JPH11110219A - プログラム実行制御装置並びにプログラム実行制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

プログラム実行制御装置並びにプログラム実行制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JPH11110219A
JPH11110219A JP9274292A JP27429297A JPH11110219A JP H11110219 A JPH11110219 A JP H11110219A JP 9274292 A JP9274292 A JP 9274292A JP 27429297 A JP27429297 A JP 27429297A JP H11110219 A JPH11110219 A JP H11110219A
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Masato Ide
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クライアント側で実行するプログラムのダウ
ンロードに要する時間を短縮し、また、ダウンロードす
るプログラムにユーザの利用制限を容易に与え、更に、
このようなプログラムへの改ざんに対する安全性を少し
でも高める。 【解決手段】 ネットワークを介してダウンロードする
プログラムからデータ部分を抽出してクライアントに予
め保持させておき、このプログラムの実行時には参照す
るデータファイルをクライアントから抽出する。また、
使用権限に関する情報をプログラムに付加すると共に、
クライアントにユーザ固有の識別情報を保持させてお
き、両者の比較によりユーザが使用権限を有していると
判別できる時にのみこのプログラムを実行できるように
する。更に、プログラムに関する管理情報をクライアン
トに保持させておき、ダウンロードしたプログラムとこ
の管理情報とが整合する時にのみこのプログラムを実行
できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークに接
続され、前記ネットワークに接続される他のコンピュー
タからプログラムをダウンロードして一時記憶し、そし
て実行するコンピュータの前記プログラムの実行を制御
する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】情報データの集合体であるワールドワイ
ドウェブ(World Wide Web、以下Webという)は、ハイ
パーテキストシステムの採用により通信ネットワーク上
に存在する多数の情報の高度かつ効率的な検索・利用を
可能にし、今日のインターネットの隆盛の大きな原動力
の一つとなった。Web を利用するために開発されたウェ
ブブラウザ(Web Browser 、以下単にブラウザという)
は、グラフィカルインターフェースを採用したことによ
りコンピュータの専門家以外でも容易に扱える操作性を
有し、Webの利用に無くてはならない存在である。
【0003】ブラウザは、その進化の過程でユーザとの
間に動的で視覚的な対話性をリアルタイムに処理するこ
とを要求された。この要求に応える数々の試みの一つに
サン・マイクロシステムズ(Sun Microsystems)社の開
発したオブジェクト指向プログラム言語であるJava(Su
n Microsystems社の登録商標)がある。Javaは1995年に
発表され、シンプルな言語仕様と、ソースレベル、バイ
ナリレベルの双方においてプラットフォーム独立である
という特徴を有している。Javaで記述されたプログラム
は特定のプロセッサに依存しない命令列であるバイトコ
ードと呼ばれる形式のバイナリファイルにコンパイルし
てネットワーク上を転送するのが一般的であり、クライ
アントであるコンピュータ(以下単にクライアントとい
う)ではバイトコードインタプリタを起動して、このプ
ログラムを実行する。市場のシェアの大部分を占めてい
る各ブラウザが相次いでJavaインタプリタを装備したこ
ともあり、Javaは急速に普及しつつある。
【0004】Javaに対応したブラウザで実行されること
を前提に記述されたJavaプログラムをアプレットとい
う。クライアント上でJava対応ブラウザがHTML(Hy
pertext Markup Language )で記述されるWeb のページ
をサーバであるコンピュータ(以下単にサーバという)
からダウンロードしたときに、その中にアプレットを示
すタグを発見すると、そのタグの記述からアプレットを
記述するJavaバイトコードを有するファイルを特定し、
そのファイルを自動的にサーバからダウンロードする。
そしてブラウザはクライアント上でWeb のページを表示
しながらそのアプレットを自動的に実行するように構成
