JP4488878B2 - 包装用容器 - Google Patents

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Description

本発明は、化粧品等を包装するための角形箱体の包装用容器に関するものである。
従来より、商品を包装するために、特許文献1の如く紙製の角形箱体の包装用容器が存在する。特許文献1に記載の包装用容器は、紙製の角形箱体にミシン目を施し、このミシン目を破断させることにより角形箱体に開口部を容易に形成可能としている。しかしながら、このような紙製の包装用容器は、水に濡れると強度が弱くなったり、高温多湿の場所で長期間保存しておくと、カビが発生する場合もあった。また、透明な包装用容器を作ることができないという欠点もあった。
そこで、特許文献2に示す如く、樹脂材にて形成した角形箱体から成る包装用容器が以前より使用されている。樹脂材の包装用容器は、紙製のものとは異なり、水に濡れても乾燥時と同じ強度を保つことができるとともに、カビなどが発生しにくく、また、包装用容器を透明なものにすることも可能であるが、紙製品に比較して開口部の形成が容易ではない。そこで、このような樹脂材にて形成した角形箱体の包装用容器の中でも、特許文献2に示す如く、側面の稜線部の一端に一対の切り込みを入れてつまみ片を設け、このつまみ片を引っ張ることにより当該側面の稜線部を破断させて開口部を形成可能とする容器が存在する。
特開2003−231518号公報 特開平11−301655号公報
しかしながら、特許文献2に記載の包装用容器では、包装用容器の厚さに対して稜線部に設けた凹溝が浅い場合には、つまみ片を引っ張って開口部を形成するのに大きな力を要したり、稜線部に沿って破断せずに、稜線部から外れた位置で破断する場合がある。そのため、稜線部に沿った開口部を容易に形成することができない場合や、開口部の形状が曲線状にゆがんだり、開口部が想定していたものより小さくなったりして、当該包装用容器内に収納していた商品を取り出すことが困難な場合があった。
そこで本発明は、上述の如き課題を解決しようとするものであって、樹脂材にて形成した角形箱体につまみ片及び拡開破断線を形成し、つまみ片を引っ張ることにより拡開破断線を破断させ、角形箱体に大きな開口部を容易に形成し、内部に収納した商品を容易に取り出すことができるようにしようとするものである。
上述の如き課題を解決するため、本発明は、樹脂材にて形成した角形箱体の一辺を開口開始辺とし、この開口開始辺を始点として、開口開始辺とは交差方向に形成した一方交差切開線を設け、この一方交差切開線と間隔を設けて平行に形成した他方交差切開線を、一方交差切開線よりも開口開始辺に直角に交差する角形箱体の一側辺側に形成し、この他方交差切開線を一方交差切開線よりも短尺に形成するとともに、前記一方交差切開線と、前記他方交差切開線と、前記一方交差切開線及び他方交差切開線を連続する連続切開線とによりつまみ片を形成し、このつまみ片を、開口開始辺の中央よりも角形箱体の片寄った一側辺側に設けるとともに、一方交差切開線及び他方交差切開線の先端部を始点として、一側辺及び一側辺に対向する他側辺方向にそれぞれ連続して拡開する一方及び他方拡開破断線を形成し、この一方拡開破断線を他側辺まで、及び他方拡開破断線を一側辺まで連続して形成するとともに、一方交差切開線と一方拡開破断線との連続部の曲率半径Rを3mm〜7mmとし、つまみ片から拡開破断線を破断することにより、角形箱体に開口部を形成可能としたものである。
また、つまみ片は、開口開始辺側に連続して突出部を設けることにより、開口開始辺から外方に突出したものであってもよい。
また、角形箱体は、内部に平板状の突出片を設けたものであってもよい。
本発明は、つまみ片を開口開始辺の中央部よりも開口開始辺に直角に交差する角形箱体の一側辺側に片寄って配置することにより、一側辺側に設けた他方拡開破断線と一側辺とのなす角を急角度とすることにより、他方交差切開線と他方拡開破断線との連続部を緩やかな角度で形成することが可能となる。
