JP4238822B2 - パターン形成基板、電気光学装置、パターン形成基板の製造方法及び電気光学装置の製造方法 - Google Patents

パターン形成基板、電気光学装置、パターン形成基板の製造方法及び電気光学装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、パターン形成基板、電気光学装置、パターン形成基板の製造方法及び電気光学装置の製造方法に関する。
従来、発光素子を備えるディスプレイには、有機エレクトロルミネッセンス素子(有機EL素子)を備える電気光学装置としての有機エレクロトルミネッセンスディスプレイ(有機ELディスプレイ)が知られている。有機EL素子は、一般的に、その発光層の構成材料によって製造方法が大別される。すなわち、低分子有機材料を発光層の構成材料とする場合には、その低分子有機材料を蒸着することによって同発光層を形成する、いわゆる気相プロセスが利用されている。一方、高分子有機材料を発光層の構成材料とする場合には、その高分子有機材料を有機溶媒等に溶解し、その溶液を塗布して乾燥することにより発光層を形成する、いわゆる液相プロセスが利用されている。
なかでも、その液相プロセスにおけるインクジェット法は、以下の点において注目されている。すなわち、インクジェット法は、前記溶液を微小な液滴として吐出するため、他の液相プロセス(例えば、スピンコート等)に比べて、より微細な液滴(液状パターン)を形成することができる。しかも、インクジェット法は、その液状パターンを形成する領域(パターン形成領域)にのみ前記液滴を吐出するため、高分子有機材料等の構成材料の使用量を低減することができる。
しかし、こうしたインクジェット法では、液状パターンの溶媒成分を蒸発する(乾燥する)ことによって発光層(パターン)を形成する。そのため、乾燥条件が異なると、有機EL素子形成基板(パターン形成基板)内のパターン間において、その形状(例えば、各有機EL層の膜厚プロファイル)にバラツキを生じる問題となる。
そこで、インクジェット法によるパターン形成では、従来より、こうしたパターン間の形状のバラツキを抑制する提案がなされている(例えば、特許文献1)。特許文献1では、インクジェット法によって液滴を吐出し、その吐出した液滴を加熱乾燥するまでの時間を一定にするようにしている。これによって、各液滴の乾燥時間を同一にすることができ、パターン形状のバラツキを抑制することができる。
特開平9−105938 号広報
しかしながら、乾燥時間を同一にする場合であっても、液状パターンから蒸発する溶媒成分が同液状パターンの密集する部位、つまりパターン形成基板の中央部で多くなるため以下の問題を生じる。すなわち、パターン形成基板中央部の溶媒分圧が、同基板外周部の溶媒分圧よりも大きくなる。その結果、パターン形成基板中央部の乾燥速度が同基板外周部の乾燥速度よりも小さくなるため、パターン形成基板内のパターン間において、その形状のバラツキを招く問題となる。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、その目的は、液滴を乾燥して形成するパターン形状の均一性を向上したパターン形成基板、電気光学装置、パターン形成基板の製造方法及び電気光学装置の製造方法を提供することである。
本発明のパターン形成基板は、パターン形成材料を含む液滴を乾燥して形成した複数のパターンを備えるパターン形成基板において、各パターンに対応して形成したパターン形成領域の外周に、赤外光を熱に変換する光熱変換部を備えた。
本発明のパターン形成基板によれば、光熱変換部が各パターン形成領域の外周に形成されるため、パターン形成領域の密集する部位に光熱変換部を密集させることができる。従って、光熱変換部を形成する分だけ、各液滴の乾燥条件を均一にすることができ、パターン形状の均一性を向上することができる。
このパターン形成基板において、前記光熱変換部は、赤外線吸収色素を含む。
このパターン形成基板によれば、光熱変換部に含まれる赤外線吸収色素の変換する熱によって各液滴の乾燥条件を均一にすることができ、パターン形状の均一性を向上することができる。
このパターン形成基板において、前記光熱変換部は、前記液滴をパターン形成領域に収容する隔壁を備えた。
このパターン形成基板によれば、光熱変換部の隔壁によって液滴を収容するため、収容する液滴のパターン形成材料がパターンを形成するまで、光熱変換部によって液滴を乾燥することができる。従って、各液滴の乾燥条件をより均一にすることができ、パターン形状の均一性をさらに向上することができる。
このパターン形成基板において、前記パターン形成材料は、発光素子形成材料であって、前記パターンは、発光素子である。
このパターン形成基板によれば、発光素子形成材料の乾燥条件を均一にすることができ、発光素子形状の均一性を向上することができる。
このパターン形成基板において、前記パターン形成材料は、カラーフィルタ形成材料であって、前記パターンはカラーフィルタである。
このパターン形成基板によれば、カラーフィルタ形成材料の乾燥条件を均一にすることができ、カラーフィルタ形状の均一性を向上することができる。
このパターン形成基板において、前記光熱変換部は、前記カラーフィルタの外周を遮光する遮光膜である。
このパターン形成基板によれば、光熱変換部を遮光膜として構成するため、遮光膜を別途形成することなくパターン形状の均一性を向上することができる。
このパターン形成基板において、前記パターン形成基板は、配線形成材料であって、前記パターンは、配線パターンである。
このパターン形成基板によれば、配線形成材料の乾燥条件を均一にすることができ、配線パターンの形状の均一性を向上することができる。
本発明の電気光学装置は、発光素子形成材料を含む液滴を乾燥して形成した複数の発光素子を備える電気光学装置において、各発光素子に対応して形成した発光素子形成領域の外周に、赤外光を熱に変換する光熱変換部を備えた。
