JP2564451Y2 - プラスチック製蓋付カートン - Google Patents

プラスチック製蓋付カートン

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JP2564451Y2
JP2564451Y2 JP656092U JP656092U JP2564451Y2 JP 2564451 Y2 JP2564451 Y2 JP 2564451Y2 JP 656092 U JP656092 U JP 656092U JP 656092 U JP656092 U JP 656092U JP 2564451 Y2 JP2564451 Y2 JP 2564451Y2
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box
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plastic
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正保 林
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、紙製箱と該蓋の開口部
とに被蓋し得るプラスチック製蓋とよりなるカートンで
あって、特に従来のカートンと比較して少ない樹脂量で
カートンを構成すると共に、廃棄時に箱と蓋とを簡単に
分離して紙と樹脂に素材分別を可能とし、かつ全体をコ
ンパクトにクラッシュすることを可能としたプラスチッ
ク製蓋付カートンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、洗剤材等を収納するこの種のカー
トンの中で、容器保形性及び再封性を高めるために開口
部にプラスチックを用いたものとして、例えば図5に示
すようなカートン1が知られている。即ち、このカート
ン1は、箱2の開口縁3にプラスチック製開口枠4を使
用して、開口縁3を該開口枠4の下部内周縁4aと外周
縁4bとで強固に取付固定し、この開口枠4にプラスチ
ック製蓋5を開閉自在に被蓋することによって構成して
いた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】然るに、前述の従来の
カートン1は、箱2の開口縁3にプラスチック製開口枠
4がその内外周縁4a、4bを利用して強固に取付固定
されていたので、このカートン1を使用後に廃棄する際
には、この箱2と開口枠4とを簡単に分離して夫々分別
廃棄することが困難であった。従って、このカートンは
プラスチックと紙とに素材分別収集することが出来ず、
カートン全体をプラスチックのごみの方に廃棄しなけれ
ばならない問題があった。また、箱2の開口部にプラス
チック製開口枠4が一体的に取付られている場合には、
カートン1をコンパクトにクラッシュして廃棄すること
も出来ない問題もあった。
【0004】更に、上記実施例の場合には、カートン1
にプラスチック製開口枠4とプラスチック製蓋5とが使
用されているので、使用する樹脂量が多くなる問題もあ
った。本考案に係るカートンは、前述の問題点に鑑み開
発された技術であって、特に少ない樹脂量でカートンを
構成し、かつ蓋の開閉を容易にし、廃棄の際には箱とプ
ラスチック製蓋とを簡単に分離させることが出来、更に
全体をコンパクトにクラッシュさせることが可能な全く
新しい技術提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案に係るカートン
は、前述の従来の問題点を根本的に改善した技術であっ
てその要旨は 紙製箱と該箱の開口部に被蓋し得るプラ
スチック製蓋とよりなるカートンに於て、前記蓋の周辺
縁には箱の開口部内周面に密接し得る内周縁と、箱の開
口部外周面に密接し得る外周縁とが夫々相互に所定の間
隙を保って設けられ、更に該外周縁の一部には必要に応
じてこれを切除し得る切取線が設けられて構成されるこ
とを特徴としたプラスチック製蓋付カートンである。
【0006】
【作用】本考案に係るカートンに於ては、上述の如く、
プラスチック製蓋の周辺縁には箱の開口部の内周面に密
接し得る内周縁と、箱の開口部外周面に密接し得る外周
縁とが夫々相互に所定の間隙を保って設けられているの
で、箱に蓋を被蓋した際に、箱の開口縁を蓋の内外周縁
で挾持することが出来、これによって箱の開口部を確実
に密封することが出来る。また、これ等の内外周縁によ
って紙製箱の開口部の強度を著しく高めることが出来
る。
【0007】また、前記蓋の外周縁の内周面所定位置
に、箱の開口部外周面に設けられた凹溝に嵌入し得る突
起を突設した場合には、これ等の凹溝と突起とを相互に
組合せことによって、蓋を箱の開口部により強固に取付
固定することが出来る。更に、前記蓋の両側コーナー部
に蓋を開く際に切断し得る切取線を設けたので、蓋を開
口する際には、これ等の切取線が設けられた両側コーナ
ー部と反対側の蓋の端部を持って、この蓋を箱の開口部
より引離して持ち上げることによって、蓋の両側コーナ
ー部の切取線を切断し、これによって蓋を容易に大きく
開くことが出来る。本考案に係るカートンは、上述の如
く、紙製箱とプラスチック製蓋とより構成されており、
従来の如き箱の開口部に開口枠を取付ける必要がないの
で、カートンを使用した後は、紙製箱とプラスチック製
