JP4236288B2 - 黄変化が少なく硬化速度の速い放射線硬化性光学繊維被覆 - Google Patents

黄変化が少なく硬化速度の速い放射線硬化性光学繊維被覆 Download PDF

Info

Publication number
JP4236288B2
JP4236288B2 JP50420899A JP50420899A JP4236288B2 JP 4236288 B2 JP4236288 B2 JP 4236288B2 JP 50420899 A JP50420899 A JP 50420899A JP 50420899 A JP50420899 A JP 50420899A JP 4236288 B2 JP4236288 B2 JP 4236288B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating
radiation curable
optical fiber
composition
curable composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP50420899A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002504959A (ja
Inventor
スズム、デビッド、マイケル
チャウラ、チャンダー、プラハシュ
ビショップ、ティモシイ、エドワード
Original Assignee
ディーエスエム アイピー アセッツ ビー. ブイ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ディーエスエム アイピー アセッツ ビー. ブイ filed Critical ディーエスエム アイピー アセッツ ビー. ブイ
Publication of JP2002504959A publication Critical patent/JP2002504959A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4236288B2 publication Critical patent/JP4236288B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C25/00Surface treatment of fibres or filaments made from glass, minerals or slags
    • C03C25/10Coating
    • C03C25/104Coating to obtain optical fibres
    • C03C25/1065Multiple coatings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C25/00Surface treatment of fibres or filaments made from glass, minerals or slags
    • C03C25/10Coating
    • C03C25/104Coating to obtain optical fibres
    • C03C25/106Single coatings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D4/00Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, based on organic non-macromolecular compounds having at least one polymerisable carbon-to-carbon unsaturated bond ; Coating compositions, based on monomers of macromolecular compounds of groups C09D183/00 - C09D183/16
    • C09D4/06Organic non-macromolecular compounds having at least one polymerisable carbon-to-carbon unsaturated bond in combination with a macromolecular compound other than an unsaturated polymer of groups C09D159/00 - C09D187/00
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/29Coated or structually defined flake, particle, cell, strand, strand portion, rod, filament, macroscopic fiber or mass thereof
    • Y10T428/2913Rod, strand, filament or fiber
    • Y10T428/2933Coated or with bond, impregnation or core
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/29Coated or structually defined flake, particle, cell, strand, strand portion, rod, filament, macroscopic fiber or mass thereof
    • Y10T428/2913Rod, strand, filament or fiber
    • Y10T428/2933Coated or with bond, impregnation or core
    • Y10T428/2938Coating on discrete and individual rods, strands or filaments
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/31504Composite [nonstructural laminate]
    • Y10T428/31551Of polyamidoester [polyurethane, polyisocyanate, polycarbamate, etc.]
    • Y10T428/31645Next to addition polymer from unsaturated monomers

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)