本発明の電気光学装置によれば、光熱変換部が各発光素子形成領域の外周に形成されるため、発光素子形成領域の密集する部位に光熱変換部を密集させることができる。従って、光熱変換部を形成する分だけ、各液滴の乾燥条件を均一にすることができ、発光素子の形状(例えば、各発光素子の膜厚プロファイル)の均一性を向上することができる。
この電気光学装置において、前記光熱変換部は、赤外線吸収色素を含む。
この電気光学装置によれば、光熱変換部に含まれる赤外線吸収色素の変換する熱によって各液滴の乾燥条件を均一にすることができ、発光素子形状の均一性を向上することができる。
この電気光学装置において、前記光熱変換部は、前記液滴を前記発光素子形成領域に収容する隔壁を備えた。
この電気光学装置によれば、光熱変換部の隔壁によって液滴を収容するため、収容する液滴の発光素子形成材料が発光素子を形成するまで、光熱変換部によって液滴を乾燥することができる。従って、各液滴の乾燥条件をより均一にすることができ、発光素子形状の均一性をさらに向上することができる。
この電気光学装置において、前記光熱変換部は、前記発光素子の外周を遮光する遮光膜である。
この発光素子形成基板によれば、光熱変換部を遮光膜として構成するため、遮光膜を別途形成することなく発光素子形状の均一性を向上することができる。
この電気光学装置において、前記発光素子は、透明電極と背面電極との間に発光層を備えるエレクトロルミネッセンス素子である。
この電気光学装置によれば、エレクトロルミネッセンス素子の形状の均一性を向上することができる。
この電気光学装置において、前記発光素子は、有機材料からなる前記発光層を備えた有機エレクトロルミネッセンス素子である。
この電気光学装置によれば、有機エレクトロルミネッセンス素子の形状の均一性を向上することができる。
本発明のパターン形成基板の製造方法は、パターン形成材料を含む液滴を乾燥することによって複数のパターンを形成するようにしたパターン形成基板の製造方法において、各パターンに対応するパターン形成領域の外周に赤外光を熱に変換する光熱変換部を形成し、前記パターン形成領域内に前記液滴を形成して前記パターン形成基板に赤外光を照射し、前記光熱変換部の変換した熱によって前記液滴を乾燥するようにした。
本発明におけるパターン形成基板の製造方法によれば、赤外光を照射することによって、パターン形成領域外周の光熱変換部が同赤外光を熱に変換し、その熱によってパターン形成領域の液滴を乾燥することができる。従って、光熱変換部を形成する分だけ、パターン形状の均一性を向上することができる。
このパターン形成基板の製造方法において、液滴吐出装置によって前記液滴を吐出するようにした。
このパターン形成基板の製造方法によれば、液滴吐出装置によって液滴を吐出するため、光熱変換部内にのみ液滴を吐出することができ、パターン形状をより均一にすることができる。
このパターン形成基板の製造方法において、前記パターン形成領域に液滴を形成した後に、前記パターン形成基板に赤外光を照射するようにした。
このパターン形成基板の製造方法によれば、各パターン形成領域に液滴を形成した後に赤外光を照射するため、各液滴に対する加熱時間を均一にすることができ、パターン形状の均一性をさらに向上することができる。
このパターン形成基板の製造方法において、前記パターン形成領域に液滴を形成しながら前記パターン形成領域の前記光熱変換部に赤外光を照射するようにした。
このパターン形成基板の製造方法によれば、液滴を形成しながら、同液滴の形成されるパターン形成領域の光熱変換部に赤外光を照射するため、各液滴の加熱時間を均一にすることができ、パターン形状の均一性をさらに向上することができる。しかも、全ての液滴の形成を終了するときに同液滴の加熱を終了することができるため、加熱工程の工程時間を削減することができ、パターン形成基板の生産性を向上することができる。
本発明の電気光学装置の製造方法は、発光素子形成材料を含む液滴を乾燥することによって複数の発光素子を発光素子形成基板に形成するようにした電気光学装置の製造方法において、各発光素子に対応する発光素子形成領域の外周に赤外光を熱に変換する光熱変換部を形成し、前記発光素子形成領域内に前記液滴を形成して前記発光素子形成基板に赤外光を照射し、前記光熱変換部の変換した熱によって前記液滴を乾燥する。
本発明における電気光学装置の製造方法によれば、赤外光を照射することによって、発光素子形成領域外周の光熱変換部が同赤外光を熱に変換し、その熱によって発光素子形成領域の液滴を乾燥することができる。従って、光熱変換部を形成する分だけ、発光素子の形状(例えば、各発光素子の膜厚プロファイル)の均一性を向上することができる。
この電気光学装置の製造方法において、液滴吐出装置によって前記液滴を吐出するようにした。
この電気光学装置の製造方法によれば、液滴吐出装置によって液滴を吐出するため、光熱変換部内にのみ液滴を吐出することができ、発光素子の形状をより均一にすることができる。
この電気光学装置の製造方法において、前記発光素子形成領域に液滴を形成した後に、前記発光素子形成基板に赤外光を照射するようにした。
この電気光学装置の製造方法によれば、各発光素子形成領域に液滴を形成した後に赤外光を照射するため、各液滴に対する加熱時間を均一にすることができ、発光素子形状の均一性をさらに向上することができる。
この電気光学装置の製造方法において、前記発光素子形成領域に液滴を形成しながら前記発光素子形成基板に赤外光を照射するようにした。
この電気光学装置の製造方法によれば、液滴を形成しながら、同液滴の形成される発光素子形成領域の光熱変換部に赤外光を照射するため、各液滴の加熱時間を均一にすることができ、発光素子形状の均一性をさらに向上することができる。しかも、全ての液滴の形成を終了するときに同液滴の加熱を終了することができるため、加熱工程の工程時間を削減することができ、電気光学装置の生産性を向上することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図9に従って説明する。図1は、電気光学装置としての有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ(有機ELディスプレイ)を示す概略平面図である。
