JP4226740B2 - 読取レンズ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は読取レンズに係り、特にファクシミリやデジタル複写機の原稿読取部や各種のイメージスキャナに利用されるフルカラー読取レンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ファクシミりやデジタル複写機の原稿読取部やイメージスキャナは、読み取るべき画像情報を読取用レンズで縮小してCCD(Charge Coupled Device )のような固体撮像素子上に結像させて画像情報を信号化する。
また、最近のカラー用のCCDは、3ラインCCDを多く採用している。これは、赤、緑、青のフィルタを持った受光素子が1チップに3列に配列されており、この受光面にカラー画像を結像させることにより3原色に色分解し、カラー画像情報を信号化している。
【0003】
このような読取用レンズでは、カラー原稿を良好に読み取るために受光面に赤、緑、青の各色の結像位置を光軸方向に合致させる必要があり、このため各色について良好に色収差補正をしなければならない。このような色収差補正は、極めて精度よく補正されている必要がある。
更に、このような読取用レンズでは、−般に像面において高空間周波数領域での高いコントラストが要求されると共に、開口効率が画角周辺部まで100%近くあることが要求されている。
【0004】
従来、このような読取用レンズとして4群6枚構成のガウスタイプが用いられている。ガウスタイプのカラー読取レンズとして、特開平6−109971号公報、特開平10−68881号公報、特開平10−253881号公報、特開平11−109221号公報に係る発明が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来のカラー読取レンズにおいては、種々の問題点があった。
例えば特開平6−109971号公報に係る発明は、Fナンバーが5と暗い。また、特開平10−68881号公報に係る発明は、縮率が0.189と小さくて、縮率を0.236程度にすると収差量が大きくなり、使用できなくなる。また、特開平10−253881号公報に係る発明は、Fナンバーが4程度と大口径で半画角が17〜18°程度のものは縮率が0.189と小さく、縮率を0.236程度にすると収差量が大きくなり使用できず、逆に縮率が0.2より大きくなるとFナンバー6より暗くなってしまっていたり、半画角が11°程度と非常に狭いものしかない。また、特開平11−109221号公報に係る発明は、半画角が10°前後とやはり非常に狭いものである。
【0006】
そこで本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、縮率0.236程度で、カラー原稿を良好に読み取るために極めて高精度に色収差補正されており、Fナンバーが4.2程度と明るく、開口効率が周辺部まで100%に近く、諸収差も良好に補正された、高空間周波数領域で高いコントラストを有している読取レンズを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、以下の本発明に係る読取レンズにより達成される。即ち、上記課題を解決するために請求項1に係る読取レンズは、物体側より数えて順に、第1群ないし第4群を配し、第1群は物体側に凸面を向けた凸メニスカスレンズの第1レンズであり、第2群は正の屈折力を持つ第2レンズと負の屈折力を持つ第3レンズとの接合レンズで、負の屈折力を持ち、第3群は負の屈折力を持つ第4レンズと正の屈折力を持つ第5レンズとの接合レンズで、負の屈折力を持ち、第4群は像側に凸面を向けた凸メニスカスレンズの第6レンズである4群6枚構成の読取レンズであって、δθ凸が正の屈折力を有するレンズ(第1、第2、第5、第6レンズ)のδθgdの平均、δθ凹が負の屈折力を有するレンズ(第3、第4レンズ)のδθgdの平均、δθgdがθgd(部分分散比)の標準線(C7とF2を結ぶ直線)からの偏差、θgd(部分分散比)が(ng−nd)/(nF−nC)、ndがd線の屈折率、ngがg線の屈折率、nFがF線の屈折率、nCがC線の屈折率、f1が第1レンズのe線の焦点距離、f6が第6レンズのe線の焦点距離、f25が第2レンズから第5レンズまでのe線の合成焦点距離、fが全系のe線の合成焦点距離、n凸が正の屈折力を有するレンズ(第1、第2、第5、第6レンズ)のndの平均、n凹が負の屈折力を有するレンズ(第3、第4レンズ)のndの平均、f13が第1レンズから第3レンズまでのe線の焦点距離、f46が第4レンズから第6レンズまでのe線の焦点距離、d5が物体側から数えて5番目の面間隔、riが物体側から数えてi番目の曲率半径とするとき、下記の条件式(1−1)〜(6−1)および(8−1)を満足することを特徴とする。
