JP4236759B2 - 図形オブジェクトの割付装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、図形オブジェクトの割付装置に関し、特に、ディスプレイ画面上に複数の図形オブジェクトを割り付ける作業を行うための割付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータを利用したDTP(Desk Top Publishing )システム、作図システム、多機能なワープロシステムなどでは、種々のオブジェクトを二次元平面上に割り付ける作業を行うことができる。これらのシステムでは、通常、文字列、画像、図形などのオブジェクトを、二次元平面上の任意の位置に任意の態様で割り付けることができる。オペレータは、ディスプレイ画面を見ながら、このディスプレイ画面上で個々のオブジェクトを割り付ける作業を進めることになる。図形オブジェクトとしては、矩形、円、三角形などの一般的な幾何学図形の他、多角形やベジェ曲線などで構成された任意形状の図形を取り扱うこともでき、オペレータは、所望の図形オブジェクトを生成し、これを所望の位置に所望の態様で割り付けることができる。
【0003】
このような割付作業を行う上での便利な機能として、複数のオブジェクトを所定の条件下で整列させたり、個々のオブジェクトを変形させたりする機能も広く利用されている。この機能を利用すれば、オペレータは、個々のオブジェクト1つ1つについての割り付け位置を直接指定することなしに、自動的な割付処理を行うことができる。たとえば、複数のオブジェクトを等間隔に整列させたり、各オブジェクトの左端を一直線状に揃えたりするような位置修正も可能である。また、割り付け後にオブジェクトを自由に変形させることもできる。たとえば、画面上に矩形のオブジェクトが割り付けられている場合に、この矩形の1頂点をマウスなどでドラッグすることにより任意の矩形に変形させる機能や、円のオブジェクトが割り付けられている場合に、円周上の1点をマウスなどでドラッグすることにより任意の半径に変更させる機能などが、一般に利用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来の一般的な割付装置には、ディスプレイ画面上に割り付けられた個々のオブジェクトを、画面上で整列させたり、変形させたりする機能が備わっている。これらの機能を用いれば、複数の図形オブジェクトを、所望の条件で並べるような処理を行うことが可能である。しかしながら、従来装置では、大きさに関して整合性をもった複数の図形オブジェクトを、整列させた状態で割り付ける処理を行う場合、必ずしも十分な操作性を得ることができない。たとえば、チラシ、カタログ、雑誌などの印刷物では、複数のオブジェクトを上下あるいは左右に並べて割り付けることが多い。この場合、デザイン上の観点から、隣接して割り付けられた複数のオブジェクトの大きさを統一したり、相互の間隔を所定の寸法に統一したりする必要が生じる。ところが、従来装置では、上述したように、マウスなどのドラッグ操作でオブジェクトの割り付けや変形を行う必要があるため、大きさを揃えたり、割付位置を揃えたりする作業は、マウスなどによる非常に細かな操作が必要になり、十分な操作性を得ることはできない。
【0005】
そこで本発明は、大きさに関して整合性をもった複数の図形オブジェクトを割り付ける作業を容易に行うことが可能な図形オブジェクトの割付装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1) 本発明の第1の態様は、複数の図形オブジェクトを、ディスプレイ画面上で割り付ける作業を行うための図形オブジェクトの割付装置において、
オペレータからの指示を入力する指示入力手段と、
オペレータの指示に基づいて、所定線幅の輪郭線をもった図形オブジェクトおよびその位置を示すオブジェクトデータを生成するオブジェクトデータ生成手段と、
オブジェクトデータ生成手段によって生成されたオブジェクトデータを格納するオブジェクトデータ格納手段と、
オブジェクトデータ格納手段内に格納されているオブジェクトデータに基づいて、ディスプレイ画面上に図形オブジェクトを表示する表示手段と、
オペレータの指示に基づいて、オブジェクトの分割態様を設定する分割態様設定手段と、
オペレータの指示に基づいて、オブジェクトデータ格納手段内に格納されている複数のオブジェクトの中から、1つのオブジェクトを分割対象として選択する分割対象選択手段と、
この分割対象を、設定した分割態様に基づいてK分割することにより、分割対象と同一線幅の輪郭線をもったK個の独立した分割オブジェクトを生成する分割処理を行い、この分割処理により得られたK個のオブジェクトデータによって、オブジェクトデータ格納手段内の分割対象についてのオブジェクトデータを書き替える分割処理手段と、
を設け、分割処理手段が、分割対象の所定方向の全長を所定数に等分する分割線を定義し、分割対象を分割線位置で分割するとともに、分割線に沿って分割対象と同一線幅の分割辺を新たに発生させ、この分割辺を一部に含む分割オブジェクトを生成する処理を行い、かつ、分割辺を新たに発生させる際に、外側位置、中心位置、内側位置のいずれを基準位置にすべきかを示す設定に基づいて、
