JP4231116B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、スキャナ機能、プリンタ機能、ファクシミリ送受信機能、画像編集等の画像処理機能とを有するデジタル複写機等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、スキャナ機能、プリンタ機能、ファクシミリ送受信機能、画像処理機能等の複合機能を有するデジタル複写機が開発されている。
このようなデジタル複写機において、汎用バスに接続されているすべてのデバイス(チップまたはボード)には、動作中/アイドル中に関わらず常にクロックが供給され、アイドル中も無駄な電力を消費している。
【0003】
従来では、このようなデバイスの消費電力を低減するために主に以下の2つの方法がとられている。
1.デバイスの汎用バスとのインタフェースにおいて、電源供給を制限してアイドル時には電源断にし、復帰のトリガ信号を検出するとデバイスにリセットがかかるように制御する方法。
2.デバイス内のあるレジスタビットをセットするデバイス内部クロックの周波数を下げるかまたは停止させる方法。
【0004】
しかしながら、1の場合は、デバイスが汎用バスの拡張ボードでさらに別にCPUで制御されることが要求され、復帰のトリガが検出されるとブート処理を行わなければならず復帰に時間を要する。
【0005】
また、2の場合は、クロック周波数を下げるときも停止させるときも、レジスタビットをデバイス外部からソフト的またはハード的な処理でセットする必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、デジタル複写機において、汎用バスに接続されているすべての機能(デバイス:チップまたはボード)には、動作中/アイドル中に関わらず常にクロックが供給され、アイドル中も無駄な電力を消費している。このようなデバイスの消費電力を低減するため、スリープモードを設定して電源供給を制限してアイドル時には電源断にし、復帰のトリガ信号を検出するとデバイスにリセットがかかるように制御する方法や、デバイス内のあるレジスタビットをセットするデバイス内部クロックの周波数を下げるかまたは停止させる方法等があるが、デバイスが汎用バスの拡張ボードでさらに別にCPUで制御されることが要求され、復帰のトリガが検出されるとブート処理を行わなければならず復帰に時間を要し、また、クロック周波数を下げるときも停止させるときも、レジスタビットをデバイス外部からソフト的またはハード的な処理でセットする必要があるという問題があった。
【0007】
そこで、この発明は、汎用バスに接続された複合機能を備え、各機能が有する機能制御用コントローラがクロック制御部を持ってある条件を満たすと自動的にクロック停止信号がアサートしてクロックを停止するスリープモードを有し、スリープモードから動作を開始する際、必要な機能のみを復帰させて消費電力の低減を図ることのできる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明の一実施形態は、スキャナ及びプリンタの機械系を制御する機械系制御部、操作入力を制御するコントロールパネル、ファクシミリインターフェース、プリンタインターフェース、ページメモリ及びこれらのデータ制御を行なうシステムコントローラを有する画像形成装置において、
上記プリンタインターフェース、ファクシミリインターフェース、ページメモリはそれぞれ機能制御用のコントローラとトリガ検出部を有し、各機能制御用のコントローラはそれぞれクロック制御部を有し、このクロック制御部はスリープモードではトリガ検出部にのみクロックを供給し、上記スリープモードからの復帰時には前記トリガ検出部が起動信号を検出することで、予め設定された必要な機能へのクロック供給を開始し、前記ファクシミリインターフェースのトリガ検出部では、電話回線のFAX信号を前記起動信号として検出された際、前記ファクシミリインターフェースの全体にクロックが供給され、FAXデータ受信可能状態になり、前記ファクシミリインターフェースから前記システムコントローラのトリガ検出部へFAX受信信号が前記起動信号として出力されることで、前記システムコントローラの全体にクロックが供給され、前記システムコントローラと前記ファクシミリインターフェース間の通信によって前記システムコントローラはFAX受信を認識し、さらに前記システムコントローラからは、前記ページメモリのトリガ検出部へページメモリ選択信号が前記起動信号として出力され、前記ページメモリの全体にクロックが供給されてFAXデータの受け付けが可能になり、前記FAX信号をトリガ信号として、ファクシミリインターフェース、続いてシステムコントローラ、続いてページメモリがクロック停止状態からクロック供給状態となることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明に係る画像形成装置として、スキャナ機能、プリンタ機能、ファクシミリ送受信機能、画像処理機能等の複合機能を有する複合機としてのデジタル複写機1の全体構成を概略的に示すものである。このデジタル複写機1はスキャナ2及びプリンタ3を備え、上部に自動原稿送り装置(ADF)4を装着している。
【0018】
自動原稿送り装置4は、筐体としてのカバー本体21の後端縁部が、装置本体の上面後端縁部に図示しないヒンジ装置を介して開閉自在に取付けられており、必要に応じて自動原稿送り装置4全体を回動変位させて原稿台5上を開放し得る構成となっている。カバー本体21の上面やや右方向部位には、複数枚の原稿を一括保持し得る原稿給紙台22が設けられている。装置の一端側には、原稿を順次一枚ずつ取出し原稿台5の一端側(図中左端側)に供給する給送手段23が設けられている。給送手段23は、原稿を取出すためのピックアップローラ27、原稿をピックアップローラ27に押付けるウエイト板28、原稿給紙台22への原稿のセット状態を検知する原稿検知センサとしてのエンプティセンサ29等が配設されている。さらに、ピックアップローラ27の原稿取出し方向には、給紙ローラ32が配置され、確実に原稿が一枚ずつ給送されるようになっている。原稿台5の上面には、これを覆う原稿搬送ベルト37が張設されている。原稿搬送ベルト37は、一対のベルトローラ40、40に掛渡された外表面が白色の幅広無端ベルトからなり、ベルト駆動機構(図示しない)によって正逆両方向に走行し得る構成となっている。また、原稿搬送ベルト37の内周部の裏面側には、ベルト面を原稿台5上に押さえ付けるための複数のベルト押えローラ41…および自動原稿送り装置の開閉状態を検知するセットスイッチ(図示せず)が設けられている。そして、前記給送手段23によって給送された原稿を、原稿台5の一端側(左端側)から他端側(右端側)に搬送する。装置の右側部位に排紙手段38が設けられ、排紙手段38は、搬送ローラ44と、この搬送ローラ44に原稿を押付けるピンチローラ45と、排紙方向に送られる原稿の後端を検出する原稿検出手段としての排紙センサ46等が設けられている。原稿排出路の下流側には、排紙ローラ48が配設されている。また、原稿排出路には、原稿を表裏逆にして原稿台5に導くためにゲート49が設けられ、原稿を両面複写可能としている。
【0019】
読取手段としてのスキャナ2は、光源としての露光ランプ6、ミラー15を設置した第1キャリッジ7、光路を折曲げるミラー8a,8bを設置した第2キャリッジ9、レンズ10、反射光を受光するCCDセンサ11、これらを各部の位置を変更する駆動系(図示しない)、およびCCDセンサ11の出力つまり画像データ(情報)をアナログデータからデジタルデータに変換するA/D変換部(図示せず)により構成されている。上記第1、第2キャリッジ7、9は、互いにタイミングベルト(図示しない)で結ばれており、第2キャリッジ9は第1キャリッジ7の1/2の速さで同じ方向に移動するようになっている。これにより、レンズ10までの光路長が一定になるように走査できるようになっている。上記レンズ10は、焦点距離固定で、変倍時に光軸方向へ移動されるようになっている。CCDセンサ11は、原稿の1画素がCCDセンサの1つの素子に対応している。CCDセンサ11の出力はA/D変換部へ出力されるようになっている。第1、第2キャリッジ7、9、ミラー12a、12bの移動は、それぞれステッピングモータ(図示しない)により行われるようになっている。上記第1、第2キャリッジ7、9は、上記ステッピングモータの回転軸に連結されたドライブプーリ(図示しない)とアイドルプーリ(図示しない)間に掛渡されたタイミングベルト(図示しない)の動作に応じて移動されるようになっている。上記レンズ10は、対応するステッピングモータ(図示しない)によりスパイラルシャフト(図示しない)が回転し、このスパイラルの動きによって光軸方向へ移動されるようになっている。
【0020】