されている。
【0005】また、Javaは、記述されたプログラムの配
布に通信ネットワークを使用することが一般的であるこ
とを踏まえ、セキュリティに着目した多くの配慮をコン
パイラや実行系に施し、安全に重点を置かれて設計され
たJavaの言語体系上の文法に対する正確さをプログラム
に要求している。また、アプレットについては、例え
ば、クライアントの特定のディレクトリにあるファイル
に対してのみファイルアクセスを認めている等、クライ
アントに対して行なえるファイル操作を特に厳しく制限
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】現在のアプレットは、
そのデータ量をなるべく小さくするようにバイトコード
が設計されているにもかかわらず、実行する上で必要と
なる可能性のある情報を1つのファイルとして全て有し
ているため、アプレットのサイズはどうしても大きくな
りがちであり、その結果サーバからのダウンロードには
長い時間を必要としていた。
【0007】また、Javaインタプリタを備えるコンピュ
ータをネットワークに接続すれば誰でもネットワーク上
のアプレットを利用できるというJavaの特徴はその開発
思想でもあるが、アプレットに使用者制限を加えたいと
いう要求も実際のところは存在している。アプレットを
使用しているWeb のページ自体にアクセス制限を設ける
ことは比較的容易ではあるが、Web ページ自体にはアク
セス制限を加えたくないという要求もある。
【0008】更に、Javaはセキュリティに対して特段の
配慮がなされているものの、プログラムの改ざんに対す
る完全な防護は不可能であり、アプレットの本来の動作
を歪めてしまう程度の改ざんがネットワーク上で行われ
た場合、それが文法上正確なものであれば、その発見は
やはり困難であった。
【0009】上述のダウンロード時間、プログラムの利
用制限、そしてプログラムのセキュリティに関する問題
点はJavaアプレットだけが特に有しているものではな
く、ネットワークを介してダウンロードし、クライアン
トで動作させる形態で使用される他のプログラム言語の
中にはこれらの問題がむしろJava以上に大きな影響を与
えているものも少なくない。
【0010】本発明は以上の問題点に鑑み、クライアン
ト上で動作するプログラムをネットワークを介してダウ
ンロードするために要する時間を短縮し、また、そのプ
ログラムのみへの利用制限を容易に与え、更に、このよ
うなプログラムへの改ざんに対する安全性を少しでも高
めることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の目的を
達成するために以下の手段を講ずる。まず、ネットワー
クを介してダウンロードするプログラムからデータ部分
を分離してプログラムサイズを小さくし、そして、分離
したデータ部分をクライアントの有する記憶装置に予め
保持させておく。プログラムのサイズを小さくするので
ダウンロードに要する時間は短縮される。クライアント
でこのプログラムを実行するには、クライアントの有す
る記憶装置の保持しているデータファイルからこのプロ
グラムの参照するデータファイルを抽出し、クライアン
トに参照させて実行させる。
【0012】また、ネットワークを介してダウンロード
するプログラムに、このプログラムを使用する権限に関
する情報を付加する。一方、クライアントの記憶装置に
はユーザ固有の識別情報を保持させておく。クライアン
トでこの権限に関する情報を取得してユーザ識別情報と
比較分析し、ユーザがこのプログラムを使用する権限を
有している時にのみこのプログラムを実行できるように
する。この構成により、ネットワークを介してダウンロ
ードするプログラムに利用者制限を加えることが可能と
なる。
【0013】更に、ネットワークを介してダウンロード
するプログラムに関する管理情報をクライアントの記憶
装置に保持させておく。クライアントではダウンロード
したプログラムと予め保持しているこのプログラムに対
応する管理情報とが整合するか否かを判別し、このプロ
グラムとプログラム管理情報とが整合する時にのみこの
プログラムを実行するようにする。この構成により、改
ざんされたプログラムをダウンロードした時に、クライ
アントが改ざんの事実を知らずにこのプログラムを実行
してしまう危険性を軽減することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明のプログラム実行制御装置
の構成を図1に示す。この装置はクライアントに設置さ
れるものであり、サーバからダウンロードされるプログ
ラムのクライアントでの実行を制御するものである。
【0015】同図において、プログラム分析部1は、サ
ーバからダウンロードしたプログラムを識別する情報、