Description

〔技術分野〕
本発明は、放射線硬化性光学繊維被覆組成物に関する。特に、本発明は、速い硬化性を示すと共に、放射線で硬化すると、強制エージングで低い黄変化速度を示す組成物に関する。
〔背景技術〕
光学繊維は最近の電気通信分野で情報伝達のための媒体として選択されるようになってきている。光学繊維は、それらの製造直後に、通常、放射線硬化性内側第一被覆(又は単に「第一被覆」)で被覆し、それが下の光学繊維に直接接触する。放射線硬化後、この内側第一被覆は比較的軟らかく、損傷を受け易い。従って、繊維は、内側第一被覆の上に重なり、その軟らかい内側第一被覆よりも硬い放射線硬化性外側第一被覆(又は単に「第二被覆」)で被覆されている。この二重被覆構造は、繊維の伝送効率及び耐久性を最大にし、新しく製造した初期ガラス繊維の望ましい特性を維持する。二つの被覆は一緒になって繊維の性能を最大にする働きをしなければならない。多くの場合、放射線硬化性インクを外側第一被覆の上に適用し、然る後、その被覆した繊維を更にリボン及びケーブルに加工する。二つの繊維被覆の外に、他の放射線硬化性繊維光学材料には、リボン及びケーブルを製造するのに用いられるマトリックス及び結束材料が含まれる。
光学繊維の製造で用いられる放射線硬化性組成物は、それらを硬化した後、時間と共に実質的な色の変化を起こすべきではなく、特に黄変すべきではない。非黄変化は、光学繊維工業で極めて重要な被覆パラメーターになっている。変色及び黄変化は、特に光分解エージング(例えば、UV又は蛍光の存在下でのエージング)により促進される。また、変色は、現在工業的標準になっているウレタンアクリレート系組成物の一般的問題であり、外側第一被覆よりも内側第一被覆で一層大きな問題になる傾向がある。しかし、どちらの被覆でも黄変化は望ましくない。
速い硬化速度も依然として重要な被覆パラメーターになっている。被覆を充分硬化することができる速度によって繊維の製造は律速される。内側第一被覆は、通常外側第一被覆よりも遅い硬化速度を有する。
前述の黄変化問題を解決する試みが行われてきているが、速い硬化速度のような他の重要な性質を阻害することのない解決法に到達すべきである。しかし、それらの性質の組合せは達成しにくい。更に、内側第一被覆の硬化に対する外側第一被覆の影響により、被覆の設計は複雑になっている。これらの問題を解決し、被覆光学繊維、リボン及びケーブルの製造業者により求められている厳しい要求を満足する系統的方法が必要である。これら製造業者は、従来の被覆では与えることのなかった被覆系から速い硬化速度と非黄変化性能の両方を要求している。
UV吸収性化合物(UV吸収剤)が、光学繊維被覆に添加されてきたが、種々雑多な結果が得られている。一般にそれらは硬化速度を遅くすることが認識されている。
ブライラー(Blyler)その他による米国特許第4,482,206号明細書には、もし放射線硬化性繊維被覆が、UV光を遮蔽する機能を果たす(光開始剤とは異なって、UV露光で実質的な量の遊離ラジカルを発生しない)UV吸収性添加剤を含むならば、繊維の光学的損失を減少することができることが記載されている。しかし、この特許によれば、そのUV吸収性材料は内側第一被覆中に入れるのが好ましく、もし完全に硬化した外側第一被覆を望むならば、外側第一被覆中には使用しない。この特許も、UV吸収剤を使用することにより、内側第一被覆の黄変化を減少する硬化速度の速い外側第一被覆を製造することは示唆していない。むしろ、この特許は、もし速い硬化速度を望むならば、外側第一被覆中にUV吸収剤を使用することは避けることを教示している。
同様に、米国特許第4,935,455号明細書は、内側第一被覆にUV吸収剤を使用することを教示している。しかし、この特許も、UV吸収剤の量を増加すると硬化速度が遅くなることを教示している。従って、それは少量でしかUV吸収剤を使用しないことを例示している。
従って、一般に、UV吸収剤は、速い硬化が必須な場合には望ましくないと考えられており、商業的光学繊維被覆は、今日一般にそれらを含んでいない。従来の商業的光学繊維被覆でもそれらを用いていたが、非常に低い濃度で用いていた。これらの被覆系は、現在の商業的要求を満足されるのには不適切である。
要するに、光で誘発される変色に対する向上した保護と速い硬化速度との両方を与える高速硬化内側及び外側第一被覆に対する必要性が長い間感じられてきた。
〔発明の開示〕
本発明は、光学繊維被覆についての上記問題が、被覆の光開始剤系をUV吸収系と一緒に調整することにより解決することができることを認めている。更に、内側及び外側第一被覆組成物は、一緒に機能を果たすように設計することができる。その結果、本発明は、速い硬化速度と非黄変性の両方を光学繊維被覆組成物に与えるという工業的に長い間感じられてきた要求を満たすのに役立つものである。
本発明は、次の前混合物成分の組合せ:
約5重量%〜約95重量%の少なくとも一種類の放射線硬化性オリゴマー、
約5重量%〜約95重量%の少なくとも一種類の反応性希釈剤、
約0.1重量%〜約20重量%の少なくとも一種類の光開始剤で、速い硬化速度を与えるように選択された光開始剤、
約0.1重量%〜約20重量%の少なくとも一種類のUV吸収性化合物で、実質的に速い硬化速度を阻害しないUV吸収性化合物、
からなる光学繊維被覆のための放射線硬化性組成物を与える。
本発明は、被覆光学繊維で、次の組合せ:
光学繊維、
放射線硬化性内側第一光学繊維被覆、及び
放射線硬化性外側第一光学繊維被覆、
からなり、然も、
前記外側第一光学繊維被覆が、放射線硬化する前に:
約5重量%〜約95重量%の少なくとも一種類の放射線硬化性オリゴマー、
約5重量%〜約95重量%の少なくとも一種類の反応性希釈剤、
約0.1重量%〜約20重量%の少なくとも一種類の光開始剤で、速い硬化速度を与えるように選択された光開始剤、
約0.1重量%〜約20重量%の少なくとも一種類のUV吸収性化合物で、実質的に内側又は外側第一被覆の速い硬化速度を阻害しないUV吸収性化合物、
からなる、被覆光学繊維も与える。
本発明は、内側第一光学繊維被覆の色劣化速度を低下するための方法において、次の工程:
光学繊維を放射線硬化性内側第一被覆で被覆し、
前記内側第一被覆を外側第一被覆で被覆し、然も、その外側第一被覆はその被覆の硬化速度を実質的に阻害しないUV吸収剤を含有し、そして
前記被覆を硬化する、
工程の組合せからなる色劣化速度低下方法も与える。
特に、本発明の外側第一被覆組成物は、良好な硬化速度を示し、硬化後に、非黄変性、酸化安定性、良好な耐湿気性、及び丈夫なフイルム特性を示す利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第2図は、内側第一被覆の黄変化速度に対するUV吸収剤の影響を例示する図である。
第3図は、内側第一被覆の硬化速度に対するUV吸収剤の影響を例示する図である。
第4図〜第7図は、内側及び外側の第一被覆の組合せについて、エージングにより起きる黄変化の増大に対する外側第一被覆中のUV吸収剤の影響を例示する図である。
〔好ましい態様についての詳細な説明〕
次の定義は本発明に適用される。
「(メタ)アクリレート」とは、アクリレート及び(又は)メタクリレートを意味する。アクリレートは一般に速い硬化速度を達成するのにメタクリレートよりも好ましいが、メタクリレートも用いることができる。
「前混合物成分」とは、或る成分を他の成分と混合する前のその成分を意味する。前混合物成分は夫々他の成分と、混合後に、相互作用するか又は反応する能力を有する。
「効果的量」とは、特定の被覆系に基づく量を当業者が決定することができることを意味する。例えば、光開始剤の量は、その光開始剤の活性度又はその光開始剤の非黄変化特性に依存する。被覆が内側第一被覆か又は外側第一被覆であるのか、被覆が設計される繊維製造方法が、同時か又は順次行われる硬化方法であるかも重要である。同様に、UV吸収剤の効果的量は、特定のUV吸収剤の吸収特性に依存する。
放射線硬化性内側及び外側第一被覆は、少なくとも一種類の放射線硬化性オリゴマー、少なくとも一種類の反応性又は単量体希釈剤、光開始剤、及びUV吸収性化合物を含めた添加剤からなっていてもよい。UV希釈性化合物は、内側第一被覆、外側第一被覆、又はそれらの両方中に存在させることができる。一つの好ましい態様として、紫外線吸収性化合物は外側第一被覆中に存在し、UV光の有害な効果から内側第一被覆を遮蔽する働きをする。外側第一被覆は、UV吸収剤の存在にも拘わらず、速い硬化速度を与え、速く硬化する光開始剤である少なくとも一種類の光開始剤も含有する。
放射線硬化性組成物は、モジュラスが完全硬化時のその最大値の少なくとも約90%に到達する程度まで硬化が進行した時に、「充分硬化」している。一般に、そのような硬化度は、光学繊維の商業的製造を可能にするのに充分である。しかし、殆どの場合、硬化度は最大にすべきである。充分硬化した後の組成物に含有される溶媒抽出可能な物質の量は最小であるのが好ましい。
ここで用いられる「紫外線吸収性化合物」又は「UV吸収剤」は、これらの成分を含む放射線硬化性組成物の硬化速度に基づく「光開始剤」とは異なるものである。UV吸収剤は実質的に組成物の硬化速度を増大しないのに対し、光開始剤は、例えば、遊離ラジカルを発生することにより硬化速度を増大する。一般にUV吸収剤は、吸収された紫外線エネルギーを熱に変えることができる。別法として、UV吸収剤の吸収エネルギーは、蛍光又は燐光によって消散させることができる。しかし、熱によりエネルギーを消散させるUV吸収剤が好ましい。光重合を加速する光開始剤と、劣化を防ぐ働きをするUV吸収剤添加物との区別は当業者によく認識されている。
被覆系の硬化速度を最大にし、然も、被覆系の黄変化を最小にするようにUV光を遮蔽又は吸収するUV吸収剤が選択されているのが好ましい。これらの効果のバランスは、例えば、内側及び外側第一被覆のUV吸収帯、内側及び外側第一被覆光開始剤のUV吸収帯、内側及び外側第一被覆中の光開始剤の量、及びUV吸収剤と光開始剤の吸収帯の相対的強度に依存して、特定の用途に対し達成することができる。
例えば、外側第一UV吸収剤のUV吸収スペクトルは、内側及び外側第一被覆、特に外側第一被覆中の光開始剤の吸収帯と実質的に競合(重複)しない吸収帯を有するのが好ましい。光開始剤とUV吸収剤との幾らかの競合が回避できない場合、光開始剤の量を、UV吸収剤の吸収効果を乗り越え、硬化速度を維持するのに必要なだけ増大させることができる。また、UV吸収剤は、黄変化、特に内側第一被覆の黄変化を引き起こす光を吸収するように選択することができる。黄変化を引き起こす光は、例えば、内側第一被覆の吸収帯に伴われている。従って、UV吸収剤をこれら吸収帯と実質的に合うように選択し、黄変化を最小にすることができる。
これらの原理を用いることにより、内側及び外側の両方の第一被覆を含めた被覆系中の光開始剤の独自性及び量を選択すると共に、UV吸収剤の独自性及び量を選択することにより、特定の用途に対する硬化速度と非黄変化の最適バランスを達成することができる。或る場合には、内側第一被覆の非黄変化の方が一層重要になることがあるのに対し、他の場合には外側第一被覆の速い硬化速度が一層重要になることがある。UV吸収剤及び光開始剤は、必要に応じて調節することができる。
適当な種類のUV吸収剤には、o−ヒドロキシベンゾフェノン、o−ヒドロキシフェニルサリチレート、シアノアクリレート、又は2−(o−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール型のもの、又はそれらの混合物が含まれる。他のUV吸収剤には、刊行物、1996年11月/12月、ラドテク(Radtech)リポート、第18頁〜第22頁のA.バレット(Valet)その他による「UV硬化被覆の光安定性:進捗報告」(Light Stabilization of UV Cured Coatings: A Progress Report)に論じられているものが含まれる。この文献によれば、UV吸収剤型の化合物には、ヒドロキシフェニル−ベンゾトリアゾール、ヒドロキシフェニル−s−トリアジン、ヒドロキシベンゾフェノン、及び蓚酸アニリドが含まれる。
放射線重合可能なUV吸収剤が好ましい。好ましくは、UV吸収剤は(メタ)アクリレート官能性を有し、アクリレートであるのが好ましい。これらのUV吸収剤は被覆の抽出可能物質含有量を最小にすることができる。
UV吸収剤の例には次のものが含まれる:
2,6−ジヒドロキシベンゾフェノン、
2,2′−ジヒドロキシベンゾフェノン、
2,2′−ジヒドロキシ−4,4′−ジメトキシベンゾフェノン、
2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、
2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、
2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン、
2−ヒドロキシ−4,4′−ジメトキシベンゾフェノン、
3−ベンゾイル−2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、
2−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシベンゾフェノン、
2,2′−ジヒドロキシ−4−n−オクチルオキシベンゾフェノン、
フェニルサリチレート、