(a) 外側位置を基準位置にすべき設定がなされていた場合には、分割辺の外側位置が分割線の位置にくるように、分割辺の位置を決定し、
(b) 中心位置を基準位置にすべき設定がなされていた場合には、分割辺の中心位置が分割線の位置にくるように、分割辺の位置を決定し、
(c) 内側位置を基準位置にすべき設定がなされていた場合には、分割辺の内側位置が分割線の位置にくるように、分割辺の位置を決定するようにしたものである。
【0007】
(2) 本発明の第2の態様は、複数の図形オブジェクトを、ディスプレイ画面上で割り付ける作業を行うための図形オブジェクトの割付装置において、
オペレータからの指示を入力する指示入力手段と、
オペレータの指示に基づいて、所定線幅の輪郭線をもった図形オブジェクトおよびその位置を示すオブジェクトデータを生成するオブジェクトデータ生成手段と、
オブジェクトデータ生成手段によって生成されたオブジェクトデータを格納するオブジェクトデータ格納手段と、
オブジェクトデータ格納手段内に格納されているオブジェクトデータに基づいて、ディスプレイ画面上に図形オブジェクトを表示する表示手段と、
オペレータの指示に基づいて、オブジェクトの分割態様および線幅eを設定する分割態様設定手段と、
オペレータの指示に基づいて、オブジェクトデータ格納手段内に格納されている複数のオブジェクトの中から、1つのオブジェクトを分割対象として選択する分割対象選択手段と、
この分割対象を、設定した分割態様に基づいてK分割することにより、分割対象と同一線幅の輪郭線をもったK個の独立した分割オブジェクトを生成する分割処理を行い、この分割処理により得られたK個のオブジェクトデータによって、オブジェクトデータ格納手段内の分割対象についてのオブジェクトデータを書き替える分割処理手段と、
を設け、分割処理手段が、所定方向に関する長さが互いに等しく、当該所定方向に線幅eを間隙寸法として配置されたK個の図形が生成されるように、分割対象を線幅eをもった分割線で分割するとともに、線幅eをもった分割線に沿って分割対象と同一線幅の分割辺を新たに発生させ、この分割辺を一部に含む分割オブジェクトを生成する処理を行い、かつ、分割辺を新たに発生させる際に、外側位置、中心位置、内側位置のいずれを基準位置にすべきかを示す設定に基づいて、
(a) 外側位置を基準位置にすべき設定がなされていた場合には、線幅eをもった分割線の着目図形に近い方の輪郭線位置を基準位置として、分割辺の外側位置が基準位置にくるように、当該着目図形の分割辺の位置を決定し、
(b) 中心位置を基準位置にすべき設定がなされていた場合には、線幅eをもった分割線の着目図形に近い方の輪郭線位置を基準位置として、分割辺の中心位置が基準位置にくるように、当該着目図形の分割辺の位置を決定し、
(c) 内側位置を基準位置にすべき設定がなされていた場合には、線幅eをもった分割線の着目図形に近い方の輪郭線位置を基準位置として、分割辺の内側位置が基準位置にくるように、当該着目図形の分割辺の位置を決定するようにしたものである。
【0008】
(3) 本発明の第3の態様は、上述の第1または第2の態様に係る図形オブジェクトの割付装置において、
分割態様設定手段が、縦方向の分割数Mおよび横方向の分割数Nを設定する機能を有し、
分割処理手段が、分割対象の縦方向をM分割する分割処理と、横方向をN分割する分割処理とを行い、分割対象をK分割し(ただし、K=M×N)、K個の分割オブジェクトを生成するようにしたものである。
【0009】
(4) 本発明の第4の態様は、コンピュータを、上述の第1〜第3の態様に係る図形オブジェクトの割付装置として機能させるためのプログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録するようにしたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示する実施形態に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る図形オブジェクトの割付装置100の基本構成を示すブロック図である。この図形オブジェクトの割付装置100は、ディスプレイ装置200の画面上で、図形オブジェクトを割り付ける作業を行うために利用され、それぞれ輪郭線で囲まれた複数の図形オブジェクトを、ディスプレイ画面上で割り付けることが可能である。この割付装置100は、図示のとおり、指示入力手段110、オブジェクトデータ生成手段120、オブジェクトデータ格納手段130、表示手段140、分割対象選択手段150、分割処理手段160、分割態様設定手段170、結合対象選択手段180、結合処理手段190によって構成されている。
【0014】
なお、この割付装置100は、実際には、汎用のコンピュータハードウエアに所定のソフトウエアを組み込むことにより実現することができる。図1にブロックで示す各構成要素は、ハードウエアとソフトウエアとの有機的な結合により実現される割付装置100を、個々の機能ごとに分けてとらえたものであり、個々の構成要素がそれぞれ独立したハードウエアを構成するわけではない。また、コンピュータを、本発明に係る割付装置100として機能させるためのソフトウエアは、フロッピディスク、CD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に収納することができ、記録媒体の形で配布することが可能である。