【0008】
(1−1)0.0095<δθ凸−δθ凹<0.0203
(2−1)0.87<f1/f6<1.20
(3−1)−0.57<f25/f<−0.37
(4−1)−0.0223<n凸−n凹<−0.0027
(5−1)1.03<f13/f46<1.35
(6−1)0.24<d5/f<0.26
(8−1)−0.21<r6/f<−0.17

【0009】
ここで、条件式(1−1)は、軸上の色収差を良好に補正する条件である。そして、この上限を超えると、軸上の色収差が補正過剰になり、主波長より短波長側で軸上の色収差が正の側に大きくなる。逆に、下限を超えると、軸上の色収差が補正不足になり、主波長よリ短波長側で負の側に軸上の色収差が大きくなってしまう。
【0010】
また、条件式(2−1)は、第1群のパワーを定めるものである。そして、この上限を超えると、第1群のパワーが弱くなり過ぎ、レンズが大きくなって、コストアップの原因となる。逆に、下限を超えると、レンズのコンパクト化には有利であるが、コマフレアが大きくなってしまう。
【0011】
また、条件式(3−1)は、第2群と第3群の合成のパワーを定めるものである。そして、この上限を超えると、球面収差が負で大きくなってしまう。逆に、下限を超えると、逆に球面収差が正で大きくなると共に、コマフレアも増大し、さらにこの条件の範囲外であると、軸上と軸外の収差のバランスが大きく崩れてしまう。
【0012】
また、条件式(4−1)は、本請求項に係る読取レンズを構成する4枚の凸レンズと2枚の凹レンズの屈折率の範囲を定めるものである。そして、この上限を超えると、ペッツバール和が小さくなり過ぎ、像面が正の側に倒れ、像面湾曲が大きくなる。逆に、下限を超えると、逆にペッツバール和が大きくなり過ぎ、像面が負の側に倒れ、非点隔差が大きくなり、さらにこの条件の範囲外では、全画面にわたって良好な結像性能を得ることができなくなる。
また、条件式(5−1)は、第1群と第2群の合成パワーと第3群と第4群の合成パワーの比を定めるものである。そして、この上限を超えると、歪曲収差が負で大きくなってしまう。逆に、下限を超えると、逆に歪曲収差が正で大きくなってしまう。
また、条件式(6−1)は、第2群と第3群の空気間隔を定めるものである。そして、この上限を超えると、ペッツバール和が大きくなり、非点隔差が大きくなると共に、レンズが長大化してしまう。逆に、下限を超えると、ペッツバール和が小さくなり、像面湾曲が大きくなると共に、コマフレアが大きくなる。
また、条件式(8−1)は、第4レンズの物体側の面の曲率半径を定めるものである。そして、この上限を超えると、像面が正となり、球面収差は逆に負となる。逆に、下限を超えると、像面が負となり、球面収差が正となり、さらにこの条件の範囲外では、中心と周辺のバランスが取れなくなる。
【0017】
また、上記課題を解決するために、請求項に係る読取レンズは、上記請求項に係る読取レンズにおいて、fが全系のe線の合成焦点距離、diが物体側から数えてi番目の面間隔とするとき、下記の条件式(7−1)、(9−1)を満足することを特徴とする。
【0018】
(7−1)0.32<r1/f<0.3
9−1)0.85<(d3+d4)/f<0.93
【0019】
ここで、これらの条件式(7−1)、(9−1)は、上記請求項に係る条件を満足する読取レンズにおいて、さらに良好な性能を得るための条件である。即ち、条件式(7−1)は、第1レンズの物体側の面の曲率半径を定めるものである。そして、この上限を超えると、球面収差が負で大きくなると共に、レンズも長大化する。逆に、下限を超えると、球面収差が正で大きくなる。
【0021】
