JPH11296710A - 時間貸有料駐車場 - Google Patents

時間貸有料駐車場

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JPH11296710A
JPH11296710A JP10097560A JP9756098A JPH11296710A JP H11296710 A JPH11296710 A JP H11296710A JP 10097560 A JP10097560 A JP 10097560A JP 9756098 A JP9756098 A JP 9756098A JP H11296710 A JPH11296710 A JP H11296710A
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JP
Japan
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card
wireless
parking ticket
vehicle
gate
Prior art date
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Pending
Application number
JP10097560A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshinori Ubukawa
俊則 生川
Takanobu Naruo
孝信 鳴尾
Sadao Degawa
定男 出川
Shin Sakumoto
伸 佐久本
Takeo Tawara
剛男 田原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定期契約車だけでなく一般利用車にもプリペ
イド方式で無線IDカードを発行することにより、これ
を搭載した自動車であればゲートの手前で一旦停止せず
にノンストップで入退場することができるようにする。 【解決手段】 有効な無線IDカード104を搭載した
自動車105の入場路への進入時にはノンストップ車通
信用アンテナ106により無線IDカード104へ入場
時刻を含む所要データの書き込みを行わせて駐車券発券
機101から駐車券を発行させずに入場路のゲート10
0を開放させる一方、前記自動車105の退場路への進
入時にはノンストップ車通信用アンテナ107により無
線IDカード104へ駐車料金を残高から減額すること
を含む所要データの書き込みを行わせて駐車券精算機1
03に駐車券による精算をさせずに退場路のゲート10
2を開放させるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時間貸有料駐車場
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、時間貸の有料駐車場は、入場路
に設置されたゲートの外側に駐車券発券機を設置すると
共に、退場路に設置されたゲートの内側に駐車券精算機
を設置してなる構成を有しており、駐車場の利用者は、
入場時には、入場路においてゲートの手前で一旦停止
し、駐車券発券機から発行される駐車券を受け取った
後、開かれたゲートから駐車場内へ入る一方、退場時に
は、退場路においてゲートの手前で一旦停止し、駐車券
精算機内へ駐車券を挿入し料金の精算を行った後、開か
れたゲートから駐車場の外へ出るようになっている。
【0003】一方、近年においては、駐車場の定期契約
車を識別するために、無線IDカードを用いたものもあ
り、これは、定期契約車が入場路に進入した場合、ゲー
トの手前で一旦停止し、無線IDカードを運転手が手で
アンテナにかざすと、定期契約車であることが識別さ
れ、駐車券発券機から駐車券が発行されずにゲートが開
かれる一方、退場時には、退場路においてゲートの手前
で一旦停止し、入場時と同様に、無線IDカードを運転
手が手でアンテナにかざすと、定期契約車であることが
識別され、料金の精算を行わなくてもゲートが開かれる
ようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如き一般的な時間貸有料駐車場においては、全ての自動
車がゲートの手前で一旦停止し、入場時には駐車券発券
機から発行される駐車券を受け取り、退場時には駐車券
精算機内へ駐車券を挿入し料金の精算を行う必要があ
り、特に大規模な駐車場の場合、一旦停止に伴う入退場
路や周辺道路の混雑が生じやすくなる一方、駐車券の発
行量も膨大になるという欠点を有していた。
【0005】又、無線IDカードを用いた駐車場におい
ては、定期契約車の場合でもゲートの手前では必ず一旦
停止し、運転手が窓をあけて無線IDカードを手でアン
テナにかざさなければならず、一般的な時間貸有料駐車
場の場合と同様、一旦停止に伴う入退場路や周辺道路の
混雑が生じやすく、しかも、無線IDカードは単なる識
別用の読み出し専用のカードとしてしか利用されておら
ず、他の用途への拡張性が乏しく、無線IDカードのメ
リットが充分に活かされていないのが現状であった。
【0006】尚、無線IDカードを用いた高速道路の料
金所におけるノンストップ料金収受システム(例えば、
特開平5−217041号公報)も開発されているが、
このようなシステムでは対象となる車の走行速度はおよ
そ80[km/h]以上であるため、大出力のアンテナ
が必要であり、大規模且つ高価なシステムとなり、一般
の駐車場には過剰仕様の装置となって、導入は困難であ
った。
【0007】本発明は、斯かる実情に鑑み、定期契約車
だけでなく一般利用車にもプリペイド方式で無線IDカ
ードを発行することにより、該無線IDカードを搭載し
た自動車であればゲートの手前で一旦停止せずにノンス
トップで入退場することができ、一旦停止に伴う入退場
路や周辺道路の混雑を緩和し得、且つ駐車券の発行量も
削減でき、更に、無線IDカードに他の任意の情報を書
き込んで用途を拡張することもできる時間貸有料駐車場
を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、入退場路に設
置されたゲートと、入場路のゲートの外側に設置された
駐車券発券機と、退場路のゲートの内側に設置された駐
車券精算機と、自動車に搭載され、ID情報が記録され
たメモリを有し、外部からの非接触な記録内容の読み取