【0015】
指示入力手段110は、オペレータからの指示を入力する手段であり、具体的には、マウスやタブレットなどのポインティングデバイスおよびキーボードなどのコンピュータ用入力機器と、入力のためのソフトウエアとの組み合わせによって実現される手段である。
【0016】
オブジェクトデータ生成手段120は、指示入力手段110を介して与えられたオペレータの指示に基づいて、図形の輪郭および割付位置を示すオブジェクトデータを生成する機能を有する。オペレータが、たとえば、円、矩形、三角形といった図形の形状とその大きさおよび位置を指定する入力を行うと、オブジェクトデータ生成手段120によって、指定どおりの形状および大きさをもった図形が生成され、指定どおりの位置に割り付けられることになる。たとえば、図2(a) に示すような矩形Aを生成して割り付ける場合、矩形を生成するモードを指定した状態において、ディスプレイ画面上で2頂点P1,P2の位置をマウスクリックなどで指定すればよい。2頂点P1,P2の座標値を示すデータが、この矩形Aの大きさおよび割付位置を示すデータとして入力されることになる。また、図2(b) に示すような円Bを生成して割り付ける場合は、円を生成するモードを指定した状態において、ディスプレイ画面上で中心点P3の位置と円周上の1点P4の位置をマウスクリックなどで指定すればよい。中心点P3の座標値を示すデータと半径r(P3,P4間の距離)を示すデータとが、この円Bの大きさおよび割付位置を示すデータとして入力されることになる。この他、オペレータは、個々の頂点位置を指定することにより、任意の多角形を指定することもできるし、ベジェ曲線などを利用して、自由な曲線で構成される任意図形を指定することもできる。このような種々の図形オブジェクトの生成割付機能は、既に公知の機能であるため、ここでは詳しい説明は省略する。
【0017】
こうして、オブジェクトデータ生成手段120において、特定の図形オブジェクトおよびその位置を示すオブジェクトデータが生成されると、このオブジェクトデータは、オブジェクトデータ格納手段130内に格納される。図1に示す例では、オブジェクトデータ格納手段130内には、2つのオブジェクトデータD(A),D(B)が格納されている例が示されている。これらの各オブジェクトデータは、それぞれ特定の図形オブジェクト(形状および大きさ)およびその割付位置を示すデータである。たとえば、D(A)は、図2(a) に示す矩形Aの形状、大きさ、位置を示すデータ(この図形が矩形であることを示すデータと頂点P1,P2の座標値を示すデータ)であり、オブジェクトデータD(B)は、図2(b) に示す円Bの形状、大きさ、位置を示すデータ(この図形が円であることを示すデータと中心点P3の座標値および半径rを示すデータ)である。
【0018】
表示手段140は、オブジェクトデータ格納手段130内に格納されているオブジェクトデータに基づいて、ディスプレイ装置200の画面上に図形オブジェクトを表示する機能を有する。オペレータは指示入力手段110に対して、所定部分のみを拡大表示させるような指示を与えることができ、表示手段140は、このようなオペレータの指示に基づいて、オブジェクトデータ格納手段130から必要なオブジェクトデータを読み出し、ディスプレイ画面上に指示どおりの態様で表示を行うことになる。
【0019】
本発明に係る装置の特徴は、上述した構成要素の他に、更に、図形の分割を行うための構成要素(分割対象選択手段150,分割処理手段160,分割態様設定手段170)と、図形の結合を行うための構成要素(結合対象選択手段180,結合処理手段190)とを有する点にある。以下、これらの各構成要素の機能について詳述する。
【0020】
まず、本発明における図形オブジェクトの分割処理の基本概念を説明する。いま、図2(a) に示すような図形Aがディスプレイ画面上に割り付けられていたとする。上述したように、このような図形表示は、オブジェクトデータ格納手段130内のオブジェクトデータD(A)に基づいて行われることになる。この状態で、オペレータが、この図形Aをディスプレイ画面上で選択する操作を行うと(たとえば、マウスで図形Aをクリックすると)、図3(a) に示すように、図形Aの4隅にハンドル(小さな黒い正方形のマーク)が表示され、当該図形が選択状態にあることが示される。なお、この実施形態では、選択状態にある図形オブジェクトを、その外接矩形(図形オブジェクトが矩形の場合はその矩形自身になる)の4隅にハンドルを付加して示しているが、選択状態の表示方法は、この他、どのような方法を採ってもかまわない。
【0021】
ここで、オペレータが、この選択図形に対して、4分割を行う旨の指示を入力すると、選択された図形Aは、図3(b) に示すように、4つの分割図形A1〜A4に分割されることになる。この実施形態では、分割後の図形は、そのまま選択状態が維持されるようにしているので、図3(b) では、各分割図形A1〜A4のそれぞれの4隅にハンドルが表示されている。4分割後の分割図形A1〜A4は、それぞれが独立した図形オブジェクトであり、たとえば、図3(c) に示すように、分割図形A4のみを選択状態にして、マウスポインタMPでこれをドラッグすれば、分割図形A4を独立して移動させることができる。このように、すべての分割図形A1〜A4は独立しており、図3(d) に示すように、これらすべてを独立して移動させることができる。
