JP4233410B2 - 紙幣搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技場等において用いられる紙幣搬送装置に係り、とくに、搬送路の屈曲部分(湾曲部分を含む。)を構成する屈曲可能な紙幣搬送ユニットを有するものに関する。
従来の遊技島の上面から見た場合の形態は、直線状のみであった。従って、その遊技島の中に一端から他端まで連続するように設置され、遊技機間に設けられている玉貸し機の紙幣挿入口から挿入された紙幣を遊技島の他端部に設置されている紙幣回収装置まで搬送する紙幣搬送装置も直線的な搬送路を有するものだけであった。
しかし、最近は、図9に一例を示すように、遊技場のレイアウトの多様性に対する要望が強くなったことから、あるいは、遊技場のフロア形状に対応して、例えば柱P又は空調機等Aを回避するため、屈曲部分C1,C2;C3〜C8を有する非直線的遊技島PI3,PI4が設けられるようになり、これに応じて、各遊技島内に設けられる紙幣搬送装置も非直線的搬送路を有するものが求められるようになった。そればかりでなく、搬送路の屈曲角度(湾曲角度を含む。)を任意に設定できることが望まれている。このような要望に応えるため、屈曲部分を直線部分から独立した構成とした屈曲可能な紙幣搬送ユニットが、例えば、特許文献1,2,3に提案された。
なお、図9には、図面の複雑化を避けるため、紙幣搬送装置は図示されていない。また、図9において、1は遊技機、2は玉貸機、3は紙幣回収装置、4は椅子である。
特開2001−232046号公報 特開2002−114398号公報 特開2003− 99840号公報
しかしながら、上記文献に記載された屈曲可能な紙幣搬送ユニットは、いずれも、左右2本ずつ(計4本)の搬送ベルトで紙幣を挟持して搬送する形態の紙幣搬送装置に適用可能なものであり、第1フレームと第2フレームとを共通な支軸でその支軸周りに回動可能に連結し、かつ、各左右2本ずつの搬送ベルトを支持する複数のプーリのうち、搬送路屈曲のための回動の有無に関わりなく左右の搬送ベルトが接触状態を維持することができる所定位置のプーリを前記支軸上に設ける構成になっている。
従って、従来技術においては、第1に、多数のプーリが一定の位置関係をもって設置される必要があるので設計が容易でなく、第2に、構成部材数も多く、第3に、2本又は4本の搬送ベルトは搬送ユニット内で完結しているので、屈曲角度の大小に関わらず緊張を維持できるように、プーリ位置を設計する必要がある。
一方、紙幣搬送装置には、遊技島の一端から他端まで連続する1本の無端ベルトからなる搬送ベルトを島の両端に設けたプーリに掛け回して回転し、その搬送ベルトの一辺を紙幣搬送方向に沿って延長させ、搬送ベルトの互いに反対側面に紙幣押え用ローラを紙幣の長さよりも若干短い間隔をもって回転自在に接触させ、前記紙幣搬送方向の任意の位置に設けた紙幣挿入口から挿入された紙幣を前記回転される搬送ベルトといずれか一方側のローラとによって目的位置まで搬送する形態のものが用いられている。この形態の紙幣搬送装置には、上記従来技術による2本又は4本の独立した搬送ベルトを用いる屈曲可能な搬送ユニットを適用することができないことは明らかである。つまり、連続する1本の搬送ベルトに左右の紙幣押え用ローラを接触させた構造の中間に独立した搬送ベルトを設けることは非常に困難であり、仮に設けても駆動系統の構造が非常に複雑になり、実用に適しない。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、その第1の課題は、遊技島の一端から他端まで連続する1本の無端ベルトからなる搬送ベルトを用いる紙幣搬送装置に適用可能な、構造が簡単で、紙幣の屈曲搬送が確実に行われる屈曲可能な紙幣搬送ユニットを提供することにある。
第2の課題は、連続する1本の無端ベルトからなる搬送ベルトを用いる紙幣搬送装置に特有の問題である、搬送路の屈曲部分における搬送ベルトのハンドリング(取り扱い)の問題を解決することにある。
