JP4234222B2 - 配管・配線固定具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、配管や配線を天井、壁、柱、床面などに固定するのに使用する配管・配線固定具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、屋内配管、例えば給水・給湯配管システムのさや管ヘッダー工法に用いられるさや管や、配線に用いられる可とう電線管を、建築物のコンクリートスラブ等に固定する場合には、図24に示すようなサドル1が用いられている。このサドル1は、凹部1aに配管3を収容した状態で両側の取り付け片1bをコンクリート釘5によりコンクリートスラブに固定するものである。図25は天井スラブ7にサドル1により配管3を固定した状態を示す。
【0003】
このほか、図26に示すような配管保持具9を用いる方法も公知である。この場合は、まず配管保持具9をコンクリート釘5により天井スラブ7等に固定した後、配管保持具9に配管3を押し込むことにより配管3を固定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら図24のようなサドル1を使用する場合には、配管3を手でスラブ面に押しつけながら配管3にサドル1を装着し、さらにサドル1が落ちたり、ずれたりしないようにサドル1を手で押さえながら電動ドリルドライバー等を使ってコンクリート釘5を打ち込む、という面倒な作業が必要となる。特に天井スラブに配管を固定する場合には、作業者が脚立にのぼり、天井を見上げた状態で上記の作業を行わなければならないため、非常に作業性がわるく、また危険でもある。
【0005】
また図26のような配管保持具9を使用する場合にも、配管保持具9を手で押さえながら電動ドリルドライバー等を使ってコンクリート釘を打ち込む、という面倒な作業が必要であり、特に天井配管の場合はサドル使用の場合と同様な問題がある。また配管保持具9を使用すると、スラブ7と配管3の間に配管保持具9の厚さに相当する隙間Gができるため、配管の安定性がわるい。また給水・給湯用配管の場合は水撃(ウォーターハンマー)が発生すると配管3がスラブ7面を叩いて騒音が発生するという問題がある。
【0006】
本発明の目的は、コンクリートスラブ等に配管・配線を簡単に固定することができると共に、コンクリートスラブ等と配管・配線との間の隙間を十分に小さくできる配管・配線固定具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る配管・配線固定具は、配管・配線固定用埋め込み部材と、配管・配線の保持部材との組み合わせからなり、
前記埋め込み部材は、中空の胴部と、胴部の上端を塞ぐ蓋部と、胴部の内部の中段に胴部と一体的に設けられた軸係止部と、胴部の外側に胴部の下端縁より上に位置させて胴部と一体的に設けられた鍔部と、胴部の下端部に着脱可能に又は一体に設けられた型枠への取り付け部とを有し、
前記軸係止部は、胴部下方からの軸の挿入は許容するが軸の引き抜きには抵抗するように形成され、
前記胴部の内部の前記軸係止部より上には上部空間が、下には下部空間が設けられており、
前記保持部材は、配管・配線を保持するホルダーと、このホルダーから突出して前記埋め込み部材の軸係止部に挿入される支持軸とを有しており、
前記埋め込み部材の下部空間は、前記ホルダーの支持軸のまわりの配管・配線表面からの出っ張り部分を収納できる大きさになっている、
ことを特徴とするものである。
【0008】
前記埋め込み部材は、配管・配線を保持する保持部材と組み合わせて、次のように使用される。まず型枠への取り付け部をコンクリート型枠の所定の位置(埋め込み部材を設置しようとする位置)に固定する。その後、型枠内にコンクリートを流し込み、固化させた後、型枠を外す。すると埋め込み部材が下端を開口した状態でコンクリートに埋め込まれた状態となる。この状態で埋め込み部材は、鍔部がコンクリートに食い込んでいるため、コンクリートから抜け出すおそれがない。
【0009】
一方、保持部材は、配管・配線を保持するホルダーと、このホルダーから突出して前記埋め込み部材の軸係止部に挿入される支持軸とを有している。したがって配管・配線の固定作業としては、保持部材のホルダーに配管・配線を保持させた後、支持軸を埋め込み部材の軸係止部に挿入するか、又は保持部材の支持軸を埋め込み部材の軸係止部に挿入した後、ホルダーに配管・配線を保持させるだけでよく、きわめて簡単に配管・配線の固定を行うことができる。また埋め込み部材には軸係止部の下に下部空間が設けられているため、前記ホルダーの支持軸のまわりの配管・配線表面からの出っ張り部分を前記下部空間に収納することにより、配管・配線とコンクリート面の間の隙間をなくすか、十分に小さくすることが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
