JP5262316B2 - 包装容器 - Google Patents

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Description

本発明は、板紙からなる箱状の包装容器の技術分野に属し、詳しくは、棚に直に並べる方式と吊下げ方式のどちらにでも使用できる包装容器に関するものである。
従来、この種の包装容器として、前板、後板、もしくは天板のうちの一つに、起立可能な吊下げ片を設けたものが知られている。この吊下げ片は、折曲げ線と切込み線とで囲まれた形状で、切込み線を破断して起こすことができ、折曲げ線をヒンジとして立ち上がり可能になっている。そして、吊下げ片の内面を覆う状態で、内側にカバー片を貼り付けた状態になっている。
実用新案登録第3058513号公報 特開2001−88825号公報
上記した従来の包装容器は、吊下げ片が箱を構成する板部に組み込まれており、吊り下げるときにはじめて吊下げ片を起こすので、それまでは吊下げ片が邪魔になったり、破損したりする危険性がなく、しかも、吊下げ片の内側にカバー片があるので、起こした後も箱の中が外とつながらず、衛生的であるという利点がある。しかしなから、吊下げ片は中央に位置していることから、指先の引っ掛かりがなく、起こし難いという問題がある。指先を入れるための切欠を吊下げ片に隣接して設けたものもあるが、平らなところで紙一枚の厚みしかなく、それほど開けやすくはならない。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、組み込まれた吊下げ片を起こしやすくした包装容器を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の包装容器は、前板の両側にある一対の側板のうちの一方の側板に連設された糊代板を他方の側板に連設された後板の裏面側に貼り合わせることで形成された角筒状の胴部と、その胴部の上下をそれぞれ閉じる上部閉鎖部と下部閉鎖部とからなる包装容器であって、糊代板の上辺に連設された内側板と、後板の上辺に連設された中間板と、前板の上辺に連設された天板とが内側から順に重なって一体的にくっついた状態で上部閉鎖部が形成されており、この吊下げ片は、吊るし孔が後板の幅方向中央に位置できる形状となるように切込み線が形成されており、さらに、後板に区画された吊下げ片の側方にある端縁に指先を引っ掛けやすくする手段が設けられていることを特徴とする。
そして、上記構成の包装容器において、吊下げ片の側方にある端縁に指先を引っ掛けやすくするため、吊下げ片の端縁を後板の側辺から相対的に突き出た形状としたり、吊下げ片にその端縁から突き出る形状で凸部を設けたり、吊下げ片の端縁に対応する糊代板と側板の角部分に凹部を形成したりすることが好ましい。
本発明の包装容器は、後板に組み込まれた吊下げ片が後板の端に寄った位置に区画されているので、吊下げ片を起こす際には、後板の上部にある吊下げ片の端縁に指先を掛けて引き上げながら連続する切込み線を破断しつつ、上辺をヒンジとして吊下げ片を回動させればよいことから、従来のように後板の面内で吊下げ片に指先を引っ掛けるものに比べると、簡単に起こすことができる。また、吊下げ片を区画する切込み線の位置を変えるとともに、糊代片の上辺に内側板を連設するだけでよいため、現行の製造組立ラインを替えることなくそのまま使用して製造することができる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明に係る包装容器の一例を前方から見た状態で示す斜視図、図2は同じく後方から見た状態で示す斜視図、図3は図1及び図2に示す包装容器を形成するブランクの展開図である。
ブランクは、図に示すように、前板11の左右両側にそれぞれ側板12,13が連設され、右側の側板12には後板14が連設され、左側の側板13には後板14より僅かに小さい糊代板15が連設されており、これらの部分で角筒状の胴部を構成するようになっている。そして、その胴部の上下をそれぞれ閉じる上部閉鎖部と下部閉鎖部を構成するため、前板11にはその上辺に天板16が連設され、下辺に底板17が連設されており、後板14にはその上辺に胴部の上部を閉じる大きさの中間板18が差込み片19とともに連設され、下辺に折曲げ板20が連設されている。また、糊代板15にはその上辺に中間板18より小さなサイズの内側板21が連設されており、側板12,13にはその上辺にそれぞれ上部折込み片22,23が連設され、下辺にそれぞれ下部折込み片24,25が連設されている。