第3の課題は、上記屈曲可能な搬送ユニットの搬送路の屈曲角度の設定が任意にでき、設定後の固定が容易にできるようにすることにある。
上記第1の課題を解決するため、請求項1の発明は、搬送方向に隔てた位置に設けたプーリ間に巻回されて鉛直面に沿って周回される1本の無端ベルトからなる搬送ベルトの一辺を紙幣搬送方向に沿って延長させ、その搬送ベルトの互いに反対側面に紙幣押え用ローラを紙幣の長さよりも若干短い間隔をもって鉛直な回転軸回りに回転自在に接触させ、前記紙幣搬送方向の任意の位置に設けた紙幣挿入口から挿入された紙幣を前記回転される搬送ベルトといずれか一方側のローラとによって目的位置まで搬送する紙幣搬送装置に用いられる屈曲可能な紙幣搬送ユニットを、前記搬送路の一部を構成する紙幣ガイドを有する第1フレームと、前記搬送路に隣接する搬送路の一部を構成する紙幣ガイドを有し、第1フレームの下流側に設置される第2フレームと、第1フレームの下流側端部と第2フレームの上流側端部とをそれぞれの搬送路から同一側に偏倚された位置に設けられ、前記両フレームを回動自在に結合する支軸と、周面の一部が前記両フレームの各搬送路の延長線上に存在するように前記支軸又はその支軸と共通の軸線を有する別の支軸に回転自在に設けられ、前記搬送ベルトを掛け回すための第1プーリと、一端が第1フレームの紙幣ガイドの一端に固着され、他端までの部分が第2フレームの紙幣ガイドの内面に沿って延長されて、前記両フレームの紙幣ガイドの内面同士を前記両フレームの前記支軸周りの回転角度に応じて適当な曲率を有する曲面をもって連続させる弾性シートとで構成したことを特徴としている。
上記第2の課題を解決するため,請求項2の発明は、請求項1の屈曲可能な紙幣搬送ユニットの第1プーリを支持する支軸を下方に延長し、その延長部分に搬送ベルトの帰還部分を掛け回すための第2プーリを回転自在に設けたことを特徴としている。
上記第3の課題を解決するため、請求項3の発明は、請求項1又は2に記載された紙幣搬送装置において、屈曲可能な搬送ユニットの第1フレームと第2フレームを支軸周りに回転した後の角度を固定するため、第1、第2フレームの一方のフレームにねじ孔を設け、他方のフレームに円弧状の孔を設け、その円弧状の孔に貫通した蝶ボルトを前記ねじ孔にねじ込んで締め付けてなる固定手段を備えたことを特徴としている。
請求項1の発明によれば、搬送方向に隔てた位置に設けたプーリ間に巻回されて鉛直面に沿って周回される1本の無端ベルトからなる搬送ベルトの一辺を紙幣搬送方向に沿って延長させ、その搬送ベルトの互いに反対側面に紙幣押え用ローラを紙幣の長さよりも若干短い間隔をもって鉛直な回転軸回りに回転自在に接触させ、前記紙幣搬送方向の任意の位置に設けた紙幣挿入口から挿入された紙幣を前記回転される搬送ベルトといずれか一方側のローラとによって目的位置まで搬送する紙幣搬送装置において、前記搬送路の一部を構成する紙幣ガイドを有する第1フレームと、前記搬送路に隣接する搬送路の一部を構成する紙幣ガイドを有し、第1フレームの下流側に設置される第2フレームと、第1フレームの下流側端部と第2フレームの上流側端部とをそれぞれの搬送路から同一側に偏倚された位置に設けられ、前記両フレームを回動自在に結合する支軸と、周面の一部が前記両フレームの各搬送路の延長線上に存在するように前記支軸又はその支軸と共通の軸線を有する別の支軸に回転自在に設けられた、前記搬送ベルトを掛け回すための第1プーリと、一端が前記第1フレームの紙幣ガイドの一端に固着され、他端までの部分が第2フレームの紙幣ガイドの内面に沿って延長されて、前記両フレームの紙幣ガイドの内面同士を前記両フレームの前記支軸周りの回転角度に応じて適当な曲率を有する曲面をもって連続させる弾性シートとを有する屈曲可能な搬送ユニットを備えたので、遊技島の一端から他端まで連続する1本の無端ベルトからなる搬送ベルトを用いる紙幣搬送装置の搬送路を、簡単な構造により、任意の位置で屈曲させることができる。
