JPH1130745A - 読み取りレンズ - Google Patents

読み取りレンズ

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JPH1130745A
JPH1130745A JP20224597A JP20224597A JPH1130745A JP H1130745 A JPH1130745 A JP H1130745A JP 20224597 A JP20224597 A JP 20224597A JP 20224597 A JP20224597 A JP 20224597A JP H1130745 A JPH1130745 A JP H1130745A
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JP
Japan
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lens
reading
aspherical
image
curvature
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JP20224597A
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English (en)
Inventor
Takayuki Iizuka
隆之 飯塚
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の4枚構成の読み取りレンズは、サジタ
ルの像面湾曲が比較的大きく、所定の解像度を得るため
には焦点深度が不足する。また、5枚構成の読み取りレ
ンズは、構成枚数が多いこと、そして複数のレンズに非
球面が設けられていることとにより、組立、加工に手間
がかかる。 【解決手段】 物体側から順に、物体側に凸面を向けた
負メニスカスの第1レンズと、両凸の正レンズである第
2レンズと、両凹の負レンズである第3レンズと、像側
に凸面を向けた正メニスカスの第4レンズとが順に配列
して構成され、第1レンズのいずれか一方の面が非球面
であり、この非球面の形状は、第1レンズの負のパワー
が光軸から離れるにしたがって強くなるよう設定されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カラーイメージ
スキャナーに適した簡単な構成で焦点深度が深い読み取
りレンズに関する。
【0002】
【従来の技術】スキャナーやファクシミリの光学系は、
原稿の像をCCD等のライン型のイメージセンサ上に形
成し、原稿像をセンサに対して相対的に走査させること
により原稿の情報を読み取る。特開昭63−65416
号公報、特開平4−181909号公報には、この種の
光学系に使用される読み取りレンズが開示されている。
【0003】特開昭63−65416号公報に開示され
る読み取りレンズは、4枚の球面レンズで構成されてい
る。一方、特開平4−181909号公報に開示される
読み取りレンズは、2枚の非球面レンズを含む5枚のレ
ンズで構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
63−65416号公報に開示される読み取りレンズ
は、サジタルの像面湾曲が比較的大きく、所定の解像度
を得るためには焦点深度が不足する。また、特開平4−
181909号公報に開示される読み取りレンズは、構
成枚数が多いこと、そして複数のレンズに非球面が設け
られていることとにより、組立、加工に手間がかかると
いう問題がある。
【0005】この発明は、上述した従来技術の課題に鑑
みてなされたものであり、4枚構成で複数のレンズに非
球面を設けることなく、所定の解像度で十分な焦点深度
を確保することができる読み取りレンズを提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる読み取
りレンズは、上記の目的を達成させるため、物体側から
順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスの第1レンズ
と、両凸の正レンズである第2レンズと、両凹の負レン
ズである第3レンズと、像側に凸面を向けた正メニスカ