あるいは、プログラムの使用する権限に関する情報をこ
のプログラムが有している場合にその情報を取得する。
データファイル抽出部2は、プログラム分析部1の取得
するプログラムの識別情報に応じて、このプログラムの
実行に必要なデータファイル、あるいはこのプログラム
の管理情報、更にはクライアントを使用するユーザの識
別情報をクライアントの記憶装置から抽出する。判別部
3は、プログラム分析部1の取得する識別情報とデータ
ファイル抽出部2の読み出すユーザ識別情報との比較に
よりユーザがこのプログラムの使用権限を有しているか
どうか、あるいは、データファイル抽出部2の読み出す
プログラム管理情報の内容に対してこのプログラムが整
合するかどうか、を判別してこのプログラムの実行可否
を出力する。出力部4は、クライアントによるこのプロ
グラムの実行時にデータファイル抽出部2の読み出すデ
ータファイルをクライアントに参照させる機能、及び、
判別部3によるプログラムの実行可否の出力結果をクラ
イアントに示す機能、を有している。
【0016】なお、このプログラム実行制御装置の各構
成要素の機能をソフトウェア化してクライアントコンピ
ュータ自身で処理する構成とすることも可能である。こ
の構成については後述する。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。なお、実施例で使用するプログラムは全てJavaで
記述されたアプレットを使用するものとする。
【0018】図2は本発明の第一の実施例を示す図であ
る。同図において、サーバ11に保存するアプレット1
2には円、四角、そして文字の各描画処理クラスの定義
のみを記述する。また、クライアント13にはハードデ
ィスク16が備えられており、サーバ11に置かれてい
るアプレット12をダウンロードして実行する時に必要
となる円や四角の表示位置データや表示する文字のデー
タのファイルを、例えばこのアプレット12のファイル
名と関連付けて格納しておく。クライアント13の中央
処理装置14でブラウザを起動させる。ブラウザの指示
によってこのアプレット12をサーバ11からダウンロ
ードすると、中央処理装置14はプログラム実行制御装
置15を起動させる。
【0019】図2におけるプログラム実行制御装置15
の動作を図1を参照しながら説明すると、プログラム分
析部1は、本実施例ではダウンロードしたアプレット1
2のファイル名を取得する。データファイル抽出部2
は、プログラム分析部1の取得結果を手がかりにして、
アプレット12の実行に必要なデータファイルを図2に
おけるハードディスク16から抽出する。そして、出力
部4は図2における中央処理装置14にデータファイル
抽出部2の抽出したデータファイルを引き渡す。
【0020】上述のプログラム実行制御装置15の動作
を中央処理装置14で処理させるためのプログラムのフ
ローチャートの一例を図3に示す。同図について説明す
ると、ステップS11では、アプレット12のファイル
名を取得し、ステップS12へ進む。ステップS12で
は、ハードディスク16からアプレット12のファイル
名に対応するデータファイルを抽出し、ステップS13
へ進む。ステップS13では、この抽出したデータファ
イルの内容を中央処理装置14によるアプレット12の
実行時に参照する記憶領域に配置して、この一連の処理
を終了する。
【0021】図2の説明に戻ると、中央処理装置14上
で起動中のブラウザはこの引き渡されたデータファイル
を参照しながらアプレット12を実行し、表示装置ドラ
イバ17を介して表示装置18で円、四角、及び文字を
表示する。
【0022】産業用のLANなどではごく一部のアプレ
ットのみが繰り返し頻繁に使用されるケースが多いの
で、アプレットのサイズを小さくすることによるダウン
ロードの所要時間を短縮する効果は、ダウンロードの回
数に応じて大きくなる。
【0023】なお、この実施例において、アプレット1
2に対応するデータファイルがハードディスク16に存
在しない場合には、アプレット12の動作を不能とした
り、あるいは、サーバ11に対して対応するデータファ
イルのダウンロードを要求するなどの処理を行なわせる
ことも可能である。
【0024】次に、図4について説明する。同図は本発
明の第二の実施例を示す図であり、各構成要素には図2
と同一の符号を付している。図4において、サーバ11
に保存されているアプレット12には、このアプレット
12の使用権限のあるクライアントに関する情報をキー
チェッククラスとして有している。この情報は例えば、
クライアントの名称、キー情報、使用可能期限などがあ
る。また、各クライアントには固有のキー情報が予め割
り当てられており、各クライアントの記憶装置(図4の
クライアント13ではハードディスク16)が保持して
いる。クライアント13の中央処理装置14でブラウザ
