JP3209212U - ゴルフバッグ用カバー - Google Patents

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Abstract

【課題】本考案は、ゴルフバッグの底部の硬質素材による車内の損傷を防ぐことができ、取り付け及び取り外しが容易であるゴルフバッグ用カバーを提供する。【解決手段】ゴルフバッグ用カバー(100)は、ゴルフバッグの底部を覆うカバーである。また、ゴルフバッグ用カバーは、耐衝撃性を有し底部を覆うための生地部(110)と、生地部に取り付けられ底部に巻き付いて固定される固定部(120)と、を含む。【選択図】図2

Description

本考案は、ゴルフバッグの底部を覆うゴルフバッグ用カバーに関する。
ゴルフバッグは、ゴルフバッグ及びゴルフクラブ等を保護するために、運搬時などにゴルフバックカバーで包まれる場合がある。一方、ゴルフバッグを自家用車で運搬する場合には、ゴルフバッグを引きずった際などにゴルフバッグカバーのファスナー等の突起物で自家用車のシート等が損傷する場合があった。
これに対して、例えば特許文献1では、表面にファスナーなどの硬質部品を露出させないことにより、ゴルフバッグを自家用車のリアシート席等に載置した際にシートの損傷を防ぐことができるゴルフバッグカバーが示されている。
実用新案登録第3179940号
しかし、特許文献1のゴルフバックカバーはゴルフバッグの全体を覆うものであり、ゴルフバッグカバーの取り付け及び取り外しに手間がかかるという問題がある。また、ゴルフバッグの底部は硬質素材で形成されており、この硬質素材で車内が損傷する場合があるが、ゴルフバッグカバーでゴルフバッグを覆うだけでは十分にゴルフバッグの底部の硬質素材による車内の損傷を防ぐことができないという問題があった。
そこで本考案は、ゴルフバッグの底部の硬質素材による車内の損傷を防ぐことができ、取り付け及び取り外しが容易であるゴルフバッグ用カバーを提供することを目的とする。
第1観点のゴルフバッグ用カバーは、ゴルフバッグの底部を覆うカバーである。また、ゴルフバッグ用カバーは、耐衝撃性を有し底部を覆うための生地部と、生地部に取り付けられ底部に巻き付いて固定される固定部と、を含む。
第2観点のゴルフバッグ用カバーは、第1観点において、固定部が、ゴム、紐、又は面ファスナーを含む。
第3観点のゴルフバッグ用カバーは、第1観点及び第2観点において、生地部が、耐衝撃性を有するシート材を含む。
第4観点のゴルフバッグ用カバーは、第3観点において、生地部がシート材の片面又は両面を覆う布材を含み、布材がポリエステル、ポリプロピレン、又はナイロンのジャージ布である。
本考案によれば、ゴルフバッグの底部の硬質素材による車内の損傷を防ぐことができ、取り付け及び取り外しが容易であるゴルフバッグ用カバーを提供することができる。
ゴルフバッグ用カバー100が取り付けられたゴルフバッグ10の斜視図である。 (a)は、ゴルフバッグ用カバー100の斜視図である。 (b)は、生地部110の部分断面図である。 (a)は、ゴルフバッグ用カバー200の斜視図である。 (b)は、ゴルフバッグ用カバー300の斜視図である。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本考案の範囲は以下の説明において特に本考案を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
(第1実施形態)
<ゴルフバッグ用カバー100について>
図1は、ゴルフバッグ用カバー100が取り付けられたゴルフバッグ10の斜視図である。ゴルフバッグ10は主に、上面が開口しゴルフクラブが収納されるゴルフクラブ収納部11と、ゴルフクラブ収納部11の上面を覆うように被せられるフード12と、ゴルフクラブ収納部11の側面に取り付けられゴルフバッグ10の運搬時に肩にかけられるショルダーベルト13と、ゴルフボール等の小物等が収納される小袋部14と、ゴルフバッグ10の底部15と、を有している。底部15は、ゴルフバッグ10が主に地面に立てられた状態で使用されるため、ゴルフバッグ10を安定して支えられるように十分に硬い硬質素材、例えばポリ塩化ビニル(PVC)ポリフッ化ビニリデン(PVDF)等で形成されている。また、底部15は、例えば円柱状に形成されており、円柱の高さが5cmぐらいから15cmぐらいである。これに対して、底部15以外のゴルフバッグ10の構成要素は、底部15に比べて軟らかい軟質材料で形成され、ナイロン素材、ポリウレタン素材、帆布、天然皮革又は合成皮革で形成される。