60はレーザダイオードで、このレーザダイオード60に対応してコリメートレンズ62、ポリゴンミラー(多面反射鏡)64、レンズ66、反射鏡68,70、レンズ72が配置され、露光装置52からレーザ光を感光体ドラム50に照射するようになっている。
【0021】
画像形成手段としてのプリンタ3は、たとえばレーザ光学系と転写紙に画像形成が可能な電子写真方式を組み合せている。すなわち、プリンタ3は、装置内のほぼ中央部に回転自在に軸支された像担持体としての感光体ドラム50を有し、この感光体ドラム50の周囲には、露光装置52、現像装置54、転写チャージャ55、剥離チャージャ56、クリーニング前除電チャージャ57、クリーナ58、除電ランプ59、及び帯電チャージャ61が順に配置されている。感光体ドラム50は、帯電チャージャ61によって一様に帯電されるようになっているとともに、スキャナ2からレーザ光を出力して前記感光体ドラム50上に原稿の画像を結像し、静電潜像が形成されるようになっている。
【0022】
そして、前記感光体ドラム50上に形成された静電潜像は、現像装置54により現像され、後述する給紙手段としての給紙カセット30から給紙ローラ20、アライニングローラ25を介して送紙されるコピ−用紙(被画像形成媒体)P上に現像画像を転写チャージャ55により転写される。この転写チャージャ55による転写後のコピ−用紙Pは、剥離チャージャ56のACコロナ放電により剥離されて、搬送ベルトを介して定着器71に搬送され、この定着器71によって現像画像が溶融定着されたコピ−用紙Pは、排紙ロ−ラ対73により排紙トレイ74aを有するユニット74に排出される。ユニット74は排紙ローラ対73から排出されるコピー用紙Pをフェイスダウンするローラ対74bを有し、さらユニット74の上部にステープルソートモードの際に1部毎にステープルするステープラ74cを有している。
【0023】
一方、前記コピ−用紙Pへの現像画像の転写・剥離後の感光体ドラム50上に残留した現像剤は、クリーニング前除電チャージャ57で予め除電された後、クリーナ58により清掃され、除電ランプ59により感光体ドラム50上の電位が一定のレベル以下にされ、次のコピ−動作を可能にしている。
【0024】
なお、コピ−用紙Pの両面に印刷する両面コピ−の場合には、前述した定着器71によって現像画像が溶融定着されたコピ−用紙Pは搬送路75aを介して搬送された後、トレイ75bに蓄積される。このトレイ75bに蓄積された片面印刷済みの用紙Pは搬送路75cを介して前述した転写チャ−ジャ55に搬送され、印刷されていない他方の面に現像画像が転写される。また、トレイ75bの下部には、光反射型の紙センサ75dが設けられ、トレイ75b上にスタックされる用紙の有無が検知される。
【0025】
また、搬送路75a、トレイ75b、搬送路75c、及び紙センサ75dとから自動両面反転機構としての自動両面装置(ADD)75が構成されている。
また、図中30は前記装置本体1のフロント側より着脱自在に上下複数段に装着された給紙手段としての給紙カセットである。この給紙カセット30は、コピー用紙Pが収納された筐体であるカセットケース31からなり、このカセットケース31の取出し端部は、用紙取出し方向に向け傾斜させてなる構成を有する。そして、前記給紙カセット30のカセットケース31内に収納されたコピー用紙Pは、ピックアップローラ81にて最上層からピックアップされて取り出されるようになっている。このピックアップローラ81にて取り出されて前記カセットケース31の取出し端部側に送り込まれたコピー用紙Pは、前記カセットケース31の取出し端部の内側上方に設置された給紙ローラ84と分離ローラ(または分離パッド)85とからなる用紙分離部にて一枚ずつ分離されて、プリンタ3に向け搬送されるようになっているものである。
【0026】
また、装置本体の右サイド側には、着脱自在に装着された給紙カセット43と大容量給紙装置(LCF)47とが設けられている。給紙カセット43に収納されたコピー用紙Pは、ピックアップローラ43aにて最上層からピックアップされて取り出されるようになっている。このピックアップローラ43aにて取り出されて給紙カセット43の取出し端部側に送り込まれたコピー用紙Pは、給紙カセット43の取出し端部の内側上方に設置された給紙ローラ43bと分離ローラ43cとからなる用紙分離部にて一枚ずつ分離されて、プリンタ3に向け搬送されるようになっている。LCF47に収納されたコピー用紙Pは、ピックアップローラ47aにて最上層からピックアップされて取り出されるようになっている。このピックアップローラ47aにて取り出されてLCF47の取出し端部側に送り込まれたコピー用紙Pは、LCF47の取出し端部の内側上方に設置された給紙ローラ47bと分離ローラ47cとからなる用紙分離部にて一枚ずつ分離されて、プリンタ3に向け搬送されるようになっている。
