JP2002104434A - ゴルフバッグ宅配用紙袋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 簡単に製造でき、安価で使用に便利であり、
使用後の際、リサイクルに最適のゴルフバッグ宅配用紙
袋を提供すること。 【解決手段】クラフト紙の両側縁部を貼り合わせた偏平
な筒状体１２の一端を任意に閉鎖して、のりばりした頂
部閉鎖部１５と、筒状体１２の他端であるゴルフバッグ
挿入口１６とを備え、胴貼り部を一方の壁面に偏平にさ
れ且つ両側部に谷折りしたひだ部１７、１７を備える少
なくとも単層又は２層以上の筒状体とし、一方側のひだ
部の谷折り部に長尺のスリット１９を形成し、このスリ
ットの上端部及び下端部にクラフト紙からなる補強体２
０を備え、筒状体に紐体又は１つ以上の離型紙の付いた
両面接着テープを設けて、ゴルフバッグを収納して、筒
状体とゴルフバッグとを固定するように構成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はゴルフバッグ宅配用紙袋
に関し、更に詳細には地球環境に優しいリサイクル対応
のスリット入りのかつ絞り機能付きのゴルフバッグ宅配
用紙袋に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、ゴルファーに広く利用されている
ゴルフバッグの宅配用の包装用袋は、主としてプラスチ
ック、その他の合成樹脂から形成されたものが使用され
ている。また、地球環境に優しいリサイクル対応に適し
た紙製の包装用袋は使用されていなかった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
プラスチック、その他の合成樹脂製の包装用袋は、価格
が高く、しかも、使用後の廃棄処分をするに際して、地
球環境の保護に配慮したリサイクルに適しない問題があ
った。

【０００４】特に、宅配便の業者が提供する合成樹脂製
の簡易な包装用袋は、１回限りの使い捨てが多く、複数
回の使用に耐え得る頑丈さは要求されていない。このた
め、価格が低廉で、使い捨てに最適であり、しかも、使
用後の廃棄処分をするに際して、地球環境の保護に配慮
したリサイクルに適した紙製のゴルフバッグ宅配用の包
装用袋の開発が強く望まれていた。

【０００５】また、上記のようなリサイクルに適した紙
袋のゴルフバッグ宅配用の包装用袋において、そこに収
納されるゴルフバックを、包装用容器としての紙袋と容
易に離脱しないでしっかりと紙袋内に収容できる絞り機
能付きのゴルフバッグ宅配用紙袋の開発が強く望まれて
いた。

【０００６】本発明の目的は、簡単に製造することがで
き、安価で使用に便利であり、ゴルフバッグを包装用袋
内にしっかりと収納することができ、しかも、使用後の
廃棄処分をするに際して、地球環境の保護に配慮したリ
サイクルに最適のゴルフバッグ宅配用紙袋を提供するこ
とにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明のゴルフバッグ宅
配用紙袋は、主としてクラフト紙の両側縁部を貼り合わ
せた胴貼り部を備え、この胴貼り部が、表面又は裏面に
位置するように偏平にされてなる両端直線切りの筒状体
又は一端を直線切りとし他端を階段切りとした筒状体
と、前記筒状体の一端を任意に閉鎖して、のりばり形成
されてなる頂部閉鎖部と、前記筒状体の他端であるゴル
フバッグ挿入口とを備え、前記胴貼り部を一方の壁面に
位置するように偏平にされ且つ両側部にひだ部を備える
少なくとも単層又は２層以上の筒状体とし、前記ひだ部
を偏平時にその中間部を長手方向に沿って谷折りして断
面Ｖ字状に形成し、前記一方側のひだ部の谷折り部に長
尺のスリットを形成し、このスリットの上端部及び下端
部に主としてクラフト紙からなる補強体を備え、前記筒
状体に紐体を設けて該筒状体にゴルフバッグを収納する
際、当該紐体で筒状体を絞って筒状体とゴルフバッグと
をしっかりと固定するように構成されていることを特徴
とする。