図1に示すように、有機ELディスプレイ10には、パターン形成基板及び発光素子形成基板としての透明基板11を備えている。透明基板11は、四角形状に形成される無アルカリガラス基板であって、その表面(素子形成面11a)には、四角形状の素子形成領域12が形成されている。その素子形成領域12には、上下方向(列方向)に延びる複数のデータ線Lyが所定の間隔をおいて形成されている。各データ線Lyは、それぞれ透明
基板11の下側に配設されるデータ線駆動回路Dr1に電気的に接続されている。データ線駆動回路Dr1は、図示しない外部装置から供給される表示データに基づいてデータ信号を生成し、そのデータ信号を対応するデータ線Lyに所定のタイミングで出力するようになっている。
また、素子形成領域12には、列方向に延びる複数の電源線Lvが所定の間隔をおいて各データ線Lyに併設されている。各電源線Lvは、それぞれ素子形成領域12の下側に形成される共通電源線Lvcに電気的に接続され、図示しない電源電圧生成回路の生成する駆動電源を各電源線Lvに供給するようになっている。
さらにまた、素子形成領域12には、データ線Ly及び電源線Lvと直交する方向(行方向)に延びる複数の走査線Lxが所定の間隔をおいて形成されている。各走査線Lxは、それぞれ透明基板11の左側に形成される走査線駆動回路Dr2に電気的に接続されている。走査線駆動回路Dr2は、図示しない制御回路から供給される走査制御信号に基づいて、複数の走査線Lxの中から所定の走査線Lxを所定のタイミングで選択駆動し、その走査線Lxに走査信号を出力するようになっている。
これらデータ線Lyと走査線Lxの交差する位置には、対応するデータ線Ly、電源線Lv及び走査線Lxに接続されることによってマトリックス状に配列される複数の画素13が形成されている。その画素13内には、それぞれ制御素子形成領域14と発光素子形成領域15が区画形成されている。そして、素子形成領域12の上側を四角形状の封止基板16(図1における2点鎖線)で覆うことによって、画素13が保護されるようになっている。
なお、本実施形態における画素13は、それぞれ赤色の光を発光する赤色画素又は緑色の光を発光する緑色画素又は青色を発光する青色画素であって、透明基板11の裏面(表示面11b)側にフルカラーの画像を表示するようになっている。
次に、上記する画素13について以下に説明する。図2は、制御素子形成領域14及び発光素子形成領域15のレイアウトを示す概略平面図である。図3及び図4は、それぞれ図2の一点鎖線A−A及びB−Bに沿った制御素子形成領域14を示す概略断面図であって、図5は、図2の一点鎖線C−Cに沿った発光素子形成領域15を示す概略断面図である。
まず、制御素子形成領域14について以下に説明する。図2に示すように、各画素13の下側には、それぞれ制御素子形成領域14が形成され、その制御素子形成領域14には、それぞれ第1トランジスタ(スイッチング用トランジスタ)T1、第2トランジスタ(駆動用トランジスタ)T2及び保持キャパシタCsが形成されている。
図3に示すように、スイッチング用トランジスタT1は、その最下層に第1チャンネル膜B1を備えている。第1チャンネル膜B1は、素子形成面11a上に形成される島状のp型ポリシリコン膜であって、その中央位置には第1チャンネル領域C1が形成されている。その第1チャンネル領域C1を挟む左右両側には、活性化したn型領域(第1ソース領域S1及び第1ドレイン領域D1)が形成されている。つまり、スイッチング用トランジスタT1は、いわゆるポリシリコン型TFTである。
第1チャンネル領域C1の上側には、素子形成面11a側から順に、ゲート絶縁膜Gox及び第1ゲート電極G1が形成されている。ゲート絶縁膜Goxは、シリコン酸化膜等の光透過性を有する絶縁膜であって、第1チャンネル領域C1の上側及び素子形成面11aの略全面に堆積されている。第1ゲート電極G1は、タンタルやアルミニウム等の低抵
抗金属膜であって、第1チャンネル領域C1と相対向する位置に形成され、図2に示すように、走査線Lxと電気的に接続されている。その第1ゲート電極G1は、図3に示すように、ゲート絶縁膜Goxの上側に堆積される第1層間絶縁膜IL1によって電気的に絶縁されている。
そして、走査線駆動回路Dr2が走査線Lxを介して第1ゲート電極G1に走査信号を入力すると、スイッチング用トランジスタT1は、その走査信号に基づいたオン状態となる。
第1ソース領域S1には、前記第1層間絶縁膜IL1及びゲート絶縁膜Goxを貫通するデータ線Lyが電気的に接続されている。また、第1ドレイン領域D1には、第1層間絶縁膜IL1及びゲート絶縁膜Goxを貫通する第1ドレイン電極Dp1が電気的に接続されている。これらデータ線Ly及び第1ドレイン電極Dp1は、図3に示すように、第1層間絶縁膜IL1の上側に堆積される第2層間絶縁膜IL2によって電気的に絶縁されている。
そして、走査線駆動回路Dr2が、走査線Lxを線順次走査に基づき1本ずつ順次選択すると、画素13のスイッチング用トランジスタT1が順次、選択期間中だけオン状態になる。スイッチング用トランジスタT1がオン状態となると、データ線駆動回路Dr1から出力されるデータ信号が、データ線Ly及びスイッチング用トランジスタT1(チャンネル膜B1)を介して第1ドレイン電極Dp1に出力される。
図4に示すように、駆動用トランジスタT2は、第2チャンネル領域C2、第2ソース領域S2及び第2ドレイン領域D2を有したチャンネル膜B2を備えるポリシリコン型TFTである。その第2チャンネル膜B2の上側には、ゲート絶縁膜Goxを介して第2ゲート電極G2が形成されている。第2ゲート電極G2は、タンタルやアルミニウム等の低抵抗金属膜であって、図2に示すように、スイッチング用トランジスタT1の第1ドレイン電極Dp1及び保持キャパシタCsの下部電極Cp1と電気的に接続されている。これら第2ゲート電極G2及び下部電極Cp1は、図4に示すように、ゲート絶縁膜Goxの上側に堆積される前記第1層間絶縁膜IL1によって電気的に絶縁されている。