p−オクチルフェニルサリチレート
p−t−ブチルフェニルサリチレート
2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、
2−(2′−ヒドロキシ−5′−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、
2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、
2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3′−ジフェニルアクリレート、及びエチル−2−シアノ−3,3′−3,3′−ジフェニルアクリレート。
好ましい例は2−エチル,2′エトキシオキサルアミド〔サンドヴール(Sandovur)VSU〕である。放射線硬化性であるUV吸収剤の別の好ましい例は、2−ヒドロキシ−4−アクリルオキシエトキシベンゾフェノン〔シアソーブ(Cyasorb)UV416〕である。別の好ましい例は、2−(2′−ヒドロキシ−5−メタクリルオキシエチルフェニル)−2−ベンゾトリアゾール〔ノルブロック(Norbloc)7966〕である。
UV吸収剤は、約345nm〜450nmの間に強い吸収帯を有するのが好ましい。UV吸収は、可視光線範囲(約400nmで始まる)まで広がり、好ましくはその中に入っていることが重要である。
UV吸収剤の量は、約0.01重量%〜約20重量%、好ましくは約0.05重量%〜約5重量%、一層好ましくは約0.1重量%〜約2重量%にすることができる。
全く意外なことに、本発明のUV吸収剤は、多量で用いると、チヌビン(Tinuvin)292のような立体障害アミン光安定化剤よりも黄変化速度を低下するのに一層効果的になることがある。
UV吸収剤の選択の外に、本発明の別の重要な特徴は、光開始剤の硬化速度、その黄変化特性、その吸収スペクトル及びその量に対する考慮を含めた内側及び外側第一被覆光開始剤系の選択である。光開始剤系は光学繊維の迅速な製造を可能にするが、実質的な非黄変化特性を犠牲にしないように選択すべきである。或る被覆の場合、光開始剤混合物が、最適量の表面及び内部硬化を与えることができ、好ましい。UV光への露出で遊離ラジカルを発生する光開始剤が好ましい。
外側第一被覆層に用いるために選択される光開始剤は、可能な限り、外側第一被覆層中のUV吸収性化合物の吸収範囲を実質的に含まない範囲で放射線を吸収すべきである。
内側又は外側第一被覆中の光開始剤の合計量は、特に限定されるものではないが、与えられた組成物及び用途に対し、硬化を促進し、本発明の非黄変化及び速い硬化速度の利点を達成するのに充分な量にする。一つの被覆中の量は、例えば、約0.1重量%〜約20重量%、好ましくは約0.5重量%〜約10重量%、最も好ましくは約1.0重量%〜約5.0重量%にすることができる。
モノ−及びビス−アシルホスフィンオキシド開始剤を用いることができ、それは、例えば、米国特許第5,534,559号、第5,218,009号、第5,399,770号、及び第4,792,632号明細書(それらの記載は参考のためここに入れてある)に記載されている。他の種類の光開始剤には、例えば、米国特許第4,992,524号明細書に記載されているものが含まれる。
遊離ラジカル型光開始剤の例には次のものが含まれるがそれらに限定されるものではない:
ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、
ヒドロキシメチルフェニルプロパン、
ジメトキシフェニルアセトフェノン、
2−メチル−1−[4−(メチルチオ)−フェニル]−2−モルホリノ−プロパノン−1、
1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、
1−(4−ドデシル−フェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、
4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル−2(2−ヒドロキシ−2−プロピル)−ケトン、
ジエトキシフェニルアセトフェノン、
2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン、
2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド、
(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチルペンチルホスフィンオキシド、
2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン1−オン、及び
それらの混合物。
外側第一被覆のために好ましい光開始剤系は、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシドと、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトンとの混合物である。
内側第一被覆のために好ましい光開始剤系は、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)2,4,4′−トリメチルペンチルホスフィンオキシドと、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−1−プロパノンとの混合物である。
内側及び外側の両方の第一被覆は、一般に少なくとも一種類の放射線硬化性オリゴマーを含有する。放射線硬化性オリゴマーは、オリゴマー主鎖、放射線硬化性末端封鎖基、及び末端封鎖基をオリゴマー主鎖に結合する結合基からなっていてもよい。例えば、放射線硬化性オリゴマーは、主鎖オリゴマーポリオール化合物、ポリイソシアネート結合用化合物、及び放射線硬化性末端封鎖化合物の反応により製造することができる。ブロック共重合体及びランダム共重合体オリゴマー構造体を用いることができる。
従来法で適当なオリゴマーの製造の仕方が報告されている。例えば、米国特許第5,336,563号明細書(その完全な記載は参考のためここに入れてある)に記載された方法により、例えばオリゴマー合成を行うことができる。外側第一被覆は、ビッショップ(Bishop)その他による米国特許第4,522,465号及び第4,514,037号明細書(その完全な記載は参考のためここに入れてある)に記載されている。クラジェウスキー(Krajewski)その他による米国特許第4,806,574号明細書にも、例えば、多官能性芯を用いることによりオリゴマーの分子構造を調整する方法が記載されている。ビッショップその他による米国特許第5,093,386号明細書及びコゥディー(Coady)その他による米国特許第4,992,524号明細書にも、本発明で用いることができるオリゴマー合成方法が記載されている。
オリゴマーの数平均分子量は、例えば、約750g/モル〜約50,000g/モル、好ましくは約1,000g/モル〜約10,000g/モル、一層好ましくは約5,000g/モル未満にすることができる。分子量及びその分布は、ゲル浸透クロマトグラフィーにより決定することができる。
オリゴマーは、全組成物に対し、約5重量%〜約95重量%、好ましくは約20重量%〜約80重量%、一層好ましくは約30重量%〜約70重量%の量で存在する。
オリゴマー主鎖は、例えば、ポリエーテル、ポリカーボネート、ポリエステル、又は炭化水素反復単位、又はそれらの組合せからなっていてもよい。アクリル化アクリルを用いることができる。オリゴマー中の主鎖構造体は、上で述べた反復単位を有する一種類以上のオリゴマーポリオール化合物から誘導することができる。
オリゴマー主鎖を形成するのに役立つポリエーテルポリオールは、例えば、コゥディーその他による米国特許第4,992,524号明細書に論じられているような環式エーテルの開環重合により製造することができる。ポリエーテル主鎖を有するオリゴマーも、例えば、米国特許第5,538,791号明細書に記載されているように用いることができる。シリコーン変性されたポリエーテル型オリゴマーも、例えば、EP特許No.0,407,004(A2)公報に記載されている。
ポリエーテル反復単位は、例えば、C2−C6アルキレンオキシ反復構造を基にすることができる。代表的ポリエーテル構造体には、エチレンオキシ、プロピレンオキシ、及びテトラメチレンオキシ反復単位が含まれる。メチル又はエチル又は他のアルキル又は置換アルキル基のような置換基を、性質を調整するためポリエーテル主鎖から離れて含ませることができる。
ポリカーボネート反復単位構造体は、例えば、ポリアルキルカーボネート構造体を基にすることができる。ポリカーボネートの例には、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,12−ドデカンジオール等のようなC2−C12アルキレンジオールによるジエチレンカルボネートのアルコーリシスにより製造されたものが含まれる。オリゴマー中のポリカーボネート構造体は、ポリエーテル単位を含有させることにより調整することができる。
更に、炭化水素又はポリオレフィンオリゴマー主鎖は、例えば、米国特許第5,146,531号及び第5,352,712号明細書に記載されているように用いることができる。不飽和又は飽和炭化水素ポリオールを用いることができるが、飽和ポリオールが好ましい。水素化ポリブタジエンは好ましい例である。
ポリエステルジオールにはポリカルボン酸、又はそれらの無水物、及びジオールの反応生成物が含まれる。酸及び無水物には、例えば、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トリメリト酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、マロン酸等が含まれる。ジオールには、例えば、1,4−ブタンジオール、1,8−オクタンジオール、ジエチレングリコール。1,6−ヘキサンジオール、ジメチロールシクロヘキサン等が含まれる。この分類には、ポリカプロラクトンが含まれる。しかし、ポリエステル主鎖は、加水分解不安定性を起こす傾向があるので余り好ましくない。
オリゴマーは、ポリオールとポリイソシアネートとの反応により形成されたウレタン結合のような結合単位も有する。ポリイソシアネート結合基はポリオール主鎖化合物を、それ自身、別のポリオール主鎖化合物、又は放射線硬化性末端基化合物に結合することができる。ポリイソシアネート結合基はジイソシアネート化合物であるのが好ましいが、例えば、トリイソシアネートのような一層高次のイソシアネートも用いることができる。内側第一被覆のためのポリイソシアネートは、脂肪族であるのが好ましいが、或る芳香族ポリイソシアネートも含ませることができる。一般に、芳香族イソシアネート化合物は黄変化を伴うが、当業者は比較的少量の芳香族基が、与えられた組成物で許容できるか否かを決定することができる。芳香族イソシアネートは外側第一被覆に一層容易に用いることができる。なぜなら、それらの被覆は一般に黄変化を受けにくいからである。
ポリイソシアネート化合物は、例えば、4〜20個の炭素原子を有する。ポリイソシアネートの分子量は約1,000g/モルより小さく、好ましくは約500g/モルより小さくすることができる。或る場合には、重合ポリイソシアネートも有用である。
ジイソシアネートの例には、ジフェニルメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、シクロヘキシレンジイソシアネート、メチレンジシクロヘキサンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、m−フェニレンジイソシアネート、4−クロロ−1,3−フェニレンジイソシアネート、4,4′−ビフェニレンジイソシアネート、1,5−ナフチレンジイソシアネート、1,4−テトラメチレンジイソシアネート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、1,10−デカメチレンジイソシアネート、1,4−シクロヘキシレンジイソシアネート、及びポリアルキルオキシド及びポリエステルグリコールジイソシアネート、例えば、夫々、TDIを末端とするポリテトラメチレンエーテルグリコール、TDIを末端とするポリエチレンアジペート、及びテトラメチルキシリレンジイソシアネート(TMXDI)が含まれる。
オリゴマー中のウレタン結合は、例えば、ジラウリン酸ジブチル錫又はジアザビシクロオクタン結晶のような既知のウレタン化触媒を用いて発生させることができる。
オリゴマーは、更に放射線硬化性末端封鎖基を有する。末端封鎖とは、オリゴマーがその分子鎖の末端点を有することを意味する。オリゴマーは2〜4の末端封鎖部位を有することができるが、二つの部位を有するのが好ましい。一般に、オリゴマーは、例えば、500g/モルより小さく、好ましくは約300g/モルより小さい比較的低い分子量のモノエチレン系不飽和化合物から形成することができる。(メタ)アクリレート化合物をオリゴマー合成で用いることができ、オリゴマーを末端封鎖する働きをし、速い放射線硬化、特に紫外線硬化に適した不飽和を与える。(メタ)アクリレートは、硬化速度を最大にし、オリゴマー製造を容易にするように選択するのが好ましい。アクリレートが最も好ましい。しかし、更にビニルエーテル及びマレエートのような非アクリレート系を用いることができる。