【０００８】また、本発明のゴルフバッグ宅配用紙袋
は、前記紐体を前記筒状体の頂部閉鎖部に引き抜き自在
に取り付け、該筒状体にゴルフバッグを収納する際、前
記紐体で前記筒状体の胴部を縛って該筒状体を絞り、筒
状体とゴルフバッグとをしっかりと固定するように構成
されていることを特徴とする。

【０００９】また、本発明のゴルフバッグ宅配用紙袋
は、前記紐体を前記筒状体の胴部に取り付け、該筒状体
にゴルフバッグを収納する際、前記紐体で前記筒状体の
胴部を縛って該筒状体を絞り、筒状体とゴルフバッグと
をしっかりと固定するように構成されていることを特徴
とする。

【００１０】また、本発明のゴルフバッグ宅配用紙袋
は、前記紐体を前記筒状体のゴルフバッグ挿入口又は筒
状体の任意の箇所に摺動自在に取り付け、該筒状体にゴ
ルフバッグを収納する際、前記紐体で前記筒状体のゴル
フバッグ挿入口又は筒状体の任意の箇所を縛って該筒状
体のゴルフバッグ挿入口又は筒状体の任意の箇所を絞
り、筒状体内にゴルフバッグをしっかりと収納するよう
に構成されていることを特徴とする。

【００１１】また、本発明のゴルフバッグ宅配用紙袋
は、前記紐体を前記筒状体のひだ部に補強体と共に取り
付け、該筒状体にゴルフバッグを収納する際、前記紐体
で前記筒状体の胴部を縛って該筒状体を絞り、筒状体と
ゴルフバッグとをしっかりと固定するように構成されて
いることを特徴とする。

【００１２】また、本発明のゴルフバッグ宅配用紙袋
は、前記紐体の一端を前記筒状体の頂部閉鎖部に取り外
し自在に取り付け、該筒状体にゴルフバッグを収納する
際、前記紐体で前記筒状体の胴部を縛って該筒状体を絞
り、筒状体とゴルフバッグとをしっかりと固定するよう
に構成されていることを特徴とする。

【００１３】また、本発明のゴルフバッグ宅配用紙袋
は、前記紐体を前記筒状体のひだ部に設けた挿入孔に挿
通し、該筒状体にゴルフバッグを収納する際、前記紐体
で前記筒状体の胴部又はひだ部を縛って該筒状体又はひ
だ部を絞り、筒状体とゴルフバッグとをしっかりと固定
するように構成されていることを特徴とする。

【００１４】また、本発明のゴルフバッグ宅配用紙袋
は、主としてクラフト紙の両側縁部を貼り合わせた胴貼
り部を備え、この胴貼り部が、表面又は裏面に位置する
ように偏平にされてなる両端直線切りの筒状体又は一端
を直線切りとし他端を階段切りとした筒状体と、前記筒
状体の一端を任意に閉鎖して、のりばり形成されてなる
頂部閉鎖部と、前記筒状体の他端であるゴルフバッグ挿
入口とを備え、前記胴貼り部を一方の壁面に位置するよ
うに偏平にされ且つ両側部にひだ部を備える少なくとも
単層又は２層以上の筒状体とし、前記ひだ部を偏平時に
その中間部を長手方向に沿って谷折りして断面Ｖ字状に
形成し、前記一方側のひだ部の谷折り部に長尺のスリッ
トを形成し、このスリットの上端部及び下端部に主とし
てクラフト紙からなる補強体を備え、前記他方側のひだ
部に１つ以上の離型紙の付いた両面接着テープを貼付
し、該筒状体にゴルフバッグを収納する際、当該離型紙
を剥がしてＶ字状のひだ部を相互に接着して筒状体を絞
り、筒状体とゴルフバッグとをしっかりと固定するよう
に構成されていることを特徴とする。

【００１５】このような特徴を備える本発明のゴルフバ
ッグ宅配用紙袋によると、筒状体の一端を任意に閉鎖し
て、のりばり形成されてなる頂部閉鎖部と、前記筒状体
の他端であるゴルフバッグ挿入口とを備えているため、
ゴルフバッグを簡便かつ容易に収納し、被覆し、搬送す
ることができる。