【0027】
図2は、デジタル複写機1のシステム構成を示すもので、システムコントローラ100を中心にその機能が制御されており、ファクシミリインタフェース(以下,FAXI/Fと記述する)101、プリンタインタフェース(以下、プリンタI/Fと記述する)102、およびページメモリ103とPCIバス等の汎用バス104を介してアクセスが行われる。
【0028】
また、詳しくは後述するが、FAXI/F101は機能制御用コントローラ(制御手段)101aとトリガ検出部(検出手段)101b、プリンタI/F102は機能制御用コントローラ(制御手段)102aとトリガ検出部(検出手段)102b、ページメモリ103は機能制御用コントローラ(制御手段)103aとトリガ検出部(検出手段)103bを有している。さらに、機能制御用コントローラ101aはクロック制御部101c、機能制御用コントローラ102aはクロック制御部102c、機能制御用コントローラ103aはクロック制御部103cを有している。
【0029】
また、システムコントローラ100には、スキャナ2、プリンタ3等のデジタル複写機1本体のメカ系を制御するメカコン105、各種の操作入力を制御するコントロールパネル(コンパネ)106、及びメカコン105を介してスキャナ2とプリンタ3とが接続されている。
【0030】
システムコントローラ100は、FAXI/F101、プリンタI/F102、ページメモリ103のデータ制御と、コンパネ106、メカコン105と通信し、後述するスリープモードの設定とクロックの供給を行う。
【0031】
ページメモリ103は、画像データバッファ、画像編集等も行う。
汎用バス104に接続された各機能には、動作中/アイドル中に関わらず常にクロックが汎用バス104から供給されている。このため、これらの機能では、アイドル中にも無駄な電力消費が発生することになる。
【0032】
そこで本発明においては、各機能の供給されるクロックを停止させて消費電力の低減を図るために、各機能が有する機能制御用コントローラが、図3に示すようなクロック(CLK)制御部を持ち、ある条件を満たすと自動的にクロック停止信号をアサートしてクロックを停止させる。ただし、クロック制御部では、クロックツリーごとに制御が可能であり、図3に示すようにクロック1は常に供給され、クロック2、クロック3は停止信号がアサートされると停止するような制御をする。
【0033】
以下、本実施例においては、クロック停止状態をスリープモードとする。スリープモードで削減することのできる消費電力は、例えば、ページメモリ103でDRAM4個分のリフレッシュサイクルの電力が節約できるとすると、1時間あたり約200Wになる。
【0034】
図4は、FAXI/F101における機能制御用コントローラ101aの構成例を示すものである。ファクシミリ(FAX)信号を検出するトリガ検出部101bに接続された機能制御用コントローラ101aは、クロック(CLK)制御部101cを有し、このクロック制御部101cからスリープモードで停止するクロック(CLK)が出力される。
【0035】
デジタル複写機1の内部では、各機能ごとに機能制御用コントローラ(101a、102a、103a)を有しており、クロック制御は図4で示したFAXI/F101の機能制御用コントローラ101aのように機能ごとに行うことができる。
【0036】
このようにスリープモードからの復帰時もそれぞれに条件を設定することが可能で、各機能とも機能外から入力される信号をトリガとして検出することを復帰条件とする。トリガは、各機能ごとに個別に設定できる。
【0037】
図5は、トリガとなる信号例を示すものである。FAXI/F101は、トリガ信号としてFAX信号、FAX送信信号があり、信号発生元として電話回線、システムコントローラ100がある。プリンタI/F102は、トリガ信号としてプリンタ信号があり、信号発生元が図示しない外部パーソナルコンピュータ(PC)がある。ページメモリ103は、トリガ信号としてページメモリ選択信号があり、信号発生元としてシステムコントローラ100がある。システムコントローラ100は、トリガ信号としてFAX受信信号、プリンタデータ受信信号、キー入力信号があり、信号発生元としてFAXI/F101、プリンタI/F102、コンパネ106がある。
