JP4225034B2 - 駐車料金課金システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エリア別の料金ランクを設定した駐車場における駐車料金課金システムに係り、特に、より多くの利用者が駐車場を利用できるようにした駐車料金課金システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車が走行して駐車場所まで移動する自走式駐車場には、複数階からなる立体駐車場や広大な敷地に作られた大規模平面駐車場などがある。自走式立体駐車場では、1階に出入口があるとした場合、上の階ほど利用率が低く、下の階のみ混雑する傾向がある。大規模平面駐車場においても出入口から遠い、近いといった条件で利用率が相違する傾向がある。これは、出入口アクセスの利便性に差があるからで、利用者からしてみれば場内のどこへ駐車しても同じ料金であれば、利便性のよい場所を選んで駐車するからである。
【0003】
しかし、こうした傾向のために、上の階(大規模平面駐車場なら出入口から遠い場所)には空きスペースがあるにもかかわらず、下の階では満車に近い状態で空きスペースを探したり待つ自動車によって渋滞が発生し、上の階に行くことさえ困難になる。このような利用率の好ましくない分布のために、利用者は円滑な利用が妨げられ、駐車場経営者にとっては、最大収容台数の割に収益が上がらないという問題が起きる。
【0004】
特許文献1には、階層毎或いは平面を分割したエリア毎に異なる料金ランクを設定し、自動車から識別情報を発信し、エリア間通路に設置した受信器で受信することにより、自動車が駐車したエリア及び駐車時間を判定してエリアの料金ランクに応じた課金額を計算し、その課金額を識別情報に対応付けて登録してある決済先より電子決済する装置が開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−230598号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前述のように、特許文献1の装置は、エリア別の料金ランクを導入することにより、利便性と経済性とを釣り合わせるようにしたので、利用者による駐車エリアの選択に分散が生じ、利用率の偏在という問題を解決して利用者にも経営者にも利益をもたらすと思われた。
【0007】
しかし、特許文献1の装置は、自動車から識別情報を発信することが前提になっており、この識別情報によって当該自動車が受信器を通過したことが分かり、各受信器を通過した順序及び時刻からその自動車が駐車したエリア及び駐車時間を判定することができる。しかし、従来の自動車は、識別情報を発信する機能がなく、駐車したエリアも駐車時間も判定できないため、特許文献1の駐車場を利用することができない。
【0008】
また、特許文献1の装置は、電子決済しか決済方法が選択できないので、識別情報を発信する機能がある自動車でも、決済先が識別情報に対応付けて登録してなければ特許文献1の装置を備えた駐車場を利用することができない。
【0009】
つまり、特許文献1の装置を備えた駐車場は、識別情報を発信する機能がある自動車に乗っていて電子決済を契約している一部の利用者にしか利用できない。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、より多くの利用者が駐車場を利用できるようにした駐車料金課金システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、駐車場を複数のエリアに区分してエリア毎に料金ランクを定め、駐車場の入口、出口及びエリアの境界毎に、通過する自動車が発信する識別情報を受信する受信器を配置し、その自動車が各受信器を通過した順序及び時刻からその自動車が駐車したエリア及び駐車時間を判定し、その駐車したエリアの料金ランク及び駐車時間に応じて課金額を計算する課金額計算手段を設けた駐車料金課金システムにおいて、入口には、入場時刻を記録した駐車券を発行する発券機を設置