JP3047003U - ケース - Google Patents

ケース

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JP3047003U
JP3047003U JP1997008581U JP858197U JP3047003U JP 3047003 U JP3047003 U JP 3047003U JP 1997008581 U JP1997008581 U JP 1997008581U JP 858197 U JP858197 U JP 858197U JP 3047003 U JP3047003 U JP 3047003U
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lid flap
bent
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下 重 樹 山
中 英 之 梅
田 征 雄 藤
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Shiseido Co Ltd
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Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓋部の一部をケース本体を吊下げるための吊
下げ部材として用いることができ、さらに、吊下げ部材
の形成によりできる蓋部の開口部を簡単な構造で遮蔽す
ることができる、ケースを提供する。 【解決手段】 ケース10は、ケース本体12を含む。
ケース本体12の上端部および下端部には、それぞれ、
蓋部16および底部18が形成される。蓋部16は、前
側壁22の上端に連接される折り曲げ自在の蓋フラップ
32を含む。蓋フラップ32は、U字状の切れ目40を
有し、蓋フラップ32を内側に折り曲げることにより、
前側壁22の上端には切れ目40で囲まれた部分44が
吊下げ部材20として立設される。蓋フラップ32の先
端の差し込み片34には、遮蔽部材50が連接される。
遮蔽部材50は、折り曲げ自在の支持片46,遮蔽片4
8で形成される。蓋フラップ32を折り曲げたときに、
支持片46が差し込み片34の内面に折り曲げられ、遮
蔽片48が蓋フラップ32の裏面側に配置されることに
よって、遮蔽片48は、蓋フラップ32の開口部45を
遮蔽する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ケースに関し、特に、ケース本体を所望の場所に吊下げるための吊 下げ手段を備え、たとえば、化粧品,薬剤品,その他各種物品を収納する、ケー スに関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は、本考案の背景となる従来のケースの一例を示す要部斜視図である。 従来のケース1は、4角形筒状のケース本体2を含む。ケース本体2の上端に は蓋部3が配設され、ケース本体2の下端には、底部(図示せず)が配設される 。蓋部3は、ケース本体2の3つの側壁の上端周縁から延びる蓋フラップ4,サ イドフラップ5a,5bで形成される。蓋フラップ4は、切れ目6を有する。こ の場合、蓋フラップ4を内側に折り曲げることによって、ケース本体の背面には 、吊下げ穴7aを有する吊下げ部材7が立設される。この従来のケース1は、た とえば図8(A)に示すように、吊下げ用の展示具A等に吊下げられて陳列され る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、図7に示す従来のケース1では、蓋フラップ4の切れ目6で囲 まれた部分が吊下げ部材7として用いられるため、蓋フラップ4の主面に開口部 8が形成される。そのため、従来のケース1では、ごみ,埃等が開口部8から入 り、商品価値を損なう恐れがあった。従来のケース1のような吊下げタイプの場 合、ケース本体2の中に物品を収納・梱包する梱包作業の時に、物品と一緒に紙 等も入れるなどして、開口部8からのごみ,埃等の侵入を防止していたため、非 常に手間のかかるものであった。