を起動させる。ブラウザの指示によってこのアプレット
12をサーバ11からダウンロードすると、中央処理装
置14はプログラム実行制御装置15を起動させる。
【0025】図4におけるプログラム実行制御装置15
の動作を図1を参照しながら説明すると、まず、プログ
ラム分析部1はダウンロードしたアプレット12の有す
る使用権限のあるクライアントに関する情報が存在する
ことをデータファイル抽出部2に伝えると共に、その情
報を取得して判別部3に渡す。データファイル抽出部2
はプログラム分析部1からの指示によって、図4におけ
るハードディスク16からクライアント13のキー情報
を抽出し、判別部3に渡す。判別部3ではプログラム分
析部1の取得する情報とデータファイル抽出部2の抽出
する情報とを比較してクライアント13がこのアプレッ
ト12を使用する権限を有しているか否かを判別し、判
別結果を出力部4へ渡す。出力部4は、判別部3の判別
結果を元にして、クライアント13がこのアプレット1
2を使用する権限を有しているときにのみ、図4におけ
る中央処理装置14にアプレット12の実行を許可する
信号を伝える。
【0026】図4の説明に戻ると、中央処理装置14
は、プログラム実効制御装置15からのアプレット12
の実行許可信号を受けた場合にのみアプレット12を実
行し、その実行結果を、表示装置ドライバ17を介して
表示装置18に表示する。
【0027】上述のプログラム実行制御装置15の動作
を中央処理装置14で処理させるためのプログラムのフ
ローチャートの一例を図5に示す。同図について説明す
ると、ステップS21では、アプレット12の有する使
用権限情報を取得し、ステップS22へ進む。ステップ
S22では、ハードディスク16からクライアント13
のキー情報を抽出し、ステップS23へ進む。ステップ
S23では、ステップS21及びS22で得た両者の情
報を比較してクライアント13のアプレット12の使用
権限の有無を判別し、使用権限が有ればステップS24
へ、使用権限が無ければステップS25へ進む。ステッ
プS24では、アプレット12を実行してこの一連の処
理を終了する。一方、ステップS25では、アプレット
12の実行を禁止してこの一連の処理を終了する。な
お、このステップS25で、アプレット12の使用権限
が無いことを表示装置18に表示するようにしても良
い。
【0028】なお、本実施例において、ダウンロードし
たアプレットに使用権限に関する情報が存在しない場合
には、必要に応じて、このようなアプレットを実行可能
にすることも、あるいは実行禁止にすることもできる。
【0029】また、本実施例では、使用権限情報やキー
情報はクライアントに基づいた情報であるとしている
が、この情報を実際にクライアントを操作するユーザに
基づいた情報としてもよく、その場合には、ユーザに割
り当てられる固有のキー情報を記憶装置に保持せずに、
例えばクライアントに備えられているキーボード等の入
力装置からユーザのID情報等の固有識別情報を入力し
て半導体メモリ等に一時記憶し、この一時記憶情報とア
プレットの有する使用権限情報とを比較してアプレット
の実行可否の判断を行なう構成にすることも可能であ
る。また、固有識別情報をユーザが所有するIDカード
等の記憶媒体に保持させておき、クライアントでこの記
憶媒体から固有識別情報を読み出す装置を備える構成と
することも可能である。
【0030】次に、図6について説明する。同図は本発
明の第三の実施例を示す図であり、各構成要素には図2
と同一の符号を付している。図6において、サーバ11
に保存されているアプレット12に関する管理情報を予
めクライアント13のハードディスク16に保存してお
く。この情報は、例えばアプレットのデータサイズ、使
用する各データの数・型・存在範囲などがあり、一つの
ファイルとしてまとめておき、例えばアプレットのファ
イル名と関連付けて格納しておくと便利である。クライ
アント13の中央処理装置14でブラウザを起動させ
る。ブラウザの指示によってこのアプレット12をサー
バ11からダウンロードすると、中央処理装置14はプ
ログラム実行制御装置15を起動させる。
【0031】図6におけるプログラム実行制御装置15
の動作を図1を参照しながら説明すると、まず、プログ
ラム分析部1は本実施例ではダウンロードしたアプレッ
ト12のファイル名を取得してデータファイル抽出部2
にそのファイル名を渡すと共に判別部3にアプレット1
2を渡す。データファイル抽出部2は、プログラム分析
部1の取得結果を手がかりにして、アプレット12に対
応する管理情報ファイルを図6におけるハードディスク
16から抽出し、判別部3に渡す。判別部3は、アプレ
ット12がデータファイル抽出部2からの管理情報ファ
イルの内容と整合するか否かを判別し、判別結果を出力
部4へ渡す。アプレットを構成するJavaバイトコード