後板14の上部には、上辺と端縁と連続する切込み線aとによって横長状の吊下げ片14aが区画されており、この吊下げ片14aは、吊るし孔となる円形状切込みbが後板14の幅方向中央に位置できる形状となるように切込み線aが形成されている。そして、このブランクでは、吊下げ片14aより下方で後板14の端縁を僅かに凹ませており、これによって吊下げ片14aの端縁が相対的に突き出るようにしている。
また、後板14の上方に連設した中間板18には楕円形状をした大きな抜き孔18aが2つ並んで形成されており、この中間板18の抜き孔18aに対応して、糊代板15の上方に連設した内側板21には抜き孔18aより小さなサイズでそれぞれ抜き孔18aに入り込む位置に2つの凸部21aが形成されている。
前板11の上部には、半円状のミシン目線cによって開封用の押込み部が11aが区画されており、その半円状のミシン目線cから両サイドに向けて上辺の折線と重なる位置にミシン目線dが形成されている。
なお、この包装容器では、前板11と底板17の境界にある折線、後板14と中間板18及び折曲げ板20の境界にある折線、糊代板15と内側板21の境界にある折線は、折曲げやすさを考慮してそれぞれミシン目線としている。また、後板14の下側に連設した折曲げ板20の表面には接着しやすさを考慮して半切れミシン目を設けてある。
上記のブランクを組み立てる手順は次のようである。まず、ブランクを前板11と側板13との間、及び後板14と側板12との間で折り曲げ、糊代板15をその貼着部15aのところに糊を付けた状態で後板14の裏面側に貼り合わせることでサック貼りする。そして、充填工程において、このサック貼りしたものを角筒状に起こした状態とし、上部閉鎖部を閉じて内容物を入れてから下部閉鎖部を閉じる。
上部閉鎖部は、側板12,13に連設した上部折込み片22,23を折り込んだ後、中間板18を内側板21とともに折り曲げて先端の差込み片19を前板11の背面に差し込んで固定し、このように内側板21と中間板18とで上部を閉じてから、中間板18の外面に糊(ホットメルト)を塗布してその上から天板16を被せて貼り付ける。この場合、中間板18における抜き孔18aのところに露出している内側板21の凸部21aにも糊を付着させて天板16を貼り合わせる。このように貼り合わせることで、糊代板15の上辺に連設された内側板21と、後板14の上辺に連設された中間板18と、前板11の上辺に連設された天板16とが一体的にくっついた状態で上部閉鎖部が形成される。
下部閉鎖部は、上部閉鎖部を形成した胴部に内容物を投入した後、側板12,13に連設した下部折込み片24,25を折り込んでから、後板14に連設した折曲げ板20を折り曲げてその外面に糊を塗布し、前板11に連設した底板17を折り曲げて貼り合わせることで形成される。
このようにして形成された包装容器は、店頭にて直に棚に並べることもできるし、或いは必要に応じて吊り下げ状態で陳列することもできる。吊り下げる場合は、後板14の上部にある吊下げ片14aの側方にある端縁に指先を掛けて引き上げることにより連続する切込み線aを破断しつつ、上辺をヒンジとして吊下げ片14aを回動させることで、図4に示すように吊下げ片14aを起立させた状態とする。このように後板14の一部である吊下げ片14aを起立させても、後板14の裏側には糊代板15があるので、中身が露出するようなことはない。この場合、後板14に組み込まれた吊下げ片14aには端縁があり、さらにはその端縁が後板14の端縁より少し出っ張っているので、そこに指先を引っ掛けて簡単に持ち上げることができる。そして、吊下げ片14aを起立させてから、円形状切込みb部分を押して吊るし孔とし、店頭にあるフック等に引っ掛けて陳列することができる。このように端縁のある吊下げ片14aを起立状態としても、それに繋がている中間板18が、糊代板15の上辺に連設された内側板21と天板16との間で固定されているので、吊下げ片14aが浮き上がるということはない。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明してきたが、本発明による包装容器は、上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは当然のことである。
