JP3383142B2 - 図形作成装置 - Google Patents

図形作成装置

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JP3383142B2
JP3383142B2 JP30611495A JP30611495A JP3383142B2 JP 3383142 B2 JP3383142 B2 JP 3383142B2 JP 30611495 A JP30611495 A JP 30611495A JP 30611495 A JP30611495 A JP 30611495A JP 3383142 B2 JP3383142 B2 JP 3383142B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、図形作成装置、特
に、それぞれが複数の吸着点を有する複数の矩形領域の
集合によって定義される座標系を有する表示装置上に図
形を作成するための図形作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近においては、新聞紙面においてもカ
ラー化が進んでいる。特にスポーツ新聞等では、カラー
画像を複雑なレイアウトで配置する必要があり、このと
き、製版用のソフトウェアを有効に使用すれば、生産性
を向上することができる。ここで、新聞紙面上で写真等
のカラー画像を貼り込む場合、文字を扱う専用の処理装
置で文字部分のレイアウトを行うとともに貼り込み画像
部分に空白領域を設定しておき、この工程とは別の工程
で所定の大きさにカットした貼り込み画像を用意し、そ
れらを合成するようにしている。なお、文字を専用に扱
う処理装置では、例えば新聞紙面上の位置を指定する場
合に、(段、行、文字)座標系が一般に用いられる。こ
の(段、行、文字)座標系とは、新聞紙面上のある位置
が、上から何段目の段落にあり、その段落の右から何行
目にあり、その行の上から何文字目に相当するかで位置
を指示するものである。したがって、最小単位は、文字
に外接する矩形領域であり、以下この矩形領域を仮想ボ
ディと定義する。
【0003】一方、画像としての絵柄を専門に扱う処理
装置も既に提供されている。このような処理装置では、
画面上の所望の位置にカラー画像等の絵柄を容易に貼り
込むことが可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記の文字を専門に扱
う処理装置を用いて新聞紙面等のレイアウトを行う場
合、カラー画像を貼り込む領域を予め固定し、さらに別
工程でカラー画像を前記貼り込み領域内に収まるように
カットしなければならない。また、貼り込み領域が固定
されてしまうので、レイアウトの変更が非常に困難であ
るという問題がある。
【0005】また、絵柄を専門に扱う処理装置では、カ
ラー画像等を貼り込んだり、貼り込み領域や位置を変更
することは容易である。しかし、貼り込み位置の指定を
画面上に設定される(x,y)座標で行わなければなら
ない。したがって、新聞紙面等のように、(段、行、文
字)座標系で貼り込み位置が指示されるような場合は、
指示された(段、行、文字)座標を対応する(x,y)
座標に変換しなければならず、非常に面倒である。
【0006】なお、絵柄を専門に扱う処理装置において
も、たとえばチラシのレイアウトを行うときのように、
ある矩形領域をチラシの紙面上に定義できるようにした
ものが提供されている。この場合は、矩形領域に複数の
吸着点が予め設定されており、この矩形領域内のいずれ
かの位置を指示すると、その指示された位置にもっとも
近い吸着点に指示位置が座標変換されるようになってい
る。したがって、たとえば矩形領域の右上隅の吸着点を
基準にして貼り込み画像を吸着させたい場合は、マウス
等のポインティング装置で矩形領域内の右上端部近傍を
指示する必要がある。しかし、矩形領域の表示が小さい
場合は複数の吸着点が近接するために右上端部に近い位
置を指示することは困難であり、一旦矩形領域を拡大し
て表示し、その上で指示操作をしなければならないとい
う問題がある。
【0007】本発明の目的は、貼り込み領域等の図形を
画面上に作成する際に、容易に所望の位置に図形を作成
できるようにすることにある。本発明の別の目的は、