図1では、底部15にゴルフバッグ用カバー100が被せられ、取り付けられている状態が示されている。ゴルフバッグ用カバー100は、底部15の略全体を覆うように底部15に被せられ、取り付けられている。
図2(a)は、ゴルフバッグ用カバー100の斜視図である。ゴルフバッグ用カバー100は、底部15を覆うための生地部110と、生地部110に取り付けられ底部15に巻き付いて固定される固定部120と、を含んでいる。生地部110は、例えばダイビングスーツに用いられる生地等の耐衝撃性を有する素材で形成され、底部15を覆うことができるように袋状に形成され、開口111を有している。また、固定部120は、袋状に形成された生地部110の開口111の周りに取り付けられている。固定部120は、例えばゴム素材等の伸縮性のある素材を含んで形成される。固定部120の長さは、伸びていない通常状態で底部15の側面周囲の長さよりも短く形成され、固定部120が伸ばされた状態では底部15の側面周囲の長さよりも長く伸びるように形成される。そのため、ゴルフバッグカバー100が底部15に取り付けられた状態では固定部120が底部15の側面を締め付けるように縮まる力が働くため、ゴルフバッグ用カバー100が底部15に固定される。
図2(b)は、生地部110の部分断面図である。生地部110は、耐衝撃性を有するシート材112とシート材112の両面を覆う布材113とを含んで構成されている。シート材112は、例えばクロロプレンゴム等の気泡を含むスポンジ状のゴムのシートであり、緩衝性を有する素材により形成される。布材113は、例えばポリエステル、ポリプロピレン、又はナイロンのジャージ布であり、シート材112にラミネート加工されること等によりシート材112と一体化されて用いられる。布材113は、シート材112を保護すると共にシート材112の耐久性を向上させ、また、生地部110の肌触りを良くすることができる。図2(b)では生地部110がシート材112及びシート材112の両面を覆う布材113により形成される旨が示されているが、生地部110はシート材112のみで構成されても良く、また、布材113はシート材112の一方の面のみを覆い、他方の面は覆われなくても良い。
ゴルフバッグ10の底部15は硬質素材で形成されるため、ゴルフバッグ10が車のラゲージスペースに収容される場合であっても、車が揺れてゴルフバッグ10が移動した場合などに車内に傷をつけ又は凹ませる等の損傷を及ぼす場合がある。一方、ゴルフバッグ10の底部15以外の部分は底部15よりも軟質であり、ゴルフバッグ10が車のラゲージスペースに収容される場合には、ゴルフバッグ10の底部15以外の部分により車内に損傷が及ぶ可能性は低い。このような場合にゴルフバッグ10の全体を覆うゴルフバッグカバーを用いることは、車内の損傷を防ぐという観点から考えると無駄が多く、ゴルフバッグカバーの取り付け、取り外し、折り畳む等の収納作業等が手間となり、ゴルフバッグカバー自体が嵩張るものとなる。また、従来のゴルフバッグカバーは、ゴルフバッグから車内を保護するための緩衝性を有しておらず、十分に車内の損傷を防ぐことができなかった。
これに対して、ゴルフバッグ用カバー100は、車内に損傷を及ぼす可能性が高い底部15のみを緩衝性を有する素材により覆うものであり、車内をゴルフバッグからの損傷から効率的に保護することができる。また、ゴルフバッグ用カバー100はゴルフバッグ10の全体を覆うゴルフバッグカバーよりも容積が小さく、持ち運びが容易であり、折り畳む等の収納作業も容易である。さらに、ゴルフバッグ用カバー100は車のラゲージスペースに収容された状態で底部15への装着及び脱着を行うことができ、底部15への装着及び脱着が容易である。
また、ゴルフバッグには様々な大きさのものがあるが、ゴルフバッグ用カバー100はゴルフバッグの底部15の直径の大きさ又はゴルフバッグのゴルフクラブ収納部11の直径(7(インチ)型、7.5型、8型、8.5型、9型等)に合わせて、S(Small)サイズ、M(Middle)サイズ、L(large)サイズ等の様々なサイズが用意されていても良い。
(第2実施形態)
ゴルフバッグ用カバーでは、底部への固定方法、生地部の形状等について様々な変形例が考えられる。以下に、ゴルフバッグ用カバーの変形例について説明する。
<ゴルフバッグ用カバー200について>
図3(a)は、ゴルフバッグ用カバー200の斜視図である。ゴルフバッグ用カバー200は、生地部110と、固定部220と、を含んで構成されている。また、固定部220は、紐状部材221と、円筒状に形成され紐状部材221が通されて紐状部材221を保持する紐状部材保持部222と、を含んでいる。紐状部材保持部222は生地部110の開口111の周囲に取り付けられている。ゴルフバッグ用カバー200は、開口111にゴルフバッグ10の底部15を通し生地部110で底部15を覆った後に、紐状部材保持部222に通される紐状部材221で底部15の側面を縛ることにより底部15に固定される。