【００１６】また、本発明は、胴貼り部を一方の壁面に
位置するように偏平にされ且つ両側部にひだ部を備える
少なくとも単層又は２層以上の筒状体とし、前記ひだ部
を偏平時にその中間部を長手方向に沿って谷折りして断
面Ｖ字状に形成し、前記一方側のひだ部の谷折り部に長
尺のスリットを形成し、このスリットの上端部及び下端
部に主としてクラフト紙からなる補強体を備えて構成さ
れているため、ゴルフバッグの把手部及び肩掛けバンド
を容易に紙袋本体から外部に取り出すことができる。

【００１７】更に、本発明は、筒状体に紐体又は両面テ
ープを取り付けて絞り機能付きとし、ゴルフバッグ収納
時に紙袋本体を絞ることができ、これにより紙袋本体と
ゴルフバッグは離脱しないでゴルフバッグをしっかり収
納することができる。

【００１８】

【発明の実施の形態】本発明のゴルフバッグ宅配用紙袋
を図に示される一実施形態について更に詳細に説明す
る。図１は本発明の一実施形態に係るひだ付き紙袋１０
のひだ部を拡げた状態を示す側面図、図２は本発明の一
実施形態に係るひだ付き紙袋１０を扁平状態で示す平面
図であり、図３は図２に示されるひだ付き紙袋１０を２
−２線に沿って切断し、その頂部閉鎖部１５を模式的に
示す断面図である。図４及び図５はスリット１９の上下
両端部に設けた補強体２０を示す側面図、図６及び７は
本発明のひだ付き紙袋１０の頂部閉鎖部１５の他の実施
例を示す平面図である。図８、図９及び図１０は本発明
の一実施形態に係る筒状体に紐体を取り付けた状態を示
す平面図、図１１、図１２及び図１３は、本発明の一実
施形態に係る筒状体のひだ部に紐体を取り付けた状態を
示す側面図、図１４は、本発明の一実施形態に係る筒状
体のひだ部に両面テープを取り付けた状態を示す側面図
である。

【００１９】以下、本発明のゴルフバッグ宅配用紙袋を
図に示される一実施形態について更に詳細に説明する。
図２には、本発明の一実施形態に係るひだ付き紙袋１０
が偏平にした状態で示されている。このひだ付き紙袋１
０は、クラフト紙の両側縁部を貼り合わせて胴貼り部１
１とし、この胴貼り部１１を一方の壁面に位置するよう
に偏平にされ且つ両側部にひだ部１７を備える少なくと
も単層又は２層以上の筒状体１２から構成される。前記
ひだ付き紙袋１０は、クラフト紙の他に機械的強度の高
い同様の素材から形成することはもとより可能である。

【００２０】このひだ付き紙袋１０は、図２及び図３に
示されるように、両端直線切りの筒状体１２の一端を、
表面２１又は裏面２２のいずれか一方の壁面側に１度又
は２度折り曲げた後、この折曲げ部１３を包囲するよう
に筒状体１２の表面２１及び裏面２２に跨がる当て紙１
４を両面に接着して形成された頂部閉鎖部１５を備えて
いる。

【００２１】また、本発明のひだ付き紙袋１０は、頂部
閉鎖部の他の実施形態として、図６に示されるように、
両端直線切りの筒状体１２の一端を、四角形状に折り曲
げて、角形にのりばり形成されてなる頂部閉鎖部２６を
備えている。

【００２２】更に、本発明のひだ付き紙袋１０は、頂部
閉鎖部の他の実施形態として、図７に示されるように、
一端を直線切りとし他端を階段切りとした筒状体１２の
一端のフラップ２８を所定位置で折り曲げて、のりばり
形成されてなる頂部閉鎖部２７を備えている。

【００２３】前記ひだ付き紙袋１０における口部即ち筒
状体１２の直線切りとされた他端は、ゴルフバッグ挿入
口１６を備えている。このひだ付き紙袋１０の全長は、
ゴルフバッグ（図示せず）の全長に合わせてあり、該紙
袋１０をゴルフバッグに被せた場合、ゴルフバッグの全
長が被覆され、運搬に便利なようになっている。