また、第1フレームと第2フレームとが支軸によりその支軸を中心に回動可能に結合されているので、搬送路を任意の角度に屈曲することができる。その支軸又はその支軸と共通の軸線を有する別の支軸に第1プーリがその外周の一部が両フレームの搬送路の延長線上に存在するように設けられているので、屈曲角度のいかんに関わりなく搬送ベルトが常に搬送路中央に緊張状態で保持される。また、一端が第1フレームの搬送路に関して第1プーリと反対側の紙幣ガイドの下流側端部に固着され、他端までの部分が第2フレームの搬送路に関して前記第1プーリと反対側の紙幣ガイドの内面に沿って延長されて、両フレームの搬送路に関して前記プーリと反対側の紙幣ガイドの内面同士を両フレームの前記支軸周りの回転角度に応じて適当な曲率を有する曲面をもって連続させる弾性シートが設けられているので、紙幣は搬送路の屈曲部分を搬送ベルトから外方に離脱することなく搬送路に沿って円滑に案内される。さらに、二つのフレームを支軸により屈曲自在に結合し、その支軸又はその支軸と共通の軸線を有する別の支軸上に搬送ベルトを巻回する所定の径を有する第1プーリを設け、搬送路に関して第1プーリと反対側に弾性シートを設けた構成であるから、構成が簡単であり、しかも、1本の無端ベルトを搬送ベルトとして用いる形態の紙幣搬送装置において屈曲部分における紙幣搬送を確実に行うことができる。
請求項2の発明によれば、第1第プーリを支持する支軸の延長部分に、すなわち、搬送路の屈曲部の曲率中心に回転中心を有する第2プーリに設け、この第2プーリに1本の無端ベルトからなる搬送ベルトの帰還部分を巻回させるので、搬送ベルトの帰還部分を搬送路の屈曲角度に関わりなく安定してかつ容易に保持することができ、しかも、搬送ユニットと別に搬送ベルトの帰還部分を保持するための複雑な構成を付加する必要がない。
請求項3の発明によれば、一方のフレームにねじ孔を設け、他方のフレームに円弧状の孔を設け、その円弧状の孔に貫通した蝶ボルトをねじ孔にねじ込んだので、第1フレームと第2フレームを支軸周りに任意の角度に回転した後、蝶ボルトを締め付けて搬送路の屈曲角度を容易かつ確実に固定することができる。
続いて、本発明の最良の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る屈曲可能な紙幣搬送ユニットの正面図、図2は同背面図、図3は屈曲前と後の状態を示す平面図、図4は同底面図、図5は同左側面図、図6は紙幣を押える弾性シートの正面図、図7は搬送路を屈曲した状態における図1のX−X線に沿った要部断面図である。図8は図9の遊島PI3における紙幣搬送装置の屈曲部分C1,C2に本発明に係る屈曲可能な搬送ユニットを組み込んだ一例を示す要部の平面図である。以下には、図8の搬送路が右側に屈曲する部分C1に用いられる搬送ユニットについて説明する。
本発明は、回転される1本の無端ベルトからなる搬送ベルトの一辺を紙幣搬送方向に沿って延長させ、その搬送ベルトの互いに反対側面に紙幣押え用ローラを紙幣の長さよりも若干短い間隔をもって回転自在に接触させ、紙幣搬送方向の任意の位置に設けた紙幣挿入口から挿入された紙幣を前記搬送ベルトといずれか一方側のローラとによって目的位置まで搬送する紙幣搬送装置の搬送路途中に、次のような屈曲可能な搬送ユニットを備えたことを特徴としている。その屈曲可能な搬送ユニットUは、紙幣搬送方向に沿って上流側に位置される第1フレームF1と、同じく下流側に位置される第2フレームF2とを基本的構成要素としている。第1フレームF1は紙幣搬送路の外周面を被覆する角筒状の外殻部材11を有し、その外殻部材の中空部の中心に、後述される搬送ベルトの紙幣に搬送力を与える部分である搬送部分Bfが位置されるが、前記中空部の上部と下部に、搬送ベルトBfの互いに反対側面により横長の起立姿勢で搬送される紙幣Nの上部と下部を搬送方向に沿って案内する紙幣案内溝を備えた上部紙幣ガイド12U1 ,12U2 と下部紙幣ガイド12L1 ,12L2 とが、前記外殻部材の中空部中心、すなわち、搬送ベルト走行位置の両側に配置されている。そして、上下対向する紙幣ガイド12U1 ,12U2 ;12L1 ,12L2 により搬送ベルトの両側に紙幣搬送路が形成されている。この紙幣ガイド12(個別の紙幣ガイドを指称しない場合は総括的に12の符合を用いる)は、第1フレームF1の紙幣搬送方向の全長に渡る長さを有しても良いが、図示の例のように、第1フレームF1の下流側部分において所要の長さを有するものでも良い。