例えば、上記の実施形態では、吊下げ片14aを横長形状とし、それに吊るし孔となる円形状切込みbを設けたが、吊下げ片の形状は任意であり、また吊るし孔の位置や形状も任意である。内容物の重さ、吊り金具等の形状、箱のデザインに応じて適宜の形状とすればよく、例えば、吊下げ片をフック状としたり、吊るし孔の形状を偏平状としたりすることができる。
また、上記の実施形態では、中間板18に抜き孔18aからなる貫通部を設けて内側板21と天板16との貼合せを行ったが、糊代板15の上辺に連設された内側板21と、後板14の上辺に連設された中間板18と、前板11の上辺に連設された天板16とが一体的にくっついた状態でありさえすれば、吊下げ片14aは起こしたときに浮き上がることはないので、このような抜き孔18aの如き貫通部を設けるのに代えて、内側板21と中間板18を糊付けするとともに中間板に天板16を糊付けするようにしても構わない。ただ、中間板18に貫通部を設けておいてそれを通して内側板21と天板16を貼り合わせるようにすれば、糊(ホットメルト)の塗布が一回で済み、貼り合わせも一度でできるという利点がある。また、中間板18に抜き孔のような貫通部を設ける場合、形状やその位置は上記のものに限定されない。
また、上記の実施形態では、吊下げ片14aに指先を引っ掛けやすくするために、吊下げ片14aより下方で後板14の端縁を僅かに凹ませることにより吊下げ片14aの端縁が相対的に突き出るようにしたが、図5に示すように、吊下げ片14aにその端縁から突き出る形状で凸部26を設けてもよいし、図6に示すように、吊下げ片14aの端縁に対応する糊代板15と側板13の角部分に凹み27を形成して隙間を設けるようにしてもよい。
本発明に係る包装容器の一例を前方から見た状態で示す斜視図である。 本発明に係る包装容器の一例を後方から見た状態で示す斜視図である。 図1及び図2に示す包装容器を形成するブランクの展開図である。 図2の包装容器をその吊下げ片を起こした状態で示す斜視図である。 図1及び図2に示した包装容器の変形例を図2に対応して示す斜視図である。 図1及び図2に示した包装容器の別の変形例を図2に対応して示す斜視図である。
符号の説明
11 前板
12,13 側板
14 後板
14a 吊下げ片
15 糊代板
15a 陳列部
16 天板
17 底板
18 中間板
18a 抜き孔
19 差込み片
20 折曲げ板
21 内側板
21a 凸部
22,23 上部折込み片
24,25 下部折込み片
26 凸部
27 凹み
a 切込み線
b 円形状切込み
c,d ミシン目線

Claims (4)

  1. 前板の両側にある一対の側板のうちの一方の側板に連設された糊代板を他方の側板に連設された後板の裏面側に貼り合わせることで形成された角筒状の胴部と、その胴部の上下をそれぞれ閉じる上部閉鎖部と下部閉鎖部とからなる包装容器であって、糊代板の上辺に連設された内側板と、後板の上辺に連設された中間板と、前板の上辺に連設された天板とが内側から順に重なって一体的にくっついた状態で上部閉鎖部が形成されており、後板の上部には、上辺と端縁と連続する切込み線とによって吊下げ片が区画されており、この吊下げ片は、吊るし孔が後板の幅方向中央に位置できる形状となるように切込み線が形成されており、さらに、後板に区画された吊下げ片の側方にある端縁に指先を引っ掛けやすくする手段が設けられていることを特徴とする包装容器。
  2. 吊下げ片の側方にある端縁に指先を引っ掛けやすくするため、吊下げ片の端縁を後板の側辺から相対的に突き出た形状としたことを特徴とする請求項1に記載の包装容器。
  3. 吊下げ片の側方にある端縁に指先を引っ掛けやすくするため、吊下げ片にその端縁から突き出る形状で凸部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の包装容器。
  4. 吊下げ片の側方にある端縁に指先を引っ掛けやすくするため、吊下げ片の端縁に対応する糊代板と側板の角部分に凹部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の包装容器。
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