JP4236671B2 - 画像処理装置 - Google Patents
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Description
前記スリープ条件には、例えば、当該画像処理装置が備える操作入力部に対する操作、及び前記通信手段を通じた外部装置からのデータ受信がない状態が一定時間以上継続したという条件が含まれる。その他、現在時刻が、予め定められた時刻スケジュール(例えば、週間スケジュール)に設定された時刻帯に入っているという条件が、前記スリープ条件に含まれる場合もある。
前記省電力状態では、例えば、ヒータを備えた定着装置や制御回路等の機器に対する通電(電力供給)が遮断された状態となる一方、前記通信手段については、通電された状態が維持されることが多い。その理由は、省電力状態である場合に、外部装置からの要求に応じて非通電状態にある機器に対する通電を自動的に再開させ、通常の動作状態に自動的に復帰できるようにするためである。例えば、特許文献1には、省電力状態である場合に、通電されている通信手段によりプリント要求が受信されると、装置全体に通電を行い、受信したプリント要求に応じた画像形成を行う画像形成装置が示されている。
また、特許文献2には、省電力状態である場合に、通電されているコントローラにより、ネットワークを介して外部装置からハードディスクに対するアクセス要求が受信されると、ハードディスクに対する通電を開始して要求された処理を行う画像処理装置が示されている。
一方、ネットワークファクシミリ装置や複合機などの画像処理装置は、電子メールの送信や受信を行う機能を備えたものがある。例えば、ネットワークファクシミリ装置は、NICを通じて電子メールサーバ(サーバ装置の一例)にアクセスし、自装置宛の電子メールデータ(画像処理装置による処理の対象となるデータ)を受信するとともに、その電子メールデータに、添付ファイルとして含まれる画像データを印刷する機能を備えている。このような画像処理装置は、NICを通じて電子メールサーバと通信を行うことにより、自想定宛の新たな電子メールデータが届いているか否かを定期的に確認する処理(以下、新着メールの確認処理という)と、自装置宛の新たな電子メールデータを受信する処理(以下、新着メールの受信処理という)とを実行する制御部を備えている。通常、この制御部は、画像処理装置全体を包括的に制御するものであり、電子メールデータを含む各種のデータを記憶する大容量の記憶装置(ハードディスクドライブなど)が接続されていることが多い。
そして、制御部によってハードディスクなどに電子メールデータが記憶されると、所定の印刷部が、その電子メールデータに添付ファイルとして含まれる画像データを印刷する。
従って、本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、画像処理装置の電力消費を極力抑えつつ、定期的に又は任意のタイミングで、電子メールサーバなどのサーバ装置に自装置宛のデータ(電子メールデータなど)が存在するか否かを確認する処理と、そのデータの受信等の処理とを実行できる画像処理装置を提供することにある。
ここに、図1は本発明の実施形態に係る画像処理装置X及びそれを構成要素とする画像処理システムZの概略構成を表すブロック図、図2は画像処理装置Xが備えるNICの概略構成を表すブロック図、図3は画像処理装置Xが備える制御部の概略構成を表すブロック図、図4は画像処理装置Xにおける電源の接続関係を表す電源系統図、図5は画像処理装置Xの稼働モード時のメール受信処理の手順を表すフローチャート、図6は画像処理装置Xのスリープモード時のメール受信処理の手順を表すフローチャート、図7は画像処理装置Xにおけるウィークリータイマ制御の週間スケジュールを模式的に表した図である。
画像処理システムZは、複数の画像処理装置Xと、その各々とLANやインターネット等からなるネットワーク30を通じて通信可能な電子メールサーバ31とを備えている。
画像処理装置Xは、電子メールサーバ31(サーバ装置の一例)の記憶部に記憶された自装置宛の電子メールデータ(処理対象データの一例)をネットワークインターフェースカード5(以下、NICという)を通じて取得及び処理する機能を備えた画像処理装置である。この画像処理装置Xは、プリンタ、複写機及びネットワークファクシミリとして機能する複合機(画像形成装置)である。
電子メールサーバ31、インターネット等のネットワーク30に接続された計算機であり、このネットワーク30を通じて、SMTPプロトコルなどに従って、電子メールデータの受信及び送信を行う。さらに、電子メールサーバ31は、画像処理装置Xからネットワーク30を通じて電子メールデータの到着状況の問い合わせや、電子メールデータの送信要求を受けた場合に、POP3プロトコルなどに従って、画像処理装置Xに対し、電子メールデータの到着状況の応答やデータ送信などを行う。この電子メールサーバ31は、送受信対象となる電子メールデータが記憶されるハードディスクなどの不揮発性記憶手段である記憶部31aを備えている。
画像処理装置Xは、例えばLAN及びインターネット等からなるネットワーク30を介して、電子メールサーバ31と通信可能に構成され、その通信を行う通信手段としてNIC5を備えている。