【００２４】この筒状体１２は、両端又は一端が直線的
に切り揃えられた所謂直線切り端部ものである。この筒
状体１２の両側部に形成されているひだ部１７、１７
は、偏平時にその中間部を長手方向に沿って谷折りさ
れ、断面Ｖ字状の谷折り部１８が形成されている。この
ため、不使用時には偏平にして折り畳んで保管すること
ができる。

【００２５】図１に示されるように、前記一方側のひだ
部１７の谷折り部１８の上方側及び下方側を除いた中央
部には、長尺のスリット１９が形成されている。このス
リット１９が形成されていることにより、ゴルフバッグ
宅配用紙袋として、ゴルフバッグを収納した場合、ゴル
フバッグの把手部及び肩掛けバンドをこのスリット１９
から容易に外部に取り出すことができ、取り扱い並びに
運搬に便利である。

【００２６】前記スリット１９の上端部及び下端部に
は、主としてクラフト紙からなる補強体２０、２０が設
けられている。この補強体２０、２０は、前記スリット
１９の上端部及び下端部を被覆するように貼付されてい
る。このようにスリット１９の両端部が、この補強体２
０、２０で被覆され、強化されていることにより、ゴル
フバッグ運搬中にスリット１９の両端部にゴルフバッグ
の肩掛けバンド等が圧接しても、スリット１９部分が破
損するおそれがない。

【００２７】また、前記補強体２０を前記スリット１９
の上端部及び下端部を被覆するように貼付する際に、ス
リット１９両端部の周辺部に位置する補強体２０部分
を、半円形状、三角形状、その他任意の形状２４に糊付
けしないで貼付することができる。このようにスリット
１９の両端部の周辺部が糊付けされないことにより、ス
リット１９の両端部にゴルフバッグの肩掛けバンド等か
らの荷重圧力が付加される際に、スリット１９の両端部
とその周辺部の補強体２０は、別個独立して動くことが
でき、荷重圧力を良好に逃して分散し、消去させること
ができる。

【００２８】すなわち、スリット１９の両端部の周辺部
が、補強体２０に全面的に糊付けされている場合には、
ゴルフバッグの肩掛けバンド等からの荷重圧力は、逃げ
場を失ってスリット１９の両端部とその周辺部の補強体
２０部分に直接伝達されてしまい、その部分が破損して
しまうおそれがある。

【００２９】更に、前記スリット１９の上端部及び下端
部に補強体２０を形成する際に、ひだ部１７の内側と外
側の両側部から挟み込むように２枚の補強体２０を貼付
することができる。このようにスリット１９の両端部に
２枚の補強体２０を形成することにより、スリット１９
の両端部はより一層強化され、繰り返し伝達されるゴル
フバッグの肩掛けバンド等からの荷重圧力を分散、消去
させることができる。

【００３０】前記筒状体１２の表面２１又は裏面２２に
は、ポケット２３が形成されており、このポケット２３
には、宅配用の送り状（図示せず）等が収納自在とされ
ている。このポケット２３は、ポケット形状に形成され
たクラフト紙等を前記筒状体１２の表面２１又は裏面２
２に直接貼付して形成される。すなわち、例えば、クラ
フト紙を矩形状に裁断して、挿入口２５に該当する一側
部を除いた他の３つの側周部を糊付けして行なうことが
できる。

【００３１】また、筒状体１２を２層以上のクラフト紙
から形成し、最外層のクラフト紙を例えば、ポケット形
状になるように、コ字形状に内側のクラフト紙に糊付け
し、次いで糊付けされていない側部にスリットを入れ
て、挿入口２５とすることができる。図２における実施
の形態においては、この挿入口２５が横方向に形成され
ているが、これを縦方向に形成することもできる。