り並びに書き込みが可能なプリペイド方式の無線IDカ
ードと、入場路の駐車券発券機より進行方向手前側所要
位置、並びに退場路の駐車券精算機より進行方向手前側
所要位置に配設され、無線IDカードの記録内容の読み
取り並びに書き込みを非接触で行うノンストップ車通信
用アンテナと、有効な無線IDカードを搭載した自動車
の入場路への進入時にはノンストップ車通信用アンテナ
により無線IDカードへ入場時刻を含む所要データの書
き込みを行わせて駐車券発券機から駐車券を発行させず
に入場路のゲートを開放させる一方、有効な無線IDカ
ードを搭載した自動車の退場路への進入時にはノンスト
ップ車通信用アンテナにより無線IDカードへ駐車料金
を残高から減額することを含む所要データの書き込みを
行わせて駐車券精算機に駐車券による精算をさせずに退
場路のゲートを開放させる制御装置とを備えたことを特
徴とする時間貸有料駐車場にかかるものである。
【0009】上記手段によれば、以下のような作用が得
られる。
【0010】自動車が入場路へ進入した場合、入場路へ
進入した自動車に対し制御装置からの指令に基づいてノ
ンストップ車通信用アンテナから電波が発信され、無線
IDカードが搭載されているか否かのチェックが行わ
れ、無線IDカードが搭載され且つその無線IDカード
が有効である場合には、ノンストップ車通信用アンテナ
により無線IDカードへ入場時刻を含む所要データの書
き込みが行われて駐車券発券機から駐車券が発行されず
に入場路のゲートが開放され、自動車は一旦停止するこ
となく入場することが可能となる一方、前記無線IDカ
ードが搭載されていない場合、或いは無線IDカードが
搭載されていてもそれが無効である場合には、従来の駐
車場と同様に、駐車券発券機から駐車券が発行され、該
駐車券を自動車の運転手が一旦停止して受け取ると、入
場路のゲートが開放され、自動車は再発進して入場する
形となる。
【0011】又、自動車が退場路へ進入した場合、退場
路へ進入した自動車に対し制御装置からの指令に基づい
てノンストップ車通信用アンテナから電波が発信され、
無線IDカードが搭載されているか否かのチェックが行
われ、無線IDカードが搭載され且つその無線IDカー
ドが有効である場合には、ノンストップ車通信用アンテ
ナにより無線IDカードへ駐車料金を残高から減額する
ことを含む所要データの書き込みが行われて駐車券精算
機での駐車券による精算がされずに退場路のゲートが開
放され、自動車は一旦停止することなく退場することが
可能となる一方、前記無線IDカードが搭載されていな
い場合、或いは無線IDカードが搭載されていてもそれ
が無効である場合には、従来の駐車場と同様に、退場路
において自動車の運転手がゲートの手前で一旦停止し、
駐車券精算機において料金の精算を行うと、退場路のゲ
ートが開放され、自動車は再発進して退場する形とな
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
【0013】図1は本発明を実施する形態の一例であっ
て、入場路に設置されたゲート100の外側に駐車券発
券機101を設置すると共に、退場路に設置されたゲー
ト102の内側に駐車券精算機103を設置する。
【0014】ID情報が記録されたメモリを有し、外部
からの非接触な記録内容の読み取り並びに書き込みが可
能なプリペイド方式の無線IDカード104を、自動車
105の室内におけるダッシュボード上、若しくはルー
ムミラー裏等に搭載する。図1の例では、無線IDカー
ド104を仰角がおよそ40゜程度となるようルームミ
ラーの裏に取り付けるようにしてある。
【0015】入場路の駐車券発券機101より進行方向
手前側所要位置、並びに退場路の駐車券精算機103よ
り進行方向手前側所要位置にそれぞれ、無線IDカード
104の記録内容の読み取り並びに書き込みを非接触で
行うノンストップ車通信用アンテナ106,107を配
設する。尚、図1の例では前記ノンストップ車通信用ア
ンテナ106,107と同様なバックアップ用アンテナ
108,109を、入退場路の各ゲート100,102
近傍における所要位置に配設してあり、各アンテナ10
6,107,108,109は、その俯角がおよそ30
゜程度となるようにしてある。
【0016】管理人室には、ノンストップ車通信用アン
テナ106,107との間で無線信号の授受を行うため
の管理用アンテナ110並びに制御装置111を設置
し、該制御装置111においては、有効な無線IDカー
ド104を搭載した自動車105の入場路への進入時に
はノンストップ車通信用アンテナ106により無線ID
カード104へ入場時刻を含む所要データの書き込みを
行わせて駐車券発券機101から駐車券を発行させずに
入場路のゲート100を開放させる一方、有効な無線I
Dカード104を搭載した自動車105の退場路への進
入時にはノンストップ車通信用アンテナ107により無
線IDカード104へ駐車料金を残高から減額すること
を含む所要データの書き込みを行わせて駐車券精算機1
03に駐車券による精算をさせずに退場路のゲート10
2を開放させるようにしてある。
【0017】更に、入場路の進行方向手前側から順次所
要位置に、自動車105の通信エリア進入検知用の第一
車両検知センサ112、自動車105の通信エリア退出
検知用の第二車両検知センサ113、自動車105のゲ
ート前進入検知用の第三車両検知センサ114、及び自
動車105のゲート通過確認用の第四車両検知センサ1
15を設置し、同様に、退場路の進行方向手前側から順
次所要位置に、自動車105の通信エリア進入検知用の
第一車両検知センサ116、自動車105の通信エリア
退出検知用の第二車両検知センサ117、自動車105
のゲート前進入検知用の第三車両検知センサ118、及
び自動車105のゲート通過確認用の第四車両検知セン
サ119を設置し、又、入退場路のゲート100,10
2の近傍所要位置にはそれぞれ、電光表示器120,1
21とITVカメラ122,123を設置してある。
【0018】尚、前記入退場路における各センサ112
〜115,116〜119間の間隔やノンストップ車通
信用アンテナ106,107及びバックアップ用アンテ
ナ108,109の設置高さ等については、図1中、
〜で示してあり、はノンストップ車通信用アンテナ
106,107から第一車両検知センサ112,116
までの距離であっておよそ6[m]、はノンストップ
車通信用アンテナ106,107の俯角=30゜とし且