画像処理装置Xは、図1に示すように、NIC5に加え、操作・表示部2、ハードディスクドライブ3(以下、HDDと称する)、画像処理演算部4、スキャナ部6、プリント部7、メイン制御部9、通電切替回路10、メイン電源21、サブ電源22等を備えている。
また、図1に示す例では、メイン制御部9、画像処理演算部4、NIC5、スキャナ部6、プリント部7及び通電切替回路10は、バス11により相互に接続されている。
ここで、メイン制御部9、スキャナ部6及びプリント部7は、各々機能に応じて区分された部品若しくは部品の集合として構成された機能ブロックである。
操作・表示部2は、情報を入力するための操作入力手段と、情報の表示手段とを備えるものである。その操作入力手段は、例えば、シートキーや液晶表示装置の表面に設けられたタッチパネル等から構成されるものである。また、その表示手段は、例えば、液晶表示装置やLEDランプ等から構成されるものである。この操作・表示部2により、利用者に対するマンマシンインターフェースが構成されている。
画像処理演算部4は、専用の信号処理回路或いはDSP(Digital Signal Processor)等により構成され、画像データについて各種画像処理を行い、画像形成に用いる印刷データ(イメージデータや印刷ジョブ等)の生成や、端末32へ送信する画像データ(例えば、JPEG形式等の所定の符号化がなされた画像データ等)の生成、画像データに暗号化を施す処理や、暗号化された画像データを復号化する処理、或いは画像データを圧縮符号化する処理や、圧縮符号化された画像データを伸張(復元)する処理等を行うものである。
このスキャナ部6は、ADFの他、例えば、原稿の画像面に光を照射する光源及び原稿からの反射光を所定の方向へ反射するミラーが設けられ、原稿に沿って移動するよう構成された移動式光学ユニットと、その移動式光学ユニットを駆動するモータと、その移動式光学ユニットから出射される光を所定の経路に沿って導く固定式のミラー及びその光を集光するレンズと、そのレンズを通過した光を光電変換し、その光(即ち、原稿の画像面に反射した光)の光量に応じた電気信号を出力するCCD(Charge Coupled Device)等とを備えている。前記CCDから出力される電気信号は、画像データとして画像処理演算部4へ伝送される。
当該画像処理装置Xは、原稿の画像データに基づく画像形成処理を行うことによって複写機として機能し、端末32から受信したプリント要求(印刷ジョブ)に基づく画像形成処理を行うことによってプリンタとして機能する。
このプリント部7は、例えば、像を担持する感光体ドラム、その感光体ドラムに対し帯電を行う帯電装置、与えられた画像データや印刷ジョブに基づく静電潜像を感光体ドラム表面に書き込む露光装置、その静電潜像をトナー像として現像する現像装置、感光体ドラム上のトナー像を記録紙に転写する転写装置、感光体ドラムや記録紙搬送用のローラを駆動するモータ等を備えている。
メイン電源21及びサブ電源22は、当該画像処理装置Xの各構成要素に対して電力を供給する電源回路である。
通電切替回路10は、NIC5から受ける制御信号に従って、サブ電源22を商用電源に接続するか否かを切り替えることにより、メイン制御部9、スキャナ部6及びプリント部7などの機能ブロック各々に対して個別に通電を行うか否かを切り替えるスイッチ回路である(通電切替手段の一例)。この通電切替回路10は、NIC5に対する通電とは独立してメイン制御部9、スキャナ部6及びプリント部7の各々に対して個別に通電するか否かを切り替え可能に構成されている。
例えば、メイン制御部9は、プリント部7が備えるMPUに対し、画像形成先となる記録紙のサイズや、出力画像の縮倍率や濃度補正値、カラー画像形成処理を行うかモノクロ画像形成処理を行うか等の情報を引き渡す一方、プリント部7が備えるMPUからは、何枚目の記録紙への画像形成まで終了したかの情報や、プリント部7で発生したエラーの情報等を取得する。
さらに、メイン制御部9は、スキャナ部6が備えるMPUに対し、原稿における画像読み取り範囲の情報等を引き渡す一方、スキャナ部7が備えるMPUからは、ADFを用いて何枚目の原稿まで画像読み取りが終了したかの情報や、スキャナ部6によって読み取られた画像データ、ADFで発生したエラーの情報等を取得する。
その他、メイン制御部9は、NIC5を通じて、電子メールサーバ31に対してその記憶部31aに記憶されている自装置宛の電子メールデータの送信を要求して取得する処理を実行する。
NIC5は、バスコネクタ61、バス制御部62、MPU63、メモリ制御部64、ROM65、フラッシュメモリ66、ネットワーク制御部67及びネットワークコネクタ68等を備えている。
バスコネクタ61は、バス11に接続されるコネクタであり、バス制御部62は、バス11を通じて他の機器との間で信号伝送を行うものである。
ネットワークコネクタ68は、ネットワーク30に物理的に接続するコネクタであり、ネットワーク制御部67は、例えば標準規格IEEE802.3及びTCP/IP等の所定のネットワークプロトコルに準拠した通信制御を行うものである。