【0004】 このような問題点を解消するものとして、図9および図10に示すような、ケ ース1が考案されている。すなわち、この従来のケース1では、蓋フラップ4a の開口部8を閉鎖する閉鎖フラップ4bが、ケース本体2の正面の上端縁に折り 曲げ自在に形成されている。閉鎖フラップ4bは、蓋フラップ4aの下面に配置 される。
【0005】 ところが、図9,図10に示すような従来のケース1では、図7に示す従来の ケース1と比べて、閉鎖フラップ4bをケース本体2の上端に形成し、さらに、 ケース本体2の正面の上端部に蓋フラップ4aの先端縁を差し込むための差し込 み部9を形成する必要がある。そのため、図9,図10に示す従来のケース1は 、図7に示す従来のケース1と比べて、組立工程および梱包作業が複雑となり、 製造コストも高くつく。
【0006】 それゆえに、本考案の主たる目的は、蓋部の一部をケース本体を吊下げるため の吊下げ部材として用いることができ、さらに、吊下げ部材の形成によりできる 蓋部の開口部を簡単な構造で遮蔽することができる、ケースを提供することであ る。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案にかかるケースは、筒状のケース本体と、ケース本体の軸方向の上端の 周縁から連続して延び設けられる折り曲げ自在の蓋部と、蓋部とケース本体の上 端との連接部近傍に設けられ、蓋部の一部分を囲むように設けられる切れ目と、 蓋部の折り曲げにより、ケース本体の軸方向の上端の一端部から突き出し設けら れる吊下げ部材とを含み、蓋部には、蓋部の端部から連続して延び設けられ、蓋 部の切れ目で囲まれた部分に対応する開口部を遮蔽する遮蔽部材が形成されてい ることを特徴とする、ケースである。 遮蔽部材は、蓋部の裏面側に折り曲げられた折り曲げ構造を有し、折り曲げ構 造により開口部を遮蔽することが好ましい。 また、本考案にかかるケースは、4つの側壁からなる断面長方形筒状のケース 本体と、ケース本体の軸方向の上端の周縁から連続して延び設けられる折り曲げ 自在の蓋部と、ケース本体の軸方向の下端に形成される底部とを含み、蓋部は、 ケース本体の軸方向の上端の1つの長辺部の周縁から連続して延び設けられる蓋 フラップと、蓋フラップと1つの長辺部との連接部近傍に設けられ、その両端が 1つの長辺部の周縁に到達するU字状の切れ目と、1つの長辺部の周縁に沿って 、蓋フラップを1つの長辺部と対向する側壁側に折り曲げることにより、1つの 長辺部の端部から突き出し設けられる吊下げ部材と、蓋フラップの折り曲げによ り切れ目で囲まれた部分に対応して蓋フラップに表出する開口部を遮蔽する遮蔽 部材とを含み、遮蔽部材は、蓋フラップと折り曲げ自在に連接され、蓋フラップ の裏面側に折り曲げられた折り曲げ構造を有し、折り曲げ構造により開口部を遮 蔽することを特徴とする、ケースである。 吊下げ部材は、吊下げ穴を有し、蓋部は、蓋フラップの先端縁に連接される差 し込み片を備え、遮蔽部材は、差し込み片の長さ方向の中間部に配置され、差し 込み片の内側に折り曲げられる支持片と、開口部を遮蔽するように蓋フラップの 裏面側に折り曲げられる遮蔽片とを含んでもよい。 蓋フラップは、ケース本体の正面となる側壁の上端の周縁から連続して延び設 けられることが好ましい。 ケース本体,蓋部および遮蔽部材は、合成樹脂材料で一体的に形成されると効 果的である。
