にすると前記一方のシートの部分の縁と、前記他方のシートの部分の縁を利用して卓上に置くことができ、かつ前記シートで完全又は不完全に前記名刺が挟み込まれている場合には、前記カラー印刷と前記透明な部分から透けて見える前記名刺の印刷を組合わせて見ることができる一方、前記シートで前記名刺が挟み込まれていない場合には、前記一方のシートの部分に施された前記カラー印刷と、前記透明な部分から透けて見える前記他方のシートの部分に施された前記カラー印刷を組合わせて見ることができるようにしたものである。
本考案の実施形態に係る名刺カバーによれば、装飾性又は利便性を向上させることができる。
本考案の実施形態に係る名刺カバーについて添付図面を参照して説明する。
(構成及び機能)
図1は本考案の実施形態に係る名刺カバーの斜視図、図2は図1に示す名刺カバーの正面図、図3は図2に示す名刺カバーの背面図、図4は図2に示す名刺カバーの右側面図である。
図1は本考案の実施形態に係る名刺カバーの斜視図、図2は図1に示す名刺カバーの正面図、図3は図2に示す名刺カバーの背面図、図4は図2に示す名刺カバーの右側面図である。
名刺カバー1は、1枚の名刺2を挟み込むことができるように、折り曲げ線3で折り曲げられた透明かつ矩形の透明シート4で構成される。透明シート4は、折り曲げ線3で一旦折り曲げると、折り曲げ線3が残存しつつ折り曲げ線3を境界として閉じたり開いたりすることが可能なシート状の合成樹脂(高分子化合物)から成る。折り曲げ線3で折り曲げられる一方の第1のシートの部分4Aと、他方の第2のシートの部分4Bのサイズは互いに略同じであり、名刺2のサイズに若干のマージンを設けたサイズとされる。
このため、図1乃至図3に例示されるように、透明シート4を不完全に折り曲げた状態にすると第1のシートの部分4Aの縁4Cと、第2のシートの部分4Bの縁4Dを利用してテーブルや机の卓上に置くことができる。すなわち、透明シート4をある程度開くと、第1のシートの部分4Aの縁4Cと、第2のシートの部分4Bの縁4Dを卓上に接触させて名刺カバー1を立てることができる。また、不完全に折り曲げた状態の第1のシートの部分4Aと、第2のシートの部分4Bとの間に名刺2を配置することができる。
折り曲げ線3で折り曲げられる一方の第1のシートの部分4Aと、他方の第2のシートの部分4Bの双方の表面には、カラー印刷5A、5Bが施される。但し、少なくとも第1のシートの部分4Aに透明な部分4Eが生じるようにカラー印刷5A、5Bが施される。図示された例では、第1のシートの部分4Aと、第2のシートの部分4Bの双方に、透明な部分4Eが生じるようにカラー印刷5A、5Bが施されている。尚。一旦折り曲げると、折り目が残り、かつカラー印刷に適した合成樹脂の例としては、PET(ポリエチレンテレフタラート)が挙げられる。
第1のシートの部分4A及び第2のシートの部分4Bの表面には、例えば、名画等の装飾性を付与するためのカラー印刷5A、5Bを施すことができる。或いは、文字や文章等の情報を付加することによって利便性を向上させるためのカラー印刷5A、5Bを施すようにしても良い。
カラー印刷5A、5Bを施す面は、内面及び外面のいずれであっても良い。但し、第1のシートの部分4A及び第2のシートの部分4Bの谷折り側となる表面にカラー印刷5A、5Bを施せば、透明シート4の片面印刷と、折り曲げ工程で名刺カバー1を製作できるため、名刺カバー1の製作が容易となる。加えて、ユーザが触る可能性が高い透明シート4の山折り側となる表面の触感を透明シート4自体の滑らかな触感とする一方、カラー印刷5A、5Bが施された面をユーザが触る可能性が低い透明シート4の谷折り側としてカラー印刷5A、5Bが剥がれ難くすることができる。そこで、以降では、透明シート4の内面側にカラー印刷5A、5Bが施される場合を例に説明する。
図示されるように透明シート4で不完全に名刺2が挟み込まれている場合には、名刺カバー1を卓上に配置し、少なくとも第1のシートの部分4Aの内面に施されたカラー印刷5Aと、第1のシートの部分4Aの透明な部分4Eから透けて見える名刺2の印刷6を組合わせて見ることができる。このため、カラー印刷5Aが装飾性の付与を目的として施されている場合であれば、名刺2をカラー印刷5Aで装飾することができる。また、情報の付加を目的としてカラー印刷5Aが施されている場合であれば、名刺2に情報を付加することができる。加えて、名刺2を立てることができるため、名刺2の印刷6を卓上で容易に閲覧することが可能となる。もちろん、背面側についても、第2のシートの部分4Bの透明な部分4Eから透けて見える名刺2の印刷6と、第2のシートの部分4Bの内面に施されたカラー印刷5Bとを、組合わせて見ることができるようにしても良い。
図5は、図2に示す名刺カバー1に名刺2が挟み込まれていない場合における名刺カバー1の正面図である。
透明シート4で名刺2が挟み込まれていない場合には、図5に例示されるように、第1のシートの部分4Aに施されたカラー印刷5Aと、第1のシートの部分4Aの透明な部分4Eから透けて見える第2のシートの部分4Bの内面側に施されたカラー印刷5Bを組合わせて見ることができる。特に、透明シート4を不完全に折り曲げた状態では、第1のシートの部分4Aに施されたカラー印刷5Aと、第2のシートの部分4Bに施されたカラー印刷5Bが、同一平面上に無い。このため、同一平面上の印刷を並べて見る場合に比べて立体感が向上する。