MPU63は、ROM65に予め記憶されたプログラムを実行することにより、バス11とネットワーク30との間の信号伝送を中継する処理や、ネットワーク30を介してホスト装置32から所定の処理が要求された場合に、これに応答する処理等、各種の処理を行う演算手段である。実行するプログラムは、MPU63が内蔵する不図示のRAMに展開されて実行される。このMPU63は、メモリ制御部64を介して、ROM65やフラッシュメモリ66に対するアクセスを行う。
また、NIC5のROM65には、MPU63によって実行されるプログラム及びMPU63によって参照されるデータが記憶されている。
一方、NIC5のフラッシュメモリ66には、MPU63が処理を実行する過程で格納及び参照するデータなどが記憶されている。
ここで、NIC5のMPU63は、電子メールサーバ31に対し、当該画像処理装置X宛の電子メールデータが到着しているか否か、即ち、自装置宛の新着電子メールデータが電子メールサーバ31の記憶部31aに記憶されているか否かを問い合わせる処理(以下、新着メール問合せ処理という)を実行する。この新着メール問合せ処理では、当該画像処理装置Xを識別するメールID及びパスワードが必要である。このため、NIC5のフラッシュメモリ66には、メールID及びパスワードが予め記憶されている。
ここで、NIC5のMPU63により計時される曜日及び現在時刻は、NIC5が通電無し状態になればリセットされる。従って、NIC5のMPU63は、メイン制御部9が"通電有り状態"であるときに、後述するメイン制御部9のカレンダー管理部78からその時点の時刻(年月日、曜日、時刻を含む)を取得し、その時刻に基づく時刻校正処理を行う。
時刻校正処理は、例えば、メイン制御部9が"通電有り状態"であるときに、NIC5のMPU63が、定期的にメイン制御部9のカレンダー管理部78からその時点の時刻を取得し、これを前記計時開始時刻とすることにより、クロック発信器63aのクロック信号に基づく時刻の計時を再開する処理である。これにより、NIC5が計時する時刻が、カレンダー管理部78の計時時刻に基づいて校正される。これ以後、NIC5のMPU63は、校正後の通電制御用時刻を継続的に計時する。
メイン制御部9は、バスコネクタ71、バス制御部72、MPU73、メモリ制御部74、ROM75、フラッシュメモリ76、I/Oポート77及びカレンダー管理部78等を備えている。
ここで、バスコネクタ71、バス制御部72、メモリ制御部74、ROM75及びフラッシュメモリ76の各々は、NIC5が備えるバスコネクタ61、バス制御部62、メモリ制御部64、ROM65及びフラッシュメモリ66と同様の機能を備えたものである。もちろん、ROM75及びフラッシュメモリ76に記憶されるプログラムやデータの内容は、NIC5のROM64及びフラッシュメモリ66に記憶されているものと異なることはいうまでもない。
メイン制御部9は、MPU73によってROM75やフラッシュメモリ76に記憶されたプログラムを実行することにより、各種画像処理に関する機器を制御する。
メイン制御部9のI/Oポート77は、その制御対象となる機器に対して出力する制御信号を伝送する信号線や、メイン制御部9が各種センサから入力する各種検出信号を伝送する信号線が接続され、それら信号線とMPU73との間を中継するインターフェースである。
例えば、メイン制御部9のI/Oポート77には、操作・表示部2及びHDD3を構成する機器や、各種センサに通じる信号線が接続される。
なお、図2及び図3には、MPU63、73によってデータの書き込み及び読み出しが可能な不揮発性の記憶手段として、フラッシュメモリ66、76が設けられているが、このフラッシュメモリ66、76の代わりに、EEPROM等の他の不揮発性記憶手段を採用することも考えられる。
なお、図4では、電源供給ラインを実線で表し、その他の信号伝送ラインを破線で表している。
図4に示す例では、画像処理装置Xは、4個のサブ電源22を備えている。以下、それぞれ第1サブ電源221〜第4サブ電源224と称する。
前記メイン電源21は、NIC5及び通電切替回路10に対して電力を供給する電源である。
このメイン電源21は、当該画像処理装置X全体に対する根元の電力供給源となる商用電源50に対し、手動操作に応じて電源供給ラインを導通させるか遮断するかを手動で切り替える手動切替スイッチ40を介して接続されている。利用者がこの手動切替スイッチ40の切り替え操作をすることにより、NIC5及び通電切替回路10に対して通電されるか否かが切り替えられる。従って、NIC5及び通電切替回路10は、当該画像処理装置Xが商用電源50に接続されている状態では、利用者の操作によって手動切替スイッチ40が導通状態から遮断状態に切り替えられない限り、常に通電された状態となる。また、手動切替スイッチ40が遮断状態に切り替えられると、当該画像処理装置X全体が非通電状態(停止状態)となる。
また、第2サブ電源222、第3サブ電源223及び第4サブ電源224は、それぞれスキャナ部6、プリント部7及び操作・表示部2の各々に対して電力を供給する電源回路である。
また、第1サブ電源221〜第4サブ電源224各々は、商用電源50に対し、前記手動切替スイッチ40と、所定の制御信号に基づいて電源供給ラインを導通させるか遮断するかを切り替える自動切替スイッチ41〜44とを介して接続されている。なお、図4から明らかなように、自動切替スイッチ41と第1サブ電源221、自動切替スイッチ42と第2サブ電源222、自動切替スイッチ43と第3サブ電源223、自動切替スイッチ444と第4サブ電源224が各々対応関係にある。