【0022】
結局、本発明における分割処理では、分割対象となった図形オブジェクトのオブジェクトデータに基づいて、複数の分割図形のオブジェクトデータが新たに生成され、もとのオブジェクトデータが書き替えられる処理が行われる。たとえば、上述の例の場合、分割処理前には、図4(a) に示すように、オブジェクトデータ格納手段130内には、2つのオブジェクトデータD(A),D(B)が格納されていたが、分割処理後には、図4(b) に示すように、5つのオブジェクトデータD(B),D(A1)〜D(A4)が格納された状態になる。これは、分割処理によって、オブジェクトデータD(A)が、4つのオブジェクトデータD(A1)〜D(A4)によって書き替えられたためである。
【0023】
このような分割処理機能は、特に、チラシ,カタログや、雑誌などの版面のレイアウト処理を行う場合に有効である。たとえば、矩形図形などは、写真画像などを割り付けるための割付枠として利用されることが多く、このような割付枠は、デザイン上の見地から、大きさに関して整合性をもたせた状態で、互いに整列させて割り付けられることが多い。図5には、4枚の写真画像についてのレイアウトの一例が示されている。この例では、4つの割付枠A1〜A4内にそれぞれ独立した写真画像が割り付けられているが、4つの割付枠は、いずれも同形状、同サイズの矩形図形となっており、2行2列に整然と配列されている。このように、「大きさに関して整合性をもった複数の図形オブジェクトを整列させて割り付ける」という作業は、印刷物の版面を構成するための割付処理では、かなり頻繁に行われる作業である。ところが、従来の割付装置を用いて、このような作業を行うとなると、必ずしも効率的な操作を行うことができず、ある程度の作業負担が必要になる。
【0024】
本発明に係る割付装置を用いれば、このような作業負担を大幅に軽減させることができる。すなわち、オペレータは、ディスプレイ画面上に大きめの矩形図形Aを作成し、続いて、これを分割する指示を与えればよい。上述の例では、分割対象を2行2列の4分割にする態様を示したが、分割態様は任意に設定することが可能である。たとえば、図6には、分割対象となる矩形図形Aを3行3列の9分割にした例を示す。この分割処理によって、図形Aは、分割図形A11〜A19によって置き換えられることになり、オブジェクトデータD(A)は、9つのオブジェクトデータD(A11)〜D(A19)に書き替えられることになる。
【0025】
図1に示す割付装置100における分割対象選択手段150は、指示入力手段110を介して与えられるオペレータの指示に基づいて、オブジェクトデータ格納手段130内に格納されている複数のオブジェクトの中から、1つのオブジェクトを分割対象として選択する処理を行う。ここに述べる実施形態では、マウスクリックにより、分割対象を選択することができ、選択状態となったオブジェクトには、上述したように、外接矩形の4隅にハンドルが表示される。
【0026】
一方、分割態様設定手段170は、指示入力手段110を介して与えられるオペレータの指示に基づいて、オブジェクトの分割態様を設定する機能を有する。原理的には、どのような分割態様を設定することも可能であるが、あまり複雑な分割態様を設定できるようにすると、かえって操作性が低下することになる。実用上は、矩形の場合、縦方向の分割数Mと横方向の分割数Nとを設定し、K個(K=M×N)のオブジェクトに等分割する機能だけあれば十分である。図5に示す例は、M=2,N=2に設定してK=4分割とした例であり、図6に示す例は、M=3,N=3に設定してK=9分割とした例である。もちろん、本発明に係る分割機能は、矩形オブジェクトだけでなく、円や任意形状のオブジェクトに対しても適用可能である。このような任意形状のオブジェクトの場合、その外接矩形を定義し、この外接矩形に対して上述した矩形と同様の分割処理を施すようにすればよい。
【0027】
なお、本実施形態に係る装置では、分割態様設定手段170に、分割線の線幅を設定する機能を設けている。これまで述べてきた例は、分割線を幾何学上の線(線幅をもたない線)として取り扱った例であるが、実用上は、分割線に線幅をもたせ、任意の線幅を設定できるようにした方が好ましい。図7は、分割線の線幅を有限値eに設定し、M=3,N=3に設定して9分割した例である。分割対象となった図形Aは、9つの分割図形A21〜A29に分割されている。ここで、図6と図7とを比較すると、前者では分割線の線幅e=0となっているため、各分割図形A11〜A19の横幅d1xおよび縦幅d1yは、もとの図形Aの横幅および縦幅のそれぞれ1/3の値となっている。これに対して後者では、分割線の線幅eが有限値となっているため、各分割図形A21〜A29の横幅d2xおよび縦幅d2yは、もとの図形Aの横幅および縦幅から、それぞれ(N−1)eおよび(M−1)eを減じた値の1/3となっている。
