JPH0374463A - 光ファイバー一次被覆用紫外線硬化型シリコーン組成物 - Google Patents

光ファイバー一次被覆用紫外線硬化型シリコーン組成物

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JPH0374463A
JPH0374463A JP1210749A JP21074989A JPH0374463A JP H0374463 A JPH0374463 A JP H0374463A JP 1210749 A JP1210749 A JP 1210749A JP 21074989 A JP21074989 A JP 21074989A JP H0374463 A JPH0374463 A JP H0374463A
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JP1210749A
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English (en)
Inventor
Atsushi Kurita
栗田 温
Kohei Hamanishi
濱西 広平
Takeki Matsushita
莊樹 松下
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Momentive Performance Materials Japan LLC
Original Assignee
Toshiba Silicone Co Ltd
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Publication date
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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の目的] (!葉上の利用分野) 本発明は、光ファイイく一一次被覆用紫外線硬化型シリ
コーン組成物に関し、詳しくは、紫外線照射に対して速
硬化性があり、光ファイバーの生産性向上に寄与し、か
つ紫外線劣化による表面ブリード現象のない、更に極低
温から高温までの広い範囲で優れた弾性を保持している
紫外線硬化性メルカプトアルキル基含有ポリオルガノシ
ロキサン組成物に関する。 (従来の技術) 光通信用ファイバーの種類は、石英系、多成分ガラス系
、プラスチック系など種々のものが知られている。それ
らのうち、光伝送の低損失性、伝送容量、耐熱性、耐候
性及び高信頼性などから石英系のものが最も広く使用さ
れている。しかし、石英系のものは、その表面に微細な
欠陥が生じたり、経時変化が生ずるなどの問題があり、
これを改善するために、先ず表面をシリコーン樹脂で一
次被覆をしてから各種処理がなされている。 ここで、シリコーン樹脂を使用する理由は、シリコーン
樹脂が(1)石英ファイバーの理論強度に近い強度の発
現に寄与すること、(2)広い温度範囲にわたって特性
変化が少なく、特に低温におけるヤング率の変化が小さ
いため、ストレス緩和に有効で、マイクロベンディング
による伝送損失増や散乱によるノイズへの影響を最小限
に留められることなどが挙げられる。 この一次被覆には、−Ill的に2種類のシリコーンコ
ーテイング材が使用されている。即ち、プライマリ−コ
ート材とよばれる石英より高屈折率のシリコーンコーテ
イング材がまず石英にコーティングされ1次いで、バッ
ファーコート材とよばれる石英より低屈折率のシリコー
ンコーテイング材がオーバーコートされる。2種類のコ
ーテイング材が使用される理由は、プライマリ−コート
材が高価であること、また、プライマリ−コート材だけ
では、光伝送特性及び作業性に関連する充分な、硬さ、
引張強さ、伸び、ヤング率などの物性が得難いなどの理
由による。 かくして、この用途に使用されているシリコーン樹脂は
、これまで加熱により硬化する付加反応・硬化型液状シ
リコーンが使用されてきたが1、これでは高温の加熱炉
を使用しても硬化速度及び生産性の点で合理化への限界
にきていた。また、この付加型シリコーンを使用すると
、架橋剤として使用されるけい素原子に結合した水素原
子(Si−H結合)を有するポリオルガノシロキサンか
ら水素ガス(H8)の発生があり、それが石英ガラスフ
ァイバーの伝送特性に悪影響を及ぼすという新たな問題
が大きくクローズアップされるようになった。 このような状況から、紫外線硬化型のシリコーン樹脂が
着目されるようになった。即ち、特開昭58−1879
02号公報には、分子中に炭素−炭素二重結合を有する
ポリシロキサンに重合開始剤、又は更にSH基を含む有
機化合物を添加した組成物を塗布し、紫外線照射により
硬化させた光ファイバーが記載されている。また、特開
昭58−204845号公報には、上記ポリシロキサン
に光増感剤及びSH基含有ポリオルガノシロキサンを添
加した組成物を用いた光伝送用ガラスファイバーの製造
法が示されている。しかし、上記組成物は悪臭や安定性
に問題があった。またこれらの特許公報には、具体的な
、シリコーンポリマーの記載が実施例を含めてなく、プ
ライマリ−コート材が本来もち合わせていなければなら
ない漏光の再進入防止及び光反射を防ぐための高屈折率