これにより、手動切替スイッチ40が導通状態にされた上で、さらに自動切替スイッチ41〜44の各々が導通状態となって初めて、サブ電源221〜224各々が通電状態となる。
以下、電源供給ラインを導通させること及び遮断することを、各々ONする及びOFFするという。同様に、電源供給ラインが導通した状態のこと及び遮断した状態のことを、各々ON状態及びOFF状態という。
そして、自動切替スイッチ41〜44は、その各々がON状態となるかOFF状態となるかにより、各機能ブロック2、6、7、9各々に対して個別に通電するか否かを切り替える通電切替手段として機能する。
これ以降、画像処理装置Xにおいて、NIC5が通電有りの状態(手動切替スイッチ40が導通状態)であり、機能ブロック2、6、7及び9のうちの1つ以上が通電無しである状態(自動切替スイッチ41〜44のうちの1つ以上がOFF状態)をスリープモードという。一方、NIC5及び機能ブロック2、6、7及び9が通電有りである状態を稼働モードという。
また、画像処理装置Xは、ユーザによる操作に応じてON/OFF状態が切り替わる操作検知スイッチ1を備えている。この操作検知スイッチ1のON/OFF状態は、通電切替回路10により検知される。
この操作検知スイッチ1は、画像処理装置Xを、稼働モードにするかスリープモードにするかを切り替える通電スイッチとして機能するものである。
即ち、スリープモードであるときに操作検知スイッチ1がON状態に切り替えられると、通電切替回路10は、全ての自動切替スイッチ41〜44をONにし、画像処理装置Xを稼動モードへ移行させる。
一方、稼働モードであるときに操作検知スイッチ1がOFF状態に切り替えられると、通電切替回路10は、何らかのジョブを処理中でない限り、全ての自動切替スイッチ41〜44をOFFにし、画像処理装置Xをスリープモードへ移行させる。
なお、NIC5のMPU63は、スリープモードへ移行する際に、第1のスリープ条件と第2のスリープ条件とのいずれの条件が成立したのかを表すスリープモード移行理由情報を、NIC5のフラッシュメモリ66に記録する。
第1のスリープ条件は、現在の日時が、予め定められた1週間分の時刻スケジュール(以下、週間スケジュールという)において、スリープモードに設定されている時間帯に属しているという条件である。以下、予め定められた週間スケジュール(時刻スケジュールの一例)に従って自動切替スイッチ41〜44を制御することにより、機能ブロック各々の通電状態を制御することを、ウィークリータイマ制御という。このウィークリータイマ制御を実行するNIC5のMPU63が、スケジュール制御手段の一例である。
図7は、ウィークリタイマ制御の週間スケジュールWSの内容を模式的に表したものである。図7中の各升目は、曜日(月曜日〜日曜日)及び時刻(00時台〜23時台)によって規定される時間帯である。また、空欄の升目は、スリープモードに設定されている時間帯を表し、"*"印が記されている升目は、各機能ブロックに通電がなされる稼働モードに設定されている時間帯を表す。この週間スケジュールWSは、第1サブ電源221〜第4サブ電源224それぞれについて予め設定される情報である。
NIC5のMPU63は、第1サブ電源221〜第4サブ電源224それぞれについての週間スケジュールWSの情報を、予めメイン制御部9から取得してフラッシュメモリ66に予め記憶させておく。
さらに、NIC5のMPU63は、前述したクロック発振器63aを用いて計時した現在の時刻が、フラッシュメモリ66に記憶された週間スケジュールWSにおいて、スリープモードと稼働モードのいずれに設定されている時間帯であるのかを判別する。そして、NIC5のMPU63は、その判別結果に応じて、通電切替回路10を通じて自動切替スイッチ41〜44を制御することにより、各機能ブロック2、6〜9を個別に"通電有り状態"から"通電無し状態"へ切り替えたり(スリープモードへの移行)、"通電無し状態"から"通電有り状態"へ切り替えたり(稼働モードへの移行)する。
なお、メイン制御部9は、操作・表示部2を制御することにより、利用者が週間スケジュールWSの内容を設定可能とする週間スケジュール設定機能を備えている。この週間スケジュール設定機能により設定された週間スケジュールWSは、メイン制御部9からNIC5に伝送され、NIC5のMPU63がフラッシュメモリ66に格納する。
第2のスリープ条件は、前記第1のスリープ条件が成立していない場合に、操作・表示部2を通じた操作入力がなく、かつ、ネットワーク30を通じた外部装置からのデータ処理要求(印刷ジョブ等)の受信がない状態が、予め定められた時間以上継続するという条件である。
例えば、NIC5が第2のスリープ条件の成否判別を行う場合、NIC5のMPU63は、メイン制御部9及びバス11を介して、操作・表示部2に対する操作入力の有無を検知するとともに、ネットワーク制御部67を介して、ホスト装置32からのデータ受信の有無を検知する。