ヒドロキシアルキルアクリレート化合物も用いることができ、ヒドロキシエチルアクリレートは特に好ましい化合物である。他の好ましい例には、ヒドロキシプロピルアクリレート及びヒドロキシブチルアクリレートが含まれる。
内側第一被覆のためには、オリゴマーを、ポリエーテルとポリカーボネートの混合物から製造されたブロック共重合体オリゴマーにすることができる。例えば、ポリオールの混合物を用いることができ、それには(1)エーテル反復単位を含むポリヘキシルカーボネート、及び(2)ポリブチレンオキシドが含まれる。外側第一被覆のためには、主鎖を形成するのに用いられるポリオールは、ポリプロピレングリコール、又はテトラヒドロフランとメチルテトラヒドロフランとの共重合に基づく共重合体ポリエーテルであるのが好ましい。
外側第一被覆のためには、トルエンジイソシアネートが、オリゴマーが合成される結合基化合物の好ましい例である。内側第一被覆のためにはイソホロンジイソシアネート(IPDI)が結合基化合物の好ましい例である。
内側及び外側の両方の第一被覆は、更に少なくとも一種類の液体反応性希釈剤、又は単量体希釈剤を含み、それはオリゴマーの粘度を低下し、屈折率、モジュラス及び極性のような硬化組成物の性質を調整する機能を果たす。例えば、芳香族希釈剤は材料の屈折率及びTgを上昇させる傾向がある。長鎖脂肪族希釈剤は被覆を軟化することができる。極性希釈剤は水素結合により室温の機械的性質を改良し、溶媒抵抗を増大することができる。配合物は、水吸収性を最小にするように調整するのが好ましくい。なぜなら、水は一般に繊維に有害な影響を与えるからである。希釈剤の混合物は、与えられた用途に必要な性質の適切なバランスを達成するのに好ましい。
反応性希釈剤中に存在する官能基は、放射線硬化性単量体又はオリゴマーに存在する放射線硬化性官能基と共重合することができるのが好ましい。一層好ましくは、放射線硬化性官能基は、硬化中に遊離ラジカルを形成する。
希釈剤の合計量は、例えば、約5重量%〜約95重量%、好ましくは約20重量%〜約80重量%、一層好ましくは約30重量%〜約70重量%にすることができる。
例えば、反応性希釈剤は、アクリレート又はビニルエーテル官能性及びC4〜C20アルキル又はポリエーテル部分を有する単量体又は単量体の混合物にすることができる。好ましい反応性希釈剤の特別な例には次のものが含まれる:
ヘキシルアクリレート、
2−エチルヘキシルアクリレート、
イソボルニルアクリレート、
デシルアクリレート、
ラウリルアクリレート、
ステアリルアクリレート、
2−エトキシエトキシ−エチルアクリレート、
ラウリルビニルエーテル、
2−エチルヘキシルビニルエーテル、
N−ビニルホルムアミド、
イソデシルアクリレート、
イソオクチルアクリレート、
N−ビニル−カプロラクタム、
N−ビニルピロリドン、等。
用いることができる反応性希釈剤の別の種類は、芳香族基を有する化合物である。芳香族基を有する反応性希釈剤の特別な例には次のものが含まれる:
エチレングリコールフェニルエーテルアクリレート、
ポリエチレングリコールフェニルエーテルアクリレート、
ポリプロピレングリコールフェニルエーテルアクリレート、及び
上記単量体のアルキル置換フェニル誘導体、例えば、ポリエチレングリコールノニルフェニルエーテル、及びポリプロピレングリコールノニルフェニルエーテルアクリレート。
反応性希釈剤は、重合することができる二つ以上の官能基を有する希釈剤からなっていてもよい。そのような単量体の特別な例には次のものが含まれる:
サートマー(Sartomer)により供給され、SR349A単量体として入手することができる、エトキシル化ビスフェノール−A−ジアクリレート、
2〜C18炭化水素−ジオールジアクリレート、
4〜C18炭化水素ジビニルエーテル、
3〜C18炭化水素トリアクリレート、及びそれらのポリエーテル類似物等、
例えば、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、
トリメチロールプロパントリアクリレート、
ヘキサンジオールジビニルエーテル、
トリエチレングリコールジアクリレート、
ペンタエリトリトールトリアクリレート、
エトキシル化ビスフェノール−Aジアクリレート、及び
トリプロピレングリコールジアクリレート。
本発明の外側第一被覆に用いるのに好ましい希釈剤系は、エトキシル化ノニルフェニルアクリレートとエトキシル化ビスフェノールAジアクリレートとの混合物である。内側第一被覆のために好ましい希釈剤系は、エトキシル化ノニルフェニルアクリレートとイソデシルアクリレートとの混合物である。
希釈剤の分子量は特に限定する必要はないが、一般にそれが液体であるように、約1,000g/モルより小さい。しかし、希釈剤はそれ自身エチレンオキシ又はプロピレンオキシのような反復エチレン基のような或るオリゴマー特性を持っていてもよい。この場合でもそれは依然として希釈剤と呼ぶことができる。
放射線硬化性組成物の粘度は、周囲温度で好ましくは約12,000cps未満であるが、約2,000cpsより大きく、好ましくは約3,000cps〜約10,000cpsである。未硬化組成物について長い棚寿命が得られるように、粘度は長い時間に亙って安定であるのが好ましい。
内側及び外側第一被覆組成物は、更に光学繊維被覆技術で慣用的な添加剤を含むことができる。適当な添加剤は、例えば、前述の米国特許第5,336,563号、第5,093,386号、第4,992,524号、及び第5,146,531号明細書に記載されている。
例えば、有機官能性シランのような接着性促進剤を内側第一被覆に用いることができる。アクリレート−、アミノ−、又はメルカプト−官能性シランを、約0.1重量%〜約5重量%、好ましくは約0.3重量%〜約3重量%の量で用いることができる。メルカプトプロピルトリメトキシシランが、シラン接着性促進剤の好ましい例である。
他の適当な添加剤には、立体障害フェノール又は立体障害アミン光安定化剤のような熱酸化防止剤が含まれる。第一及び第二被覆の両方に対し好ましい種類の熱酸化防止剤は、チオジエチレンシンナメート誘導体、チバ・ガイギーから入手できるイルガノックス(Irganox)1035である。熱酸化防止剤は、例えば、約0.1重量%〜約1重量%の量で存在させることができる。
保存安定化剤及びスリップ剤は重要な添加剤になることがある。例えば、ブチル化ヒドロキシトルエン及びフェノチアジンは、一般に用いられている安定化用添加剤である。それら添加剤は被覆光学繊維の取扱い特性を調整するのにも有用である。例えば、スリップ剤及び摩擦調節用添加剤は外側第一被覆に有用である。最終的被覆中に存在することがある更に別の添加剤又は成分には、顔料、触媒、潤滑剤、湿潤剤、及び平坦化剤が含まれる。
慣用的色を有する慣用的着色剤、染料、及び顔料を用いることができる。顔料は染料よりも好ましい。なぜなら、染料の色は時間と共に褪せる傾向があるからである。着色剤は紫外線に対して安定であるのが好ましく、顔料は小さな粒子の形をしている。粒径は粉砕により小さくすることができる。
着色材料は、オリゴマー、単量体及び希釈剤、光開始剤、安定化剤、及び実質的に無色の被覆のためにここに記述され、印刷インク結合剤に適合する添加剤、着色した外側第一被覆、着色したマトリックス材料等を含むことができる。
顔料は、例えば、「ウルマンのエンサイクロペディア・オブ・インダストリアル・ケミストリー」(Ullmann’s Encyclopedia of Industrial Chemistry)、第5版第A22巻(1993年VCH出版社)第154頁〜第155頁(その完全な記載は参考のためここに入れてある)に記載されている慣用的無機又は有機顔料にすることができる。顔料は、例えば、組成物が印刷インク又は第二被覆であるかどうかに基づいて選択することができる。印刷インクは一層高度に着色されているであろう。
一般的な種類の適当な着色剤には、就中、無機白色顔料;黒色顔料;鉄酸化物;酸化クロム緑;鉄青及びクロム緑;紫顔料;群青色顔料;青、緑、黄、及び褐色金属の組合せ;クロム酸鉛及びモリブデン酸鉛;カドミウム顔料;チタン酸顔料;真珠箔顔料;金属顔料;モノアゾ顔料;ジアゾ顔料;ジアゾ縮合顔料;キナクリドン顔料;ジオキサジン紫顔料;バット顔料;ペリレン顔料;チオインジゴ顔料;フタロシアニン顔料;及びテトラクロロイソインドリノン;アゾ染料;アントラキノン染料;キサンテン染料;及びアジン染料が含まれる。
特に、印刷インクのための適当な無機顔料には、例えば、二酸化チタン、酸化鉄、珪酸鉄、鉄シアンブルー(又はプルシアンブルー)、アルミニウム粉末、クーパー(cooper)−亜鉛アロウ(allow)粉末、及びカーボンブラックが含まれる。印刷インクのための適当な有機顔料には、例えば、ジアリル化イエロー、ジアリル化オレンジ、ナフトールASレッド、ルビン(Rubin)4Bカルシウム塩、塩基性染料の塩、フタロシアニンブルー、リフレックス(reflex)ブルー、フタロシアニングリーン、及び多環式顔料が含まれる。蛍光顔料を用いることもできる。
着色剤、顔料、又は染料の量も慣用的なものであり、陰影、着色強度、及び着色剤の堅牢度の外、分散性、レオロジー性及び透明性のような因子によって決定される。また、印刷インクは、一般に外側第一被覆よりも強く着色されている。
量は必要な色を与えるのに充分な量にすることができ、それより多いのは一般に好ましくない。着色剤の量は、例えば、約0重量%〜約25重量%、好ましくは約0.25重量%〜約15重量%、一層好ましくは約0.5重量%〜約5重量%にすることができる。
本発明の好ましい態様として、外側第一被覆組成物は、
約20重量%〜約40重量%の放射線硬化性オリゴマーで、ヒドロキシエチルアクリレート、トルエンジイソシアネート、及び約750g/モル〜約2,000g/モルの分子量を有するポリエーテルポリオール化合物から製造されたオリゴマー、
約40重量%〜約80重量%のエトキシル化ビスフェノール−A−ジアクリレート、
約3重量%〜約20重量%のエトキシル化ノニルフェノールアクリレート、
約2重量%〜約4重量%の光開始剤系で、少なくとも一種類のホスフィンオキシド型化合物及び効果的量のUV416のようなUV吸収剤を含む光開始剤系、からなる前混合物成分の組合せから配合される。この好ましい態様では、効果的な量の酸化防止剤も存在する。
別の好ましい態様として、内側第一被覆は、
約30重量%〜約70重量%の放射線硬化性オリゴマーで、(i)ヒドロキシエチルアクリレート、(ii)イソホロンジイソシアネート、及び(iii)ポリエーテルポリオール化合物、ポリカーボネートポリオール化合物、又はそれらの混合物から製造され、約750g/モル〜約3,000g/モルの分子量を有するオリゴマー、
約5重量%〜約40重量%のエトキシル化ノニルフェノールアクリレート、
約5重量%〜約30重量%のイソデシルアクリレート、
約2重量%〜約4重量%の光開始剤系で、少なくとも一種類のホスフィンオキシド型化合物を含む光開始剤系、
約0.3重量%〜約3重量%の有機官能性シラン接着促進剤で、好ましくはメルカプトプロピルトリメトキシシランである接着促進剤、及び
効果的な量のUV416のようなUV吸収剤、
からなる前混合物成分から配合される。この好ましい態様では、効果的な量の酸化防止剤も存在する。
速い硬化速度及び非黄変化の外に、他の性質も重要である。例えば、内側第一被覆は、湿った状態でも繊維に対し適切な接着性を持たなければならない。しかし、内側第一被覆は、繊維剥ぎ取り及びリボン剥ぎ取りの両方の過程で繊維から奇麗に剥離できるようにもすべきである。内側及び外側の両方の第一被覆は、湿分に対する抵抗性を持つように配合すべきである。
外側第一被覆の硬化速度は、約1.0J/cm2より小さく、好ましくは約0.5J/cm2より小さく、一層好ましくは約0.4J/cm2より小さくすべきであり、ここで言う硬化速度とは、モジュラスがその最大値の95%に到達する線量を意味するものとする。内側第一被覆の硬化速度も、約1.0J/cm2より小さいのが好ましい。
被覆繊維を製造するのに慣用的光学繊維製造方法を用いることができる。そのような方法は、例えば、米国特許第4,962,992号明細書(これは参考のためここに入れてある)に記載されている。
本発明を更に次の実施例により例示するが、本発明はそれらに限定されるものではない。別に指示しない限り、%は重量%であり、全組成物の重量を基準にしている。
例1
外側第一被覆の形成
放射線硬化性外側第一被覆配合物を、表Iに要約した前混合物成分から調製した。
Figure 0004236288
この組成物は、実質的非黄変化挙動及び速い硬化速度の両方をもつと予想される。
例2
内側第一被覆の形成
UV吸収剤を含まれない対照内側第一被覆組成物を、表IIに要約した前混合物成分から調製した。
Figure 0004236288
UV吸収剤を含まない表IIの対照配合物に添加剤を添加して、それら新たに配合した組成物の添加剤濃度が0.5重量%(表II中の組成物の99.5重量%)になるようにすることにより幾つかの別の組成物へ配合した。
組成物Aのための添加剤は、ノルブロック(Norblock)7966[2−(2′−ヒドロキシ−5−メタクリルオキシエチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール]であり;組成物BのためにはサンドヴールVSU(2−エチル,2′−エトキシ−オキサルアミド)であり;組成物Cのためにはチヌビン(Tinuvin)292(これは立体障害アミン光安定化剤である)であった。