第2ソース領域S2は、この第1層間絶縁膜IL1を貫通する保持キャパシタCsの上部電極Cp2に電気的に接続されている。その上部電極Cp2は、図2に示すように、対応する電源線Lvに電気的に接続されている。つまり、駆動用トランジスタT2の第2ゲート電極G2と第2ソース領域S2間との間には、図2及び図4に示すように、第1層間絶縁膜IL1を容量膜とする保持キャパシタCsが接続されている。第2ドレイン領域D2は、第1層間絶縁膜IL1を貫通する第2ドレイン電極Dp2に電気的に接続されている。これら第2ドレイン電極Dp2及び上部電極Cp2は、第1層間絶縁膜IL1の上側に堆積される第2層間絶縁膜IL2によって電気的に絶縁されている。
そして、データ線駆動回路Dr1から出力されるデータ信号がスイッチング用トランジスタT1を介して第1ドレイン領域D1に出力されると、保持キャパシタCsが、出力されたデータ信号に相対する電荷を蓄積する。続いて、スイッチング用トランジスタT1がオフ状態になると、保持キャパシタCsに蓄積される電荷に相対した駆動電流が、駆動用トランジスタT2(チャンネル膜B2)を介して第2ドレイン領域D2に出力される。
次に、発光素子形成領域15について以下に説明する。
図2に示すように、各画素13の下側には、それぞれ四角形状の発光素子形成領域が形成されている。その発光素子形成領域15であって第2層間絶縁膜IL2の上側には、図5に示すように、その最下層である透明電極としての陽極20が形成されている。
陽極20は、ITO等の光透過性を有する透明導電膜であって、その一端が、図4に示すように、第2層間絶縁膜IL2を貫通して第2ドレイン領域D2に電気的に接続されている。
その陽極20の上側には、各陽極20を互いに絶縁するシリコン酸化膜等の第3層間絶縁膜IL3が堆積されている。この第3層間絶縁膜IL3には、陽極20の略中央位置を上側に開口する四角形状の貫通孔ILhが形成されている。この第3層間絶縁膜IL3の上側には、光熱変換部としての光熱変換層22が形成されている。
光熱変換層22は、後述する正孔輸送層形成材料溶液27(図8参照)を撥液する感光性ポリイミド等の樹脂で形成され、赤外光(760〜1300nm付近の光)を熱エネルギーに変換する赤外線吸収色素としての赤外線吸収材料22aを含有している。また、光熱変換層22は、可視光を遮光するカーボンブラックや黒鉛等を含有している。すなわち、光熱変換層22は、可視光を遮光する遮光膜であって、赤外光を吸収して発熱するようになっている。
本実施形態における赤外線吸収材料22aは、例えばアズレン系色素、シアニン染料、インドレニン系色素、ポリメチン系色素、インモニウム系色素、アントラセン系色素、スクアリリウム系色素、フタロシアニン系色素、ナフタロシアニン系色素、ナフトキノン系色素、トリアリルメタン系色素である。または、赤外線吸収材料22aは、例えばアゾコバルト錯体系ジチオールニッケル錯体系、ジインモニウム系の化合物である。あるいは、赤外線吸収材料22aは、チオールニッケル塩、アントラキノン系染料、ニトロソ化合物及びその金属錯塩である。また、可視光を遮光する目的のカーボンブラックや黒鉛等も効率よく赤外線を吸収することから、赤外線吸収材料22aとして兼用することもできる。
その光熱変換層22には、貫通孔ILhと相対向する位置を上側に向かってテーパ状に開口する収容孔22hが形成されている。収容孔22hは、後述する液滴27D(図8参照)を対応する発光素子形成領域15内に収容可能な大きさで形成されている。
そして、この収容孔22hの内周面によって隔壁としての加熱壁22wが形成されている。また、加熱壁22w(収容孔22h)及び貫通孔ILhによって発光素子形成領域15の外周が囲まれている。
発光素子形成領域15内であって陽極20の上側には、発光素子形成材料を構成するパターン形成材料としての正孔輸送層形成材料27s(図8参照)からなる正孔輸送層21aが形成されている。その正孔輸送層21aの上側には、発光素子形成材料を構成するパターン形成材料としての発光層形成材料からなる発光層21bが積層されている。
そして、これら正孔輸送層21aと発光層21bによって有機エレクトロルミネッセンス層(有機EL層)21が形成されている。すなわち、各有機EL層21の外周には、それぞれ対応する加熱壁22wが形成され、同有機EL層21の密集する透明基板11の中央部近傍には、同加熱壁22wが密集して形成されている。
なお、本実施形態における発光層21bは、それぞれ対応する色の発光層形成材料(赤色の光を発光する赤色発光層形成材料、緑色の光を発光する緑色発光層形成材料及び青色を発光する青色発光層形成材料)で形成されている。
その有機EL層21上側であって光熱変換層22(加熱壁22w)の上側には、アルミニウム等の光反射性を有する金属膜からなる背面電極としての陰極23が形成されている
。陰極23は、素子形成面11a側全面を覆うように形成され、各画素13が共有することによって各発光素子形成領域15に共通する電位を供給するようになっている。
すなわち、これら陽極20、有機EL層21及び陰極23によって、発光素子としての有機エレクトロルミネッセンス素子(有機EL素子)が構成される。
そして、データ信号に応じた駆動電流が第2ドレイン領域D2を介して陽極20に供給されると、有機EL層21は、その駆動電流に応じた輝度で発光する。この際、有機EL層21から陰極23側(図4における上側)に向かって発光された光は、同陰極23によって反射される。そのため、有機EL層21から発光された光は、その殆どが、陽極20、第2層間絶縁膜IL2、第1層間絶縁膜IL1、ゲート絶縁膜Gox、素子形成面11a及び透明基板11を透過して透明基板11の裏面(表示面11b)側から外方に向かって出射する。すなわち、データ信号に基づく画像が有機ELディスプレイ10の表示面11bに表示される。
陰極23の上側には、エポキシ樹脂等からなる接着層24が形成され、その接着層24を介して素子形成領域12を覆う封止基板16が貼着されている。封止基板16は、無アルカリガラス基板であって、画素13及び各種配線Lx,Ly,Lvの酸化等を防止するようになっている。
(有機ELディスプレイ10の製造方法)