化について何も述べられていない。 特開昭59−35044号公報及び特開昭59−883
44号公報にも前記と同様の組成物が記載されており、
これらには前記組成物の安定性を考慮して酸化防止剤を
任意成分として添加してよいことが示されている。これ
らの組成物では一応の改善が認められるものの、光フア
イバー被覆用組成物としてはなお安定性が不十分である
。 また、特開昭60−110752号公報には、アルケニ
ル基含有綿状ポリジオルガノシロキサン、メルカプト官
能性ポリオルガノシロキサン。 光増感剤、粘度安定剤及び補強剤からなる組成物が記載
されている。この組成物は強度及び硬化速度などの改善
が認められるものの、充填剤が入っているため、コーテ
イング材が伝送される光に対し不透明でプライマリ−コ
ート材として使用できず、また組成物の安定性や耐熱性
において不十分であった。 また、特開昭62−79265号公報には、メルカプト
シロキサン単位含有ポリオルガノシロキサン、不飽和基
含有ポリオルガノシロキサン、ベンゾフェノン及び第2
開始剤を含有する組成物が記載されているが、これは透
明性が得られ難く、光フアイバー用としては不適当であ
る。 更に、特開昭62−161856号公報には、アルケニ
ル基含有ポリオルガノシロキサン、メルカプトアルキル
基含有シリコーン樹脂、メルカプトアルキル基含有ジオ
ルガノポリシロキサン及び感光剤からなる組成物が記載
されている。これは強度や低温特性の改善は見られるが
、耐熱性や耐候性においてやや不満足との評価であった
。 (発明が解決しようとする課題) 上記したように、これまでの光ファイバー一次被覆用の
組成物は、硬化前の保存安定性が悪かったり、光感度が
数100sJ/c−以上でないと硬化しなかったり、高
速線引性が劣るものであったり、また硬化物の紫外線劣
化及び耐熱劣化により表面から油状物のブリード現象を
引き起こし、信頼性が不充分であるという欠点がある。 また、これまでの組成物の耐熱性は、他の一般有機材料
に比してそれ程高くなく、光ファイバーの耐熱寿命の点
でも大きな問題となっている。 本発明の目的は、このような欠点を解決し、紫外線で速
硬化し、硬化後の被膜の紫外線劣化による表面ブリード
の発生がなく、耐熱性が格段に向上した、光ファイバー
一次被覆用紫外線硬化型シリコーン組成物を提供するこ
とである。 【発明の構fil (課題を解決するための手段) 本発明者らは、このような目的を達成すべく鋭意検討し
た結果、後記のシリコーン組成物を光ファイバーに被覆
し、紫外線照射によって硬化した被膜が、光フアイバー
用として極めて優れた特性を発揮しうることを見出し、
本発明をなすに至った。 即ち、本発明は。 下記成分及び配合比からなる光ファイバー一次被覆用紫
外線硬化型シリコーン組成物である。 tAl全有機基のうち17〜40モル%がフェニル基、
0.05〜10モル%がビニル基、残余がメチル基であ
るポリオルガノシロキサンを少なくとも1種含み、25
℃の粘度が100〜10.000 cPsであるポリオ
ルガノシロキサン100重量部、 TB3全有機基のうち、17〜40モル%がフェニル基
、0.05〜15モル%がメルカプトアルキル基、残余
がメチル基であるポリオルガノシロキサンを少なくとも
1種含み、iA)成分のビニル基lに対して、メルカプ
トアルキル基が0.2〜2.5の比率となる量のポリオ
ルガノシロキサン (C光反応開始剤0.1〜50重量部。 (DJ重合禁止剤0.001〜10重量部、(E 酸化
防止剤o、ooi〜lO重量部及び(Fl紫外綿吸収剤
0.001−10重量部本発明で用いられる(Al成分
のポリオルガノシロキサンは、その有機基のうち17〜
40モル%がフェニル基であることが必要である。即ち
、光フアイバー中を通過する光信号が多モードの場合、
光のコア/クラッド界面での閉じ込めは完全ではなく、
一部のモードの光はクラッド層へ漏れる・この光がクラ
ッドと外部との界面で反射しコアへ再進入すると、その
通過距離の増加分だけ遅延時間が生じる。すなわち、光
信号の広幅化が起こり、それだけ帯域がせばまって伝送
容量が低下する。このクラッド外界面での光反射を防ぐ
ためには、プライマリ−コーティング層の屈折率が、理
論的にはクラツド材よりも大きければよい。 シリコーンポリマーはポリジメチルシロキサンのnrは
約1.40であるが、プライマリ−コート材として使用
するには、屈折率が1.47以上あることが必要である
。シリコーンポリマーの屈折率を高くする最も安価で、
かつ合成が容易で、合成後触媒などの不純物の混入がな
い方法は上記メチル基をフェニル基に置換することであ
る。従ってnPの1.47を達成するには、有機基の1
7モル%以上がフェニル基であることが必要である。し
かし、40モル%をこえると、合成が困難になり、また
高価になるなどの問題が生ずる0本ポリマーのビニル基
は+B)成分のメルカプトアルキル基と光架橋するもの
であり、全有機基の0.05〜10モル%がビニル基で
あることが必須である。ビニル基が0.05モル%に満
たないと硬化性が悪くなり、10モル%を越えると耐熱
性が悪くなる。この光架橋に用いられるビニル基は、ア
ルケニル基の中で最も合成容易で、安価かつ耐熱性が優
れるなどの利点を有するもので本発明の特徴をなすもの
である。残余は、耐熱性、合成の容易さなどからメチル