し、出口には、駐車券から入場時刻を読み取る読取器と課金額分の現金を徴収する現金徴収器とを備えた出口精算機を設置し、前記課金額計算手段は、識別情報を担持する自動車(識別車という)と担持しない自動車(非識別車という)とを区別し、識別車については出口で識別情報を受信したとき、上記エリア及び駐車時間の判定並びに課金額計算を行い出口精算機で現金を徴収し、非識別車については出口精算機で駐車券から読み取った入場時刻と精算時刻との差により駐車時間を求め、この駐車時間及びエリアによらない一律料金ランクに応じた課金額を計算して出口精算機で現金を徴収するものである。
【0011】
上記発券機では駐車券に駐車券番号を記録し、駐車場内には、駐車券から入場時刻及び駐車券番号を読み取る読取器と課金額分の現金を徴収する現金徴収器と駐車券に精算済み情報を記録する記録器とを備えた事前精算機を設置し、前記課金額計算手段は、識別車については発券機で発行した駐車券番号を入口で受信した識別情報に対応付けて記憶しておき、事前精算機で駐車券から読み取った駐車券番号から識別情報を引き当てて、その識別情報により上記エリア及び駐車時間の判定並びに課金額計算を行い事前精算機で現金を徴収し、出口精算機では事前精算をしていない識別車のみ現金を徴収し、非識別車については事前精算機で駐車券から読み取った入場時刻と精算時刻との差により駐車時間を求め、この駐車時間及びエリアによらない一律料金ランクに応じた課金額を計算して事前精算機で現金を徴収し、精算後に駐車券に精算済み情報を記録して返却し、出口精算機では精算済み情報の記録されていない駐車券についてのみ現金を徴収してもよい。
【0013】
上記駐車場を複数階からなる立体駐車場とし、各階をそれぞれ1つのエリアとし、階間を繋ぐスロープに上記受信器を設置してもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第一の実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
【0015】
図1に、自走式立体駐車場の概略構造と本発明に係る駐車料金課金システムのブロック構成を示す。
【0016】
この自走式立体駐車場は、1〜4階1F〜4Fに駐車フロアがあり、出入口1は1階にある。なお、駐車場構造としては入口と出口が同じ場所に出入口1として設けられているが、駐車料金課金システムの上では入口と出口は区別される。もちろん入口と出口が別々の場所・別々のフロアにあってもよい。1〜2階間、2〜3階間、3〜4階間を繋ぐスロープ2はそれぞれ階間に1つずつ設けられている。階数や同一階間を繋ぐスロープの個数は任意である。料金ランクは、階毎に設定するものとする。即ち、1つの階が1つのエリアとする。従って、スロープ2がエリアの境界となる。料金ランクの具体的な内容は、ここでは省略するが、同じ駐車時間に対し出入口に近くて利便性の最も高い1階1Fでは課金額が最も高く、最も利便性の低い4階4Fでは課金額が最も低くなるように階順に設定するとよい。もちろん入口や出口が他の階にもあれば、その利便性を考慮した料金ランクとする。設定した料金ランクは、図示しない料金ランクデータベースに記憶され、駐車料金課金システムにおいて参照できるようになっている。
【0017】
入口4には、車両検知器5と受信器6と発券機7とが設置される。一方、出口8には、車両検知器5と受信器6と出口精算機9とが設置される。エリアの境界となる複数のスロープ2には、それぞれ車両検知器5と受信器6とが設置される。車両検知器5は、地面に埋設されたループコイルで電磁的に自動車の到来を検出するものである。スロープ2には車両検知器5を設置せず、受信器6で識別情報を受信したことを以て自動車が通過したと判定してもよい。駐車場構造図の出入口1及びスロープ2に示した領域3は、車両検知器5及び受信器6が自動車を感知し、或いは識別情報を受信する範囲である。
【0018】