【００３２】また、本発明のゴルフバッグ宅配用紙袋
は、筒状体１２にクラフト紙、その他機械的強度の高い
同様の素材からなる紐体２９または離型紙付きの両面テ
ープ３０を取り付けて、そこに収納されるゴルフバッグ
が、筒状体１２と容易に離脱しないでしっかりと紙袋１
０内に収容できるように構成されている。この紐体２９
または離型紙付きの両面テープ３０の実施の形態は次の
通りである。また、紐体２９の素材としては、前記のク
ラフト紙等の他に綿、麻等の容易に焼却可能な植物性繊
維からも構成できることはもとよりである。

【００３３】先ず、図８に示される実施の形態は、紐体
２９が、筒状体１２の頂部閉鎖部１５、２６、２７に引
き抜き自在に取り付けられている。すなわち、頂部閉鎖
部１５、２６、２７の折り返し部に紐体２９を通して形
成されている。そして、筒状体１２にゴルフバッグを収
納する際、紐体２９を頂部閉鎖部から引き抜いて、筒状
体１２の胴部を縛って筒状体１２を絞り、筒状体１２と
ゴルフバッグとをしっかりと固定することができる。

【００３４】次に、図９に示される実施の形態は、紐体
２９が筒状体１２の胴部ほゞ中央に取り付けられてお
り、筒状体１２にゴルフバッグを収納する際、紐体２９
で筒状体１２の胴部をそのまま縛って筒状体１２を絞
り、筒状体１２とゴルフバッグとをしっかりと固定する
ことができる。又は紐体２９を筒状体１２の胴部の任意
の箇所に取り付けてもよい。

【００３５】次に、図１０に示される実施の形態は、紐
体２９が筒状体１２のゴルフバッグ挿入口１６に摺動自
在に取り付けられている。すなわち、ゴルフバッグ挿入
口１６の裾部を折り返して、そこに紐体２９を通して形
成されている。そして、筒状体１２にゴルフバッグを収
納する際、例えば、巾着袋の開口部を紐で絞る要領で紐
体２９をしごいて筒状体１２のゴルフバッグ挿入口１６
を絞って縛り、筒状体１２内にゴルフバッグをしっかり
と収納することができる。又は筒状体１２の任意の箇所
に紐体２９の挿通部を形成し、この挿通部に紐体２９を
摺動自在に取り付けて、当該筒状体１２の任意の箇所を
絞って縛ることもできる。

【００３６】次に、図１１に示される実施の形態は、紐
体２９が筒状体１２のひだ部１７に補強体２０と共に取
り付けられている。そして、筒状体１２にゴルフバッグ
を収納する際、紐体２９で筒状体１２の胴部を縛って筒
状体１２を絞り、筒状体１２とゴルフバッグとをしっか
りと固定することができる。

【００３７】次に、図１２に示される実施の形態は、紐
体２９の一端を筒状体１２の頂部閉鎖部１５、２６、２
７に取り外し自在に取り付けられている。すなわち、頂
部閉鎖部１５、２６、２７のひだ部１７に紐体２９の一
端を取り付けて、そのまま一方のひだ部１７に沿って紐
体２９の他端が延伸されており、紙袋１０の不使用時に
は紐体２９は、ひだ部１７、１７の間に収納されてい
る。そして、筒状体１２にゴルフバッグを収納する際、
紐体２９を頂部閉鎖部から取り外して、筒状体１２の胴
部を縛って筒状体１２を絞り、筒状体１２とゴルフバッ
グとをしっかりと固定することができる。

【００３８】次に、図１３に示される実施の形態は、紐
体２９を筒状体１２のひだ部１７、１７に設けた挿入孔
３１に挿通し、筒状体１２にゴルフバッグを収納する
際、紐体２９で筒状体１２の胴部全体を縛り又はひだ部
１７、１７だけを縛って、筒状体１２又はひだ部１７、
１７を絞り、筒状体１２とゴルフバッグとをしっかりと
固定することができる。前記挿入孔３１は、スリット１
９が設けられていない側のひだ部１７、１７に設けるこ
とができる他、反対側のスリット１９が設けられている
側のひだ部１７、１７にも設けることができる。

