JP4234814B2 - 磁気記録媒体とその製造方法および使用方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はプリペイドカードに使用するのに適した磁気カードに関するものであり、特に磁気信号の改竄、偽造による不正使用を困難にした磁気カードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近の磁気カードにおいてはプリペイドカードと呼ばれる前払い方式の磁気カードが広く普及してきた。しかしこのプリペイドカードは市場において金券同様に扱われるため、磁気信号の改竄、偽造による不正使用を防止しなければならず、これまでに種々の考案がなされている。磁気カードの不正使用を防止する有効な方法として、1)磁気カードに記録した可変情報信号を磁気的に遮蔽し、信号の解読を困難にしたもの、2)磁気記録層を多層化し可変情報信号の読み取り方法に特定の条件を付与したもの、3)通常の可変情報信号とは別に媒体固有の識別情報を付与したものなどが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
特に前記3)の通常の可変情報信号とは別に媒体固有の識別情報を付与したものとして、特開平7−210859号公報や特開平5−318974号公報、特開平7−29157号公報に開示されたようにいくつか提案されている。本発明者らは磁気カードの不正使用を防止する有効な方法として、より信頼性が高く、より可変情報信号の機密性が高く、より改竄、偽造されにくい不正使用防止機能について検討した。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の磁気記録媒体は、非磁性基体上の全体または一部に、少なくとも1つの下部の磁気記録可能な磁性層と、他の少なくとも1つの上部の磁性層を積層してなり、前記他の少なくとも1つの上部の磁性層には再生パルス電圧の波高値が不規則に変化した書換不能なアナログ的ランダム固定信号が記録されており、前記ランダム固定信号は前記上部の磁性層を形成する磁性塗料が乾燥する前に、前記下部の磁性層の保磁力以下の磁界で、且つ塗布方向に対し平行な磁界成分と塗布方向に対して垂直な磁界成分とを有するランダム磁界を印加し、しかる後に前記磁性塗料を乾燥、固化することにより形成されたものである、磁気記録媒体である。
前記アナログ的ランダム固定信号は、好ましくは、前記下部の磁性層に周波数変調方式または位相変調方式で記録されたデジタル信号による磁界、並びに外部から印加したランダム磁界により形成した、前記デジタル信号とは異なる再生信号を有する書換不能なアナログ的ランダム固定信号である。
また、前記アナログ的ランダム固定信号は、好ましくはそれを再生した再生パルス電圧が、前記下部の磁性層に信号を飽和記録し、これを再生した再生パルス電圧の50%以上、200%以下とするように記録されている。
前記少なくとも1つの下部の磁性層は、好ましくは保磁力が200Oe以上、5000Oe以下の磁性粒子を含有してなる磁気記録可能な磁気記録層である。
前記他の少なくとも1つの上部の磁性層は保磁力が400Oe以下の低保磁力の磁性材料を含有してなる磁性層である形態が可能である。
前記上部の磁性層はまた保磁力が200Oe以上、5000Oe以下の磁性材料を含有してなる磁気記録可能な磁気記録層である形態が可能である。
前記上部の磁性層はまた保磁力が5000Oe以上の磁性材料を含有してなる磁性層である形態が可能である。
前記上部の磁性層はまた保磁力が400Oe以下の低保磁力の磁性材料と保磁力が200Oe以上、5000Oe以下の磁性材料を含有してなる磁気記録可能な磁性層である形態が可能である。
前記上部の磁性層はさらに保磁力が400Oe以下の低保磁力の磁性材料と保磁力が5000Oe以上の磁性材料を含有してなる磁性層である形態が可能である。