受信器6は、通過する自動車が発信する識別情報を受信するもので、通信方式にはRFタグ方式、ETC方式、スマートプレート(電子ナンバープレート)方式などの方式を採用することができる。従って、RF、ETC車載器、スマートプレートなどを装備した自動車は、識別情報を担持する自動車(識別車)として扱い、これらを装備しない自動車は、識別情報を担持しない自動車(非識別車)として扱うことになる。10は、識別情報を受信器6に通信する車載器である。また、本実施形態では、識別情報を担持する自動車のうち電子決済を契約している自動車(契約車)も区別して扱う。対象の自動車が契約車であるかどうかは、契約車データベースを識別情報で検索して知ることができる。
【0019】
発券機7は、駐車券を発行するものである。駐車券は、電気、磁気又は光学的に読み取り可能な切符状のものである。ここでは、表面が印刷面、裏面が磁気記録面になった駐車券を使用する。従って、発券機7には駐車券に磁気記録を行う記録器が内蔵されている。発券機7において記録するデータは、入場時刻、駐車券番号などである。
【0020】
出口精算機9は、図示しないが、駐車券の磁気記録を読み取る読取器と、課金額分の現金を徴収する現金徴収器と、課金額を表示する表示器とを備える。読取器では、入場時刻、駐車券番号、精算済み情報などを読み取る。現金徴収器は、紙幣読取り・払出し部、硬貨計数部、硬貨払出し部などからなり、利用者が投入した紙幣・硬貨の総金額から課金額を差し引いて残額分の紙幣・硬貨を払い出すものである。
【0021】
駐車場内には、駐車場構造図には図示しなかったが、事前精算機11が1台乃至複数台、歩行者通路脇や自動車通路脇などに設置される。事前精算機11は、出口での現金支払いによる自動車の待ち行列が生じるのを緩和するために、退場する自動車が出口に至る前に、利用者が駐車場へ戻ってきた時点などで現金支払いを済ませることができるように設けたものである。契約車は、現金支払いをしないので、事前精算機11の対象にはしない。
【0022】
事前精算機11は、出口精算機9と同様の読取器、現金徴収器、表示器を備える他に、磁気記録の記録器を備える。記録器は、発券機7にあるものと同じであるが、事前精算機11では精算済み情報を記録する。読取器と記録器は、一体型のものを使用してもよい。
【0023】
事前精算機11や前述した出口精算機9には、精算内容を印刷するレシート発行器を設けてもよい。また、これらの精算機9,11に、銀行預金カードや信販カードから引き落としを行う磁気カード端末、ICカード端末、プリペイドカードから精算するプリペイドカード読取器を設けることは本発明の範囲である。
【0024】
以上の各機器やデータベースは、中央管理装置12との間で有線又は無線で通信可能である。中央管理装置12は、例えば、パソコンで構成され、本発明の課金額計算手段13を実現するものである。課金額計算手段13の詳細は、中央管理装置12における処理手順として次に説明する。また、中央管理装置12は、図示しない広域通信手段により外部の金融サービス機関と通信して電子決済の手続きを行うことができる。
【0025】
1)入場時処理(図2)
まず、ステップ101において、入口4前に到来した自動車を車両検知器5により検知したかどうかチェックする。自動車が検知されなければステップ101を繰り返して到来を待つ。自動車が検知されたら次のステップ102に進む。
【0026】
ステップ102では、入口4の受信器6により識別番号を取得したかどうかチェックする。識別番号が取得できなければ、到来した自動車は非識別車であると判定し、ステップ103にて発券機7より駐車券を発行して入場時処理を終了し、次の自動車の到来に備えてステップ101に戻る。駐車券には駐車券番号と入場時刻とが書き込まれる。
【0027】
ステップ102で識別番号が取得できたときは、到来した自動車は契約車を含む識別車であると判定し、ステップ104にて、識別番号によりデータベースを検索して契約車であるかどうかチェックする。契約車であれば、ステップ105にて、その識別番号と入場時刻とを関連付けて記憶しておき、次の自動車の到来に備えてステップ101に戻る。
【0028】