つ無線IDカード104の仰角=40゜とした場合に最
も良好に通信が可能なノンストップ車通信用アンテナ1
06,107から無線IDカード104までの距離であ
っておよそ3.5[m]、は無線IDカード104へ
のデータの読み出しと書き込み時間を210[mse
c]と仮定し且つゲート100,102の開動作時間を
2[sec]と仮定した場合に車速20[km/h]で
自動車105が進距離であっておよそ12.5[m]、
はバックアップ用アンテナ108,109の俯角=3
0゜とし且つ無線IDカード104の仰角=40゜とし
た場合に最も良好に通信が可能なバックアップ用アンテ
ナ108,109から無線IDカード104までの距離
であっておよそ3.5[m]、はゲート100,10
2の手前で自動車105が停止した場合のゲート10
0,102と無線IDカード104との距離であってお
よそ2.5[m]、はノンストップ車通信用アンテナ
106,107及びバックアップ用アンテナ108,1
09の設置高さであっておよそ3.5[m]としてあ
る。
【0019】次に、上記図示例の作動を説明する。
【0020】自動車105が入場路へ進入した場合の概
略フローを図1及び図2を参照しつつ説明すると、入場
路へ進入した自動車105に対し制御装置111からの
指令に基づいてノンストップ車通信用アンテナ106か
ら電波が発信され、無線IDカード104が搭載されて
いるか否かのチェックが行われ、無線IDカード104
が搭載され且つその無線IDカード104が有効である
場合には、ノンストップ車通信用アンテナ106により
無線IDカード104へ入場時刻を含む所要データの書
き込みが行われて駐車券発券機101から駐車券が発行
されずに入場路のゲート100が開放され、自動車10
5は一旦停止することなく入場することが可能となる一
方、前記無線IDカード104が搭載されていない場
合、或いは無線IDカード104が搭載されていてもそ
れが無効である場合には、従来の駐車場と同様に、駐車
券発券機101から駐車券が発行され、該駐車券を自動
車105の運転手が一旦停止して受け取ると、入場路の
ゲート100が開放され、自動車105は再発進して入
場する形となる。
【0021】又、自動車105が退場路へ進入した場合
の概略フローを図1及び図3を参照しつつ説明すると、
退場路へ進入した自動車105に対し制御装置111か
らの指令に基づいてノンストップ車通信用アンテナ10
7から電波が発信され、無線IDカード104が搭載さ
れているか否かのチェックが行われ、無線IDカード1
04が搭載され且つその無線IDカード104が有効で
ある場合には、ノンストップ車通信用アンテナ107に
より無線IDカード104へ駐車料金を残高から減額す
ることを含む所要データの書き込みが行われて駐車券精
算機103での駐車券による精算がされずに退場路のゲ
ート102が開放され、自動車105は一旦停止するこ
となく退場することが可能となる一方、前記無線IDカ
ード104が搭載されていない場合、或いは無線IDカ
ード104が搭載されていてもそれが無効である場合に
は、従来の駐車場と同様に、退場路において自動車10
5の運転手がゲート102の手前で一旦停止し、駐車券
精算機103において料金の精算を行うと、退場路のゲ
ート102が開放され、自動車105は再発進して退場
する形となる。
【0022】基本的な作動は前述したようになるが、種
々のケースにおける作動について以下に詳述する。
【0023】先ず、図4に示す如く、無線IDカード1
04を搭載した自動車105が一台だけ入場する場合を
例にとって詳細に説明すると、運転手が自動車105を
走行させて第一車両検知センサ112の設置箇所に差し
掛かると、該第一車両検知センサ112がONになって
自動車105が通信エリアに進入したことを制御装置1
11へ通知する(図4中、1〜3参照)。
【0024】前記制御装置111は、発信・データ読込
指令をノンストップ車通信用アンテナ106へ出力し、
該ノンストップ車通信用アンテナ106は自動車105
に搭載された無線IDカード104に対して問い合せを
行うと共に、制御装置111へコマンド確認の信号を出
力し、無線IDカード104がノンストップ車通信用ア
ンテナ106からの問い合せに対しレスポンスすると、
該ノンストップ車通信用アンテナ106から制御装置1
11へIDデータが通報され、該制御装置111におい
て無線IDカード104の照合結果がOKであれば、制
御装置111からノンストップ車通信用アンテナ106
に、現在時刻やその他の各種情報(例えば、利用回数や
累積利用時間等)のデータ書込指令が出力され、ノンス
トップ車通信用アンテナ106が無線IDカード104
にデータを書き込み、該無線IDカード104にデータ
が書き込まれたことが確認されると、ノンストップ車通
信用アンテナ106から制御装置111へ書き込み結果
が通知され、該制御装置111から駐車券発券機101
へゲート100を開くことを要求する信号が送信され、
これに対して駐車券発券機101からAck(Ackn
owledge)即ち信号受け取りの通知が返送され且
つ駐車券発券機101によってゲート100が開かれる
(図4中、4〜15参照)。
【0025】この間、自動車105は走行を続けてお
り、第一車両検知センサ112の設置箇所を通過すると
該第一車両検知センサ112がOFFとなり、続いて自
動車105が第二車両検知センサ113の設置箇所に差
し掛かると、該第二車両検知センサ113がONになっ
て自動車105が通信エリアを通過したことが制御装置
111へ通知され、制御装置111からノンストップ車
通信用アンテナ106に対して発信停止指令が出力さ
れ、ノンストップ車通信用アンテナ106から制御装置
111へコマンド確認の信号が出力される(図4中、1
6〜20参照)。
【0026】前記自動車105が更に進行して第二車両
検知センサ113の設置箇所を通過すると該第二車両検
知センサ113がOFFとなり、続いて自動車105が
第三車両検知センサ114の設置箇所に差し掛かると、
該第三車両検知センサ114がONになってON信号が
駐車券発券機101へ出力され、該駐車券発券機101
から制御装置111へ自動車105の進入を検出する信
号が出力され、制御装置111からの信号により電光表
示器120に自動車105の進入とゲート100が開い
ている状態を示すメッセージが表示されると共に、制御