また、つまみ片の一側辺側の他方交差切開線を他側辺側の一方交差切開線よりも短尺なものとし、一側辺側の一方拡開破断線から開口部の形成を開始可能なものとすることにより、つまみ片を引き上げての拡開動作において、開口のため切り開きが一方及び他方拡開破断線から逸れることなく、一方及び他方拡開破断線に沿って順次破断することが可能となる。従って、つまみ片を引っ張ることにより拡開破断線を終点まで容易に破断することが可能となり、開口作業を円滑に行うことができる。
また、開口開始時よりも大きな開口部を最終的に形成する過程で、拡開破断線で開口を順次拡大するとともに、拡開破断線の曲率半径Rを3mm〜7mmとすることにより、開口に要する力を小さくし、開口後に生ずる角部を鋭角とすることがなく、安全な使用を可能とするものである。
まず、実施例1を図1〜図5に於いて説明すれば、(1)は角形箱体である。この角形箱体(1)は、図2に示す如く、一定の形状に切り出した透明のポリエチレンテレフタレート製のシートにて形成している。そして、このシートを設計図に基づいて折曲し、組み立てることにより本実施例の包装用容器を得ることができる。尚、本実施例ではポリエチレンテレフタレートを使用しているが、他の異なる実施例ではポリスチレン、ポリエチレン等の樹脂材を用いることも可能である。
また、この角形箱体(1)は、図2に示す如く、長方形状の前板(2)及び背板(3)、前板(2)の一側に設けた継代片(4)、前板(2)と背板(3)とを接続する内側板(5)、背板(3)の内側板(5)とは反対側に設けた外側板(6)を、それぞれ折曲用の縦折り線(7)(8)(10)(11)を介して平行に設けている。
このような角形箱体(1)の包装用容器を詳細に説明すると、前板(2)の上端には横折り線(12)を介して前板(2)とほぼ同一幅に形成した天板フラップ(13)を延設している。また、この天板フラップ(13)と前板(2)との間には、切り込みを設けて差込口(14)を形成している。また、この前板(2)に縦折り線(8)を介して連続的に設けた内側板(5)の上端及び下端には、それぞれ横折り線(15)(16)を介して上側フラップ(17)及び下側フラップ(18)を延設している。また、内側板(5)は前板(2)よりも幅狭に形成するとともに、上側フラップ(17)及び下側フラップ(18)の形成幅を、内側板(5)の形成幅よりもやや狭いものとしている。
また、背板(3)の上端には、背板(3)と同一幅に形成した上蓋フラップ(20)を横折り線(21)を介して延設している。また、この上蓋フラップ(20)の上端中央には、上記差込口(14)に差込可能な差込片(22)を延設している。また、この差込片(22)と上蓋フラップ(20)との間には、差込片(22)を折曲するための折り線(23)を横折り線(21)と平行に設けている。
また、背板(3)の下端には、背板(3)と同一幅に形成した底蓋フラップ(24)を横折り線(25)を介して延設している。この底蓋フラップ(24)は、背板(3)の下端に連続して設けた底部(26)と、この底部(26)の下端に連続して設けた差し込み部(27)とから成り、底部(26)と底蓋フラップ(24)との間には底蓋フラップ(24)を折曲するための折曲線(28)を横折り線(25)と平行に設けている。
また、背板(3)に連続して設けた外側板(6)には、上端及び下端にそれぞれ横折り線(30)(31)を介して上側フラップ(32)及び下側フラップ(33)を設けている。また、この外側板(6)の形成幅は、内側板(5)の形成幅と同一幅とするとともに、上側フラップ(32)及び下側フラップ(33)を外側板(6)よりも少し幅狭に形成している。尚、上述した縦折り線(7)(8)(10)(11)、横折り線(12)(15)(16)(21)(25)(30)(31)、折り線(23)、及び折曲線(28)はそれぞれ凹溝にて形成している。そのため、凹溝部分の厚さが他の部分の厚さよりも肉薄となるため、罫線に沿った折曲が容易なものとなる。