ステップ104で契約車でなければ、ステップ106にて、発券機7より駐車券を発行し、さらにステップ107にて、識別番号と入場時刻と駐車券番号とを関連付けて記憶しておき、次の自動車の到来に備えてステップ101に戻る。駐車券には駐車券番号と入場時刻とが書き込まれる。
【0029】
以上の入場時処理により、非識別車には少なくとも入場時刻を記録した駐車券が発行され、契約車には駐車券は発行されず、データ処理のみ行われ、非契約の識別車には入場時刻と駐車券番号とを記録した駐車券が発行され、識別番号と駐車券番号とを対応付けしたデータ処理が行われる。中央管理装置のメモリには、非契約の識別車については識別番号、入場時刻、駐車券番号が記憶され、契約車については識別番号、入場時刻が記憶される。もちろん、発行した駐車券全ての駐車券番号を記録しても構わない。
【0030】
2)受信器通過処理(図3)
受信器通過処理は、各スロープ2に設置された受信器6についてそれぞれ独立に実行される。
【0031】
まず、ステップ201において、受信器6で識別情報を受信したかどうかにより、自動車が受信器の設置箇所を通過したかどうかをチェックする。自動車の通過が検知されなければステップ201を繰り返して通過を待つ。自動車の通過が検知されたら次のステップ202に進む。
【0032】
ステップ202では、検知した受信器6の番号(又は設置されているスロープ2の番号)、検知時刻、識別情報を関連付けて記憶し、次の自動車の通過に備えてステップ201に戻る。
【0033】
各々の受信器6についてこの受信器通過処理で記憶した通過記録は、中央管理装置12のメモリに集積され、後に駐車エリアの判定処理において識別情報により読み出すことになる。非識別車がスロープ2を通過しても、この受信器通過処理は発生しない。
【0034】
3)事前精算機での精算処理(図4)
まず、ステップ301において、事前精算機11の操作があったかどうかをチェックする。読取器に駐車券が挿入されたことで操作があったと判定する。事前精算機11の操作がないときは、そのままステップ301を繰り返して操作を待つ。事前精算機11の操作があったら、ステップ302にて、駐車券から入場時刻と駐車券番号とを読み取る。
【0035】
次に、ステップ303では、駐車券番号をキーにして識別情報の記憶を検索する。ステップ304にて検索結果をチェックし、駐車券番号に対応する識別情報がある場合、対象は非契約の識別車と判断し、ステップ305へ進む。駐車券番号に対応する識別情報がない場合、対象は非識別車と判断し、ステップ306に進む。
【0036】
非識別車を対象とするステップ306では、エリアによらない一律料金ランクを参照する。ここでは、一律料金ランクは、1階の料金ランクと同じ、即ち、課金額が他の階より高くなる設定にしてある。駐車券が挿入された時刻を精算時刻とし、駐車券から読み取った入場時刻との差により駐車時間を求める。この駐車時間と一律料金ランクとから課金額を計算する。次いで、ステップ307にて、この課金額を現金徴収器に通知し、現金徴収器で課金額分の現金を徴収する。徴収が終了したら、ステップ308にて、駐車券に精算済み情報及び精算時刻を記録し、この駐車券を利用者に返却する。その後、次の自動車を待つべくステップ301に戻る。
【0037】
非契約の識別車を対象とするステップ305では、識別情報をキーとして、当該自動車の通過記録と入場時刻とを検索する。この検索結果を用いてステップ309にて当該自動車が駐車したエリアの判定を行う。駐車エリアの判定処理の詳細は後述する。この処理の結果、駐車エリアが分るので、ステップ310にて、駐車券が挿入された時刻を精算時刻とし、記憶していた入場時刻との差により駐車時間を求め、この駐車時間と駐車エリアの料金ランクとから課金額を計算する。次いで、ステップ311にて、この課金額を現金徴収器に通知し、現金徴収器で課金額分の現金を徴収する。徴収が終了したら、ステップ312にて中央管理装置12のメモリに、識別情報と関連付けて精算済み情報を記憶した後、ステップ308へ進んで精算済み情報及び精算時刻の記録と駐車券の返却を行う。
【0038】
