JP4222774B2 - 携帯端末およびプログラムの起動方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アプリケーションプログラムを自動的に起動させるための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、パケット通信機能を有する携帯電話機等の携帯端末は、インターネットに接続されているサーバから様々なアプリケーションプログラム(以下、「アプリケーション」と略称する)をダウンロードすることができる。
【0003】
ところで、インターネット等のオープンネットワークでは、世界中の様々な人々が自由に情報の公開やアプリケーションの提供を行うことができる。オープンネットワークは、このような利点を有する反面、例えば、悪意の有る個人や団体が携帯端末内に記憶されているデータを密かに盗み出すアプリケーションを提供していたり、あるいは悪意は無いものの通信端末において動作させると不具合を引き起こしてしまうアプリケーションが提供されてしまうことがある。
【0004】
このように、オープンネットワークを介して提供されるアプリケーションは、信頼性を完全に保証できるものではない。したがって、オープンネットワークを介して提供されたアプリケーションが、携帯端末において何ら制限なく他のアプリケーションを起動できるようにしてしまうと、起動されたアプリケーションを介して、携帯端末に記憶されている様々な情報がユーザの許可なく勝手に読み出され、携帯端末の外へ流出してしまうといった事態が生じ得る。
【0005】
このため、例えば、Java(登録商標)言語で記述されたアプリケーションを実行することが可能な携帯端末においては、ネットワークを介して提供されたJavaアプリケーションが、携帯端末にインストールされている他のアプリケーションを起動させることを禁じている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述したアプリケーションの起動制限に関する仕組みは、携帯端末におけるセキュリティを確保する上で一定の効果を奏するものの、例えば、アプリケーションの連携処理が行えない等、ネットワークを介して提供されるアプリケーションに対して様々な動作制限を課すことになる。すなわち、このようなアプリケーションの起動制限は、携帯端末の利便性を損なう要因であった。しかしながら、一方で、携帯端末において何ら制限を行なうことなくアプリケーションの起動を許可してしまうと、前述したように、信頼性を完全に保証することのできないアプリケーションによりセキュリティ上の問題が生じてしまうおそれがある。
【0007】
本発明は、以上説明した事情に鑑みてなされたものであり、手動操作以外でアプリケーションを起動させる場合のセキュリティを確保することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、この発明は、少なくとも第1のアプリケーションと第2のアプリケーションとを含む複数のアプリケーションを記憶した記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている前記アプリケーションを実行する実行手段と、前記第2のアプリケーションを起動すべき旨の起動命令を、前記実行手段により実行された前記第1のアプリケーションから取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記起動命令の信頼性が保証されているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により前記起動命令の信頼性が保証されていると判定された場合にのみ、前記第2のアプリケーションを起動するように前記実行手段を制御する制御手段と、を有する携帯端末を提供する。
【0009】
また、この発明は、少なくとも第1のアプリケーションと第2のアプリケーションとを含む複数のアプリケーションを記憶した記憶手段を有する携帯端末におけるアプリケーションの起動方法であって、前記携帯端末が、前記第1のアプリケーションを実行する第1のステップと、前記第2のアプリケーションを起動すべき旨の起動命令を、前記第1のステップにおいて実行された前記第1のアプリケーションから取得する第2のステップと、前記第2のステップにおいて取得された前記起動命令の信頼性が保証されているか否かを判定する第3のステップと、前記第3のステップにおいて前記起動命令の信頼性が保証されていると判定された場合にのみ、前記第2のアプリケーションを起動する第4のステップと、を有するアプリケーションの起動方法を提供する。
【0010】
また、この発明は、少なくとも第1のアプリケーションと第2のアプリケーションとを含む複数のアプリケーションを記憶したコンピュータを、前記アプリケーションを実行する実行手段と、前記第2のアプリケーションを起動すべき旨の起動命令を、前記実行手段により実行された前記第1のアプリケーションから取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記起動命令の信頼性が保証されているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により前記起動命令の信頼性が保証されていると判定された場合にのみ、前記第2のアプリケーションを起動するように前記実行手段を制御する制御手段と、として機能させるためのプログラムを提供する。
【0011】
この発明によれば、携帯端末は、実行されているアプリケーションから取得した他のアプリケーションの起動命令について、当該起動命令の信頼性が保証されているか否かを判定し、信頼性が保証されている場合にのみ、当該起動命令に従ってアプリケーションを起動する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
【0013】
[第1実施形態]
[1.第1実施形態の構成]
(A.システム全体の構成)
図1は、本実施形態にかかる通信システムの構成を示すブロック図である。
同図に示すように本実施形態にかかる通信システムは、複数の移動機MSと、複数の基地局BSと、移動パケット通信網MPNと、ゲートウェイサーバGWSと、インターネットINETと、複数のIP(Information Provider)サーバWとを有する。なお、図1においては、図面が煩雑となることを防ぐため、通信システムに収容された移動機MS、基地局BS及びIPサーバWの内、所定の移動機、基地局及びIPサーバのみが図示されている。
【0014】
IPサーバWは、WWW(World Wide Web)サーバプログラムを有しており、移動機MSからのGETメソッドを利用したHTTP(Hypertext Transfer Protocol)メッセージ(以下、「GET要求」という)を移動パケット通信網MPNおよびインターネットINETを介して受信すると、当該GET要求に該当するリソースを移動機MSに返信する。
【0015】
このIPサーバWが保有するリソースには、例えば、各種ページに対応したHTML(Hyper Text Markup Language)形式のデータ(以下、「HTMLデータ」という)やJavaプログラミング言語により記述されたJavaアプリケーションがある。また、IPサーバWがリソースとして有するJavaアプリケーションは、当該Javaアプリケーションのデータ実体を有するJarファイルと、アプリケーション名やJarファイルの格納場所を示すURI等が記述されたテキストファイルであるADF(Application Descriptor File)とに分割されて、アプリケーションデータベース13(以下、「データベース」を「DB」と略称する)に格納されている。
【0016】
なお、以下、本明細書では、ADFとJarファイルを特に区別する必要がない限り、これらを合わせて「Javaアプリケーション」と記載する。また、本実施形態においてJavaアプリケーションのADFおよびJarファイルは、ともにIPサーバWに格納されているものとする。但し、JavaアプリケーションのADFとJarファイルが、それぞれ別のサーバに格納されていてもよい。
【0017】
図2は、アプリケーションDB13の記憶内容を示す図である。同図に示すように、本実施形態にかかるアプリケーションDB13には、IPサーバWがリソースとして保有する各JavaアプリケーションのADFとJarファイルが格納される他、各ファイルの格納場所を示すURIが格納されている。なお、アプリケーションDB13に格納されているアプリケーションとしては、例えば、株売買等のオンライントレーディングを行うアプリケーションや天気予報を表示するためのアプリケーション等、刻一刻と変化する各種の情報をIPサーバWから取得してユーザに提示するアプリケーションがある。
【0018】
また、本実施形態において、IPサーバWは、メールクライアントとしての機能を有しており、移動機MSに対して電子メールを送信することが可能である。かかる機能を利用することにより、IPサーバWは、自サーバから移動機MSにダウンロードされたJavaアプリケーションを、移動機MSに対して電子メールを送信することにより起動させることができる。
【0019】
図3は、本実施形態にかかるIPサーバWによって生成されるJavaアプリケーション起動用の電子メールのソース例を示す図である。なお、同図においては、「MIME(Multipurpose Internet Mail Extension)」(RFC2045/2046等参照)に従った形式で記述された電子メールの例を示している。同図に示すように、IPサーバWにより生成される電子メールには、当該電子メールの送信元アドレスや宛先メールアドレス等を含むヘッダ(図中詳細は省略)が記述される。
【0020】
また、この電子メール中には、「<MOVE><param>”http://www.○○.co.jp/△△a”</param></MOVE>」なる文字列が記述されている。ここで、この文字列において「<MOVE></MOVE>」は、移動機MSに対して、Javaアプリケーションの起動を指示するタグ(以下、「起動命令タグ」という)であり、アプリケーション指定情報(同図に示す場合「http://www.○○.co.jp/△△a」)を引数とするパラメータタグ(すなわち「<param></param>」)を指定している(RFC1896参照)。ここで、アプリケーション指定情報とは、移動機MSにおいて起動されるべきJavaアプリケーションを示す情報であり、本実施形態においては、JavaアプリケーションのADFのダウンロード元を示すURIを要素としている。
【0021】
なお、このアプリケーション指定情報として、ADFのダウンロード元を示すURI以外の情報(例えば、Jarファイルのダウンロード元を示すURI等)を利用することも当然可能である。但し、他の情報を利用する場合には、当該情報によって、Javaアプリケーションを一意に特定できる必要がある。また、図3においては、「MIME」に従った形式で記述された電子メールを例に説明したが、HTMLメールにおいても、当然実施可能である。この場合、HTMLの新たなタグとして、起動命令タグを規定し、これらのタグ内において、アプリケーション指定情報を指定するようにすればよい(例えば、「<MOVE”http://www.○○.co.jp/△△a”></ MOVE>」等)。
【0022】
次に、移動パケット通信網MPNは、移動機MSに対してパケット通信サービスを提供するための通信網であり、複数の基地局BSやゲートウェイサーバGWSを有する他、図示せぬパケット加入者処理装置等を有する。
【0023】
ゲートウェイサーバGWSは、インターネットINETと、移動パケット通信網MPNとを相互接続する移動パケット関門中継交換局に設けられたコンピュータシステムである。このゲートウェイサーバGWSは、受信データのプロトコルを、当該データの転送先となるネットワークの従うプロトコルに変換して転送する。本実施形態において移動パケット通信網MPNとインターネットINETとの間のデータ通信は、このゲートウェイサーバGWSの機能により実現される。
【0024】