は、Javaインタプリタが最低限必要とするよりも多くの
型情報を有している特徴があるので、判別部3による整
合性の判別は、例えばこれらの型情報とクライアントの
記憶装置が有するアプレットの管理情報の内容との比較
によって行なうように構成することが可能である。出力
部4は、判別部3の判別結果を元にして、アプレット1
2が管理情報の内容と整合しているときにのみ、図6に
おける中央処理装置14にアプレット12の実行を許可
する信号を伝える。
【0032】図6の説明に戻ると、中央処理装置14
は、プログラム実効制御装置15からのアプレット12
の実行許可信号を受けた場合にのみアプレット12を実
行し、その実行結果を、表示装置ドライバ17を介して
表示装置18に表示する。なお、ここでアプレット12
の実行許可信号を受けない場合は、アプレット12に改
ざんのおそれがあることを表示装置18に表示するよう
にしても良い。
【0033】上述のプログラム実行制御装置15の動作
を中央処理装置14で処理させるためのプログラムのフ
ローチャートの一例を図7に示す。同図について説明す
ると、ステップS31では、アプレット12のファイル
名を取得し、ステップS32へ進む。ステップS32で
は、ハードディスク16からアプレット12のファイル
名に対応するアプレット12の管理情報ファイルを抽出
し、ステップS33へ進む。ステップS33では、ステ
ップS32で抽出した管理情報の内容がアプレット12
と整合しているかどうかを判別し、整合していればステ
ップS34へ、整合していなければステップS35へ進
む。ステップS34では、アプレット12を実行してこ
の一連の処理を終了する。一方、ステップS35では、
アプレット12の実行を禁止してこの一連の処理を終了
する。なお、このステップS35で、アプレット12に
改ざんのおそれがあることを表示装置18に表示するよ
うにしても良い。
【0034】なお、本実施例において、ダウンロードし
たアプレットに関する管理情報が無い場合には、必要に
応じて、このようなアプレットを実行可能にすること
も、あるいは実行禁止にすることもできる。
【0035】以上、詳述した本発明の各実施例では、ク
ライアント13でアプレット12を実行するために中央
処理装置14でJavaに対応しているブラウザを起動して
いるが、Javaバイトコードを実行することのできるいわ
ゆる「Java仮想マシン」の仕様を満足するハードウェア
あるいはソフトウェアを装備しているクライアントであ
れば、Java非対応のブラウザ内であっても、更にはブラ
ウザを起動しなくてもアプレットの実行は可能である。
【0036】また、本発明の各実施例でフローチャート
を用いて説明したプログラム実行制御装置の動作を中央
処理装置で処理させるための各プログラムは、コンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体に予め保持させておき、必
要に応じてクライアントの主記憶上にロードして実行す
る構成とすることが可能である。この構成で使用できる
記録媒体としては、例えば、図8に示すように、サーバ
11のハードディスク等の記憶装置21、クライアント
のRAM/ROMやハードディスク等の記憶装置22、
あるいはCD−ROM23やフロッピーディスク24等
の可搬記録媒体25などがある。特に、本発明の第2の
実施例をこの可搬記憶媒体25を使用する構成で実施す
る場合には、この可搬記憶媒体25に固有のキー情報を
割り当て、図5のステップS22でのキー情報の抽出を
可搬記憶媒体25から行なうように構成することも可能
である。
【0037】
【発明の効果】本発明は、以上詳細に説明したように構
成されているので、クライアント上で動作するプログラ
ムをネットワークを介してダウンロードするために要す
る時間が短縮でき、また、そのプログラムのみへの利用
制限を与えることが可能となり、更に、このようなプロ
グラムへの改ざんに対する安全性を少しでも高めること
ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】プログラム実行制御装置の構成を示す図であ
る。
【図2】本発明の第一の実施例を示す図である。
【図3】図2におけるプログラム実行制御装置15の動
作を中央処理装置14で処理させるためのプログラムの
フローチャートの一例を示す図である。
【図4】本発明の第二の実施例を示す図である。
【図5】図4におけるプログラム実行制御装置15の動
作を中央処理装置14で処理させるためのプログラムの
フローチャートの一例を示す図である。
【図6】本発明の第三の実施例を示す図である。
【図7】図6におけるプログラム実行制御装置15の動
作を中央処理装置14で処理させるためのプログラムの
フローチャートの一例を示す図である。
【図8】本発明のプログラム実行制御プログラムを記録