契約車については、駐車券が発行されていないので、事前精算機での精算処理が発生しない。
【0039】
4)出口精算機での精算処理(図5)
まず、ステップ401において、出口前に到来した自動車を車両検知器により検知したかどうかチェックする。自動車が検知されなければステップ401を繰り返して到来を待つ。自動車が検知されたら次のステップ402に進む。
【0040】
ステップ402では、出口8の受信器6により識別番号を取得したかどうかチェックする。識別番号が取得できなければ、到来した自動車は非識別車であると判定し、ステップ403へ進む。識別番号が取得できたら、到来した自動車は契約車を含む識別車であると判定し、ステップ404へ進む。
【0041】
非識別車を対象とするステップ403では、読取器で駐車券から入場時刻、精算済み情報及び精算時刻を読み取る。ここでは省略しているが、読取器は事前精算機のステップ301の場合と同様に駐車券が挿入されるのを待っており、駐車券が挿入されたとき読み取りを行うものとする。次に、ステップ405にて精算済みかどうかをチェックする。精算済みであれば、ステップ406にて清算完了の処理を行い、次の自動車を受け付けるために、ステップ401に戻る。ただし、駐車券に記録されている精算時刻と現在時刻とが大きく異なる場合、事前精算機での精算の後も当該自動車が速やかに出口8に向かわず駐車場内に滞在したと考えられるので、再駐車とみなし、図示しない追加精算処理を行う。
【0042】
ステップ405で精算済みでなければ、ステップ407に進む。ステップ407では、駐車券が挿入された時刻を精算時刻とし、駐車券から読み取った入場時刻との差により駐車時間を求める。この駐車時間と一律料金ランクとから課金額を計算する。次いで、ステップ408にて、この課金額を現金徴収器に通知し、現金徴収器で課金額分の現金を徴収する。徴収が終了したら、ステップ406にて清算完了の処理を行い、次の自動車を受け付けるために、ステップ401に戻る。
【0043】
識別車を対象とするステップ404では、識別情報をキーとして、当該自動車の通過記録、入場時刻、精算済み情報を検索する。次に、ステップ409にて、既に事前精算機11で精算済みであるかどうかチェックし、精算済みであれば、ステップ410にて清算完了の処理を行い、次の自動車を受け付けるために、ステップ401に戻る。ステップ410で精算済みでなければ、ステップ411に進む。
【0044】
ステップ411では、識別情報をキーとして、当該自動車の通過記録と入場時刻とを検索する。この検索結果を用いて当該自動車が駐車したエリアの判定を行う。駐車エリアの判定処理の詳細は後述する。この処理の結果、駐車エリアが分るので、ステップ412にて、当該自動車が出口8に到来した時刻を精算時刻とし、記憶している入場時刻との差により駐車時間を求め、この駐車時間と駐車エリアの料金ランクとから課金額を計算する。
【0045】
次に、ステップ413にて、識別番号によりデータベースを検索して当該自動車が契約車であるかどうかチェックする。契約車であれば、ステップ414にて、登録してある決済先に対して電子決済の処理を行った後、ステップ410へ進む。電子決済は公知の方法にて外部金融サービス機関との間で行われる。ステップ413で当該自動車が非契約車である場合、ステップ415へ進み、読取器で駐車券から入場時刻等を読み取る。なお、このステップ415では、駐車料金に関する特別な処理はしないが、駐車券の挿入を受け付けることにより、廃券を回収することができる。次いで、ステップ416にて、課金額を現金徴収器に通知し、現金徴収器で課金額分の現金を徴収する。徴収が終了したら、ステップ410にて清算完了の処理を行い、次の自動車を受け付けるために、ステップ401に戻る。
【0046】
以上のように、出口精算機9では、契約車については電子決済の処理を行い、事前精算済みでない非識別車については駐車券の記録に基づく一律料金ランクの精算を行い、事前精算済みでない非契約の識別車については識別番号に基づくエリア別料金ランクの精算を行う。
【0047】
5)駐車エリアの判定処理(図6)