好ましい実施の形態においては、第1フレームF1の紙幣搬送路の下側部分に下方に開放する、搬送ベルトの帰還部分Bbを走行させるための溝13が設けられている。
また、第1フレームF1の下流側端部には連結部材14が固着されている。連結部材14は第1フレームF1の上部と下方において搬送路に対して側方に延出する支持板15U,15Lを設けるためのものであり、図示の例では、連結部材14を第1フレームF1の上端部から下端部まで連続する板で形成し、その上下端部を同一方向に直角に折曲して、支持板15U,15Lを一体に形成することにより、支持板の製造及びフレームに対する取付けを容易にしてある。
第2フレームF2は、搬送ユニットUを正面から見た場合に、第1フレームF1とほぼ左右対称形に構成され、同様の外殻部材11E、紙幣ガイド12Eにより形成された紙幣搬送路、搬送ベルトの帰還部分Bbを走行させる溝13E、上下の支持板15UE,15LEを備えた連結部材14Eを有している。なお、図2には、後述される第1プーリ23及びローラ25を示すため、第1フレームの外殻部材11が一部破断した状態で示されている。
ただし、第1フレームF1の上部支持板15Uと第2フレームF2の上部支持板15UE及び第1フレームの下部支持板15Lと第2フレームの下部支持板15LEは、いずれか一方が他方に対して上側又は下側に位置されて、上部支持板同士及び下部支持板同士を重ね合わせて、それぞれの支持板の一端部に設けてある孔を合致させることができるようにしてある。図示の例では、第1フレームの支持板15U15Lが第2フレームの支持板15UE,15LEのそれぞれ上面と下面に重ねられるように設けられている。そして、両フレームの上部支持板15U,15UEの合致された孔、及び両フレームの下部支持板15L,15LEの合致された孔にそれぞれねじなどで構成された第1支軸16U,16Lがねじ込まれて、両フレームF1,F2をその第1支軸16U,16Lの軸線を中心に回動自在に結合してある。
上記第1フレームF1と第2フレームF2の支軸回りの回動を容易にし、回動後の角度を固定する手段として、下部支持板のうち内側に存在するもの、図示の例では第2フレームの支持板15LEの支軸16Lから離れた位置にねじ孔が設けられ、そのねじ孔は下部支持板のうち外側に存在するもの、図示の例では第1フレームF1の支持板15Lの支軸16Lから離れた位置に設けられた、支軸16Lを曲率中心とする円弧孔18に合致され、そのねじ孔に蝶ボルト19をねじ合わせてある。その蝶ボルトを緩めた後、両フレームF1,F2を第1支軸16U,16L周りに任意の方向に回動して両フレームの紙幣搬送路を図3(b)に例示するように所要の角度に屈曲させ、再び蝶ボルト19を締めることにより、図4の屈曲角度を最大45度までの範囲で任意に搬送方向を変更することができる。円弧孔18の円弧角を90度にすると、搬送方向を最大90度変更可能である。
両フレームF1,F2の連結部材14,14Eには、その正面側において紙幣搬送路の高さ方向のほぼ中間位置において、開口が対向するようにコ字形に切除して上部切欠20U,20UEが形成され、また、同連結部材14,14Eの紙幣搬送路よりも下方に延長された部分にも、開口が対向するようにコ字形に切除して下部切欠20L,20LEが形成され、上部切欠20U,20UEの上側と下部切欠20L,20LEの下側において、一方のフレーム、図示の例では第1フレームF1の連結部材14に搬送路から遠ざかる方向に突出する支持板21U,21Lが設けられている。これらの上下の支持板には、前記第1支軸16U,16Lと共通の垂直線上に軸線を有する第2支軸22が固着され、その第2支軸22には上部切欠20U,20UEに一部が嵌合された第1プーリ23が回転自在に保持されている。この場合、第1プーリ23の径は、第1フレームF1の紙幣搬送路の延長線上及び第2フレームF2の紙幣搬送路の延長線上に第1プーリ23の外周面の一部が存在するように設計されている。