夫々一種類の添加剤を含む三つの配合物、A〜C及び表IIの対照配合物を3ミルのフイルムに転化し、UV光(フュージョンDランプを用いて8cfmでN2中で1.0J/cm2)により硬化した。黄色度指数(yellowness index)をQUV条件下でエージング時間の関数として測定した。結果を第1図に示す。データーは、0、1、2、3、4、6、及び8週間でとった。データーは、全く思いがけなくサンドヴールVSUは黄変化速度の減少に対し最も効果的であることを示していた。
例3
内側第一被覆の形成
表IIIに従い、内側第一被覆を配合した。
Figure 0004236288
上記組成物の各々の99.5重量%に、0.5重量%のサンドヴールVSUを添加した。10ミルのフイルムに被覆し、そしてN2の存在下でDランプ(フュージョン)の下で1.0J/cm2で硬化することにより、フイルム試料を調製し、色の変化を0、1、4、7、14及び28日で測定した。黄色度指数(YI)を下に記載するようにして計算し、その黄色度指数からΔE値を推定した。結果を第2図に示す。0.5重量%のサンドヴールVSUを含む硬化被覆組成物は、28日の期間に亙りUV吸収性化合物を含まない同じ組成物よりも、一貫して低い黄色度指数及びΔE値を与えた。
更に、UV吸収剤、サンドヴールVSU(0.5重量%)の、組成物3Bの硬化速度(FT−IR測定により測定した)に対する影響を第3図に例示する。データーは、硬化速度が遅くなっているが、実質的には損なわれておらず、黄変化を遅延させるUV吸収剤の存在にも拘わらず、速い硬化速度を得ることができることを示している。
例4
UV安定化剤を含む外側第一被覆と一緒にした内側第一被覆の硬化
表IVに要約した次の前混合物成分から二つの外側第一被覆組成物を配合した。
Figure 0004236288
配合物4Bは、含有するUV吸収剤が少なく、速く硬化するホスフィンオキシド光開始剤は含まない。
更に、4つの内側第一被覆組成物4C〜Fを、下の表V及びVIに要約した前混合物成分から配合した。
Figure 0004236288
Figure 0004236288
外側第一被覆(表IV)の下の4つの内側第一被覆(表V及びVI)の硬化を試験するための試験を行なった。これらの試験は、湿潤重ね塗り光学繊維被覆及び硬化法に類似させた。内側及び外側の両方の第一被覆のフイルムからなる四つの試料を、黄変化及び硬化速度挙動について試験した。
Figure 0004236288
被覆の粘着性を目で観察することにより、試料3の内側第一被覆組成物は、試料2の内側第一組成物よりも迅速に硬化した。この硬化速度の差は、試料3の内側第一組成物中に存在するホスフィンオキシド光開始剤に起因させることができ、それは外側第一被覆中にUV吸収剤が存在するにも拘わらず、速い硬化速度を与える。
更に、黄変化挙動(黄色度指数)を蛍光エージング条件下で測定した。
結果を第4図〜第7図に示す。外側第一被覆中のUV吸収剤の量が最も少ない被覆系、試料1は、最も大きな色の変化(黄変化)を示した。従って、試料1の組成物は許容できない黄変化を示し、本発明が与える速い硬化と実質的な非黄変化の組合せを与えるものではない。試料3の被覆系の示す色の変化は最も少なかった。
例5
外側第一被覆の硬化速度に与える影響
表VIIに従って、UV吸収剤を含まない基礎組成物を配合した。
Figure 0004236288
この基礎組成物を更に表VIIIによる異なった量の異なったUV吸収剤を用いて配合した。異なったUV吸収剤を配合した試料を、3ミルマイラーフイルムに塗布し、そしてN2の存在下でDランプ(フュージョン)の下で0.2、0.3、0.5、0.75、1.0及び2.0J/cm2で硬化することにより調製した。
硬化速度を線量・モジュラス曲線により測定した。それらの結果を下の表VIIIに示す。
Figure 0004236288
シアソーブUV531は、シアソーブUV416よりも基礎配合物の硬化速度を低下し、約0.5重量%のUV吸収剤濃度は、約1.0重量%の濃度よりも硬化速度の低下は少ない。
試験方法:
黄色度指数
UV−VIS分光光度計により黄色度指数を計算した。黄色度指数は、350〜450nmUVスペクトル範囲に亙って平均吸光度として測定し、0.1mmフイルム厚さとして計算した。
調製した被覆フイルムから試料片を切り取り、少なくとも0.5″×1.0″の大きさにした。繋ぎ目領域を60nm/分の速度で350〜450nmに設定した。フイルムを試料ホールダー中に置く時、フイルムが皺にならないように注意すべきである。フイルムは繋ぐ前にできるだけ滑らかになるようにすべきである。スペクトルは1nm当たりのデーター点で収集した。被覆フイルム厚さ(mm)を、試料ホールダー中の穴を覆うフイルム領域中で少なくとも三つの異なった読みの平均を取ることによりマイクロメーターで測定した。
スペクトル中で走査した領域について平均吸光度(AAvg)を各測定波長で吸光度を走査し、データー点の数で割ることにより計算した。黄色度指数は、次の式に従い、0.10mmのフイルム厚に平均吸光度を換算することにより計算した:
Figure 0004236288
ここで、
YI=黄色度指数
AVg=平均吸光度
T=フイルム厚さ(mm)。
FTIRによる硬化速度
本発明での硬化速度をFTIRにより測定することができる。この方法は、紫外線に露出した時、二重結合が失われることにより硬化する被覆系に適用することができる。試料を次のようにして調製した。NaCl円板の中心に完全に混合した被覆の一滴を置いた。第二のNaCl円板をその被覆液滴の上に置き、被覆がスペーサーの縁まで均一に広がるようにした。被覆層中に気泡が存在しないように注意を払った。未硬化被覆のFTIRスペクトルを得た。最小ピークから最大ピークまでの不飽和帯の真の吸光度を測定した。最大ピークは1.0〜1.2Åの範囲内にあるのがよい。吸光度は最小ピークに依存する。この工程を2回繰り返し、真の吸光度についての三つの値を平均した。特定の被覆系についての分析を行う目的にその平均した値を用いた。被覆の厚さは、取り外し可能なセル・ホールダーのネジを締め付けて、不飽和帯の真の吸光度が真の吸光度の平均値の±0.05Å以内に入るようにすることにより調節した。スペクトルは、真の吸光度値が安定化するまで、例えば、スペクトルの結果について相対的基準で±5%以内の変動になるまで、連続的に収集した。次に被覆を、UVランプ源からの0.5秒パルスに当て、次に第二FTIRスペクトルを直ちに収集した。この工程を、被覆が合計5.0秒間露出され、連続する各露出及びFTIR測定をできるだけ迅速に行うことにより繰り返した。
得られた全てのスペクトルを透過率から吸光度へ換算した。各スペクトルについて、不飽和帯下の真の面積を決定した。アクリレート系被覆については、各露出について反応したアクリレート不飽和度%(RAU%)は次の通りである:
Figure 0004236288
式中、A(liq)は、液体被覆についての810cm-1帯の真の面積に等しく、A(exposed)は、露出後の810cm-1帯の真の面積に等しい。3回の分析について平均RAU%を各露出時間について決定し、試料及び対照の両方について露出時間対RAU%をプロットした。
線量・モジュラス曲線
モジュラス測定は下で更に記述するセカント・モジュラス(secant modulus)測定である。硬化速度は、最大モジュラスの95%が得られる線量である。
引張り試験
硬化試料の抗張力を、万能試験装置、パーソナルコンピューターを具えたインストロン型4201及びソフトウェアー「シリーズIX材料試験装置(Series IX Materials Testing System)」を用いて試験した。用いた荷重セルは、2及び20ポンドの容量を持っていた。一般に、ASTM D638Mに従い、次の修正を加えた。
試験すべき各材料をガラス板の上に引張り被覆し、UVプロセッサーを用いて硬化した。硬化したフイルムを、試験前に、23±2℃及び50±5%の湿度で最低16時間調整した。
0.5±0.002inの幅及び5inの長さを有する最低八つの試験片を硬化フイルムから切り取った。小さな試料欠陥の影響をできるだけ小さくするため、硬化フイルムの引張り形成した方向と平行に試料片を切断した。もし硬化フイルムが粘着する感触を持つならば、少量のタルクを木綿先端アプリケーターを用いてフイルムの表面に適用した。
次に試験片を基体から取り外した。基体から取り外す間に試験片がそれらの弾性限界を超えて伸びないように注意を払った。基体から取り外す間に、試料の長さに認められる変化が起きたならば、その試験片は捨てた。
フイルムの表面をタルクで被覆して粘着しないようにしたならば、次に少量のタルクを試験片の裏面に、基体から取り外した後に適用した。
それら試験片の平均フイルム厚さを決定した。試験すべき領域で(表面から裏面まで)少なくとも5回のフイルム厚の測定を行い、平均値を計算のために用いた。フイルム厚さの測定値のいずれかが相対的に10%より多く平均値からずれたならば、その試験片は捨てた。全ての試験片は同じ板からとった。
次の式を用いて適当な荷重セルを決定した:
[A×145]×0.0015=C
式中、
A=生成物の最大予想抗張力(MPa);
145=MPaからpsiへの換算係数;
0.00015=試験片の大略の断面積(in2);及び
C=ポンド。
C=1.8ポンドの材料のためには、2ポンドの荷重セルを用いた。1.8(C<18ポンド)の場合の材料については20ポンド荷重セルを用いた。もしC>19ならば、一層大きな容量の荷重セルが必要であった。
クロスヘッド速度を1.00in/分に設定し、クロスヘッド作用を「破断で戻り」に設定した。クロスヘッドを2.00inの顎間隔に調節した。空気圧グリップのための空気圧にスイッチを入れ、次のように調節した:第一光学繊維被覆及び他の非常に軟らかい被覆に対しては約20psi(1.5kg/cm2)に設定;光学繊維単一被覆に対しては約40psi(3kg/cm2)に設定し;第二光学繊維被覆及び他の硬質被覆については約60psi(4.5kg/cm2)に設定。適当なインストロン・コンピューター法を、分析すべき被覆に対し採用した。
インストロン試験装置を15分間ウォーミングアップさせた後、それを製造業者の操作手順に従って補正し、バランスさせた。
インストロン装置に近い温度を測定し、湿度計の場所で湿度を測定した。これは、最初の試験片の測定開始直前に行なった。
温度が23±1.0℃の範囲内にあり、相対湿度が50±5%以内にある場合にだけ試験片を分析した。各試験片について温度がこの範囲内にあることが証明された。湿度値は、1枚の板からの一組の試料を試験する開始時及び終了時にだけ湿度値を確認した。
各試験片を次のようにして試験した。上方空気圧グリップの間の空間中へ吊るすことにより試験片を横方向の中心に垂直に吊るした。上方グリップだけを留めた。試験片の下端を穏やかに引張り、それがたるんだり捩れたりしないようにし、開いた下方グリップの間の空間中に横方向の中心に来るようにした。この位置に試験片を保持しながら、下方グリップを締めた。
ソフトウェアーパッケージにより与えられた使用説明書に従い、試料番号を入れ、試料の大きさをデーター装置へ入れた。
今の引張り被覆物からの最後の試験片を試験した後、温度及び湿度を測定した。
抗張力特性の計算を、ソフトウェアーパッケージにより自動的に行なった。
抗張力、伸び%、及びセカント・モジュラスについての値を調べ、それらのいずれかが「逸脱値」になる程充分平均値からずれているか否かを決定した。もしモジュラス値が逸脱値であるならば、それは捨てた。もし抗張力についてのデーター値が六つより少ない場合には、その組みの全データーを捨て、新たな板を用いて繰り返した。
ΔE
硬化フイルムの色エージング挙動(ΔE)を、ラドテク・欧州’93年度会議予稿集(Radtech Europe’93 Conference Proceedings)(1993年5月2日〜6日に開催されたラドテク・欧州・会議で提出された論文集)中のD.M.スザム(Szum)による「UV硬化被覆及びインク結合剤のUV硬化インクの色変化に対する影響の測定」(A Measurement of the Contribution of UV Cured Coatings and Ink Binders Towards Color Change of UV Cured Inks)と題する刊行物(この完全な記載は参考のためここに入れてある)に記載されているような慣用的方法により測定することができる。この刊行物には、3層試料について行われた測定が記載されているのに対し、本発明の試料は単一層であった。測定には数学的操作、FMC−2が含まれている。
黄変化測定を、約2×2in2のフィルム試料を用いて行うことができる。色測定データーは、マクベス・シリーズ1500色測定系(Macbeth Series 1500 Color Measurement Sustem)(型2020)から得た。色度計を補正し、次のパラメーターに設定した:
照明:第一及び第二光源についてD
色の差:FMC−2
モード:2、COL
測定面積:大視野
反射成分:除外(SCE)
UVフィルター:配備
背景:白色補正標準
黄色度指数測定と共にΔE測定も補正することができ、黄色度指数に基づいてΔEを推定することを可能にする補正プロットを作ることができる。