(段、行、文字)等のように特別な座標系を有する画面
上に、図形をその特別な座標系の下で作成しなければな
らないような場合にも、容易に所望の位置に図形を作成
できるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る図形作成
装置は、それぞれが複数の吸着点を有する複数の矩形領
域の集合によって定義される座標系を有する表示装置上
に図形を作成する装置であり、外部から入力された位置
座標を格納する入力位置座標格納手段と、第1座標変換
手段と、有効吸着点選択手段と、第2座標変換手段と、
表示制御手段とを備えている。第1座標変換手段は、入
力された位置座標を表示装置上の矩形領域の集合によっ
て定義される座標系に座標変換するための手段である。
有効吸着点選択手段は、矩形領域が有する複数の吸着点
のうちいずれの吸着点を有効にするかを選択するための
手段である。第2座標変換手段は、第1座標変換手段で
座標変換された変換座標を、当該変換座標に対応する矩
形領域のうちの有効吸着点の座標に変換する手段であ
る。表示制御手段は、第2座標変換手段で得られた座標
にもとづいて表示装置上に図形を表示する手段である。
そして、有効吸着点選択手段による吸着点の選択を前記
表示装置上における図形作成時に実行することを特徴と
している。
【0009】請求項1に係る図形作成装置では、外部か
ら入力された座標が入力位置座標格納手段に格納され、
この入力座標は表示装置上の矩形領域の集合によって定
義される座標系に座標変換される。一方、矩形領域が有
する複数の吸着点のうちの1つが有効吸着点として選択
される。ここで、有効吸着点の選択は表示装置上におけ
る図形作成時に実行される。そして、第1座標変換部で
変換された座標は、入力された座標が含まれる矩形領域
の有効吸着点に変換される。このようにして変換された
座標に基づいて、表示装置上に図形が作成される。
【0010】ここでは、矩形領域の集合によって定義さ
れる座標系においても、容易に所望の位置に図形を作成
することができる。特に、矩形領域内の有効吸着点が1
つであるので、座標指示のための作業が非常に容易にな
り、ラフな作業を行っても、入力座標を正確に所望の位
置に吸着させることができる。請求項2に係る図形作成
装置は、請求項1の装置において、前記複数の矩形領域
のそれぞれの吸着点は、基準の吸着点と、基準吸着点か
ら所定距離だけオフセットされた複数のオフセット吸着
点とから構成されており、前記基準吸着点とオフセット
吸着点とはマトリクス状に配置されている。
【0011】この場合は、矩形領域の大きさが変わった
ような場合でも、オフセット量を変更するだけで容易に
各吸着点のデータを変更することができる。請求項3に
係る図形作成装置は、請求項2の装置において、前記第
1座標変換手段は、前記入力位置座標をその入力位置が
含まれる矩形領域の基準吸着点の座標に変換するもので
ある。
【0012】請求項4に係る図形作成装置は、請求項3
の装置において、前記第2座標変換手段は、前記第1座
標変換手段で変換された座標に、前記吸着点選択手段で
選択された吸着点の基準吸着点からのオフセット量を加
えて座標変換するものである。この場合も、前記請求項
2の装置と同様に、矩形領域の大きさが変わった場合
に、容易に各吸着点のデータを変更することができる。
【0013】請求項5に係る図形作成装置は、請求項1
から4のいずれかの装置において、前記表示装置上に表
示される図形は、表示装置上に表示された全体画像上に
部分画像を貼り込むための貼り込み領域である。この装
置では、矩形領域の集合によって定義される表示装置上
に文字の配列等のベース画像が作成され、そのベース画
像内に部分的に絵柄等のカラー画像を貼り込む場合に用
いられる。この場合において、貼り込み領域のための領
域指示を容易に行うことができる。
【0014】請求項6に係る図形作成装置は、請求項2
の装置において、前記表示装置の座標系は、段数と、前
記各段の行数と、前記各行の文字数とによって構成され
ており、前記矩形領域は前記文字に対応しており、前記
第1座標変換手段は、前記入力位置座標をその入力位置
が含まれる矩形領域の(段、行、文字)座標に変換する
とともに、その矩形領域の基準吸着点の座標に変換す