本発明はまた、前記の磁気記録媒体を製造する方法を提供することを目的とする。すなわち、本発明の方法では、磁気記録媒体は先ず非磁性基体上に下部の磁性層を形成し、次いで前記下部の磁性層に磁気記録し、その後上部の磁性層を形成することにより製造され、前記上部の磁性層を形成する磁性塗料が乾燥する前に、前記下部の磁性層の保磁力以下の磁界で、且つ塗布方向に対し平行な磁界成分と塗布方向に対して垂直な磁界成分とを有するランダム磁界を印加し、しかる後に前記磁性塗料を乾燥、固化することにより、前記下部の磁性層に記録した磁気信号と異なる再生信号を有する書換不能なアナログ的ランダム固定信号を前記上部の磁性層に形成することを特徴とする。
本発明は上記の磁気記録媒体を使用して偽造記録媒体等の判別を行うことが出来る。すなわち、前記下部の磁性層に記録した可変情報信号と前記上部の磁性層に記録した可変情報信号、並びに前記上部の磁性層に記録したアナログ的ランダム固定信号、さらに前記可変情報信号と前記アナログ的ランダム固定信号との合成信号の少なくとも2つ以上の信号を同一トラック位置で再生することを特徴とする磁気記録媒体の使用方法である。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明の磁気記録媒体の構成および機能をその製造方法の一例により説明する。先ず基体上に保磁力が200Oe以上、5000Oe以下の磁性材料を含有、分散してなる磁性塗料を塗布、乾燥、固化し、下部の磁性層を形成する。次いで前記下部の磁性層に磁気記録し、その後保磁力が400Oe以下の低保磁力の磁性材料を含有、分散してなる磁性塗料を塗布、乾燥、固化し、上部の磁性層を形成することにより製造される。前記上部の磁性層を形成する磁性塗料は保磁力が200Oe以上、5000Oe以下の磁性材料を含有、分散してなる磁性塗料であってもよく、また保磁力が5000Oe以上の磁性材料を含有、分散してなる磁性塗料であってもよい。例えば、基体上に保磁力が200Oe以上、5000Oe以下の磁性材料を含有、分散してなる磁性塗料を塗布、乾燥、固化し、下部の磁性層を形成し、次いで前記下部の磁性層に磁気記録し、その後保磁力が400Oe以下の低保磁力の磁性材料と保磁力が200Oe以上、5000Oe以下の磁性材料を含有、分散してなる磁性塗料を塗布、乾燥、固化し、上部の磁性層を形成することにより製造される。そのほか前記上部としては上に述べた保磁力の材料の単一のものまたは複数のものの組み合わせを含有することが出来る。
このとき前記上部の磁性層は、前記下部の磁性層と同様に可変情報信号の記録再生が可能な磁気記録層として使用可能となり、磁気記録層を多層化した本発明の磁気記録媒体が構成される。
【0006】
前記下部の磁性層に信号を記録するときには通常公知のRZ、RB、NRZ、NRZI、MFM、STRおよびPRなどの方法で符号化することができるが、再生パルス電圧が高く、記録密度が高くでき、分解能がよく、偽造変造し難い方法として周波数変調方式または位相変調方式が好ましい。前記下部の磁性層に記録する信号は媒体の固有情報信号として磁気カード1枚毎に異なった書換不能な固定情報信号を形成するために記録される。このためカード間の互換性をなくし、改竄を困難にすることができる。
【0007】
前記上部の磁性層は磁性塗料が乾燥する前に、前記下部の磁性層の保磁力以下の磁界で、且っ塗布方向に対し平行な磁界成分と塗布方向に対して直行または垂直な磁界成分とを有するランダム磁界を印加し、しかる後に乾燥、固化することにより、前記下部の磁性層に記録した磁気信号と異なる再生信号を有する書換不能なアナログ的ランダム固定信号を前記上部の磁性層に形成することができる。媒体の識別信号である固定情報信号は規則性を持たないアナログ的ランダム信号とすることにより、固定情報信号を読み取ることができてもその内容を解読することができず、偽造を困難にすることができる。例えば、前記下部の磁性層に周波数変調方式または位相変調方式でデジタル信号を記録し、外部からランダム磁界を印加したとき、前記デジタル信号とは異なる再生信号を有する書換不能なアナログ的ランダム固定信号を前記上部の磁性層に形成し本発明の磁気記録媒体が構成される。
上記のランダム磁界は、例えば表面磁界1000〜1500Gを有する2つの磁石を塗布方向に対し平行な磁界成分と塗布方向に対して直行または垂直な磁界成分とを有するように上部の磁性層を塗布したばかりの磁気記録媒体を上下から挟んで互いに交差して配置することにより印加できる。このようなランダム磁界の発生源としては、基本的に異なる2つ以上の磁界方向を有する磁界を同時に印加できる装置であれば良く、水平、垂直、上下、左右、斜め等任意の組み合わせから選択でき、永久磁石の他、ソレノイド、電磁石など特に制限はない。