次に、有機ELディスプレイ10の製造方法について以下に説明する。図6は、有機ELディスプレイ10の製造方法を説明するフローチャートであって、図7〜図9は、同有機ELディスプレイ10の製造方法を説明する説明図である。
図6に示すように、はじめに透明基板11の素子形成面11aに各種配線Lx,Ly,Lv,Lvc及び各トランジスタT1,T2を形成し、光熱変換層22に収容孔22hをパターニングする有機EL層前工程を行う(ステップS11)。
すなわち、有機EL層前工程では、まず素子形成面11aの全面にエキシマレーザ等によって結晶化したポリシリコン膜を形成し、そのポリシリコン膜をパターニングして各チャンネル膜B1,B2を形成する。次に、各チャンネル膜B1,B2及び素子形成面11aの上側全面に、シリコン酸化膜等からなるゲート絶縁膜Goxを形成し、そのゲート絶縁膜Goxの上側全面にタンタル等の低抵抗金属膜を堆積する。そして、その低抵抗金属膜をパターニングして、各ゲート電極G1,G2、保持キャパシタCsの下部電極Cp1及び走査線Lxを形成する。
各ゲート電極G1,G2を形成すると、同ゲート電極G1,G2をマスクにしたイオンドーピング法によって、それぞれ各チャンネル膜B1,B2にn型不純物領域を形成する。これによって、各チャンネル領域C1,C2、各ソース領域S1,S2及び各ドレイン領域D1,D2を形成する。各チャンネル膜B1,B2にそれぞれ各ソース領域S1,S2及び各ドレイン領域D1,D2を形成すると、各ゲート電極G1,G2、下部電極Cp1、走査線Lx及びゲート絶縁膜Goxの上側全面にシリコン酸化膜等からなる第1層間絶縁膜IL1を堆積する。
第1層間絶縁膜IL1を堆積すると、その第1層間絶縁膜IL1であって各ソース領域S1,S2及び各ドレイン領域D1,D2と相対する位置に一対のコンタクトホールをパターニングする。次に、同コンタクトホール内及び第1層間絶縁膜IL1の上側全面にアルミニウム等の金属膜を堆積し、その金属膜をパターニングすることによって各ソース領域S1,S2に対応するデータ線Lyと保持キャパシタCsの上部電極Cp2をそれぞれ形成する。同時に、各ドレイン領域D1,D2に対応する各ドレイン電極Dp1,Dp2を形成する。そして、データ線Ly、上部電極Cp2、各ドレイン領域D1,D2及び第
1層間絶縁膜IL1の上側全面にシリコン酸化膜等からなる第2層間絶縁膜IL2を堆積する。これによって、スイッチング用トランジスタT1及び駆動用トランジスタT2を形成する。
第2層間絶縁膜IL2を堆積すると、その第2層間絶縁膜IL2であって第2ドレイン領域D2と相対向する位置にビアホールを形成する。次に、そのビアホール内及び第2層間絶縁膜IL2の上側全面に、ITO等の光透過性を有する透明導電膜を堆積し、その透明導電膜をパターニングすることによって第2ドレイン領域D2と接続する陽極20を形成する。陽極20を形成すると、その陽極20及び第2層間絶縁膜IL2の上側全面にシリコン酸化膜等からなる第3層間絶縁膜IL3を堆積する。第3層間絶縁膜IL3を堆積すると、その第3層間絶縁膜IL3であって陽極20の上側に貫通孔ILhを形成する。
貫通孔ILhを形成すると、図7に示すように、その貫通孔ILh内及び第3層間絶縁膜IL3の上側全面に、赤外線吸収材料22aを含有する感光性ポリイミド樹脂等を塗布して光熱変換層22を形成する。なお、本実施形態における光熱変換層22は、所定の波長からなる露光光Le(図7参照)を露光すると、露光された部分のみがアルカリ性溶液等の現像液に可溶となる、いわゆるポジ型の感光性材料で形成されている。
そして、図7に示すように、フォトマスクMkを介して貫通孔ILhと相対向する位置に所定の波長からなる露光光Leを露光し現像すると、同光熱変換層22に加熱壁22wを内周面にする収容孔22hがパターニングされる。これによって、素子形成面11aに各種配線Lx,Ly,Lv,Lvc及び各トランジスタT1,T2を形成し、収容孔22hをパターニングした有機EL層前工程を終了する。
図6に示すように、有機EL層前工程を終了すると、収容孔22h内に正孔輸送層形成材料27sを含有する液滴27Dを形成するための第1吐出工程を行う(ステップS12)。
なお、本実施形態における正孔輸送層形成材料27sは、例えばベンジジン誘導体、スチリルアミン誘導体、トリフェニルメタン誘導体、トリフェニルアミン誘導体、及びヒドラゾン誘導体等の低分子化合物、又はこれらの構造を一部に含む高分子化合物や、ポリアニリン、ポリチオフェン、ポリビニルカルバゾール、α−ナフチルフェニルジアミン、ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)とポリスチレンスルホン酸との混合物(PEDOT/PSS)(Baytron P、バイエル社商標)等の高分子化合物である。また、正孔輸送層形成材料を溶解する溶媒は、例えば、N−メチルピロリドンや1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等である。
図8は、その第1吐出工程を説明する説明図である。
まず、正孔輸送層形成材料27sを溶解した正孔輸送層形成材料溶液27を吐出するための液滴吐出装置の構成について以下に説明する。
図8に示すように、液滴吐出装置を構成する液滴吐出ヘッド25には、ノズルプレート26が備えられている。そのノズルプレート26の下面(ノズル形成面26a)には、正孔輸送層形成材料27sを溶解した溶液(正孔輸送層形成材料溶液27)を吐出する多数のノズルNが上方に向かって形成されている。各ノズルNの上側には、図示しない収容タンクに連通して同正孔輸送層形成材料溶液27をノズルN内に供給可能にする供給室28が形成されている。各供給室28の上側には、上下方向に往復振動して供給室28内の容積を拡大縮小する振動板29が配設されている。その振動板29の上側であって各供給室28と相対向する位置には、それぞれ上下方向に伸縮して振動板29を振動させる圧電素子30が配設されている。
そして、液滴吐出装置に搬送される透明基板11は、図8に示すように、素子形成面11aをノズル形成面26aと平行にして、かつ各収容孔22hの中心位置をそれぞれノズルNの直下に配置して位置決めされる。