装置111からの信号によりITVカメラ122が該当
チャンネルに切り替えられ、駐車場内へ進入する自動車
105が撮像される(図4中、21〜26参照)。
【0027】前記自動車105が更に進行すると、前記
第三車両検知センサ114がONの状態のまま第四車両
検知センサ115がONになり、そのON信号が駐車券
発券機101へ出力された後、自動車105が第三車両
検知センサ114の設置箇所を通過すると、該第三車両
検知センサ114がOFFとなってOFF信号が駐車券
発券機101へ出力され、更に自動車105が第四車両
検知センサ115の設置箇所を通過すると、該第四車両
検知センサ115がOFFとなってOFF信号が駐車券
発券機101へ出力され、該駐車券発券機101から制
御装置111へ自動車105がゲート100を通過した
ことを示す信号が出力されると共に、駐車券発券機10
1からの信号によりゲート100が閉じられ、制御装置
111からの信号により電光表示器120におけるメッ
セージの表示が停止される(図4中、27〜35参
照)。
【0028】次に、図5に示す如く、残高不足の無線I
Dカード104を搭載した自動車105が一台だけ退場
する場合を例にとって詳細に説明すると、運転手が自動
車105を走行させて第一車両検知センサ116の設置
箇所に差し掛かると、該第一車両検知センサ116がO
Nになって自動車105が通信エリアに進入したことを
制御装置111へ通知する(図5中、1〜3参照)。
【0029】前記制御装置111は、発信・データ読込
指令をノンストップ車通信用アンテナ107へ出力し、
該ノンストップ車通信用アンテナ107は自動車105
に搭載された無線IDカード104に対して問い合せを
行うと共に、制御装置111へコマンド確認の信号を出
力し、無線IDカード104がノンストップ車通信用ア
ンテナ107からの問い合せに対しレスポンスすると、
該ノンストップ車通信用アンテナ107から制御装置1
11へIDデータが通報され、該制御装置111におい
て料金の計算が行われ、その結果残高不足である場合に
は、制御装置111からノンストップ車通信用アンテナ
107に、残高=¥0とするデータ書込指令が出力さ
れ、ノンストップ車通信用アンテナ107が無線IDカ
ード104にデータを書き込み、該無線IDカード10
4にデータが書き込まれたことが確認されると、ノンス
トップ車通信用アンテナ107から制御装置111へ書
き込み結果が通知される(図5中、4〜12参照)。
【0030】この間、自動車105は走行を続けてお
り、第一車両検知センサ116の設置箇所を通過すると
該第一車両検知センサ116がOFFとなり、続いて自
動車105が第二車両検知センサ117の設置箇所に差
し掛かると、該第二車両検知センサ117がONになっ
て自動車105が通信エリアを通過したことが制御装置
111へ通知され、制御装置111からノンストップ車
通信用アンテナ107に対して発信停止指令が出力さ
れ、ノンストップ車通信用アンテナ107から制御装置
111へコマンド確認の信号が出力される。但し、残高
不足のため、制御装置111から駐車券精算機103に
対しゲート102を開く指令は出力されない(図5中、
13〜17参照)。
【0031】前記自動車105が更に進行して第二車両
検知センサ117の設置箇所を通過すると該第二車両検
知センサ117がOFFとなり、続いて自動車105が
第三車両検知センサ118の設置箇所に差し掛かると、
該第三車両検知センサ118がONになってON信号が
駐車券精算機103へ出力され、ここで、ゲート102
は閉じているため運転手は自動車105を停止させる。
前記駐車券精算機103からは制御装置111へ自動車
105の進入を検出する信号が出力され、制御装置11
1からの信号により電光表示器121に、残高不足であ
り現金での精算を通報するメッセージが表示されると共
に、制御装置111から駐車券精算機103へ指定金額
での精算を要求する信号が送信され、これに対して駐車
券精算機103からAck(Acknowledge)
即ち信号受け取りの通知が返送される(図5中、18〜
25参照)。
【0032】運転手が現金を駐車券精算機103へ投入
して精算を行うと、該駐車券精算機103によってゲー
ト102が開かれると共に、駐車券精算機103から制
御装置111に対して精算結果が送信され、該制御装置
111からAck(Acknowledge)即ち信号
受け取りの通知が返送され、制御装置111からの信号
によりITVカメラ123が該当チャンネルに切り替え
られ、駐車場外へ退場する自動車105が撮像される
(図5中、26〜30参照)。
【0033】前記ゲート102が開かれて運転手が自動
車105を発進させると、前記第三車両検知センサ11
8がONの状態のまま第四車両検知センサ119がON
になり、そのON信号が駐車券精算機103へ出力され
た後、自動車105が第三車両検知センサ118の設置
箇所を通過すると、該第三車両検知センサ118がOF
FとなってOFF信号が駐車券精算機103へ出力さ
れ、更に自動車105が第四車両検知センサ119の設
置箇所を通過すると、該第四車両検知センサ119がO
FFとなってOFF信号が駐車券精算機103へ出力さ
れ、該駐車券精算機103から制御装置111へ自動車
105がゲート102を通過したことを示す信号が出力
されると共に、駐車券精算機103からの信号によりゲ
ート102が閉じられ、制御装置111からの信号によ
り電光表示器121におけるメッセージの表示が停止さ
れる(図5中、31〜40参照)。
【0034】次に、図6〜図8に示す如く、無線IDカ
ード104を搭載していない自動車105と無線IDカ
ード104を搭載した自動車105が続いて入場する場
合を例にとって詳細に説明すると、無線IDカード10
4のない自動車105を運転手が走行させて第一車両検
知センサ112の設置箇所に差し掛かると、該第一車両
検知センサ112がONになって自動車105が通信エ
リアに進入したことを制御装置111へ通知する(図6
中、1〜3参照)。
【0035】前記制御装置111は、発信・データ読込
指令をノンストップ車通信用アンテナ106へ出力し、
該ノンストップ車通信用アンテナ106は自動車105
に搭載された無線IDカード104に対して問い合せを
行うが、前記自動車105には無線IDカード104は
搭載されていないため、応答はなく、ノンストップ車通
信用アンテナ106から制御装置111へコマンド確認