【0008】
前記アナログ的ランダム固定信号を形成するために前記下部の磁性層に信号を記録する方法としては上述の方法のほかDM、FM、PDMなどのアナログ記録、または見掛け上アナログ的ランダム信号になるように記録したデジタル記録であってもよい。この場合、前記上部の磁性層が乾燥する前に印加する磁界は、前記ランダム磁界のほか、前記下部の磁性層の保磁力以下の磁界で、且つ塗布方向に対し平行な均一磁界であってもよく、同様に書換不能なアナログ的ランダム固定信号を前記上部の磁性層に形成することができる。
【0009】
本発明の磁気記録媒体を使用するには、下部の磁性層に磁気記録した可変情報信号と上部の磁性層に磁気記録した可変情報信号、並びに上部の磁性層に記録したアナログ的ランダム固定信号、さらに前記可変情報信号と前記アナログ的ランダム固定信号の合成信号の少なくとも2つ以上の信号を同一トラック位置で記録再生することができる。
【0010】
例えば本発明の磁気記録媒体をプリペイドカードなどの磁気カードとして用いるとき、まず、磁気カード全体を直流消磁または交流消磁を施し初期状態を形成する。この状態でアナログ的ランダム固定信号を再生し固定情報信号を得るには、バイアス磁界を印加し前記上部の磁性材料を十分に飽和磁化しながら読み取ることが好ましい。このため上部の磁性層は保磁力400Oe以下の低保磁力の磁性材料が適しており、好ましくは50Oe以下であれば比較的低磁界のバイアス磁界で容易に再生パルスを得やすくリーダーライタヘの負担が少ない。次に下部の磁性層にアナログ的ランダム固定信号と同一トラック位置に金額情報、履歴情報などの可変情報信号を飽和記録する。上部の磁性層は保磁力400Oe以下の低保磁力の軟磁性材料で形成されているため、バイアス磁界を除去した後の残留磁化が小さくバイアス磁界を印加せずに読み取ることにより前記可変情報信号をそのまま再生することができる。このためさらに好ましくは上部の磁性層は保磁力20Oe以下の低保磁力の軟磁性材料であればバイアス磁界で飽和磁化しやすく、さらにバイアス磁界を除去した後の残留磁化が小さくなるため最適である。この状態でバイアス磁界を印加しながら前記可変情報信号を再生しようとすると前記アナログ的ランダム固定信号5と前記可変情報信号との合成信号が再生される。これにより下部の磁性層に記録した可変情報信号と上部の磁性層に形成したアナログ的ランダム固定信号のほか第3の情報信号としてこれらの合成信号を用いることができる。第3の情報信号としての合成信号は前記アナログ的ランダム固定信号、並びに前記可変情報信号と異なることが好ましく、前記アナログ的ランダム固定信号を再生した再生パルス電圧は、前記下部の磁性層に信号を飽和記録し、これを再生した再生パルス電圧の50%以上、200%以下であることをが好ましい。これにより固定情報信号と可変情報信号とは同一位置に記録可能であり、固定情報信号は可変情報の読み取りを阻害せず、また固定情報信号と可変情報信号を同時に読み取ることができ、可変情報信号と固定情報信号、さらに第3の情報信号としての合成信号を用いて、暗号化とともにデータの解読を困難にすることができる。
このようなアナログ的ランダム固定信号を使用した固有情報の真偽判定方法としては次の各種の態様が考えられる。
(1)アナログ的ランダム固定信号をIDコードとして用いる。ランダム固定信号を読みとりA/D変換したデジタル信号として別の領域に記録する。固有情報信号がランダム信号のため信号の解読、偽造、変造が難しい。
(2)下部又は上部の磁性層に記録が可能な場合には、下部又は上部の磁性層に可変情報信号を記録し、これを上部の磁性層のランダム信号と同時に読みとり、合成信号として再生したものを用いる。使用頻度、必要に応じて下部又は上部の磁性層に記録した可変情報信号を書換え、合成信号を変化させる。残額表示、真偽判定情報として用いることができる。
