JP3755691B2 - 情報処理装置とその拡大表示方法および記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワードプロセッサ(ワープロ)、パーソナルコンピュータ(パソコン)、携帯型情報処理装置(例えば、電子手帳)など、表示画面上に文字、図形、など各種の情報表示機能を有する情報処理装置とその拡大表示方法に関する。近年、ワードプロセッサやパーソナルコンピュータ等の情報処理装置が低価格で提供されるようになり、企業での業務は勿論、個人レベルでも幅広く利用されるようになってきている。
【0002】
そのため、一般のユーザに加え、弱視者や低視力の高齢者にも前記情報処理装置が利用できることが要望されてきている。また、機器の小型化が進み、表示領域の小さいディスプレイも提供されるようになってきている。このため、前記のような携帯型情報処理装置においても、見やすい表示方法を提供する必要が要望されてきている。
【0003】
【従来の技術】
以下、従来例について説明する。
図8は従来例の説明図であり、A図は標準画面、B図は拡大表示画面である。従来、各種情報処理装置において、ディスプレイ装置の画面に表示した情報を拡大表示する機能を備えた装置が知られていた(例えば、▲1▼特開平5−290142号公報、▲2▼特開平5−165459号公報、▲3▼特開平7−5869号公報、▲4▼特開平3−113578号公報参照)。前記装置では、標準画面の一部分を単一倍率で拡大していた。その1例を図8に示す。
【0004】
例えば、図8のA図に示したように、ディスプレイ装置の画面上に文字を表示しながらオペレータが作業をしていたとする。この場合の画面は標準画面であり、全ての文字が標準の文字で表示されている。この標準画面上において、或る特定の領域を拡大指定すると、前記指定された領域内の文字列が、予め指定した拡大倍率で拡大され表示される。
【0005】
例えば、前記標準画面上に表示された文字群の内から「されて」の文字列を含む領域を拡大領域として指定すると、その部分のみ拡大されて図8のB図に示したように拡大表示される。この場合、拡大指定した領域内の文字は全て同一倍率で拡大表示される。なお、前記拡大指定は、文字単位の指定でも同様にして拡大する。
【0006】
ところが、一般の日本語文書は、アルファベット、平仮名、片仮名、漢字などが混在しており、単純な字形のアルファベットや平仮名を見るには最適な拡大倍率でも、画数の多い複雑な形状をした漢字を読む、或いは類似した文字種の識別には不十分で、高拡大倍率が必要となる。
【0007】
また、標準画面の一部分を拡大表示すると(特に高倍率において)、表示できる領域が狭くなるため、元の標準画面のどこに拡大しているか、分からなくなる場合があり、その度に標準画面に戻して被拡大領域を確認することが必要であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
前記のような従来のものにおいては、次のような課題があった。
(1) :前記のように特定の領域を拡大表示すると、拡大している領域近傍の文字列が隠れてしまったり、拡大している領域と拡大していない領域とで、拡大表示画面という枠を境にして不連続になる。このように、拡大表示している文字列と隠されてしまう文字列との内容の不連続が生じると共に、文字フォントの大きさも異なるので、非拡大領域の文字列は非常に読みにくさを感じる。
【0009】
また、拡大領域の標準画面での絶対位置が分かりにくくなるという問題も生じる。これらは特に高倍率で拡大した場合顕著である。そのため、文字列の相対関係を把握するためには、標準画面に戻したり、拡大領域を上下左右に頻繁に移動させることが必要になる。
【0010】
(2) :前記▲4▼特開平3−113578号公報に記載された発明のように、画面情報全てを表示すると、拡大表示された部分(倍率>1)があれば、縮小して表示せざるを得ない部分(倍率<1)が必然的に生じる。又、拡大する領域が広ければ広い程、又、拡大倍率が大きければ大きい程、拡大倍率=1を境としてその周辺部は、急激に縮小されて表示される。従って、縮小して表示された部分の情報は見ずらくなる。
【0011】
本発明は、このような従来の課題を解決し、ディスプレイ装置の画面上においてデータの拡大表示を行う場合、注目する情報、或いは領域を拡大表示することに加え、その周囲のデータとの関係をより明確にすると共に、情報の判読を容易にすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
