JP3025277U - ゴルフボール包装箱 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 包装形態を合理化し、資源の節約に寄与する
ことができるゴルフボール包装箱を提供することにあ
る。 【解決手段】 複数のゴルフボールを区分けして収納す
る小箱１と、複数の小箱１…を収納する外箱２と、を備
えたゴルフボール包装箱に於て、外箱２は箱本体３と蓋
４とを一体に形成する。また、蓋４の表て面10に店頭広
告Ｐを表示し、かつ、蓋４を所定折り目12で折り曲げて
箱本体３の後辺５から立設して、開蓋状態にて店頭広告
Ｐが前方から目視可能となるように構成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ゴルフボールを収納した小箱を収納するゴルフボール包装箱に関す る。

【０００２】

【従来の技術】

図６に示すように、従来のゴルフボール包装箱は、複数のゴルフボールを区分 けして収納する小箱34と、複数の小箱34…を収納する上方開口状の外箱30と、蓋 31と、を備えていた。そして、店頭での展示販売の際、包装箱の蓋31を外し、店 頭広告用の小看板33（いわゆる差込みＰＯＰ）を外箱30と外箱30の後辺32寄りの 小箱34との間に差込んで消費者の注意を引いていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、展示販売の際、蓋31は利用価値が無くなってしまうと共に、小 看板33を別途作成しなければならず、包装形態に無駄があると共に、資源の浪費 となっていた。 そこで、本考案は、包装形態の合理化と資源の節約に寄与することができるゴ ルフボール包装箱を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上述の目的を達成するために本考案に係るゴルフボール包装箱は、複数のゴル フボールを区分けして収納する小箱と、複数の該小箱を収納する外箱と、を備え たゴルフボール包装箱に於て、上記外箱は箱本体と蓋とを一体に形成すると共に 、該蓋の表て面に店頭広告を表示し、かつ、該蓋を所定折り目で折り曲げて上記 箱本体の後辺から立設して、開蓋状態にて上記店頭広告が前方から目視可能とな るように構成したものである。また、箱本体の後辺と、該後辺寄りの小箱との間 に、折り曲げた蓋の先端を差込んで、箱本体の後辺から蓋を立設したものである 。

【０００５】 また、複数のゴルフボールを区分けして収納する小箱と、複数の該小箱を収納 する外箱と、を備えたゴルフボール包装箱に於て、上記外箱は箱本体と蓋とを一 体に形成すると共に、該蓋の裏面に店頭広告を表示し、かつ、該蓋を所定折り目 で折り曲げて上記箱本体の後辺から立設して、開蓋状態にて上記店頭広告が前方 から目視可能となるように構成したものである。また、箱本体の後壁の外面に差 込み部を形成し、折り曲げた蓋の先端を差込んで、箱本体の後辺から蓋を立設し たものである。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下、実施の形態を示す図面に基づき本考案を詳説する。

【０００７】 図１と図２と図３は、本考案に係るゴルフボール包装箱の実施の一形態を示し 、このゴルフボール包装箱は、複数のゴルフボールを収納する小箱１と、複数の 該小箱１…を収納する外箱２と、を備えている。

【０００８】 直方体の小箱１は、その内部に複数のゴルフボールを収納───具体的には４ 個入り───すると共に、小箱１が丁度三箱収まる大きさの外箱２内にゴルフボ ールを区分けして収納される。従って、外箱２には１ダースのゴルフボールが収 納される───いわゆる「ダース箱」を構成している。

【０００９】 外箱２は、上方開口状の箱本体３の後辺５に蓋４が設けられ、箱本体３と蓋４ とを一体に形成したものである。蓋４は、その先端６の端縁８中間に半円形状の 差込片７が設けられ、かつ、（図１に示す如く）先端６が内側へ折り曲げられて 箱本体３の前辺９と該前辺９寄りの小箱１との間に差込まれて閉蓋状態となる。 また、蓋４の表て面10の少なくとも手前側に、キャッチフレーズや商品名やメー カー名等の店頭広告Ｐが表示されている。この店頭広告ＰはいわゆるＰＯＰ広告 と呼ばれ、購買時点広告のことである。

【００１０】 しかして、蓋４の左右方向に設けられた所定折り目12で蓋４を内側へ折り曲げ ると共に、箱本体３の後辺５と該後辺５寄りの小箱１との間に折り曲げた蓋４の 先端６を差込んで、箱本体３の後辺５から蓋４を立設する。すると、図３に示す 如く、蓋４の表て面10に表示された上記店頭広告Ｐが、開蓋状態にて前方から目 視可能となり、消費者の注意を引いて購買意欲を喚起することができる。

【００１１】 なお、この所定折り目12は、蓋４の表て面10の手前側（店頭広告Ｐ側）と奥側 （空白部分側）とを二分する境界線となるように、先端６を除く蓋４のほぼ中間 に左右方向に設けられている（図１参照）。これにより、蓋４の先端６部分を箱 本体３の後辺５と該後辺５寄りの小箱１との間に差込んで、蓋４を立設状態に維 持することが容易となる。