(3)上部の磁性層が低保磁力の磁性粒子を含有する場合には、ランダム固定信号又は合成信号を読みとるとき、上部の磁性層を十分に磁化できる磁界を印加しながらバイアスをオンオフして読み取る。バイアス磁界の有無により再生信号が異なる。バイアス磁界の極性を反転させることによりランダム信号又は合成信号の再生信号が変化する。通常の磁気記録信号とは異なるバイアス依存性を示す特徴を真偽判定に用いることができる。
(4)上部の磁性層の保磁力が可変情報信号を記録再生する磁性層の保磁力と同等以上の場合には、ランダム固定信号を読みとるときにバイアスを印加せずに再生する。下部又は上部の磁性層に記録した可変情報信号及び固定情報信号を分離することが不可能であり、可変情報信号及び固定情報信号のデータの解読、改竄が困難である。
(5)その他、上記(1)〜(4)の組み合わせ等が可能である。
【0011】
本発明の磁気カードは、前記下部の磁性層に記録した可変情報信号の代わりに、製造に記録した前記固有情報信号をそのまま使用してもよく、また前記下部の磁性層の代わりに保磁力が400Oe以下の低保磁力の磁性材料と保磁力が200Oe以上、5000Oe以下の磁性材料を含有してなる上部の磁性層に可変情報信号を記録しても同様の使い方が可能である。さらに上部の磁性層の残留磁化を大きくすることにより可変情報信号と固定情報信号との分離が不可能になり、可変情報信号は固定情報信号との合成信号として磁気的に遮蔽され、逆に固定情報信号も可変情報信号との合成信号により磁気的に遮蔽され、データの解読、改竄を困難することができる。
【0012】
本発明の使用方法は以上にとどまらず、下部の磁性層に記録した可変情報信号と上部の磁性層に記録した可変情報信号、並びに上部の磁性層に記録したアナログ的ランダム固定信号、さらに前記可変情報信号と前記アナログ的ランダム固定信号の合成信号の少なくとも2つ以上の信号を記録再生することができ、その使用方法により様々な組み合わせが可能で、システムに対する適応範囲の広い磁気記録媒体である。
【0013】
図1は本発明の一実施例としての磁気記録媒体の断面図である。この実施例においては、基体1上に下部の磁性層2、上部の磁性層3が積層してあり、上部の磁性層3には書換不能なアナログ的ランダム固定信号5が形成してある。また、図2は本発明の一実施例としての磁気記録媒体の平面図である。この実施例においては、磁気記録媒体4の平面上の一部に書換不能なアナログ的ランダム固定信号5が形成されている。
【0014】
次に本発明の磁気記録媒体の実施の形態について説明する。
基体1には、プラスチック、紙、または非磁性金属板であってもよいが、特にプラスチックを用いる場合にはポリエチレンテレフタレートが好ましい。
下部の磁性層2は少なくとも1種類の保磁力が200Oe以上、5000Oe以下の磁性粒子を含有してなり、γ−Fe2O3、Co被着γ−Fe2O3、マグネタイト、Baフェライト、Srフェライトなどの磁性材料を含有、分散してなる磁性塗料を塗布、乾燥、固化し、形成することができる。
【0015】
上部の磁性層3は下部の磁性層2と同様であってもよいが、少なくとも1種類の保磁力が400Oe以下の低保磁力の磁性材料を含有してなり、カルボニル鉄粉FeAl合金、FeNi合金、FeA1Si合金、MnZnフェライト、NiZnフェライト、NiMnZnフェライト、γ−Fe2O3、Co被着γ−Fe2O3、マグネタイトなどの磁性材料を含有、分散してなる磁性塗料を塗布、乾燥、固化し、形成することができる。また前記磁性材料と少なくとも1種類の保磁力が200Oe以上、5000Oe以下の前記磁性材料を含有、分散してなる磁性塗料を塗布、乾燥、固化し、形成することもでき、さらに前記磁性材料と少なくとも1種類の保磁力が5000Oe以上の磁性材料を含有、分散してなる磁性塗料を塗布、乾燥、固化し、形成することもできる。
【0016】
【実施例】
次に本発明の磁気記録媒体の実施の形態を実施例により具体的に説明する。使用したランダム磁界発生装置としては表面磁界1200Gの2本の永久磁石を基体の上下に間隔約2cmで配置し、上部の磁石の磁界方向を基体の送り方向に沿わせ、下部の磁石の磁界方向を基体の送り方向に対して直角な方向に沿わせた。(実施例1)
まず、厚さ188μmの白色ポリエチレンテレフタレートの基体1上に保磁力2750OeのBaフェライト粉を含有、分散してなる磁性塗料を塗布し、配向磁界中でオリエンテーションを施した後、乾燥、固化し厚さ6μmの下部の磁性層2を形成した。