また、図2及び図3に示す如く、内側板(5)にはつまみ片(34)と拡開破断線(35)を設けている。このつまみ片(34)は、内側板(5)の中央部に、前板(2)に隣接するとともに縦折り線(8)と一致する開口開始辺(36)を始点として、開口開始辺(36)とは垂直方向に平行な間隔を設けて平行に設けた一対の交差切開線(37)と、この交差切開線(37)を開口開始辺(36)方向に連続する連続切開線(38)とから成るものである。上記連続切開線(38)は切り込みにて形成しており、また一対の交差切開線(37)は、開口開始辺(36)側を切り込みにて形成するとともに、切り込み以外の部分はミシン目にて形成している。
また、図3に示す如く、上記の連続切開線(38)は、開口開始辺(36)よりも前板(2)側に切り込みを設けることにより、縦折り線(8)を介して前板(2)を折り曲げた時に、内側板(5)の側面に突出するつまみ片(34)の先端に突出部(40)を形成することができる。このように突出部(40)を設けることにより、角形箱体(1)を組み立てた際につまみ片(34)を指に引っかけて容易につまむことが可能となる。
また、拡開破断線(35)は、交差切開線(37)の先端部から開口開始辺(36)と直角に交差するとともに横折り線(15)(16)と一致する内側板(5)の両側辺(41)(42)方向にそれぞれ拡開した一対の連続部(43)を連続して設けており、本実施例ではこの連続部(43)の曲率半径Rを5mmとしている。そして、連続部(43)を経た拡開破断線(35)は、背板(3)方向に湾曲しながら両側辺(41)(42)の背板(3)側の一端まで連続して設けられている。
尚、本実施例では拡開破断線(35)をミシン目にて形成しているが、他の異なる実施例ではこれに限らず、凹溝にて形成したり、不連続な切り込みにより形成したものであっても良い。また、本発明では連続部(43)の曲率半径Rの範囲を3mm〜7mmとしている。曲率半径Rが3mmよりも小さいと、拡開破断線(35)に沿って破断しにくくなるとともに、仮に拡開破断線(35)に沿って破断できたとしても、破断後連続部(43)に形成された開口縁(51)が鋭く突出したものとなるため手を切りやすくなるなどの危険が生じるおそれがある。
また、曲率半径Rが7mmよりも大きいと、両側辺(41)(42)の長さが10mm程度またはそれ以下の角形箱体(1)を用いた場合に、拡開破断線(35)が、開口開始辺(36)に対向するとともに縦折り線(10)と一致する対向辺(52)に突き当たり、拡開破断線(35)を両側辺(41)(42)まで連続して設けることができない場合が生じる。そのため、使用することができる角形箱体(1)の寸法が大幅に限定されることとなり、包装用容器の用途が限られるものとなる。
また、上蓋フラップ(20)には半長円形状にミシン目にて切取線(44)が設けられており、更にこの半長円形状のミシン目の中に円形のミシン目にて円形切取線(45)が設けられている。そして、角形箱体(1)を組み立てた時にこれらの切取線(44)及び円形切取線(45)に沿って切り取ることにより、図1に示す如く、係合体(49)を形成することができる。そして、この係合体(49)を陳列棚等に設けられたフックに係合することにより、包装用容器を展示台等につり下げて陳列することが可能となる。
上記の如く構成したものにおいて角形箱体(1)を組み立てるには、まず継代片(4)と前板(2)、前板(2)と内側板(5)、内側板(5)と背板(3)、背板(3)と外側板(6)のなす角がそれぞれ直角となるよう、各縦折り線(7)(8)(10)(11)に沿って折曲する。この折曲によりつまみ片(34)の先端に設けた突出部(40)が、内側板(5)から側方に突出する。そして、図4に示す如く、外側板(6)の端縁(46)に継代片(4)と前板(2)との間に設けた縦折り線(7)を重ね合わせるとともに、外側板(6)上に継代片(4)を配置して外側板(6)に継代片(4)を接着剤、熱溶着等の方法で接着固定することにより長方形の筒状に組み立てる。