Claims (15)

  1. 光学繊維被覆のための放射線硬化性組成物において、次の成分
    5重量%〜95重量%の少なくとも一種類の放射線硬化性オリゴマー、
    5重量%〜95重量%の少なくとも一種類の反応性希釈剤、
    0.1重量%〜20重量%の少なくとも一種類の光開始剤で、速い硬化速度を与えるように選択された光開始剤、
    0.1重量%〜20重量%の少なくとも一種類のUV吸収性化合物で、実質的に前記速い硬化速度を阻害しないUV吸収性化合物、
    の組合せから調製され、
    前記放射線硬化性オリゴマーがウレタンアクリレートオリゴマーであり、
    前記反応性希釈剤が、アクリレート及びC4〜C20アルキルまたはポリエーテル部分を有する単量体又は単量体の混合物であり、
    前記光開始剤がホスフィンオキシド化合物を含有し、
    前記UV吸収性化合物が、o−ヒドロキシベンゾフェノン、2−(o−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール型のもの、又は2−エチル,2’エトキシオキサルアミドであり、
    前記UV吸収性化合物のUV吸収スペクトルは、前記光開始剤の吸収帯と実質的に重複しない吸収帯を有する、放射線硬化性組成物。
  2. 組成物が、1.0ジュール/cm2より低い放射エネルギーに露出した時、その最大値(完全硬化)の95%まで硬化する、請求項1に記載の放射線硬化性組成物。
  3. UV吸収性化合物の量が少なくとも0.3重量%である、請求項1又は2に記載の放射線硬化性組成物。
  4. UV吸収性化合物の量が少なくとも0.5重量%である、請求項3に記載の放射線硬化性組成物。
  5. 組成物がその最大モジュラスの少なくとも90%を達成するのに充分硬化されている、請求項1〜のいずれか1項に記載の放射線硬化性組成物。
  6. 組成物が、外側第一光学繊維被覆になるように配合されている、請求項1〜のいずれか1項に記載の放射線硬化性組成物。
  7. 組成物が、内側第一光学繊維被覆になるように配合されている、請求項1〜のいずれか1項に記載の放射線硬化性組成物。
  8. UV吸収性化合物が、放射線硬化性官能基を有する、請求項1〜のいずれが1項に記載の放射線硬化性組成物。
  9. 組成物が、少なくとも二種類のUV吸収性化合物を含む、請求項1〜のいずれか1項に記載の放射線硬化性組成物。
  10. 組成物が、0.6ジュール/cm2より低い放射エネルギーに露出した時、その最大値(完全硬化)の95%まで硬化する、請求項1〜のいずれか1項に記載の放射線硬化性組成物。
  11. 内側第一光学繊維被覆の色劣化速度を低下する方法において、
    光学繊維を放射線硬化性内側第一被覆で被覆し、
    前記内側第一被覆を、放射線硬化性外側第一被覆で、その外側第一被覆の硬化速度を実質的に阻害しないUV吸収剤を含む外側第一被覆で被覆し、
    前記被覆を放射線硬化する、
    工程の組合せからなり、前記被覆の少なくとも一つが、請求項1〜10のいずれか1項に記載の放射線硬化性組成物を含む被覆である、色劣化速度低下方法。
  12. 光学繊維、硬化内側第一被覆、及び硬化外側第一被覆を有する被覆光学繊維において、硬化前の前記被覆の少なくとも一つが、請求項1〜10のいずれか1項に記載の放射線硬化性組成物を含む被覆である、被覆光学繊維。
  13. 内側第一被覆が、少なくとも一種類のウレタンアクリレートオリゴマー、少なくとも二種類の単量体希釈剤、及び少なくとも二種類の光開始剤からなり、前記光開始剤の少なくとも一種類がホスフィンオキシド化合物である、請求項12に記載の被覆光学繊維。
  14. 内側第一被覆及び外側第一被覆が、夫々独立にエチレン系不飽和を有するUV吸収性化合物を含む、請求項12に記載の被覆光学繊維。
  15. UV吸収性化合物が、少なくとも0.5重量%の量で存在する、請求項14に記載の被覆繊維。
JP50420899A 1997-06-18 1998-06-18 黄変化が少なく硬化速度の速い放射線硬化性光学繊維被覆 Expired - Fee Related JP4236288B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US5003397P 1997-06-18 1997-06-18
US60/050,033 1997-06-18
PCT/NL1998/000351 WO1998057902A1 (en) 1997-06-18 1998-06-18 Radiation-curable optical fiber coatings having reduced yellowing and fast cure speed