【0028】
このように、分割線の線幅eを有限値に設定して分割を行うと、図8に示すように、分割図形が互いに線幅eだけの間隙をおいた状態で整列することになる。別言すれば、線幅eの設定は、分割図形の間隙寸法の設定に他ならない。同形状、同サイズの図形オブジェクトを、予め所定の間隙寸法をおいて配列するような作業を意図している場合には、このような線幅eの設定機能を利用した作業は非常に効果的である。
【0029】
この実施形態では、分割態様設定手段170は、縦方向の分割数Mおよび横方向の分割数Nを設定するとともに、縦方向の分割線の線幅eMと横方向の分割数の線幅eNとをそれぞれ設定する機能を有する。より具体的には、このような設定のための入力を容易にするために、図9に示すような分割態様設定ウインドウ300を表示するようにしている。オペレータが、分割対象となる図形オブジェクトを選択した後、所定の方法(たとえば、メニューからのコマンド選択操作)により分割コマンドを入力すると、ディスプレイ画面上には、図9に示すような分割態様設定ウインドウ300が表示される。ここで、横方向設定部310は、横方向の分割数Nと分割線の線幅eN(図示の例では、mmの単位)を設定するための領域であり、入力フィールド311,312に所定の数値を入力することにより、あるいは、その右側の矢印313,314をクリックして、入力フィールド311,312内の数値を増減させることにより、任意の値を設定することができる。同様に、縦方向設定部320は、縦方向の分割数Mと分割線の線幅eM(図示の例では、mmの単位)を設定するための領域であり、入力フィールド321,322に所定の数値を入力することにより、あるいは、その右側の矢印323,324をクリックして、入力フィールド321,322内の数値を増減させることにより、任意の値を設定することができる。入力が完了したら、OKボタン330をクリックすれば、分割態様設定手段170によって、当該入力値が正式に分割態様として設定され、この分割態様設定ウインドウ300は閉じられる。続いて、分割処理手段160による分割処理が行われることになる。
【0030】
分割処理手段160は、分割対象選択手段150によって選択された分割対象を、分割態様設定手段170において設定された分割態様に基づいてK分割し、K個の独立した分割オブジェクトを生成する分割処理を行い、この分割処理により得られたK個のオブジェクトデータによって、オブジェクトデータ格納手段130内の分割対象についてのオブジェクトデータを書き替える処理を行う。より具体的には、オブジェクトデータ格納手段130内から、分割対象として選択されたオブジェクトデータを読出し、この分割対象の縦方向の全長をM等分する分割線と、横方向の全長をN等分する分割線とを定義する。そして、これらの分割線を用いて、分割対象をK分割し(K=M×N)、K個の分割オブジェクトを生成し、生成した分割オブジェクトのオブジェクトデータによって、オブジェクトデータ格納手段130内の分割対象についてのオブジェクトデータを書き替える処理を行うことになる。
【0031】
次に、本発明における図形オブジェクトの結合処理の基本概念を説明する。いま、図8に示すように、9つの分割図形A21〜A29がディスプレイ画面上に割り付けられていたとする。この状態において、図10に示すように、隣接する2つの図形A23,A26を選択状態にして結合コマンドを与えると、選択された2つの図形A23,A26は、図11に示すように、1つの結合図形A30に置き換えられることになる。この結合図形A30は、1つの独立した図形オブジェクトである。別言すれば、この結合処理によって、オブジェクトデータ格納手段130内の2つのオブジェクトデータD(A23),D(A26)が、単一のオブジェクトデータD(A30)に書き替えられたことになる。続けて、図12に示すように、隣接する4つの図形A24,A25,A27,A28を選択状態にして結合コマンドを与えると、選択された4つの図形A24,A25,A27,A28は、図13に示すように、1つの結合図形A40に置き換えられることになる。すなわち、オブジェクトデータ格納手段130内の4つのオブジェクトデータD(A24),D(A25),D(A27),D(A28)が、単一のオブジェクトデータD(A40)に書き替えられたことになる。
【0032】
このように、隣接配置された複数の図形オブジェクトを結合する処理は、やはりチラシ,カタログや、雑誌などの版面のレイアウト処理を行う場合に有効である。たとえば、図13に示されている5つの矩形をそれぞれ個々の割付枠として、写真画像などを割り付けた状態を図14に示す。割付枠となっている5つの矩形は、必ずしもすべての大きさが同一ではないが、少なくとも大きさに関しては、互いに整合性をもっており(図示の例の場合、間隙寸法も考慮した上での寸法値が整数倍になっている)、整列した状態で配置されている。このように整合性をもって複数の画像を割り付けるという手法は、レイアウトデザイン上の一手法として有効である。本発明に係る割付装置では、このような手法を用いた割付処理を容易に行うことが可能になる。たとえば、図13に示すような割付態様を得るのであれば、まず、大きな矩形Aを作成し、これを前述の方法で9等分し、更に、2回の結合処理を行う作業だけですむ。