また、ゲートウェイサーバGWSは、メールサーバとしての機能を有し、移動パケット通信網MPNに収容されている移動機MS宛の電子メールを受信すると、当該受信メールを該当する移動機MSへ配信(プッシュ配信)する。具体的には、移動機MS宛の電子メールを受信すると、ゲートウェイサーバGWSは、当該電子メールの宛先となる移動機MSに対して、着信通知を送信し、この着信通知に対して移動機MSから電子メールの配信要求が送られてくると、当該電子メールを移動機MSに配信する。これに対して、移動パケット通信網MPNに収容された移動機MSからインターネットINETに接続されたコンピュータシステム(例えば、IPサーバW)宛の電子メールを受信した場合、ゲートウェイサーバGWSは、当該電子メールをインターネットINETへと転送する。
【0025】
移動機MSは、携帯電話機等の携帯型の電子機器であり、移動パケット通信網MPNを介してデータ通信が可能な他、図示しない移動電話網を介して音声通話を行う。この移動機MSは、WWWブラウザを有しており、IPサーバWから受信したHTMLデータを解釈して得られる画像を表示することができる。
【0026】
また、本実施形態にかかる移動機MSは、メーラを搭載しており、受信した電子メール中に起動命令タグが記述されていると、そのタグ内のパラメータタグにより指定されているアプリケーション指定情報に対応するJavaアプリケーションを自動的に起動する機能を有している。なお、電子メールを受信した移動機MSにおいてアプリケーションが起動される仕組みについては、後に詳細に説明する。
【0027】
ここで、移動機MSにおいてJavaアプリケーションを起動させる際に、何らの制限も設けないと、例えば、悪意の第三者が送信したJavaアプリケーション起動用の電子メールによって、移動機MS内のJavaアプリケーションが何度も実行され、その度に、当該JavaアプリケーションがIPサーバWからデータを取得してしまい、その分の通信料金がユーザに請求されてしまうおそれがある。
【0028】
そこで、本実施形態にかかる移動機MSは、各JavaアプリケーションのADFに記述された起動パーミッション情報に基づいて、受信した電子メールの信頼性を確認する。この起動パーミッション情報は、受信した電子メールに基づくJavaアプリケーションの起動を許可するか否かを判定するための判定基準となる情報であり、当該Javaアプリケーションの起動が許容されている電子メールの送信元アドレスを要素としている。
【0029】
このように、電子メールによる起動を許可するJavaアプリケーションのADFには、起動パーミッション情報として、当該Ja vaアプリケーションの起動を許可する電子メールの送信元アドレスが少なくとも1つ以上記述されている。また、この起動パーミッション情報は、Javaアプリケーションの提供者(IP)によりADFに記述される。移動機MSは、受信した電子メール中に起動命令タグが記述されている場合、当該電子メールの送信元アドレスと、この電子メールにより起動すべきJavaアプリケーションのADFに記述されている起動パーミッション情報とを比較し、両者が一致する場合にのみ、当該Javaアプリケーションを起動する。
【0030】
(B.IPサーバWの構成)
図4は、本実施形態にかかるIPサーバWの構成を示す図である。同図に示すように、IPサーバWは、システム制御部11と、通信部12と、上述したアプリケーションDB13と、ユーザ管理DB14と、インターフェイス部15(以下、「インターフェイス」を「I/F」と略称する)と、操作端末16とを有する。
【0031】
通信部12は、システム制御部11と、インターネットINETの間のデータの授受を中継し、インターネットINETを介して受信したデータをシステム制御部11に送ると共に、システム制御部11から送られてきたデータをインターネットINETへと送出する。
【0032】
システム制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスク等を有し、IPサーバWの各部を制御する。ROMには、IPサーバWの各部を制御するための各種制御情報や制御用プログラムが記憶されている。ハードディスクには、各種ページに対応したHTMLデータ等のリソースが記憶される他、上述したWWWサーバプログラムやメーラが記憶されている。CPUは、ROMやハードディスクに記憶されている各種プログラムを実行する。RAMは、ワークエリアとして用いられる。
【0033】
ユーザ管理DB14には、IPサーバWからJavaアプリケーションをダウンロードした移動機MSのユーザを管理するための情報が格納される。図5に示すように、ユーザ管理DB14には、アプリケーションDB13に格納されている各Javaアプリケーション毎に、当該JavaアプリケーションのADFの格納場所を示すURIと、当該Javaアプリケーションをダウンロードした移動機MSのメールアドレスとが対応付けられて格納されている。
【0034】
次に、インターフェイス部15は、システム制御部11と、操作端末16との間のデータの授受を仲介する。また、操作端末16は、IPサーバWに接続されたPC等の装置であり、キーボードやマウス、表示部等(何れも図示は省略)を有する。IPサーバWのオペレータは、この操作端末16を操作して、移動機MSにダウンロードされたJavaアプリケーションを起動させるための電子メールをIPサーバWに生成させる。
【0035】
具体的に説明すると、まず、オペレータが操作端末16を操作して、起動させようとしているJavaアプリケーションを指定すると、システム制御部11は、指定されたJavaアプリケーションをダウンロードした各移動機MSのメールアドレスをユーザ管理DB14から読み出す。そして、システム制御部11は、ハードディスクに記憶されているメーラを読み出して、各メールアドレス宛のJavaアプリケーション起動用の電子メールを生成して送信する。この際、システム制御部11は、指定されたJavaアプリケーションのADFの格納場所を示すURIをアプリケーション指定情報とする起動命令タグを作成し、電子メール中に記述する(図3参照)。
【0036】
(C.移動機MSの構成)
図6は、移動機MSの構成を示す図である。同図に示すように移動機MSは、制御部21と、送受信部22と、指示入力部23と、液晶表示部24と、これら各要素間のデータの授受を仲介するデータバス25を有する。
【0037】
送受信部22は、制御部21による制御の下、移動パケット通信網MPNの基地局BSと無線通信を行う。液晶表示部24は、液晶パネル等の表示装置から構成されており、制御部21の制御の下に、各種情報を表示する。指示入力部23は、PB(プッシュボタン)等の各種ボタン及びカーソルキーからなり、ユーザによって入力操作が行われると、その入力操作に対応した操作信号を制御部21に供給する。
【0038】
制御部21は、CPU211と、ROM212と、RAM213と、不揮発性メモリ214等を有しており、移動機MSの各部を制御する。
CPU211は、ROM212や不揮発性メモリ214に格納されているアプリケーションに従って、移動機MSの各部を制御する。RAM213は、ワークエリアとして用いられ、CPU211により実行される種々のアプリケーションや、当該アプリケーションの実行に際して利用される各種のデータ等が一時的に格納される。
【0039】
ROM212には、各種制御情報や制御プログラムの他、CPU211により実行される各種アプリケーション等が格納されている。このROM212に格納されているアプリケーションは、移動機MSの製品出荷時点で既にROM212に書き込まれている。ROM212に格納されているアプリケーションとしては、例えば、上述したWWWブラウザやメーラ等がある。以下、本明細書では、ROM212に格納されているアプリケーションを必要に応じて「ネイティブアプリケーション」と記載し、IPサーバWからダウンロードされたJavaアプリケーションと区別する。また、ROM212には、Javaアプリケーションの実行環境を構築するためのソフトウェア等が格納されている。
【0040】
不揮発性メモリ214には、図7に示すように、複数のアプリケーション記憶メモリ2141-k(k=1、2、…、n)、テーブル記憶メモリ2142、受信メール記憶メモリ2143等が設けられている。ここで、受信メール記憶メモリ2143は、移動機MSが受信した電子メールを格納するためのメモリである。また、アプリケーション記憶メモリ2141-kは、IPサーバWからダウンロードされたJavaアプリケーションを格納するためのメモリである。このアプリケーション記憶メモリ2141-kは、さらに、アプリケーション格納領域2141-k1とアプリケーションデータ格納領域2141-k2とを有する。
【0041】
アプリケーション格納領域2141-k1は、IPサーバWからダウンロードされたJavaアプリケーション(ADFとJarファイル)を格納するための領域である。また、アプリケーションデータ格納領域2141-k2は、Javaアプリケーション用のデータ保存領域であり、Javaアプリケーションを実行した際に生成されるデータが保存される。例えば、Javaアプリケーションがゲームである場合、このアプリケーションデータ格納領域2141-k2には、ゲームにおいてユーザが取得したポイントやセーブデータ等が格納される。
【0042】
なお、アプリケーションデータ格納領域2141-k2は、当該アプリケーションデータ格納領域2141-k2に対応するアプリケーション格納領域2141-k1に格納されているJavaアプリケーション以外からは、アクセスできないように制御される。
【0043】
次に、テーブル記憶メモリ2142には、IPサーバWからダウンロードされたJavaアプリケーションを管理するためのアプリケーション管理テーブルTBL1が記憶されている。図8に示すように、アプリケーション管理テーブルTBL1には、IPサーバWからダウンロードされたJavaアプリケーションのADFのダウンロード元を示すURIと対応させて、このJavaアプリケーションが格納されているアプリケーション記憶メモリ2141-kのメモリアドレスが格納されている。
【0044】
また、図9は、移動機MSにおけるJavaアプリケーションの実行環境を説明するための図である。同図に示すように、移動機MSには、Javaアプリケーションの実行環境を構築するためのソフトウェアとして、KVM(K Virtual Machine)と、コンフィギレーションとしてCLDC(Connected Limited Device Configuration)を備えたJ2ME(Java 2 Micro Edition)とが組み込まれている。
【0045】
KVMは、小型電子機器用に設計変更されたJVM(Java Virtual Machine)であって、Javaアプリケーションの実行ファイル形式であるバイトコードを移動機MSのCPU211がオペレーションシステムOSを介して解釈/実行可能な命令コードに変換する。また、CLDCクラスライブラリはCLDC用のクラスライブラリである。
【0046】
拡張ライブラリは、CLDCを基礎として携帯電話機に特化した機能を提供するためのクラスライブラリである。この拡張ライブラリには、例えば、ユーザI/F用、ネットワーキング用、データストレージ用の各API(Application Program Interface)が含まれており、データストレージ用のAPIは、アプリケーションデータ格納領域2141-k2に対するデータの書き込みや読み出しをサポートする。
【0047】
JAM(Java Application Manager)は、OSによる制御の下で、Javaアプリケーションのダウンロードや、不揮発性メモリ214にインストールされたJavaアプリケーションを管理する機能を有している。例えば、JAMは、Javaアプリケーションのインストールや削除を行う機能、不揮発性メモリ214に格納されているJavaアプリケーションをリスト表示する機能、Javaアプリケーションの実行管理(起動や強制終了等)を行う機能等を有している。
【0048】
このJAMの機能を利用することにより、移動機MSのCPU211は、受信した電子メール中に起動命令タグが記述されている場合、当該Javaアプリケーション起動用の電子メールの送信元アドレスと、この電子メールにより起動すべきJavaアプリケーションのADFに記述されている起動パーミッション情報とを比較して、当該電子メールの信頼性を確認する。
また、同図に示すように、電話帳アプリケーションやWWWブラウザ等のネイティブアプリケーションは、OSによる制御の下で直接動作する。
【0049】
[2.第1実施形態の動作]