基であることが必須である。このポリオルガノシロキサ
ンは直鎖状。 分岐状、璋状のいずれの形態でもよく、また有機基の割
合がこの範囲に入っていれば、2種以上の混合物であっ
ても良い、これらの粘度は25℃で100〜l 0.0
00 cPsであることが重要である。この範囲外では
コーテイング性が悪くなる。 本発明の+8)成分は、上記(A)成分と同一理由によ
り、有機基の17〜40モル%がフェニル基であること
が必要である。(A)成分と光架橋する成分としては、
有機基の0.05〜15モル%がメルカプトアルキル基
であることが必要で、0.05モル%未満では硬化性が
悪くなり、15モル%より多いと耐熱性が悪くなる。メ
ルカプトアルキル基の例としては、メルカプトメチル、
メルカプトエチル、メルカプトプロピル、メルカプトブ
チル、メルカプトヘキシルなどが挙げられるが、原料の
入手のしやすさ、合成の容易さから、3−メルカプトプ
ロピル基が好ましい、また、その他の基でも、末端位に
メルカプト基が置換されたアルキル基であることが、硬
化性などの点で好ましい、残余の基は、耐熱性及び合成
の容易さなどから、メチル基であることが必須である。 このポリオルガノシロキサンは、直鎖状、分岐状、璋状
のいずれの形態をとっていても良い、また、これらは、
2種以上の混合物であっても良い。 (B)成分は、メルカプト基が(^)成分のビニル基と
紫外線照射で架橋するため、配合量はtAl成分のビニ
ル基の量に対応して、(A)の不飽和基lに対して、メ
ルカプトアルキル基が0.2〜2.5の比率となる量で
あることが必要である。0.2より少ないと、架橋が不
充分となり、2.5より多いと、耐熱性が悪くなる。 (C)の光反応開始剤は、(A)と+8)とを光架橋さ
せる際のラジカル開始又は増感作用をするものである0
例えば芳香族炭化水素、アセトフェノン又はその誘導体
、ベンゾフェノン又はその誘導体、0−ベンゾイル安息
香酸エステル、ベンゾイン、ベンゾインエーテル又はそ
の誘導体、キサントン又はその誘導体、チオキサントン
又はその誘導体、ジスルフィド化合物、キノン系化合物
、ハロゲン化炭化水素、アミン類、有機過酸化物等が挙
げられ、それらの中から適宜選択される。 有機過酸化物の例としては、t−ブチルパーベンゾエー
ト、t−へキシルバーベンゾエート、ジ−t−ブチルパ
ーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、2.5−ジメ
チル−2,5−ジ−t−ブチルパーオキシヘキサン、2
.5−ジメチル−2,5−ジ−t−ブチルパーオキシヘ
キシン−3などが挙げられる。 これらの光反応開始剤のうち、シリコーンとの相溶性、
安定性などの点において、置換又は非置換のベンゾイル
基を含有する光反応開始剤又は有機過酸化物が好ましい
。 また固体のベンゾフェノンなどの光反応開始剤は、トル
エン、キシレン、メタノールなどの溶媒にとかした後、
添加しても良い。 もちろん、上記した光反応開始剤の単独又は2種以上を
組み合わせて使用することもできるし、また、他の増感
剤などと併用することも可能である。これら光反応開始
剤の添加量は(A)成分100重量部に対して0.1〜
50重量部、好ましくは0.1〜30重量部である。添
加量が0.1重量部未満の場合は硬化速度が不十分とな
り、また50重量部を超える場合は、もはやそれ以上加
えても硬化速度に影響を与えないばかりでなく、耐熱性
やブリード性などに悪影響を及ぼすため、好ましくない
。 本発明で用いられる(D) jff1分の重合禁止剤は
、上記(A)〜(C)成分の混合時または保存時におい
て発生するラジカルを捕捉し、連鎖反応や暗反応を停止
させるための必要成分である。この成分によって、製造
が容易となり、しかも貯蔵安定性が格段に向上するが、
しかし本発明の組成物が光ファイバーの被覆に用いられ
たとき、紫外線照射によって容易に硬化することが必要
であり、そのために重合禁止剤としての種類が限定され
る。このような重合禁止剤は、禁止作用として緩やかな
ものが望まれ、例えばp−メトキシフェノール、p−t
−ブチルピロカテコールのようなフェノール系の化合物
が例示される。これらを実際に使用する場合には、それ
ぞれ単独で又は併用して添加してもよく、またその添加
方法は上記したように(C)成分が液体の時は(C)成
分に溶解して添加し又はトルエン、キシレン、メタノー
ルなどの溶媒に溶解して添加しても良い、この(D)成
分の添加量はfAl成分100重量部に対して0.00
1〜lO重量部、好ましくは0.01〜6重量部である
。その添加量が0.001重量部未満の場合は組成物の
安定性が不十分となり、また10重量部を超えると紫外
線照射による硬化性が低下するので好ましくない、 本
発明で用いられる(E)成分の酸化防止剤は、本発明組
成物の光ファイバーへの硬化被膜が黄変するのを防止し
、かつその耐熱性を向上するのに役立つ、また、同時に
上記(DJ酸成分効果を補助するものである。かかる成
分ヒしては、2.6−ジーt−ブチル−p−クレゾール
、2−t−ブチル−4−メトキシフェノール、3−t−
ブチル−4−メトキシフェノール%2゜6−ジーt−ブ
チル−4−エチルフェノールなどのモノフェノール系:
2.2’−メチレン−ビス(4−メチル−6−t−ブチ
ルフェノール)、4.4′−チオ−ビス(3−メチル−