【0033】
図1に示す装置における結合対象選択手段180は、指示入力手段110を介して与えられるオペレータの指示に基づいて、オブジェクトデータ格納手段130内に格納されている複数のオブジェクトを結合対象として選択する機能を有する。オペレータは、マウスなどで特定の図形オブジェクトを指示することにより、この選択操作を行うことができる。結合処理手段190は、こうして選択された複数の図形オブジェクトを結合する処理を行うが、本実施形態に係る装置では、結合対象となる複数の図形オブジェクトの外接矩形となるオブジェクトを、結合オブジェクトとする処理を行うようにしている。たとえば、図15に示すように、3つの図形A51,A52,A53が結合対象として選択された場合、これら3つの図形オブジェクトの外接矩形となる図形A60(破線で示す)が結合オブジェクトになる。
【0034】
この場合、結合処理手段190は、まず、オブジェクトデータ格納手段130内から、結合対象として選択された3つの図形A51,A52,A53についてのオブジェクトデータD(A51),D(A52),D(A53)を読出し、これらオブジェクトデータに基づいて、結合図形A60についてのオブジェクトデータD(A60)を生成し、オブジェクトデータ格納手段130内のオブジェクトデータD(A51),D(A52),D(A53)を、生成したオブジェクトデータD(A60)によって書き替える処理を行うことになる。このように、複数の図形の外接矩形を結合後の図形とする演算は比較的演算負担が軽いため、非常に実用的である。この外接矩形を用いる結合手法は、図15に示すように任意配置された複数の図形を結合する場合には、実用性は乏しいかもしれないが、図10〜図13に示すように、整合性をもって配置された複数の図形を結合する際には、極めて高い実用性を有する。したがって、実用上は、本発明に係る結合処理機能は前述した分割処理機能とともに提供するようにするのが好ましい。
【0035】
最後に、所定線幅の輪郭線をもった図形オブジェクトの取り扱いについて述べておく。本発明に係る図形分割を行う際に、もとの図形が所定線幅の輪郭線をもった図形であった場合、この所定線幅の輪郭線が分割図形にもそのまま踏襲されるようにするのが好ましい。別言すれば、分割処理手段160によって分割処理を行う場合、分割対象が所定線幅の輪郭線をもった図形オブジェクトであった場合、この所定線幅と同一の線幅の輪郭線をもった分割オブジェクトを生成する処理を行うようにすればよい。
たとえば、図16(a) に示すように、線幅Wの輪郭線をもった図形A70を2分割して2つの分割図形A71,A72を生成する処理を行う場合、図16(b) に示すように、各分割図形A71,A72も、同じ線幅Wの輪郭線をもった図形となるように分割処理を行えばよい。
【0036】
更に、本実施形態では、予め、輪郭線の外側位置、中心位置、内側位置のいずれかを基準位置に設定する機能が設けられており、分割辺についての輪郭線の位置は、この基準位置に基づいて決定されるようにしている。ここで、分割辺とは、分割線に沿った辺を言い、たとえば、図16(b) に示す例では、分割図形A71の下辺および分割図形A72の上辺がそれぞれ分割辺となる。この図16(b) の例は、輪郭線の外側位置を基準位置に設定した分割例であり、分割線(この例では、分割線の幅e=0)の位置を基準位置Rとし、この基準位置が輪郭線の外側位置となるように、各分割図形A71,A72の分割辺についての輪郭線の位置が決定されている。別言すれば、各分割図形A71,A72の分割辺を構成する輪郭線の外側位置が基準位置R(分割線の位置)に一致するようになっている。
【0037】
一方、輪郭線の中心位置が基準位置Rに設定されていた場合の分割例を図16(c) に示す。図に一点鎖線で示す基準位置Rが、それぞれ輪郭線の中心位置となるように、各分割図形A73,A74の分割辺についての輪郭線の位置が決定されている。別言すれば、各分割図形A73,A74の分割辺を構成する輪郭線の中心位置が基準位置R(分割線の位置)に一致するようになっている。図16(b) に示す分割図形A71,A72と、図16(c) に示す分割図形A73,A74とを比較すると、形状が若干異なっている。また、分割処理の直後の状態では、分割図形A73,A74は、それぞれ分割辺が重なった状態となっている。このように、本実施形態では、幅をもった輪郭線を有する図形を分割する場合、基準位置の設定によって、生成される分割図形の形状が異なってくる。
【0038】
もちろん、所定線幅の輪郭線をもった図形オブジェクトを、所定線幅をもった分割線で分割することも可能である。たとえば、図16(d) に示す例は、基準位置Rを輪郭線の外側位置に設定した状態で、図16(a) に示す図形オブジェクトを、線幅e(この例の場合、分割線の線幅e=輪郭線の線幅Wとなっている)をもった分割線で分割した場合に得られる分割図形A75,A76を示している。この場合、線幅eをもった分割線の輪郭上にそれぞれ基準位置R1,R2を定義し、この基準位置R1,R2が、分割図形A75,A76の輪郭線の外側位置となるように、各分割図形が定義されることになる。もし、基準位置に関する設定が、輪郭線の中心位置となっていた場合には、分割線の線幅をe(=W)に設定したにもかかわらず、分割結果は、図16(b) に示すものと同じになる(この場合、あくまでも基準位置は、図16(d) に示すR1,R2であり、この基準位置に、各分割図形の輪郭線の中心が合わせられたことになる)。同様に、もし基準位置に関する設定が、輪郭線の内側位置となっていた場合には、分割線の線幅をe(=W)に設定したにもかかわらず、分割結果は、図16(c) に示すものと同じになる(この場合も、あくまでも基準位置は、図16(d) に示すR1,R2であり、この基準位置に、各分割図形の輪郭線の内側が合わせられたことになる)。