〔実施形態1〕
図1〜図6は本発明に係る配管固定具の第1の実施形態を示す。この配管固定具は、埋め込み部材11と、配管を保持する保持部材13との組み合わせからなる。
【0011】
埋め込み部材11は、埋め込み部材本体15と取り付け部材17とで構成されている。埋め込み部材本体15は、中空の胴部19と、胴部19の上端を塞ぐ蓋部21とを有している。胴部19の内周面の中段には環状突縁23が一体に形成されている。前記蓋部21は下端がこの環状突縁23に突き当たる円筒部21aを有しており、この円筒部21aの下端と環状突縁23との間にはネジ係止部材25が挟持されている。以上の構成により、胴部19内のネジ係止部材25より上には上部空間27が、ネジ係止部材25より下には下部空間29が形成される。また胴部19の上端外周には鍔部31が一体に形成されている。
【0012】
ネジ係止部材25はバネ弾性を有する金属板からなるもので、図3に示すように、円板の中央部にネジ挿通穴33を形成し、そのネジ挿通穴33から四方にスリットを入れることにより4つの弾性爪片35を形成したものである。弾性爪片35は図1に示すように若干上方に向くように折り曲げられている。ネジ挿通穴33の内径は、そこに挿通されるネジ(後述)の溝底外径より若干小さく設定されている。
【0013】
また取り付け部材17は、図1および図4に示すように、直径が胴部19の外径より大きい円板部37を有している。円板部37の中心には上端部が前記環状突縁23の穴に嵌合する円柱部39が突設され、その周囲には前記胴部19の下端部の内側に嵌合する円筒状の嵌合部41が突設されている。また円板部37の外周付近には釘穴43が形成され、その周辺がコンクリート型枠への取り付け部となっている。また円板部37の、円柱部39と嵌合部41の間には、工具挿入穴45が形成されている。
【0014】
一方、保持部材13は、配管を保持するホルダー47と、このホルダー47から突出するネジ49とで構成されている。ホルダー47は、図5に示すようなほぼ半円形の鞍型部材51と、図6に示すようなバンド53とで構成されている。鞍型部材51は中央部にネジ49の頭部を収容する門型突起55を有し、この門型突起55の両脚部にはバンド通し穴57が形成されている。さらに鞍型部材51の外周にはバンド押さえ片59が形成されている。バンド53はインシュロックという商品名で市販されているもので、一端側に形成されたバックル部61に他端側を挿入すると、ギザギザ63が引っ掛かって引き抜けなくなるタイプのものである。ホルダー47は、このようなバンド53を鞍型部材51に図1のように取り付けて、配管を締め付けるものである。
【0015】
次に、以上のように構成された配管固定具の使用方法を図7〜図10を参照して説明する。まず図7に示すように、埋め込み部材本体15と取り付け部材17を嵌合させた状態で、取り付け部材17をコンクリート型枠65の所定の位置に釘67により固定する。その後、型枠65内にコンクリート69を流し込み、固化させる。コンクリートを流し込むときは、埋め込み部材本体15の下端開口部が取り付け部材17によって塞がれているため、埋め込み部材本体15内の空間29、27にコンクリートが入り込むことはない。
【0016】
コンクリート69が固化したら、型枠65を外し、次いで図8に示すように取り付け部材17を工具71で摘んで取り外す。なお取り付け部材17は型枠65を外すときに一緒に取り外せる場合もある。取り付け部材17を取り外すと、埋め込み部材本体15は下端を開口させてコンクリート69(この場合は天井スラブ)に埋め込まれた状態となる。この状態では鍔部31がコンクリート69に食い込んでいるため、埋め込み部材本体15がコンクリート69から抜け出すおそれはない。これで埋め込み部材本体15がコンクリート69の所定位置に固定されたことになる。
【0017】