6−t−プチルフ1ノール%4.4′−ブチリデン−ビ
ス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)などのビ
スフェノール系:及び1.1.3−トリス(2−メチル
−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、
1.3.5−トリメチル−2,4゜6−トリス(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ、ジベンジル)ベンゼ
ン、テトラキス【メチレン−3−(3’、5’−ジ−t
−ブチル−4′−ヒドロキシフェニル)プロピオネート
コメタン、ビス[3,3’−ビス〔4゛−ヒドロキシ−
3’−t−ブチルフェニル)ブチリックアシッドJグリ
コールエステル、トコフェロール(ビタミンE)などの
高分子型フェノール系などが例示される。これらのうち
、高分子型フェノール系のテトラキス〔メチレン−3−
(3’、5’−ジー1−ブチル−4′−ヒドロキシフェ
ニル)プロピオネート】メタン(住友化学工業商品名、
SUMILIZERBPIOI)が無着色性、無臭性、
耐熱性及び架橋効率(低抽出分)において特に優れた効
果がある。これら(E)成分である酸化防止剤の添加量
は、(AI成分100重量部に対して0.001〜10
重量部、好ましくは0.01〜6重量部である。その添
加量が0.001重量部未満の場合は硬化被膜の無着色
性及び耐熱性が十分でなく、10重量部を超えると組成
物中への相溶性が問題となり、好ましくない、この(E
)成分の添加方法は、直接添加してもよいが、上記した
ように(C)成分が液体の時は(C) 成分にあらかじ
め溶かし又はトルエン、キシレン、メタノールなどの溶
媒に溶解し添加してもよい。 本発明で用いられる(Fl成分の紫外線吸収剤としては
、サリチル酸系、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾー
ル系、シアノアクリレート系などの紫外線吸収剤が知ら
れており、いずれの系の化合物を用いてもよい、これら
紫外線吸収剤として、サリチル酸系には例えばフェニル
アリレート、p−t−プチルフェニルサリシレート、p
−オクチルフェニルサリシレートなど;ベンゾフェノン
系には2.4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒド
ロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ
−4−オクトキシベンゾフェノン、2.2′−ジヒドロ
キシ−4,4′−ジメトキシベンゾフふノンなど:ベン
ゾトリアゾール系には2−(2’−ヒドロキシ−5′−
メチルフ1ニル)ベンゾトリアゾール、 2− (2’
−ヒドロキシー5’−t−ブチルフェニル)ベンゾトリ
アゾール、2− (2’−ヒドロキシー3’、5’−ジ
ーt−プチルフふニル)、ベンゾトリアゾール、2−(
2′−ヒドロキシ−3’、5’−ジ−t−ブチルフェニ
ル)−5−クロロベンゾトリアゾールなど;シアノアク
リレート系には2−エチルへキシル−2−シアノ−3゜
3′−シフ其ニルアクリレート、エチル−2−シアノ−
3,3′−フェニルアクリレートなどが例示される。こ
れら紫外線吸収剤は、光フアイバー被覆層の耐候性を改
善するために加えられるものであり、また組成物の硬化
性や他の特性に悪影響を及ぼすものであってはならず、
更に低毒性も要求されるところから、上記の中で特にベ
ンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系のものが望まし
い。 これら紫外線吸収剤の添加量は、(Al成分100重量
部に対してo、oot〜lO重量部、好ましくは0.0
1〜6重量部である。その添加量が0.001重量部未
満の場合は硬化被膜層に十分な耐候性が得られず、また
10重量部を超えると硬化速度が低下し過ぎて好ましく
ない、この紫外線吸収剤の添加方法は、特に制限するも
のではないが、(C)成分が液体の場合は(C1成分に
あらかじめ溶かして添加する方が好ましい、また、トル
エン、キシレン、メタノールなどの溶媒に溶解して添加
しても良い。 更に本発明の組成物には、ケーブル敷設時ファイバー接
合部に働く外力によるプライマリ−層の部分的剥離を防
止する目的で、必要により加水分解性基を有するけい素
化合物である(Gl成分を添加してもよい、この(G)
成分は(A)成分100重量部に対して0.01〜20
重量部を添加することが好ましく、0.1〜5重量部が
より好ましい、20重量部より多いとファイバー接合部
に行うコーテイング材を除去するための皮むき性が悪く
なる。 加水分解性基を有するけい素化合物の加水分解性基の例
としては、メトキシ、エトキシ、プロポキシなどのアル
コキシ基;プロペノキシなどのアルケノキシ基;フェノ
キシなどのアリーロキシ基;アセトキシなどのアシロキ
シ基;メチルエチルケトオキシムなどのジアルキルケト
オキシム基;ジエチルアミノなどのジアルキルアミノ基
ニアセチルアミノなどのアシルアミノ基ニジエチルアミ
ノオキシなどのジアルキルアミノオキシ基:及びこれら
の基にハロゲン、シアノ等が置換したもの、並びにヒド
ロキシ基などがあげられる。 これらの基は、部分的に加水分解したものでもよい、加