さらに、NIC5のMPU63は、クロック発振器63aの発振信号に基づいて時間を計時することにより、操作・表示部2を通じた操作入力がなく、かつ、ネットワーク30を通じたホスト装置32からのデータ受信がない状態が、所定時間以上継続したことを検知する。そして、NIC5のMPU63は、その検知結果に応じて、通電切替回路10を通じて自動切替スイッチ41〜44を制御することにより、各機能ブロック2、6〜9を"通電有り状態"から"通電無し状態"へ(稼動モードからスリープモードへ)切り替える。
[ステップS001、S002]
まず、NIC5のMPU63は、ネットワーク制御部67(通信手段の一部)を通じて、電子メールサーバ31に対して新着メールの有無の問合せ処理、即ち、電子メールサーバ31の記憶部31aに自装置宛の電子メールデータが記憶されているか否かの問合せ処理(前記新着メール問合せ処理)及びその応答の受信処理を行う(S001)。
このステップS001では、NIC5のMPU63は、新着メールの問合せコマンドとともに、NIC5のフラッシュメモリ66に予め記憶されている前記メールIDとパスワードを電子メールサーバ31に送信し、これに対して返信されてくる新着メールの有無情報を受信する。この新着メール問合せ処理は、例えば、POP3等の所定のプロトコルに準拠して行われる。
さらに、NIC5のMPU63は、ステップS001の処理によって新着メールが存在する旨を表す応答が受信されたか否か(新着メールが存在するか否か)を判別する(S002)。
そして、NIC5のMPU63は、稼働モードの状態において、ステップS001の処理によって新着メールが存在する旨を表す応答を受信しなければ、ステップS001及びS002の処理を定期的に繰り返す。
一方、NIC5のMPU63は、ステップS001の処理によって新着メールが存在する旨を表す応答を受信すれば、処理を次のステップS003へ移行させる。
ステップS003では、メイン制御部9のMPU73は、NIC5を制御することにより、電子メールサーバ31からNIC5を通じて自装置宛の新着メール(電子メールデータ)を取得する処理を実行する(S003、データ取得制御手段の一例)。
このステップS003では、メイン制御部9のMPU73は、新着メールの送信要求コマンドとともに、NIC5のフラッシュメモリ66若しくはメイン制御部9のフラッシュメモリ66等に予め記憶されている前記メールIDとパスワードを電子メールサーバ31に送信し、これに対して返信されてくる電子メールデータ(新着メール)をNIC5を通じて受信するとともに、受信データをHDD3に記憶させる。これにより、電子メールサーバ31の記憶部31aから、メイン制御部9に取り込まれた電子メールデータが消去される。
さらに、メイン制御部9のMPU73は、受信した電子メールデータが、画像データが添付された印刷用の電子メールデータであるか否かを判別する(S004)。例えば、メイン制御部9のMPU73は、電子メールデータのタイトルや本文に、予め定められたコマンド(印刷処理を要求する印刷コマンドやその他の処理を要求するコマンド)のうち、いずれのコマンドが含まれているかをチェックすること等によってステップS004の判別処理を行う。
次に、メイン制御部9のMPU73は、ステップS004において受信データが印刷用の電子メールデータであると判別すると、これに添付された画像データに基づく印刷処理をプリント部7に実行させ(S005)、その後、処理を前述したステップS001へ戻す。ステップS005では、メイン制御部9のMPU73は、例えば、HDD3に記憶された電子メールデータに添付されている画像データをプリント部7に引き渡すとともに、プリント部7に印刷開始指令を出力する。これにより、プリント部7が、電子メールデータに添付された画像データに基づく印刷処理を実行する。なお、プリント部9は、メイン制御部9により取得された電子メールデータに基づくデータ処理(印刷処理)を実行するデータ処理手段の一例である。
一方、メイン制御部9のMPU73は、受信した電子メールデータが、印刷用以外の電子メールデータであると判別すると、その電子メールデータにおいて指定されている処理を実行し(S006)、その後、処理を前述したステップS001へ戻す。
ここで、印刷用以外の電子メールデータによって指定される処理としては、例えば、電子メールデータの添付データ(添付ファイル)を、HDD3内の指定のフォルダに格納する処理や、HDD3内の指定のフォルダに格納されたファイル(データ)を、指定された電子メールアドレス宛に送信する処理などが考えられる。
[ステップS101〜S103]
まず、NIC5のMPU63は、ステップS001と同様に、ネットワーク制御部67(通信手段の一部)を通じて、電子メールサーバ31に対して前記新着メール問合せ処理及びその応答の受信処理を行う(S101)。
さらに、NIC5のMPU63は、ステップS101の処理によって新着メールが存在する旨を表す応答が受信されたか否か(新着メールが存在するか否か)を判別する(S102)。なお、これらステップS101及びS102の処理を実行するNIC5のMPU63は、電子メールサーバ31(サーバ装置の一例)の記憶部31aに自装置宛の電子メールデータ(処理対象データの一例)が記憶されているか否かを確認するデータ存否確認手段の一例である。