以下、本実施形態の動作を説明することとする。なお、以下においては、次の順序で、本実施形態の動作について説明する。すなわち、(A)Javaアプリケーションをダウンロードする際の動作、(B)Javaアプリケーションの起動制御に関する動作、である。
【0050】
(A.Javaアプリケーションをダウンロードする際の動作)
以下、図10に示すデータシーケンスを参照しつつ、アプリケーションダウンロード時の動作について説明する。なお、以下の説明においては、説明をより具体的なものとするため、アプリケーションDB13の記憶内容は、図2と同様であるものとし、移動機MSのメールアドレスは「■■@■■.ne.jp」であるものとして説明を行う。
【0051】
まず、ユーザは、WWWブラウザを起動すべく、移動機MSの指示入力部23を操作する。すると、CPU211は、指示入力部23から供給される操作信号に従い、ROM212からWWWブラウザを読み出して、上述した移動パケット通信網MPN内のパケット加入者処理装置に対してパケット登録を行う。このパケット登録とは、移動機MSが移動パケット通信網MPNとの間においてパケット交換を行うための登録手続きである。
【0052】
その後、ユーザが移動機MSの指示入力部23に対して、例えば、IPサーバWの保有するJavaアプリケーションをダウンロードするためのページ(以下、「ダウンロードページ」という)を示すURIを指定する入力を行う。すると、移動機MSのCPU211は、当該URIを含むGET要求D1を送受信部22を介して移動パケット通信網MPNへと送出する。このようにして、移動機MSによって移動パケット通信網MPNへと送出されたGET要求D1は、その後、ゲートウェイサーバGWSによって受信されて、インターネットINETへと転送される。
【0053】
IPサーバWのシステム制御部11は、通信部12を介してGET要求D1を受信すると、WWWサーバプログラムに従って、当該GET要求D1に含まれるURIに対応したHTMLデータD2(今の場合、ダウンロードページに対応したもの)をインターネットINETへと返信する。この結果、このHTMLデータD2は、ゲートウェイサーバGWSにより受信されて、移動パケット通信網MPNへと転送される。
【0054】
移動機MSのCPU211は、このHTMLデータD2を受信すると、受信したHTMLデータD2をRAM213に格納すると共に、液晶表示部24に対して当該HTMLデータD2に基づく画像を表示させる。図11は、HTMLデータD2を受信した移動機MSの液晶表示部24において表示される画像の一例を示す図である。同図に示すように、移動機MSの液晶表示部24上には、移動機MSがIPサーバWからダウンロード可能なJavaアプリケーション(すなわち、アプリケーションDB13に格納されている全てのアプリケーション名)を選択するための一覧と共に、メールアドレスを入力させるためのボックスと、「送信」ボタンが表示される。ここで、液晶表示部24に一覧表示される各Javaアプリケーションには、当該JavaアプリケーションのADFの格納場所を示すURIが対応付けられている。
【0055】
この状態において、ユーザが、ダウンロードしようとするJavaアプリケーションを選択する旨の入力操作を行い、自身のメールアドレス「■■@■■.ne.jp」を入力して、「送信」ボタンを選択する旨の入力操作を行う。すると、移動機MSのCPU211は、ユーザが一覧から選択したJavaアプリケーションに対応付けられたADFのURIを含むGET要求D3に対して、ユーザが入力したメールアドレス「■■@■■.ne.jp」を付加して、移動パケット通信網MPNへと送信する。
【0056】
このGET要求D3は、やがて、ゲートウェイサーバGWSによって、インターネットINETへと転送されて、IPサーバWの通信部12によって受信される。このようにして、通信部12によってGET要求D3が受信されると、IPサーバWのシステム制御部11は、当該GET要求D3に付加されているメールアドレス「■■@■■.ne.jp」を抽出する。そして、システム制御部11は、その抽出したメールアドレス「■■@■■.ne.jp」を、ユーザ管理DB14の当該GET要求D3に含まれているURI(すなわち、ユーザが選択したJavaアプリケーションのADFの格納場所を示すURI)と対応するフィールドに格納する。このようにして、GET要求D3に付加されているメールアドレス「■■@■■.ne.jp」をユーザ管理DB14に格納すると、システム制御部11は、GET要求D3に含まれているURIに対応したADFをアプリケーションDB13から読み出して、データD4としてインターネットINETへと送出する。
【0057】
一方、移動機MSのCPU211は、IPサーバWから送出されたデータD4を受信すると、JAMに従って、図12に示す処理を実行する。この処理において、CPU211は、受信したデータD4からADFを抽出して(ステップSa1)、その抽出したADFをアプリケーション格納領域2141-k1に格納する(ステップSa2)。そして、当該ADFを格納したアプリケーション格納領域2141-k1のメモリアドレスと、当該ADFのダウンロード元を示すURIをと対応付けて、アプリケーション管理テーブルTBL1に格納することにより、アプリケーション管理テーブルTBL1を更新する(ステップSa3)。
【0058】
次に、CPU211は、ADFのファイル内容をサーチし、Jarファイルの格納場所を示すURIを取得する(ステップSa4)。このようにして、JarファイルのURIが取得されると、CPU211は、WWWブラウザの機能を利用して、当該URIを含むGET要求D5を移動パケット通信網MPNへと送出する(ステップSa5)。このようにして、GET要求D5を送出すると、CPU211は、GET要求D5に対するレスポンスを受信したか否かを判定する状態となり、レスポンスを受信するまで、同ステップの処理を繰り返す(ステップSa6)。
【0059】
一方、移動機MSから送出されたGET要求D5は、ゲートウェイサーバGWSによって受信されて、インターネットINETへと転送される。IPサーバWのシステム制御部11は、GET要求D5を受信すると、当該GET要求D5に含まれているURI(すなわち、Jarファイルの格納場所を示すURI)に対応するJarファイルをアプリケーションDB13から読み出す。そして、システム制御部11は、このJarファイルをデータD6として、インターネットINETへと送出する。
【0060】
次に、移動機MSのCPU211は、IPサーバWから送出されたデータD6を受信すると、ステップSa6において「Yes」と判定し、データD6からJarファイルを抽出する(ステップSa7)。そして、CPU211は、抽出したJarファイルをアプリケーション格納領域2141-k1へと格納し(ステップSa8)、例えば、「ダウンロードが終了しました」等の文字列を液晶表示部24に表示させて(ステップSa9)、処理を終了する。
【0061】
(B.Javaアプリケーションの起動制御に関する動作)
次に、電子メールを送信することにより、移動機MS内のJavaアプリケーションを起動する際の動作について説明する。なお、以下の説明において、IPサーバWのアプリケーションDB13及びユーザ管理DB14の記憶内容は、図2及び図5と同様であるものとし、移動機MSのアプリケーション管理テーブルTBL1の記憶内容は、図8と同様であるものとする。また、電子メールの送信元となるIPサーバWのメールアドレスは、「○○@○○.ne.jp」であるものとする。
【0062】
まず、IPのオペレータは、移動機MSによりダウンロードされたアプリケーションを移動機MSにおいて起動させるべく、操作端末16を操作する。この結果、操作端末16の図示しない表示部上には、アプリケーションDB13に格納されているアプリケーションの一覧が表示される。この状態において、オペレータが、例えば、「Javaアプリケーションa」を指定する入力操作を行うと、IPサーバWのシステム制御部11は、以下に示す電子メールの送信処理を実行する。
【0063】
(i.ステップ1)
システム制御部11は、「Javaアプリケーションa」のURIと対応付けて格納されている、全てのメールアドレス(すなわち、「■■@■■.ne.jp」、「××@××.ne.jp」等)を、ユーザ管理DB14から読み出し、RAMに格納する。
【0064】
(ii.ステップ2)
システム制御部11は、ユーザ管理DB14から「Javaアプリケーションa」のADFに対応するURI「http://www.○○.co.jp/△△a」を読み出し、RAMに格納する。
【0065】
(iii.ステップ3)
システム制御部11は、ステップ2において読み出したURI「http://www.○○.co.jp//△△a」をアプリケーション指定情報として有する起動命令タグ(すなわち、<MOVE><param>"http://www.○○.co.jp/△△a "</param></MOVE>)を記述した電子メール(図5参照)を生成する。
【0066】
(iv.ステップ4)
システム制御部11は、このようにして、生成した電子メールをインターネットINETへと送出する。この際、システム制御部11は、ステップ1においてRAMに格納した全てのメールアドレスを、当該電子メールの宛先メールアドレスとして設定する。この結果、当該電子メールの宛先は、URI「http://www.○○.co.jp/△△a」に対応したJavaアプリケーションをダウンロードした全ての移動機MSとなる。
【0067】
このようにして、IPサーバWから送信された電子メールは、その後、ゲートウェイサーバGWSにより受信され、移動機MSへと配信(プッシュ配信)される。なお、ゲートウェイサーバGWSが移動機MSに電子メールをプッシュ配信する際の動作については、従来と同様であるため説明は省略する。
【0068】
一方、ゲートウェイサーバGWSから電子メールがプッシュ配信されると、移動機MSのCPU211においては、図13に示す処理が実行される。ここで、同図において、「メーラ」、「JAM」、「Javaアプリケーション」とは、移動機MSのCPU211が、これらのプログラムのサブルーチンを実行することによって、生成される機能(少なくとも一つのプロセスまたはスレッドを含むもの)を示している。
【0069】
なお、以下においては、説明の理解を容易なものとするため、これら「メーラ」、「JAM」、「Javaアプリケーション」を、形式的に各処理の主体とするが、実際には、CPU211がこれらのアプリケーションを実行することにより、行われている処理であることは言うまでもない。また、同図に示す処理はあくまでも、各プログラムのサブルーチンを実行することにより行われる処理であり、同図に示す処理以外に、メインルーチンに従った処理も実行されている。
【0070】
まず、メーラは、受信した電子メールの本文をサーチして、当該電子メールの本文中に起動命令タグ(すなわち、<MOVE></MOVE>)が含まれているか否かを判定する(ステップSb1)。今、説明している動作例においては、受信した電子メール中に、起動命令が含まれている。このため、メーラは、ステップSb1において「Yes」と判定し、当該電子メールの送信元アドレス「○○@○○.ne.jp」を抽出して(ステップSb3)、RAM213に格納する。なお、このステップSb1における判定の結果、「No」と判定した場合、メーラは、その電子メールを受信メール記憶メモリ2143に格納して(ステップSb2)、処理を終了する。
【0071】
次に、メーラは、起動命令タグ内のパラメータタグによって指定されているアプリケーション指定情報(すなわち、「Javaアプリケーションa」のADFのURI「http://www.○○.co.jp/△△a」)を抽出する(ステップSb4)。そして、その抽出したアプリケーション指定情報とRAM213に格納した当該電子メールの送信元アドレス「○○@○○.ne.jp」とを付加した起動命令をJAMに送る(ステップSb5)。この起動命令がメーラから送られてくると、JAMは、当該起動命令に付加されている送信元アドレス「○○@○○.ne.jp」を抽出してRAM213に記憶させると共に、当該起動命令に付加されてきたアプリケーション指定情報「http://www.○○.co.jp/△△a」を検索キーとして、アプリケーション管理テーブルTBL1を検索し(ステップSb6)、当該URIと対応付けて格納されているメモリアドレス「#0001」を読み出して、RAM213に記憶させる(ステップSb7)。