水分解性基を有するけい素化合物の他の有機基は、メチ
ル、エチル、プロピルなどのアルキル基;シクロヘキシ
ル、シクロオクチルなどのシクロアルキル基;ビニル、
アリル、ブテニル、ヘキセニルなどのアルケニル基ニジ
クロヘキセニル、シクロオクテニルなどのシクロアルケ
ニル基:3−アミノプロピル、3−クロロプロピル%3
.3.3−トリフロロプロピル、シアノエチル、グリシ
ドキシプロビル、アクリロキシプロピル、メタクリロキ
シプロピル、メルカプトメチル、メルカプトプロピル、
クロロメチル、N−(2−アミノエチル)アミノプロピ
ルなどの置換アルキル基:フェニル、トリル、キシリル
、クロロフェニルなどのアリール基;2−フェニルエチ
ル、2−フェニルプロピルなどのアラルキル基及び水素
原子などが例示される。また、ヘキサメチルジシラザン
、テトラメチルジシラザンなども加水分解性基を有する
けい素化合物に含まれる。 好ましい加水分解性基は、安定性、接着性などの点から
アルコキシ基及びヒドロキシ基である。また残余の基と
しては、接着性の信頼性より、γ−アミノプロピル、γ
−メルカプトプロピル、γ−メタクリロキシプロピル及
びビニル基が好ましい。 好ましい、加水分解性基を有するけい素化合物としては
、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノ
プロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピル
トリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリエト
キシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシ
シラン、γ−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラ
ン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシ
ラン、正けい酸メチル、正けい酸エチルなどが例示され
る。これらは、単独でも、2種以上を併用しても良い。 本発明の組成物は、上記したように(Al〜fFl成分
及び必要により(G)成分からなり、紫外線照射により
硬化するものである。使用される光源については特に制
限されないが、実用上は高圧水銀ランプが好適である。 本発明の紫外線硬化型シリコーン組成物は、上記した(
^)〜(F)成分の所定量を均一に溶解または混合する
ことによって得られる。
【発明の効果] 上記した組成からなる本発明の紫外線硬化型シリコーン
組成物は、硬化前には透明な液体で、この組成物は製造
中又は貯蔵中の安定性が優れており、また紫外線照射に
よって急速に硬化するので作業性が極めて優れ、その硬
化被膜は耐紫外線性を有しているため表面ブリードの発
生がなく、しかも耐熱性、耐候性が格段に向上している
ので、光ファイバーの一次被覆材として極めて好適であ
る。そして、この組成物で被覆された光ファイバーは、
広い温度範囲にわたって優れた伝送特性を有し、経時的
にも水素ガスなどの発生による影響がないため、長期の
信頼性の点でも優れたものである。 (実施例) 以下、本発明を実施例により説明する。実施例中の部は
全て重量部を示す。 合成例1 メルカプトアルキル基含有ポリオルガノシロ
キサンの合成 撹拌機、還流冷却器、11度針長び滴下ロートを取り付
けた四つロフラスコに、トルエン100部と水150部
の混合液を仕込み、3−メルカプトプロピル−トリメト
キシシラン11.5部(0,65モル)、フェニルトリ
クロロシラン12部(0,65モル)、ジフェニルジク
ロロシラン30部(1,3モル)、両末端がクロロジメ
チルシロキシ基で封鎖された25℃における粘度が1o
cPsのポリジメチルシロキサン28部(0,40モル
)及びトルエン30部の混合溶液をかきまぜながら滴下
した0滴下終了後、80’Cまで昇温し、下層の水層を
分離・除去した。その後、水150部を仕込み、80℃
まで昇温撹拌を行い下層の水層を除去し有機層をフラス
コに移し、加熱脱水後に水酸化カリウム0.2部を加え
、トルエン還流下に2時間保ち、ポリシロキサンの残存
シラノール基を除去した。その後エチレンクロロヒドリ
ン3.O部を加えて中和し、加熱しながらトルエンを減
圧留去した。冷却後に濾過を行い、無色透明な25℃に
おける粘度が10、000 cPaの液体を得た。この
ものは分析の結果平均構造式が次式 (HSCHiCHsCH1SiO+、 5H(CJs)
 5i(h、 s←→(CsHs) JiOM(CHs
l 5siO] sで示される3−メルカプトプロピル
基含有ポリシロキサンであった。 実施例1 両末端がジメチルビニルシリル基で封鎖され、ジメチル
シロキサン単位、ジフェニルシロキサン単位及びメチル
ビニルシロキサン単位で構成された、全有機基のうち2
8モル%がフェニル基、3モル%がビニル基、残余がメ
チル基である、25℃における粘度が1.500cPs
のポリメチルフェニルビニルシロキサン100部に対し
て合成例1で得たメルカプトプロピル基含有ポリメチル
シロキサン50部を加え、均一に混合して透明な液体を
得た。この液体の一部に、光反応開始剤の2−ヒドロキ
シ−2−メチル−1−フふニルプロパン−1−オン4.
