JP4229268B2 - ゴルフバッグ用カバー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゴルフバッグを包む(入れる)ための可撓性シートからなる、ゴルフバッグ用カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のゴルフバッグ用カバーとして、可撓性シートからなり、前面側に、ゴルフバッグの長手方向に伸びるファスナーが設けられているとともに、背面側に、ゴルフバッグのショルダーストラップを突出させるための開口が設けられているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
実開平4−71970号公報(第1−2図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
現在、ゴルフバッグ(キャディバッグ)は、そのサイズ(ロ径)が9.5〜9インチ(プロ仕様)から6.5インチ(小型)のものまで多種売られている。一般用では9〜8.5インチが主流である。
これに対し、従来のゴルフバッグ用カバーは、大きなゴルフバッグのサイズに合せて作られていた。
このため、従来のゴルフバッグ用カバーに比較的小さいサイズ(例えば6.5インチ)のゴルフバッグを入れると、カバーがだぶついて持ち運びしにくかった。
また、ゴルフバックに対してカバーが動くために、ゴルフバッグの表面がカバーとの摩擦で汚れたり傷ついてしまうという問題もあった。
【0005】
この発明の目的は、以上のような問題を解決し、大小のゴルフバッグを入れることができるとともに、小さなゴルフバックを入れた場合でもゴルフバッグにフィットしてだぶつかないゴルフバッグ用カバーを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1記載のゴルフバッグ用カバーは、ゴルフバッグを包むための可撓性シートからなるカバーであって、
前面側に、ゴルフバッグの長手方向に伸びるファスナーが設けられているとともに、背面側に、まちが設けられ、このまちにゴルフバッグの取っ手を突出させるための開口が設けられており、かつ当該まちの両側縁部同士を連結するゴムベルトが、少なくとも前記取っ手の長手方向両外側に設けられ,かつ前記ゴムベルトは前記取っ手内には設けられないとともに,
ゴルフバッグが大型のものである場合には、前記ファスナーを閉める際に、前記ゴムベルトが伸びるとともに前記まちが開き,ゴルフバッグが小型のものである場合には、前記ファスナーを閉める際に、前記ゴムベルトが大型のゴルフバッグを入れる場合よりも縮むとともに前記まちが閉じることを特徴とする。
【0007】
【作用効果】
請求項1記載のゴルフバッグ用カバーは、ゴルフバッグを包むための可撓性シートからなるカバーであって、前面側に、ゴルフバッグの長手方向に伸びるファスナーが設けられているとともに、背面側に、まちが設けられ、このまちにゴルフバッグの取っ手を突出させるための開口が設けられており、かつ当該まちの両側縁部同士を連結するゴムベルトが、少なくとも前記取っ手の長手方向両外側に設けられているので、このゴルフバッグ用カバーによれば、次のような作用効果が得られる。
すなわち、このカバーをゴルフバッグに被せ(あるいはカバーにゴルフバッグを入れ)、背面側の開口からゴルフバッグの取っ手を突出させ、前面側のファスナーを閉じることにより、ゴルフバッグを包む(あるいはゴルフバッグを入れる)ことができる。
カバーの背面側には、まちが設けられており、かつ当該まちの両側縁部同士を連結するゴムベルトが、少なくとも前記取っ手の長手方向両外側に設けられているので、ゴルフバッグが大型のものである場合には、ファスナーを閉める際に、ゴムベルトが伸びるとともに、まちが開くようにして、大型のゴルフバッグにカバーがフィットした状態となる。また、ゴルフバッグが小型のものである場合には、ファスナーを閉める際に、ゴムベルトが大型のゴルフバッグを入れる場合よりも縮むとともに、まちが閉じるようにして、小型のゴルフバッグにカバーがフィットした状態となる
以上のように、このゴルフバッグ用カバーによれば、大小のゴルフバッグを入れることができるとともに、小さなゴルフバックを入れた場合でもゴルフバッグにフィットしてだぶつかなくなる。
したがって、カバーに入れた状態のゴルフバッグが運びやすくなるとともに、ゴルフバックに対してカバーが動かなくなる(少なくとも非常に動きにくくなる)ので、ゴルフバッグの表面がカバーとの摩擦で汚れたり傷ついてしまうということもなくなる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係るゴルフバッグ用カバーの一実施の形態を示す図で、(a)はゴルフバッグにカバーを掛けてファスナーを閉じる過程を前面側から見た斜視図、(b)はゴルフバッグを完全に包んだ状態を背面側から見た斜視図、(c)は不使用時の収納状態を示す斜視図、(d)は図(b)におけるd−d概略断面図、(e)は作用説明図で(b)におけるd−d概略断面に相当する図である。図2(A)は図1(a)におけるA矢視図、図2(B)は図1(b)におけるB矢視図である。
【0009】
図1に示すように、このゴルフバッグ用カバー10は、可撓性シート(例えば合成樹脂シート)からなるカバーであって、前面側に、ゴルフバッグGの長手方向に伸びるファスナー11が設けられているとともに、背面側に、まち12が設けられ、このまち12にゴルフバッグGの取っ手G1を突出させるための開口13が設けられており、かつ当該まち12の両側縁部12a、12a同士を連結するゴムベルト14が、少なくとも前記取っ手G1の長手方向(ゴルフバッグGの長手方向)の両外側に設けられている。
【0010】
図1(b)において、11aはファスナー11の始端部であり、この始端部11aには、ファスナー11のスライダの摘み11b(図(a)参照)を摘んでファスナー11を閉じ始めるときに摘む摘み15が設けられている。また、ファスナー11の始端部11aには、これを補強しかつ前記開口13の始端部13aを補強するための補強生地16が前記摘み15とともに縫い付けてある。この補強生地16自体もまちを構成しており、この補強生地16の上にも、まちの両側縁部12a、12a同士を連結するゴムベルト14aが設けてある。