【００３９】次に、図１４に示される実施の形態は、ひ
だ部１７、１７に２つの離型紙の付いた両面接着テープ
３０が貼付されている。筒状体１２にゴルフバッグを収
納する際、離型紙の剥がされた両面接着テープ３０でＶ
字状のひだ部１７、１７を相互に接着して筒状体１２を
絞り、筒状体１２とゴルフバッグとをしっかりと固定す
ることができる。この実施の形態では両面接着テープ３
０が２つ設けられていることにより、一方を自宅からゴ
ルフ場への往路に使用し、他方をゴルフ場から自宅への
復路に使用することができる。前記両面接着テープ３０
は、スリット１９が設けられていない側のひだ部１７、
１７に設けることができる他、反対側のスリット１９が
設けられている側のひだ部１７、１７にも設けることが
できる。

【００４０】このような特徴を備える本発明のゴルフバ
ッグ宅配用紙袋によると、筒状体の一端を任意に閉鎖し
て、のりばり形成されてなる頂部閉鎖部と、前記筒状体
の他端であるゴルフバッグ挿入口とを備えているため、
ゴルフバッグを簡便かつ容易に収納し、被覆し、搬送す
ることができる。

【００４１】また、本発明は、胴貼り部を一方の壁面に
位置するように偏平にされ且つ両側部にひだ部を備える
少なくとも単層又は２層以上の筒状体とし、前記ひだ部
を偏平時にその中間部を長手方向に沿って谷折りして断
面Ｖ字状に形成し、前記一方側のひだ部の谷折り部に長
尺のスリットを形成し、このスリットの上端部及び下端
部に主としてクラフト紙からなる補強体を備えて構成さ
れているため、ゴルフバッグの把手部及び肩掛けバンド
を容易に紙袋本体から外部に取り出すことができる。

【００４２】このように構成された本発明のゴルフバッ
グ宅配用紙袋の使用方法について説明すると、先ず、偏
平に折り畳まれたひだ付き紙袋１０の両側部のひだ部１
７、１７を開いて筒状体にし、該紙袋１０のゴルフバッ
グ挿入口１６からゴルフバッグを挿入して、ゴルフバッ
グ全体にひだ付き紙袋１０を被覆して保護カバーとす
る。

【００４３】そして、一方側のひだ部１７の谷折り部１
８の上方側及び下方側を除いた中央部には、長尺のスリ
ット１９が形成されているため、ゴルフバッグの把手部
及び肩掛けバンドをこのスリット１９から容易に外部に
取り出して、運搬することができる。

【００４４】ゴルフバッグをゴルフ場又は自宅等に運搬
後、保護カバーとしてのひだ付き紙袋１０をゴルフバッ
グから上方に引抜くようにして、容易に取り除くことが
できる。

【００４５】

【発明の効果】以上説明したように、本発明のゴルフバ
ッグ宅配用紙袋によれば、紙製であるため簡単に製造す
ることができ、安価で使用に便利であり、しかも、使用
後の廃棄処分をするに際して、何等の問題もなく地球環
境の保護に配慮したリサイクルに最適なものである。
又、本発明によれば、不使用時においては、偏平にした
状態で折り畳んで多数枚重合して収納することができ、
保管並びに取り扱いに便利である。

【００４６】又、本発明によれば、ひだ部の谷折り部に
は、長尺のスリットが形成されているため、ゴルフバッ
グを収納した場合、ゴルフバッグの把手部及び肩掛けバ
ンド等をこのスリットから容易に外部に取り出すことが
でき、運搬作業に便利である。

【００４７】又、本発明によれば、スリットの上端部及
び下端部に補強体が設けられてスリットの両端部が強化
さているため、ゴルフバッグ運搬中にスリットの両端部
にゴルフバッグの肩掛けバンドが圧接しても、スリット
部分が破損するおそれがない。

【００４８】更に、本発明によれば、スリット両端部の
周辺部に位置する補強体部分が糊付されないで貼付され
ているため、スリット両端部にゴルフバッグの肩バンド
等からの荷重圧力が付加される際に、スリットの両端部
とその周辺部の補強体とが別個独立して動くことがで
き、荷重圧力を良好に分散させることができる。