ここで、液滴吐出ヘッド25に液滴を吐出するための駆動信号を入力すると、同駆動信号に基づいて圧電素子30が伸縮して供給室28の容積が拡大縮小する。このとき、供給室28の容積が縮小すると、縮小した容積に相対する量の正孔輸送層形成材料溶液27が、各ノズルNから微小液滴27bとして吐出される。吐出された各微小液滴27bは、それぞれ収容孔22h内の陽極20に着弾する。続いて、供給室28の容積が拡大すると、拡大した容積分の正孔輸送層形成材料溶液27が、図示しない収容タンクから供給室28内に供給される。つまり、液滴吐出ヘッド25は、こうした供給室28の拡大縮小によって、所定の容量の正孔輸送層形成材料溶液27を収容孔22hに向かって吐出する。
そして、収容孔22h内に着弾した複数の微小液滴27bは、図8の2点鎖線で示すように、その表面張力と加熱壁22wの撥液性によって、半球面状の表面を呈する液滴27Dを形成する。なお、この際、液滴吐出ヘッド25は、液滴27Dの溶媒成分が蒸発したときに、正孔輸送層形成材料27sが貫通孔ILh内で所望する膜厚を形成する分だけ微小液滴Dsを吐出する。これによって、収容孔22h内に液滴27Dを形成する第1吐出工程を終了する。
図6に示すように、第1吐出工程を終了すると、液滴27Dを乾燥して硬化する第1乾燥工程を行う(ステップS13)。すなわち、図9に示すように、赤外光を透過する基板ステージ34に透明基板11を載置し、同透明基板11の表示面11bを赤外線ランプ35と相対向する位置に配置する。そして、赤外線ランプ35から出射される赤外光IRを透明基板11の表示面11b全面に照射する。
すると、光熱変換層22の赤外線吸収材料22aが、その赤外光を吸収し、吸収した赤外光に相対する量の熱を光熱変換層22の外方に放熱する、すなわち加熱壁22wが放熱して液滴27Dを加熱する。これによって、各液滴27Dの溶媒成分を蒸発し、正孔輸送層形成材料27sが硬化して正孔輸送層21aを形成する。
この際、透明基板11の中央部近傍では、液滴27Dが密集する分だけ、溶媒成分の分圧が高くなる。一方、同中央部近傍では、加熱壁22wが密集する分だけ、透明基板11上の雰囲気が高温になる。すなわち、透明基板11の中央部近傍では、密集する加熱壁22wによって、溶媒分圧の上昇による液滴27Dの乾燥速度の低下を補償することができ、同透明基板11の外周部と同じ乾燥速度を維持することができる。
従って、溶媒成分の分圧分布に依存することなく液滴27Dを乾燥させることができ、収容孔22h(貫通孔ILh)内で硬化する正孔輸送層形成材料27s(正孔輸送層)の形状(正孔輸送層21aの膜厚プロファイル)を、素子形成面11a内で均一にすることができる。これによって、液滴27Dを乾燥して硬化する第1乾燥工程を終了する。
図6に示すように、第1乾燥工程を終了すると、各収容孔22h内に、対応する色の発光層形成材料を含有する液滴を形成するための第2吐出工程を行う(ステップS14)。すなわち、第1吐出工程と同じく、各色の発光層形成材料を溶解した発光層形成材料溶液を各ノズルNから対応する収容孔22h内に吐出し、同収容孔22h内に半球面状の表面を呈する液滴を形成する。
なお、本実施形態における赤色用発光材料には、例えばポリビニレンスチレン誘導体の
ベンゼン環にアルキル又はアルコキシ置換基を有する高分子化合物や、ポリビニレンスチレン誘導体のビニレン基にシアノ基を有する高分子化合物等である。また、緑色発光材料には、例えばアルキル、又はアルコキシ又はアリール誘導体置換基をベンゼン環に導入したポリビニレンスチレン誘導体等である。青色発光材料には、例えばポリフルオレン誘導体(ジアルキルフルオレンとアントラセンの共重合体やジアルキルフルオレンとチオフェンの共重合体等)である。
また、これら各色の発光層形成材料を溶解する溶媒は、例えば、トルエン、キシレン、シクロへキシルベンゼン、ジハイドロベンゾフラン、トリメチルベンゼン、テトラメチルベンゼン等である。
図6に示すように、第2吐出工程を終了すると、発光層形成材料からなる液滴を乾燥して硬化する第2乾燥工程を行う(ステップS15)。すなわち、正孔輸送層形成工程と同じく、赤外線ランプ35から出射される赤外光を透明基板11の表示面11b全面に照射して発光層形成材料を硬化する、つまり発光層21bを形成する。これによって、正孔輸送層21aと同じく、発光層21bの膜厚分布を素子形成面11a内で均一にすることができ、同発光層21b及び正孔輸送層21aからなる有機EL層21の膜厚分布を素子形成面11a内で均一にすることができる。
図6に示すように、第2乾燥工程を終了すると、有機EL層21及び光熱変換層22上に陰極23を形成し、画素13を封止する有機EL層後工程を行う(ステップ16)。すなわち、有機EL層21及び光熱変換層22の上側全面にアルミニウム等の金属膜からなる陰極23を堆積し、陽極20、有機EL層21及び陰極23からなる有機EL素子を形成する。有機EL素子を形成すると、陰極23(画素13)の上側全面にエポキシ樹脂等を塗布して接着層24を形成し、その接着層24を介して封止基板16を透明基板11に貼着する。
これによって、有機EL層21の膜厚分布を素子形成面11a内で均一にした有機ELディスプレイ10を製造することができる。
次に、上記のように構成した本実施形態の効果を以下に記載する。
(1)上記実施形態によれば、発光素子形成領域15の外周に赤外線吸収材料22aを含有する光熱変換層22を形成し、同光熱変換層22に収容孔22hを形成した。そして、正孔輸送層形成材料溶液27からなる液滴27Dを同収容孔22h内に形成し(ステップS12)、表示面11b全面に赤外光IRを照射して液滴27Dを乾燥するようにした(ステップS13)。また、液滴27Dを乾燥して正孔輸送層21aを形成した後に、同正孔輸送層21aの形成方法と同じくして、発光層形成材料溶液からなる液滴を前記収容孔22h内に形成し、赤外光IRの照射による光熱変換層22の加熱によって前記液滴を乾燥するようにした。