スの第4レンズとが順に配列して構成され、第1レンズ
のいずれか一方の面が非球面であり、この非球面の形状
は、第1レンズの負のパワーが光軸から離れるにしたが
って強くなるよう設定されていることを特徴とする。
【0007】また、以下の条件(1)を満たすことが望ま
しく、さらに条件(2)、条件(3)を満たすことが望まし
い。 0.000<(Asp2 − Asp1)/f<0.001 …(1) 0.30<r1/f<0.80 …(2) −0.36<r8/f<−0.30 …(3) ただし、fは全系の焦点距離、Asp1は第1レンズの物体
側のレンズ面の高さ0.18fにおける非球面量、Asp2
は第1レンズの像側のレンズ面の高さ0.15fにおけ
る非球面量、r1は第1レンズの物体側のレンズ面の曲
率半径、r8は第4レンズの像側のレンズ面の曲率半径
である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる読み取り
レンズの実施形態を説明する。実施形態の読み取りレン
ズは、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニス
カスの第1レンズと、両凸の正レンズである第2レンズ
と、両凹の負レンズである第3レンズと、像側に凸面を
向けた正メニスカスの第4レンズとが順に配列して構成
される。トリプレットレンズの物体側に負メニスカスレ
ンズを付加した構成である。第1レンズは、いずれか一
方の面が非球面であり、この非球面の形状は、第1レン
ズの負のパワーが光軸から離れるにしたがって強くなる
よう設定されている。
【0009】第2レンズ、第3レンズのパワーを弱めに
設定し、サジタルの像面湾曲の中間像高でのふくらみを
抑えつつ、第1レンズに光軸から離れるにしたがって負
のパワーが強くなるような非球面を導入してメリディオ
ナルの像面湾曲を抑えることにより、周辺部にいたるま
で像面を平坦化することができる。
【0010】すなわち、実施形態の読み取りレンズのパ
ワー配分は、サジタルの像面湾曲を低減するよう決定さ
れており、この設計によっては補正しきれないメリディ
オナルの像面湾曲を低減するように非球面が設計されて
いる。パワー配分を変えるとサジタル、メリディオナル
の像面湾曲が共に変化するため、サジタルの像面湾曲を
良好にするようパワー配分を決定すると、メリディオナ
ルの像面湾曲が大きくなる。そこで、第1レンズに非球
面を導入することにより、メリディオナルの像面湾曲を
補正する。非球面量の変化は、主としてメリディオナル
の像面湾曲にのみ影響し、サジタルの像面湾曲は非球面
量を変化させても殆ど変化しない。
【0011】第1レンズに非球面を導入するメリット
は、物体側の光束の広がりが大きく、周辺光線がレンズ
の光軸から比較的離れた位置を通過するため、第1レン
ズを通過する光線の光軸からの高さ毎に補正量をコント
ロールできる点にある。
【0012】また、実施形態の読み取りレンズは、以下
の条件(1)、(2)、(3)を満たす。 0.000<(Asp2 − Asp1)/f<0.001 …(1) 0.30<r1/f<0.80 …(2) −0.36<r8/f<−0.30 …(3) ただし、fは全系の焦点距離、Asp1は第1レンズの物体
側のレンズ面の高さ0.18fにおける非球面量、Asp2
は第1レンズの像側のレンズ面の高さ0.15fにおけ
る非球面量、r1は第1レンズの物体側のレンズ面の曲
率半径、r8は第4レンズの像側のレンズ面の曲率半径
である。
【0013】非球面量Asp1、Asp2は、近軸曲率半径によ
り規定される球面と非球面との光軸方向のズレ量であ
り、具体的には、以下の式(4)で求められる。 Asp = ch2/(1+√(1-(1+K)c2h2)) - ch2/(1+√(1-c2h2)) + A4h4 + A6h6…(4) ここで、Kは円錐形数、A4、A6はそれぞれ4次、6次の
非球面係数、cは曲率、hは光軸からの高さであり、Asp1
の場合、c=1/r1、h=0.18f、Asp2の場合、c=1/r2、h=0.1
5fである。
【0014】上記の条件(1)は、周辺部の像面湾曲に関
する条件であり、この条件を満たすことにより、特に周
辺部の像面湾曲を良好に補正することができ、焦点深度