次に前記下部の磁性層2に飽和記録できる磁気ヘッドを媒体搬送装置に設置し、140BPIの記録密度でFM方式の固有情報信号を前記下部の磁性層2に飽和記録した。
前記下部の磁性層2上に保磁力が20Oeのカルボニル鉄粉を含有、分散してなる磁性塗料を塗布し、前記下部の磁性層2の保磁力以下の磁界で、且つ塗布方向に対し平行な磁界成分と塗布方向に対して直行な磁界成分とを有するランダム磁界を印加した後、乾燥、固化し厚さ6μmの上部の磁性層3を形成した、しかる後に前記磁性塗料を乾燥、固化することにより、前記下部の磁性層2に記録した磁気信号と異なる再生信号を有する書換不能なアナログ的ランダム固定信号5を前記上部の磁性層3に形成した。
これをカードサイズに打ち抜き実施例1の磁気記録媒体を作製した。
【0017】
(実施例2)
保磁力20Oeのカルボニル鉄粉と保磁力1750OeのBaフェライト粉を含有、分散してなる磁性塗料を作製し上部磁性層を形成し、実施例1と同様の製造方法で実施例2の磁気記録媒体を作製した。
(実施例3)
保磁力650Oeのマグネタイトを含有、分散してなる磁性塗料を作製し上部磁性層を形成し、実施例1と同様の製造方法で実施例3の磁気記録媒体を作製した。
(実施例4)
保磁力300Oeのγ−Fe2O3と保磁力8000OeのSrフェライト粉を含有、分散してなる磁性塗料を作製し上部磁性層を形成し、実施例1と同様の製造方法で実施例4の磁気記録媒体を作製した。
【0018】
(実施例5)
まず、厚さ188μmの白色ポリエチレンテレフタレートの基体1上に保磁力4200OeのBaフェライト粉を含有、分散してなる磁性塗料を塗布し、配向磁界中でオリエンテーションを施した後、乾燥、固化し厚さ6μmの下部の磁性層2を形成した。
次に前記下部の磁性層2に飽和記録できる磁気ヘッドを媒体搬送装置に設置し、140BPIの記録密度でFM方式の固有情報信号を前記下部の磁性層2に飽和記録した。
前記下部の磁性層2上に保磁力が1750OeのBaフェライト粉を含有、分散してなる磁性塗料を塗布し、前記下部の磁性層2の保磁力以下の磁界で、且つ塗布方向に対し平行な磁界成分と塗布方向に対して直行な磁界成分とを有するランダム磁界を印加した後、乾燥、固化し厚さ6μmの上部の磁性層3を形成した、しかる後に前記磁性塗料を乾燥、固化することにより、前記下部の磁性層2に記録した磁気信号と異なる再生信号を有する書換不能なアナログ的ランダム固定信号5を前記上部の磁性層3に形成した。
これをカードサイズに打ち抜き実施例5の磁気記録媒体を作製した。
【0019】
(実施例6)
保磁力が5600OeのBaフェライト粉を含有、分散してなる磁性塗料を作製し下部磁性層を形成し、ついで保磁力が1750OeのBaフェライト粉と保磁力が8200OeのBaフェライト粉とを含有、分散してなる磁性塗料を作製し上部磁性層を形成し、実施例5の製造方法と同様な方法で実施例6の磁気記録媒体を作製した。
【0020】
(実施例7)
まず、厚さ188μmの白色ポリエチレンテレフタレートの基体1上に保磁力1750OeのBaフェライト粉を含有、分散してなる磁性塗料を塗布し、配向磁界中でオリエンテーションを施した後、乾燥、固化し厚さ6μmの下部の磁性層2を形成した。
次に前記下部の磁性層2に飽和記録できる磁気ヘッドを媒体搬送装置に設置し、140BPIの記録密度でFM方式の固有情報信号を前記下部の磁性層2に飽和記録した。
前記下部の磁性層2上に保磁力が7000OeのBaフェライト粉を含有、分散してなる磁性塗料を塗布し、前記下部の磁性層2の保磁力以下の磁界で、且つ塗布方向に対し平行な磁界成分と塗布方向に対して直行な磁界成分とを有するランダム磁界を印加した後、乾燥、固化することにより、前記下部の磁性層2に記録した磁気信号とは異なる再生信号を有する書換不能なアナログ的ランダム固定信号5を前記上部の磁性層3に形成した。
これをカードサイズに打ち抜き実施例7の磁気記録媒体を作製した。
【0021】
(実施例8)
保磁力が4200OeのBaフェライト粉末を含有、分散してなる磁性塗料を作製し下部磁性層を形成し次いで保磁力が1750OeのBaフェライト粉末と保磁力が8200OeのBaフェライト粉末と保磁力が300Oeのγ−Fe2O3粉末を含有、分散してなる磁性塗料を作製して上部磁性層を形成して、実施例7と同様な製造方法で実施例8の磁気記録媒体を製作した。