5部1重合禁止剤のp−メトキシフェノール0.01部
及びp−t−ブチルカテコール0.005部、酸化防止
剤のテトラキス【メチレン−3−(3’、5’ −ジ−
t−ブチル−4′−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト】メタン0.02部並びに紫外線吸収剤の2−(2′
−ヒドロキシ−3’ 、5’ −t−ブチルフェニル)
ベンゾトリアゾール0.003部を加えて均一に溶解し
た溶液をっ(す、その溶液を上記ポリオルガノシロキサ
ン混合液に添加して、透明な組成物lを得た。上記の組
成物lを厚さ1IIIlになるように金型に流し込み、
この上部に160W/cmの高圧水銀ランプで10c嘗
の距離がら0.5秒間照射したところ、透明なシリコー
ンゴム弾性体S−1となった。s−1の特性値をJIS
  K  8301に準じて測定したところ、硬さ24
、引張強さ25 kgf/ci+” 、伸び40%及び
ヤング率0.08 kgf/■1であった。なお、この
ヤング率は、−60〜150’Cの温度範囲で、殆ど変
化しなかった。 S−1をサンシャインウェザ−メーター中40℃、65
%RHの条件で24時間の耐候性試験を行ったところ、
シート表内にブリード現象は全く観察されず、その特性
値は、硬さ28、引張強さ2 kgf/em” 、伸び
40%、重量変化率1%であった。 この結果から組成物1の耐候性及び耐紫外線特性は、明
らかに良好であった。 また、S−1を200℃、24時間で耐熱試験を行った
ところ、僅かに黄変が認められたが、その特性値は硬さ
29、引張強152 kgf/am” 、伸び40%1
重量減少率1%であり、初期値と比べて大きな変化はな
く、耐熱性も良好であった。また、S−1をトルエン中
に室温で24時間浸漬し、その重量減少率を測定したと
ころ、9%であり、架橋効率としては十分満足のいくも
のであった。 さらに1組成物1を50℃の恒温器中に保存し、その粘
度の上昇率を1.3.7の各日に調べたが、7日後にお
いても粘度の上昇は認められなかった。この結果から、
組成物lは貯蔵安定性が良好であることが判明した。 この組成物lを20041の厚さでガラス板に塗布し、
80W/cs+高圧水銀ランプ下lOc1mの距離を2
0m/seaの速さで通過させたところ、完全に硬化し
、架橋効率を表わすトルエン浸漬による重量減少率が9
%であった。この時の365r+mの積算光量を測定し
たところ30sJ/e−であり、この組成物1の硬化感
度が高いことが明らかヒなった。 また、このコーテイング材の25℃における屈折率は1
.!515でプライマリ−層としての要求屈折率を満足
していた。 比較例1 全有機基のうち15%がフェニル基、3%がビニル基、
残余がメチル基であり、25℃における粘度が1.30
0cPsである以外、実施例1と同様のポリメチルフェ
ニルビニルシロキサンを使用して、実施例1と同様の試
験を行ったこころ、混合液は白濁し、硬化後の物性も硬
さ10、引張強さ0.5 kgf/am” 、伸び10
%であった。また、このものは高圧水銀ランプ露光によ
る硬化後、ブリードが観察された。 比較例2 全有機基のうち45%がフェニル基3%がビニル基52
%がメチル基からなる%25℃での粘度が3.000 
cPsのポリメチルフェニルビニルシロキサンを使用し
て、実施例1と同様の実験を行ったところ、混合液は白
濁し、高圧水銀ランプ貫光による硬化を行っても内部ま
で完全に硬化せず物性を測定するに至らなかった。 比較例3 実施例1のメルカプトプロピル基含有ポリメチルフェニ
ルシロキサレジンを次式 %式%) →(CHs)JiO]m。で示される、無色透明な25
℃における粘度600cPsの3−メルカプトプロピル
基含有ポリメチルフェニルシロキサン60部を使用して
、実施例1と同様の実験を行ったところ。 混合液は白濁し、高圧水銀ランプ露光による硬化を行っ
ても、内部まで硬化せず物性を測定するに至らなかった
。 比較例4 実施例1の3−メルカプトプロピル基含有ポリメチルフ
ェニルシロキサンレジンな次式%式% で示される。25℃の粘度が2.000 cPsの3−
メルカプトプロピル基含有ポリメチルフェニルシロキサ
ンレジン60部を使用して、実施例1と同様の実験を行
ったところ、混合液は白濁し、高圧水銀ランプ露光によ
る硬化後の物性も硬さ18、引張強さ0.8kgf/c
m” 、伸び20%であった。 比較例5 実施例1の3−メルカプトプロピル基含有ポリメチルフ
ェニルシロキサンレジンな次式%式% で示される、25℃の粘度が4.000 cPsの3−
メルカプトプロピル基含有ポリメチルフ鳳ニルシロキサ