駐車エリアは、入場時刻及び精算時刻と受信器通過処理で記憶した通過記録とを用いて、当該自動車がエリア間を移動した順序と時間間隔とから最も滞在時間の長いエリアを駐車エリアと判定する。
【0048】
まず、ステップ501にて、通過記録を入場から精算までの発生時刻順に並べることにより、判定対象の自動車が認識されたポイントの列を求め中央管理装置12のメモリに記憶する。次に、ステップ502にて、そのポイント列内の隣り合うポイント間の時間間隔を全て求め中央管理装置12のメモリに記憶する。ステップ503にて、これらの時間間隔から最も大きいものを探し、時間間隔が最も大きいポイント間を選び出して中央管理装置12のメモリに記憶する。ステップ504にて、この時間間隔が最大のポイント間に存在するエリアを駐車エリアと判定する。
【0049】
中央管理装置12が各機器について以上の1)〜5)の処理を行うことにより、利用者から見れば、次のような駐車場利用の手順が発生することになる。
【0050】
図7に示されるように、入口4に利用者が到来すると、入場時処理(図2)が実行されるので、契約車はノンストップで入口4を通り、入場することができる。非契約車は一旦停止して発券機7より駐車券を受け取ることになる(ステップ100)。次に、利用者が駐車場所を探して場内を移動すると、識別車であれば、エリアの境界を通過するたびに、受信器通過処理(図3)が実行される。識別情報の送受信は自動的におこなわれるので、利用者はこの処理を意識することなく移動して任意の場所に駐車することになる(ステップ200)。
【0051】
その後、利用者が駐車場を出るために自動車の運転を開始する前に、事前精算機11に立ち寄り、駐車券を投入したとする。この場合、ステップ300において事前精算機11での精算処理(図4)が実行される。このとき駐車したエリアの判定は、入口4から駐車したエリアの受信器までの通過記録に基づいて行われる。非識別車については一律料金ランクが適用される。利用者は、この事前精算機11で現金を支払い、それから自動車に乗る。
【0052】
事前精算をした場合も、しなかった場合も、発車して移動すると、識別車であれば、再びエリアの境界を通過するたびに、受信器通過処理が実行される(ステップ200)。この移動中に、事前精算機11を利用することもできる。
【0053】
出口8に利用者が到来すると、出口精算機9での精算処理(図5)が実行されるので、契約車の場合はノンストップで出口8を通り、道路へ出ることができる。非契約車の場合は、利用者は一旦停止して出口精算機9に駐車券を投入する。事前精算済みであれば、出口精算機9がただちに清算完了の処理を行うので、そのまま出口8を通り、道路へ出ることができる。事前精算済みでなければ利用者は、出口精算機9による課金額に応じて出口精算機9で現金を支払い、それから出口8を通り、道路へ出ることができる(ステップ400)。
【0054】
以上説明したように、本発明では、発券機と精算機とを設置することにより、現金決済を可能にしたので、非契約の自動車であっても駐車場の利用が可能になった。しかも、識別車であればエリア別料金ランクを適用し、非識別車であれば一律料金ランクを適用する課金額計算手段を設けたので、エリアによる利用率の偏りを解消することができる。
【0055】
また、事前精算機11を設けることにより、出口8での待ち行列を解消することができるほかに、精算時刻を早く決定できるという利点が生じる。即ち、駐車時間が1時間或いは30分などの単位で切り上げ計算されるような課金方式において、利用者が駐車場所から出口に自動車で移動している間にタイムアップになってしまうことがある。これでは、利用者の意思に反して1単位分余計に課金されてしまう。本発明では、発車前或いは移動中に事前精算機11で精算を済ませることで、実際に出口8に到来するよりも以前の時刻を精算時刻とすることができる。
【0056】
次に、本発明の第二の実施形態を説明する。
【0057】