次に図9に示すように、保持部材13のホルダー47を配管3に取り付けた後、ネジ49を埋め込み部材本体15のネジ係止部材25に挿入する。このときは弾性爪片35が上方へ弾性変形してネジ49の挿入を許容する。ネジ49を最後まで押し込むと図10のようになる。すなわち、ホルダー47の門型突起55が埋め込み部材本体15の下部空間29に収納されるため、配管3をコンクリート面69aとの間に殆ど隙間のない状態で固定することができる。また弾性爪片35がネジ49の谷部に食い込むため、保持部材13に下向きの荷重がかかってもネジ49が引き抜けることはない。以上のようにしてきわめて簡単な作業で配管の固定を行うことができる。
【0018】
埋め込み部材本体15は、配管のルートに沿って適当な間隔毎に設置される。コンクリート型枠を組み立てる段階で配管のルートが決まっていない場合は、予想されるルートに余分に埋め込み部材本体15を設置しておき、その中から実際のルートに合うものを選択して使用すればよい。また保持部材13を間違ってルートから外れた埋め込み部材本体15に取り付けてしまった場合、あるいは配管ルートの変更があった場合には、保持部材13から配管3を取り外した後、保持部材13をネジ49を弛める方向に回転させれば、保持部材13を埋め込み部材本体15から取り外すことができる。したがって作業ミスやルート変更などにも柔軟に対応可能である。
【0019】
〔実施形態2〕
図11は埋め込み部材の他の実施形態を示す。この埋め込み部材11は取り付け部材17の外周付近に、図1の釘穴43の代わりに、突起75を形成したものである。突起75は円板部37の一部を下面側へ切り起こすことにより形成できる。このような突起75を形成しておけば、埋め込み部材11をコンクリート型枠に固定するときに釘が不要となる。
【0020】
〔実施形態3〕
図12は埋め込み部材11に組み込まれるネジ係止部材25の他の実施形態を示す。このネジ係止部材25は180°対称配置で2つの弾性爪片35を形成したものである。
【0021】
〔実施形態4〕
図13(A)(B)はそれぞれ、保持部材の支持軸の他の実施形態を示す。前記第1の実施形態では、支持軸としてネジ49を使用したが、図13(A)では支持軸として先端に笠形突起77を有する軸79を使用したものである。この場合は笠形突起77が軸係止部材の弾性爪片に引っ掛かって引き抜けない状態となる。笠形突起77は複数段に形成しておいてもよい。また図13(B)は支持軸としてプラスチック棒またはアルミ棒などの軟質棒81を使用したものである。軸係止部材25は一般に鋼板製であるので、上記のような軟質棒81を使用すれば、弾性爪片35が軟質棒81に食い込んで引き抜けない状態となる。
【0022】
〔実施形態5〕
図14は保持部材の他の実施形態を示す。この保持部材13は、配管ホルダー47として一端側に適当な間隔で複数のフック83を、他端側にフック引っ掛け穴85を形成したバンド87を用い、このバンド87の中間部にネジ49を取り付けたものである。この保持部材13は、バンド87を配管に巻き付けて、何れかのフック83を、フック引っ掛け穴85の縁に引っ掛けることにより配管を保持するものである。
【0023】
〔実施形態6〕
図15は保持部材のさらに他の実施形態を示す。この保持部材13は、配管ホルダー47として、配管外周の半周以上の周長を有する配管保持具89を使用し、その配管保持具89の中間に設けた門型突起55にネジ49を取り付けたものである。
【0024】
〔実施形態7〕
図16は保持部材のさらに他の実施形態を示す。この保持部材13は、配管ホルダー47として、鞍型部材51とバンド53を一体成形したものを使用し、前記鞍型部材51に支持軸(ネジ、プラスチック棒またはアルミ棒等)91を挿通したものである。バンド53は図6に示したものと同様に片面にギザギザ63を形成したものである。鞍型部材51にはバンド53を挿通、係止する孔が形成されている。なお支持軸91を鞍型部材51と一体成形することも可能である。
【0025】
〔実施形態8〕
図17は本発明に係る埋め込み部材11のさらに他の実施形態を示す。この埋め込み部材11は、取り付け部材17の嵌合部41を、埋め込み部材本体15の胴部19の下端部外周に嵌合させたものである。それ以外は図1の実施形態と同様であるので、同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0026】
〔実施形態9〕
図18は本発明に係る埋め込み部材11のさらに他の実施形態を示す。この埋め込み部材11は、胴部19の下端にコンクリート型枠への取り付け部93を一体に形成したものである。この取り付け部93は釘穴43を有するフランジの形態である。それ以外は図1の実施形態と同様であるので、同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0027】