を深くすることができる。条件(1)の下限を下回る場合
には周辺部の像面湾曲がアンダーとなり、上限を越える
場合には周辺部の像面湾曲がオーバーとなり、共に焦点
深度を小さくする要因となる。
【0015】条件(2)、(3)は、共にサジタル像面の湾曲
に関する条件であり、これらの条件を満たすことによ
り、サジタル像面の湾曲を小さく抑えることができる。
これらの条件を満たさない場合には、サジタルの像面湾
曲が中間部でアンダーとなる。また、条件(2)の下限を
下回る場合には、第1レンズの物体側の凸面の正のパワ
ーが大きくなるため、第1レンズの負のパワーを維持す
るために像側の凹面の曲率半径が小さくなり、加工が困
難になる。
【0016】なお、結像性能、特に像面湾曲の低減のた
めには、第1レンズは両面非球面であることが望まし
い。ただし、作製されたレンズを干渉計を用いて検査す
る際には、一方の面を球面としておいた方が測定が容易
である。
【0017】以下、この発明にかかる読み取りレンズの
実施例を11例説明する。
【0018】
【実施例1】図1は、実施例1のレンズ構成を示すレン
ズ図であり、具体的な数値構成は表1に示されている。
図中、および表中、FNO.はFナンバー、yは最大像
高、fは焦点距離[単位:mm]、Mは倍率、rはレンズ各
面の曲率半径[単位:mm]、dはレンズ厚またはレンズ間
隔[単位:mm]、ndは各レンズのd線(588nm)での屈折
率、νは各レンズのアッベ数である。第1、第2面が第
1レンズ、第3、第4面が第2レンズ、第5、第6面が
第3レンズ、第7、第8面が第4レンズ、第9、第10
面がCCDのカバーガラスである。
【0019】また、実施例1では、第1レンズの物体側
の第1面、像側の第2面が回転対称な非球面で構成され
ている。非球面は、光軸からの高さがhとなる非球面上
の座標点の非球面の光軸上での接平面からの距離(サグ
量)をX、非球面の光軸上での曲率(1/r)をc、円錐係数
をK、4次、6次の非球面係数をA4,A6として、以下
の式(5)で表される。表1における非球面の曲率半径は
光軸上の曲率半径であり、これらの面の円錐係数、非球
面係数は表2に示される。なお、表における表記Eは、1
0を基数、Eの右の数字を指数とする累乗を示しており、
例えば表2の第1面の非球面係数A4の値「0.37440E-0
4」は「0.000037440」を意味する。 X=ch2/(1+√(1-(1+K)c22))+A4h4+A6h6…(5)
【0020】図2(A)〜(E)は実施例1の読み取りレンズ
の諸収差を示し、(A)はd線により表される球面収差S
Aおよび正弦条件SC、(B)はd線、g線(436nm)、C線
(656nm)における球面収差によって示される色収差、(C)
はd線を基準にしたg線、C線における倍率色収差、
(D)は非点収差(S:サジタル、M:メリディオナル)、(E)は
歪曲収差を示している。歪曲収差量を示す横軸の単位は
パーセント(%)、他の収差量を示す横軸の単位はmmで
ある。
【0021】
【表1】 Fno. 1:4.5 f=20.49 M=-0.095 y=10.5 面番号 r d n ν 1 10.132 2.000 1.48749 70.2 2 5.139 3.500 3 13.287 4.000 1.83481 42.7 4 -22.939 0.873 5 -13.744 1.128 1.78472 25.7 6 17.876 0.534 7 -23.178 2.156 1.77250 49.6 8 -7.135 23.063 9 ∞ 0.700 1.51633 64.1 10 ∞
【0022】
【表2】
【0023】
【実施例2】図3は、実施例2のレンズ構成を示すレン
ズ図であり、具体的な数値構成は表3に示されている。
実施例2では、第1レンズの両面、すなわち第1面、第
2面が回転対称な非球面で構成されており、これらの面
の円錐係数、非球面係数は表4に示される。図4(A)〜
(E)は実施例2の読み取りレンズの諸収差を示す。
【0024】
