JP4231252B2 - クリアケース - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、開封せずに内容物を確認することができるクリアケースに関する発明であって、一枚のブランクを折り曲げ、組み立て形成するクリアケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、プラスチックなどを材料として、箱状に形成したクリアケースが広く知られている。このクリアケースは、開封しなくても内容物を確認することができるため、菓子、雑貨、電気部品などの製品を収納し、陳列又は展示するのに適している。
【0003】
このクリアケースの製造方法としては、一枚のプラスチック製シートを折り曲げて箱状に組み立て形成する方法と、型枠を用いてプラスチックを箱状に形成する方法のいずれかが主流となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のクリアケースに使用されているプラスチックや合成樹脂といった材料をシートに形成すると、材料の性質上、シートを折り曲げたときに角部を直角にすることが困難であるという問題がある。更に、面の部分が隆起しやすいという問題もある。
【0005】
また、折り曲げ部を直角に折り曲げやすくするために、折り曲げ部に切り込みやミシン目などを形成したクリアケースなども開発されているが、折り曲げ部に切り込みやミシン目を形成すると折り曲げ部が裂けやすくなるため、クリアケースが破損しやすいという問題がある。
【0006】
また、型枠を用いてクリアケースを形成した場合は、角部が直角に形成され、面の部分も隆起しにくくなるが、クリアケースの形状が型枠の形状に限定されてしまうため、収納できる製品が限られてしまい、汎用性に劣るという問題を有する。
【0007】
以上のことから、一枚のブランクを折り曲げて形成し、折り曲げたときに面の部分が隆起しにくく、折り曲げ部が破損しにくいクリアケースの開発が望まれていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係るクリアケースは、一枚のブランクに設けられた複数の折れ線を折り曲げて形成され、底面部と、底面部に相対する天面部と、底面部の縁部と天面部の縁部とを結ぶ側面部とからなり、クリアケースを吊り下げ可能とするハンガー片が設けられ、折り曲げ部の近傍には、折り曲げ部に沿ってミシン目が形成され、ミシン目は折れ線を含まない折れ線から1mm以内の範囲に形成されていることを特徴とする。
【0009】
また、ミシン目は、折れ線から0.15〜0.20mmの位置に形成されていても良い。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明に係るクリアケース2について、図を参照にしながら説明する。なお、これらの図は発明を説明するためだけのものであり、本発明を何ら限定するものではない。
【0011】
図1は本発明に係るクリアケース2の一実施の形態を示した斜視図であり、図2は図1の部分拡大図である。本発明に係るクリアケース2は、一枚のブランク4に設けられた複数の折れ線を折り曲げて形成され、底面部6と、底面部6に相対する天面部16と、底面部6の縁部と天面部16の縁部とを結ぶ側面部26とからなる。
【0012】
ここで、本発明に係るクリアケース2の材料としては、透明な熱可塑性樹脂が好ましいが、その他にもクリアケース2として適している材料で有れば、適宜設定して使用することができる。熱可塑性樹脂としては、塩化ビニル系樹脂、ポリプロピレン樹脂、アクリル敬樹氏、ポリエチレン樹脂、ポリエチレンテレフタラート樹脂、ポリスチレン樹脂などが挙げられる。
【0013】
本発明に係るクリアケース2は、円柱状でも角柱状でも良く、内容物の形状や、クリアケースのデザインなど、種々の条件を考慮し適宜に設定すれば良い。角柱状の場合は、四角柱の筒状体が好ましいが、三角柱やその他の多角柱であっても良い。また、円柱状場合は、楕円形で良い。
【0014】
図3は、本発明に係るクリアケース2の一実施の形態のブランク4の展開図である。このブランク4は、底面部6として、底面フラップa8、底面フラップb10、底面フラップc12、底面フラップd14を有している。また、天面部16として、天面フラップa18、天面フラップb20、天面フラップc22を有している。また、側面部26には糊代部32が設けられ、側面部26の一部が延長形成されている。
【0015】
底面部6の構造は、図3に示されているような組み立てる方法でも良いし、粘着剤などを用いて固定する方法でも良く、内容部などの条件などを考慮して適宜設定すれば良い。また、天面部16の構造についても底面部6と同様に種々の条件を考慮して適宜設定すれば良い。
【0016】
本発明では、側面部26の連結として、ブランク4の側面部26の部分に糊代部32を設け、糊代部32に粘着剤を塗布して側面部26を連結しているが、例えば、ピンなどの連結手段を用いても良いし、側面部26の端部に係合手段や連結手段を設けても良く、適宜設定すれば良い。
【0017】
また、本発明に係るクリアケース2の一部には、クリアケース2を吊り下げ可能とするハンガー片34が設けられている。
【0018】
図3の展開図では、ハンガー片34として側面部26の一部で、背面部となる部分を延長形成し、その先端に折り返し片28が設けられている。延長形成された部分と折り返し片28には、孔30が形成されており、折り返し片28を折り曲げると両者の孔30が一致するように形成されている。
【0019】
ハンガー片34の形状及び構造は、図3に示されているような構造のものであっても良いし、フック状のものを設けても良く、クリアケース2を突起などに吊り下げて陳列及び展示することができれば、いかような形状や構造であっても使用が可能である。