〔実施形態10〕
図19は本発明に係る埋め込み部材11のさらに他の実施形態を示す。この埋め込み部材11も、胴部19の下端にコンクリート型枠への取り付け部93を一体に形成したものであるが、この取り付け部93は、胴部19の外周に互いに反対方向に突設された中空ブラケット101 と、中空ブラケット101 の上端を塞ぐ仮蓋102 と、仮蓋102 を下から支える脚部103 とから構成されている。これらは一体に形成されているが、仮蓋102 の周囲には溝104 が形成されていて、仮蓋102 は上から強く押されると、溝104 の部分が破断して、中空ブラケット101 内に押し込まれるようになっている。また仮蓋102 の先端部と中空ブラケット101 の内面との境界には釘穴43が形成されている。それ以外の構成は図1の実施形態と同様であるので、同一部分には同一符号を付してある。
【0028】
この埋め込み部材11は、コンクリート型枠の所定位置に設置した後、釘穴43に釘67を挿入して打ち付けることによりコンクリート型枠に固定される。このとき仮蓋102 は脚部103 によって支持されているので、中空ブラケット101 内に押し込まれることはなく、普通に釘打ちを行うことができる。その後、コンクリート型枠にコンクリートを流し込んで、埋め込み部材11をコンクリートに埋め込む。コンクリートが硬化した後、図20のように型枠65を外すと、釘67が型枠65に引っ張られ、釘67の頭部で仮蓋102 が中空ブラケット101 内に押し込まれるので、釘67を型枠65と共に取り外すことができる。
なお、型枠65と共に釘67を外せなかったときは、残った釘67を曲げるようによじれば、仮蓋102 を破って釘67を取り除くことができる。
【0029】
この実施形態によると実施形態1、2、8で使用した取り付け部材17が不要となるので廃棄物を少なくできると共に、実施形態9の場合にくらべ型枠の取り外しが容易になる利点がある。
なお、図19では取り付け部93を胴部19の周囲2箇所に設けたが、取り付け部93は必要に応じ胴部19の周囲3箇所以上に設けることもできる。
また取り付け部93は胴部19と別部材として成形してもよい。この場合、取り付け部93はリング状の部分に突設し、このリング状の部分に胴部19が嵌め込まれるようにするとよい。
【0030】
〔実施形態11〕
図21は本発明に係る埋め込み部材11のさらに他の実施形態を示す。この実施形態はコンクリート型枠としてデッキプレート(鉄板)95を使用する場合である。デッキプレート95の場合は埋め込み部材11を釘で固定することができないので、この埋め込み部材11は、取り付け部材17としてゴム製円筒体を使用している。この円筒状取り付け部材17の上端部は埋め込み部材本体15の下端部にきつく嵌合しており、下端部は埋め込み部材本体15の下端から突出している。
【0031】
デッキプレート95の埋め込み部材取り付け位置には円筒状取り付け部材17が嵌合する穴が形成される。円筒状取り付け部材17の下端部には、デッキプレート95への挿入を容易にするため、軸線方向に多数のスリット97が形成されている。上記以外の構成は図1の実施形態と同様であるので同一部分に同一符号を付してある。
【0032】
以上のように構成された埋め込み部材11は、円筒状取り付け部材17の下端部をデッキプレート95の穴に挿入することによりデッキプレート95に取り付けられる。この状態でコンクリートが打設され、埋め込み部材本体15はコンクリート内に埋め込まれる。コンクリートが固化した後は、図22に示すように取り付け部材17を下方へ引き抜くようにして取り外す。デッキプレート95はコンクリート69と一体となって残る。このあとは図23に示すように、配管3に保持部材13のホルダー47を取り付け、保持部材13のネジ49を埋め込み部材本体15内のネジ係止部材25に挿入するだけで、配管3を固定することができる。
【0033】
なお以上の実施形態では配管を固定する場合について説明したが、本発明は配線を固定する場合にも同様に適用可能である。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、コンクリート釘などを用いることなく、保持部材の支持軸を埋め込み部材に押し込むという簡単な操作で配管・配線を固定することができる。したがって配管・配線作業、特に天井スラブへの配管・配線作業を安全に、かつ迅速に行うことができる。また埋め込み部材には軸係止部より下に下部空間が設けられ、この下部空間に保持部材の配管・配線より上の出っ張り部分を収納することができるため、配管・配線とコンクリート面の間の隙間をなくすか、十分に小さくすることができる。したがって配管・配線の安定性が向上するという利点があり、特に配管が給水・給湯用の場合は水撃発生時の騒音を低減できるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る配管・配線固定具の一実施形態を示す断面図。