の信号が出力される(図6中、4〜6参照)。
【0036】この間、無線IDカード104のない自動
車105は走行を続けており、第一車両検知センサ11
2の設置箇所を通過すると該第一車両検知センサ112
がOFFとなり、続いて前記自動車105が第二車両検
知センサ113の設置箇所に差し掛かると、該第二車両
検知センサ113がONになって自動車105が通信エ
リアを通過したことが制御装置111へ通知され、制御
装置111からノンストップ車通信用アンテナ106に
対して発信停止指令が出力され、ノンストップ車通信用
アンテナ106から制御装置111へコマンド確認の信
号が出力される。尚、前記制御装置111においては、
車進入カウンタがインクリメントされるが、進入中の自
動車105は無線IDカード104のない非ノンストッ
プ車であるため、ゲート100は閉じたままである(図
6中、7〜11参照)。
【0037】続いて、無線IDカード104のある自動
車105を運転手が走行させて第一車両検知センサ11
2の設置箇所に差し掛かると、該第一車両検知センサ1
12がONになって自動車105が通信エリアに進入し
たことを制御装置111へ通知する(図6中、12〜1
4参照)。
【0038】前記制御装置111は、発信・データ読込
指令をノンストップ車通信用アンテナ106へ出力し、
該ノンストップ車通信用アンテナ106は自動車105
に搭載された無線IDカード104に対して問い合せを
行うと共に、制御装置111へコマンド確認の信号を出
力し、ここで、前を進行する無線IDカード104のな
い自動車105は、第二車両検知センサ113の設置箇
所を通過しているため、該第二車両検知センサ113は
OFFとなっている。後続の自動車105に搭載された
無線IDカード104がノンストップ車通信用アンテナ
106からの問い合せに対しレスポンスすると、該ノン
ストップ車通信用アンテナ106から制御装置111へ
IDデータが通報され、該制御装置111において無線
IDカード104の照合結果がOKであれば、制御装置
111からノンストップ車通信用アンテナ106に、現
在時刻やその他の各種情報(例えば、利用回数や累積利
用時間等)のデータ書込指令が出力され、ノンストップ
車通信用アンテナ106が無線IDカード104にデー
タを書き込み、該無線IDカード104にデータが書き
込まれたことが確認されると、ノンストップ車通信用ア
ンテナ106から制御装置111へ書き込み結果が通知
される。尚、前記制御装置111においては、車進入カ
ウンタが更にインクリメントされ、進入中の自動車10
5は無線IDカード104のあるノンストップ車である
と認識するが、その前に進入中の自動車105は無線I
Dカード104のない非ノンストップ車であるため、ゲ
ート100を開く指令は出力されず、該ゲート100は
閉じたままである(図6中、15〜24参照)。
【0039】この間、無線IDカード104を搭載した
自動車105は走行を続けており、第一車両検知センサ
112の設置箇所を通過すると該第一車両検知センサ1
12がOFFとなり、続いて前記自動車105が第二車
両検知センサ113の設置箇所に差し掛かると、該第二
車両検知センサ113がONになって自動車105が通
信エリアを通過したことが制御装置111へ通知され、
制御装置111からノンストップ車通信用アンテナ10
6に対して発信停止指令が出力され、ノンストップ車通
信用アンテナ106から制御装置111へコマンド確認
の信号が出力され、前記自動車105が更に進行して第
二車両検知センサ113の設置箇所を通過すると該第二
車両検知センサ113がOFFとなる(図7中、25〜
30参照)。
【0040】前記無線IDカード104のない自動車1
05が第三車両検知センサ114の設置箇所に差し掛か
ると、該第三車両検知センサ114がONになってON
信号が駐車券発券機101へ出力され、該駐車券発券機
101から制御装置111へ自動車105の進入を検出
する信号が出力され、ここで、ゲート100が閉じてい
るため、制御装置111は、リトライ実行のために発信
・データ読込指令をバックアップ用アンテナ108へ出
力し、該バックアップ用アンテナ108は自動車105
に搭載された無線IDカード104に対して問い合せを
行うが、前記自動車105には無線IDカード104は
搭載されていないため、応答はなく、バックアップ用ア
ンテナ108から制御装置111へコマンド確認の信号
が出力される(図7中、31〜36参照)。
【0041】前記無線IDカード104のない自動車1
05を運転手がゲート100の手前で停止させた後、無
線IDカード104の応答レスポンスがタイムアウトと
なると、制御装置111からバックアップ用アンテナ1
08に対して発信停止指令が出力され、バックアップ用
アンテナ108から制御装置111へコマンド確認の信
号が出力される(図7中、37〜39参照)。
【0042】この後、制御装置111から駐車券発券機
101へ駐車券を発行することを要求する信号が送信さ
れ、これに対して駐車券発券機101からAck(Ac
knowledge)即ち信号受け取りの通知が返送さ
れ且つ駐車券発券機101から駐車券が発行され、これ
を運転手が抜き取ると、ゲート100が開かれ、駐車券
の抜き取りの確認が行われた後、駐車券発券機101か
ら発券情報(駐車券番号等)が制御装置111へ送信さ
れ、該制御装置111からAck(Acknowled
ge)即ち信号受け取りの通知が駐車券発券機101へ
返送され、制御装置111からの信号により電光表示器
120に自動車105の進入とゲート100が開いてい
る状態を示すメッセージが表示されると共に、制御装置
111からの信号によりITVカメラ122が該当チャ
ンネルに切り替えられ、駐車場内へ進入する自動車10
5が撮像される(図7中、40〜49参照)。
【0043】前記ゲート100が開いて、無線IDカー
ド104のない自動車105を運転手が走行させると、
前記第三車両検知センサ114がONの状態のまま第四
車両検知センサ115がONになり、そのON信号が駐
車券発券機101へ出力された後、自動車105が第三
車両検知センサ114の設置箇所を通過すると、該第三
車両検知センサ114がOFFとなってOFF信号が駐
車券発券機101へ出力され、更に自動車105が第四
車両検知センサ115の設置箇所を通過すると、該第四
車両検知センサ115がOFFとなってOFF信号が駐
