JP4223743B2 - カラーセクションディスプレイユニットの製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はカラーセクションディスプレイユニット(color section display unit)の製造方法に係わり、特に直接的に反射板におけるそれぞれのワードセクション(word section)またはパターンにそれぞれ異なる色彩を表現させることができるディスプレイユニットの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現有の発光ダイオード(LED)ディスプレイユニットが大量に各種の文字や数字やパターンなどを表示する必要がある電気製品に利用されているが、目前のマーケットにおけるディスプレイユニットが図1に示すようにそのディスプレイユニット1aが点灯される前にそれぞれのワードセクションやパターンなどの外見顔色がすべて同様であり(単一色)、そのため、電源供給がない場合にその点灯後の色彩を知ることができない。
【0003】
図2に示すように、従来のLEDディスプレイユニットが製造される際の製造フローには下記のようなステップを有する。
(a1)製造しようとする製品に耐熱テープを貼り付ける。
(b1)調和し終わったゲルを反射板に注入する。
(c1)ゲル注入後の反射板を予熱してから、真空装置に置き入れて気泡を除去する。
(d1)チップ固着・半田付け後の電気回路基板を前記反射板に置き入れる。
(e1)焼きを実施してから製品を取得する。
【0004】
前記のような従来のLEDディスプレイユニットは技術において複数種の色のカラーセクションを有する製品を製造できなく、直接的に従来の方式に従って製造する場合、下記のような課題に面する。
一、製造過程中に吸気器によって真空になるように吸気することにより気泡を除去する場合、それぞれのカラーゲルの混色を引き起こしやすい。
二、ゲルを反射板に注入するとゲルの顔色が容易に混色されるようになるので、それぞれのセクションのゲル顔色の表現をコントロールしがたい。
三、ゲルを反射板に注入する際、それぞれの顔色のゲルがワードセクションやパターンなどに流れ込みにくいため、それぞれのワードセクションまたはパターン内に容易にゲル欠けの現象を生じる。
四、一般のLEDディスプレイユニットは単にワードセクションやパターンなどに単一色しか表現できなく、ゲルの顔色をワードセクションにおいて異なる色彩を有させるように表現できない。
五、電気回路基板を反射板に置き入れる際に、色彩ゲルが容易に押し付けられて溢れてしまい、且つ容易に相互に混合してしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そのため、本発明の発明者は研究開発を進めると共に、学術の運用を合わせて極めた結果、とうとう新たなゲル注入方式によるカラーセクションディスプレイユニットを開発するに至った。それによってクライアントの従来のLEDディスプレイユニットに対する決まった印象を破れるほかに、クライアントの購買欲を引き立てさせることができ、且つ随時にドライバーを携帯する必要をなくすことができ、且つクライアントの色彩管理の思考及び応用などに余分な想像的空間を提供できる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、新たなゲル注入方式によるLEDディスプレイユニットを製造する方法を提供し、LEDチップの点灯を要さず、それぞれ異なるゲルの色彩によって表現するので、ディスプレイユニットのパターンやワードセクションなどにそれぞれ異なる色彩を呈させることができ、製品の外見に多くの変化性及び美観性を呈させることができ、且つチップ点灯後の光色と外見のゲルの顔色と一致させるようにすることができるので、チップの発光色とゲルの原色とを適当に選択設計できるようになることを本発明の主要な目的とする。
【0007】
また、本発明は新たなゲル注入方式によるLEDディスプレイユニットを製造する方法を提供し、ピンホールを介して段を分けてゲル注入方式を採用するため、ディスプレイユニットにおけるそれぞれのワードセクションまたはパターンの色彩ゲルの混合を避けられると共に、それらの色彩ゲルの注入後に一回の焼きを実施する必要があり、それによって中途乾燥状態を呈させ、また、二回目にゲルを注入することによってゲル顔色に混色を生じさせないようにする製造方法を提供することをその次の目的とする。
【0008】
また、本発明は、新たなゲル注入方式によるLEDディスプレイユニットを製造する方法を提供し、それは遠心力によって反射板におけるパターン及びワードセクション内の気泡を除去するため、真空になるように吸気する際のゲル原色の混色を生じることを防止できる。
【0009】
また、本発明は、新たなゲル注入方式によるLEDディスプレイユニットを製造する方法を提供し、ゲル注入時、反射板の温度を摂氏50ないし60度に保持できるので、新たに反射板に注入される色彩ゲルを順調にワードセクション及びパターンに流れ込ませることができ、且つ既にワードセクションやパターンに注入される色彩ゲルの濃密度を向上できるので、白色ゲルを前記反射板に注入する場合と電気回路基板を置き入れる場合とにゲルの詰め込みによる色彩ゲルの混合することを防止できる。
【0010】
また、本発明は、新たなゲル注入方式によるLEDディスプレイユニットを製造する方法を提供し、色彩ゲルと白色ゲルの添加される拡散剤がそれぞれ異なるので、比重の大きい色彩ゲルが白色ゲルに溶解されることを無くすことができ、ゲル顔色の混色現象を防止できる。
【0011】
以下に添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態を詳細に説明するが、それらの説明による詳しい手段が単に本発明の優れる実施の形態に過ぎず、本発明の範囲を狭義的に制限するものではない。
【0012】
【発明の実施の形態】