【図2】 図1の固定具における埋め込み部材本体の底面図。
【図3】 図1の固定具におけるネジ係止部材の平面図。
【図4】 図1の固定具における取り付け部材の平面図。
【図5】 図1の固定具における保持部材の要部を示す、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面図。
【図6】 図5の保持部材に使用されるバンドの平面図。
【図7】 図1の固定具の埋め込み部材をコンクリートに埋め込んだ状態を示す断面図。
【図8】 図7の状態からコンクリート型枠と取り付け部材を取り外した状態を示す断面図。
【図9】 コンクリートに埋め込まれた埋め込み部材本体に保持部材を取り付ける状態を示す断面図。
【図10】 図1の固定具により配管を固定した状態を示す断面図。
【図11】 本発明に用いる埋め込み部材の他の実施形態を示す断面図。
【図12】 本発明に用いるネジ係止部材の他の実施形態を示す平面図。
【図13】 (A)は本発明に用いる支持軸の他の実施形態を、(B)は同じくさらに他の実施形態を示す正面図。
【図14】 本発明に用いる保持部材の他の実施形態を示す、(A)は平面図、(B)は正面図。
【図15】 本発明に用いる保持部材のさらに他の実施形態を示す正面図。
【図16】 本発明に用いる保持部材のさらに他の実施形態を示す、(A)は平面図、(B)は正面図。
【図17】 本発明に用いる埋め込み部材のさらに他の実施形態を示す、(A)は断面図、(B)は底面図。
【図18】 本発明に用いる埋め込み部材のさらに他の実施形態を示す、(A)は断面図、(B)は底面図。
【図19】 本発明に用いる埋め込み部材のさらに他の実施形態を示す、(A)は断面図、(B)は(A)のB−B線断面図、(C)は底面図。
【図20】 図19の埋め込み部材をコンクリートに埋め込み、型枠を取り外しているときの状態を示す断面図。
【図21】 本発明に用いる埋め込み部材のさらに他の実施形態を示す、(A)は断面図、(B)は底面図。
【図22】 図21の埋め込み部材をコンクリートに埋め込み、取り付け部材を取り外した状態を示す断面図。
【図23】 図22の埋め込み部材に配管を固定した状態を示す断面図。
【図24】 従来の配管固定具の一例を示す斜視図。
【図25】 図24の配管固定具で配管を天井に固定した状態を示す斜視図。
【図26】 従来の配管固定具の他の例を示す正面図。
【符号の説明】
3:配管
11:埋め込み部材
13:保持部材
15:埋め込み部材本体
17:取り付け部材
19:胴部
21:蓋部
23:環状突縁
25:ネジ係止部材
27:上部空間
29:下部空間
31:鍔部
35:弾性爪片
37:円板部
41:嵌合部
43:釘穴
47:ホルダー
49:ネジ
65:コンクリート型枠
69:コンクリート天井スラブ
Claims (1)
- 配管・配線固定用埋め込み部材(11)と、配管・配線の保持部材(13)との組み合わせからなり、
前記埋め込み部材(11)は、中空の胴部(19)と、胴部の上端を塞ぐ蓋部(21)と、胴部の内部の中段に胴部と一体的に設けられた軸係止部(35)と、胴部の外側に胴部の下端縁より上に位置させて胴部と一体的に設けられた鍔部(31)と、胴部の下端部に着脱可能に又は一体に設けられた型枠への取り付け部(37、43)とを有し、
前記軸係止部(35)は、胴部(19)下方からの軸(49)の挿入は許容するが軸(49)の引き抜きには抵抗するように形成され、
前記胴部(19)の内部の前記軸係止部(35)より上には上部空間(27)が、下には下部空間(29)が設けられており、
前記保持部材(13)は、配管・配線を保持するホルダー(47)と、このホルダー(47)から突出して前記埋め込み部材(11)の軸係止部(35)に挿入される支持軸(49)とを有しており、
前記埋め込み部材(11)の下部空間(29)は、前記ホルダー(47)の支持軸(49)のまわりの配管・配線表面からの出っ張り部分(55)を収納できる大きさになっている、
ことを特徴とする配管・配線固定具。
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