従って、透明基板11(素子形成面11a)の中央部近傍では、密集する光熱変換層22(加熱壁22w)によって、溶媒分圧の上昇による液滴27Dの乾燥速度の低下を補償することができ、同透明基板11の外周部と同じ乾燥速度を維持することができる。その結果、素子形成面11a内における有機EL層21間の形状(例えば、正孔輸送層21aの膜厚プロファイルや発光層21bの膜厚プロファイル等)の均一性を向上することができる。
(2)上記実施形態によれは、光熱変換層22が液滴27Dを収容する収容孔22hを備えるようにした。従って、液滴27Dに含有される正孔輸送層形成材料27sが正孔輸送層21aを形成するまで、加熱壁22wによって液滴27Dを加熱することができる。
その結果、素子形成面11a内における有機EL層21の形状の均一性を確実に向上することができる。
(3)上記実施形態によれば、光熱変換層22が可視光を遮光するカーボンブラック等を含有して可視光を遮光するようにした。従って、各有機EL層21間を遮光する遮光膜を形成する工程を削減して、有機EL層21の形状の均一性を向上することができる。
(4)上記実施形態によれば、素子形成面11a上の全ての発光素子形成領域15に液滴27Dを形成し、その後に、表示面11b全面に赤外線ランプ35の出射する赤外光IRを照射するようにした。従って、光熱変換層22によって各液滴27Dを乾燥する時間を均一にすることができ、有機EL層21の形状の均一性をさらに向上することができる。
(5)上記実施形態によれば、液滴吐出装置の吐出する液体によって液滴27Dを形成するようにした。従って、収容孔22h内にのみ正孔輸送層形成材料溶液27及び発光層形成材料溶液を吐出することができ、各液滴27Dのサイズを均一にすることができる。その結果、有機EL層21の形状の均一性をさらに向上することができる。
尚、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、赤外線ランプ35の出射する赤外光IRを透明基板11の表示面11b側から照射するようにした。これに限らず、赤外光IRを透明基板11の素子形成面11a側から照射するようにしてもよく、光熱変換層22に赤外光IRを照射するものであればよい。
・上記実施形態では、赤外光IRの出射源を赤外線ランプ35によって具体化したが、図10に示すように、同出射源を赤外線レーザ40に変更してもよい。これによれば、光熱変換層22にのみ赤外光IRを照射することができ、パターン形状の均一性をさらに向上することができる。
さらには、同赤外線レーザ40を液滴吐出ヘッド25の近傍に配設し、液滴27Dを形成しながら、その液滴27Dの外周に配設される光熱変換層22を赤外線レーザ光によって加熱するようにしてもよい。これによれば、各液滴27Dの乾燥時間をより均一にすることができ、有機EL層21の形状を素子形成面11a内でさらに均一にすることができる。なお、この際、赤外線吸収材料22aは、レーザ光吸収材料として、シアニン色素、フタロシアニン色素、ナフタロシアニン色素、アントラキノン色素、ピリリウム色素等の色素、又はカーボンブラックや黒鉛等の黒色材料であることが望ましい。
・上記実施形態では、光熱変換層22に収容孔22hを形成し、液滴27Dを同収容孔22h内に収容するようにした。これに限らず、図11に示すように、光熱変換層22の上側に液滴27Dを収容するための隔壁層41を形成し、その隔壁層41によって液滴27Dを収容するようにしてもよい。
・上記実施形態では、赤外線吸収材料22aを各種有機系材料で形成するようにしたが、これに限らず、例えばアルミニウムの酸化物や硫化物、クロム等からなる無機材料によって形成してもよく、赤外光を吸収して熱に変換する材料であればよい。
・上記実施形態では、正孔輸送層形成材料27s及び発光層形成材料を有機高分子材料に具体化したが、これに限らず、公知の低分子材料によって構成してもよい。さらには、発光層21bの上層にフッ化リチウムとカルシウムの積層膜等からなる電子注入層を設ける構成にしてもよい。
・上記実施形態では、制御素子形成領域14にスイッチング用トランジスタT1及び駆動用トランジスタT2を備える構成にしたが、これに限定されるものでなく、所望の素子設計によって、例えば1つのトランジスタや多数のトランジスタ、あるいは多数のキャパシタからなる構成にしてもよい。
・上記実施形態では、基板ステージ34に透明基板11を載置して赤外光を照射するようにした。これに加えて、基板ステージ34に透明基板11の温度を検出する温度センサを設け、同温度センサの検出する温度に基づいて、赤外光の発光強度を制御するようにしてもよい。すなわち、赤外光の発光強度を制御して、透明基板11の温度を所定の温度(例えば、液滴を乾燥させるための上限温度)に維持するようにしてもよい。
・上記実施形態では、有機EL層21をインクジェット法によって形成する構成にした。これに限らず、有機EL層21の形成方法は、例えば、スピンコート法等であってもよく、液体を乾燥して硬化させることによって有機EL層21を形成する方法であればよい。・上記実施形態では、圧電素子30によって微小液滴27bを吐出するようにしたが、これに限らず、例えば供給室28に抵抗加熱素子を設け、その抵抗加熱素子の加熱によって形成される気泡の破裂によって微小液滴27bを吐出するようにしてもよい。
・上記実施形態では、発光素子形成領域15の外周に光熱変換層22を形成し、正孔輸送層形成材料溶液27及び発光層形成材料溶液を乾燥して硬化するようにした。これに限らす、例えば、各色のカラーフィルタを備えるパターン形成基板(カラーフィルタ基板)に光熱変換層22を形成する構成にしてもよい。すなわち、パターンを各色のカラーフィルタに具体化し、同カラーフィルタを形成するカラーフィルタ形成領域(パターン形成領域)の外周に光熱変換層22を形成するようにしてもよい。そして、同光熱変換層22が、カラーフィルタを形成するカラーフィルタ形成材料溶液を乾燥して硬化する構成にしてもよい。これによれば、カラーフィルタ基板上に形成する各色のカラーフィルタ形状の均一性を向上することができる。