第一の実施形態では、非識別車は、受信器6で検出できないために駐車したエリアを特定することができず、一律料金ランクを適用することになった。このため、非識別車は、エリアによって料金ランクが異なるというメリットを享受できなかった。本実施形態では、駐車券に発信器を備えることで、受信器6で検出できるようにした。即ち、ここで用いる駐車券は、電池等の内蔵電源とその電力または受信器6から照射される電波の誘導起電力等を用いて電波若しくは光信号を出力することにより、内蔵メモリに記録している内容を受信器6に対して送信することができる。この駐車券を車内に置いておけば受信器6を通過したときに自動的に通信ができる。車載器10が自動車の識別番号を発信するのに対して駐車券は駐車券番号を発信する。駐車券の外観は、切符状とは限らず、カード状でもよいし、それより厚みがあってもよい。
【0058】
このような発信器付き駐車券を発行した場合、中央管理装置12における処理手順は、第一の実施形態とは少し異なってくる。例えば、入場時処理は、図8に示されるように、まず、ステップ601において、入口4前に到来した自動車を車両検知器5により検知したかどうかチェックする。自動車が検知されなければステップ601を繰り返して到来を待つ。自動車が検知されたら次のステップ602に進む。
【0059】
ステップ602では、入口4の受信器6により識別番号を取得したかどうかチェックする。識別番号が取得できなければ、到来した自動車は非識別車であると判定し、ステップ603にて発券機7より駐車券を発行し、さらにステップ607にて、入場時刻と駐車券番号とを関連付けて記憶しておき、次の自動車の到来に備えてステップ601に戻る。駐車券には駐車券番号と入場時刻とが書き込まれる。
【0060】
ステップ602で識別番号が取得できたときは、到来した自動車は契約車を含む識別車であると判定し、ステップ604にて、識別番号によりデータベースを検索して契約車であるかどうかチェックする。契約車であれば、ステップ605にて、その識別番号と入場時刻とを関連付けて記憶しておき、次の自動車の到来に備えてステップ601に戻る。
【0061】
ステップ604で契約車でなければ、ステップ606にて、発券機7より駐車券を発行し、さらにステップ607にて、識別番号と入場時刻と駐車券番号とを関連付けて記憶しておき、次の自動車の到来に備えてステップ601に戻る。駐車券には駐車券番号と入場時刻とが書き込まれる。
【0062】
以上の入場時処理により、非識別車には駐車券番号と入場時刻とを記録した駐車券が発行され、データ処理が行われる。契約車には駐車券は発行されず、データ処理のみ行われ、非契約の識別車には入場時刻と駐車券番号とを記録した駐車券が発行され、識別番号と駐車券番号とを対応付けしたデータ処理が行われる。中央管理装置12のメモリには、非契約の識別車については識別番号、入場時刻、駐車券番号が記憶され、契約車については識別番号、入場時刻が記憶され、非識別車については、入場時刻、駐車券番号が記憶される。
【0063】
この実施形態では駐車券から駐車券番号を発信することができるので、非識別車であっても受信器通過処理を発生させることになる。これによって通過記録が残るので、駐車エリアの判定処理を行うことができる。従って、エリア別の料金ランクを適用して課金額を計算することができる。事前精算機での精算処理(図4)及び出口精算機での精算処理(図5)における非識別車を対象とするステップ306,403は、識別車を対象とするステップ305,404と同様に通過記録から駐車エリアの判定を行い、駐車時間と駐車エリアの料金ランクとから課金額を計算するように変更することになる。
【0064】
駐車券は出口精算機9で回収し、情報の消去と、内蔵電源を持つ場合については充電を行った後、発券機7に装填して繰り返し使用できるようにするとよい。
【0065】
これにより、識別情報を発信する機能の有無や電子決済の契約の有無によらず、全ての自動車がエリア別の料金ランクの適用対象となるので、駐車場の利用者数が増加すると共に利便性による利用率の偏在が緩和され、その結果、利益向上が期待できる。
【0066】