【0038】
例えば、図4に示すFAXI/F101において、スリープモード時にトリガ検出部101bにクロックが供給されていて、クロック制御部101cから出力されるクロックは停止されている。このようなスリープモード時に、トリガ検出部101bにトリガ信号としてのFAX信号が入力されるとトリガ検出部101bから起動信号がクロック制御部101cに出力され、クロック制御部101cからクロックが供給されてFAXI/F101の動作が可能になる。
【0039】
このように復帰用のトリガ検出部に対して、スリープモード時でも常にクロックを供給する。さらに、ある機能のトリガが検出された場合、その動作に関連した他の機能にトリガ信号を出力して動作可能になるが、復帰させる機能を選択できるため必要最低限の構成にすることが可能で、複合機の機能面から見ても消費電力を少なく押さえられる。
【0040】
図6〜図8は、各機能に必要な構成を示すものである。本実施例のデジタル複写機1では、このクロック制御を汎用バス104に接続された機能に限定せずシステムコントローラ100にも適応する。メカコン105、プリンタ3、およびスキャナ2は、スリープモードではシステムコントローラ100の電源供給信号によって電源の供給・停止が制御され、復帰する。
【0041】
図6はFAX受信の場合を示し、複合機としてのデジタル複写機1のスリープモードでは各機能のトリガ検出部にのみクロックが供給される。
図7はFAX送信の場合を示し、複合機としてのデジタル複写機1のスリープモードでは各機能のトリガ検出部にのみクロックが供給される。
【0042】
図8はプリンタ時の場合を示し、複合機としてのデジタル複写機1のスリープモードでは各機能のトリガ検出部にのみクロックが供給される。
図9は、デジタル複写機1におけるFAX受信時の復帰動作を示すものである。
【0043】
図10は、デジタル複写機1におけるFAX送信時の復帰動作を示すものである。
図11は、デジタル複写機1におけるプリント時の復帰動作を示すものである。
【0044】
次に、このような構成において、デジタル複写機1におけるFAX受信時の復帰動作を図6、図9、および図12のフローチャートを参照して説明する。
FAXI/F101のトリガ検出部101bでは、電話回線のFAX信号が検出された際(ST1)、FAXI/F101の全体にクロックが供給され、FAXデータ受信可能状態になる(ST2)。さらに、FAXI/F101からシステムコントローラ100のトリガ検出部100bへFAX受信信号(割り込み信号)が出力され(ST3)、システムコントローラ100の全体にクロックが供給されるとシステムコントローラ100−FAXI/F101間の通信によってシステムコントローラ100はFAX受信を認識する(ST4)。
【0045】
続いて、システムコントローラ100からは、ページメモリ103のトリガ検出部103bへページメモリ選択信号が出力され(ST5)、ページメモリ103の全体にクロックが供給されてFAXデータの受け付けが可能になる(ST6)。
【0046】
上述したように、FAX信号をトリガ信号として、FAXI/F101、続いてシステムコントローラ100、続いてページメモリ103がクロック停止状態からクロック供給状態となる。必要に応じて印刷時は、システムコントローラ100からメカコン105、プリンタ3に電源が供給されて印刷が可能になる(ST7)。なお、スキャナ2、プリンタ3、メカコン105、コンパネ106、およびプリンタI/F102は、クロック停止状態のままである。
【0047】
次に、デジタル複写機1におけるFAX送信時の復帰動作を図7、図10、および図13のフローチャートを参照して説明する。
システムコントローラ100のトリガ検出部101bでは、コンパネ106のキー入力信号が検出された際(ST11)、システムコントローラ100の全体にクロックが供給され、システムコントローラ100−コンパネ106間の通信によりFAX送信がリクエストされたことを認識する(ST12)。システムコントローラ100は、FAX送信を認識して原稿読取りのため、電源供給信号を用いてメカコン105、スキャナ2に電源を供給して復帰させる(ST13)。
【0048】