【0022】
次に実施例の本発明をその使用方法により詳細に説明する。
図3は厚さ6μmの下部の磁性層2に140BPIの記録密度でFM方式の固有情報信号を製造時に飽和記録したときの再生波形を示した。
【0023】
まず実施例1の本発明の磁気記録媒体にバイアスコイル付き磁気ヘッドを装着したリーダーライタで下部の磁性層2に記録されている前記固有情報信号を直流消去し、50mAのバイアス電流を流しながらアナログ的ランダム固定信号を再生したところ、図4に示した再生波形のように製造時に下部の磁性層2に記録した140BPIのFM信号とは異なったアナログ的ランダム信号が書換不能な固定情報信号として得られた。またバイアス電流を流さずに前記固定情報信号を再生したところ再生出力が低く読み取ることが不可能であった。
【0024】
次に前記アナログ的ランダム固定信号5と同一トラック位置の下部の磁性層に前記固有情報信号とは異なる140BPIのFM信号を可変情報信号として飽和記録した。まずバイアス磁界を流さずに信号を再生したところ、図5に示すように前記可変情報信号をそのまま再生することができた。この状態で50mAのバイアス磁界を印加しながら信号を再生したところ、図6に示すように前記固定情報信号と前記可変情報信号との合成信号として再生された。このとき前記可変情報信号の再生パルス電圧を100%としたときの前記アナログ的ランダム固定信号5の再生パルス電圧は相対値で98%であった。
【0025】
実施例2について実施例1と同様の操作を行った。このとき実施例1とは異なりアナログ的ランダム固定信号5の残留磁化が大きく可変情報信号と固定情報信号とを分離して再生することが不可能であったが、バイアス電流を流しながら再生したときとバイアス電流を流さずに再生したときでは、合成信号波形の振幅変動が異なり、異なったアナログ的合成信号として得られた。このときアナログ的ランダム固定信号5の再生パルス電圧は、バイアス電流を流したときで105%、バイアス電流を流さないときで52%であった。
【0026】
実施例3についてバイアス電流を10mAとして実施例1と同様の操作を行った。このとき実施例2と同様にアナログ的ランダム固定信号5の残留磁化が大きく可変情報信号と固定情報信号とを分離して再生することが不可能であった。またバイアス電流を流しながら再生したときとバイアス電流を流さずに再生したときの合成信号波形は変わらなかったが、下部の磁性層2に記録する可変情報信号を変えることにより異なったアナログ的合成信号が得られた。このときアナログ的ランダム固定信号5の再生パルス電圧は59%であった。また、上部の磁性層3に前記アナログ的ランダム固定信号5とは異なるトラック位置で可変情報信号の記録再生を行ったところ何ら間題なく行えた。
【0027】
実施例4についてバイアス電流を80mAとして実施例1と同様の操作を行った。このとき実施例2と同様にアナログ的ランダム固定信号5の残留磁化が大きく可変情報信号と固定情報信号とを分離して再生することが不可能であった。またバイアス電流を流しながら再生したときとバイアス電流を流さずに再生したときの合成信号波形の振幅変動が異なり、異なったアナログ的合成信号として得られた。このときアナログ的ランダム固定信号5の再生パルス電圧は、バイアス電流を流したときで76%、バイアス電流を流さないときで50%であった。またバイアス極性を反転して再生したところ、バイアス電流の極性が反転することにより合成信号波形の振幅変動が異なり、異なったアナログ的合成信号が得られた。
【0028】
実施例5の磁気記録媒体に記録されている下部の磁性層2の前記固有情報信号を15kGで直流消去し、リーダーライターでアナログ的ランダム固定信号を再生したところ、図4に示した再生波形と同様に製造時に下部の磁性層2に記録した140BPIのFM信号とは異なったアナログ的ランダム信号が書換不能な固定情報信号として得られた。