【0072】
次に、JAMは、RAM213に格納されたメモリアドレス「#0001」に対応するアプリケーション格納領域2141-k1からJavaアプリケーションのADFを読み出して(ステップSb8)、当該ADFの有する起動パーミッション情報を抽出する(ステップSb9)。そして、JAMは、抽出した、起動パーミッション情報と起動命令に付加されてきた送信元メールアドレス「○○@○○.ne.jp」とを比較し、両情報が一致するか否かを判定する(ステップSb10)。この際、JAMは、当該電子メールの送信元アドレス「○○@○○.ne.jp」のサーバ名「@○○.ne.jp」と、起動パーミッション情報とを比較し、両情報が一致するか否かを判定する。
【0073】
この判定の結果、「No」と判定した場合(すなわち、起動パーミッション情報中に「@○○.ne.jp」が存在しない場合)、JAMは、「Javaアプリケーションa」を起動させることなく、メインルーチンへと復帰する。これに対して、「Yes」と判定した場合(すなわち、起動パーミッション情報中に「@○○.ne.jp」が存在する場合)、JAMは、RAM213に記憶されたメモリアドレス「#0001」に対応するアプリケーション格納領域2141-k1内のJarファイルに従い「Javaアプリケーションa」を起動させて(ステップSb11)、メインルーチンへと復帰する。
【0074】
このように本実施形態にかかる通信システムにおいては、IPサーバWから送信されたJavaアプリケーション起動用の電子メールがゲートウェイサーバGWSによって移動機MSへとプッシュ配信され、この電子メールを受信した移動機MSにおいて、Javaアプリケーションが自動的に起動される構成となっている。このため、IPは、移動機MS宛に電子メールを送信することにより、移動機MS内のJavaアプリケーションを起動させることが可能となる。例えば、各種情報をIPサーバWから取得する機能を実現するJavaアプリケーションを移動機MSにダウンロードさせ、IPサーバW内の情報が更新される都度、移動機MSに電子メールを送信するようにすれば、刻一刻と変化する各種情報をリアルタイムに移動機MSへ提供することも可能となる。
【0075】
また、本実施形態にかかる移動機MSは、JavaアプリケーションのADFに記述されている起動パーミッション情報と一致する送信元から送信された電子メールによってのみ、Javaアプリケーションを起動する構成となっている。このため、悪意の第三者によって作成された電子メールに記述された起動命令タグによっては、移動機MS内のJavaアプリケーションを起動させることが不可能となり、もって、セキュリティを確保することが可能となる。
【0076】
更に、本実施形態にかかるIPサーバWは、オペレータが操作端末16に対して行った入力操作に基づいて起動命令タグを記述した電子メールを生成して、送信する。このため、オペレータは、操作端末16を操作することにより、移動機MSにダウンロードされたアプリケーションの中で任意のアプリケーションを起動させることが可能となる。
【0077】
また、この際、オペレータが指定したJavaアプリケーションのURIと対応付けて、ユーザ管理DB14に格納されているメールアドレスが当該電子メールの宛先として自動的に設定される構成となっている。このため、IPのオペレータは、当該電子メールの宛先を指定するという煩雑な作業を行うまでもなく、複数の移動機MS宛の電子メールを送信させることが可能となる。
【0078】
なお、本実施形態においては、<MOVE></MOVE>なる文字列を起動命令タグとして利用する形態について説明したが、起動命令タグを意味する文字列は、当然、他の文字列であってもよい。また、本実施形態においては、起動命令タグ内で、アプリケーション指定情報を指定する方法としてパラメータタグを利用する形態を示したが、他の方法を利用するようにしてもよい。
【0079】
また、本実施形態において、ユーザ管理DB14には、IPサーバWの保有するJavaアプリケーション毎に当該Javaアプリケーションをダウンロードした全ての移動機MSのメールアドレスが格納され、電子メールの送信に当たっては、オペレータが指定したJavaアプリケーションのURIと対応付けて格納されている全てのメールアドレスを宛先とする電子メールが送信される構成となっている。換言するならば、IPサーバWから当該Javaアプリケーションをダウンロードした全ての移動機MSに対して、電子メールが送信されるのである。
【0080】
しかし、当該Javaアプリケーションをダウンロードした全ての移動機MSのメールアドレスを当該電子メールの宛先とすることは、必ずしも要しない。従って、一部に対して送信するようにしてもよい。例えば、電子メールの配信申込を受け付けるためのページをIPサーバWに保有させ、当該ページにおいて申し込みを行ったユーザの移動機MSに対してのみ、電子メールを送信するようにしてもよい。この場合、当該ページにおいて配信申込を行ったユーザの移動機MSのメールアドレスのみをユーザ管理DB14に格納するようにすればよい。また、上述したダウンロードページに、電子メールの配信を希望するか否かを入力するためのボックスを設け、このボックスに希望する旨を入力したユーザのメールアドレスのみをユーザ管理DB14に格納するようにしてもよい。
【0081】
なお、本実施形態においてゲートウェイサーバGWSは、移動機MS宛の電子メールをプッシュ配信する構成となっている。しかし、ゲートウェイサーバGWSから移動機MSに対して電子メールを配信する形態は、以下のような形態であってもよい。すなわち、ゲートウェイサーバGWSが移動機MS宛の電子メールを受信した場合に、移動機MSに着信通知を行い、その着信通知を受けた移動機MSがゲートウェイサーバGWSに対して電子メールの送信要求を行う。そして、この送信要求を受けた場合にのみ、ゲートウェイサーバGWSは、当該移動機MS宛に電子メールを送信する、という形態である。
【0082】
[第2実施形態]
上述した第1実施形態は、IPサーバWから起動命令タグの記述された電子メールを送信することによって、移動機MS内のJavaアプリケーションを起動するためのものであった。これに対して、本実施形態にかかる通信システムは、IPサーバWの保有する各種ページに対応したHTMLデータにより、移動機MS内のJavaアプリケーションを起動するためのものである。
【0083】
かかる機能を実現するため、本実施形態にかかるIPサーバWは、図14に示すようなソースを有するHTMLデータを有する。同図に示すように、本実施形態にかかるIPサーバWの保有しているHTMLデータには、ページ構成を示す各種タグ(「HEAD」タグ、「TITLE」タグ、「BODY」タグ、「BR」タグ、「A」タグ等)が記述されている。
【0084】
また、本実施形態にかかるHTMLデータには、これら従来から利用されてきた各種タグの他に、<MOVE”http://○○.ne.jp/△△a”></MOVE>なるタグ(本実施形態においては、かかるタグを「起動命令タグ」と呼ぶ)が存在している。この起動命令タグには、第1実施形態にかかる起動命令タグと同様に、移動機MSにおいて起動されるべきJavaアプリケーションを指定するアプリケーション指定情報が指定されている。例えば、図14に示すHTMLデータの場合、データ指定情報は、この起動命令タグの「””」内において指定されている「http://○○.ne.jp/△△a」なるURIが、アプリケーション指定情報となっている。
【0085】
なお、電子メールを配信することにより移動機MS内のJavaアプリケーションを起動させる機能(すなわち、第1実施形態と同様の機能)を、本実施形態にかかるIPサーバWに持たせるか否かは、任意である。かかる機能をIPサーバWに持たせる場合、IPサーバWには、上述した第1実施形態と同様の構成(図4参照)を保有させることが必要となる。しかし、かかる機能を持たせない場合には、IPサーバWに上述したユーザ管理DB14、I/F部15及び操作端末16を設ける必要はなく、システム制御部11及び通信部12、アプリケーションDB13のみを設ければよい。
【0086】
一方、本実施形態にかかる移動機MSは、IPサーバWからダウンロードしたHTMLデータに従って、Javaアプリケーションを起動させる機能を有する。具体的には、移動機MSは、受信したHTMLデータに記述されている起動命令タグにより指定されたアプリケーション指定情報に対応するJavaアプリケーションを起動する機能を有するのである。なお、かかる機能を除く他、移動機MSの構成は、上述した図6乃至図9と同様であるため、説明は省略する。
【0087】
ここで、本実施形態にかかるJavaアプリケーションのADFには、第1実施形態と同様に起動パーミッション情報が記述されているが、本実施形態において、この起動パーミッション情報は、当該Javaアプリケーションが起動されることを許容するHTMLデータのダウンロード元を示すURIを要素としている。
【0088】
このように、HTMLデータによる起動を許可するJavaアプリケーションのADFには、起動パーミッション情報として、当該Javaアプリケーションの起動を許可するHTMLデータのダウンロード元を示すURIが少なくとも1つ以上、IPにより記述されている。移動機MSは、IPサーバWからダウンロードしたHTMLデータに記述された起動命令タグに従って、Javaアプリケーションの起動を行う場合、当該HTMLデータのダウンロード元を示すURIと、このHTMLデータにより起動すべきJavaアプリケーションのADFに記述されている起動パーミッション情報とを比較し、両者が一致する場合にのみ、当該Javaアプリケーションを起動する。
【0089】
次に、本実施形態の動作について説明する。なお、以下の説明においては、説明をより具体的なものとするため、IPサーバWのアプリケーションDB13の記憶内容は、上述した図2と同様であるものとし、ダウンロードページのURIは、「http://www.○○.co.jp/■■.html」であるものとする。また、以下の説明においては、説明をより具体的なものとするため、移動機MSのユーザが、移動機MSを用いて、各種製品のカタログを移動機MSにおいて表示させるためのJavaアプリケーションをダウンロードする場合について説明する。
【0090】
まず、移動機MSのユーザは、WWWブラウザを起動すべく、移動機MSの指示入力部23を操作する。すると、CPU211は、指示入力部23から供給される操作信号に従い、ROM212からWWWブラウザを読み出して、上述した移動パケット通信網MPN内のパケット加入者処理装置に対してパケット登録を行う。
【0091】
その後、ユーザが移動機MSの指示入力部23に対して、例えば、上述したダウンロードページのURI「http://www.○○.co.jp/■■.html」を指定する入力を行うと、移動機MSのCPU211は、当該URI「http://www.○○.co.jp/■■.html」を含むGET要求を送受信部22を介して移動パケット通信網MPNへと送出する。このようにして、移動機MSによって移動パケット通信網MPNへと送出されたGET要求が、ゲートウェイサーバGWSによってインターネットINETへと転送され、IPサーバWの通信部12によって受信される。
【0092】
次に、IPサーバWのシステム制御部11は、WWWサーバプログラムに従って、当該GET要求に含まれるURI「http://www.○○.co.jp/■■.html」に対応したHTMLデータ(今の場合、ダウンロードページに対応したもの)をインターネットINETへと返信する。この結果、このHTMLデータは、ゲートウェイサーバGWSにより受信されて、移動パケット通信網MPNへと転送される。
【0093】
移動機MSのCPU211は、このHTMLデータを受信すると、当該HTMLデータをRAM213に格納すると共に、液晶表示部24に対して当該HTMLデータに基づく画像を表示させる。図15は、この際に、移動機MSの液晶表示部24に表示される画像の一例を示す図である。同図に示すように、この際、移動機MSの液晶表示部24には、例えば、「ダウンロードしたいカタログを選択して下さい」等の文字列と共に、移動機MSがダウンロード可能なJavaアプリケーションに対応するカタログ名を選択するためのボタン(以下、「ダウンロードボタン」という)が表示される。
【0094】