また、NIC5のMPU63は、スリープモードの状態において、ステップS101の処理によって新着メールが存在する旨の応答を受信した場合、さらに、その時点の時刻(即ち、電子メールサーバ31の記憶部31aに自装置宛の電子メールデータが記憶されていることが確認された時刻)が、前記ウィークリータイマ制御による次回の起動予定時刻(日時)に対して所定の設定時間t1[分]以上前であるか否かを判別する(S103)。なお、ウィークリタイマ制御による次回の起動予定時刻は、前記週間スケジュールWSで稼働モードに設定されている時刻のうち、ステップS103の処理の実行時点から最も近い将来の時刻である。
ここで、処理がステップS101へ戻された場合、NIC5のMPU63は、ステップS101〜S103の処理を定期的に繰り返す。
このように、NIC5のMPU63は、ステップS101及びS102の処理(データ存否確認手段による確認処理の一例)を、周期的な時間経過が検知されるごとに実行させる(確認実行制御手段の一例)。なお、周期的な時間の経過は、NIC5のMPU63が、クロック発振器63aの発信信号に基づいて計時する。
その他、例えば、操作・表示部2が"通電有り状態"であり、その他の機能ブロック3、4、6、7及び9が"通電無し状態"である状況下で、NIC5のMPU63が、操作・表示部2に所定の着信メール確認操作がなされたことを検知することにより、ステップS101及びS102の処理を実行することも考えられる。
同様に、スリープモードの状態において、NIC5のMPU63が、外部装置(例えば、パーソナルコンピュータ等の端末)から、ネットワーク制御部67(通信手段の一部)を通じて所定のメール確認要求が受信されたことを検知することにより、ステップS101及びS102の処理を実行することも考えられる。
一方、ステップS104では、NIC5のMPU63は、通電切替回路10を制御することにより、"通電無し状態"にあるメイン制御部9(データ取得制御手段の一例)を起動させる(即ち、"通電有り状態"に切り替える)。
このように、本実施形態におけるNIC5のMPU63は、メイン制御部9が"通電無し状態"であるときに、次の2つの条件を両方とも満たす場合に、通電切替回路10を制御することによってメイン制御部9を"通電有り状態"に切り替える(自動起動手段の一例)。
第1の条件は、ステップS101及びS102の処理によって電子メールサーバ31の記憶部31aに自装置宛の電子メールデータが記憶されていることが確認されたことである(ステップS102で判別)。
また、第2の条件は、NIC5のMPU63が実行するウィークリタイマー制御によるメイン制御部9の次回起動予定時刻よりも、ステップS101及びS102の処理によって自装置宛の新着メールの存在(電子メールサーバ31の記憶部31aに記憶されていること)が確認された時刻の方が設定時間t1[分]以上前であることである(ステップS103で判別)。なお、設定時間t1は、例えば、操作・表示部2を通じて任意に設定され(例えば、数分〜十数分程度)、NIC5のフラッシュメモリ66に記憶される。
また、前記第2条件を設けることにより、メイン制御部9の次回起動予定時刻までの待ち時間が比較的短い場合、停止中のメイン制御部9を起動して電子メールデータを取得する処理は行われない。その結果、メイン制御部9の消費電力を極力抑えることができる。また、比較的 次回起動予定時刻(近い将来)になれば、前記ウィークリータイマー制御によってメイン制御部9が起動され、前述したステップS001〜S006の処理により、電子メールデータの取得及び処理が実行されるので、新着メールの取得時期が大幅に遅れるという問題も生じない。
次に、ステップS104の処理により起動したメイン制御部9のMPU73は、前述のステップS003と同様に、電子メールサーバ31からNIC5を通じて自装置宛の新着メール(電子メールデータ)を取得する処理を実行する(S105)。取得された電子メールデータは、HDD3に記憶される。また、電子メールサーバ31の記憶部31aから、メイン制御部9に取り込まれた電子メールデータが消去される。
なお、電子メールデータには、その付帯情報として所定のヘッダ情報が含まれており、このヘッダ情報には、その電子メールデータを電子メールサーバ31に送信した送信元を識別する電子メールアドレスや、その電子メールデータの重要度を表す情報(以下、重要度情報という)が含まれる。
即ち、ステップS105の処理を実行するメイン制御部9は、電子メールサーバ31の記憶部31aに記憶された自装置宛の電子メールデータをNIC5を通じて取得するデータ取得制御手段の一例であるとともに、その電子メールデータの付帯情報を取得する付帯情報取得手段の一例でもある。
さらに、メイン制御部9のMPU73は、前述のステップS004と同様に、受信した電子メールデータが、画像データが添付された印刷用の電子メールデータであるか否かを判別する(S106)。
次に、メイン制御部9のMPU73は、ステップS106において、受信データが印刷用の電子メールデータであると判別すると、その電子メールデータのヘッダ情報(付帯情報の一例)の内容が、予め定められた即時印刷条件を満たすか否かを判別し(S107)、即時印刷条件を満たす場合には、処理を後述するステップS108へ移行させ、満たさない場合には処理を後述するステップS111へ移行させる。