さらには、配線パターンを備えるパターン形成基板(配線基板)に光熱変換層22を形成する構成にしてもよい。すなわち、パターンを配線パターンに具体化し、同配線パターンを形成する配線パターン形成領域の外周に光熱変換層22を形成するようにしてもよい。そして、同光熱変換層22が、配線パターンを形成する配線形成材料を分散した配線形成材料分散液を乾燥して硬化する構成にしてもよい。これによれば、配線基板上に形成する配線パターン形状の均一性を向上することができる。
・上記実施形態では、電気光学装置を有機ELディスプレイ10として具体化したが、これに限らず、例えば液晶パネルに装着されるバックライト等であってもよく、あるいは平面状の電子放出素子を備え、同素子から放出された電子による蛍光物質の発光を利用した電界効果型ディスプレイ(FEDやSED等)であってもよい。
本発明を具体化した有機ELディスプレイを示す概略平面図。 同じく、画素を示す概略平面図。 同じく、制御素子形成領域を示す概略断面図。 同じく、制御素子形成領域を示す概略断面図。 同じく、発光素子形成領域を示す概略断面図。 同じく、電気光学装置の製造工程を説明するフローチャート。 同じく、電気光学装置の製造工程を説明する説明図。 同じく、電気光学装置の製造工程を説明する説明図。 同じく、電気光学装置の製造工程を説明する説明図。 変更例における電気光学装置の製造工程を説明する説明図。 変更例における電気光学装置を示す概略断面図。
符号の説明
10…電気光学装置としての有機ELディスプレイ、11…パターン形成基板及び発光素子形成基板としての透明基板、15…発光素子形成領域、20…透明電極としての陽極、21b…発光層、22…光熱変換部としての光熱変換層、22w…隔壁としての加熱壁、23…背面電極としての陰極、27s…発光素子形成材料を構成する正孔輸送層形成材料
、27D…液滴、IR…赤外光。

Claims (15)

  1. パターン形成材料を含む液滴を乾燥して形成した複数のパターンを備えるパターン形成基板において、
    各パターンに対応して形成したパターン形成領域の外周に、赤外光を熱に変換する光熱変換部を備え
    前記光熱変換部内に、赤外線吸収色素が分散していることを特徴とするパターン形成基板。
  2. 請求項1に記載のパターン形成基板において、
    前記光熱変換部は、前記液滴をパターン形成領域に収容する隔壁を備えたことを特徴とするパターン形成基板。
  3. 請求項1又は2のいずれか1つに記載のパターン形成基板において、
    前記パターン形成材料は、発光素子形成材料であって、前記パターンは、発光素子であることを特徴とするパターン形成基板。
  4. 請求項1又は2のいずれか1つに記載のパターン形成基板において、
    前記パターン形成材料は、カラーフィルタ形成材料であって、前記パターンは、カラーフィルタであることを特徴とするパターン形成基板。
  5. 請求項1又は2のいずれか1つに記載のパターン形成基板において、
    前記パターン形成基板は、配線形成材料であって、前記パターンは、配線パターンであることを特徴とするパターン形成基板。
  6. 発光素子形成材料を含む液滴を乾燥して形成した複数の発光素子を備える電気光学装置において、
    各発光素子に対応して形成した発光素子形成領域の外周に、赤外光を熱に変換する光熱変換部を備え、
    前記光熱変換部内に、赤外線吸収色素が分散していることを特徴とする電気光学装置。
  7. 請求項6に記載の電気光学装置において、
    前記光熱変換部は、前記液滴を前記発光素子形成領域に収容する隔壁を備えたことを特徴とする電気光学装置。
  8. 請求項6又は7のいずれか1つに記載の電気光学装置において、
    前記発光素子は、透明電極と背面電極との間に発光層を備えるエレクトロルミネッセンス素子であることを特徴とする電気光学装置。
  9. 請求項8に記載の電気光学装置において、
    前記発光素子は、有機材料からなる前記発光層を備えた有機エレクトロルミネッセンス素子であることを特徴とする電気光学装置。
  10. パターン形成材料を含む液滴を乾燥することによって複数のパターンを形成するようにしたパターン形成基板の製造方法において、
    各パターンに対応するパターン形成領域の外周に赤外光を熱に変換する光熱変換部を形成し、前記光熱変換部内には赤外線吸収色素が分散しており、前記パターン形成領域内に前記液滴を形成して前記パターン形成基板に赤外光を照射し、前記光熱変換部の変換した熱によって前記液滴を乾燥するようにしたことを特徴とするパターン形成基板の製造方法。
  11. 請求項10に記載のパターン形成基板の製造方法において、
    液滴吐出装置によって前記液滴を吐出するようにしたことを特徴とするパターン形成基板の製造方法。
  12. 請求項10又は11に記載のパターン形成基板の製造方法において、
    前記パターン形成領域に液滴を形成した後に、前記パターン形成基板に赤外光を照射するようにしたことを特徴とするパターン形成基板の製造方法。
  13. 請求項10又は11に記載のパターン形成基板の製造方法において、
    前記パターン形成領域に液滴を形成しながら前記パターン形成領域の前記光熱変換部に赤外光を照射するようにしたことを特徴とするパターン形成基板の製造方法。
  14. 発光素子形成材料を含む液滴を乾燥することによって複数の発光素子を発光素子形成基板に形成するようにした電気光学装置の製造方法において、
    各発光素子に対応する発光素子形成領域の外周に赤外光を熱に変換する光熱変換部を形成し、前記光熱変換部内には赤外線吸収色素が分散しており、前記発光素子形成領域内に前記液滴を形成して前記発光素子形成基板に赤外光を照射し、前記光熱変換部の変換した熱によって前記液滴を乾燥するようにしたことを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  15. 請求項14に記載の電気光学装置の製造方法において、
    液滴吐出装置によって前記液滴を吐出するようにしたことを特徴とする電気光学装置の製造方法。
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