ゴルフバッグ用カバー100と同様に、ゴルフバッグ用カバー200は容易にゴルフバッグ10の底部15に取り付けることができ、底部15による車内の損傷を防ぐことができる。
<ゴルフバッグ用カバー300について>
図3(b)は、ゴルフバッグ用カバー300の斜視図である。ゴルフバッグ用カバー300は、生地部310と、固定部320と、を含んで構成されている。生地部310は、生地部310の側面を構成し円筒状に形成される円筒部312と、円筒部312の底面を塞ぐ底部313と、を含んでいる。円筒部312の上面には開口311が形成されており、開口311の周囲には固定部320が取り付けられている。
固定部320は、生地部310に固定されていない不着部320aを有している。また、固定部320には、面ファスナー321、322が取り付けられている。面ファスナー321は例えばフック状に起毛された面を有して固定部320の不着部320aに貼り付けられ、面ファスナー322は例えばループ状に起毛された面を有して固定部320に貼り付けられている。ゴルフバッグ用カバー300がゴルフバッグ10の底部15に装着される際には面ファスナー321と面ファスナー322とが互いに貼り付けられ、ゴルフバッグ用カバー300がゴルフバッグ10の底部15に固定される。
ゴルフバッグ用カバー300は、ゴルフバッグ10の底部15の外形に合うように形成される。例えば、図1に示されるようにゴルフバッグ10の底部15の外形が円柱状である場合には、図3(b)に示されるようにゴルフバッグ用カバー300も円柱状に形成される。この場合、ゴルフバッグ用カバー300の円筒部320の直径は底部15の直径よりも僅かに大きく形成され、ゴルフバッグ用カバー300を底部15に装着した場合に円筒部320と底部15の側面との間に僅かな隙間が形成され又は密着する大きさに形成されることが好ましい。ゴルフバッグ用カバー300が底部15から外れにくくなり、ゴルフバッグ用カバー300の容積を小さく抑えることができるためである。
また、車内の損傷は、ゴルフバッグ10の底部15の角が車内に接触することによって生じることが多い。一方で、ゴルフバッグ10の底部15の角以外の部分が車内を損傷させることは少ないと考えられる。そのため、例えば図3(b)に示されるゴルフバッグ用カバー300では、底部313の中央に穴が開けられ、又は円筒部312の側面の一部に穴が開けられていても良い。この場合、ゴルフバッグ用カバー300はゴルフバッグ10の底部15の角を覆うため車内の損傷を防ぐことができると共に、ゴルフバッグ用カバー300の容積を小さくすることができるためゴルフバッグ用カバー300の持ち運び及び収納をより容易にすることができる。
以上、本考案の最適な実施形態について詳細に説明したが、当業者に明らかなように、本考案はその技術的範囲内において実施形態に様々な変更・変形を加えて実施することができる。また、各実施形態の特徴が様々に組み合わされて実施されてもよい。
10 … ゴルフバッグ
11 … ゴルフクラブ収納部
12 … フード
13 … ショルダーベルト
14 … 小袋部
15 … 底部
100、200、300 … ゴルフバッグ用カバー
110、310 … 生地部
111、311 … 開口
112 … シート材
113 … 布材
120、220、320 … 固定部
221 … 紐状部材
222 … 紐状部材保持部
320a … 不着部
312 … 円筒部
313 … 底部
321、322 … 面ファスナー

Claims (4)

  1. ゴルフバッグの硬い硬質素材で形成された底部を覆うゴルフバッグカバーであって、
    耐衝撃性を有し前記底部を覆うための生地部と、前記生地部に取り付けられ前記底部に巻き付いて固定される固定部と、を含むゴルフバッグ用カバー。
  2. 前記固定部は、ゴム、紐、又は面ファスナーを含む請求項1に記載のゴルフバッグ用カバー。
  3. 前記生地部は、耐衝撃性を有するシート材を含む請求項1又は請求項2に記載のゴルフバッグ用カバー。
  4. 前記生地部は、前記シート材の片面又は両面を覆う布材を含み、
    前記布材は、ポリエステル、ポリプロピレン、又はナイロンのジャージ布である請求項3に記載のゴルフバッグ用カバー。

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