次に前記アナログ的ランダム固定信号と同一トラック位置の上部の磁性層に前記固有信号とは異なる140BPIのFM信号を可変情報信号として飽和記録し信号を再生したところ、図6と同様に前記固定情報信号と前記可変情報信号との合成信号として再生された。このとき前記可変情報信号の再生パルス電圧は相対値で68%であった。
【0029】
実施例6の記録媒体について実施例5に対するものと同様な操作を行った。このときアナログ的ランダム固定信号5の再生パルス電圧が前記可変情報信号の再生パルス電圧に対して相対的に大きくなった。このときのアナログ的ランダム固定信号5の再生パルス電圧は162%であった。
【0030】
実施例7の磁気記録媒体に記録されている下部の磁性層2の前記固定信号を15kGで直流消去し、リーダーライターでアナログ的ランダム湖底信号を再生したところ、図4に示した再生波形と同様に製造時に下部の磁性層2に記録した140BPIのFM信号とは異なったアナログ的ランダム信号が書換不能な固定情報信号として得られた。
次に前記アナログ的ランダム固定信号5と同一トラック位置の下部の磁性層に前記固定情報信号とは異なる140BPIのFM信号を可変情報信号として飽和記録し信号を再生したところ、図6と同様に前記固定情報信号と前記可変情報信号との合成信号として再生された。このとき前記可変情報信号の再生パルス電圧を100%としたときの前記アナログ的ランダム固定信号5の再生パルス電圧は相対値で58%であった
また下部の磁性層に記録した可変情報信号だけを読みとろうとしたが実際上使用可能な再生手段では分離して読みとることはできなかった。
【0031】
実施例8の本発明の磁気記録媒体に記録されている下部の磁性層2の前記固有情報信号を15kGで直流消去し、次にバイアスコイル付磁気ヘッドを装着したリーダーライタで80mAのバイアス電流を流しながらアナログ的ランダム固定信号を再生したところ、図4に示した再生波形のように製造時に下部の磁性層2に記録した140BPIのFM信号とは異なったアナログ的ランダム信号が書換不能な固定情報信号として得られた。またバイアス電流を流しながら再生したときとバイアス電流を流さずに再生したときでは、アナログ的ランダム信号波形の振幅変動が異なり、異なったアナログ的合成信号として得られた。またバイアスの電流の極性を反転して再生したところ、バイアス電流の極性が反転することにより合成信号波形の振幅変動が異なり、異なったアナログ的合成信号が得られた。
前記アナログ的ランダム固定信号5と同一トラック位置の上部の磁性層に前記固有情報信号とは異なる140BPIのFM信号を可変情報信号として記録電流400mAで記録した。次に300Gの交流磁界を印加して配向処理を行った。次にこれを再生したところ前記固定情報信号と前記可変情報信号との合成信号として再生された。アナログ的ランダム固定信号5の残留磁化が大きく可変情報信号と固定情報信号とを分離して再生することが不可能であったが、バイアス電流を流したときで196%、バイアス電流を流さないときで110%であった。またバイアス電流の極性を反転して再生したところ、バイアス電流の極性が反転することにより合成信号波形の振幅変動が異なり、異なったアナログ的ランダム信号が得られた。
【0032】
【発明の効果】
本発明の磁気記録媒体の磁性層は多層構造を有し、可変情報信号の記録再生が可能である。また媒体を特定するための固有情報信号は磁気カード1枚毎に異なった書換不能な固定情報信号であるためカード間の互換性をなくすことができ、媒体の識別信号である固定情報信号を規則性を持たないアナログ的ランダム信号であるため読み取ることができてもその内容の解読は不可能で、偽造、改竄を困難にすることができる。また固定情報信号と可変情報信号は同一位置に記録可能で、固定情報信号と可変情報信号、さらにこれらの合成信号の少なくとも2つ以上の信号を同一位置で読み取り、暗号化とともにデータの解読を困難にすることができる。
【0033】
本発明は下部の磁性層に記録した可変情報信号と上部の磁性層に記録した可変情報信号、並びに上部の磁性層に記録したアナログ的ランダム固定信号、さらに前記可変情報信号と前記アナログ的ランダム固定信号の合成信号の少なくとも2つ以上の信号を再生することができ、その使用方法により様々な組み合わせが可能で、システムに対する適応範囲の広い磁気記録媒体である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての磁気記録媒体の断面図である。