車券発券機101へ出力され、該駐車券発券機101か
ら制御装置111へ自動車105がゲート100を通過
したことを示す信号が出力されると共に、駐車券発券機
101からゲート100を閉じる信号が出力され、制御
装置111からの信号により電光表示器120における
メッセージの表示が停止される(図7中、50〜59参
照)。
【0044】ここで、前記駐車券発券機101からはゲ
ート100を閉じる信号が出力されるが、制御装置11
1においては、車進入カウンタがデクリメントされ、次
の自動車105はノンストップ車であるため、制御装置
111から駐車券発券機101へゲート100を開くこ
とを要求する信号が送信され、該駐車券発券機101に
よってゲート100が開かれると共に、駐車券発券機1
01からAck(Acknowledge)即ち信号受
け取りの通知が制御装置111へ返送される(図8中、
60〜62参照)。
【0045】続いて、前記無線IDカード104のある
自動車105が第三車両検知センサ114の設置箇所に
差し掛かると、該第三車両検知センサ114がONにな
ってON信号が駐車券発券機101へ出力され、該駐車
券発券機101から制御装置111へ自動車105の進
入を検出する信号が出力され、制御装置111からの信
号により電光表示器120に自動車105の進入とゲー
ト100が開いている状態を示すメッセージが表示され
ると共に、制御装置111からの信号によりITVカメ
ラ122が該当チャンネルに切り替えられ、駐車場内へ
進入する自動車105が撮像される(図8中、63〜6
7参照)。
【0046】前記自動車105が更に進行すると、前記
第三車両検知センサ114がONの状態のまま第四車両
検知センサ115がONになり、そのON信号が駐車券
発券機101へ出力された後、自動車105が第三車両
検知センサ114の設置箇所を通過すると、該第三車両
検知センサ114がOFFとなってOFF信号が駐車券
発券機101へ出力され、更に自動車105が第四車両
検知センサ115の設置箇所を通過すると、該第四車両
検知センサ115がOFFとなってOFF信号が駐車券
発券機101へ出力され、該駐車券発券機101から制
御装置111へ自動車105がゲート100を通過した
ことを示す信号が出力されると共に、駐車券発券機10
1からの信号によりゲート100が閉じられ、制御装置
111からの信号により電光表示器120におけるメッ
セージの表示が停止される(図8中、68〜76参
照)。
【0047】次に、図9〜図11に示す如く、無線ID
カード104を搭載していない自動車105と無線ID
カード104を搭載した自動車105が続いて退場する
場合を例にとって詳細に説明すると、無線IDカード1
04のない自動車105を運転手が走行させて第一車両
検知センサ116の設置箇所に差し掛かると、該第一車
両検知センサ116がONになって自動車105が通信
エリアに進入したことを制御装置111へ通知する(図
9中、1〜3参照)。
【0048】前記制御装置111は、発信・データ読込
指令をノンストップ車通信用アンテナ107へ出力し、
該ノンストップ車通信用アンテナ107は自動車105
に搭載された無線IDカード104に対して問い合せを
行うが、前記自動車105には無線IDカード104は
搭載されていないため、応答はなく、ノンストップ車通
信用アンテナ107から制御装置111へコマンド確認
の信号が出力される(図9中、4〜6参照)。
【0049】この間、無線IDカード104のない自動
車105は走行を続けており、第一車両検知センサ11
6の設置箇所を通過すると該第一車両検知センサ116
がOFFとなり、続いて前記自動車105が第二車両検
知センサ117の設置箇所に差し掛かると、該第二車両
検知センサ117がONになって自動車105が通信エ
リアを通過したことが制御装置111へ通知され、制御
装置111からノンストップ車通信用アンテナ107に
対して発信停止指令が出力され、ノンストップ車通信用
アンテナ107から制御装置111へコマンド確認の信
号が出力される。尚、前記制御装置111においては、
車進入カウンタがインクリメントされるが、進入中の自
動車105は無線IDカード104のない非ノンストッ
プ車であるため、ゲート102は閉じたままである(図
9中、7〜11参照)。
【0050】続いて、無線IDカード104のある自動
車105を運転手が走行させて第一車両検知センサ11
6の設置箇所に差し掛かると、該第一車両検知センサ1
16がONになって自動車105が通信エリアに進入し
たことを制御装置111へ通知する(図9中、12〜1
4参照)。
【0051】前記制御装置111は、発信・データ読込
指令をノンストップ車通信用アンテナ107へ出力し、
該ノンストップ車通信用アンテナ107は自動車105
に搭載された無線IDカード104に対して問い合せを
行うと共に、制御装置111へコマンド確認の信号を出
力し、ここで、前を進行する無線IDカード104のな
い自動車105は、第二車両検知センサ117の設置箇
所を通過しているため、該第二車両検知センサ117は
OFFとなっている。後続の自動車105に搭載された
無線IDカード104がノンストップ車通信用アンテナ
107からの問い合せに対しレスポンスすると、該ノン
ストップ車通信用アンテナ107から制御装置111へ
IDデータが通報され、該制御装置111において料金
の計算並びに料金データ引き落としが行われてその結果
がOKであれば、制御装置111からノンストップ車通
信用アンテナ107に、料金データ引き落とし結果等の
データ書込指令が出力され、ノンストップ車通信用アン
テナ107が無線IDカード104にデータを書き込
み、該無線IDカード104にデータが書き込まれたこ
とが確認されると、ノンストップ車通信用アンテナ10
7から制御装置111へ書き込み結果が通知される。
尚、前記制御装置111においては、車進入カウンタが
更にインクリメントされ、進入中の自動車105は無線
IDカード104のあるノンストップ車であると認識す
るが、その前に退場路へ進入中の自動車105は無線I
Dカード104のない非ノンストップ車であるため、ゲ
ート102を開く指令は出力されず、該ゲート102は
閉じたままである(図9中、15〜24参照)。
【0052】この間、無線IDカード104を搭載した
自動車105は走行を続けており、第一車両検知センサ
116の設置箇所を通過すると該第一車両検知センサ1