そして、内側板(5)及び外側板(6)にそれぞれ設けた下側フラップ(18)(33)を内側直角方向に折曲して配置する。そして、底蓋フラップ(24)の差し込み部(27)を折曲線(28)に沿って前板(2)方向に折曲し、前板(2)の内部側に差し込んで下側フラップ(18)(33)の下に底部(26)を配置した状態で底蓋フラップ(24)を固定する。これにより、角形箱体(1)の底面が形成される。
また、内側板(5)及び外側板(6)にそれぞれ設けた上側フラップ(17)(32)を内側直角方向に折曲して配置するとともに、この上側フラップ(17)(32)の上方に天板フラップ(13)を配置する。そして、この天板フラップ(13)の上に上蓋フラップ(20)を配置するとともに、上蓋フラップ(20)に延設した差込片(22)を折り線(23)に沿って前板(2)方向に折曲し、この差込片(22)を前板(2)と天板フラップ(13)の間に形成した差込口(14)に差し込むことにより、上蓋フラップ(20)を固定する。このようにして天板フラップ(13)及び上蓋フラップ(20)を配置することにより、角形箱体(1)の上蓋が形成される。
上記の如く組み立てた包装用容器に於いて、図1の矢印で示す如く、つまみ片(34)を手でつまんで背板(3)方向に引っ張ることにより、つまみ片(34)の先端部から背板(3)方向に順次拡開破断線(35)を破断する。更に連続部(43)から背板(3)方向に拡開破断線(35)を破断させることにより、開口開始時よりも大きな開口部(47)を形成することが可能となる。
また、連続部(43)の曲率半径Rを3mm〜7mmの範囲内にある5mmとしたため、開口開始時から同じ力で引っ張り続けることにより連続的破断が容易となり、拡開破断線(35)を最後まで円滑に破断することが可能である。従って、特に大きな力を必要とすることなく、開口作業を容易なものとすることができる。そして、最終的には図5に示す如く、内側板(5)に開口部(47)を形成することが可能となる。
このように開口部(47)を形成することにより、内側板(5)はつまみ片(34)及び拡開破断線(35)によって前板(2)側と背板(3)側にそれぞれ分断される。また、本実施例ではシートを組み立てて角形箱体(1)を形成しているため、上記の如く開口部(47)を形成した状態で上蓋フラップ(20)側の差込片(22)と下蓋フラップ(24)の差し込み部(27)をそれぞれ包装用容器の外部に引き出すことにより、図6に示す如く、包装用容器を容易に平面状に展開することが可能となる。そのため、包装用容器の内部に収納した商品を容易に取り出すことができる。
次に、実施例2を図7〜図9に示すと、実施例2では図7に示す如く、外側板(6)に連続して平板状の突出片(48)を延設しており、この突出片(48)と外側板(6)との間には、凹溝にて形成した縦折り線(50)を形成している。そして、図8に示す如く、この縦折り線(50)に沿って突出片(48)を背板(3)側に折曲するとともに、実施例1と同様に継代片(4)を外側板(6)に接着固定する。
そして、実施例1と同様に上側フラップ(17)(32)、天板フラップ(13)、上蓋フラップ(20)、下側フラップ(18)(33)及び底蓋フラップ(24)を配置することにより、内部に突出片(48)を配置した角形箱体(1)を組み立てることができる。そして、つまみ片(34)から拡開破断線(35)を破断して開口部(47)を形成することにより、図9に示す如く、継代片(4)とが外側片(6)を中央に配置して包装用容器を展開することが可能となる。そして、このように展開した状態では、図8に示す如く、外側板(6)と前板(2)との間に突出片(48)が配置されるものとなる。
このように突出片(48)を角形箱体(1)と一体に設け、この突出片(48)に、包装用容器の内部に収納する商品の説明等を記載することにより、別途説明書を作成し、包装用容器内に収納するという手間が省けるため、製造コストを低く抑えることが可能となる。