【００４９】更に、本発明によれば、筒状体に紐体又は
両面テープを取り付けて、ゴルフバッグ収納時に紙袋本
体を絞ることができ、これにより紙袋本体とゴルフバッ
グは離脱しないでゴルフバッグをしっかり収納すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例に係るひだ付き紙袋のひだ部
を開いた状態の側面図である。

【図２】本発明の一実施例に係るひだ付き紙袋を偏平に
した状態で示す平面図である。

【図３】図２に示される実施例のひだ付き紙袋を２―２
線に沿って切断して概略的に示す断面図である。

【図４】図１に示される本実施例のひだ付き紙袋のスリ
ットと補強体の貼着状態を示す一部切欠拡大側面図であ
る。

【図５】図１に示される本実施例のひだ付き紙袋のスリ
ットと補強体の他の貼着状態を示す一部切欠拡大側面図
である。

【図６】本発明の一実施例に係るひだ付き紙袋の頂部閉
鎖部の他の実施例を示す平面図である。

【図７】本発明の一実施例に係るひだ付き紙袋の頂部閉
鎖部の他の実施例を示す平面図である。

【図８】本発明の一実施形態に係るひだ付き紙袋の頂部
閉鎖部に紐体を取り付けた状態を示す平面図である。

【図９】本発明の一実施形態に係るひだ付き紙袋の筒状
体に紐体を取り付けた状態を示す平面図である。

【図１０】本発明の一実施形態に係るひだ付き紙袋のゴ
ルフバッグ挿入口に紐体を取り付けた状態を示す平面図
である。

【図１１】本発明の一実施形態に係るひだ付き紙袋のひ
だ部に紐体を取り付けた状態を示す側面図である。

【図１２】本発明の一実施形態に係るひだ付き紙袋の頂
部閉鎖部とひだ部に紐体を取り付けた状態を示す側面図
である。

【図１３】本発明の一実施形態に係るひだ付き紙袋のひ
だ部に紐体を取り付けた状態を示す側面図である。

【図１４】本発明の一実施形態に係るひだ付き紙袋のひ
だ部に両面接着テープを取り付けた状態を示す側面図で
ある。

【符号の説明】

１０ ひだ付き紙袋 １１ 胴貼り部 １２ 筒状体 １３ 折曲げ部 １４ 当て紙 １５、２６、２７ 頂部閉鎖部 １６ ゴルフバッグ挿入口 １７ ひだ部 １８ 谷折り部 １９ スリット ２０ 補強体 ２１ 表面 ２２ 裏面 ２３ ポケット ２４ 補強体の形状 ２５ 挿入口 ２８ フラップ ２９ 紐体 ３０ 両面接着テープ ３１ 挿入孔

フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｂ６５Ｄ 33/28 ＢＳＥ Ｂ６５Ｄ 33/28 ＢＳＥ (72)発明者 沼田 陽一 神奈川県三浦郡葉山町下山口1489 Ｆターム(参考） 3E064 AA08 AA13 BA05 BB10 EA30 FA01 GA02 HF02 HG03 HM02 HN04 HN32 HN34