16がOFFとなり、続いて前記自動車105が第二車
両検知センサ117の設置箇所に差し掛かると、該第二
車両検知センサ117がONになって自動車105が通
信エリアを通過したことが制御装置111へ通知され、
制御装置111からノンストップ車通信用アンテナ10
7に対して発信停止指令が出力され、ノンストップ車通
信用アンテナ107から制御装置111へコマンド確認
の信号が出力され、前記自動車105が更に進行して第
二車両検知センサ117の設置箇所を通過すると該第二
車両検知センサ117がOFFとなる(図10中、25
〜30参照)。
【0053】前記無線IDカード104のない自動車1
05が第三車両検知センサ118の設置箇所に差し掛か
ると、該第三車両検知センサ118がONになってON
信号が駐車券精算機103へ出力され、該駐車券精算機
103から制御装置111へ自動車105の進入を検出
する信号が出力され、ここで、ゲート102が閉じてい
るため、制御装置111は、リトライ実行のために発信
・データ読込指令をバックアップ用アンテナ109へ出
力し、該バックアップ用アンテナ109は自動車105
に搭載された無線IDカード104に対して問い合せを
行うが、前記自動車105には無線IDカード104は
搭載されていないため、応答はなく、バックアップ用ア
ンテナ109から制御装置111へコマンド確認の信号
が出力される(図10中、31〜36参照)。
【0054】前記無線IDカード104のない自動車1
05を運転手がゲート102の手前で停止させた後、無
線IDカード104の応答レスポンスがタイムアウトと
なると、制御装置111からバックアップ用アンテナ1
09に対して発信停止指令が出力され、バックアップ用
アンテナ109から制御装置111へコマンド確認の信
号が出力される(図10中、37〜39参照)。
【0055】この後、制御装置111から駐車券精算機
103へ駐車券での精算を要求する信号が送信され、こ
れに対して駐車券精算機103からAck(Ackno
wledge)即ち信号受け取りの通知が返送され、駐
車券精算機103が作動を開始して駐車券の挿入を促
し、現金での精算を受け付け、ここで、運転手が駐車券
を駐車券精算機103へ挿入し駐車料金を挿入して精算
が完了すると、ゲート102が開かれ、駐車券精算機1
03から制御装置111へ精算情報(精算金額等)が送
信され、該制御装置111からAck(Acknowl
edge)即ち信号受け取りの通知が駐車券精算機10
3へ返送され、制御装置111からの信号により電光表
示器121に自動車105の退場とゲート102が開い
ている状態を示すメッセージが表示されると共に、制御
装置111からの信号によりITVカメラ123が該当
チャンネルに切り替えられ、駐車場から退場する自動車
105が撮像される(図10中、40〜47参照)。
【0056】前記ゲート102が開いて、無線IDカー
ド104のない自動車105を運転手が走行させると、
前記第三車両検知センサ118がONの状態のまま第四
車両検知センサ119がONになり、そのON信号が駐
車券精算機103へ出力された後、自動車105が第三
車両検知センサ118の設置箇所を通過すると、該第三
車両検知センサ118がOFFとなってOFF信号が駐
車券精算機103へ出力され、更に自動車105が第四
車両検知センサ119の設置箇所を通過すると、該第四
車両検知センサ119がOFFとなってOFF信号が駐
車券精算機103へ出力され、該駐車券精算機103か
ら制御装置111へ自動車105がゲート102を通過
したことを示す信号が出力されると共に、駐車券精算機
103からゲート102を閉じる信号が出力され、制御
装置111からの信号により電光表示器121における
メッセージの表示が停止される(図10中、48〜57
参照)。
【0057】ここで、前記駐車券精算機103からはゲ
ート102を閉じる信号が出力されるが、制御装置11
1においては、車進入カウンタがデクリメントされ、次
の自動車105はノンストップ車であるため、制御装置
111から駐車券精算機103へゲート102を開くこ
とを要求する信号が送信され、該駐車券精算機103に
よってゲート102が開かれると共に、駐車券精算機1
03からAck(Acknowledge)即ち信号受
け取りの通知が制御装置111へ返送される(図11
中、58〜60参照)。
【0058】続いて、前記無線IDカード104のある
自動車105が第三車両検知センサ118の設置箇所に
差し掛かると、該第三車両検知センサ118がONにな
ってON信号が駐車券精算機103へ出力され、該駐車
券精算機103から制御装置111へ自動車105の進
入を検出する信号が出力され、制御装置111からの信
号により電光表示器121に自動車105の退場とゲー
ト102が開いている状態を示すメッセージが表示され
ると共に、制御装置111からの信号によりITVカメ
ラ123が該当チャンネルに切り替えられ、駐車場から
退場する自動車105が撮像される(図11中、61〜
65参照)。
【0059】前記自動車105が更に進行すると、前記
第三車両検知センサ118がONの状態のまま第四車両
検知センサ119がONになり、そのON信号が駐車券
精算機103へ出力された後、自動車105が第三車両
検知センサ118の設置箇所を通過すると、該第三車両
検知センサ118がOFFとなってOFF信号が駐車券
精算機103へ出力され、更に自動車105が第四車両
検知センサ119の設置箇所を通過すると、該第四車両
検知センサ119がOFFとなってOFF信号が駐車券
精算機103へ出力され、該駐車券精算機103から制
御装置111へ自動車105がゲート102を通過した
ことを示す信号が出力されると共に、駐車券精算機10
3からの信号によりゲート102が閉じられ、制御装置
111からの信号により電光表示器121におけるメッ
セージの表示が停止される(図11中、66〜74参
照)。
【0060】こうして、定期契約車だけでなく一般利用
車にもプリペイド方式で無線IDカード104を発行す
ることにより、該無線IDカード104を搭載した自動
車105であればゲート100,102の手前で一旦停
止せずにノンストップで入退場することができ、一旦停
止に伴う入退場路や周辺道路の混雑を緩和し得、且つ駐
車券の発行量も削減でき、更に、無線IDカード104
に他の任意の情報を書き込んで用途を拡張することもで
きる。