【0008】 本考案にかかるケースでは、切れ目が蓋部の一部分を囲むように、且つ、蓋部 とケース本体の上端との連接部近傍に設けられるため、蓋部の折り曲げにより、 蓋部の端部から吊下げ部材が突き出し設けられる。ケース本体は、吊下げ部材に より、適宜吊下げ可能となる。遮蔽部材は、切れ目で囲まれた部分に対応する開 口部を遮蔽する。 また、本考案にかかるケースでは、U字状の切れ目を蓋フラップに形成した場 合、蓋フラップの折り曲げにより、U字状の遮蔽部材がケース本体の上端と蓋フ ラップとの連接部に立設され、その遮蔽部材は、蓋フラップに表出するU字状の 開口部を遮蔽する。 遮蔽部材が、差し込み片の長さ方向の中間部に配置され、差し込み片の内側に 折り曲げられる支持片と、開口部を遮蔽するように蓋フラップの裏面側に折り曲 げられる遮蔽片とを含む場合、支持片および遮蔽片には、折り曲げに対する抗力 が作用するため、特に、遮蔽片は、蓋フラップの裏面に押圧される。そのため、 蓋フラップにできた開口部が確実に遮蔽される。 蓋フラップがケース本体の正面となる側壁の上端周縁から連接された場合、ケ ース本体を吊下げ部材により吊下げて展示した時に、たとえば図8(B)に示す ように、ケース本体の正面が斜めに上向きに配置されるので、通常、吊下げ高さ が人間の目線の位置に設定されることを考えれば、ケース本体の正面にたとえば 表示された文字等が見やすくなる。 ケース本体,蓋部および遮蔽部材が合成樹脂材料で一体的に形成されると、遮 蔽部材の支持片および遮蔽片にある程度の弾力性が付与されるため、それらの部 材には、折り曲げに対する抗力が働く。この場合、遮蔽片は、その抗力によって 、蓋フラップの裏面に押圧されるため、開口部がより一層確実に遮蔽され、効果 的である。
【0009】 本考案の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う 以下の考案の実施の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0010】
【考案の実施の形態】 【実施例】
図1は、本考案にかかるケースの一例を示す斜視図である。図2は、図1に示 すケースの展開図である。図3は、図1および図2に示すケースの蓋部を組み立 てる途中の状態を示す要部斜視図である。 ケース10は、たとえば直方体状のケース本体12を含む。ケース本体12は 、たとえば断面長方形の筒状部14を含み、筒状部14の上端部には、その軸方 向の一方の端部を閉鎖する端部閉鎖要素を有する蓋部16が形成される。蓋部1 6は、ケース本体12の軸方向の上端の周縁から連続して延び設けられ、折り曲 げ自在に形成される。同様に、筒状部14の下端部には、その軸方向の他方の端 部を閉鎖する端部閉鎖要素を有する底部18が形成される。 さらに、蓋部16には、蓋部16の先端部に連接される吊下げ部材20が配設 される。吊下げ部材20は、蓋部16をケース本体12の内側に折り曲げること によって、ケース本体12の軸方向の上端の一端部から突き出し設けられる。筒 状部14,蓋部16,底部18および吊下げ部材20は、たとえば透明な合成樹 脂材料からなるブランクをたとえば折り曲げたり、組み立てたりすることによっ て形成される。
【0011】 そこで、図2等を参照しながら、ケース本体12の具体的構造について説明し ていく。 ケース本体12は、矩形の前側壁22を含む。前側壁の幅方向の右端および左 端には、それぞれ、矩形の右側壁24および左側壁26が形成される。右側壁2 4および左側壁26は、それぞれ、前側壁22の幅方向の右端および左端の周縁 から連続して延び設けられる。右側壁24の幅方向の右端には、矩形の後側壁2 8が隣接して形成される。左側壁26の幅方向の左端には、矩形の側部貼着片3 0が隣接して形成される。側部貼着片30は、後側壁28側に折り曲げられて、 たとえばホットメルト型接着剤等で接着されるものである。前側壁22と後側壁 28、右側壁24と左側壁26とは、それぞれ、ほぼ同じ大きさに形成される。
【0012】 蓋部16は、蓋フラップ32,差し込み片34,サイドフラップ36,38, 吊下げ部材44,遮蔽部材50などで構成される。 すなわち、前側壁22の長手方向の上端には、その周縁から連接して矩形の蓋 フラップ32が形成される。蓋フラップ32は、ケース本体12の軸方向の上端 の1つの長辺部の周縁から連続して延び設けられる。蓋フラップ32には、その 先端縁に連接する差し込み片34が形成される。同様に、右側壁24および左側 壁26の長手方向の上端縁には、それぞれ、矩形のサイドフラップ36および3 8が連接して形成される。