また、この際、液晶表示部24には、例えば、「ダウンロードしたカタログを選択すると、カタログの内容をみることができます」等の文字列と共に、移動機MSによってダウンロードされたJavaアプリケーションに対応するカタログ名を選択するためのボタン(以下、「起動ボタン」という)が表示される。なお、各ダウンロードボタンには、対応するJavaアプリケーションのADFの格納場所を示すURIが対応付けられており、起動ボタンには、起動命令タグが対応付けられている。
【0095】
この状態において、ユーザが、「カタログa」なるダウンロードボタンを選択する旨の入力操作を行う。すると、移動機MSのCPU211は、ユーザが選択したダウンロードボタンに対応付けられたURI(すなわち、「カタログa」を表示するためのJavaアプリケーションのADFの格納場所を示すURI)として、例えば、「http://www.○○.co.jp/△△a」を含むGET要求を移動パケット通信網MPNへと送信する。
【0096】
IPサーバWのシステム制御部11は、移動機MSから送信されたGET要求を通信部12を介して受信すると、当該GET要求に含まれているURI「http://www.○○.co.jp/△△a」に従って、「カタログa」に対応するJavaアプリケーションのADFを返信する。移動機MSのCPU211は、ADFを受信すると、JAMに従って、上述した図12ステップSa1〜Sa5と同様の処理を実行する。そして、CPU211は、ADFに記述されているJarファイルの格納場所を示すURIを含んだGET要求を送信し、当該GET要求に対するレスポンスが受信されたか否かを判定する状態となる(図12ステップSa6)。
【0097】
一方、IPサーバWのシステム制御部11は、このGET要求を受信すると、当該GET要求に付加されているURIに対応するJarファイルを返信する。そして、IPサーバWからJarファイルが返信されてくると、移動機MSのCPU211は、図12ステップSa6において「Yes」と判定し、その後、ステップSa7〜Sa9の処理を行う。この結果、移動機MSのアプリケーション記憶メモリ2141-kには、「カタログa」に対応したJavaアプリケーションが格納され、アプリケーション管理テーブルTBL1の内容が更新される。なお、この際の動作の詳細については、既に説明したので省略する。
【0098】
このようにして、アプリケーション記憶メモリ2141-kに「カタログa」に対応するJavaアプリケーションが格納された状態となると、移動機MSのCPU211は、再度、WWWブラウザに従って、上述した図15の画像を表示する。かかる状態において、移動機MSのユーザが、ダウンロードしたJavaアプリケーションに対応するカタログ名の起動ボタン(すなわち、「カタログa」なる起動ボタン)を選択する旨の入力操作を行う。すると、移動機MSのCPU211においては、図16に示すような処理が実行され、移動機MSにおいて「Javaアプリケーションa」が起動される。
【0099】
ここで、同図において、「WWWブラウザ」、「JAM」とは、移動機MSのCPU211が、これらのプログラムのサブルーチンを実行することによって、生成される機能(少なくとも一つのプロセスまたはスレッドを含むもの)を示している。また、同図において「Javaアプリケーション」とあるのは、例えば、「カタログa」に対応するJavaアプリケーションをCPU211が実行することによって生成される機能を示している。
【0100】
なお、以下においては、説明の理解を容易なものとするため、これら「WWWブラウザ」、「JAM」、「Javaアプリケーション」を、形式的に各処理の主体とするが、実際には、CPU211がこれらのアプリケーションを実行することにより、行われている処理であることは言うまでもない。また、同図に示す処理はあくまでも、各プログラムのサブルーチンを実行することにより行われる処理であり、同図に示す処理以外に、メインルーチンに従った処理も実行されている。
【0101】
この処理においては、まず、当該ボタンに対応付けられている起動命令タグ内に指定されているアプリケーション指定情報(すなわち、「カタログa」に対応するJavaアプリケーションのURI「http://www.○○.co.jp/△△a」)が、WWWブラウザによって抽出され(ステップSc1)、RAM213に格納される。次に、WWWブラウザは、ダウンロードページのURI「http://www.○○.co.jp/■■.html」を抽出し(ステップSc2)、この抽出したURI「http://www.○○.co.jp/■■.html」とRAM213に格納されているアプリケーション指定情報とを付加した起動命令をJAMに送る(ステップSc3)。
【0102】
次に、JAMは、当該起動命令に付加されているダウンロード元URI「http://www.○○.co.jp/■■.html」を抽出してRAM213に記憶させると共に、当該起動命令に付加されてきたアプリケーション指定情報「http://www.○○.co.jp/△△a」を検索キーとして、アプリケーション管理テーブルTBL1を検索する(ステップSc4)。そして、JAMは、当該アプリケーション指定情報(すなわち、「カタログa」に対応するJavaアプリケーションのADFのURI)と対応付けて格納されているメモリアドレスとして、例えば、「#0001」を読み出して、RAM213に記憶させる(ステップSc5)。
【0103】
次に、JAMは、RAM213に記憶されたメモリアドレス「#0001」に対応するアプリケーション格納領域2141-k1から「カタログa」に対応するJavaアプリケーションのADFを読み出し(ステップSc6)、当該ADFに記述された起動パーミッション情報を抽出する(ステップSc7)。そして、JAMは、読み出した起動パーミッション情報と、起動命令に付加されてきたダウンロード元URIとを比較し、両情報が一致するか否かを判定する(ステップSc8)。この際、JAMは、データ提供ページに対応したURI「http://www.○○.co.jp/■■.html」のサーバ名「http://www.○○.co.jp」と、起動パーミッション情報をと比較し、両情報が一致するか否かを判定する。
【0104】
この判定の結果、「No」と判定した場合(すなわち、起動パーミッション情報中に「http://www.○○.co.jp」が存在しない場合)、JAMは、「カタログa」に対応したJavaアプリケーションを起動することなく、メインルーチンへと復帰する。これに対して、「Yes」と判定した場合(すなわち、起動パーミッション情報中に「「http://www.○○.ne.jp」が存在する場合」、JAMは、RAM213に記憶されたメモリアドレス「#0001」に対応するアプリケーション格納領域2141-k1内のJarファイルに従い「カタログa」に対応するJavaアプリケーションを起動させて(ステップSc9)、メインルーチンへと復帰する。
【0105】
このように本実施形態にかかる通信システムにおいては、IPサーバWの保有するHTMLデータ中に起動命令タグを記述する構成となっている。このため、WWWブラウザに従って、IPサーバWのWebページを閲覧している最中であっても、当該ページからJavaアプリケーションを起動させることが可能となる。かかる効果は、カタログ等の画像や音声を再生させるためのJavaアプリケーションにおいて、特に大きなものとなる。すなわち、ダウンロードページのHTMLデータ中に、上述した図15のように、起動命令タグを記述しておけば、ユーザは、煩雑な作業を行うまでもなく、当該ページ上で上述した起動ボタンを選択することにより、Javaアプリケーションを起動して、当該Javaアプリケーションに対応するカタログを閲覧することも可能となるのである。
【0106】
また、本実施形態にかかる移動機MSは、JavaアプリケーションのADFに記述されている起動パーミッション情報と一致するダウンロード元URIを有するHTMLデータに記述された起動命令タグによってのみ、Javaアプリケーションが起動される構成となっている。このため、本実施形態によれば、HTMLデータに記述された起動命令タグに従って、Javaアプリケーションを起動する際の、セキュリティを確保することが可能となる。
【0107】
なお、本実施形態においては、<MOVE””>なる文字列を起動命令タグとして利用する形態について説明したが、起動命令タグを意味する文字列は、当然、他の文字列であってもよい。また、タグ内においてアプリケーション指定情報を指定する形態についても任意である。
【0108】
[第3実施形態]
上述した第1実施形態は、IPサーバWから起動命令タグの記述された電子メールを送信することによって、移動機MS内のJavaアプリケーションを起動するものであった。これに対して、本実施形態にかかる通信システムは、移動機MS内の1つのJavaアプリケーションに従った処理において発生した起動命令に従って、他のJavaアプリケーションを起動するためのものである。
【0109】
かかる機能を実現するため、本実施形態においてIPサーバWのアプリケーションDB13に格納されているJavaアプリケーションは、移動機MSにおいて実行された際に、他のJavaアプリケーションと連携して1つの機能を実現する。この端的な例としては、「Javaアプリケーションa」を実行することによって第1セッションが実現され、「Javaアプリケーションb」を実行することにより第2セッションが実現される、というようにセッション毎に区切られた複数のセッションから構成される1つのゲーム(所謂、「面」の単位で進行するゲーム)を実現するために、複数のJavaアプリケーション(例えば、1または複数のセッションを実現するためのもの)を連携させる場合等がある。
【0110】
なお、電子メールを配信することにより各種データを提供する機能(すなわち、第1実施形態と同様の機能)を、本実施形態にかかるIPサーバWに持たせるか否かは、任意である。かかる機能をIPサーバWに持たせる場合、IPサーバWには、上述した第1実施形態と同様の構成(図4参照)を保有させることが必要となる。しかし、かかる機能を持たせない場合には、IPサーバWに上述したユーザ管理DB14、I/F部15及び操作端末16を設ける必要はなく、システム制御部11及び通信部12、アプリケーションDB13のみを設ければよい。また、本実施形態にかかるIPサーバWに起動命令タグの記述されたHTMLデータを保有させるか否か(すなわち、第2実施形態と同様の構成を持たせるか否か)は任意である。
【0111】
一方、本実施形態にかかる移動機MSは、IPサーバWから各種Javaアプリケーションをダウンロードして、当該Javaアプリケーションに従った処理を実行する機能を有する他、自機がIPサーバWからダウンロードした1つのJavaアプリケーションに従った処理において発生する起動命令に従って、他のJavaアプリケーションを起動する機能を有する。
【0112】
例えば、移動機MSが、1つのゲームを構成する2つのセッションの内、第1セッションを実現するための「Javaアプリケーションa」と第2セッションを実現するための「Javaアプリケーションb」をダウンロードした場合を考える。かかる場合に本実施形態にかかる移動機MSは、「Javaアプリケーションa」に従って処理を実行することにより第1セッションを実現し、ゲームが第2セッションへと進行すると、「Javaアプリケーションa」の実行時に生じた命令に従って、「Javaアプリケーションb」を起動させる機能を有しているのである。なお、他の構成については、上述した図6乃至図9と同様であるため、移動機MSの構成の詳細については省略する。
【0113】
また、本実施形態にかかるJavaアプリケーションのADFには、第1実施形態と同様に起動パーミッション情報が記述されているが、本実施形態において、この起動パーミッション情報は、当該Javaアプリケーションが起動されることを許容する他のJavaアプリケーションのダウンロード元を示すURIを要素としている。
【0114】
このように、他のJavaアプリケーションからの起動を許可するJavaアプリケーションのADFには、起動パーミッション情報として、当該Javaアプリケーションの起動を許可する他のJavaアプリケーションのダウンロード元を示すURIが少なくとも1つ以上、IPにより記述されている。移動機MSは、この起動パーミッション情報に含まれるURIをダウンロード元とするJavaアプリケーションからの働きかけによってのみ、当該Javaアプリケーションの起動を許容する。