また、条件式(9−1)は、第2群のレンズ(第2レンズと第3レンズ)のレンズ厚を定めるものである。そして、この上限を超えると、ペッツバール和が小さくなり、球面収差と像面湾曲のバランスが悪くなる。逆に、下限を超えると、像面湾曲が負で大きくなり過ぎ、軸外の性能が大幅に劣化する。
【0022】
また、上記課題を解決するために、請求項に係る読取レンズは、物体側より数えて順に、第1群ないし第4群を配し、第1群は物体側に凸面を向けた凸メニスカスレンズの第1レンズであり、第2群は物体側に凸面を向けた凸メニスカスレンズの第2レンズと物体側に凸面を向けた凹メニスカスレンズの第3レンズとの接合レンズで、負の屈折力を持ち、第3群は物体側に凹面を向けた凹メニスカスレンズの第4レンズと物体側に凹面を向けた凸メニスカスレンズの第5レンズとの接合レンズで、負の屈折力を持ち、第4群は像側に凸面を向けた凸メニスカスレンズの第6レンズである4群6枚構成の読取レンズであって、δθ凸が正の屈折力を有するレンズ(第1、第2、第5、第6レンズ)のδθgdの平均、δθ凹が負の屈折力を有するレンズ(第3、第4レンズ)のδθgdの平均、δθgdがθgd(部分分散比)の標準線(C7とF2を結ぶ直線)からの偏差、θgd(部分分散比)が(ng−nd)/(nF−nC)、ndがd線の屈折率、ngがg線の屈折率、nFがF線の屈折率、nCがC線の屈折率、f1が第1レンズのe線の焦点距離、f6が第6レンズのe線の焦点距離、f25が第2レンズから第5レンズまでのe線の合成焦点距離、fが全系のe線の合成焦点距離、n凸が正の屈折力を有するレンズ(第1、第2、第5、第6レンズ)のndの平均、n凹が負の屈折力を有するレンズ(第3、第4レンズ)のndの平均、f13が第1レンズから第3レンズまでのe線の焦点距離、f46が第4レンズから第6レンズまでのe線の焦点距離、d5が物体側から数えて5番目の面間隔、riが物体側から数えてi番目の曲率半径とするとき、下記の条件式(1−2)〜(6−2)および(8−2)を満足することを特徴とする。

【0023】
(1−2)0.0108<δθ凸−δθ凹<0.0202
(2−2)0.89<f1/f6<1.20
(3−2)−0.57<f25/f<−0.37
(4−2)−0.0223<n凸−n凹<−0.0027
(5−2)1.03<f13/f46<1.35
(6−2)0.24<d5/f<0.26
(8−2)−0.21<r6/f<−0.17
【0024】
このように請求項に係る読取レンズは、上記請求項1に係る読取レンズにおける第2、第3、第4、第5レンズの形状をそれぞれメニスカス形状とし、条件式(1−1)〜(9−1)よりもやや範囲の狭い条件式(1−2)〜(9−2)を満足することにより、メニスカスレンズの特性を活かした良好な性能を得られるようにしたものである。
【0028】
また、上記課題を解決するために、請求項に係る読取レンズは、上記請求項に係る読取レンズにおいて、fが全系のe線の合成焦点距離、diが物体側から数えてi番目の面間隔とするとき、下記の条件式(7−2)、(9−2)を満足することを特徴とする。
【0029】
(7−2)0.32<r1/f<0.3
9−2)0.85<(d3+d4)/f<0.93
【0030】
ここで、これらの条件式(7−2)、(9−2)は、上記請求項に係る条件を満足する読取レンズにおいて、さらに良好な性能を得るための条件である。即ち、上記請求項に係る読取レンズに対して、メニスカスレンズの特性を活かした良好な性能を得られるようにしたものである。但し、これらの条件式(7−2)、(9−2)は、上記請求項に係る条件式(7−1)、(9−1)と同様であるため、各条件式についての説明は省略する。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係るフルカラー読取レンズの構成を示す概略断面図である。
【0032】
図1に示されるように、本実施の形態に係るフルカラー読取レンズにおいては物体側より数えて順に、第1群G1〜第4群G4が光軸上に配置されている。