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002504959A JP2002504959A (ja) 2002-02-12
JP4236288B2 true JP4236288B2 (ja) 2009-03-11

Family

ID=21963039

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50420899A Expired - Fee Related JP4236288B2 (ja) 1997-06-18 1998-06-18 黄変化が少なく硬化速度の速い放射線硬化性光学繊維被覆

Country Status (6)

Country Link
US (2) US6187835B1 (ja)
EP (1) EP0989963B1 (ja)
JP (1) JP4236288B2 (ja)
AU (1) AU8132398A (ja)
DE (1) DE69829848T2 (ja)
WO (1) WO1998057902A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9546304B2 (en) 2010-08-26 2017-01-17 Henkel IP & Holding GmbH Low application temperature amorphous poly-a-olefin adhesive
US10011744B2 (en) 2016-01-14 2018-07-03 Bostik, Inc. Hot melt adhesive composition based on a blend of propylene copolymers prepared using single-site catalysts and methods for using same
US11365329B2 (en) 2017-11-10 2022-06-21 Bostik, Inc. Hot melt adhesive compositions based on propylene-based polymers and methods for using same

Families Citing this family (56)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6579618B1 (en) * 1997-08-15 2003-06-17 Dsm N.V. Coated optical fiber and radiation curable resin composition
JP2000302829A (ja) * 1999-04-23 2000-10-31 Jsr Corp 液状硬化性樹脂組成物およびその硬化物
AU3261901A (en) * 1999-12-30 2001-07-16 Corning Incorporated Coated optical waveguide and method of coating
US6438306B1 (en) 2000-04-07 2002-08-20 Dsm N.V. Radiation curable resin composition
US6775451B1 (en) 1999-12-30 2004-08-10 Corning Incorporated Secondary coating composition for optical fibers
AU5276201A (en) * 2000-04-03 2001-10-15 Dsm N.V. Liquid curable resin composition and double layer
CA2414187C (en) * 2000-06-22 2009-12-29 Pirelli & C. S.P.A. Colored optical fiber and optical fiber ribbon assembly containing said fiber
US6489376B1 (en) * 2000-07-31 2002-12-03 Alcatel Formulation of UV-curable coatings for optical fiber for a fast cure
JP2002145970A (ja) * 2000-11-13 2002-05-22 Shin Etsu Chem Co Ltd 液状放射線硬化型樹脂組成物
US20020132871A1 (en) * 2000-11-13 2002-09-19 Martin Colton Transparent UV curable coating system
US6602601B2 (en) * 2000-12-22 2003-08-05 Corning Incorporated Optical fiber coating compositions
US20030002845A1 (en) * 2001-01-12 2003-01-02 Chawla Chander P. Radiation curable compositions comprising alkoxylated aliphatic diluents
JP4782294B2 (ja) * 2001-03-02 2011-09-28 ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. 多層被覆
US20030077059A1 (en) * 2001-03-13 2003-04-24 Ching-Kee Chien Optical fiber coating compositions
US6707977B2 (en) * 2001-03-15 2004-03-16 Corning Incorporated All fiber polarization mode dispersion compensator
US20030129397A1 (en) * 2001-09-07 2003-07-10 Wilson Daniel A. Coated optical fibers using adhesion promoters, and methods for making and using same
US7105583B2 (en) * 2001-12-20 2006-09-12 Ppg Industries Ohio, Inc. Radiation-curable compositions for optical fiber coating materials
US7560499B2 (en) * 2001-12-28 2009-07-14 Calhoun Vision, Inc. Initiator and ultraviolet absorber blends for changing lens power by ultraviolet light
JP2004067866A (ja) * 2002-08-06 2004-03-04 Jsr Corp 放射線硬化型樹脂組成物
DE10352447A1 (de) * 2003-11-11 2005-06-16 Dupont Performance Coatings Gmbh & Co Kg Verfahren zur Herstellung einer Klarlackdeckschicht auf Kraftfahrzeugkarossen
JP4158693B2 (ja) * 2003-12-05 2008-10-01 Jsr株式会社 光硬化性組成物および光学部材
JP4568516B2 (ja) * 2004-03-18 2010-10-27 Jsr株式会社 液状硬化性樹脂組成物
JP4763244B2 (ja) * 2004-03-15 2011-08-31 Jsr株式会社 液状硬化性樹脂組成物
US7010206B1 (en) * 2004-09-08 2006-03-07 Corning Incorporated Coated optical fiber and optical fiber coating system including a fast-gelling primary coating
US7423105B2 (en) * 2005-09-30 2008-09-09 Corning Incorporated Fast curing primary optical fiber coatings
FR2893422B1 (fr) * 2005-11-14 2008-03-07 Essilor Int Lentille ophtalmique comportant un revetement de protection contre la photodegradation et procede pour preparer une telle lentille ophtalmique.
US7257299B2 (en) * 2005-11-30 2007-08-14 Corning Incorporated Optical fiber ribbon with improved stripability
US8231218B2 (en) 2006-06-15 2012-07-31 Coopervision International Holding Company, Lp Wettable silicone hydrogel contact lenses and related compositions and methods
US7540609B2 (en) * 2006-06-15 2009-06-02 Coopervision International Holding Company, Lp Wettable silicone hydrogel contact lenses and related compositions and methods
US7572841B2 (en) 2006-06-15 2009-08-11 Coopervision International Holding Company, Lp Wettable silicone hydrogel contact lenses and related compositions and methods
CN101473263B (zh) * 2006-06-15 2011-01-05 库柏维景国际控股公司 可湿性硅水凝胶隐形眼镜以及相关组合物和方法
CN101535202B (zh) * 2006-12-14 2011-07-27 帝斯曼知识产权资产管理有限公司 光纤上的d1379 p可辐射固化初级涂层
JP2010509449A (ja) * 2006-12-14 2010-03-25 ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. D1370r光ファイバのための放射線硬化性二次被覆
ATE511523T1 (de) * 2006-12-14 2011-06-15 Dsm Ip Assets Bv Strahlungshärtbare d1369 d-sekundärbeschichtung für optische fasern
EP2091882B9 (en) * 2006-12-14 2012-09-26 DSM IP Assets B.V. D1365 bj radiation curable primary coating for optical fiber
CN103232175B (zh) * 2006-12-14 2016-05-11 帝斯曼知识产权资产管理有限公司 光纤上的d1363bt可辐射固化初级涂层
EP2305617B1 (en) * 2006-12-14 2014-01-22 DSM IP Assets B.V. D1381 Supercoatings for optical fiber
US20080226911A1 (en) * 2006-12-14 2008-09-18 Xiaosong Wu D1378 ca radiation curable primary coating for optical fiber
EP2091881B9 (en) * 2006-12-14 2011-10-05 DSM IP Assets B.V. D 1368 cr radiation curable primary coating for optical fiber
WO2008076285A1 (en) 2006-12-14 2008-06-26 Dsm Ip Assets B.V. D1364 bt secondary coating on optical fiber
JP5291919B2 (ja) 2007-11-20 2013-09-18 富士フイルム株式会社 ディスプレイ表面に用いる偏光板用保護フィルム又は画像表示装置前面板用フィルム
US20090156251A1 (en) * 2007-12-12 2009-06-18 Alan Cannistraro Remote control protocol for media systems controlled by portable devices
JP4921439B2 (ja) * 2008-09-11 2012-04-25 富士フイルム株式会社 画像データ処理装置および画像データ処理プログラム
JP5162525B2 (ja) * 2009-06-09 2013-03-13 Jsr株式会社 液状硬化性樹脂組成物
EP2473455B1 (en) * 2009-10-09 2016-06-29 DSM IP Assets B.V. Radiation curable coating for optical fiber
EP2513002B1 (en) 2009-12-17 2016-03-16 DSM IP Assets B.V. Led curing of radiation curable optical fiber coating compositions
US9057817B2 (en) * 2013-04-15 2015-06-16 Corning Incorporated Low diameter optical fiber
JP2014221870A (ja) * 2013-05-13 2014-11-27 株式会社カネカ Uv硬化性組成物
US9834679B2 (en) * 2014-08-01 2017-12-05 Momentive Performance Materials Inc. Thermally stable, high refractive index curable silicone compositions
BR112017002974B1 (pt) * 2014-08-17 2023-04-04 Covestro (Netherlands) B.V Método de revestimento de uma fibra óptica, composição líquida curável por radiação para o revestimento de uma fibra óptica e a referida fibra ótica
JP6428101B2 (ja) * 2014-09-26 2018-11-28 住友電気工業株式会社 光ファイバ心線及び光ファイバテープ心線
JP6791125B2 (ja) * 2015-10-14 2020-11-25 住友電気工業株式会社 光ファイバ素線
US10640654B2 (en) * 2015-12-07 2020-05-05 Corning Incorporated Optical fiber coating and composition with UV-absorbing additive
WO2017151380A1 (en) * 2016-03-04 2017-09-08 Dow Global Technologies Llc Curable urethane acrylate composition
JP2019045517A (ja) 2017-08-29 2019-03-22 住友電気工業株式会社 光ファイバ
US10377918B2 (en) 2017-09-27 2019-08-13 Corning Incorporated Fiber coating with fast cure speed