【表3】 Fno. 1:4.5 f=19.63 M=-0.095 y=10.5 面番号 r d n ν 1 9.935 2.000 1.48749 70.2 2 4.893 3.011 3 12.473 3.751 1.83481 42.7 4 -21.399 0.872 5 -13.116 1.105 1.80518 25.4 6 17.718 0.513 7 -21.678 2.164 1.77250 49.6 8 -6.753 21.985 9 ∞ 0.700 1.51633 64.1 10 ∞
【0025】
【表4】
【0026】
【実施例3】図5は、実施例3のレンズ構成を示すレン
ズ図であり、具体的な数値構成は表5に示されている。
実施例3では、第1レンズの両面、すなわち第1面、第
2面が回転対称な非球面で構成されており、これらの面
の円錐係数、非球面係数は表6に示される。図6(A)〜
(E)は実施例3の読み取りレンズの諸収差を示す。
【0027】
【表5】 Fno. 1:4.5 f=19.54 M=-0.094 y=10.5 面番号 r d n ν 1 10.114 2.000 1.48749 70.2 2 4.731 2.518 3 12.437 3.932 1.83481 42.7 4 -22.283 0.954 5 -17.308 0.884 1.84666 23.9 6 17.882 0.522 7 -18.332 2.565 1.77250 49.6 8 -6.713 22.143 9 ∞ 0.700 1.51633 64.1 10 ∞
【0028】
【表6】
【0029】
【実施例4】図7は、実施例4のレンズ構成を示すレン
ズ図であり、具体的な数値構成は表7に示されている。
実施例4では、第1レンズの両面、すなわち第1面、第
2面が回転対称な非球面で構成されており、これらの面
の円錐係数、非球面係数は表8に示される。図8(A)〜
(E)は実施例4の読み取りレンズの諸収差を示す。
【0030】
【表7】 Fno. 1:4.5 f=26.06 M=-0.130 y=10.5 面番号 r d n ν 1 9.772 2.000 1.48749 70.2 2 5.980 3.500 3 16.650 4.000 1.83481 42.7 4 -32.119 1.346 5 -23.843 0.800 1.84666 23.9 6 21.983 0.681 7 -20.818 3.970 1.77250 49.6 8 -8.918 29.390 9 ∞ 0.700 1.51633 64.1 10 ∞
【0031】
【表8】
【0032】
【実施例5】図9は、実施例5のレンズ構成を示すレン
ズ図であり、具体的な数値構成は表9に示されている。
実施例5では、第1レンズの物体側のレンズ面、すなわ
ち第1面が回転対称な非球面で構成されており、その円
錐係数、非球面係数は表10に示される。図10(A)〜
(E)は実施例5の読み取りレンズの諸収差を示す。
【0033】
【表9】 Fno. 1:4.5 f=27.60 M=-0.130 y=14.03 面番号 r d n ν 1 12.025 2.000 1.51497 63.4 2 6.545 4.000 3 17.808 4.000 1.83481 42.7 4 -29.553 1.656 5 -31.465 1.186 1.84666 23.8 6 21.328 0.872 7 -20.553 3.376 1.77250 49.6 8 -9.297 31.942 9 ∞ 0.700 1.51633 64.1 10 ∞
【0034】
【表10】
【0035】
【実施例6】図11は、実施例6のレンズ構成を示すレ
ンズ図であり、具体的な数値構成は表11に示されてい
る。実施例6では、第1レンズの像側のレンズ面、すな
わち第2面が回転対称な非球面で構成されており、その
円錐係数、非球面係数は表12に示される。図12(A)
〜(E)は実施例6の読み取りレンズの諸収差を示す。
【0036】
【表11】 Fno. 1:4.5 f=27.63 M=-0.130 y=14.03 面番号 r d n ν 1 10.921 2.000 1.51497 63.4 2 6.353 4.000 3 17.945 4.000 1.83481 42.7 4 -31.750 1.577 5 -30.838 1.000 1.84666 23.8 6 21.851 0.826 7 -19.856 3.501 1.77250 49.6 8 -9.167 31.806 9 ∞ 0.700 1.51633 64.1 10 ∞