第1群G1は、物体側に凸面を向けた凸メニスカスレンズの第1レンズL1からなる。第2群G2は、物体側に凸面を向けた凸メニスカスレンズの第2レンズL2と物体側に凸面を向けた凹メニスカスレンズの第3レンズL3との接合レンズで、負の屈折力を持っている。第3群G3は、物体側に凹面を向けた凹メニスカスレンズの第4レンズL4と物体側に凹面を向けた凸メニスカスレンズの第5レンズL5との接合レンズで、負の屈折力を持っている。第4群G4は、像側に凸面を向けた凸メニスカスレンズの第6レンズL6からなる。このようにして、4群G1〜G4の6枚の第1〜第6レンズL1〜L6から構成されている。
また、第1群G1の物体側には、コンタクトガラスCG1が配置され、第4群G4の像側には、CCDカバーガラスCG2が配置されている。また、第2群G2と第3群G3との間には、開口絞りSが配置されている。
【0033】
なお、図1における符号の意味は下記の通りである。
ri(i=1〜10):物体側から数えてi番目のレンズ面の曲率半径
di(i=1〜9):物体側から数えてi番目の面聞隔
nj(j=1〜6):物体側から数えてj番目のレンズの材料の屈折率
νj(j=1〜6):物体側から数えてj番目のレンズの材料のアッベ数
rc1:コンタクトガラスの物体側の曲率半径
rc2:コンタクトガラスの像側の曲率半径
rc3:CCDカバーガラスの物体側の曲率半径
rc4:CCDカバーガラスの像側の曲率半径
dc1:コンタクトガラスの肉厚
dc3:CCDカバーガラスの肉厚
nc1:CCDカバーガラスの屈折率
nc3:コンタクトガラスの屈折率
νc1:コンタクトガラスのアッベ数
νc3:CCDカバーガラスのアツベ数
【0034】
【実施例】
以下、本発明の一実施の形態に係るフルカラー読取レンズの諸収差及び具体的な数値データを実施例1〜7に示す。なお、ここで、実施例1〜7は、請求項1、2に係る発明に対応する実施例であり、実施例1、4〜7は、請求項3、4に係る発明に対応する実施例である。
【0035】
図2〜図8はそれぞれ実施例1〜7における諸収差、具体的には球面収差、非点収差、歪曲収差、及びコマ収差を示す収差曲線図である。なお、これら図2〜図8の収差曲線図において、実線はe線(546.07nm)を、点線はg線(436.83nm)を、破線はc線(656.27nm)をそれぞれ示す。また、非点収差はe線(546.07nm)によるもので、その図中における実線はサジタル光線を、破線はメリディオナル光線をそれぞれ表す。
【0036】
また、実施例1〜7における記号の意味は以下の通りである。但し、図1における符号と同一のものは説明を省略する。
f:全系のe線の合成焦点距離
FNO:Fナンバー
m:縮率
ω:半画角(度)
Y:物体高
nd:d線の屈折率
ng:g線の屈折率
nF:F線の屈折率
nC:C線の屈折率
δθ凸:正の屈折力を有するレンズ(第1、第2、第5、第6レンズ)のδθgdの平均
δθ凹:負の屈折力を有するレンズ(第3、第4レンズ)のδθgdの平均
n凸:正の屈折力を有するレンズ(第1、第2、第5、第6レンズ)のndの平均
n凹:負の屈折力を有するレンズ(第3、第4レンズ)のndの平均
f1:第1レンズのe線の焦点距離
f6:第6レンズのe線の焦点距離
f25:第2レンズから第5レンズまでのe線の合成焦点距離
f13:第1レンズから第3レンズまでのe線の焦点距離
f46:第4レンズから第6レンズまでのe線の焦点距離
【0037】
<実施例1>
実施例1に係るフルカラー読取レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差、及びコマ収差は、図2に示されるようになる。
また、その具体的な数値データは、下記の表1に示されるようになる。
【0038】
【表1】
【0039】
<実施例2>
実施例2に係るフルカラー読取レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差、及びコマ収差は、図3に示されるようになる。
また、その具体的な数値データは、下記の表2に示されるようになる。
【0040】
【0041】
<実施例3>
実施例3に係るフルカラー読取レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差、及びコマ収差は、図4に示されるようになる。
また、その具体的な数値データは、下記の表3に示されるようになる。
【0042】
【表3】
【0043】
<実施例4>