また、第2支軸22には、下部切欠20L,20LEに一部が嵌合された第2プーリ24が回転自在に保持されており、その第2プーリ24の径は、その外周面の一部が両フレームF1,F2の搬送ベルトの帰還部分Bbを走行させる溝13の延長線上に存在するように設定されている。
搬送ユニットUの全長は、一般的に紙幣の長さよりも大きい。従って、1本の無端ベルトによる紙幣搬送を確実にするため、第1フレームF1と第2フレームF2のいずれか一方又は双方に、少なくとも搬送ベルトBfに関して第1プーリ23と反対側においてその搬送ベルトに当接して紙幣を押えるローラ25を設けることが望ましい。ローラ25はフレームF1に固着されたローラホルダ26に回転自在に保持されている。各フレームF1,F2の長さが大きい場合は、両フレームに1個又は複数個のローラ25が設けられる。
上記のように構成されている搬送ユニットUは、図に例示するように、紙幣搬送装置の上流側の直線搬送路S1の末端に第1フレームF1の上流側部分を連続させ、かつ、第2フレームF2の下流側部分を下流側の直線搬送路S2の始端に連続させて設置され、搬送ベルトの搬送部分Bfを、図5に示すように、第1フレームF1及び第2フレームF2の紙幣搬送路の中央位置に通し、第1プーリ23の外周の搬送路に面する部分に当接させる。また、遊技島の終端プーリ(不図示)に巻回され、遊技島の始端プーリ(不図示)に向けて折り返される搬送ベルトの帰還部分Bbは、搬送ユニットUにおいては、第2フレームF2及び第1フレームF1の溝13内を通され、第2プーリ24の外周の溝13に面する部分に当接される。
そして、この搬送ユニットUにおいて搬送路を屈曲させる場合は、蝶ボルト19を緩め、支軸16U,16Lを中心に回動し、両フレームの成す角度が所望の角度になった時に、蝶ボルト19を再び締めて屈曲角度を固定する。
上記構造の搬送ユニットの搬送路を屈曲させた場合に、両フレームの紙幣ガイドの端部同士の間に生じる隙間から紙幣が脱出することは防止しなければならない。この脱出防止の要求は、1本の無端ベルトを用いる形態の紙幣搬送装置用の屈曲可能な搬送ユニットに特有の問題である。この発明では、この問題を次のように解決した。すなわち、紙幣ガイドの長さは各フレームの全長と等しい長さを有するものであっても良いが、図2,3,7,8に示された紙幣ガイド12は、各フレームの搬送路の屈曲部に近い部分に設けられた比較的短いものである。そして、上流側のフレーム、すなわち、第1フレームF1の紙幣ガイド12U1 ,12L1 ;12U2 ,12L2 に、一例としてポリステルシートで作られた弾性シート27の一端が接着され、その弾性シート27の下流側部分は下流側のフレーム、すなわち、第2フレームF2の紙幣ガイド12Eの紙幣搬送路の中に挿入されている。弾性シート27は、各紙幣搬送路が屈曲された場合における円滑な紙幣案内を実現するため、各紙幣搬送路について、紙幣搬送面の両側に設けられることが良い。その正面形状は紙幣案内性を妨げない限り任意であり、図1の弾性シート27Sのような短冊状のものを複数枚設けても良いが、第1プーリ23から最も遠い位置に設けられる弾性シートは、製作容易化と搬送ベルトによる摩耗防止のため、図6に例示するように、縦部分が広い横転コ字形又はE字形に形成され、上下二つの端部で紙幣ガイドに接着されるようになっている。
上記のように上流側の紙幣ガイド12U1 ,12L1 ;12U2 ,12L2 に各紙幣搬送路の両側において弾性シートの一端を固着し、他端側を下流側の紙幣ガイドの紙幣搬送路内に挿入したことにより、搬送路が屈曲された場合は、各紙幣ガイド間にその屈曲角度に応じて大きさが異なる隙間が生じるが、その隙間は常に弾性シート27により遮蔽される。そして、第1プーリ23の外周の一部が紙幣搬送路の屈曲部分に接しているので、上流側から搬送されてくる紙幣は、その隙間から外に脱出することを有効に防止され、かつ、搬送ユニットの下流側に円滑確実に搬送される。