蓋とに夫々簡単に分離することが出来る。
【0008】
【実施例】図により、本考案に係るカートンの一実施例
を具体的に説明すると、図1は本考案に係るカートンの
全体の構成を示す斜視図、図2はカートンの構成部品を
示す斜視図、図3は蓋の開口部に蓋を取付た状態の斜視
図、図4は図3の状態の要部の断面拡大図である。
【0009】図1乃至図2に於て、10は厚紙製箱であ
って、その開口部には上縁11が内周面に沿って折り込
まれている。また、箱10の開口部外周面には所定位置
に凹溝12が穿設されている。次ぎに、13はプラスチ
ック製蓋であって、その蓋13の周辺縁には、前記箱1
0の開口部内周面に密接し得る内周縁14と、箱10の
開口部外周面に密接し得る外周縁15とがそぞれ相互に
所定の間隙を保って設けられている。また、この蓋13
の両側コーナー部には図1乃至図4に明らかな如く、そ
の蓋13の天井壁、外周縁15及び内周縁14に亘っ
て、切取線16が穿設されている。この切取線16は、
蓋13の外表面に現れないように、その内側に設けられ
ている。また、蓋13の外周縁15の先端縁には、この
切取線16に連通した切欠溝17が穿設され、これによっ
て、蓋13の両側コーナー部をより容易に切断すること
が出来るように構成されている。
【0010】更に、蓋13の天井壁には、両側コーナー
部に設けられた切取線16を相互に結ぶ位置に、折曲用
溝18が設けられ、その部分の天井壁を肉薄に形成し
て、蓋13を容易に折曲げることが出来るように構成し
ている。該、外周縁15の所定位置には、箱10の凹溝
12に嵌入し得る突起19が突設されている。本考案に
係るカートンの組立構成に当っては、図1乃至図4に示
す如く、箱10の開口部に蓋13を当接した後、箱10の
開口部の前記上縁11を含む開口縁を、蓋13の内周縁
14と外周縁15との隙間に強制的に挿入し、かつ外周
縁15に突設された突起19を箱10の凹溝12に嵌着
することによって、蓋13を箱10の開口部に被蓋する
ことが出来る。
【0011】本考案に係るカートンの蓋を開口する場合
には、図1に示すように、切取線16が設けられた両側
コーナー部と反対側の蓋13の端部を持って、これを箱
10の開口縁より強制的に引き離して持ち上げることに
より、蓋13の両側コーナー部の切取線16を切断し、
前記蓋13の天井壁に設けられた折曲用溝18による作
用も伴って、蓋13を容易に大きく開くことが出来る。
上記実施例に於て、蓋13の全体の肉厚が比較的薄く構
成されており、切断或は折り曲げが容易な場合には、前
記蓋13に設けた切欠溝17或は折曲用溝18は省略す
ることが出来る。
【0012】
【考案の効果】本考案に係るカートンは、上述の如き構
造と作用とを有するので、従来の如く、箱の開口部にプ
ラスチック製開口枠を取付ける必要がなく、箱の開口部
に被蓋された蓋の内周縁と外周縁とで箱の開口部を補強
すると同時にこの箱の開口部を密封することが出来る。
従って、従来のようなプラスチック製開口枠が全く不要
となり、使用する樹脂量を少なくすることが出来る。
【0013】蓋の両側コーナー部には切取線が設けられ
ているので、この切取線を利用することによって、蓋の
両方のコーナー部を切断して、蓋を簡単にかつ大きく開
口することが出来る。
【0015】本考案に係るカートンは、上述の構造を有
するので、使用後はプラスチック製蓋と、紙製箱とを簡
単に分離することが出来、これによって素材分別収集を
可能にすることが出来る。更に、蓋を分離した箱には、
従来の如きプラスチック製開口枠等が取付けられていな
いので、箱は容易に押しつぶして全体をコンパクトにす
ることが出来る等の特徴を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るカートンの全体の構成を示す斜視
図である。
【図2】カートンの構成部品を示す斜視図である。
【図3】箱の開口部に蓋を取付けた状態の斜視図であ
る。
【図4】図3の状態の要部の断面拡大図である。
【図5】従来のカートンの一例を示す断面説明図であ
る。
【符号の説明】
1 カートン 2 箱 3 開口縁 4 開口枠 4a,4b 内外周縁 5 蓋 10 箱 11 上縁 12 凹溝 13 蓋 14 内周縁 15 外周縁 16 切取線 17 切欠溝 18 折曲用溝 19 突起

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙製箱と該箱の開口部に被蓋し得るプラス
    チック製蓋とよりなるカートンに於て、前記蓋の周辺縁
    には箱の開口部内周面に密接し得る内周縁と、箱の開口
    部外周面に密接し得る外周縁とが夫々相互に所定の間隙
    を保って設けられ、更に該蓋の両側コーナー部に蓋を開
    く際に切断し得る切取線が設けられて構成されているこ
    とを特徴としたプラスチック製蓋付カートン。
JP656092U 1992-01-23 1992-01-23 プラスチック製蓋付カートン Expired - Fee Related JP2564451Y2 (ja)

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JPH0561049U JPH0561049U (ja) 1993-08-10
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