さらに、システムコントローラ100−FAXI/F101間の通信によるFAX送信の通知とページメモリ103のトリガ検出部103bへのページメモリ選択信号が出力され(ST14)、FAXI/F101とページメモリ103の全体にクロックが供給されてFAX送信可能な状態になる(ST15)。
【0049】
上述したように、キー入力信号によりFAX送信信号をトリガ信号として、システムコントローラ100、続いてFAXI/F101、ページメモリ103がクロック停止状態からクロック供給状態となる。この際、スキャナ2、メカコン105、コンパネ106もクロック供給状態となる。なお、プリンタ3およびプリンタI/F102は、クロック停止状態のままである。
【0050】
次に、このような構成において、デジタル複写機1におけるプリント時の復帰動作を図8、図11、および図14のフローチャートを参照して説明する。
プリンタI/F102では、図示しない外部のパーソナルコンピュータ(PC)からのプリンタデータ送信信号が検出された際(ST21)、プリンタI/F102の全体にクロックが供給され、プリンタデータ受信可能状態になる(ST22)。
【0051】
さらに、プリンタI/F102からシステムコントローラ100のトリガ検出部100bへプリンタデータ受信信号(割り込み信号)が出力され(ST23)、システムコントローラ100の全体にクロックが供給されるとシステムコントローラ100−プリンタI/F102間の通信によってシステムコントローラ100はプリンタデータ受信を認識する(ST24)。また、システムコントローラ100は、プリンタデータ受信を認識してプリント出力のため、電源供給信号を用いてメカコン105、プリンタ3に電源を供給する(ST25)。
【0052】
続いて、システムコントローラ100からは、ページメモリ103のトリガ検出部103bへページメモリ選択信号が出力され(ST26)、ページメモリ103の全体にクロックが供給されてプリンタデータの受信が可能になる(ST27)。
【0053】
次に、ページメモリ103について説明する。
ページメモリ103は、FAX受信時、FAX送信時、プリンタデータ受信時や複写時にシステムコントローラ100からのページメモリ選択信号がトリガ信号として検出した際、ページメモリ100の全体にクロックが供給されてデータ受け付け可能になる。
【0054】
以上説明したように上記発明の実施の形態によれば、複合機のスリープモードでの汎用バスに接続された各機能の復帰において、各機能のコントローラによる同一機能内でも細かな制御が可能なため、復帰のためのトリガ検出部のみ常にクロックを供給し、その他の部分はクロックを止めておくことができる。このことでスリープモードでの消費電力がいっそう低減できる。
【0055】
また、各機能は複雑に絡みあっているため、ある機能を動作させるためにも関連した機能もともに復帰させる必要があり、復帰した機能から次に必要な機能へと順に復帰トリガを出力して動作可能な状態にすることができる。
【0056】
さらに、各機能の復帰トリガは機能ごとに個別にあるため、ある機能動作を実行する際は、関連した機能のみを復帰させることができ最小限の構成で動作する。これによって、スリープモードから復帰したときも消費電力をなるべく少なくすることができる。
【0057】
【発明の効果】
以上詳述したようにこの発明によれば、汎用バスに接続された複合機能を備え、各機能が有する機能制御用コントローラがクロック制御部を持ってある条件を満たすと自動的にクロック停止信号がアサートしてクロックを停止するスリープモードを有し、スリープモードから動作を開始する際、必要な機能のみを復帰させて消費電力の低減を図ることのできる画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の画像形成装置に係るデジタル複写機の断面図。
【図2】デジタル複写機のシステム構成を示すブロック図。
【図3】機能制御用コントローラの構成を示す図。
【図4】FAXI/Fの機能制御用コントローラの構成を示す図。
【図5】トリガとなる信号例を示す図。
【図6】機能に必要な構成を示す図。
【図7】機能に必要な構成を示す図。
【図8】機能に必要な構成を示す図。
【図9】デジタル複写機におけるFAX受信時の復帰動作を示す図。
【図10】デジタル複写機におけるFAX送信時の復帰動作を示す図。
【図11】デジタル複写機におけるプリント時の復帰動作を示す図。
【図12】デジタル複写機におけるFAX受信時の復帰動作を説明するためのフローチャート。