実施例4に係るフルカラー読取レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差、及びコマ収差は、図5に示されるようになる。
また、その具体的な数値データは、下記の表4に示されるようになる。
【0044】
【表4】
【0045】
<実施例5>
実施例5に係るフルカラー読取レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差、及びコマ収差は、図6に示されるようになる。
また、その具体的な数値データは、下記の表5に示されるようになる。
【0046】
【表5】
【0047】
<実施例6>
実施例6に係るフルカラー読取レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差、及びコマ収差は、図7に示されるようになる。
また、その具体的な数値データは、下記の表6に示されるようになる。
【0048】
【表6】
【0049】
<実施例7>
実施例7に係るフルカラー読取レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差、及びコマ収差は、図8に示されるようになる。
また、その具体的な数値データは、下記の表7に示されるようになる。
【0050】
【表7】
【0051】
また、上記実施例1〜7における条件式(1−1)〜(9−1)、(1−2)〜(9−2)の値は、下記の表8に示されるようになる。
【0052】
【表8】
【0053】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明に係る読取レンズによれば、以下のような効果を奏することができる。
即ち、収差曲線図からも明らかなように、縮率0.236程度で、カラー原稿を良好に読み取るために極めて高精度な色収差補正を行い、3ラインCCD採用時に赤、緑、青の各色のSN比のばらつきを小さく抑えることが可能となる。
また同時に、Fナンバーが4.2と大口径であり、軸上と軸外の収差のバランスがよく、開口効率も100%近く、更には高空間周波数領域でのコントラストも高いレンズが実現可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るフルカラー読取レンズの構成を示す概略断面図である。
【図2】実施例1における球面収差、非点収差、歪曲収差、及びコマ収差を示す収差曲線図である。
【図3】実施例2における球面収差、非点収差、歪曲収差、及びコマ収差を示す収差曲線図である。
【図4】実施例3における球面収差、非点収差、歪曲収差、及びコマ収差を示す収差曲線図である。
【図5】実施例4における球面収差、非点収差、歪曲収差、及びコマ収差を示す収差曲線図である。
【図6】実施例5における球面収差、非点収差、歪曲収差、及びコマ収差を示す収差曲線図である。
【図7】実施例6における球面収差、非点収差、歪曲収差、及びコマ収差を示す収差曲線図である。
【図8】実施例7における球面収差、非点収差、歪曲収差、及びコマ収差を示す収差曲線図である。
【符号の説明】
G1 第1群
G2 第2群
G3 第3群
G4 第4群
L1 第1レンズ
L2 第2レンズ
L3 第3レンズ
L4 第4レンズ
L5 第5レンズ
L6 第6レンズ
L1 第1レンズ
CG1 コンタクトガラス
CG2 CCDカバーガラス
S 開口絞り

Claims (4)

  1. 物体側より数えて順に、第1群ないし第4群を配し、第1群は物体側に凸面を向けた凸メニスカスレンズの第1レンズであり、第2群は正の屈折力を持つ第2レンズと負の屈折力を持つ第3レンズとの接合レンズで、負の屈折力を持ち、第3群は負の屈折力を持つ第4レンズと正の屈折力を持つ第5レンズとの接合レンズで、負の屈折力を持ち、第4群は像側に凸面を向けた凸メニスカスレンズの第6レンズである4群6枚構成の読取レンズであって、下記の条件式を満足することを特徴とする読取レンズ。
    (1−1)0.0095<δθ凸−δθ凹<0.0203
    (2−1)0.87<f1/f6<1.20
    (3−1)−0.57<f25/f<−0.37
    (4−1)−0.0223<n凸−n凹<−0.0027
    (5−1)1.03<f13/f46<1.35
    (6−1)0.24<d5/f<0.26