【0013】 この蓋フラップ32には、ケース本体12の軸方向の上端と、つまり、この実 施例では、前側壁22の上端と蓋フラップ32との連接部近傍に、蓋フラップ3 2の一部分を囲むような切れ目40が設けられる。この切れ目40は、蓋フラッ プ32の長さ方向の中央部の連接部近傍にU字状に配設される。切れ目40は、 その両端がケース本体12の筒状部14の軸方向の上端の1つの長辺部22aの 周縁、すなわち、前側壁22の上端周縁に到達するように配設される。また、切 れ目40で囲まれた部分44の中央には、円形の吊下げ穴42が設けられる。 切れ目40で囲まれた部分44は、蓋フラップ32をケース本体12の筒状部 14の上端の1つの長辺部22aの周縁に沿って後側壁28側に折り曲げること によって、長辺部22aの端部から突き出し設けられ、この部分44が吊下げ部 材20として形成される。
【0014】 さらに、蓋フラップ32先端部の差し込み片34には、蓋フラップ32の折り 曲げによって吊下げ部材44を形成したときに蓋フラップ32にできる開口部4 5(図1,図4,図5,図6参照)を遮蔽するための遮蔽部材50が形成される 。遮蔽部材50は、蓋フラップ32と折り曲げ自在に連接され、蓋フラップ32 の裏面側に折り曲げられる折り曲げ構造を有し、その折り曲げ構造により蓋フラ ップ32に表出する開口部45を遮蔽する部材である。
【0015】 すなわち、遮蔽部材50は、図3,図4,図5および図6に示すように、横長 矩形の支持片46を含む。支持片46は、差し込み片34の長さ方向の中間部に 配設され、差し込み片34の内側に折り曲げ自在に形成される。差し込み片34 の先端の周縁には、ほぼ同形同大の遮蔽片48が折り曲げ自在に連接される。 この場合、支持片46が差し込み片34の裏面側に折り曲げられた状態で、遮 蔽片48は、蓋フラップ32に構成される開口部45を遮蔽するように、蓋フラ ップ32の裏面側に配置される。 この実施例では、蓋フラップ32,差し込み片34および遮蔽部材50は、た とえば透明な合成樹脂材料で一体的に形成される。
【0016】 前側壁22の長手方向の下端には、その周縁から連接して、横長矩形状の底フ ラップ52が形成される。底フラップ52の下端には、横長矩形状の差し込み片 54が連接して設けられる。差し込み片54は、後側壁28の内側面に折り曲げ られる。また、右側壁24および左側壁26の長さ方向の下端縁には、それぞれ 、略U字板状のサイド底フラップ56および58が連接して形成される。
【0017】 次に、図2に示す展開図並びに図1,図3,図4,図5および図6等に示す折 り曲げ手順を参照しながら、特に、蓋部16の折り曲げ工程を中心に、図1のケ ース10の組み立て方法の一例について説明する。 先ず、後側壁28および右側壁24が、縦折れ線AおよびBで前側壁22の背 面側へ順次直角に折り曲げられる。同様に、左側壁26が縦折れ線Cで前側壁2 2の背面側へ直角に折り曲げられる。さらに、側部貼着片30が縦折れ線Dで後 側壁28の背面側へ直角に折り曲げられる。そして、側部貼着片30は、たとえ ばホットメルト接着剤で後側壁28の幅方向の一方側に接着される。このように して、断面4角形で筒状の筒状部14が直立状態に組立てられる。
【0018】 次に、底部18の底フラップ52,サイド底フラップ56および58が、それ ぞれ、横折れ線E,F,Gで内側に直角に折り曲げられることによって、筒状部 14の下端部が閉鎖される。この場合、底フラップ52は、サイド底フラップ5 6および58の上に重ね合わされ、差し込み片54が後側壁28の下端部に差し 込まれる。