前記実施例1及び実施例2では、つまみ片(34)を開口開始辺(36)のほぼ中央に形成配置するとともに、一対の交差切開線(37)と拡開破断線(35)との各連続部の曲率半径Rを5mmとしていたが、実施例3では、つまみ片(34)を開口開始辺(36)の中央よりも一側辺(57)側に設けるとともに、一方交差切開線(55)と一方拡開破断線(53)との連続部(60)のみ曲率半径Rを5mmとしている。
施例3を図10〜図15において詳細に説明すると、図10に示す如く、本実施例3の角形箱体(1)も、前記実施例1及び2と同様に、前板(2)、背板(3)、継代片(4)、内側板(5)、外側板(6)から成り、図12及び図13に示す如く、凹溝にて形成した縦折り線(7)(8)(10)(11)及び横折り線(12)(15)(16)等をそれぞれ折曲し、組み立てることにより得られるものである。また、実施例3では上記実施例2と同様に、外側板(6)に連続して平板状の突出片(48)を形成している。
また、図11に示す如く、内側板(5)にはつまみ片(34)を設けており、このつまみ片(34)は、開口開始辺(36)を始点として開口開始辺(36)とは直角に交差する一方交差切開線(55)、他方交差切開線(56)、及びこれら一方交差切開線(55)及び他方交差切開線(56)を連続する連続切開線(38)とにより形成したものである。
また、図11に示す如く、一方交差切開線(55)と他方交差切開線(56)の開口開始辺(36)側、及び連続切開線(38)を切り込みにて形成しており、これによりつまみ片(34)を容易に手指でつまむことが可能となる。また、一方交差切開線(55)及び他方交差切開線(56)のうち、切り込みを設けた部分以外はミシン目にて形成している。
また、図11に示す如く、一方交差切開線(55)を開口開始辺(36)の中央部よりも一側辺(57)側に設けるとともに、他方交差切開線(56)を一方交差切開線(55)よりも一側辺(57)側に、一方交差切開線(55)とは間隔を設けて平行に形成している。そのため、本実施例3のつまみ片(34)は、開口開始辺(36)の中央部よりも一側辺(57)側に片寄って配置されることとなる。また、この他方交差切開線(56)を一方交差切開線(55)よりも短尺なものとしている。
そして、前記一方交差切開線(55)の先端部を始点として、一側辺(57)に対向する他側辺(58)に連続して拡開する一方拡開破断線(53)を、他側辺(58)の前板(2)側の上端まで形成している。同様に、他方交差切開線(56)の先端部を始点として、一側辺(57)方向に連続して拡開する他方拡開破断線(54)を、一側辺(57)の前板(2)側の上端まで形成している。
また、一方交差切開線(55)と一方拡開破断線(53)とを連続する連続部(60)の曲率半径Rを3mm〜7mmの範囲内である5mmとしている。そのため、開口に要する力を小さくし、開口後に生ずる角部を鋭角とすることがなく、安全な使用を可能としている。尚、他方交差切開線(56)と他方拡開破断線(54)とを連続する連続部(61)は、直線にて形成している。また、本実施例では上記一方拡開破断線(53)及び他方拡開破断線(54)をミシン目にて形成しているが、他の異なる実施例では凹溝等にて形成することも可能である。
また、他方交差切開線(56)を、開口開始辺(36)の中央部より一側辺(57)側に形成した一方交差切開線(55)よりも更に一側辺(57)側に配置しているため、他方交差切開線(56)の先端部から一側辺(57)の上端までの距離が、一方交差切開線(55)の先端部から他側辺(58)の上端までの距離と比較して短い。
従って、他方拡開破断線(54)は、一側辺(57)とのなす角を急角度とすることにより、他方交差切開線(56)と他方拡開破断線(54)との連続部(61)を緩やかな角度で形成することが可能となる。そのため、他方交差切開線(56)と他方拡開破断線(54)とを連続する連続部(61)を、曲率半径3mm〜7mmの曲線を設けることなく、直線のみで形成しても、他方拡開破断線(54)を最後まで円滑に破断することができる。