【図2】本発明の一実施例としての磁気記録媒体の平面図である。
【図3】下部の磁性層に製造時に記録した固有情報信号の再生波形である。
【図4】上部の磁性層に記録したアナログ的ランダム固定信号の再生波形である。
【図5】下部の磁性層に記録した可変情報信号の再生波形である。
【図6】可変情報信号とアナログ的ランダム固定信号の合成信号の再生波形である。
【符号の説明】
1 基体
2 第1の磁性層
3 第2の磁性層
4 磁気記録媒体
5 書換不能なアナログ的ランダム固定信号
Claims (10)
- 非磁性基体上の全体または一部に、少なくとも1つの下部の磁気記録可能な磁性層と、他の少なくとも1つの上部の磁性層を積層してなり、前記他の少なくとも1つの上部の磁性層には再生パルス電圧の波高値が不規則に変化した書換不能なアナログ的ランダム固定信号が記録されており、前記ランダム固定信号は前記上部の磁性層を形成する磁性塗料が乾燥する前に、前記下部の磁性層の保磁力以下の磁界で、且つ塗布方向に対し平行な磁界成分と塗布方向に対して垂直な磁界成分とを有するランダム磁界を印加し、しかる後に前記磁性塗料を乾燥、固化することにより形成されたものである、磁気記録媒体。
- 前記アナログ的ランダム固定信号は前記下部の磁性層に周波数変調方式または位相変調方式で記録されたデジタル信号による磁界、並びに外部から印加したランダム磁界により形成した、前記デジタル信号とは異なる再生信号を有する書換不能なアナログ的ランダム固定信号であることを特徴とする請求項1に記載の磁気記録媒体。
- 前記アナログ的ランダム固定信号を再生した再生パルス電圧は、前記下部の磁性層に信号を飽和記録し、これを再生した再生パルス電圧の50%以上、200%以下であることを特徴とする請求項1に記載の磁気記録媒体。
- 基体上の全体または一部に、少なくとも2つ以上の磁性層を積層してなる磁気記録媒体において、前記少なくとも1つの下部の磁性層は保磁力が200Oe以上、5000Oe以下の磁性粒子を含有してなる磁気記録可能な磁気記録層であり、他の少なくとも1つの上部の磁性層は保磁力が400Oe以下の低保磁力の磁性材料を含有してなる磁性層であることを特徴とする請求項1に記載の磁気記録媒体。
- 前記上部の磁性層は保磁力が200Oe以上、5000Oe以下の磁性材料を含有してなる磁気記録可能な磁気記録層であることを特徴とする請求項1に記載の磁気記録媒体。
- 前記上部の磁性層は保磁力が5000Oe以上の磁性材料を含有してなる磁性層であることを特徴とする請求項1に記載の磁気記録媒体。
- 前記上部の磁性層は保磁力が400Oe以下の低保磁力の磁性材料と保磁力が200Oe以上、5000Oe以下の磁性材料を含有してなる磁気記録可能な磁性層であることを特徴とする請求項1に記載の磁気記録媒体。
- 前記上部の磁性層は保磁力が400Oe以下の低保磁力の磁性材料と保磁力が5000Oe以上の磁性材料を含有してなる磁性層であることを特徴とする請求項1に記載の磁気記録媒体。
- 先ず非磁性基体上に下部の磁性層を形成し、次いで前記下部の磁性層に磁気記録し、その後上部の磁性層を形成することにより製造され、前記上部の磁性層を形成する磁性塗料が乾燥する前に、前記下部の磁性層の保磁力以下の磁界で、且つ塗布方向に対し平行な磁界成分と塗布方向に対して垂直な磁界成分とを有するランダム磁界を印加し、しかる後に前記磁性塗料を乾燥、固化することにより、前記下部の磁性層に記録した磁気信号と異なる再生信号を有する書換不能なアナログ的ランダム固定信号を前記上部の磁性層に形成することを特徴とする請求項1に記載の磁気記録媒体の製造方法。
- 請求項1〜8のいずれか一項に記載の記録媒体を使用し、前記下部の磁性層に記録した可変情報信号と前記上部の磁性層に記録した可変情報信号、並びに前記上部の磁性層に記録したアナログ的ランダム固定信号、さらに前記可変情報信号と前記アナログ的ランダム固定信号の合成信号の少なくとも2つ以上の信号を同一トラック位置で再生することを特徴とする磁気記録媒体の使用方法。
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