【図13】デジタル複写機におけるFAX送信時の復帰動作を説明するためのフローチャート。
【図14】デジタル複写機におけるプリント時の復帰動作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1…デジタル複写機
2…スキャナ
3…プリンタ
100…システムコントローラ(停止手段、制御手段、供給手段)
101…ファクシミリインタフェース(受信手段)
102…プリンタインタフェース(受信手段)
103…ページメモリ(記憶手段)
104…汎用バス
105…メカコン
106…コンパネ
Claims (3)
- スキャナ及びプリンタの機械系を制御する機械系制御部、操作入力を制御するコントロールパネル、ファクシミリインターフェース、プリンタインターフェース、ページメモリ及びこれらのデータ制御を行なうシステムコントローラを有する画像形成装置において、
上記プリンタインターフェース、ファクシミリインターフェース、ページメモリはそれぞれ機能制御用のコントローラとトリガ検出部を有し、前記システムコントローラはトリガ検出部を有し、
各機能制御用のコントローラはそれぞれクロック制御部を有し、このクロック制御部はスリープモードではトリガ検出部にのみクロックを供給し、上記スリープモードからの復帰時には前記トリガ検出部が起動信号を検出することで、予め設定された必要な機能へのクロック供給を開始し、
前記ファクシミリインターフェースのトリガ検出部では、電話回線のFAX信号が前記起動信号として検出された際、前記ファクシミリインターフェースの全体にクロックが供給され、FAXデータ受信可能状態になり、
前記ファクシミリインターフェースから前記システムコントローラのトリガ検出部へFAX受信信号が前記起動信号として出力されることで、前記システムコントローラの全体にクロックが供給され、前記システムコントローラと前記ファクシミリインターフェース間の通信によって前記システムコントローラはFAX受信を認識し、さらに前記システムコントローラからは、前記ページメモリのトリガ検出部へページメモリ選択信号が前記起動信号として出力され、前記ページメモリの全体にクロックが供給されてFAXデータの受け付けが可能になり、
前記FAX信号をトリガ信号として、前記ファクシミリインターフェース、続いて前記システムコントローラ、続いて前記ページメモリがクロック停止状態からクロック供給状態となることを特徴とする画像形成装置。 - 前記システムコントローラのトリガ検出部では、前記コントロールパネルのキー入力信号が前記起動信号として検出された際、前記システムコントローラの全体にクロックが供給され、前記システムコントローラとコントロールパネル間の通信によりFAX送信がリクエストされたことを認識し、前記システムコントローラは、FAX送信を認識して原稿読取りのため、電源供給信号を用いて前記機械系制御部、前記スキャナに電源を供給させ、さらに、前記システムコントローラとファクシミリインターフェース間の通信によるFAX送信の通知と前記ページメモリのトリガ検出部へのページメモリ選択信号が出力され、前記ファクシミリインターフェースと前記ページメモリの全体にクロックが供給されてFAX送信可能な状態になることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記プリンタインターフェースでは、外部のパーソナルコンピュータ(PC)からのプリンタデータ送信信号が検出された際、前記プリンタインターフェースの全体にクロックが供給され、プリンタデータ受信可能状態になり、さらに、前記プリンタインターフェースから前記システムコントローラのトリガ検出部へプリンタデータ受信信号(割り込み信号)が出力され、前記システムコントローラの全体にクロックが供給されると前記システムコントローラと前記プリンタインターフェース間の通信によって前記システムコントローラはプリンタデータ受信を認識し、プリント出力のため、電源供給信号を用いて前記機械系制御部、前記プリンタに電源を供給し、続いて、前記システムコントローラからは、前記ページメモリのトリガ検出部へ前記起動信号となるページメモリ選択信号が出力され、前記ページメモリの全体にクロックが供給されてプリンタデータの受信が可能になることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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