ここで、前記即時印刷条件は、例えば、次の2つの条件の少なくとも一方を満足することである。
その第1の条件は、前記ヘッダ情報に含まれる前記重要度情報が、その電子メールデータが重要度の高いデータであることを表す内容であることである。
第2の条件は、前記ヘッダ情報に含まれる当該電子メールデータの送信元の電子メールアドレス(識別情報)が、予め設定された1又は複数の特定の電子メールアドレス(以下、特定送信元アドレスという)のいずれかに一致することである。
ここで、特定送信元アドレスは、そのアドレスを送信元とする印刷用の電子メールデータが画像処理装置Xによって受信された場合に、停止中のプリント部7を起動して即時に印刷処理を実行すべきことを指定するための電子メールアドレスである。この特定送信元アドレスは、例えば、操作・表示部2を通じて予め設定され、NIC5のフラッシュメモリ66に記憶される。
そして、ステップS108では、メイン制御部9のMPU73がNIC5のMPU63にプリント部7の起動指令を出力し、NIC5のMPU63が、通電切替回路10を制御することにより、"通電無し状態"にあるプリント部7を起動させる(即ち、"通電有り状態"に切り替える)。
このように、本実施形態におけるNIC5のMPU63は、プリント部7が"通電無し状態"であるときに、ステップS101及びS102の処理によって電子メールサーバ31の記憶部31aに自装置宛の電子メールデータが記憶されていることが確認されたという条件(ステップS102で判別)に加え、電子メールデータのヘッダ情報(付帯情報)が前記即時印刷条件をも満たす場合に、通電切替回路10を制御することによってプリント部7を"通電有り状態"に切り替える(自動起動手段の一例)。
このように、画像処理装置Xは、プリント部7が停止中において、前記即時印刷条件を満たす特定の印刷用の電子メールデータのみを選択的に処理する。
これにより、停止中のプリント部7は、それほど重要でない電子メールデータが受信された場合には起動されず、画像処理装置Xの電力消費が抑えられる。
さらに、メイン制御部9のMPU73は、前述のステップS005と同様に、その電子メールデータに添付された画像データに基づく印刷処理を、ステップS108の処理によって起動したプリント部7に実行させる(S109)。
次に、プリント部7による印刷処理が終了すると、NIC5のMPU63は、通電切替回路10を制御することにより、起動したプリント部7を再び停止させる("通電無し状態"に切り替える)(S110)。
このように、NIC5のMPU63は、ステップS108の処理により"通電有り状態"に切り替えられたプリント部7により、ステップS105の処理によって取得された電子メールデータに基づく印刷処理が実行された後に、通電切替回路を制御することによってプリント部7を"通電無し状態"に切り替える(自動停止手段の一例)。
さらに、NIC5のMPU63は、通電切替回路10を制御することにより、起動したメイン制御部9を再び停止させる("通電無し状態"に切り替える)(S111)。
このように、NIC5のMPU63は、ステップS104の処理により"通電有り状態"に切り替えられたメイン制御部9により、電子メールサーバ31から自装置宛の電子メールデータが取得(S105)された後に、通電切替回路を制御することによってメイン制御部9を"通電無し状態"に切り替える(自動停止手段の一例)。
一方、メイン制御部9のMPU73は、受信した電子メールデータが、印刷用以外の電子メールデータであると判別すると、前述のステップS006と同様に、その電子メールデータにおいて指定されている処理を実行し(S112)、その後、処理を前述したステップS111へ移行させる。これにより、メイン制御部9が"通電無し状態"に切り替えられる。
そして、NIC5のMPU63は、ステップS111の処理(メイン制御部9の停止処理)を実行した後、処理を前述したステップS101へ戻す。
以上に示したように、画像処理装置Xは、電子メールデータの取得処理を行うメイン制御部9や、印刷処理を行うプリント部7が通電されていない状態のままで、NIC5が、電子メールサーバ31の記憶部31aに自装置宛の電子メールデータが記憶されているか否かの確認処理を実行する(S101)。このため、メイン制御部9やプリント部7による電力消費を抑えることができる。
しかしながら、同様の確認処理や自動起動処理を行う回路やプロセッサ等を、NIC5や各機能ブロック2、3、4、6、7及び9以外に別途設けることも考えられる。但し、そのような回路やプロセッサ等は、各機能ブロック2、3、4、6、7及び9に対する通電制御にかかわらず、"通電有り状態"に保持されるよう構成されたものである必要がある。
また、前記画像処理装置Xは、電子メールサーバ31に自装置宛の新着メールが存在するという条件(S102で判別)と、ウィークリタイマ制御による次回起動予定時刻に基づく条件(S103で判別)との両方を満たす場合に、メイン制御部9を起動させ(S104)、電子メールサーバ31から新着メールを取得する(S105)ものであった。
しかしながら、電子メールサーバ31に自装置宛の新着メールが存在するという条件のみをもって、電子メールサーバ31から新着メールを取得する画像処理装置も考えられる。