【0037】
【表12】
【0038】
【実施例7】図13は、実施例7のレンズ構成を示すレ
ンズ図であり、具体的な数値構成は表13に示されてい
る。実施例7では、第1レンズの両面、すなわち第1
面、第2面が回転対称な非球面で構成されており、これ
らの面の円錐係数、非球面係数は表14に示される。図
14(A)〜(E)は実施例7の読み取りレンズの諸収差を示
す。
【0039】
【表13】 Fno. 1:4.5 f=27.58 M=-0.130 y=14.03 面番号 r d n ν 1 9.440 2.000 1.48749 70.2 2 6.028 4.000 3 18.230 4.000 1.83481 42.7 4 -33.369 1.417 5 -26.188 0.800 1.84666 23.9 6 22.893 0.737 7 -20.094 3.966 1.77250 49.6 8 -9.164 31.285 9 ∞ 0.700 1.51633 64.1 10 ∞
【0040】
【表14】
【0041】
【実施例8】図15は、実施例8のレンズ構成を示すレ
ンズ図であり、具体的な数値構成は表15に示されてい
る。実施例8では、第1レンズの像側のレンズ面、すな
わち第2面が回転対称な非球面で構成されており、その
円錐係数、非球面係数は表16に示される。図16(A)
〜(E)は実施例8の読み取りレンズの諸収差を示す。
【0042】
【表15】 Fno. 1:4.5 f=27.55 M=-0.130 y=14.03 面番号 r d n ν 1 10.410 2.000 1.48749 70.2 2 6.271 4.000 3 18.774 4.000 1.83481 42.7 4 -32.625 1.621 5 -25.236 0.851 1.84666 23.9 6 24.273 0.744 7 -21.475 3.733 1.77250 49.6 8 -9.210 31.634 9 ∞ 0.700 1.51633 64.1 10 ∞
【0043】
【表16】
【0044】
【実施例9】図17は、実施例9のレンズ構成を示すレ
ンズ図であり、具体的な数値構成は表17に示されてい
る。実施例9では、第1レンズの物体側のレンズ面、す
なわち第1面が回転対称な非球面で構成されており、そ
の円錐係数、非球面係数は表18に示される。図18
(A)〜(E)は実施例9の読み取りレンズの諸収差を示す。
【0045】
【表17】 Fno. 1:4.5 f=27.54 M=-0.130 y=14.03 面番号 r d n ν 1 10.426 2.000 1.48749 70.2 2 6.211 4.000 3 18.035 4.000 1.83481 42.7 4 -30.694 1.509 5 -26.597 0.800 1.84666 23.9 6 22.400 0.767 7 -20.300 3.693 1.77250 49.6 8 -9.177 31.565 9 ∞ 0.700 1.51633 64.1 10 ∞
【0046】
【表18】
【0047】
【実施例10】図19は、実施例10のレンズ構成を示
すレンズ図であり、具体的な数値構成は表19に示され
ている。実施例10では、第1レンズの両面、すなわち
第1面、第2面が回転対称な非球面で構成されており、
これらの面の円錐係数、非球面係数は表20に示され
る。図20(A)〜(E)は実施例10の読み取りレンズの諸
収差を示す。
【0048】
【表19】 Fno. 1:4.5 f=27.63 M=-0.130 y=14.03 面番号 r d n ν 1 9.229 2.000 1.49176 57.4 2 6.083 4.000 3 17.661 4.000 1.83481 42.7 4 -32.213 1.374 5 -25.548 0.800 1.84666 23.9 6 22.514 0.734 7 -18.941 3.712 1.80400 46.6 8 -9.318 30.439 9 ∞ 0.700 1.51633 64.1 10 ∞
【0049】
【表20】
【0050】
【実施例11】図21は、実施例11のレンズ構成を示
すレンズ図であり、具体的な数値構成は表21に示され
ている。実施例11では、第1レンズの両面、すなわち