上記実施例において、支持板15U,15L;15UE,15LEのフレームに対する取付け構造は任意であり、図示の例に制限されない。連結部材14,14Eを用いるか否かも任意であり、上下の各支持板を直接に各フレームに設けることも可能である。また、上下の第1支軸16U,16Lを連続させて、第2支軸22をなくし、上下連続する第1支軸(16)に第1プーリ23及び第2プーリ24を保持させることもできる。さらに、両フレームの回動及び回動後の角度に固定する手段も、図示の例に制限されるものではない。しかし、円弧孔18と蝶ボルト19からなるものを用いる場合は、操作が容易であるので好ましい。
図8の左側に屈曲する部分C2に用いられる搬送ユニットは、上記の各部品を対称形にすることで実現される。
本発明は、遊技島における紙幣搬送に限らず、自動販売機群等の複数個所で紙幣の収受を行う装置において所定位置まで紙幣搬送を行う場合に適用可能である。
本発明に係る屈曲可能な搬送ユニットの正面図。 同じく背面図。 同じく平面図であって、(a)は屈曲前、(b)は屈曲後の状態を示す。 同じく底面図。 同じく左側面図。 紙幣を押える弾性シートの正面図。 屈曲した状態における図1のX−X線に沿った要部断面図。 の遊島PI3における紙幣搬送装置の屈曲部分C1,C2に本発明に係る屈曲可能な搬送ユニットを組み込んだ一例を示す要部の平面図。 遊技島のレイアウトの一例を示す平面図。
符号の説明
U 搬送ユニット
F1 第1フレーム
F2 第2フレーム
11,11E 外殻部材
12,12E 紙幣ガイド
13,13E 溝
14,14E 連結部材
15U,15UE;15L,15LE 支持板
16U,16L 第1支軸
22 第2支軸
23 第1プーリ
24 第2プーリ
25 紙幣押えローラ
27,27S 弾性シート
Bf,Bb 搬送ベルト
Bf 搬送部分
Bb 帰還部分

Claims (3)

  1. 搬送方向に隔てた位置に設けたプーリ間に巻回されて鉛直面に沿って周回される1本の無端ベルトからなる搬送ベルトの一辺を紙幣搬送方向に沿って延長させ、その搬送ベルトの互いに反対側面に紙幣押え用ローラを紙幣の長さよりも若干短い間隔をもって鉛直な回転軸回りに回転自在に接触させ、前記紙幣搬送方向の任意の位置に設けた紙幣挿入口から挿入された紙幣を前記回転される搬送ベルトといずれか一方側のローラとによって目的位置まで搬送する紙幣搬送装置において、
    前記搬送路の一部を構成する紙幣ガイドを有する第1フレームと、前記搬送路に隣接する搬送路の一部を構成する紙幣ガイドを有し、第1フレームの下流側に設置される第2フレームと、第1フレームの下流側端部と第2フレームの上流側端部とをそれぞれの搬送路から同一側に偏倚された位置に設けられ、前記両フレームを回動自在に結合する支軸と、周面の一部が前記両フレームの各搬送路の延長線上に存在するように前記支軸又はその支軸と共通の軸線を有する別の支軸に回転自在に設けられ、前記搬送ベルトを掛け回すための第1プーリと、一端が前記第1フレームの紙幣ガイドの一端に固着され、他端までの部分が第2フレームの紙幣ガイドの内面に沿って延長されて、前記両フレームの紙幣ガイドの内面同士を前記両フレームの前記支軸周りの回転角度に応じて適当な曲率を有する曲面をもって連続させる弾性シートとを有する屈曲可能な搬送ユニットを備えたことを特徴とする紙幣搬送装置。
  2. 請求項1に記載された紙幣搬送装置において、屈曲可能な搬送ユニットの第1プーリを支持する支軸を下方に延長し、その延長部分に搬送ベルトの帰還部分を掛け回すための第2プーリを回転自在に設けたことを特徴とする紙幣搬送装置。
  3. 請求項1又は2に記載された紙幣搬送装置において、屈曲可能な搬送ユニットの第1フレームと第2フレームを支軸周りに回転した後の角度を固定するため、第1、第2フレームの一方のフレームにねじ孔を設け、円弧状の孔を他方のフレームに設け、前記円弧状の孔に貫通した蝶ボルトを前記ねじ孔にねじ込んでなる固定手段を備えたことを特徴とする紙幣搬送装置。
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