る。
【0015】請求項6に係る図形作成装置では、座標が
指示されると、この座標は(段、行、文字)の座標値に
変換され、さらにその文字位置において、選択された吸
着点に入力座標が吸着される。したがって、新聞紙面に
カラー画像を貼り込む際の貼り込み領域の指定に有効で
ある。また、特に表示画面を拡大することなく、ある文
字位置の所望の位置に吸着させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態が採
用された図形作成装置の概略システムブロック図であ
る。この図に示すように、図形作成装置は、制御部1
と、制御部1に接続されたCRT等の表示装置2とを有
している。制御部1には、キーボード3と、表示装置2
上での位置を指示するためのディジタイザ4及びマウス
5と、データを格納するハードディスク6とが接続され
ている。ハードディスク6には、文字データ、図形デー
タ等が格納されている。
【0017】ここで、本装置では、座標系として、通常
の(x,y)座標系(以下、説明の便宜上この座標系を
絶対座標系と記す)と、(段、行、文字)座標系とを有
している。また、(段、行、文字)座標系は、図3〜図
5に示すように、マトリクス状に配置された複数の仮想
ボディで構成されている。それぞれの仮想ボディは、図
5に詳細に示すように、A〜Iの9つの吸着点を有して
おり、この例では、そのうちの選択された1つの吸着点
のみが有効吸着点となる。また、この例では、処理の便
宜上、吸着点Aが基準吸着点として定義され、他の残り
の吸着点は、基準吸着点からのオフセット量で定義され
るオフセット吸着点として定義されている。
【0018】次に、制御部1における具体的なブロック
構成を図2に示す。制御部1は、ディジタイザ4やマウ
ス5によって外部から指示された座標(x,y)を記憶
する入力座標メモリ10と、入力座標を座標変換する第
1座標変換部11と、外部から選択された吸着点(有効
吸着点)を記憶する吸着点メモリ12と、各吸着点のオ
フセット量(オフセット座標)を格納するオフセット座
標メモリ13と、第2座標変換部14と、表示制御部1
5とを有している。
【0019】第1座標変換部11は、入力された絶対座
標(x,y)を(段、行、文字)座標系の座標値に変換
するとともに入力座標が含まれる仮想ボディの基準吸着
点の絶対座標値(X0 ,Y0 )に変換する。仮想ボディ
の各吸着点A〜Iは、図3に示すように、表示画面上の
右下隅に表示されるようになっており、これらの中から
いずれか1つの吸着点を選択することにより有効吸着点
が決定され、そのデータが吸着点メモリ12に記憶され
るようになっている。ここで、ある吸着点が有効吸着点
として選択された場合、他の吸着点は無効になり、指示
された入力座標(x,y)は、その入力座標に対応する
仮想ボディのうちの有効吸着点の座標に強制的に変換さ
れる。
【0020】オフセット座標メモリ13は、各仮想ボデ
ィの基準吸着点とオフセット吸着点の絶対座標値を、基
準吸着点からのオフセット量(Δx,Δy)で記憶して
いる。この様子は図5及び図8に示されている。第2座
標変換部14は、第1座標変換部11で変換された座標
値(X0 ,Y0 )と有効吸着点の座標値(Δx,Δy)
と合成する。
【0021】表示制御部15は、例えば図3に示すよう
な画像を表示装置2上に表示させるものである。ここで
図3において、表示画面上の右端に表示されているのは
操作用のコマンドメニュー領域Raで、その他は画像表
示領域Rbである。画像表示領域Rbの右半分には新聞
紙面の全体がベースウィンドウBW上に示されており、
左半分にはそのP部を拡大したズームウィンドウZWが
示されている。図3においては、マウス等で指示された
位置Mが、画面上の四角形のブロック内に表示されてい
るように、(7、49、13)、すなわち上から7段目
において、右端から49行目の上から13文字目である
ことを示している。
【0022】前述のように、ハードディスク6には、文
字データメモリ領域20と、図形データメモリ領域21
とが含まれている。文字データの具体的な例としては、
段数P、行数Q、文字数R、段の間隔、行の間隔、文字
の間隔、文字サイズ等がある。また、図形データとして
は、表示装置2上に図形を描く上で必要なデータであ
り、たとえば矩形用の基本データ、円形用の基本データ
や、各形状の図形を描く上において必要な入力座標の個
数等が格納されている。
【0023】次に図6及び図7に示すフローチャートに
従って制御動作を説明する。まずステップS1では、ハ
ードディスク6から表示画面用のデータを読み出し、こ
のデータに基づいて表示装置2上に図3に示すような画
面のうちのコマンドメニュー領域Raの画面を表示す
る。次に、ステップS2では、枠表示コマンドを実行す
ることにより、仮想ボディをマトリクス状に表示する。
この状態が、図3の右半分に示されているベースウィン
ドウBWである。なお、図3では、初期のベースウィン
ドウBWの表示画面だけでなく、ベースウィンドウBW
にいくつかの画面が貼り込まれた状態を示している。
【0024】次にステップS3では、操作用の表示及び
ベースウィンドウBWを用いて作図及び編集を行う。こ
の作図及び編集の際には、例えば、編集しやすいよう
に、ズームコマンドを実行することにより、ベースウィ
ンドウBW上の指定領域Pを拡大して図3の左半分に示
されるようなズームウィンドウZWが表示される。ま
た、この作図及び編集処理では、オペレータの指示にし
たがって、たとえば、図3のズームウィンドウZWに示
すような画像の貼り込み領域が作図される。作図及び編
集処理が終了すると、ステップS4において、作図ある
いは編集された図形のデータが保存される。
【0025】次に、図7及び図8にしたがって、作図及
び編集処理の具体的な処理について説明する。まずステ
ップS10では初期設定を行う。この初期設定では、有
効吸着点の位置を予め定められた初期の位置に設定す
る。たとえば、有効吸着点は、初期状態では基準吸着点
に設定される。次にステップS11では図形選択が指示
されたか否かを判断し、ステップS12では吸着点の選
択処理がなされた否かを判断し、ステップS13ではマ
ウス等による座標指示があったか否かを判断し、ステッ
プS14では入力座標の確定指示があったか否かを判断
し、さらにステップS15ではその他の指示があったか
否かを判断する。その他の指示があった場合はステップ
S15からステップS16に移行し、指示された内容に
したがった処理を行う。
【0026】図形選択が行われた場合は、ステップS1
1からステップS20に移行する。ステップS20では
図形データの定義を行う。この図形データの定義処理で
は、作図する上での基本データを図形データメモリから
読み出して表示制御部12のバッファに格納するととも
に、作図する図形に応じた入力座標の必要個数を設定す
る処理がなされる。このため、たとえば、図形として矩
形が選択された場合は、2個の座標が外部から入力され
ればその2個の座標を対角とする矩形が表示装置2上に
描かれる。
【0027】また、吸着点選択が行われた場合は、ステ
ップS12からステップS21に移行する。前述のよう
に、吸着点の選択は、図3に示す表示画面上の右下隅に
表示された9個の丸印のいずれかを選択することにより
行われる。たとえば、有効吸着点を仮想ボディのE点に
したい場合は、図3の右下隅のKe部分をマウス等で指
示すればよい。これによりステップS21において吸着
点メモリ12に選択された吸着点Eのデータが記憶され
る。なお、オフセット座標の値は仮想ボディの大きさ
(文字の大きさ)によっても変化するので、仮想ボディ
の大きさが異なる場合は、それに応じて変更される。具
体的には、図9に示したテーブルの値が変更される。
【0028】次にマウス等によりある仮想ボディが指示
されると、ステップS13からステップS22に移行す
る。ここで、仮想ボディの指示とは、単にマウス等のポ
インタがベースウィンドウBW上あるいはズームウィン
ドウZW上のある位置に位置していることを示してお
り、入力座標の確定を意味しているわけではない。この
ような入力座標の指示がある場合は、ステップS22に
おいて、指示された位置の座標(x,y)を入力座標メ
モリ10に格納する。次にステップS23では、第1座
標変換を行う。この第1座標変換では、絶対座標(x,
y)を(段、行、文字)座標(p,q,r)に変換し
て、入力座標(x,y)が画面上にマトリクス状に配置
された仮想ボディのうちのいずれの仮想ボディに含まれ
るかを求める。また、これと同時に、求められた仮想ボ
ディの基準吸着点の絶対座標を求める。
【0029】この第1座標変換について、以下に詳細に
説明する。ここで、マウス等による入力座標を(x,
y)、吸着点座標を(X,Y)、(段、行、文字)の最
大値を(P,Q,R)とし、入力座標に対応する(段、
行、文字)の座標を(p,q,r)とする。また、図4
及び図5に示すように、仮想ボディのサイズをCx×C
yとし、上下の隣接する仮想ボディの隙間(字間)をD
yとし、行間をDxとし、段間をEyとし、1段分に相
当するy方向長さをFyとする。なお、図4及び図5に
おいては、説明の便宜上、字間Dyを広くとっている
が、実際は図3に示しているように、字間Dyはほとん
ど「0」に設定されている。これによりFyは、 Fy=Cy・R+Dy・(R−1)+Ey で表される。そして、座標(x,y)は、次の演算式に
もとづいて座標(p,q,r)に変換される。
【0030】
【数1】
【0031】以上の演算により、入力座標(x,y)が
(段、行、文字)座標(p,q,r)の位置にある仮想
ボディに含まれることが求められる。また、入力座標が
含まれる仮想ボディの基準吸着点の座標(X0 ,Y0
は、次にようにして算出できる。
【0032】
【数2】
【0033】ステップS24では、ステップS23で得
られた座標(p,q,r)を画面上の指示された位置に
表示する。入力座標の確定指示がなされた場合は、ステ
ップS14からステップS25に移行する。ステップS
25では、有効吸着点に指示座標を吸着するために、第
2座標変換を行う。すなわち、指示座標が含まれる仮想
ボディの基準値(X0 ,Y 0 )に対する吸着点A〜Iの
オフセット座標(Δx,Δy)は、図9に示すようにな
るので、基準点の座標(X0 ,Y0 )にこれらのデータ
を加え、 X=X0 +Δx Y=Y0 +Δy とする。このようにして吸着座標が求められ、入力座標
(x,y)は吸着座標(X,Y)に強制的に変換され
る。この例では、有効吸着点を吸着点Eとしているの
で、 X=X0 +Cx/2 Y=Y0 +Cy/2 となる。ステップS26では、以上のようにして求めら
れた変換座標を表示制御部のバッファに一旦格納する。
【0034】次にステップS27では、選択された図形
にとって必要な点数の座標が指示されたか否かを判断す
る。必要な点数の座標が指示されていない場合は、ステ
ップS11に戻り、前述の処理を繰り返し実行する。し
たがって、たとえば矩形図形を作図したい場合、右上隅
を仮想ボディの右隅に吸着させ、左下隅を仮想ボディの
左下隅に吸着させることも可能である。この例の場合
は、指示がなされない右下隅は仮想ボディの右下隅に吸
着され、左上隅は仮想ボディの左上隅に吸着される。
【0035】選択された図形にとって必要な点数の座標
が入力された場合は、ステップS27からステップS2
8に移行する。ステップS28では、選択された図形の
形状を、指示された座標部分で、しかも選択された吸着
点に吸着して表示する。この領域が貼り込み領域とな
る。このような実施形態では、有効吸着点は1つである
ので、マウス等で座標を指示する際にラフな指示を行っ
ても正確に所望の位置に吸着させることができる。ま
た、座標を指示する際に画面を拡大表示することなく所
望の位置を指示できる。
【0036】〔変形例〕前記の例では、本発明を新聞紙
面のレイアウトのための装置として説明したが、他の用
途にも用いることができるのはもちろんである。また、
特殊な座標系として(段、行、文字)座標系を例とった
が、他の特殊な座標系にも同様に適用できる。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明では、複数の吸着点
を有する複数の矩形領域の集合によって定義される座標
系を有する表示装置上に図形を作成する際に、座標指示
のための作業が非常に容易になる。特に、座標指示画面
が小さく、座標指示が困難な場合でも、容易に所望の位
置を指示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態が採用される図形作成装置
の概略構成図。
【図2】図1の制御部のブロック構成図。
【図3】表示画面の一例を示す図。
【図4】仮想ボディの配列関係と寸法関係を示す図。
【図5】仮想ボディの座標関係を示す図。
【図6】制御の全体フローチャート。
【図7】作成及び編集処理のフローチャート。
【図8】作成及び編集処理のフローチャート。
【図9】オフセット座標メモリに格納されているデータ
の内容を示す図。
【符号の説明】
1 制御部 2 表示装置 3 キーボード 4 ディジタイザ 5 マウス 6 ハードディスク 10 入力座標メモリ 11 第1座標変換部 12 吸着点メモリ 13 オフセット座標メモリ 14 第2座標変換部 15 表示制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松村 卓郎 京都府久世郡久御山町佐山新開地304番 地1 大日本スクリーン製造株式会社 久御山事業所内 (56)参考文献 特開 昭63−240671(JP,A) 特開 平4−304573(JP,A) 特開 平7−160760(JP,A) 特開 昭62−182876(JP,A) 特開 平3−92958(JP,A) 特開 平4−113454(JP,A) 特開 昭63−121969(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 11/60 G06F 17/20 - 17/26

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれが複数の吸着点を有する複数の矩
    形領域の集合によって定義される座標系を有する表示装
    置上に図形を作成する図形作成装置であって、 外部から入力された位置座標を格納する入力位置座標格
    納手段と、 前記入力された位置座標を前記表示装置上の矩形領域の
    集合によって定義される座標系に座標変換するための第
    1座標変換手段と、 前記矩形領域が有する複数の吸着点のうちいずれの吸着
    点を有効にするかを選択するための有効吸着点選択手段
    と、 前記第1座標変換手段で座標変換された変換座標を、当
    該変換座標に対応する矩形領域のうちの有効吸着点の座
    標に変換する第2座標変換手段と、 前記第2座標変換手段で得られた座標にもとづいて前記
    表示装置上に図形を表示する表示制御手段とを備え、 前記有効吸着点選択手段による吸着点の選択を前記表示
    装置上における図形作成時に実行することを特徴とする
    図形作成装置。
  2. 【請求項2】前記複数の矩形領域のそれぞれの吸着点
    は、基準の吸着点と、前記基準吸着点から所定距離だけ
    オフセットされた複数のオフセット吸着点とから構成さ
    れており、前記基準吸着点とオフセット吸着点とはマト
    リクス状に配置されている、請求項1に記載の図形作成
    装置。
  3. 【請求項3】前記第1座標変換手段は、前記入力位置座
    標をその入力位置が含まれる矩形領域の基準吸着点の座
    標に変換する、請求項2に記載の図形作成装置。
  4. 【請求項4】前記第2座標変換手段は、前記第1座標変
    換手段で変換された座標に、前記吸着点選択手段で選択
    された吸着点の前記基準吸着点からのオフセット量を加
    えて座標変換する、請求項3に記載の図形作成装置。
  5. 【請求項5】前記表示装置上に表示される図形は、前記
    表示装置上に表示された全体画像上に部分画像を貼り込
    むための貼り込み領域である、請求項1から4のいずれ
    かに記載の図形作成装置。
  6. 【請求項6】前記表示装置の座標系は、段数と、前記各
    段の行数と、前記各行の文字数とによって構成されてお
    り、 前記矩形領域は前記文字に対応しており、 前記第1座標変換手段は、前記入力位置座標をその入力
    位置が含まれる矩形領域の(段、行、文字)座標に変換
    するとともに、その矩形領域の基準吸着点の座標に変換
    する、請求項2に記載の図形作成装置。
JP30611495A 1995-11-24 1995-11-24 図形作成装置 Expired - Fee Related JP3383142B2 (ja)

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