また、一方交差切開線(53)よりも一側辺(57)側に設けた他方交差切開線(56)の寸法は短尺であるため、図13の矢印で示す如く、つまみ片(34)を背板(3)側に引っ張ることにより他方交差切開線(56)側から破断が開始する。そして、更につまみ片(34)を引っ張ることにより一方交差切開線(55)の破断が開始し、他方拡開破断線(54)が一側辺(57)の上端まで破断した後、一方拡開破断線(53)が他側辺(58)の上端まで破断し、これにより図14に示す如く、開口部(47)が形成される。
上記の如く、つまみ片(34)を引っ張ることにより、先に他方交差切開線(56)側の連続部(43)が破断した後に、一方交差切開線(55)側の連続部(60)が破断する。そのため、一方拡開破断線(53)及び他方拡開破断線(54)から逸れることなく、一方拡開破断線(53)及び他方拡開破断線(54)に沿って順次破断することが可能となり、開口作業を容易且つ円滑なものとすることができる。
また、本実施例3でも前記実施例1及び2と同様に、シートを組み立てて角形箱体(1)を形成しているため、図15に示す如く、包装用容器を容易に平面状に展開することが可能となり、包装用容器の内部に収納した商品を容易に取り出すことができる。
施例1を示す包装用容器の斜視図。 実施例1を示す包装用容器の展開図。 図2の一部拡大図。 実施例1を示す包装用容器の一部組み立て図。 実施例1の包装用容器に於いて、開口部を形成した際の斜視図。 実施例1を示す包装用容器の開口部形成後の展開図。 施例2を示す包装用容器の展開図。 実施例2を示す包装用容器の一部組み立て図。 実施例2を示す包装用容器の開口部形成後の展開図。 施例3を示す包装用容器の展開図。 図10の一部拡大図。 実施例3を示す包装用容器の一部組み立て図。 実施例3を示す包装用容器の斜視図。 実施例3を示す包装用容器に於いて、開口部を形成した際の斜視図。 実施例3を示す包装用容器の開口部形成後の展開図。
1 角形箱体
34 つまみ片
35 拡開破断線
36 開口開始辺
37 交差切開線
38 連続切開線
40 突出部
41、42 側辺
43、60、61 連続部
47 開口部
48 突出片
55 一方交差切開線
56 他方交差切開線
57 一側辺
58 他側辺

Claims (3)

  1. 樹脂材にて形成した角形箱体の一辺を開口開始辺とし、この開口開始辺を始点として、開口開始辺とは交差方向に形成した一方交差切開線を設け、この一方交差切開線と間隔を設けて平行に形成した他方交差切開線を、一方交差切開線よりも開口開始辺に直角に交差する角形箱体の一側辺側に形成し、この他方交差切開線を一方交差切開線よりも短尺に形成するとともに、前記一方交差切開線と、前記他方交差切開線と、前記一方交差切開線及び他方交差切開線を連続する連続切開線とによりつまみ片を形成し、このつまみ片を、開口開始辺の中央よりも角形箱体の片寄った一側辺側に設けるとともに、一方交差切開線及び他方交差切開線の先端部を始点として、一側辺及び一側辺に対向する他側辺方向にそれぞれ連続して拡開する一方及び他方拡開破断線を形成し、この一方拡開破断線を他側辺まで、及び他方拡開破断線を一側辺まで連続して形成するとともに、一方交差切開線と一方拡開破断線との連続部の曲率半径Rを3mm〜7mmとし、つまみ片から拡開破断線を破断することにより、角形箱体に開口部を形成可能としたことを特徴とする包装用容器。
  2. つまみ片は、開口開始辺側に連続して突出部を設けることにより、開口開始辺から外方に突出したことを特徴とする請求項1の包装用容器。
  3. 角形箱体は、内部に平板状の突出片を設けたことを特徴とする請求項1の包装用容器。
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