【0061】尚、本発明の時間貸有料駐車場は、上述の
図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を
逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿
論である。
【0062】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の時間貸有
料駐車場によれば、定期契約車だけでなく一般利用車に
もプリペイド方式で無線IDカードを発行することによ
り、該無線IDカードを搭載した自動車であればゲート
の手前で一旦停止せずにノンストップで入退場すること
ができ、一旦停止に伴う入退場路や周辺道路の混雑を緩
和し得、且つ駐車券の発行量も削減でき、更に、無線I
Dカードに他の任意の情報を書き込んで用途を拡張する
こともできるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例の全体概要構成図
である。
【図2】本発明を実施する形態の一例における入場時の
概略フロー図である。
【図3】本発明を実施する形態の一例における退場時の
概略フロー図である。
【図4】本発明を実施する形態の一例において無線ID
カードを搭載した自動車が一台進入した場合の入場路メ
ッセージトレース図である。
【図5】本発明を実施する形態の一例において残高不足
の無線IDカードを搭載した自動車が一台進入した場合
の退場路メッセージトレース図である。
【図6】本発明を実施する形態の一例において無線ID
カードを搭載していない自動車と無線IDカードを搭載
した自動車が進入した場合の入場路メッセージトレース
図であって、三分割したうちの最初の段階を示す図であ
る。
【図7】本発明を実施する形態の一例において無線ID
カードを搭載していない自動車と無線IDカードを搭載
した自動車が進入した場合の入場路メッセージトレース
図であって、三分割したうちの中間の段階を示す図であ
る。
【図8】本発明を実施する形態の一例において無線ID
カードを搭載していない自動車と無線IDカードを搭載
した自動車が進入した場合の入場路メッセージトレース
図であって、三分割したうちの最後の段階を示す図であ
る。
【図9】本発明を実施する形態の一例において無線ID
カードを搭載していない自動車と無線IDカードを搭載
した自動車が進入した場合の退場路メッセージトレース
図であって、三分割したうちの最初の段階を示す図であ
る。
【図10】本発明を実施する形態の一例において無線I
Dカードを搭載していない自動車と無線IDカードを搭
載した自動車が進入した場合の退場路メッセージトレー
ス図であって、三分割したうちの中間の段階を示す図で
ある。
【図11】本発明を実施する形態の一例において無線I
Dカードを搭載していない自動車と無線IDカードを搭
載した自動車が進入した場合の退場路メッセージトレー
ス図であって、三分割したうちの最後の段階を示す図で
ある。
【符号の説明】
100 ゲート 101 駐車券発券機 102 ゲート 103 駐車券精算機 104 無線IDカード 105 自動車 106 ノンストップ車通信用アンテナ 107 ノンストップ車通信用アンテナ 111 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 出川 定男 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内 (72)発明者 佐久本 伸 東京都千代田区大手町二丁目2番1号 石 川島播磨重工業株式会社本社内 (72)発明者 田原 剛男 東京都千代田区大手町二丁目2番1号 石 川島播磨重工業株式会社本社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入退場路に設置されたゲートと、 入場路のゲートの外側に設置された駐車券発券機と、 退場路のゲートの内側に設置された駐車券精算機と、 自動車に搭載され、ID情報が記録されたメモリを有
    し、外部からの非接触な記録内容の読み取り並びに書き
    込みが可能なプリペイド方式の無線IDカードと、 入場路の駐車券発券機より進行方向手前側所要位置、並
    びに退場路の駐車券精算機より進行方向手前側所要位置
    に配設され、無線IDカードの記録内容の読み取り並び
    に書き込みを非接触で行うノンストップ車通信用アンテ
    ナと、 有効な無線IDカードを搭載した自動車の入場路への進
    入時にはノンストップ車通信用アンテナにより無線ID
    カードへ入場時刻を含む所要データの書き込みを行わせ
    て駐車券発券機から駐車券を発行させずに入場路のゲー
    トを開放させる一方、有効な無線IDカードを搭載した
    自動車の退場路への進入時にはノンストップ車通信用ア
    ンテナにより無線IDカードへ駐車料金を残高から減額
    することを含む所要データの書き込みを行わせて駐車券
    精算機に駐車券による精算をさせずに退場路のゲートを
    開放させる制御装置とを備えたことを特徴とする時間貸
    有料駐車場。
JP10097560A 1998-04-09 1998-04-09 時間貸有料駐車場 Pending JPH11296710A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004171116A (ja) * 2002-11-18 2004-06-17 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 駐車料金課金システム
KR100485747B1 (ko) * 2002-07-29 2005-04-27 삼성에스디에스 주식회사 통행요금 징수 시스템 및 방법
JP2012118828A (ja) * 2010-12-02 2012-06-21 Nippon Signal Co Ltd:The 車両通行管理装置

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JP2012118828A (ja) * 2010-12-02 2012-06-21 Nippon Signal Co Ltd:The 車両通行管理装置

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