【0039】
以上、本発明を図示する実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、この他にも種々の態様で実施可能である。特に、上述の実施形態では、矩形図形を例にとって説明したが、本発明は任意形状の図形に対しても有効である。たとえば、任意形状の図形の場合、その外接矩形を定義すれば、この外接矩形について、上述の実施形態で述べた手法を適用することができる。また、上述の実施形態では、正則配置(縦の辺および横の辺がそれぞれディスプレイ画面上の座標軸に平行な向きになるような配置)された矩形図形を取り扱った例を示したが、任意の角度だけ回転させて配置された矩形図形に対しても、本発明はもちろん適用可能である。この場合は、たとえば、任意形状の図形の場合と同様に、外接矩形(正則配置されたもの)を定義し、この外接矩形について上述の手法を適用すればよい。
【0040】
【発明の効果】
以上のとおり本発明に係る図形オブジェクトの割付装置によれば、図形オブジェクトの分割および結合機能を用意するようにしたため、大きさに関して整合性をもった複数の図形オブジェクトを割り付ける作業を容易に行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る図形オブジェクトの割付装置の基本構成を示すブロック図である。
【図2】一般的な割付装置で利用されている図形オブジェクトの作成機能を説明する図である。
【図3】本発明に係る割付装置の分割処理機能を説明する図である。
【図4】図3に示す分割処理前後におけるオブジェクトデータの変遷を示す図である。
【図5】本発明に係る割付装置による分割処理を利用した画像のレイアウト例を示す図である。
【図6】本発明に係る割付装置による分割処理の別態様の一例を示す図である。
【図7】図6に示す分割態様に、更に、分割線の線幅指定を加えた態様を示す図である。
【図8】図7に示す分割態様による分割処理後の状態を示す図である。
【図9】本発明において、分割態様を入力するために用いられる分割態様設定ウインドウの一例を示す図である。
【図10】本発明に係る割付装置による結合処理前の割付状態を示す図である。
【図11】図10に示す割付状態に基づいて結合処理を行った後の状態を示す図である。
【図12】本発明に係る割付装置による結合処理前の別な割付状態を示す図である。
【図13】図12に示す割付状態に基づいて結合処理を行った後の状態を示す図である。
【図14】本発明に係る割付装置による結合処理を利用した画像のレイアウト例を示す図である。
【図15】本発明に係る割付装置による結合処理の基本原理の一例を示す図である。
【図16】所定線幅の輪郭線をもった図形オブジェクトを分割する手法の一例を示す図である。
【符号の説明】
100…図形オブジェクトの割付装置
110…指示入力手段
120…オブジェクトデータ生成手段
130…オブジェクトデータ格納手段
140…表示手段
150…分割対象選択手段
160…分割処理手段
170…分割態様設定手段
180…結合対象選択手段
190…結合処理手段
200…ディスプレイ装置
300…分割態様設定ウインドウ
310…横方向設定部
311,312…入力フィールド
313,314…矢印
320…縦方向設定部
321,322…入力フィールド
323,324…矢印
330…OKボタン
A,B…図形オブジェクト
A1〜A4…分割図形
A11〜A19…分割図形
A21〜A29…分割図形
A30,A40…結合図形
A51,A52,A53…結合対象
A60…結合図形
A70…所定線幅の輪郭線をもった図形オブジェクト
A71〜A76…分割図形
D(A),D(B)…オブジェクトデータ
D(A1)〜D(A4)…オブジェクトデータ
d1x,d1y,d2x,d2y…寸法
e…分割線の線幅
MP…マウスポインタ
P1,P2…矩形の頂点
P3…中心点
P4…円周上の点
R,R1,R2…基準位置
W…輪郭線の線幅

Claims (4)

  1. 複数の図形オブジェクトを、ディスプレイ画面上で割り付ける作業を行うための割付装置であって、
    オペレータからの指示を入力する指示入力手段と、
    オペレータの指示に基づいて、所定線幅の輪郭線をもった図形オブジェクトおよびその位置を示すオブジェクトデータを生成するオブジェクトデータ生成手段と、
    前記オブジェクトデータ生成手段によって生成されたオブジェクトデータを格納するオブジェクトデータ格納手段と、
    前記オブジェクトデータ格納手段内に格納されているオブジェクトデータに基づいて、ディスプレイ画面上に図形オブジェクトを表示する表示手段と、