【0020】
また、ハンガー片34の設置個所は、図3に示されているように側面部26であっても良いし、底面部6や天面部16に設けられていても良く、適宜設定することができる。
【0021】
また、本発明に係るクリアケース2は、折り曲げ部の近傍に、折り曲げ部に沿ってミシン目36が形成されていることを特徴とする。更に、ミシン目36は、折れ線上に形成されず、折れ線から1mm以内の範囲に形成されている。
【0022】
ここで、ミシン目36を形成する位置が、折れ線から1mm以内としたのは、この範囲より外にミシン目36を形成すると、折り曲げ部とミシン目36が離れすぎてしまうため、ミシン目36も折れ曲がってしまう可能性がある。
【0023】
これに対し、ミシン目36を折れ線から1mm以内の範囲に形成すると、折り曲げ部のふくみの部分にミシン目36が形成されているため、ミシン目36が折り曲がりにくくなる。更に、折り曲げ部を直角に折り曲げることができると共に、面の部分が隆起しにくくなる。
【0024】
また、ミシン目36を折れ線上に形成すると、折り曲げ部の強度が弱くなり、折り曲げ部から破損しやすくなるのに対し、本発明のクリアケース2は、ミシン目36が折れ線を除いた折れ線の近傍に設けられているため、折り曲げ部の強度を保つことができる。
【0025】
また、ミシン目36を、折れ線から0.15〜0.20mmの位置に形成されていても良い。この範囲にミシン目36を形成することで、上記した効果を得るだけでなく、折れ線とミシン目36が外見では重なっているように見せることができるため、ミシン目36が目立たなくなる。
【0026】
ミシン目36は、全ての折れ線の近傍に形成されていても良いし、一部の折れ線の近傍に形成されていても良い。また、ミシン目36は折れ線の一方の側に形成されるのが好ましいが、両側に形成しても良い。また、ミシン目36は、一つの折れ線に対して1つ又は2つ形成されるのが好ましいが、複数形成されても良い。
【0027】
また、側面部26と天面部16の境界の折れ線、又は、側面部26と底面部6の境界の折れ線においては、ミシン目36を側面部26側に形成せず、天面部16又は底面部6側に形成されるのが良い。
【0028】
以上が本発明に係るクリアケース2についての説明であるが、本発明の目的を逸脱しない限り、種々の条件及び設定は変更が可能である。
【0029】
次に、本発明に係るクリアケース2をブランク4から組み立てる方法について説明する。図3に示されたブランク4からクリアケース2を組み立てるには、まず、各折れ線を折り曲げ、糊代部32と側面部26を粘着剤で接着させ略筒状体にする。
【0030】
次に、底面部6を組み立てる。底面部6を組み立てるには、最初に底面フラップa8を折り曲げ、続いて底面フラップb10及び底面フラップc12を折り曲げる。この時、底面フラップb10及び底面フラップc12の突起部分のみを底面フラップa8の凹部に差し込み、底面フラップa8と底面フラップb10及び底面フラップc12とを係合させる。次に、底面フラップd14を折り曲げて底面フラップd14の突起部を、底面フラップa8と底面フラップb10及び底面フラップc12の係合部分に挿入させる。
【0031】
次に、側面部26の延長部分に設けられた折り返し片28を折り曲げ、天面フラップa18及び天面フラップb20を折り曲げる。天面フラップc22を折り曲げると共に、天面フラップc22の先端に設けられた差し込み片24も折り曲げて、折り返し片28と天面フラップa18及び天面フラップb20の隙間に差し込み片24を差し込むとクリアケース2の組み立てが完了する。
【0032】
【発明の効果】
本発明に係るクリアケースは、折り曲げ部を含まない折り曲げ部の近傍に、折り曲げ部に沿ってミシン目が形成されているため、折り曲げ部から破損しにくくなり、クリアケースの強度を保つことができるという効果を有する。
【0033】
更に、折り曲げ部の近傍にミシン目が形成されているため、折り曲げ部を直角に折り曲げることができると共に、面の部分が隆起しにくくなるという効果も有する。
【0034】
また、ミシン目が折り曲げ部から0.15〜0.20mmの範囲に形成されているため、ミシン目を形成しても目立ちにくく、クリアケースの見栄えを損ねることがないという効果も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクリアケースの一実施の形態を示した説明図である。
【図2】図1中のAの部分拡大図である。
【図3】本発明に係るクリアケースの一実施例のブランクの展開図である。
【符号の説明】
2 クリアケース
4 ブランク
6 底面部
8 底面フラップa
10 底面フラップb
12 底面フラップc
14 底面フラップd
16 天面部
18 天面フラップa
20 天面フラップb
22 天面フラップc
24 差し込み片
26 側面部
28 折り返し片
30 孔
32 糊代部
34 ハンガー片
36 ミシン目
Claims (2)
- 一枚のブランクに設けられた複数の折れ線を折り曲げて形成され、底面部と、該底面部に相対する天面部と、該底面部の縁部と該天面部の縁部とを結ぶ側面部とからなるクリアケースであって、該クリアケースには該クリアケースを吊り下げ可能とするハンガー片が設けられており、前記折り曲げ部の近傍には、該折り曲げ部に沿ってミシン目が形成され、前記ミシン目は、前記折れ線を含まない前記折れ線から1mm以内の範囲に形成されていることを特徴とするクリアケース。
- 前記ミシン目は、前記折れ線から0.15〜0.20mmの位置に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のクリアケース。
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