【0019】 そして、蓋部16のサイドフラップ36および38が、横折れ線IおよびJで 内側に直角に折り曲げられる。また、蓋フラップ32が、横折れ線Kで内側に直 角に折り曲げられ、引き続き、蓋フラップ32の先端部の差し込み片34が、横 折れ線Lで内側に直角に折り曲げられることによって、蓋フラップ32の切れ目 40で囲まれた部分44が吊下げ部材20として、前側壁22の上端から立設さ れ、さらに、筒状部14の上端部が閉鎖される。この場合、蓋フラップ32は、 図3に示すように、サイドフラップ36および38の上に重ね合わされ、差し込 み片34が後側壁28の上端部に差し込まれる。
【0020】 遮蔽部材50の支持片46は、横折れ線Mにより蓋フラップ32の裏面側に直 角に折り曲げられる。このとき、遮蔽片48は、その先端部が横折れ線Nにより 後側壁28側に向いて折り曲げられているので、遮蔽片48は、蓋フラップ32 の裏面側の開口部45を遮蔽するように配置される。このようにして、図1に示 すような吊下げ部材20を有するケース10が組み立てられる。
【0021】 この実施例に示したケース10では、遮蔽部材50の支持片46および遮蔽片 48に折り曲げに対する抗力が作用するため、遮蔽片48は、蓋フラップ32の 裏面に押圧され、蓋フラップ32にできる開口部45が確実に遮蔽される。その ため、開口部45からのごみ,埃等の侵入を確実に防止することができる。 また、この実施例のケース10では、蓋フラップ32がケース本体12の正面 となる前側壁22の上端周縁から連続して延びるように形成されているため、つ まり、前側壁22と同一面側に蓋フラップ32および遮蔽部材50が形成されて いるため、ケース本体12を吊下げ部材44により吊下げて展示した時に、たと えば図8(B)に示すように、ケース本体12の正面が斜めに上向きに配置され るので、通常、吊下げ高さが人間の目線の位置に設定されることを考えれば、図 8(A)に示すように、吊下げ部材20が後側壁28側に形成される場合と比べ て、ケース本体12の正面にたとえば表示された文字等が見やすくなる。
【0022】 なお、上述の実施例では、たとえば単一の透明な合成樹脂材製のシート材から なるブランクを折り曲げてケース10を形成したが、ケース本体12,蓋部16 ,底部18,吊下げ部材20および遮蔽部材50等で構成されるケース10は、 たとえば紙製のシート材により形成するようにしてもよく、この場合の作用・効 果と同様である。 また、上述の実施例のケース10において、遮蔽部材50の支持片46をホッ トメルト接着剤等で蓋フラップ32の先端の差し込み片34の内側面に接着する ようにしてもよい。
【0023】
【考案の効果】
本考案によれば、蓋部の一部をケース本体を吊下げるための吊下げ部材として 用いることができ、さらに、吊下げ部材の形成によりできる蓋部の開口部を簡単 な構造で遮蔽することができる、ケースが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるケースの一例を示す斜視図であ
る。
【図2】図1に示すケースの展開図である。
【図3】図1および図2に示すケースの蓋部を組み立て
る途中の状態を示す要部斜視図である。
【図4】図1および図2に示すケースの蓋部および遮蔽
部材の折り曲げ工程の途中を示す要部断面図である。
【図5】図1および図2に示すケースの蓋部および遮蔽
部材の折り曲げ工程の途中を示す要部断面図である。
【図6】図1および図2に示すケースの蓋部および遮蔽
部材を折り曲げた状態を示す要部断面図である。
【図7】本考案の背景となる従来のケースの一例を示す
要部斜視図である。
【図8】(A)は本考案の背景となる従来のケースの吊
下げ状態を示す側面図であり、(B)は本考案にかかる
ケースの吊下げ状態を示す側面図である。
【図9】本考案の背景となる従来のケースの他の例を示
す要部斜視図である。
【図10】図9に示す従来のケースの蓋部の折り曲げ工
程を示す要部斜視図である。
【符号の説明】