【0115】
例えば、移動機MSがダウンロードした「Javaアプリケーションa」のADFに「http://www.○○.ne.jp」なるURIを要素とする起動パーミッション情報が記述されている場合、移動機MSは、「http://www.○○.ne.jp」をサーバ名とするURIからダウンロードされたJavaアプリケーションからの働きかけによってのみ、「Javaアプリケーションa」の起動を許容するのである。
【0116】
次に、本実施形態の動作について説明する。なお、以下の説明においては、説明をより具体的なものとするため、IPサーバWのアプリケーションDB13の記憶内容は、上述した図2と同様であるものとして説明を行う。
【0117】
まず、移動機MSのユーザは、IPサーバWから、例えば、「Javaアプリケーションa」と「Javaアプリケーションb」をダウンロードすべく、移動機MSの指示入力部23に対して、WWWブラウザを起動すべき旨の入力操作を行う。すると、移動機MSのCPU211は、ROM212に格納されているWWWブラウザを起動して、移動パケット通信網MPNにパケット登録を行う。
【0118】
その後、ユーザが移動機MSの指示入力部23に対して、例えば、ダウンロードページのURIを指定する入力操作を行うと、移動機MSのCPU211は、当該URIを含むGET要求を送受信部22を介して移動パケット通信網MPNへと送出する。このようにして、移動機MSによって移動パケット通信網MPNへと送出されたGET要求が、ゲートウェイサーバGWSによってインターネットINETへと転送され、IPサーバWの通信部12によって受信される。
【0119】
次に、IPサーバWのシステム制御部11は、WWWサーバプログラムに従って、当該GET要求に含まれるURIに対応したHTMLデータ(今の場合、ダウンロードページに対応したもの)をインターネットINETへと返信する。この結果、このHTMLデータは、ゲートウェイサーバGWSにより受信されて、移動パケット通信網MPNへと転送される。
【0120】
一方、移動機MSのCPU211は、このHTMLデータを受信すると、当該HTMLデータをRAM213に格納すると共に、液晶表示部24に対して当該HTMLデータに基づく画像を表示させる。この結果、液晶表示部24には、移動機MSがIPサーバWからダウンロード可能なJavaアプリケーション(すなわち、アプリケーションDB13に格納されている全てのアプリケーション名)を選択するためのボタンが表示される。
【0121】
この状態において、ユーザが、例えば、「Javaアプリケーションa」なるボタンを選択する旨の入力操作を行う。すると、移動機MSと、IPサーバWの間において上述した第2実施形態と同様の処理が行われることにより、IPサーバWから移動機MSに「Javaアプリケーションa」がダウンロードされて、移動機MSのアプリケーション記憶メモリ2141-kに格納されると共に、アプリケーション管理テーブルTBL1が更新される。
【0122】
このようにして、「Javaアプリケーションa」が移動機MSにダウンロードされた状態において、ユーザが、例えば、「Javaアプリケーションb」を続けてダウンロードすべく移動機MSの指示入力部23に、再度、ダウンロードページのURIを入力する。すると、移動機MSのCPU211は、再度、ダウンロードページに対応したURIを含むGET要求を移動パケット通信網MPNへと送出する。このGET要求に対して、IPサーバWからダウンロードページに対応したHTMLデータが返信されてくると、移動機MSの液晶表示部24には、再度、IPサーバWからダウンロード可能なJavaアプリケーションを選択するためのボタンが表示される。
【0123】
この状態において、ユーザが、「Javaアプリケーションb」なるボタンを選択する旨の入力操作を行うと、移動機MSとIPサーバWの間において、再度、第2実施形態と同様の処理が実行されて「Javaアプリケーションb」が移動機MSにダウンロードされることとなる。この結果、移動機MSのアプリケーション記憶メモリ2141-kには、「Javaアプリケーションa」と「Javaアプリケーションb」が格納され、アプリケーション管理テーブルTBL1の記憶内容が、図8に示した例のように更新される。
【0124】
かかる状態において、ユーザが、例えば、「Javaアプリケーションa」を起動すべき旨の入力を行う。すると、移動機MSのCPU211は、ユーザの行った入力操作に応じて、アプリケーション記憶メモリ2141-kから「Javaアプリケーションa」を読み出して、起動する。ユーザは、この状態において「Javaアプリケーションa」を実行することにより提供される機能を利用することが可能となる。具体的には、「Javaアプリケーションa」が上述したゲームの第1セッションを実現するためのものである場合、ユーザは、指示入力部23に入力操作を行うことにより、ゲームの第1セッションを行うことが可能となる。
【0125】
そして、この第1セッションが終了すると、移動機MSのCPU211においては、図17に示す処理が実行され、第2セッションを実現するための「Javaアプリケーションb」が自動的に起動されることとなる。ここで、同図において、「Javaアプリケーションa」、「JAM」、「Javaアプリケーションb」とは、移動機MSのCPU211が、これらのプログラムのサブルーチンを実行することによって、生成される機能(少なくとも一つのプロセスまたはスレッドを含むもの)を示している。
【0126】
なお、以下においては、説明の理解を容易なものとするため、これら「Javaアプリケーションa」、「JAM」、「Javaアプリケーションb」を、形式的に各処理の主体とするが、実際には、CPU211がこれらのアプリケーションを実行することにより、行われている処理であることは言うまでもない。また、同図に示す処理はあくまでも、各プログラムのサブルーチンを実行することにより行われる処理であり、同図に示す処理以外に、メインルーチンに従った処理も実行されている。
【0127】
まず、この処理においては、「Javaアプリケーションa」は、JAMに対して、「Javaアプリケーションb」の起動命令を送る(ステップSd1)。なお、この際、どのような方法により、「Javaアプリケーションb」を指定するかは任意である。例えば、「Javaアプリケーションa」のADF内に「Javaアプリケーションa」のADFのダウンロード元URIを記述しておき、このURIを起動命令に付加するようにしてもよい。また、「Javaアプリケーションa」のADFに「Javaアプリケーションb」のADFのURIを記述しておき当該URIに基づいて、アプリケーション管理テーブルTBL1を検索し、この検索の結果、ヒットしたメモリアドレスを付加するようにしてもよい。
【0128】
一方、この起動命令を受け取ると、JAMは、「Javaアプリケーションb」の格納されているアプリケーション記憶メモリ2141-kから「Javaアプリケーションb」のADFを読み出し(ステップSd2)、当該ADFの有する起動パーミッション情報を抽出してRAM213に格納する(ステップSd3)。次に、JAMは、「Javaアプリケーションa」のダウンロード元URI「http://www.○○.co.jp/△△a」をアプリケーション管理テーブルTBL1から読み出す(ステップSd4)。そして、JAMは、読み出したダウンロード元URI「http://www.○○.co.jp/△△a」と、RAM213に格納されている起動パーミッション情報をと比較し、両情報が一致するか否かを判定する(ステップSd5)。この際、JAMは、アプリケーション管理テーブルTBL1から読み出したダウンロード元URI「http://www.○○.co.jp/△△a」のサーバ名「http://www.○○.co.jp」と、起動パーミッション情報とを比較し、両情報が一致するか否かを判定する。
【0129】
このステップSd5における判定の結果、「No」と判定した場合、JAMは、「Javaアプリケーション」を起動することなく、メインルーチンへと復帰する。これに対して、ステップSd5において「Yes」と判定すると(すなわち、両情報が一致するものと判定すると)、JAMは、「Javaアプリケーションb」のJarファイルに従い、「Javaアプリケーションb」を起動させて(ステップSd6)、メインルーチンへと復帰する。
【0130】
このように本実施形態にかかる移動機MSは、IPサーバWからダウンロードしたJavaアプリケーションからの起動命令に従って、他のJavaアプリケーションが自動的に起動される構成となっている。このため、例えば、区切られた複数のセッションで構成されたゲームの場合、セッション毎にJavaアプリケーションを変更し、当該セッションの終了時点で、次のセッションに対応したJavaアプリケーションを自動的に起動させること等が可能となり、もって、1つの機能を複数のJavaアプリケーションに分担させることが可能となる。
【0131】
更に、本実施形態にかかる移動機MSは、JavaアプリケーションのADFに記述されている起動パーミッション情報と一致するダウンロード元からダウンロードされたJavaアプリケーションからの起動命令によってのみ、Javaアプリケーションの起動が許可される構成となっている。このため、本実施形態によれば、Javaアプリケーションからの呼び出しに応じて他のJavaアプリケーションを起動する際にも、セキュリティを確保することが可能となる。
【0132】
[補足]
<変形例1>
上記各実施形態においては、移動機MSの不揮発性メモリ214に格納されているJavaアプリケーションが起動される構成となっている。しかし、SIM(System Identify Module)、UIM(User Identify module)等のデータ記憶モジュールを接続する移動機MSにおいては、これらモジュール内に記憶されているJavaアプリケーションを起動させることも可能である。
【0133】
本変形1にかかる移動機MSの構成を図18に示す。同図に示すように移動機MSは、上述した図6に示す各部の他に、インターフェイス部26(以下、「インターフェイス」を「I/F」と略称する)を有する。制御部21は、このI/F部26を介して、モジュール27とデータの授受を行うことが可能となっている。
【0134】
図19は、このI/F部26を介して接続されるモジュール27の構成を示す図である。同図に示すようにモジュール27は、CPU271と、ROM272と、RAM273と、不揮発性メモリ274、移動機I/F部275とを有する。
【0135】
移動機I/F部275は、CPU271と移動機MSのI/F部26との間のデータの授受を仲介する。また、ROM272には、各種制御プログラムの他、移動機MSから供給されるコマンドの解析、実行、応答、データ管理等を行うためのプログラムが格納されている。このROMには、CPU271が、Javaアプリケーションを実行する際に利用する、Java実行環境を構築するためのソフトウェアが格納されている。
【0136】
なお、モジュール27に実装されるJava実行環境は、移動機MSに実装されるJava実行環境(図9参照)と同一のものを利用してもよいし、異なるエディションのもの(例えば、モジュール27に実装されているCPU271の処理能力に合わせて機能を削減したもの等)を利用してもよい。
【0137】
不揮発性メモリ274には、メールアドレスや加入者番号等の情報が記憶されている他、複数のアプリケーション記憶メモリや、テーブル記憶メモリ、受信メール記憶メモリが設けられている。これらアプリケーション記憶メモリや、テーブル記憶メモリ、受信メール記憶メモリは、上記各実施形態において移動機MSの不揮発性メモリ214に設けられている複数のアプリケーション記憶メモリや、テーブル記憶メモリ、受信メール記憶メモリと同様の構成を有するものである。
【0138】
CPU271は、ROM272や不揮発性メモリ274に格納されているプログラムを実行することによりモジュール27の各部を制御する。RAM273は、ワークエリアとして利用される。
【0139】