第1面、第2面が回転対称な非球面で構成されており、
これらの面の円錐係数、非球面係数は表22に示され
る。図22(A)〜(E)は実施例11の読み取りレンズの諸
収差を示す。
【0051】
【表21】 Fno. 1:4.5 f=27.62 M=-0.130 y=14.03 面番号 r d n ν 1 9.205 2.000 1.66910 55.4 2 6.284 4.000 3 17.337 4.000 1.83481 42.7 4 -32.371 1.446 5 -23.407 0.800 1.84666 23.9 6 23.327 0.693 7 -21.423 3.775 1.80400 46.6 8 -9.409 30.543 9 ∞ 0.700 1.51633 64.1 10 ∞
【0052】
【表22】
【0053】表23は、前述の条件(1)、(2)、(3)に対
して各実施例がどのような値をとるかを示す。いずれの
実施例も、全ての条件を満たしている。
【0054】
【表23】
【0055】図23および図24は、第1レンズに非球
面を導入した場合の効果を説明するための像面の湾曲を
示すグラフであり、図23が球面レンズ4枚で構成され
る場合、図24は第1レンズに非球面を導入したこの発
明の構成における性能を示す。各グラフの縦軸は近軸像
面を0とした光軸方向の像面の位置、横軸は像高を示
す。
【0056】ここでは、読み取りレンズによりCCDセ
ンサが配置される位置に投影されたチャートの像1mm
の間に45ラインペアの白黒が形成されるようなチャー
トを用いてMTFを測定し、山形のMTF曲線の頂点で
ある合焦位置の両側でMTFが40%となる2点におけ
るサジタルの像面(実線)、メリディオナルの像面(破線)
をB(青:g線)、G(緑:d線)、R(赤:C線)の3波長に
ついてそれぞれ示している。45ラインペア/mmの空
間周波数は、CCDセンサの画素ピッチである1.1μ
mにほぼ一致する。
【0057】カラーでの使用を前提として像高14.0
mmまでの全範囲でMTF40%以上が確保できる焦点
深度は、グラフ中の上側の6本の曲線群(MTFが40
%となる一方の点における像面)の下端と、下側の6本
の曲線群(MTFが40%となる他方の点における像面)
の上端との間の範囲となる。すなわち、上側の曲線群と
下側の曲線群とが重ならない範囲が深度となる。
【0058】図23に示す球面レンズの例では、上側の
曲線群で表される一方の点におけるG成分のサジタルの
像面のグラフ中の下端(最大像高)と、下側の曲線群で表
される他方の点におけるB成分のサジタルの像面のグラ
フ中の上端(像高9mm程度)との間隔が深度W1とな
り、その値は約0.01mm程度である。
【0059】これに対して、図24に示す非球面レンズ
を含む例では、サジタルの像面の湾曲が球面レンズ系の
場合と比較して小さく抑えられており、深度W2の値は
約0.06mm程度である。すなわち、第1レンズに非
球面を導入することにより、深度を約6倍に拡大するこ
とができる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の読み取
りレンズは、4枚構成で第1レンズ群に非球面を導入す
ることにより、所定の解像度を確保しつつ、十分な焦点
深度を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の読み取りレンズのレンズ図であ
る。
【図2】 実施例1の読み取りレンズの諸収差図であ
り、(A)は球面収差、(B)は色収差、(C)は倍率色収差、
(D)は非点収差、(E)は歪曲収差を示す。
【図3】 実施例2の読み取りレンズのレンズ図であ
る。
【図4】 実施例2の読み取りレンズの諸収差図であ
り、(A)は球面収差、(B)は色収差、(C)は倍率色収差、
(D)は非点収差、(E)は歪曲収差を示す。
【図5】 実施例3の読み取りレンズのレンズ図であ
る。
【図6】 実施例3の読み取りレンズの諸収差図であ
り、(A)は球面収差、(B)は色収差、(C)は倍率色収差、
(D)は非点収差、(E)は歪曲収差を示す。
【図7】 実施例4の読み取りレンズのレンズ図であ
る。
【図8】 実施例4の読み取りレンズの諸収差図であ
り、(A)は球面収差、(B)は色収差、(C)は倍率色収差、