10 ケース 12 ケース本体 14 筒状部 16 蓋部 18 底部 20 吊下げ部材 22 前側壁 24 右側壁 26 左側壁 28 後側壁 30 貼着片 32 蓋フラップ 34,54 差し込み片 36,38 サイドフラップ 40 切れ目 42 吊下げ穴 44 切れ目で囲まれた部分 45 開口部 46 支持片 48 遮蔽片 50 遮蔽部材 52 底フラップ 56,58 サイド底フラップ A〜D 縦折れ線 E〜N 横折れ線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 藤 田 征 雄 大阪市城東区放出西2丁目16番14号 株式 会社 トービ内

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状のケース本体、 前記ケース本体の軸方向の上端の周縁から連続して延び
    設けられる折り曲げ自在の蓋部、 前記蓋部と前記ケース本体の上端との連接部近傍に設け
    られ、前記蓋部の一部分を囲むように設けられる切れ
    目、および前記蓋部の折り曲げにより、前記ケース本体
    の軸方向の上端の一端部から突き出し設けられる吊下げ
    部材を含み、 前記蓋部には、前記蓋部の端部から連続して延び設けら
    れ、前記蓋部の切れ目で囲まれた部分に対応する開口部
    を遮蔽する遮蔽部材が形成されていることを特徴とす
    る、ケース。
  2. 【請求項2】 前記遮蔽部材は、前記蓋部の裏面側に折
    り曲げられた折り曲げ構造を有し、前記折り曲げ構造に
    より前記開口部を遮蔽することを特徴とする、請求項1
    に記載のケース。
  3. 【請求項3】 4つの側壁からなる断面長方形筒状のケ
    ース本体、 前記ケース本体の軸方向の上端の周縁から連続して延び
    設けられる折り曲げ自在の蓋部、および前記ケース本体
    の軸方向の下端に形成される底部を含み、 前記蓋部は、 前記ケース本体の軸方向の上端の1つの長辺部の周縁か
    ら連続して延び設けられる蓋フラップ、 蓋フラップと前記1つの長辺部との連接部近傍に設けら
    れ、その両端が前記1つの長辺部の周縁に到達するU字
    状の切れ目、 前記1つの長辺部の周縁に沿って、前記蓋フラップを前
    記1つの長辺部と対向する側壁側に折り曲げることによ
    り、前記1つの長辺部の端部から突き出し設けられる吊
    下げ部材、および前記蓋フラップの折り曲げにより前記
    切れ目で囲まれた部分に対応して前記蓋フラップに表出
    する開口部を遮蔽する遮蔽部材を含み、 前記遮蔽部材は、前記蓋フラップと折り曲げ自在に連接
    され、前記蓋フラップの裏面側に折り曲げられた折り曲
    げ構造を有し、前記折り曲げ構造により前記開口部を遮
    蔽することを特徴とする、ケース。
  4. 【請求項4】 前記吊下げ部材は、吊下げ穴を有し、 前記蓋部は、前記蓋フラップの先端縁に連接される差し
    込み片を備え、 前記遮蔽部材は、前記差し込み片の長さ方向の中間部に
    配置され、前記差し込み片の内側に折り曲げられる支持
    片と、前記開口部を遮蔽するように前記蓋フラップの裏
    面側に折り曲げられる遮蔽片とを含む、請求項3に記載
    のケース。
  5. 【請求項5】 前記蓋フラップは、前記ケース本体の正
    面となる側壁の上端の周縁から連続して延び設けられる
    ことを特徴とする、請求項3または請求項4に記載のケ
    ース。
  6. 【請求項6】 前記ケース本体,前記蓋部および遮蔽部
    材が、合成樹脂材料で一体的に形成されることを特徴と
    する、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のケー
    ス。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010208674A (ja) * 2009-03-11 2010-09-24 Kao Corp 紙箱
JP2019064650A (ja) * 2017-09-29 2019-04-25 大日本印刷株式会社 自立性薄型直方体カートン

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