【0011】
前記開口13は、その始端部13aからカバー10の下端10aまで設けられており(図2(B)参照)、前記ゴムベルト14,14は、市販されている殆ど全てのゴルフバッグの取っ手G1が両ベルト14,14の間に入るような位置に、そのような間隔をもって設けられているので、殆ど全てのゴルフバッグの取っ手G1を、両ベルト14,14の間において、前記開口13から突出させることができる。あるいはゴルフバッグGの形状によっては、その取っ手G1の端部が多少ゴムベルト14,14のいずれかにさしかかることがあるかもしれないが、ゴムベルト14は、それ自身収縮するので、取っ手G1の開口13からの突出は妨げられない。
【0012】
カバー10の一側面には、ファスナー17a付きのポケット17が設けられている。カバー10の使用時には、このポケット17に小物を入れることができる。
また、カバー10の不使用時には、図(c)に示すように、ポケット17内にカバー10を収納することができるようになっている。
【0013】
図2(B)に示すように、カバー10の下部には、金具18a付きの締め付けベルト18が設けられている。この締め付けベルト18は、カバー10の下部をゴルフバッグGの筒状底部G2(図1(a)および図2(A)参照)に巻き付けるようにして使用し、カバー10の底部をゴルフバッグGの筒状底部G2に強固に固定するためのものである。図2(A)に示すように、締め付けベルト18の端部18bおよびこれに対応する部位18cにはマジックテープ(登録商標)が設けられている。
なお、図1(b)および図2(B)において、19は、バックル19a付きの締め付けベルトであり、カバー10をより強固にゴルフバッグGにフィットさせるためのものである。図1(b)において、20は郵送用伝票等を入れるためのポケットである。
【0014】
以上のようなゴルフバッグ用カバー10は、ゴルフバッグGを包むための可撓性シートからなるカバーであって、前面側に、ゴルフバッグGの長手方向に伸びるファスナー11が設けられているとともに、背面側に、まち12が設けられ、このまち12にゴルフバッグGの取っ手G1を突出させるための開口13が設けられており、かつ当該まち12の両側縁部12a同士を連結するゴムベルト14が、少なくとも前記取っ手G1の長手方向両外側に設けられているので、このゴルフバッグ用カバー10によれば、次のような作用効果が得られる。
すなわち、このカバー10を例えば図1(a)に示すようにゴルフバッグGに被せ、背面側の開口13からゴルフバッグGの取っ手G1を突出させ(図1(b)参照)、前面側のファスナー11を閉じることにより、ゴルフバッグGを包む(あるいはゴルフバッグを入れる)ことができる(図1(b)参照)。
カバー10の背面側には、まち12が設けられており、かつ当該まち12の両側縁部12a同士を連結するゴムベルト14が、少なくとも前記取っ手G1の長手方向両外側に設けられているので、ゴルフバッグGが大型のものである場合には、ファスナー11を閉める際に、図1(d)に示すようにゴムベルト14が伸びるとともに、まち12が開くようにして、大型のゴルフバッグにカバー10がフィットした状態となる。また、ゴルフバッグGが小型のものである場合には、ファスナー11を閉める際に、図1(e)に示すようにゴムベルト14が大型のゴルフバッグを入れる場合よりも縮むとともに、まち12が閉じるようにして、小型のゴルフバッグにカバー10がフィットした状態となる
以上のように、このゴルフバッグ用カバー10によれば、大小のゴルフバッグを入れることができるとともに、小さなゴルフバックを入れた場合でもゴルフバッグにフィットしてだぶつかなくなる。
したがって、カバー10に入れた状態のゴルフバッグGがその取っ手G1をもって運びやすくなるとともに、ゴルフバックGに対してカバー10が動かなくなる(少なくとも非常に動きにくくなる)ので、ゴルフバッグGの表面がカバー10の内面との摩擦で汚れたり傷ついてしまうということもなくなる。
【0015】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
【0016】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るゴルフバッグ用カバーの一実施の形態を示す図で、(a)はゴルフバッグにカバーを掛けてファスナーを閉じる過程を前面側から見た斜視図、(b)はゴルフバッグを完全に包んだ状態を背面側から見た斜視図、(c)は不使用時の収納状態を示す斜視図、(d)は図(b)におけるd−d概略断面図、(e)は作用説明図で(b)におけるd−d概略断面に相当する図である。
【図2】(A)は図1(a)におけるA矢視図、図2(B)は図1(b)におけるB矢視図である。
【符号の説明】
G ゴルフバッグ
G1 取っ手
10 ゴルフバッグ用カバー
11 ファスナー
12 まち
12a 側縁部
13 開口
14 ゴムベルト
Claims (1)
- ゴルフバッグを包むための可撓性シートからなるカバーであって、
前面側に、ゴルフバッグの長手方向に伸びるファスナーが設けられているとともに、背面側に、まちが設けられ、このまちにゴルフバッグの取っ手を突出させるための開口が設けられており、かつ当該まちの両側縁部同士を連結するゴムベルトが、少なくとも前記取っ手の長手方向両外側に設けられ,かつ前記ゴムベルトは前記取っ手内には設けられないとともに,
ゴルフバッグが大型のものである場合には、前記ファスナーを閉める際に、前記ゴムベルトが伸びるとともに前記まちが開き,ゴルフバッグが小型のものである場合には、前記ファスナーを閉める際に、前記ゴムベルトが大型のゴルフバッグを入れる場合よりも縮むとともに前記まちが閉じることを特徴とするゴルフバッグ用カバー。
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