しかしながら、電子メールサーバ31に自装置宛の新着メールが存在するという条件のみをもって、停止中のプリント部7の起動等を実行する画像処理装置も考えられる。
また、例えば、NIC5のMPU63に、電子メールサーバ31から自装置宛の新着メールのヘッダ情報(付帯情報)を取得する処理の実行機能を付加し、電子メールサーバ31に自装置宛の新着メールが存在するという条件と、前記即時印刷条件との両方を満たす場合にのみ、停止中のメイン制御部9を起動させ、電子メールサーバ31から新着メールを取得する画像処理装置も考えられる。
また、前述した実施形態は、画像処理装置Xが処理するデータの一例として電子メールデータを示したが、他のデータを処理対象とする画像処理装置も考えられる。
例えば、電子メールサーバ31を、ハードディスク等の記憶部を備えた計算機であるサーバ装置に置き換え、そのサーバ装置の記憶部を複数の端末及び画像処理装置で共有する画像処理システムが考えられる。
この場合、例えば、そのサーバ装置の記憶部に、その記憶部を共有する画像処理装置それぞれに対応したフォルダを設定し、各画像処理装置が備えるNIC等が、自装置に対応したフォルダ内に存在する印刷データ等の処理対象データを、自装置宛のデータであると認識するよう構成された画像処理装置が考えられる。
1…操作検知スイッチ
2…操作・表示部
3…ハードディスクドライブ
4…画像処理演算部
5…ネットワークインターフェースカード
6…スキャナ部
7…プリント部
9…メイン制御部
10…通電切替回路
11…バス
21…メイン電源
22(221〜224)…サブ電源
30…ネットワーク
31…電子メールサーバ
40…手動切替スイッチ
41〜44…自動切替スイッチ
61、71…バスコネクタ
62、72…バス制御部
63、73…MPU(マイクロプロセッサユニット)
63a…クロック発振器
64、74…メモリ制御部
65、75…ROM
66、76…フラッシュメモリ
67…ネットワーク制御部
68…ネットワークコネクタ
77…I/Oポート
78…カレンダー管理部
S001、S002、〜…処理手順の識別記号
Claims (5)
- 所定のサーバ装置とデータの通信を行う通信手段と、データを処理するデータ処理手段を具備する画像処理装置であって、
前記通信手段を通じて前記サーバ装置と通信を行うことにより、該サーバ装置の記憶部に自装置宛の処理対象データが記憶されているか否かを確認するデータ存否確認手段と、
前記サーバ装置の記憶部に記憶された自装置宛の処理対象データを前記通信手段を通じて取得するデータ取得制御手段と、
装置への電力供給を行うメイン電源と、
予め定められた時刻スケジュールにより装置への通電状態を制御するスケジュール制御手段と、
前記通信手段及び前記データ存否確認手段に対する通電とは独立して前記スケジュール制御手段により前記データ処理手段を含む装置各ブロックに対して選択的に通電を切り替える通電切替手段と、
前記スケジュール制御手段により通電切替え手段が装置各ブロックへの通電を停止している状態のときに、前記データ存否確認手段によって前記サーバ装置の記憶部に自装置宛の処理対象データが記憶されていることが確認された場合、確認された時刻から前記スケジュール制御手段による次回通電予定時刻までの時間が所定時間未満であるときは前記スケジュール制御手段による装置各ブロックへの通電開始を待って前記処理対象データを取得処理し、所定時間以上であるときは前記通電切替手段を制御することによって装置各ブロックへの通電を起動し、前記データ取得制御手段により前記処理対象データを取得し、取得した処理対象データの処理が終了した後に、前記起動した装置各ブロックへの通電を停止状態に切り替える自動起動手段と、
を具備してなることを特徴とする画像処理装置。 - 前記処理対象データが印刷処理の対象となる印刷用データを含み、前記データ処理手段が、前記印刷用データに基づく印刷処理を行うものであることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記通信手段を通じて前記サーバ装置と通信を行うことにより、該サーバ装置の記憶部に記憶されている自装置宛の処理対象データの付帯情報を取得する付帯情報取得手段を具備し、
前記自動起動手段が、さらに前記付帯情報取得手段により取得された前記付帯情報が所定条件を満たしている場合、前記通電切替手段を制御することによって装置各ブロックへの通電を起動し、前記データ取得制御手段により前記処理対象データを取得し、取得した処理対象データの処理が終了した後に、前記起動した装置各ブロックへの通電を停止状態に切り替えることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。 - 前記付帯情報が、前記処理対象データを前記サーバ装置に送信した送信元の識別情報及び前記処理対象データの重要度を表す情報のうちの一方又は両方を含む情報であることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
- 前記処理対象データが、電子メールデータであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像処理装置。
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