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4129667A (en) * 1977-12-29 1978-12-12 Gaf Corporation Radiation curable coating composition comprising an acryl urethane oligomer and an ultra-violet absorber
US4178303A (en) * 1979-01-26 1979-12-11 Gaf Corporation (2-Cyano-3,3-diphenylacryloxy) alkylene acrylic acid esters
US4263366A (en) * 1979-01-26 1981-04-21 Gaf Corporation Radiation curable coating composition comprising an oligomer and a copolymerizable ultra-violet absorber
US4482204A (en) * 1980-02-25 1984-11-13 At&T Bell Laboratories Ultraviolet absorbers in optical fiber coatings
US4472019A (en) * 1982-12-28 1984-09-18 Desoto, Inc. Topcoats for buffer-coated optical fiber using urethane acrylate and epoxy acrylate and vinyl monomer
DE3304524A1 (de) * 1983-02-10 1984-08-16 Basf Farben + Fasern Ag, 2000 Hamburg Verfahren zum ummanteln von fadenfoermigen substraten
US4611061A (en) * 1984-03-26 1986-09-09 Iolab Corporation 2'-hydroxy-5'-(hydroxyalkyl)phenyl-2H-benzotriazoles
US4528311A (en) * 1983-07-11 1985-07-09 Iolab Corporation Ultraviolet absorbing polymers comprising 2-hydroxy-5-acrylyloxyphenyl-2H-benzotriazoles
US5141990A (en) 1985-06-07 1992-08-25 California Institute Of Technology Photocurable acrylic composition, and U.V. curing with development of U.V. absorber
JPS6370210A (ja) 1986-09-12 1988-03-30 Hitachi Cable Ltd 被覆光フアイバ
JP2620303B2 (ja) 1988-05-12 1997-06-11 東芝シリコーン株式会社 光ファイバー被覆用紫外線硬化型シリコーン樹脂組成物
JPH0374463A (ja) 1989-08-17 1991-03-29 Toshiba Silicone Co Ltd 光ファイバー一次被覆用紫外線硬化型シリコーン組成物
US5015068A (en) * 1990-02-15 1991-05-14 At&T Bell Laboratories Coated optical fiber and methods of making
US5384235A (en) * 1992-07-01 1995-01-24 Eastman Kodak Company Photographic elements incorporating polymeric ultraviolet absorbers
US5664041A (en) * 1993-12-07 1997-09-02 Dsm Desotech, Inc. Coating system for glass adhesion retention
JP3394582B2 (ja) * 1994-02-24 2003-04-07 ジェイエスアール株式会社 光ファイバー用液状硬化性樹脂組成物
US5539014A (en) * 1994-07-13 1996-07-23 Alliedsignal Inc. Adhesion promoters for vinyl ether-based coating systems

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9546304B2 (en) 2010-08-26 2017-01-17 Henkel IP & Holding GmbH Low application temperature amorphous poly-a-olefin adhesive
US10011744B2 (en) 2016-01-14 2018-07-03 Bostik, Inc. Hot melt adhesive composition based on a blend of propylene copolymers prepared using single-site catalysts and methods for using same
US10214665B2 (en) 2016-01-14 2019-02-26 Bostik Inc. Methods for using hot melt adhesives based on a blend of propylene polymers made using single-site catalysts
US10597563B2 (en) 2016-01-14 2020-03-24 Bostik, Inc. Laminates made using hot melt adhesives based on a blend of propylene polymers made using single-site catalysts
US11365329B2 (en) 2017-11-10 2022-06-21 Bostik, Inc. Hot melt adhesive compositions based on propylene-based polymers and methods for using same

Also Published As

Publication number Publication date
WO1998057902A1 (en) 1998-12-23
JP2002504959A (ja) 2002-02-12
DE69829848D1 (de) 2005-05-25
DE69829848T2 (de) 2006-01-12
US20010025062A1 (en) 2001-09-27
US6187835B1 (en) 2001-02-13
AU8132398A (en) 1999-01-04
EP0989963B1 (en) 2005-04-20
EP0989963A1 (en) 2000-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4236288B2 (ja) 黄変化が少なく硬化速度の速い放射線硬化性光学繊維被覆
US6323255B1 (en) Radiation-curable composition
JP3784068B2 (ja) 放射線硬化性光学繊維被覆組成物
AU2002368263B2 (en) Optical fiber with cured polymeric coating
US7221842B2 (en) Coated optical fiber and optical fiber coating system including a fast-gelling primary coating
US6191187B1 (en) Optical glass fiber coating compositions
JP4121562B2 (ja) 化学繊維のための実質的に変色しない保護材料
US20020099110A1 (en) Radiation-curable coating composition
CA2094239A1 (en) Curable liquid resin composition
EP0539030A1 (en) Optical fibre coatings and their production
DE69827807T2 (de) Beschichtete optische faser und strahlungshärtbare harzzusammensetzung
AU705686B2 (en) Optical glass fiber coating composition
US6309747B1 (en) Liquid curable resin composition for optical fibers
JPH10231340A (ja) 光硬化性樹脂組成物およびその製造方法
RU2320590C2 (ru) Оптическое волокно с отвержденным полимерным покрытием
US8044110B2 (en) Optical fiber with polymeric coating crosslinked in the presence of both radical and cationic photoinitiators
WO1998037030A1 (en) Radiation-curable optical fiber compositions comprising fluorescent additive to impart color stability
WO1998009923A1 (en) Photo-curable liquid resin composition
CN1513010A (zh) 彩色可辐射固化组合物
JP4728576B2 (ja) 着色された放射線硬化可能な組成物
KR100626509B1 (ko) 광섬유 코팅재용 방사선-경화가능한 조성물
JPH0725971A (ja) 液状硬化性樹脂組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050615

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20050627

A72 Notification of change in name of applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A721

Effective date: 20060922

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060922

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060922

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080318

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080618

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080728

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080718

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080901

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080813

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081125

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111226

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees