JP4066505B2 - 包装箱 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は菓子類、例えば板チョコなどを収容する包装箱に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
従来、板チョコや棒状の菓子などを収容する包装物の一つとして、薄形の箱状とした包装箱があり、天面部側でのフラップの開けでは取り出し口が大きく確保できないなどの理由から、包装箱の胴部を折るような形にして広い取り出し口が得られるようにしたものがある。このような箱本体の折りによって取り出しが行えるようにした包装箱は、正面部と背面部と左右側面部と天面部と底面部との六面部を備える箱体であって、例えば、前記正面部の幅方向に開封ミシン線を設けるとともに、前記背面部の幅方向に前記正面部の開封ミシン線の高さ位置より天面部寄りに位置する折線を設け、さらに、前記側面部それぞれにその幅方向に前記開封ミシン線と背面部の折線とに繋がる開封ミシン線を設けた構造とされ、これらの連続した三つの開封ミシン線が分断され、折線から背面部を折り倒すようにすることで、包装箱を袈裟切りした如くに開いた取り出し口が得られるようにしている。
しかしながら、上記した包装箱では箱体全体の剛性を維持すなどの目的から上記開封ミシン線のタイ(切目と切目の間の繋がり部分)が比較的長く設定され、不用意にはこのタイが切れないようにしているため、箱の開封に際しては開封ミシン線に爪を当てて開封ミシン線をなぞって切断するようにしており、開封が簡単には行えないという問題があった。
そこで本発明は上記事情に鑑み、開封ミシン線のタイ部分を小さくることなくその開封ミシン線が必要時には容易に切断できるようにすることを課題とし、斜めに切られた如くの取り出し口が得られる包装箱の開封操作性を向上させることを目的とする。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を考慮してなされたもので、正面部と背面部と左右側面部と天面部と底面部との六面部を備える箱体であって、前記正面部の幅方向に第一開封ミシン線を設けるとともに、前記背面部の幅方向に前記第一開封ミシン線の高さ位置より天面部寄りに位置する折線を設け、一方の側面部の幅方向に第一開封ミシン線と背面部の折線とに繋がる第二開封ミシン線を設け、他方の側面部の幅方向に、前記折線から正面部に達する第三開封ミシン線と正面部の前記第一開封ミシン線から背面部に達する第四開封ミシン線とを設け、この他方の側面部に、前記第三開封ミシン線と第四開封ミシン線とこの第三、第四開封ミシン線の間の背面部側の側辺とに囲まれて前記正面部に連続しているつまみ片を形成し、このつまみ片の背面部側の前記側辺に差し込み片が連接されていて、前記つまみ片における背面部側の前記側辺に、側面部の幅方向での背方に突出した突起を切込みにより設けて、前記差し込み片を連れた前記つまみ片の引き起こしにより、前記ミシン線を分断して箱体が開封可能に設けられ、前記差し込み片は、背面部に設けた切込みに係止可能に設けられていることを特徴とする包装箱を提供して、上記課題を解消するものである。
そして、上記発明において、上記背面部は、上記差し込み片に対応して引き起こし可能な舌片を備え、該舌片に上記切込みが設けられているものとすることができるものである。
【0004】
つぎに本発明の説明の前に本発明に至るに際して検討した技術を図1と図2に基づいて説明する。
図中1は包装箱で、該包装箱1は正面部2と背面部3と左右側面部4,5と天面部6と底面部7との六面部を備える箱体であって、板チョコなどを収容できるように前記正面部2と背面部3とが近接した薄形の形態として設けられている。そして、図示されているように、前記正面部2にあっては、その幅方向に第一開封ミシン線8が穿設され、この正面部2に対向する背面部3には、前記第一開封ミシン線8の高さ位置より天面部6寄りに位置する折線9がその背面部3の幅方向に亘って穿設されている。
また、一方の側面部5にはその幅方向に上記第一開封ミシン線8と折線9とに繋がる第二開封ミシン線10が斜めにして穿設されている。この第一開封ミシン線8と折線9と斜めの第二開封ミシン線10が設けられている点は従来と同じである。そして、他方の側面部4にあっては、図示されているように、開封操作を行い易くするためのつまみ片11が設けられている。
このつまみ片11は図示されているように、他方の側面部4の幅方向に、前記折線9から正面部2の側辺側に達する第三開封ミシン線12と前記第一開封ミシン線8から背面部3の側辺側に達する第四開封ミシン線13とで挟まる形で設けられ、この他方の側面部4において、第三開封ミシン線12と第四開封ミシン線13とこの第三、第四開封ミシン線12,13に繋がる分離線14とに囲まれて形成されている。なお、前記分離線14は切込みであったり、前記各ミシン線と同じようにミシン線としてもよい。
【0005】
このように前記つまみ片11が第三開封ミシン線12、第四開封ミシン線13、分離線14とに囲まれていることから正面部2の側辺を基端として引き起こし可能と設けられており、このつまみ片11を引き起こすことで開封ミシン目12,13が分断され、さらに引き起こされたつまみ片11をさらに引き上げるようにすることで前記第四開封ミシン線13に連続する上記第一開封ミシン線8が分断され、この第一開封ミシン線8に連続する上記第二開封ミシン線10が分断され、よって、この包装箱1は上記ミシン線の部分から上記折線9の部分を中心にして折るようにして開かれる。
そして、上記つまみ片11には、該つまみ片11における上記分離線14を外方に張り出させて側面部の幅方向に、即ち、包装箱としての背方へ突出させた突起15が設けられている。この突起15は前述したように包装箱1の基準外表面から突出しているものとなっているため、指先を軽く当てることで引っ掛かり易くなり、開封に際してこの突起15に指先を係止させることでつまみ片11を引き起こし易くしている。
【0006】
【発明の実施の形態】
つぎに本発明を図3と図4に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。なお、図1と図2とに示す検討例と構成が重複する部分は同符号を付してその説明を省略する。
図3は第一の例を示している。この例にあっては上記つまみ片11における背面部3側の側辺に上記突起15を切込みにより設けるとともに、その側辺に背面部3に廻り込むようにした差し込み片16が連接されていて、該差し込み片16が背面部3に設けた切込み17に係止可能に設けられている。この差し込み片16は、箱体形成に際する他方の側面部4に連続している糊代の部分を利用して形成されているものであり、差し込み片16自体は背面部3に対しては接着されておらず、未開封時には背面部3の箱内方側に位置している。そして、つまみ片11に差し込み片16が連接されていることから、つまみ片11を引き起こす時点で箱内方から引き出されることになる。この差し込み片16は再封する際に利用されるもので、箱を閉じてから差し込み片16を上記切込み17に入れて係止させることで閉鎖状態が保持できるようにしている。即ち、内容物の飛び出しを防止する。勿論、再び開封する際には同様につまみ片11を引き起こすことで切込み17から差し込み片16が引き抜かれるようになる。
【0007】
図4は第二の例を示している。この例にあっては、上記差し込み片16に対応して舌片18が設けられていて、図示するように、この舌片18は折線9の高さ位置に沿って、そして、この折線9に平行にした第五開封ミシン線19との二つのミシン線とこの両ミシン線を繋ぐ折線20に囲まれており、前記ミシン線19を分断することで折線20を中心にして折り起こしできるように設けられている。さらに、この舌片18には上記切込み17が設けられており、未開封時にまず、この舌片18を引き起こすことでつまみ片11をより一層つまみ出し易くしている。その後には、上記した例と同じように再封時には差し込み片16を切込み17に係止させることができ、再封することができるように設けられている。
【0008】
【発明の効果】
以上説明した本発明により、つまみ片を側面部から引き起こして持ち上げるようにすることで、包装箱の正面部と一方の側面部に設けられている開封ミシン線が連続しながら分断され、また、他方の側面部もつまみ片を引き起こしたことで分断が行われるものとなっており、つまみ片の引き起こしで容易に開封が行われ、背面部の折線を中心にして開封部分を開くようにすることができる。そして、従来行っていたような開封ミシン線に沿った爪当てなどすることなくこのつまみ片の引き起こしで開封できるため、簡単に広い取り出し口が得られるとともに、タイ部分を短くして開封ミシン線自体を分断させ易くするという必要がなくなるなど、実用性に優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 検討した包装箱の一例を示す説明図である。
【図2】 図1に示す例におけるつまみ片を引き起こした状態を示す説明図である。
【図3】 本発明に係る包装函の第一の例を示す説明図である。
【図4】 本発明に係る包装函の第二の例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…包装箱
2…正面部
3…背面部
4,5…側面部
6…天面部
7…底面部
8…第一開封ミシン線
9…折線
10…第二開封ミシン線
11…つまみ片
12…第三開封ミシン線
13…第四開封ミシン線
14…分離線
15…突起
16…差し込み片
17…切込み
18…舌片
20…第五開封ミシン線
Claims (2)
- 正面部と背面部と左右側面部と天面部と底面部との六面部を備える箱体であって、
前記正面部の幅方向に第一開封ミシン線を設けるとともに、前記背面部の幅方向に前記第一開封ミシン線の高さ位置より天面部寄りに位置する折線を設け、一方の側面部の幅方向に第一開封ミシン線と背面部の折線とに繋がる第二開封ミシン線を設け、
他方の側面部の幅方向に、前記折線から正面部に達する第三開封ミシン線と正面部の前記第一開封ミシン線から背面部に達する第四開封ミシン線とを設け、この他方の側面部に、前記第三開封ミシン線と第四開封ミシン線とこの第三、第四開封ミシン線の間の背面部側の側辺とに囲まれて前記正面部に連続しているつまみ片を形成し、このつまみ片の背面部側の前記側辺に差し込み片が連接されていて、
前記つまみ片における背面部側の前記側辺に、側面部の幅方向での背方に突出した突起を切込みにより設けて、前記差し込み片を連れた前記つまみ片の引き起こしにより、前記ミシン線を分断して箱体が開封可能に設けられ、
前記差し込み片は、背面部に設けた切込みに係止可能に設けられていることを特徴とする包装箱。 - 上記背面部は、上記差し込み片に対応して引き起こし可能な舌片を備え、該舌片に上記切込みが設けられている請求項1に記載の包装箱。
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JP12094698A JP4066505B2 (ja) | 1998-04-30 | 1998-04-30 | 包装箱 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP12094698A JP4066505B2 (ja) | 1998-04-30 | 1998-04-30 | 包装箱 |
Publications (2)
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JPH11310227A JPH11310227A (ja) | 1999-11-09 |
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ID=14798893
Family Applications (1)
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JP12094698A Expired - Fee Related JP4066505B2 (ja) | 1998-04-30 | 1998-04-30 | 包装箱 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP4066505B2 (ja) |
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JP5262316B2 (ja) * | 2008-06-09 | 2013-08-14 | 大日本印刷株式会社 | 包装容器 |
-
1998
- 1998-04-30 JP JP12094698A patent/JP4066505B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH11310227A (ja) | 1999-11-09 |
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