図1は本発明の原理説明図である。本発明は前記の目的を達成するため、次のように構成した。
(1) :情報処理装置に情報表示用のディスプレイ装置12と情報処理装置本体11を備え、情報処理装置本体11には、表示データを格納するデータ格納部13Aと、拡大表示のための表示条件を格納する表示条件格納部18Aと、表示条件の設定処理を行う表示条件設定部17と、前記表示条件格納部18Aの表示条件を基にデータ格納部13Aのデータを加工して拡大表示データを作成する表示データ加工部14と、前記拡大表示データをディスプレイ装置12へ転送して拡大表示の制御を行う表示制御部15を備えた。
【0013】
(2) :ディスプレイ装置12の画面上に情報を拡大表示させる情報処理装置において、オペレータが入力装置から指定した、拡大表示対象領域、拡大倍率として最大倍率、及び前記拡大倍率の変化の割合を含む拡大表示のための表示条件を格納する表示条件格納部18Aと、前記表示条件を基に表示データを加工して、オペレータが入力した注目する情報又は領域の注目点から周辺部方向へ拡大倍率を連続的に最大倍率から1倍まで減少させて拡大表示データを作成する表示データ加工部14と、前記作成された拡大表示データを前記画面上に表示させる表示制御部15を備えると共に、前記拡大表示データを基に前記拡大表示を行うことを特徴とする。
【0014】
(3) :ディスプレイ装置12の画面上に情報を拡大表示させる情報処理装置の拡大表示方法において、
オペレータが入力装置から、拡大表示対象領域、拡大倍率として最大倍率、及び前記拡大倍率の変化の割合を含む拡大表示のための表示条件を入力する手順と、前記表示条件を基に表示データを加工して、オペレータが入力した注目する情報又は領域の注目点から周辺部方向へ拡大倍率を最大倍率から1倍まで連続的に減少さて拡大表示データを作成する表示データ加工手順と、前記拡大表示データを基に拡大表示を行う拡大表示手順とを備えることを特徴とする。
【0016】
(4) :コンピュータに、オペレータが入力装置から、拡大表示対象領域、拡大倍率として最大倍率、及び前記拡大倍率の変化の割合を含む拡大表示のための表示条件を入力する手順と、前記表示条件を基に表示データを加工して、オペレータが入力した注目する情報又は領域の注目点から周辺部方向へ拡大倍率を最大倍率から1倍まで連続的に減少させて拡大表示データを作成する表示データ加工手順と、前記拡大表示データを基に拡大表示を行う拡大表示手順とを実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0017】
(作用)
前記構成に基づく本発明の作用を、図1に基づいて説明する。
表示条件が選択され入力されると、表示条件設定部17は表示条件を編集して表示条件格納部18Aに格納しておく。その後、入力データがデータ格納部13Aに格納され、表示画面上で拡大表示の指示が出されると、表示データ加工部14はデータ格納部13Aからデータを読み込み表示データの加工を行う。
【0018】
この時、表示データ加工部14は表示条件格納部18Aから表示条件を読み出し、その表示条件に従って表示データを加工し、拡大表示データを作成して表示制御部15へ転送する。表示制御部15では前記転送された拡大表示データを受け取ると、そのデータを表示形式のデータに加工し、ディスプレイ装置12へ転送する。ディスプレイ装置12は前記転送されたデータを受け取ると、そのデータを画面に拡大表示する。
【0019】
この拡大表示を行う場合、予め、拡大表示対象領域、拡大倍率、及び拡大倍率の変化の割合を含む拡大表示のための表示条件を表示条件格納部18Aに格納しておき、表示画面上で拡大表示の注目点が指定された場合、表示データ加工部14は前記表示条件を基に表示データを加工して拡大表示データを作成する。
【0020】
その後、表示制御部15の制御により、ディスプレイ装置12の画面上で注目点から周辺部方向へ拡大倍率を連続的に減少させて拡大表示する。そして、前記拡大倍率を1倍以上とし、前記拡大表示部分とその周辺部において、前記拡大表示に伴う縮小表示を無くすようにした。
【0021】
このようにすれば、ディスプレイ装置の画面上においてデータの拡大表示を行う場合、注目する情報、或いは領域を拡大表示することに加え、その周囲のデータとの関係をより明確にすると共に、情報の判読を容易にすることができる。