【００１２】 次に、図４と図５は、本考案のゴルフボール包装箱の他の実施の形態を示して いる。このゴルフボール包装箱は、上述した実施の形態と同様に、複数のゴルフ ボールを収納する小箱１と、複数の該小箱１…を収納する外箱２と、を備え、箱 本体３と蓋４とを一体に形成した外箱２の蓋４の先端６を（内側に）折り曲げて 、箱本体３の前辺９と該前辺９寄りの小箱１との間に差込んで閉蓋状態となるも のである。

【００１３】 しかして、蓋４の裏面11の奥側（後辺５側）には、キャッチフレーズや商品名 やメーカー名等を記載した店頭広告Ｐが表示されている。そして、図５の（イ） に示す如く、蓋４の横方向の所定折り目12で蓋４を外側へ折り曲げて箱本体３の 後辺５から蓋４を立設すると、蓋４の裏面11に表示された上記店頭広告Ｐが、開 蓋状態にて前方から目視可能となる。

【００１４】 このとき、同図（ロ）に示す如く、折り曲げた蓋４の先端６の端縁８に設けら れた（半円形状の）差込片７を、箱本体３の後壁13の外面に形成された差込み部 14に差込んで、蓋４を立設する。この差込み部14は、折り曲げた蓋４の差込片７ に対応する位置の箱本体３の後壁13に、一文字状の切り込みをいれて形成されて いる。

【００１５】 また、上記所定折り目12は、（閉蓋状態の）蓋４の裏面11の奥側（店頭広告Ｐ 側）と手前側（空白部分側）とを二分する境界線となるように、先端６を除く蓋 ４のほぼ中間に左右方向に設けられている。これにより、蓋４の先端６の差込片 ７を箱本体３後壁13の差込み部14に差込んで、蓋４を立設状態に維持することが 容易となる。なお、小箱１内に３個ずつのゴルフボールを入れて、箱本体３内に ４個の小箱１…を収納しても良い。

【００１６】

【考案の効果】

本考案は上述の如く構成されるので、次に記載する効果を奏する。

【００１７】 （請求項１又は３記載のゴルフボール包装箱によれば）箱本体３と蓋４とを一 体化して外箱２を形成すると共に、蓋４に店頭広告Ｐを表示することによって、 包装形態を合理化し、資源の節約に寄与することができる。さらに、開蓋状態に て店頭広告Ｐが前方から目視できるので、消費者が注意を引き購買意欲を喚起さ れる。 （請求項２記載のゴルフボール包装箱によれば）蓋４の先端６部分を箱本体３ の後辺５と該後辺５寄りの小箱１との間に差込むことにより、簡単かつ確実に蓋 ４を立設状態に維持することができる。 （請求項４記載のゴルフボール包装箱によれば）蓋４の先端６の差込片７を箱 本体３後壁13の差込み部14に差込むことにより、簡単かつ確実に蓋４を立設状態 に維持することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のゴルフボール包装箱の実施の一形態を
示す斜視図である。

【図２】蓋を折り曲げた状態を示す斜視図である。

【図３】蓋の立設状態を示す斜視図である。

【図４】他の実施の形態を示す斜視図である。

【図５】蓋の立設状態を示す説明図である。

【図６】従来例を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ 小箱 ２ 外箱 ３ 箱本体 ４ 蓋 ５ 後辺 ６ 先端 10 表て面 11 裏面 12 折り目 13 後壁 14 差込み部 Ｐ 店頭広告（ＰＯＰ広告）

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数のゴルフボールを区分けして収納す
   る小箱１と、複数の該小箱１…を収納する外箱２と、を
   備えたゴルフボール包装箱に於て、上記外箱２は箱本体
   ３と蓋４とを一体に形成すると共に、該蓋４の表て面10
   に店頭広告Ｐを表示し、かつ、該蓋４を所定折り目12で
   折り曲げて上記箱本体３の後辺５から立設して、開蓋状
   態にて上記店頭広告Ｐが前方から目視可能となるように
   構成したことを特徴とするゴルフボール包装箱。
2. 【請求項２】 箱本体３の後辺５と、該後辺５寄りの小
   箱１との間に、折り曲げた蓋４の先端６を差込んで、箱
   本体３の後辺５から蓋４を立設した請求項１記載のゴル
   フボール包装箱。
3. 【請求項３】 複数のゴルフボールを区分けして収納す
   る小箱１と、複数の該小箱１…を収納する外箱２と、を
   備えたゴルフボール包装箱に於て、上記外箱２は箱本体
   ３と蓋４とを一体に形成すると共に、該蓋４の裏面11に
   店頭広告Ｐを表示し、かつ、該蓋４を所定折り目12で折
   り曲げて上記箱本体３の後辺５から立設して、開蓋状態
   にて上記店頭広告Ｐが前方から目視可能となるように構
   成したことを特徴とするゴルフボール包装箱。
4. 【請求項４】 箱本体３の後壁13の外面に差込み部14を
   形成し、折り曲げた蓋４の先端６を差込んで、箱本体３
   の後辺５から蓋４を立設した請求項３記載のゴルフボー
   ル包装箱。