    (8−1)−0.21<r6/f<−0.17
    但し、
    δθ凸:正の屈折力を有するレンズ(第1、第2、第5、第6レンズ)のδθgdの平均
    δθ凹:負の屈折力を有するレンズ(第3、第4レンズ)のδθgdの平均
    δθgd:θgd(部分分散比)の標準線(C7とF2を結ぶ直線)からの偏差
    θgd(部分分散比):(ng−nd)/(nF−nC)
    nd:d線の屈折率
    ng:g線の屈折率
    nF:F線の屈折率
    nC:C線の屈折率
    f1:第1レンズのe線の焦点距離
    f6:第6レンズのe線の焦点距離
    f25:第2レンズから第5レンズまでのe線の合成焦点距離
    f:全系のe線の合成焦点距離
    n凸:正の屈折力を有するレンズ(第1、第2、第5、第6レンズ)のndの平均
    n凹:負の屈折力を有するレンズ(第3、第4レンズ)のndの平均
    f13:第1レンズから第3レンズまでのe線の焦点距離
    f46:第4レンズから第6レンズまでのe線の焦点距離
    d5:物体側から数えて5番目の面間隔
    ri:物体側から数えてi番目の曲率半径
  2. 請求項1記載の読取レンズにおいて、下記の条件式を満足することを特徴とする読取レンズ。
    7−1)0.32<r1/f<0.35
    (9−1)0.085<(d3+d4)/f<0.093
    但し、
    f:全系のe線の合成焦点距離
    di:物体側から数えてi番目の面間隔
  3. 物体側より数えて順に、第1群ないし第4群を配し、第1群は物体側に凸面を向けた凸メニスカスレンズの第1レンズであり、第2群は物体側に凸面を向けた凸メニスカスレンズの第2レンズと物体側に凸面を向けた凹メニスカスレンズの第3レンズとの接合レンズで、負の屈折力を持ち、第3群は物体側に凹面を向けた凹メニスカスレンズの第4レンズと物体側に凹面を向けた凸メニスカスレンズの第5レンズとの接合レンズで、負の屈折力を持ち、第4群は像側に凸面を向けた凸メニスカスレンズの第6レンズである4群6枚構 成の読取レンズであって、下記の条件式を満足することを特徴とする読取レンズ。
    (1−2)0.0108<δθ凸−δθ凹<0.0202
    (2−2)0.89<f1/f6<1.20
    (3−2)−0.57<f25/f<−0.37
    (4−2)−0.0223<n凸−n凹<−0.0027
    (5−2)1.03<f13/f46<1.35
    (6−2)0.24<d5/f<0.26
    (8−2)−0.21<r6/f<−0.17
    但し、
    δθ凸:正の屈折力を有するレンズ(第1、第2、第5、第6レンズ)のδθgdの平均
    δθ凹:負の屈折力を有するレンズ(第3、第4レンズ)のδθgdの平均
    δθgd:θgd(部分分散比)の標準線(C7とF2を結ぶ直線)からの偏差
    θgd(部分分散比):(ng−nd)/(nF−nC)
    nd:d線の屈折率
    ng:g線の屈折率
    nF:F線の屈折率
    nC:C線の屈折率
    f1:第1レンズのe線の焦点距離
    f6:第6レンズのe線の焦点距離
    f25:第2レンズから第5レンズまでのe線の合成焦点距離
    f:全系のe線の合成焦点距離
    n凸:正の屈折力を有するレンズ(第1、第2、第5、第6レンズ)のndの平均
    n凹:負の屈折力を有するレンズ(第3、第4レンズ)のndの平均
    f13:第1レンズから第3レンズまでのe線の焦点距離
    f46:第4レンズから第6レンズまでのe線の焦点距離
    d5:物体側から数えて5番目の面間隔
    ri:物体側から数えてi番目の曲率半径
  4. 請求項3記載の読取レンズにおいて、下記の条件式を満足することを特徴とする読取レンズ。
    (7−2)0.32<r1/f<0.35
    (9−2)0.085<(d3+d4)/f<0.093
    但し、
    f:全系のe線の合成焦点距離
    di:物体側から数えてi番目の面間隔
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