【0022】
また、前記記憶媒体に格納されているプログラムを読み出して実行することにより、前記の拡大表示処理、すなわち、表示画面上で拡大表示の注目点が指定された場合、予め設定された、拡大表示対象領域、拡大倍率、及び前記拡大倍率の変化の割合を含む拡大表示のための表示条件を基に、表示データを加工して拡大表示データを作成し、前記注目点から周辺部方向へ拡大倍率を連続的に減少させて拡大表示させる処理を行う。
【0023】
この場合にも、ディスプレイ装置の画面上においてデータの拡大表示を行う場合、注目する情報、或いは領域を拡大表示することに加え、その周囲のデータとの関係をより明確にすると共に、情報の判読を容易にすることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
§1:情報処理装置の説明・・・図2参照
図2は情報処理装置の構成図である。以下、図2に基づいて情報処理装置の構成を説明する。この例では、情報処理装置をパーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ、ワークステーション等で構成する。そして、前記情報処理装置には、情報処理装置本体11と、ディスプレイ装置12と、入力装置19と、ハードディスク装置(磁気ディスク装置)、フレキシブルディスクドライブ装置(フロッピィディスクドライブ装置)等を設ける。
【0025】
また、前記情報処理装置本体11には、CPU(図示省略)、データバッファ13、表示データ加工部14、表示条件設定部17、表示制御部15、ファイル装置18、メモリ等が設けてある。なお、前記各部の他、情報処理装置として必要なものが設けてある。前記各部の機能等は次の通りである。
【0026】
(1) :入力装置19は、各種データや表示条件、或いは各種制御情報等を入力するものであり、キーボードやマウス等で構成する。
(2) :データバッファ13は、入力装置19から入力されたデータ(表示データ等)を一時格納しておくものである。
【0027】
(3) :表示条件設定部17は、拡大表示のための表示条件の設定処理を行い、その表示条件をファイル装置18の記憶媒体に格納するものである。なお、この表示条件設定部17の処理はプログラムの実行により実現する。この表示条件は、入力装置19のキー操作で入力するか、又は表示画面上に表示条件を入力したり、選択したりすることが可能なメニュー画面を表示して入力、或いは選択する。なお、表示条件は、入力装置19から随時設定したり、変更したりできるようになっている。
【0028】
前記メニュー画面により表示条件を入力/選択する場合、例えば、次のような条件を予めメニュー形式で表示し、この表示画面上から入力/選択できるようにしておく。前記条件としては次のようなものである。
【0029】
▲1▼:拡大表示対象領域として、矩形領域(2次元領域型)、行或いは桁(1次元領域型)、▲2▼:拡大倍率として最大倍率b、▲3▼:倍率の変化の割合a(傾き)等である。なお、前記条件は入力装置19のキー操作により随時設定したり、更新したり、或いは解除したりできるようにしておく。
【0030】
そして、表示条件設定部17は、表示条件の設定処理を行う際、前記メニュー画面等から選択され入力された条件を基に、ファイル装置18に予め定義されている関数から1つの関数を選択し、中心文字に隣接する文字の大きさや座標など、拡大表示を行う際に必要な条件を予め計算し、それを表示テーブルとしてファィル装置18に格納しておく。
【0031】
(4) :表示データ加工部14は、ファイル装置18に格納されている表示条件の下で、データバッファ13に格納されているデータを加工して拡大表示データを作成し、表示制御部15へ転送するものである。なお、この表示データ加工部14の処理はプログラムの実行により実現する。
【0032】
前記表示データ加工部14は、例えば、表示画面上で拡大指示がなされた場合、自動的に表示データの加工処理を行うが、入力装置19のキー操作による指示で開始させることも可能である。なお、表示データ加工部14で拡大表示の処理を行わない場合は、データバッファ13のデータをそのまま(標準の表示用データのまま)表示制御部15へ転送する。
【0033】