ン75部を使用して実施例1と同様の実験を行った。結
果は、混合液は白濁し、高圧水銀ランプ露光による硬化
後も遥明なゴムシートな得ることができず、物性を測定
するに至らなかった。 実施例2 実施例1の3−メルカプトプロピル基含有ポリメチルフ
ェニルシロキサンの代りに、次式%式%) ] で示される。25℃の粘度が3.500 cPsの3−
メルカプト基含有ポリメチルフふニルシロキサン50部
を使用した以外、実施例1と同様の実験を行ったところ
透明な液体組成物2が得られ、実施例1と同様の方法で
硬化させ、硬化物S−2を得た。S−2の特性値は、硬
さ34、引張強さ3 kgf/as” 、伸び50%で
あった。ヤング率は0、 10 kgf/vs”で−6
0〜150℃の濃度範囲で、殆ど変化しなかった。S−
2を実施例1と同様の耐候性試験を行ったところ、シー
ト表面にブリード現象は全く観察されず、その特性値は
、硬さ37、引張強さ3 kgf/cm” 、伸び50
%、重量変化率1%であった。 また、S−2を200℃で24時間耐熱試験を行ったと
ころ、僅かに黄変が認められたものの、その特性値は硬
さ38.引張強さ3 kgf/cm”伸び40%1重量
減少率1%であり、初期値と比べて大きな変化はなく、
耐熱性も良好であった。 またS−2をトルエン中に室温で24時間浸漬し、その
時の重量減少率を測定したところ8%であり、十分に高
い架橋効率であった。 更に組成物2を50℃の恒温器中に保存し、その粘度の
上昇率を調べたが、7日後においても粘度の上昇は認め
られず、貯蔵安定性も良好であることが判明した。 また、このS−2の屈折率は、25℃で1.513であ
り、プライマリ−層としての要求屈折率を満足していた
。 実施例3 実施例1のポリメチルフェニルビニルシロキサン100
部と3−メルカプトプロピル含有ポリメチルフェニルシ
ロキサン50sに、γ−メタクリロキシプロピルトリメ
トキシシラン0.75部、2−ヒドロキシ−2−メチル
−1−(p−イソプロピルフェニル)プロパン−1−オ
ン4.5部長ヒドルエン1.0部にp−メトキシフ其ノ
ール0.015部、p−t−ブチルカテコール0.00
7IISを溶解させたものを加え、組成物3を得た。 この組成物3を実施例1と同様に紫外線により硬化させ
硬化物S−3を得た。s−3の特性値は、硬さ23、引
張強さ2 kgf/am” 、及び伸び40%、ヤング
率0 、07 kgf/am” 1”あった。 又ヤング率は一60〜150’Cの濃度範囲で、殆ど変
化しながった。 また、実施例1と同様に耐候性試験を行ったが、硬さ2
5、引張強さ2kl!f/am” 、伸び40%、重量
変化率1%と良好な結果を示した。 耐熱試験も実施例1と同様に行ったが、備かに黄変が認
められたもののその特性値は、硬さ27、引張強さ2 
kgf/am” 、伸び40%、重量減少率1%であり
、耐熱性も良好であった。 また、架橋効率も実施例1と同様に調べたが重量減少率
8%と良好であった。貯蔵安定性も50℃、7日間、粘
度の変化が認められず良好であった。 次に、対ガラス剪断接着試験を行ったところ、上記組成
物は、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン
の添加によりガラスへの密着性が大幅に向上した。 試験条件と結果を表1に示す。 また、この硬化シートの屈折率は25℃で1.518で
あり、プライマリ−層としての要求屈折率を満足してい
た。 表1 測定条件 ・塗布厚:200Fl ・160W/cs+のメタルハライドランプより10c
mの距離で0.5秒間照射 ・露光エネルギー量は365部m積算光量計で測定 このガラス試験片を80℃、95%RH。 1.000時間の耐湿性測定試験及び70℃、30分と
0℃、30分のヒートサイクル試験を行ったが、接着し
た塗膜に変化は認められなかった。 実施例4 末端が、ジメチルビニルシリル基で封鎖され、17%が
ジフェニルシロキシ単位、5%がメチルビニルシロキシ
単位、残余がジメチルシロキシ単位である。25℃にお
ける粘度が4.000 cPsのポリメチルフェニルビ
ニルシロキサン100重量部に、末端がトリメチルシリ
ル基で封鎖され、17%がジフェニルシロキシ単位、1
0%が3−メルカプトプロピルメチルシロキシ単位、残
余がジメチルシロキシ単位である、25℃における粘度
が150cPsであるポリメルカプトプロビルメチルフ
ェニルシロキサン60重量部を混合した0次に、2−ヒ
ドロキシ−2−メチル−1−(4−プロピルフェニル)
プロパン−1−オン5部、トルエン2gにp−メトキシ
フェノール0.02部、p−t−ブチルカテコール0.