以上説明した構成を有する本変形例において、モジュール27内に格納されたJavaアプリケーションの起動制御に関する動作を以下に説明する。なお、メーラやWWWブラウザ、あるいはモジュール27内のJavaアプリケーションと連携するJavaアプリケーションについては、移動機MSのROM212に記憶させるようにしてもよいし、モジュール27の不揮発性メモリ274やROM272に記憶するようにしてもよい。但し、これらのアプリケーションをモジュール27内に記憶させた場合、モジュール27のCPU271において、上述した各実施形態と同様の処理(すなわち、図13、16及び図17と同様の処理)が実行されることとなる。以下には、これらのアプリケーションが移動機MS内に記憶されている場合について説明する。
【0140】
(A.電子メールによるJavaアプリケーションの起動(第1実施形態の機能))この場合、上述した図13において、メーラの行っている処理が、メーラを実行した移動機MSのCPU211によって行われ、JAMの行っている処理が、モジュール27のCPU271によって行われることとなる。また、この際、Javaアプリケーションの実行主体もモジュール27のCPU271となる。なお、同図の各ステップにおいて実行される処理の内容については、上述した内容と同様であるので説明は省略する。
【0141】
(B.HTMLデータによるJavaアプリケーションの起動(第2実施形態の機能))
この場合、上述した図16において、WWWブラウザの行っている処理が、WWWブラウザを実行した移動機MSのCPU211によって行われ、JAMの行っている処理が、モジュール27のCPU271によって行われることとなる。また、この際、Javaアプリケーションの実行主体もモジュール27のCPU271となる。なお、同図の各ステップにおいて実行される処理の内容については、上述した内容と同様であるので説明は省略する。
【0142】
(C.移動機MSにおいて実行されているJavaアプリケーションからの起動(第3実施形態の機能))
この場合、上述した図17において、「Javaアプリケーションa」の行っている処理が、「Javaアプリケーションa」を実行した移動機MSのCPU211によって行われ、JAMの行っている処理が、モジュール27のCPU271によって行われることとなる。また、この際、「Javaアプリケーションb」の実行主体もモジュール27のCPU271となる。なお、同図の各ステップにおいて実行される処理の内容については、上述した内容と同様であるので説明は省略する。
【0143】
このように本変形例によれば、UIM等のモジュール27内に格納されているJavaアプリケーションの起動制御にも本発明を適用することができる。
【0144】
<変形例2>
上述した各実施形態において、移動機MSは、電子メールの送信元アドレスやURIと、起動パーミッション情報とを比較する際、両情報が完全に一致せずとも部分的に一致すれば、両情報が一致したと判定し、Javaアプリケーションを起動することができる。
【0145】
例えば、第1実施形態において説明した電子メールの送信元アドレスについては、「@」以降のドメインアドレス「@zzz.ne.jp」の部分のみをADFに起動パーミッション情報として記述しておき、移動機MSは、受信したJavaアプリケーション起動用の電子メールの送信元アドレスに「@zzz.ne.jp」が含まれているか否かを判定する。この場合、移動機MSは、電子メールの送信元アドレスが、例えば「abc@zzz.ne.jp」や「def@zzz.ne.jp」の場合であっても両情報が一致したと判定し、Javaアプリケーションを起動する。また、起動パーミッション情報として、電子メールの送信元アドレス全体と、比較の際に用いる送信アドレスの範囲を示す情報とをADFに記述するようにしてもよい。
【0146】
また、第2実施形態において説明したHTMLデータのダウンロード元を示すURIや、第3実施形態において説明した他のJavaアプリケーションのダウンロード元を示すURIの場合も同様である。この場合、例えば、URIのうち、「http://www.zzz.co.jp/」の部分のみをADFに起動パーミッション情報として記述しておき、移動機MSは、HTMLデータのダウンロード元URIや、他のJavaアプリケーションのダウンロード元URIに、「http://www.zzz.co.jp/」が含まれているか否かを判定する。このようにすると、起動パーミッション情報として記述された「http://www.zzz.co.jp/」以下のディレクトリからダウンロードされたHTMLデータや他のJavaアプリケーションによる起動を一括して許可することができる。
【0147】
このように、起動パーミッション情報としてメールアドレスを用いた場合は後方一致、URIを用いた場合は前方一致により、部分的な一致でJavaアプリケーションを起動できるようにしてもよい。
【0148】
<変形例3>
例えば、携帯電話機のショートメールでは、メールアドレスとして電話番号が用いられている。したがって、起動パーミッション情報として電話番号を用いることもできる。このように電話番号を起動パーミッション情報として用いれば、例えば、ショートメールの送信元アドレス(電話番号)が非通知の場合や、メールの送信元が公衆電話である場合は、Javaアプリケーションの起動を許可しないようにすることができる。また、携帯電話機の電話番号からは当該携帯電話機を収容する移動パケット通信網の通信事業者を識別することが可能である。したがって、ショートメールの送信元アドレス(電話番号)から送信元の携帯電話機について通信事業者を識別し、当該通信事業者に応じてJavaアプリケーションの起動可否を決定することもできる。
【0149】
<変形例4>
上述した各実施形態において、電子メールによる起動や、HTMLデータによる起動、他のプログラムからの起動等について、これらの各起動形態を許可するか否かをユーザが設定できるようにしてもよい。
【0150】
この場合、まず、移動機MSは、ユーザがJavaアプリケーションを初めて起動する際等に、このJavaアプリケーションの動作条件を設定する動作設定画面を表示する。ここで表示される動作条件の設定項目には、「電子メールによる起動」、「HTMLデータによる起動」、「他のプログラムからの起動」、「外部機器からの起動」が含まれている。なお、「外部機器からの起動」とは、移動機MSとの間で赤外線通信、Bluetooth(登録商標)、HomeRF(Home Radio Frequency)等の近距離無線通信あるいは有線通信を行うことが可能なPCやPDA等からの起動である。
【0151】
ユーザは、上記各項目毎にこの起動形態を許可するか否かを入力操作により設定することができ、移動機MSは、入力操作により設定された各起動形態毎の許可有無を示す情報を不揮発性メモリ214に記憶する。そして、移動機MSは、例えば、受信した電子メールの送信元アドレスと、起動パーミッション情報とが一致した場合であっても、ユーザにより「電子メールによる起動」が「許可」に設定されていなければ、このJavaアプリケーションの起動を許可しない。
【0152】
このようにすれば、JavaアプリケーションのADFに起動パーミッション情報が記述されており、電子メールにより起動することが可能なJavaアプリケーションであっても、ユーザが「電子メールによる起動」の設定を「許可」にしていなければ、Javaアプリケーションが勝手に起動されることがない。
【0153】
<変形例5>
上述した各実施形態においては、IPサーバWからダウンロードされたJavaアプリケーションが、受信した電子メールやHTMLデータに記述された起動命令タグに従って起動され、あるいは他のJavaアプリケーションからの起動命令に応じて起動される構成となっていた。しかし、起動制御の対象となるJavaアプリケーションは、移動機MSの製品出荷時点において不揮発性メモリ214に記憶されているもの(すなわち、プリインストールされたネイティブアプリケーション)であってもよいし、CD−ROM等の記憶媒体から移動機MSにインストールされたものであってもよい。
【0154】
<変形例6>
上述した各実施形態においては、Javaプログラミング言語により記述されたJavaアプリケーションを例に説明したが、他のプログラミング言語により記述されたアプリケーションであっても、同様の効果を奏することが可能であることは、いうまでもない。この場合、当該アプリケーションに起動パーミッション情報を保有させることが必要となるが、この方法については、任意である。例えば、当該アプリケーションを構成するファイルの中に、起動パーミッション情報を記述したファイルを設けるようにしてもよい。
【0155】
<変形例7>
上記各実施形態においては、電子メールやHTMLデータ、あるいはJavaアプリケーションの信頼性を担保すべく、受信した電子メールの送信元アドレスやURI等と、JavaアプリケーションのADFに記述されている起動パーミッション情報とをJAMが比較する構成となっている。そして、両情報が一致した場合にのみ、JAMは、Javaアプリケーションを起動させる構成となっている(図13、16及び図17参照)。しかし、かかる処理は、必ずしもJAMに基づいて行われるものである必要はない。例えば、OSに基づいた処理において、上記処理を実行するようにしてもよい。この場合、上述した図13、16及び図17においてJAMに基づいて実行されている処理をOSが実行することとなる。
【0156】
<変形例8>
上記各実施形態においては、移動機MSに実装されるJava実行環境として、J2ME/CLDCを実装する場合について説明した。しかし、Java実行環境については、他のコンフィギュレーション(例えば、J2ME/CLD:Java 2 Micro Edition/Connected Limited Device等)を実装したものであってもよいし、また、プロファイルについても、MIDP(Mobile Information Device Profile)等を実装したものであってもよい。更に、このJava実行環境は、J2MEの上位エディションである、J2SE(Java 2 Standard Edition)やJ2EE(Java 2 Enterprise Edition)であってもよい。
【0157】
<変形例9>
上記各実施形態において移動機MSのROM212に格納されているネイティブアプリケーションやJava実行環境のネイティブコンポーネント等は、移動機MSの製造時にROM212に記憶されて出荷される構成としている。しかし、これらのアプリケーションについては、CD−ROM等の記憶媒体に記憶されて販売され、移動機MSにインストールされるようにしてもよいし、IPサーバWからダウンロードされるようにしてもよい。
【0158】
<変形例10>
上述した各実施形態においては、携帯電話機等の移動機MSを用いる場合について説明した。しかし、本発明は、移動機MSに限らず、インターネット接続を行う機能を有しているPDAやPC等の電子機器であれば、何を用いても実現可能である。このように、PCやPDAを用いた場合、移動パケット通信網MPNを介することなくISDN等の公衆デジタル網や固定電話網を介して通信を行う構成とすることも可能である。
【0159】
【発明の効果】
以上説明したようにこの発明によれば、手動操作以外でアプリケーションを起動させる場合のセキュリティを確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態にかかる通信システムの構成を示すブロック図である。
【図2】 同実施形態にかかるアプリケーションDB13の記憶内容を示す図である。
【図3】 同実施形態にかかるIPサーバWにより生成されるJavaアプリケーション起動用の電子メールのソース例を示す図である。
【図4】 同実施形態にかかるIPサーバWの構成を示す図である。
【図5】 同実施形態にかかるユーザ管理DB14の記憶内容を示す図である。
【図6】 同実施形態にかかる移動機MSの構成を示す図である。
【図7】 同実施形態にかかる移動機MSの不揮発性メモリ214の記憶内容を示す図である。
【図8】 同実施形態にかかるアプリケーション管理テーブルTBL1の記憶内容を示す図である。
【図9】 同実施形態にかかる移動機MSにおいて、Javaアプリケーションの実行環境を説明するための図である。
【図10】 同実施形態にかかる通信システムにおいて行われるデータの授受を示す図である。
【図11】 同実施形態にかかる移動機MSの液晶表示部24に表示される画像の一例を示す図である。
【図12】 同実施形態にかかる移動機MSのCPU211において行われる処理を示す図である。
【図13】 同実施形態にかかる移動機MSのCPU211において行われる処理を示す図である。