これまで述べた実施形態では、立体駐車場において1つの階を1つのエリアとしたが、1つの階を複数のエリアとしてもよい。また、立体駐車場ではなく、大規模平面駐車場において出入口のからの遠近により複数のエリアに分割してもよい。
【0067】
【発明の効果】
本発明は次の如き優れた効果を発揮する。
【0068】
(1)自動車の機能や決済方法に関係なく全ての自動車が駐車場を利用できるので、利用者には便利であると共に利用者が増加することで経営者にも利益が見込まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す自走式立体駐車場の概略構造及び駐車料金課金システムのブロック構成図である。
【図2】本発明の課金額計算手段が実行する入場時処理の流れ図である。
【図3】本発明の課金額計算手段が実行する受信器通過処理の流れ図である。
【図4】本発明の課金額計算手段が実行する事前精算機での精算処理の流れ図である。
【図5】本発明の課金額計算手段が実行する出口精算機での精算処理の流れ図である。
【図6】本発明の課金額計算手段が実行する駐車エリアの判定処理の流れ図である。
【図7】本発明を利用者から見た駐車場利用の手順図である。
【図8】発信器付き駐車券を利用した場合に本発明の課金額計算手段が実行する入場時処理の流れ図である。
【符号の説明】
1 出入口
2 スロープ
4 入口
5 車両検知器
6 受信器
7 発券機
8 出口
9 出口精算機
10 車載器
11 事前精算機
12 中央管理装置
13 課金額計算手段
Claims (3)
- 駐車場を複数のエリアに区分してエリア毎に料金ランクを定め、駐車場の入口、出口及びエリアの境界毎に、通過する自動車が発信する識別情報を受信する受信器を配置し、その自動車が各受信器を通過した順序及び時刻からその自動車が駐車したエリア及び駐車時間を判定し、その駐車したエリアの料金ランク及び駐車時間に応じて課金額を計算する課金額計算手段を設けた駐車料金課金システムにおいて、入口には、入場時刻を記録した駐車券を発行する発券機を設置し、出口には、駐車券から入場時刻を読み取る読取器と課金額分の現金を徴収する現金徴収器とを備えた出口精算機を設置し、前記課金額計算手段は、識別情報を担持する自動車(識別車という)と担持しない自動車(非識別車という)とを区別し、識別車については出口で識別情報を受信したとき、上記エリア及び駐車時間の判定並びに課金額計算を行い出口精算機で現金を徴収し、非識別車については出口精算機で駐車券から読み取った入場時刻と精算時刻との差により駐車時間を求め、この駐車時間及びエリアによらない一律料金ランクに応じた課金額を計算して出口精算機で現金を徴収することを特徴とする駐車料金課金システム。
- 上記発券機では駐車券に駐車券番号を記録し、駐車場内には、駐車券から入場時刻及び駐車券番号を読み取る読取器と課金額分の現金を徴収する現金徴収器と駐車券に精算済み情報を記録する記録器とを備えた事前精算機を設置し、前記課金額計算手段は、識別車については発券機で発行した駐車券番号を入口で受信した識別情報に対応付けて記憶しておき、事前精算機で駐車券から読み取った駐車券番号から識別情報を引き当てて、その識別情報により上記エリア及び駐車時間の判定並びに課金額計算を行い事前精算機で現金を徴収し、出口精算機では事前精算をしていない識別車のみ現金を徴収し、非識別車については事前精算機で駐車券から読み取った入場時刻と精算時刻との差により駐車時間を求め、この駐車時間及びエリアによらない一律料金ランクに応じた課金額を計算して事前精算機で現金を徴収し、精算後に駐車券に精算済み情報を記録して返却し、出口精算機では精算済み情報の記録されていない駐車券についてのみ現金を徴収することを特徴とする請求項1記載の駐車料金課金システム。
- 上記駐車場を複数階からなる立体駐車場とし、各階をそれぞれ1つのエリアとし、階間を繋ぐスロープに上記受信器を設置したことを特徴とする請求項1又は2記載の駐車料金課金システム。
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