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 主としてクラフト紙の両側縁部を貼り合
   わせた胴貼り部を備え、この胴貼り部が、表面又は裏面
   に位置するように偏平にされてなる両端直線切りの筒状
   体又は一端を直線切りとし他端を階段切りとした筒状体
   と、前記筒状体の一端を任意に閉鎖して、のりばり形成
   されてなる頂部閉鎖部と、前記筒状体の他端であるゴル
   フバッグ挿入口とを備え、前記胴貼り部を一方の壁面に
   位置するように偏平にされ且つ両側部にひだ部を備える
   少なくとも単層又は２層以上の筒状体とし、前記ひだ部
   を偏平時にその中間部を長手方向に沿って谷折りして断
   面Ｖ字状に形成し、前記一方側のひだ部の谷折り部に長
   尺のスリットを形成し、このスリットの上端部及び下端
   部に主としてクラフト紙からなる補強体を備え、前記筒
   状体に紐体を設けて該筒状体にゴルフバッグを収納する
   際、当該紐体で筒状体を絞って筒状体とゴルフバッグと
   をしっかりと固定するように構成されていることを特徴
   とするゴルフバッグ宅配用紙袋。
2. 【請求項２】 前記紐体を前記筒状体の頂部閉鎖部に引
   き抜き自在に取り付け、該筒状体にゴルフバッグを収納
   する際、前記紐体で前記筒状体の胴部を縛って該筒状体
   を絞り、筒状体とゴルフバッグとをしっかりと固定する
   ように構成されていることを特徴とする請求項１に記載
   のゴルフバッグ宅配用紙袋。
3. 【請求項３】 前記紐体を前記筒状体の胴部に取り付
   け、該筒状体にゴルフバッグを収納する際、前記紐体で
   前記筒状体の胴部を縛って該筒状体を絞り、筒状体とゴ
   ルフバッグとをしっかりと固定するように構成されてい
   ることを特徴とする請求項１に記載のゴルフバッグ宅配
   用紙袋。
4. 【請求項４】 前記紐体を前記筒状体のゴルフバッグ挿
   入口又は筒状体の任意の箇所に摺動自在に取り付け、該
   筒状体にゴルフバッグを収納する際、前記紐体で前記筒
   状体のゴルフバッグ挿入口又は筒状体の任意の箇所を縛
   って該筒状体のゴルフバッグ挿入口又は筒状体の任意の
   箇所を絞り、筒状体内にゴルフバッグをしっかりと収納
   するように構成されていることを特徴とする請求項１に
   記載のゴルフバッグ宅配用紙袋。
5. 【請求項５】 前記紐体を前記筒状体のひだ部に補強体
   と共に取り付け、該筒状体にゴルフバッグを収納する
   際、前記紐体で前記筒状体の胴部を縛って該筒状体を絞
   り、筒状体とゴルフバッグとをしっかりと固定するよう
   に構成されていることを特徴とする請求項１に記載のゴ
   ルフバッグ宅配用紙袋。
6. 【請求項６】 前記紐体の一端を前記筒状体の頂部閉鎖
   部に取り外し自在に取り付け、該筒状体にゴルフバッグ
   を収納する際、前記紐体で前記筒状体の胴部を縛って該
   筒状体を絞り、筒状体とゴルフバッグとをしっかりと固
   定するように構成されていることを特徴とする請求項１
   に記載のゴルフバッグ宅配用紙袋。
7. 【請求項７】 前記紐体を前記筒状体のひだ部に設けた
   挿入孔に挿通し、該筒状体にゴルフバッグを収納する
   際、前記紐体で前記筒状体の胴部又はひだ部を縛って該
   筒状体又はひだ部を絞り、筒状体とゴルフバッグとをし
   っかりと固定するように構成されていることを特徴とす
   る請求項１に記載のゴルフバッグ宅配用紙袋。
8. 【請求項８】 主としてクラフト紙の両側縁部を貼り合
   わせた胴貼り部を備え、この胴貼り部が、表面又は裏面
   に位置するように偏平にされてなる両端直線切りの筒状
   体又は一端を直線切りとし他端を階段切りとした筒状体
   と、前記筒状体の一端を任意に閉鎖して、のりばり形成
   されてなる頂部閉鎖部と、前記筒状体の他端であるゴル
   フバッグ挿入口とを備え、前記胴貼り部を一方の壁面に
   位置するように偏平にされ且つ両側部にひだ部を備える
   少なくとも単層又は２層以上の筒状体とし、前記ひだ部
   を偏平時にその中間部を長手方向に沿って谷折りして断
   面Ｖ字状に形成し、前記一方側のひだ部の谷折り部に長
   尺のスリットを形成し、このスリットの上端部及び下端
   部に主としてクラフト紙からなる補強体を備え、前記他
   方側のひだ部に１つ以上の離型紙の付いた両面接着テー
   プを貼付し、該筒状体にゴルフバッグを収納する際、当
   該離型紙を剥がしてＶ字状のひだ部を相互に接着して筒
   状体を絞り、筒状体とゴルフバッグとをしっかりと固定
   するように構成されていることを特徴とするゴルフバッ
   グ宅配用紙袋。