図6は、図1に示す名刺カバー1を折り曲げ線3で完全に折り曲げた状態を示す斜視図である。
図6に例示されるように透明シート4を折り曲げ線3で完全に折り曲げた状態で名刺2を挟み込むと、名刺2の側面以外が露出しないように名刺2の両面を透明シート4で保護することができる。このため、名刺2が汚れたり、折れ曲がったりすることを防止することができる。また、他人に名刺2を渡す時には、透明シート4で完全に挟んだ状態で手渡すこともできる。
透明シート4で完全に名刺2が挟み込まれている場合においても、少なくとも第1のシートの部分4Aの内面に施されたカラー印刷5Aと、第1のシートの部分4Aの透明な部分4Eから透けて見える名刺2の印刷6を組合わせて見ることができる。このため、カラー印刷5Aが装飾性の付与を目的として施されている場合であれば、名刺カバー1で名刺2が装飾された状態で名刺2を手渡すことができる。また、情報の付加を目的としてカラー印刷5Aが施されている場合であれば、名刺カバー1で名刺2に情報を付加した状態で名刺2を手渡すことができる。
(効果)
以上の名刺カバー1によれば、名刺2の印刷6と、透明シート4のカラー印刷5A、5Bを組合わせることによって名刺2を装飾したり、名刺2に情報を付加することができる。また、透明シート4を閉じれば、名刺2を保護できる一方、透明シート4を開けば、卓上に置くことができる。
以上の名刺カバー1によれば、名刺2の印刷6と、透明シート4のカラー印刷5A、5Bを組合わせることによって名刺2を装飾したり、名刺2に情報を付加することができる。また、透明シート4を閉じれば、名刺2を保護できる一方、透明シート4を開けば、卓上に置くことができる。
1 名刺カバー
2 名刺
3 折り曲げ線
4 透明シート
4A 第1のシートの部分
4B 第2のシートの部分
4C 第1のシートの部分の縁
4D 第2のシートの部分の縁
4E 透明な部分
5A、5B カラー印刷
6 印刷
2 名刺
3 折り曲げ線
4 透明シート
4A 第1のシートの部分
4B 第2のシートの部分
4C 第1のシートの部分の縁
4D 第2のシートの部分の縁
4E 透明な部分
5A、5B カラー印刷
6 印刷
Claims (1)
- 折り曲げ線で一旦折り曲げると、前記折り曲げ線が残存しつつ前記折り曲げ線を境界として閉じたり開いたりすることが可能なシート状の合成樹脂から成る透明かつ矩形のシートを、1枚の名刺を挟み込むことができるように前記折り曲げ線で折り曲げ、谷折り側となる表面にカラー印刷を施して構成される名刺カバーであって、
前記折り曲げ線で折り曲げられる一方のシートの部分と他方のシートの部分の双方の前記谷折り側となる表面に、少なくとも前記一方のシートの部分に透明な部分が生じるように前記カラー印刷が施され、
前記シートを前記折り曲げ線で完全に折り曲げた状態で前記名刺を挟み込むと前記名刺の側面以外が露出しないように前記名刺の両面が前記シートで保護される一方、前記シートを不完全に折り曲げた状態にすると前記一方のシートの部分の縁と、前記他方のシートの部分の縁を利用して卓上に置くことができ、かつ
前記シートで完全又は不完全に前記名刺が挟み込まれている場合には、前記カラー印刷と前記透明な部分から透けて見える前記名刺の印刷を組合わせて見ることができる一方、前記シートで前記名刺が挟み込まれていない場合には、前記一方のシートの部分に施された前記カラー印刷と、前記透明な部分から透けて見える前記他方のシートの部分に施された前記カラー印刷を組合わせて見ることができるようにした名刺カバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019000734U JP3221312U (ja) | 2019-02-28 | 2019-02-28 | 名刺カバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019000734U JP3221312U (ja) | 2019-02-28 | 2019-02-28 | 名刺カバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3221312U true JP3221312U (ja) | 2019-05-16 |
Family
ID=66530582
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019000734U Expired - Fee Related JP3221312U (ja) | 2019-02-28 | 2019-02-28 | 名刺カバー |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3221312U (ja) |
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2019
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