【図14】 第2実施形態にかかるIPサーバWの保有するデータ提供ページに対応したHTMLデータのソースの一例を示す図である。
【図15】 同実施形態にかかる移動機MSの液晶表示部24に表示される画像の一例を示す図である。
【図16】 同実施形態にかかる移動機MSのCPU211において行われる処理を示す図である。
【図17】 第3実施形態にかかる移動機MSのCPU211において行われる処理を示す図である。
【図18】 変形例1にかかる移動機MSの構成を示す図である。
【図19】 同変形例にかかるモジュール27の構成を示す図である。
【符号の説明】
W・・・IPサーバ、 11・・・システム制御部、 12・・・通信部、 13・・・アプリケーションDB、 14・・・ユーザ管理DB、 15・・・インターフェイス部、 16・・・操作端末、 MS・・・移動機、 21・・・制御部、 211・・・CPU、 212・・・ROM、 213・・・RAM、 214・・・不揮発性メモリ、 2141-k(k=1、2、…、n)・・・アプリケーション記憶メモリ、 2141-k1(k=1、2、…、n)・・・アプリケーション格納領域、 2141-k2・・・アプリケーションデータ格納領域、 2142・・・テーブル記憶メモリ、 2143・・・受信メール記憶メモリ、 22・・・送受信部、 23・・・指示入力部、 24・・・液晶表示部、 25・・・データバス、 26・・・I/F部、 27・・・モジュール、 271・・・CPU、 272・・・ROM、 273・・・RAM、 274・・・不揮発性メモリ、 275・・・移動機I/F部、 TBL1・・・アプリケーション管理テーブル、 MPN・・・移動パケット通信網、 BS・・・基地局、 GWS・・・ゲートウェイサーバ、 INET・・・インターネット。

Claims (12)

  1. プログラムおよび関連する情報を記憶する記憶手段と、前記プログラムを実行する制御手段と、ネットワークを介し、少なくとも電子メールを受信する通信手段とを備えた携帯端末において、
    前記記憶手段は、第1のプログラムと、第2のプログラムと、前記第2のプログラムの起動を管理するための管理プログラムと、前記第2のプログラムと対応した所定の送信元情報を記憶し、前記第1のプログラムは、少なくとも、前記通信手段を介して前記ネットワークから電子メールを受信し、該電子メールに前記第2のプログラムの起動を指示する起動指示情報が含まれていたとき、前記第2のプログラムを起動するために前記管理プログラムを実行するための命令を含み、
    前記制御手段は、前記第1のプログラムを実行することにより、前記通信手段を介して前記ネットワークから電子メールを受信し、該電子メールに前記起動指示情報が含まれていた場合、前記管理プログラムを実行することにより、前記記憶手段に記憶された前記送信元情報を読み出し、該送信元情報により示される送信元と、前記受信した電子メールの送信元を示す情報の所定の一部または全部とが一致した場合、前記第2のプログラムを起動する
    ことを特徴とする携帯端末。
  2. プログラムおよび関連する情報を記憶する記憶手段と、前記プログラムを実行する制御手段と、ネットワークを介し、少なくともHTML( Hyper Text Markup Language )データを受信する通信手段とを備えた携帯端末において、
    前記記憶手段は、第1のプログラムと、第2のプログラムと、前記第2のプログラムの起動を管理するための管理プログラムと、前記第2のプログラムと対応した所定の送信元情報を記憶し、前記第1のプログラムは、少なくとも、前記通信手段を介して前記ネットワークからHTMLデータを受信し、該HTMLデータに前記第2のプログラムの起動を指示する起動指示情報が含まれていたとき、前記第2のプログラムを起動するために前記管理プログラムを実行するための命令を含み、
    前記制御手段は、前記第1のプログラムを実行することにより、前記通信手段を介して前記ネットワークからHTMLデータを受信し、該HTMLデータに前記起動指示情報が含まれていた場合、前記管理プログラムを実行することにより、前記記憶手段に記憶された前記送信元情報を読み出し、該送信元情報により示される送信元と、前記受信したHTMLデータの送信元を示す情報の所定の一部または全部とが一致した場合、前記第2のプログラムを起動する
    ことを特徴とする携帯端末。
  3. 前記管理プログラムは、プログラムをダウンロードする命令をさらに含み、
    前記第2のプログラムは、前記送信元情報を有しており、
    前記管理プログラムを実行することにより前記第2のプログラムをダウンロードするとき、前記制御手段は、前記第2のプログラムが有する送信元情報を前記記憶手段に記憶させる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の携帯端末。
  4. 前記第2のプログラムは、前記送信元情報を有する第1のファイルと、プログラム本体を有する第2のファイルとに区分されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の携帯端末。
  5. 前記記憶手段は、前記第2のプログラムを複数記憶し、
    前記電子メールは、起動すべきプログラムを指定する指定情報を含み、
    前記制御手段は、前記第1のプログラムを実行することにより、前記受信された電子メールに前記起動指示情報が含まれていた場合、前記管理プログラムを実行することにより、前記記憶手段から、前記複数の第2のプログラムのうち前記指定情報で指定されるプログラムに対応して記憶されている送信元情報を読み出し、読み出した送信元情報により示される送信元と、前記受信した電子メールの送信元を示す情報の所定の一部または全部とが一致した場合、前記指定情報で指定される第2のプログラムを起動する
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  6. 前記記憶手段は、前記第2のプログラムを複数記憶し、
    前記HTMLデータは、起動すべきプログラムを指定する指定情報を含み、
    前記制御手段は、前記第1のプログラムを実行することにより、前記受信されたHTMLデータに前記起動指示情報が含まれていた場合、前記管理プログラムを実行することにより、前記記憶手段から、前記複数の第2のプログラムのうち前記指定情報で指定されるプログラムに対応して記憶されている送信元情報を読み出し、読み出した送信元情報により示される送信元と、前記受信したHTMLデータの送信元を示す情報の所定の一部または全部とが一致した場合、前記指定情報で指定される第2のプログラムを起動する
    ことを特徴とする請求項2に記載の携帯端末。
  7. 情報を表示する表示手段と、
    ユーザの操作入力を受け付ける操作手段と
    を更に有し、
    前記制御手段は、前記管理プログラムを実行することにより、前記読み出した送信元情報により示される送信元と、前記受信した電子メールの送信元とが一致した場合、当該携帯端末のユーザに対して前記第2のプログラムの起動を許可するか否かの決定を促す情報を前記表示手段に表示させ、
    前記読み出した送信元情報により示される送信元と、前記受信した電子メールの送信元を示す情報の所定の一部または全部とが一致した場合、かつ、前記第2のプログラムの起動を許可する旨の入力が前記操作手段に対して行われた場合、前記第2のプログラムを起動する
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  8. 情報を表示する表示手段と、
    ユーザの操作入力を受け付ける操作手段と
    を更に有し、
    前記制御手段は、前記管理プログラムを実行することにより、前記読み出した送信元情報により示される送信元と、前記受信したHTMLデータの送信元を示す情報の所定の一部または全部とが一致した場合、当該携帯端末のユーザに対して前記第2のプログラムの起動を許可するか否かの決定を促す情報を前記表示手段に表示させ、
    前記読み出した送信元情報により示される送信元と、前記受信した電子メールの送信元を示す情報の所定の一部または全部とが一致した場合、かつ、前記第2のプログラムの起動を許可する旨の入力が前記操作手段に対して行われた場合、前記第2のプログラムを起動する
    ことを特徴とする請求項に記載の携帯端末。
  9. ユーザの操作入力を受け付ける操作手段を更に有し、
    前記制御手段は、前記管理プログラムを実行することにより、前記第2のプログラムの起動を許可するか否かを示す情報を、前記操作手段からの入力に応じて前記記憶手段に記憶させ、
    前記記憶手段に記憶された情報が前記第2のプログラムの起動を許可する旨を示す場合、かつ、前記読み出した送信元情報により示される送信元と、前記受信した電子メールの送信元を示す情報の所定の一部または全部とが一致した場合、前記第2のプログラムを起動する
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  10. ユーザの操作入力を受け付ける操作手段を更に有し、
    前記制御手段は、前記管理プログラムを実行することにより、前記第2のプログラムの起動を許可するか否かを示す情報を、前記操作手段からの入力に応じて前記記憶手段に記憶させ、
    前記記憶手段に記憶された情報が前記第2のプログラムの起動を許可する旨を示す場合、かつ、前記読み出した送信元情報により示される送信元と、前記受信したHTMLデータの送信元を示す情報の所定の一部または全部とが一致した場合、前記第2のプログラムを起動する
    ことを特徴とする請求項に記載の携帯端末。
  11. プログラムおよび関連する情報を記憶する記憶手段と、前記プログラムを実行する制御手段と、ネットワークを介し、少なくとも電子メールを受信する通信手段とを備え、前記記憶手段が、第1のプログラムと、第2のプログラムと、前記第2のプログラムの起動を管理するための管理プログラムと、前記第2のプログラムと対応した所定の送信元情報を記憶し、前記第1のプログラムは、少なくとも、前記通信手段を介して前記ネットワークから電子メールを受信し、該電子メールに前記第2のプログラムの起動を指示する起動指示情報が含まれていたとき、前記第2のプログラムを起動するために前記管理プログラムを実行するための命令む携帯端末におけるプログラムの起動方法であって、
    前記制御手段が、前記第1のプログラムを実行することにより、前記通信手段を介して前記ネットワークから電子メールを受信し、該電子メールに前記起動指示情報が含まれていた場合、前記管理プログラムを実行することにより、前記記憶手段に記憶された前記送信元情報を読み出し、該送信元情報により示される送信元と、前記受信した電子メールの送信元を示す情報の所定の一部または全部とが一致した場合、前記第2のプログラムを起動する
    ことを特徴とする、プログラムの起動方法。
  12. プログラムおよび関連する情報を記憶する記憶手段と、前記プログラムを実行する制御手段と、ネットワークを介し、少なくともHTML( Hyper Text Markup Language )データを受信する通信手段とを備え、前記記憶手段が、第1のプログラムと、第2のプログラムと、前記第2のプログラムの起動を管理するための管理プログラムと、前記第2のプログラムと対応した所定の送信元情報を記憶し、前記第1のプログラムは、少なくとも、前記通信手段を介して前記ネットワークからHTMLデータを受信し、該HTMLデータに前記第2のプログラムの起動を指示する起動指示情報が含まれていたとき、前記第2のプログラムを起動するために前記管理プログラムを実行するための命令を含む携帯端末におけるプログラムの起動方法であって、
    前記制御手段は、前記第1のプログラムを実行することにより、前記通信手段を介して前記ネットワークからHTMLデータを受信し、該HTMLデータに前記起動指示情報が含まれていた場合、前記管理プログラムを実行することにより、前記記憶手段に記憶された前記送信元情報を読み出し、該送信元情報により示される送信元と、前記受信したHTMLデータの送信元を示す情報の所定の一部または全部とが一致した場合、前記第2のプログラムを起動する
    ことを特徴とする、プログラムの起動方法。
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