    オペレータの指示に基づいて、オブジェクトの分割態様を設定する分割態様設定手段と、
    オペレータの指示に基づいて、前記オブジェクトデータ格納手段内に格納されている複数のオブジェクトの中から、分割対象となるオブジェクトを選択する分割対象選択手段と、
    前記分割対象を前記分割態様に基づいてK分割することにより、前記分割対象と同一線幅の輪郭線をもったK個の独立した分割オブジェクトを生成する分割処理を行い、この分割処理により得られたK個のオブジェクトデータによって、前記オブジェクトデータ格納手段内の分割対象についてのオブジェクトデータを書き替える分割処理手段と、
    を備え、
    前記分割処理手段は、前記分割対象の所定方向の全長を所定数に等分する分割線を定義し、前記分割対象を前記分割線位置で分割するとともに、前記分割線に沿って前記分割対象と同一線幅の分割辺を新たに発生させ、前記分割辺を一部に含む分割オブジェクトを生成する処理を行い、かつ、前記分割辺を新たに発生させる際に、外側位置、中心位置、内側位置のいずれを基準位置にすべきかを示す設定に基づいて、
    (a) 外側位置を基準位置にすべき設定がなされていた場合には、前記分割辺の外側位置が前記分割線の位置にくるように、前記分割辺の位置を決定し、
    (b) 中心位置を基準位置にすべき設定がなされていた場合には、前記分割辺の中心位置が前記分割線の位置にくるように、前記分割辺の位置を決定し、
    (c) 内側位置を基準位置にすべき設定がなされていた場合には、前記分割辺の内側位置が前記分割線の位置にくるように、前記分割辺の位置を決定することを特徴とする図形オブジェクトの割付装置。
  2. 複数の図形オブジェクトを、ディスプレイ画面上で割り付ける作業を行うための割付装置であって、
    オペレータからの指示を入力する指示入力手段と、
    オペレータの指示に基づいて、所定線幅の輪郭線をもった図形オブジェクトおよびその位置を示すオブジェクトデータを生成するオブジェクトデータ生成手段と、
    前記オブジェクトデータ生成手段によって生成されたオブジェクトデータを格納するオブジェクトデータ格納手段と、
    前記オブジェクトデータ格納手段内に格納されているオブジェクトデータに基づいて、ディスプレイ画面上に図形オブジェクトを表示する表示手段と、
    オペレータの指示に基づいて、オブジェクトの分割態様および線幅eを設定する分割態様設定手段と、
    オペレータの指示に基づいて、前記オブジェクトデータ格納手段内に格納されている複数のオブジェクトの中から、分割対象となるオブジェクトを選択する分割対象選択手段と、
    前記分割対象を前記分割態様に基づいてK分割することにより、前記分割対象と同一線幅の輪郭線をもったK個の独立した分割オブジェクトを生成する分割処理を行い、この分割処理により得られたK個のオブジェクトデータによって、前記オブジェクトデータ格納手段内の分割対象についてのオブジェクトデータを書き替える分割処理手段と、
    を備え、
    前記分割処理手段は、所定方向に関する長さが互いに等しく、前記所定方向に前記線幅eを間隙寸法として配置されたK個の図形が生成されるように、前記分割対象を前記線幅eをもった分割線で分割するとともに、前記線幅eをもった分割線に沿って前記分割対象と同一線幅の分割辺を新たに発生させ、前記分割辺を一部に含む分割オブジェクトを生成する処理を行い、かつ、前記分割辺を新たに発生させる際に、外側位置、中心位置、内側位置のいずれを基準位置にすべきかを示す設定に基づいて、
    (a) 外側位置を基準位置にすべき設定がなされていた場合には、前記線幅eをもった分割線の着目図形に近い方の輪郭線位置を基準位置として、前記分割辺の外側位置が前記基準位置にくるように、当該着目図形の分割辺の位置を決定し、
    (b) 中心位置を基準位置にすべき設定がなされていた場合には、前記線幅eをもった分割線の着目図形に近い方の輪郭線位置を基準位置として、前記分割辺の中心位置が前記基準位置にくるように、当該着目図形の分割辺の位置を決定し、
    (c) 内側位置を基準位置にすべき設定がなされていた場合には、前記線幅eをもった分割線の着目図形に近い方の輪郭線位置を基準位置として、前記分割辺の内側位置が前記基準位置にくるように、当該着目図形の分割辺の位置を決定することを特徴とする図形オブジェクトの割付装置。
  3. 請求項1または2に記載の図形オブジェクトの割付装置において、
    分割態様設定手段が、縦方向の分割数Mおよび横方向の分割数Nを設定する機能を有し、
    分割処理手段が、分割対象の縦方向をM分割する分割処理と、横方向をN分割する分割処理とを行い、分割対象をK分割し(ただし、K=M×N)、K個の分割オブジェクトを生成する機能を有することを特徴とする図形オブジェクトの割付装置。
  4. コンピュータを、請求項1〜3のいずれかに記載の図形オブジェクトの割付装置として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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