図3に示すように、本発明はチップの点灯を要しなく、直接に反射板におけるそれぞれのワードセクションまたはパターンにそれぞれ異なる複数種の色彩を表現できるカラーセクションディスプレイユニットの製造方法を提供する。前記カラーセクションディスプレイユニットの製造プロセスは次の通りである。
【0013】
(a)製造しようとする製品に耐熱テープを貼り付ける。
【0014】
(b)反射板におけるワードセクションやパターンなどにピンホールを介して段を分けて色彩ゲルを注入すると共に、反射板に対しゲル注入する際の温度を摂氏50ないし60度に保持し、新たに前記反射板に注入される色彩ゲルを順調にパターンまたはワードセクション内に流れ込ませ、且つ既にワードセクションとパターンに注入される色彩ゲルの濃密度を向上し、こうする場合、白色ゲルを反射板に注入する場合と電気回路基板を置き入れる場合の詰め込みによる色彩ゲルが混色する現象を解消できる。
【0015】
(c)冷却後に、遠心力によってパターンまたはワードセクション内の気泡を除去する。
【0016】
(d)摂氏85度のオーブンに15分間置き入れ、焼きを実行することによってカラーゲルの濃密度を増加させる。
【0017】
(e)白色ゲルを注入する。
【0018】
(f)チップ固着及び半田付け後の電気回路基板を前記反射板内に配置する。
【0019】
(g)摂氏100度のオーブンに4時間置き入れて焼きを実施すると、製品を取得できる。
【0020】
こうする方法によって製造される製品が直接的にそれぞれのワードセクションとパターンに複数種のそれぞれ異なる顔色を呈させることができるので、製品の外見に変化性及び美観性を付与できる。
【0021】
図4に示すのは本発明のカラーセクションディスプレイユニットの構造であり、図において、反射板1におけるそれぞれのワードセクションまたはパターンに色彩ゲル11が形成されると共に、反射板1内に白色ゲル12を形成し、且つ電気回路基板13を収納しており、電気回路基板13にはチップ固着し、且つ半田付け実施されており、白色ゲル12と色彩ゲル11の添加される拡散剤がそれぞれ異なるため、比重が大きいほうの色彩ゲル11が白色ゲル12に溶解されることがなく、色彩ゲルの混色を避けられる。
【0022】
ピンホールを介して段を分けてゲルを注入するため、反射板におけるそれぞれのワードセクションまたはパターンに表現しようとする色彩の色彩ゲルを充填でき、且つ遠心力の方式によってパターンまたはワードセクションにおける気泡を除去するので、真空になるように吸気する場合に起こる色彩ゲルの混色の現象を無くすことができる。且つ反射板にゲルを注入する際の温度を摂氏50ないし60度にコントロールするため、パターンやワードセクション内にゲル欠けの現象を生じさせないように確保できる。
【0023】
【発明の効果】
前述の通り、本発明による新たなゲル注入方式によるカラーセクションディスプレイユニットによる場合、下記のような優れた点を有する。
A.それぞれのワードセクション及びパターンにおける色彩ゲルの混色を避けられる。
B.白色ゲルを反射板に注入する際と電気回路基板を置き入れる際に詰め込むことによる色彩ゲルの混合を避けられる。
C.それぞれのワードセクションやパターンを製造する場合にそれぞれ異なる顔色を付与できるため、製品に変化性と美観性を豊かにならせることができる。
D.外見色彩の異なりに従って製品の形式が容易に識別できる。
E.チップの点灯による表現を要さず、直接的にそれぞれ異なるゲルの顔色によって表現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のLEDディスプレイユニットを示す外見図である。
【図2】従来のLEDディスプレイユニットの製造プロセスを示すフローチャートである。
【図3】本発明の製造方法を示すフローチャートである。
【図4】本発明の構造を示す説明図である。
【符号の説明】
1 反射板
11 色彩ゲル
12 白色ゲル
13 電気回路基板

Claims (4)

  1. 反射板におけるワードセクションまたはパターンにそれぞれ異なる色彩を表示させるカラーセクションディスプレイユニットの製造方法であって、
    製造しようとする製品に耐熱テープを貼り付けるステップ(a)と、
    前記反射板において前記ワードセクションまたはパターンに設けられるピンホールを介して色彩ゲルを注入すると共に、前記反射板に対しゲル注入する際の温度を前記パターンまたはワードセクション内にゲル欠け状態を生じさせないようにコントロールするステップ(b)と、
    冷却後に、遠心力によって前記パターンまたはワードセクション内の気泡を除去するステップ(c)と、
    焼きを実施することによって色彩ゲルの濃密度を増加させるステップ(d)と、
    前記ワードセクションまたはパターン以外の領域に設けられるピンホールを介して白色ゲルを注入するステップ(e)と、
    チップ固着及び半田付け後の電気回路基板を前記反射板内に配置するステップ(f)と、
    焼きを実施すると、製品を取得するステップ(g)と、
    をこの順に含む、
    ことを特徴とするカラーセクションディスプレイユニットの製造方法。
  2. 前記ステップ(b)において前記反射板に対し前記色彩ゲルを注入する際に前記温度を摂氏50ないし60度にコントロールすることを特徴とする請求項1に記載のカラーセクションディスプレイユニットの製造方法。
  3. 前記ステップ(d)において前記焼きは前記反射板を摂氏85度のオーブンに置いて15分間焼くことを特徴とする請求項1に記載のカラーセクションディスプレイユニットの製造方法。
  4. 前記ステップ(g)において前記反射板を摂氏100度のオーブンに置いて4時間焼くことを特徴とする請求項1に記載のカラーセクションディスプレイユニットの製造方法。
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