01部、テトラキス[メチレン−3−(3’ 、5’ジ
ーt−ブチル−4゛−ヒドロキシフェニル)プロピオネ
ート]メタンo、oi部、2− (2′ヒドロキシ−3
’ 、5’ −t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾー
ル0.002部を溶解させたものを加え、均一になるま
で混合し組成物4を得た。この組成物4を厚さ1a+m
の金型に流し込み、160W/c−のメタルハライドラ
ンプで10cmの距離から0.5秒間光照射したところ
、透明なシリコーンゴム弾性体S−4を得た。 このS−4をJIS  K  6301に準じて測定し
たところ、硬さ30.引張強さ2kgf/cm” 、伸
び40%、ヤング率0.09kgf/+u+”であった
、また、S−4は、−60〜150℃の温度範囲でヤン
グ率が殆ど変化しなかった。 また、S−4をサンシャインウェザ−メーター中40℃
、65%RHの条件で24時間の耐候性試験を行ったと
ころ、シート表面にブリード現象は全く観察されず、そ
の特性値は、硬さ32.引催強さ2 kgf/cm” 
、伸び40%、重量変化率1%であった。 この結果から組成物4の耐候性及び耐紫外線特性は明ら
かに良好であった。 S−4を200℃、24時間で耐熱試験を行ったところ
、僅かに黄変が認められたが、その特性値は硬さ33、
引弓長強さ2 kgf/cm” 、伸び40%、重量減
少率1%であり、初期値と比べて大きな変化はなく、耐
熱性も良好であった。また、S−4をトルエン中に室温
で24時間浸漬し、その重量減少率を測定したところ、
10%であり、架橋効率としては十分満足のいくもので
あった。 更に、組成物4を50℃の恒温器中に保存しその粘度の
上昇率を1.3.7の各日に調べたが、7日後において
も粘度の上昇は認められなかった。この結果から、組成
物4は貯蔵安定性が良好であることが判明した。 この組成物4を200pの厚さでガラス板に塗布し、8
0W/c@メタルパライトランプ下10cmの距離を3
0m/secの速さで通過させたところ、完全に硬化し
、架橋効率を表わすトルエン浸漬による重量減少率が9
%であった。この時の3650−の積算光量を測定した
ところ35mJ/cm”であり、この組成物4の硬化感
度が高いことが明らかとなった。 また、このコーテイング材の25℃における屈折率は1
.475でプライマリ−層としての要求屈折率を満足し
ていた。 実施例5 末端がジメチルビニルシリル基で封鎖され35%がジフ
ェニルシロキシ単位、残余がジメチルシロキシ単位であ
る25℃における粘度が1、000 cPsのポリメチ
ルフェニルポリシロキサン40重量部に、平均構造式が
、 [唖>5iOszal。4[(◎→、5iol m、。 [fCHs) 雪SiO] a [CHiIICH3i
Omz*]o、 sである、ポリフェニルメチルビニル
シロキサンと、トルエン6:4の混合物33.3部を加
え。 均一に混合後トルエンを減圧下に留去した。これを25
℃に冷却後、粘度を測定したところ4゜0OOcPsで
あった。この混合物に、メルカプトプロピル基含有ポリ
シロキサンの添加剤等実施例1と同様に処理して、組成
物5を得た。 上記の組成物5を厚さ1mmになるように金型に流し込
み、この上部に160W/amの高圧水銀ランプで1O
cllの距離から0.5秒間照射したところ、透明なシ
リコーンゴム弾性体S−5となった。S−5特性値をJ
IS  K  6301に準じて測定したヒころ、硬さ
35、引強強さ5kgf/am” 、伸び50%及びヤ
ング率0.08kgf/se−であった、なお、このヤ
ング率は、−60〜150℃の温度範囲で、殆ど変化し
なかった。 S−5をサンシャインウェザ−メーター中40℃、65
%RHの条件で24時間の耐候性試験を行ったところ、
シート表面にブリード現象は全く観察されず、その特性
値は、硬さ38、引弓長強さ6 kgf/cm” 、伸
び50%、重量変化率1%であった。 この結果から組成物5の耐候性及び耐紫外線特性は明ら
かに良好であった。 S−5を200″C%24時間で耐熱試験を行ったとこ
ろ、僅かに黄変が認められたがその特性値は硬さ39、
引張強さ4 kgf/am” 、伸び50%、重量減少
率1%であり、初期値と比べて大きな変化はなく、耐熱
性も良好であった。また、S−5をトルエン中に室温で
24時間浸漬し、その重量減少率を測定したところ、1
1%であり、架橋効率としては十分満足のいくものであ
った。 さらに、組成物5を50℃の恒温器中に保存しその粘度
の上昇率を1.3゜7の各日に調べたが、7日後におい
ても粘度の上昇は認められなかった。この結果から、組
成物5は貯蔵安定性が良好であることが判明した。 この組成物5を20(1+の厚さでガラス板に塗布し、
80W/c−高圧水銀ランプ下10c■の距離120m
/secの速さで通過させたところ、完全に硬化し、架
橋効率を表わすトルエン浸漬による重量減少率が11%
であった。この時の36E5n−の積算光量を測定した
ところ30■J/as”であり、この組成物5の硬化感
度が高いことが明らかとなった。 また、このコーテイング材の25℃における屈折率は1
.525でプライマリ−層としての要求屈折率を満足し
ていた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下記成分及び配合比からなる光ファイバー一次被覆用紫
    外線硬化型シリコーン組成物。 (A)全有機基のうち17〜40モル%がフェニル基、
    0.05〜10モル%がビニル基、残余がメチル基であ
    るポリオルガノシロキサンを少なくとも1種含み、25
    ℃の粘度が100〜10,000cPsであるポリオル
    ガノシロキサン100重量部、 (B)全有機基のうち17〜40モル%がフェニル基、
    0.05〜15モル%がメルカプトアルキル基、残余が
    メチル基であるポリオルガノシロキサンを少なくとも1
    種含み、 (A)成分のビニル基1に対してメルカプトアルキル基
    が0.2〜2.5の比率となる量のポリオルガノシロキ
    サン、 (C)光反応開始剤0.1〜50重量部、 (D)重合禁止剤0.001〜10重量部、 (E)酸化防止剤0.001〜10重量部及び (F)紫外線吸収剤0.001〜10重量部
JP1210749A 1989-08-17 1989-08-17 光ファイバー一次被覆用紫外線硬化型シリコーン組成物 Pending JPH0374463A (ja)

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