(5) :表示制御部15は、メモリ16に格納された表示データをディスプレイ装置12へ転送し、拡大表示等の表示制御を行うものである。なお、この表示制御部15の処理はプログラムの実行により実現する。
【0034】
(6) :ファイル装置18は、表示条件設定部17により設定された表示条件に関する情報を格納しておくものであり、例えば、磁気ディスク装置(ハードディスク装置)、光磁気ディスク装置等により構成する。なお、前記ファイル装置18は、情報処理装置本体11内に設置されたものを使用しても良いが、情報処理装置本体11に外付けされた他のファイル装置(磁気ディスク装置、光磁気ディスク装置、磁気テープ装置等)を利用することも可能である。
【0035】
前記ファイル装置18には、表示条件設定部17により各種表示条件を格納しておくが、このファイル装置18には、表示条件の設定処理で使用する直線又は曲線の関数が予め定義されており、これらによって最大倍率から1倍までの倍率減少の割合が計算で求められるようになっている。
【0036】
(7) :ディスプレイ装置12は、表示制御部15から転送された表示データを画面に表示するものである。このディスプレイ装置12は、CRTディスプレイ装置、液晶表示パネル等により構成する。
【0037】
§2:情報処理装置における処理の説明・・・図2、図3参照
図3は処理説明図である。以下、図2、図3を参照しながら前記情報処理装置の処理を説明する。
【0038】
(1) :全体の処理
情報処理装置では、入力装置19、或いはディスプレイ装置12のメニュー画面上から表示条件を選択/入力すると、表示条件設定部17が前記表示条件を編集してファイル装置18に格納しておく。その後、入力装置19からデータを入力し、データバッファ13に格納した状態で、表示画面上から拡大表示の指示が出されると、表示データ加工部14はファイル装置18から表示条件を読み出し、その表示条件に従ってデータバッファ13のデータを加工し、拡大表示データを作成して表示制御部15へ転送する。
【0039】
表示制御部15では前記転送データを受け取ると、そのデータをメモリ16に格納する。そして、表示制御部15は前記メモリ16のデータを表示形式のデータに加工し、ディスプレイ装置12へ転送する。ディスプレイ装置12は前記転送されたデータを受け取ると、そのデータを画面に拡大表示する。
【0040】
(2) :表示データ加工部14の処理
表示データ加工部14はファイル装置18から読み出した表示条件に従って、データバッファ13のデータを加工するが、この場合、どの領域のデータを拡大するのか、また、拡大倍率は幾つか、などの加工を行う。なお、前記表示データ加工部14での加工処理は、表示画面上で指示された場合に自動的に行われるが、入力装置19のキー操作などの指示によって開始させることも可能である。
【0041】
(3) :表示条件設定部17の処理
表示条件設定部17では、例えば、メニュー画面により表示条件を選択/入力する場合、次のような条件を予めメニュー形式で表示し、この表示画面上から入力/選択できるようにしておく。前記条件としては次のようなものである。
【0042】
▲1▼:拡大表示対象領域として、矩形領域(2次元領域型)、行或いは桁(1次元領域型)、▲2▼:拡大倍率として最大倍率b、▲3▼:倍率の変化の割合a(傾き)等である。なお、前記条件は入力装置19のキー操作により随時設定したり、更新したり、或いは解除したりできるようにしておく。
【0043】
そして、前記メニュー画面により選択/入力された表示条件のデータは、その後、表示条件設定部17により編集され、この時作成された表示テーブルと共にファイル装置18(例えば、ハードディスク装置)の記憶媒体に格納しておく。これにより装置の電源が遮断された場合でも表示条件が消失しないようにする。そして、前記ファイル装置18に格納した表示条件を変更する場合は、随時入力装置19から設定データを入力して設定し直す。
【0044】
(4) :ファイル装置18の関数と表示条件設定部17による表示条件設定処理の説明・・・図3のA図、B図参照
ファイル装置18には、表示条件設定部17により各種表示条件を格納しておくが、このファイル装置18には、予め、直線又は曲線が関数として定義されており、これらの関数によって最大倍率から1倍までの倍率減少の割合が決まるようになっている。
【0045】
例えば、図3のA図に示したように、x−y座標上の1次曲線(直線の組み合わせ)の場合、前記関数(1次関数)はy=ax+b(x<0)、y=−ax+b(x>0)と定義されている(但し、b≧y≧1)。この場合、yは、最大倍率b倍から傾き±aの割合で1倍まで減少する。
【0046】
また、図3のB図に示したように、x−y座標上の2次曲線(放物線)の場合、前記関数(2次関数)はy=−ax2 +bと定義される(但し、b≧y≧1)。この場合、中央部の拡大倍率の減少率が小さく、周辺部では大きくなる。
【0047】
前記表示条件設定部17は、表示条件の設定処理を行う際、前記いずれか1つの関数を選択し、前記メニュー画面等から入力された条件を基に、中心文字に隣接する文字の大きさや座標など、拡大表示を行う際に必要な条件を予め計算し、それを表示テーブルとしてファィル装置18に格納しておく。
【0048】
(5) :拡大表示処理の説明・・・図3のC図、D図参照
図3のC図、D図は文字拡大表示処理を概念的に示した図であり、表示可能範囲22内に文字列等が表示されるようになっている。図3のC図は、拡大倍率として注目点から周辺部に対し連続的に減少させることを模式的に示している。富士山状の曲線の頂点が最も拡大倍率が高く、裾にいくに従って拡大倍率が低くなることを示している。
【0049】
また、図3のD図は、特定の行、列(複数行、列を含む)だけ拡大し、隣接する行、列に対し倍率を連続的に変化させたものである。すなわち、前記従来例では縦横両方、いわば2次元的に拡大倍率を連続的に変化させたのに対し、図3のD図の例では、1次元的に倍率を変化させている。なお、本願発明は、標準画面の情報を全て同時に表示させることを前提としていない。
【0050】
前記のように、この例では、画面上のいずれの部分においても拡大倍率≧1であり、縮小領域は存在させない。すなわち、拡大される領域の大きさは、拡大倍率と倍率を減少させる傾きに対応して決まる。
【0051】
§4:フローチャートによる処理の説明・・・図4参照
図4は拡大表示処理フローチャートである。以下、図4に基づいて拡大表示処理を説明する。なお、S1〜S11は各処理ステップを示す。
【0052】
先ず、情報処理装置では拡大表示対象領域の形状、最大倍率や倍率の傾きなど、拡大表示条件の設定処理を行う。この場合、入力装置19の特定のキー(ファンクションキーや、シフトキーの組み合わせなど)や、アイコンのマウスによる選択操作等で拡大表示機能を起動し、処理を開始すると(S1)、ディスプレイ装置12の画面上に条件設定メニューが表示されるので、オペレータはこの画面により必要な条件を入力したり、選択したりする(S2)。なお、前記メニュー選択画面上でキャンセルを指示した場合は処理を終了する。
【0053】
しかし、キャンセル指示がなく、メニュー選択が実行されると(S2)、前記メニュー選択画面上で表示条件の選択/入力が行われる。この時、例えば、拡大表示対象領域として、矩形領域(2次元領域型)、行或いは桁(1次元領域型)の選択を行い、拡大倍率として最大倍率bと、倍率の変化の割合a(傾き)等の情報を入力する(S3)。
【0054】
前記のようにして表示条件の選択/入力が行われると、表示条件設定部17は、ファイル装置18に格納されている前記関数データを読み出し、前記表示条件のデータを基に注目点から各距離にある文字の倍率や、表示させる座標を計算し(S4)、編集して表示テーブル(拡大表示制御を行うための情報を登録したテーブル)を作成してファイル装置18に保管しておく(S5)。
【0055】
この後、ディスプレイ装置12の画面上に情報を表示させた状態で、オペレータは拡大表示させたい文字にカーソル(マウスカーソル等)を移動させて注目点の指定を行い(S6)、拡大表示機能をオンにする(S7)。この場合、オペレータがキャンセル指示を出したら処理を終了するが、キャンセル指示がなければ、表示データ加工部14は、標準画面上に表示されている文字列をデータバッファ13から読み込み(S8)、ファイル装置18の拡大表示テーブルのデータを参照し、文字サイズ、座標等を決定することで拡大表示データを作成する(S9)。
【0056】
その後、表示データ加工部14は、前記作成した拡大表示データを表示制御部15へ送り、表示制御部15の制御によりディスプレイ装置12の画面に拡大表示する(S10)。ここで表示オフにしても良いが、カーソルを移動させた場合は(S11)、再度、注目点近傍の文字データの読み込みを行い同様な操作を行う。
【0057】
§5:拡大表示例1の説明
図5は拡大表示テーブル例、図6は拡大表示例1である。以下、図5、図6に基づいて拡大表示例1を説明する。この例は、ファイル装置18に格納しておく拡大表示テーブルが図5に示したものであった場合の拡大表示例である。なお、図示のbは最大倍率である。
【0058】
この例では、拡大表示対象領域は矩形領域であり、その中心部分の拡大倍率を3倍(b=3)とし、拡大倍率の変化割合を0.5倍/文字(a=0.5)と指定した条件を用い、拡大対象領域の注目点(カーソル等で指示された点)を中心として拡大表示させた例である。この場合、図5に示したように、中心部の文字は3倍で拡大し、隣接する文字は中心の文字から1文字離れると0.5倍だけ拡大倍率を変化させる(小さくする)。
【0059】
そして、上下の文字は中心部から離れるに従って、2.5倍、2倍、1.5倍、1倍と表示される文字が小さくなっている。また、対角線の位置にある文字は、隣接する文字の拡大倍率に準拠して計算される。すなわち、中心からの距離は縦横の文字に比べ√2倍遠くなるので、大きさは1/√2だけ小さくなる。なお、その他の文字も同様であると、倍率の変化の割合はy=0.5x+3、y=−0.5x+3になるので、元の文字列の倍率はそれぞれ図5のようになる。
【0060】
更に、行間隔もそれらの文字の倍率分だけ広げられる。これらを実際の文字列に適用してディスプレイ装置12の画面上に表示させると図6に示したように拡大表示される。
【0061】
§6:拡大表示例2の説明・・・図7参照
図7は文字列の拡大表示例2である。以下、図7に基づいて拡大表示例2を説明する。この例は、拡大表示対象領域が行であり、カーソル等で指示された注目する行を中心にして連続的に拡大表示させた表示例である。これは文章作成時にカーソル等の注目点の前後の文字列だけが分かれば良い、といった場合に有効であり、今注目している行だけを拡大するので、注目点の値も把握し易い。
【0062】
なお、この例では、英文等の文字列を横に書く場合の1行のみを拡大している例を示したが、これは複数行でも良く、又縦書き文字列を扱う場合には縦列を拡大表示させても良い。
【0063】
図7に示した例では、中心部分の拡大倍率が2倍(b=2)であり、拡大表示される領域は0.5倍/行として指定した条件(変化の割合は、y=0.5x+2、y=−0.5x+2)を用い、カーソル又はマウスカーソルの或る行を2倍に拡大表示させたものであり、隣接する上下の行は1.5倍、更に、上下の行以降は1倍で表示させている。
【0064】
また、文字サイズに対応し、行間隔も1、1、1.5、2、1.5、1、1と広げている。更に、拡大倍率の大きい程、表示できる文字数が減り、比率で上から1、1、0.66(=1/1.5)、0.5(1/2)、0.66(=1/1.5)、1、1だけの量のデータが表示される。
【0065】
§7:記録媒体とプログラムの説明
前記情報処理装置が行う拡大表示処理(表示条件設定部17、表示データ加工部14、及び表示制御部15の処理を含む)は、情報処理装置内のCPUがプログラムを実行することにより次のようにして実現する。前記情報処理装置にはハードディスク装置が設けてあり、このハードディスク装置の記録媒体(ハードディスク)に、前記拡大表示処理を実現するためのプログラムやその他の各種データ等を格納しておく。そして、前記拡大表示処理を行う場合は、CPUの制御によりハードディスク装置の記録媒体に格納されている前記プログラムやデータを読み出して情報処理装置本体11内のメモリに取り込む。
【0066】
その後、CPUが前記メモリに格納してあるプログラムの内、必要なプログラムから順次読み出して実行することにより、前記情報処理装置の拡大表示処理を行う。なお、前記ハードディスク装置の記録媒体に格納するプログラムは、次のようにして記録(記憶)する。
【0067】
▲1▼:フレキシブルディスク(フロッピィディスク)に格納されているプログラム(他の装置で作成したプログラムデータ)を、情報処理装置本体に設けたフレキシブルディスクドライブ装置により読み取り、ハードディスク装置の記録媒体(ハードディスク)に格納する。
【0068】
▲2▼:光磁気ディスク、或いはCD−ROM等の記憶媒体に格納されているデータを、前記情報処理装置に設けたドライブ装置により読み取り、ハードディスク装置の記録媒体(ハードディスク)に格納する。
【0069】
▲3▼:LAN等の通信回線を介して他の装置から伝送されたデータを前記コンピュータ本体で受信し、そのデータをハードディスク装置の記録媒体(ハードディスク)に格納する。
【0070】
(他の実施の形態)
以上実施の形態について説明したが、本発明は次のようにしても実施可能である。
【0071】
(1) :拡大表示の対象とするデータは、文字データに限らず、図形データ等の任意のデータに対して実施可能である。
(2) :ファイル装置に格納しておく関数は、1次関数、2次関数に限らず、他の任意の関数で実施可能である。但し、拡大倍率は1倍以上とすることが必要である。
【0072】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば次のような効果がある。
(1) :画面上の文字サイズが小さい場合や、注目点を他の部分に対し、より一層際立たせたい場合など、注目点近傍(領域を含む)の文字、図形情報の効率的な把握ができ、情報処理装置の効果的活用が可能になる。
【0073】
(2) :ディスプレイ装置の画面上においてデータの拡大表示を行う場合、最も注目するデータ(或いは領域)を拡大表示することに加え、その周囲のデータとの関係をより明確にすると共に、判読を容易にすることができる。
【0074】
(3) :拡大表示した場合、画面上のいずれの部分においても拡大倍率は1倍以上(拡大倍率≧1)であり、縮小表示される部分は存在しない。すなわち、本願発明は、拡大される領域の大きさは、1以上の拡大倍率と、倍率を減少させる傾きに対応して決まる。従って、画面上に表示されたデータが全て見やすい状態で拡大表示を行うことができ、表示品質が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】実施の形態における情報処理装置の構成図である。
【図3】実施の形態における処理説明図である。
【図4】実施の形態における拡大表示処理フローチャートである。
【図5】実施の形態における拡大表示テーブル例である。
【図6】実施の形態における拡大表示例1である。
【図7】実施の形態における拡大表示例2である。
【図8】従来例の説明図である。
【符号の説明】
11 情報処理装置本体
12 ディスプレイ装置
13 データバッファ
14 表示データ加工部
15 表示制御部
16 メモリ
17 表示条件設定部
18 ファイル装置
19 入力装置
Claims (3)
- ディスプレイ装置の画面上に情報を拡大表示させる情報処理装置において、
オペレータが入力装置から指定した、拡大表示対象領域、拡大倍率として最大倍率、及び前記拡大倍率の変化の割合を含む拡大表示のための表示条件を格納する表示条件格納部と、
前記表示条件を基に表示データを加工して、オペレータが入力した注目する情報又は領域の注目点から周辺部方向へ拡大倍率を連続的に最大倍率から1倍まで減少させて拡大表示データを作成する表示データ加工部と、
前記作成された拡大表示データを前記画面上に表示させる表示制御部を備えると共に、
前記拡大表示データを基に前記拡大表示を行うことを特徴とする情報処理装置。 - ディスプレイ装置の画面上に情報を拡大表示させる情報処理装置の拡大表示方法において、
オペレータが入力装置から、拡大表示対象領域、拡大倍率として最大倍率、及び前記拡大倍率の変化の割合を含む拡大表示のための表示条件を入力する手順と、
前記表示条件を基に表示データを加工して、オペレータが入力した注目する情報又は領域の注目点から周辺部方向へ拡大倍率を最大倍率から1倍まで連続的に減少さて拡大表示データを作成する表示データ加工手順と、
前記拡大表示データを基に拡大表示を行う拡大表示手順とを備えることを特徴とする情報処理装置の拡大表示方法。 - コンピュータに、
オペレータが入力装置から、拡大表示対象領域、拡大倍率として最大倍率、及び前記拡大倍率の変化の割合を含む拡大表示のための表示条件を入力する手順と、
前記表示条件を基に表示データを加工して、オペレータが入力した注目する情報又は領域の注目点から周辺部方向へ拡大倍率を最大倍率から1倍まで連続的に減少させて拡大表示データを作成する表示データ加工手順と、
前記拡大表示データを基に拡大表示を行う拡大表示手順とを実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。」
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