(D)は非点収差、(E)は歪曲収差を示す。
【図9】 実施例5の読み取りレンズのレンズ図であ
る。
【図10】 実施例5の読み取りレンズの諸収差図であ
り、(A)は球面収差、(B)は色収差、(C)は倍率色収差、
(D)は非点収差、(E)は歪曲収差を示す。
【図11】 実施例6の読み取りレンズのレンズ図であ
る。
【図12】 実施例6の読み取りレンズの諸収差図であ
り、(A)は球面収差、(B)は色収差、(C)は倍率色収差、
(D)は非点収差、(E)は歪曲収差を示す。
【図13】 実施例7の読み取りレンズのレンズ図であ
る。
【図14】 実施例7の読み取りレンズの諸収差図であ
り、(A)は球面収差、(B)は色収差、(C)は倍率色収差、
(D)は非点収差、(E)は歪曲収差を示す。
【図15】 実施例8の読み取りレンズのレンズ図であ
る。
【図16】 実施例8の読み取りレンズの諸収差図であ
り、(A)は球面収差、(B)は色収差、(C)は倍率色収差、
(D)は非点収差、(E)は歪曲収差を示す。
【図17】 実施例9の読み取りレンズのレンズ図であ
る。
【図18】 実施例9の読み取りレンズの諸収差図であ
り、(A)は球面収差、(B)は色収差、(C)は倍率色収差、
(D)は非点収差、(E)は歪曲収差を示す。
【図19】 実施例10の読み取りレンズのレンズ図で
ある。
【図20】 実施例10の読み取りレンズの諸収差図で
あり、(A)は球面収差、(B)は色収差、(C)は倍率色収
差、(D)は非点収差、(E)は歪曲収差を示す。
【図21】 実施例11の読み取りレンズのレンズ図で
ある。
【図22】 実施例11の読み取りレンズの諸収差図で
あり、(A)は球面収差、(B)は色収差、(C)は倍率色収
差、(D)は非点収差、(E)は歪曲収差を示す。
【図23】 球面レンズ4枚で構成される場合の像面の
湾曲を示すグラフである。
【図24】 非球面の第1レンズと3枚の球面レンズと
で構成される場合の像面の湾曲を示すグラフである。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側から順に、物体側に凸面を向けた
    負メニスカスの第1レンズと、両凸の正レンズである第
    2レンズと、両凹の負レンズである第3レンズと、像側
    に凸面を向けた正メニスカスの第4レンズとが順に配列
    して構成され、前記第1レンズのいずれか一方の面が非
    球面であり、該非球面の形状は、前記第1レンズの負の
    パワーが光軸から離れるにしたがって強くなるよう設定
    されていることを特徴とする読み取りレンズ。
  2. 【請求項2】 全系の焦点距離をf、前記第1レンズの
    物体側のレンズ面の高さ0.18fにおける非球面量を
    Asp1、前記第1レンズの像側のレンズ面の高さ0.15
    fにおける非球面量をAsp2としたときに、以下の条件
    (1)を満たすことを特徴とする請求項1に記載の読み取
    りレンズ。 0.000<(Asp2 − Asp1)/f<0.001 …(1)
  3. 【請求項3】 前記第1レンズの物体側のレンズ面の曲
    率半径をr1として、以下の条件(2)を満たすことを特徴
    とする請求項2に記載の読み取りレンズ。 0.30<r1/f<0.80 …(2)
  4. 【請求項4】 前記第4レンズの像側のレンズ面の曲率
    半径をr8として、以下の条件(3)を満たすことを特徴と
    する請求項3に記載の読み取りレンズ。 −0.36<r8/f<−0.30 …(3)
  5. 【請求項5】 前記第1レンズは、前記物体側のレンズ
    面、前記像側のレンズ面が共に非球面であることを特徴
    とする請求項2に記載の読み取りレンズ。
  6. 【請求項6】 前記第1レンズは、前記物体側のレンズ
    面が非球面、前記像側のレンズ面が球面であることを特
    徴とする請求項3に記載の読み取りレンズ。
  7. 【請求項7】 前記第1レンズは、前記物体側のレンズ
    面が球面、前記像側のレンズ面が非球面であることを特
    徴とする請求項3に記載の読み取りレンズ。
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