した記録媒体の例を示す図である。
【符号の説明】
1 プログラム分析部 2 データファイル抽出部 3 判別部 4 出力部 11 サーバ 12 アプレット 13 クライアント 14 中央処理装置 15 プログラム実行制御装置 16 ハードディスク 17 表示装置ドライバ 18 表示装置 21、22 記憶装置 23 CD−ROM 24 フロッピーディスク 25 可搬記憶媒体 S11〜S13、S21〜S25、S31〜S35 処
理ステップ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続され、前記ネットワ
    ークに接続される第一のコンピュータからプログラムを
    ダウンロードして一時記憶し、そして実行する第二のコ
    ンピュータの前記プログラムの実行を制御する装置であ
    って、 前記プログラムを識別する情報を取得するプログラム識
    別情報取得手段と、 前記第二のコンピュータの有する記憶手段の保持するデ
    ータファイルから前記プログラム識別情報取得手段の取
    得する情報で識別される前記プログラムに対応するデー
    タファイルを抽出するデータファイル抽出手段と、 前記第二のコンピュータでの前記プログラムの実行時に
    前記データファイル抽出手段の抽出するデータファイル
    を前記第二のコンピュータに参照させるデータファイル
    参照手段と、 を有することを特徴とするプログラム実行制御装置。
  2. 【請求項2】 前記プログラムはJavaで記述されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のプログラム実行制御
    装置。
  3. 【請求項3】 ネットワークに接続され、前記ネットワ
    ークに接続される第一のコンピュータからプログラムを
    ダウンロードして一時記憶し、そして実行する第二のコ
    ンピュータの前記プログラムの実行を制御させるプログ
    ラム実行制御プログラムを記録したコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体であって、 前記プログラムを識別する情報を取得させるプログラム
    識別情報取得手順と、 前記第二のコンピュータの有する記憶手段又は前記記録
    媒体のいずれか若しくは両者の保持するデータファイル
    から前記プログラム識別情報取得手順によって取得させ
    る情報で識別されるデータファイルを抽出させるデータ
    ファイル抽出手順と、 前記第二のコンピュータでの前記プログラムの実行時に
    前記データファイル抽出手順によって抽出させるデータ
    ファイルを前記第二のコンピュータで参照させるデータ
    ファイル参照手順と、 を前記第二のコンピュータに実行させることを特徴とす
    るプログラム実行制御プログラムを記録したコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体。
  4. 【請求項4】 ネットワークに接続され、前記ネットワ
    ークに接続される第一のコンピュータからプログラムを
    ダウンロードして一時記憶し、そして実行する第二のコ
    ンピュータの前記プログラムの実行を制御する装置であ
    って、 前記プログラムの有する前記プログラムを使用する権限
    に関する情報を取得するプログラム使用権限情報取得手
    段と、 前記第二のコンピュータの有する記憶手段の保持する固
    有のユーザ識別情報と前記プログラム使用権限情報取得
    手段の取得する情報とを比較分析し、前記識別情報を記
    憶する記憶手段を有する前記第二のコンピュータのユー
    ザが前記プログラムを使用する権限を有しているか否か
    を判別する使用権限判別手段と、 前記使用権限判別手段が前記プログラムを使用する権限
    を前記ユーザが有していると判別するときに、前記第二
    のコンピュータに前記プログラムの実行許可を与えるプ
    ログラム実行許可手段と、 を有することを特徴とするプログラム実行制御装置。
  5. 【請求項5】 前記プログラムはJavaで記述されている
    ことを特徴とする請求項4に記載のプログラム実行制御
    装置。
  6. 【請求項6】 ネットワークに接続され、前記ネットワ
    ークに接続される第一のコンピュータからプログラムを
    ダウンロードして一時記憶し、そして実行する第二のコ
    ンピュータの前記プログラムの実行を制御させるプログ
    ラム実行制御プログラムを記録したコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体であって、 前記プログラムの有する前記プログラムを使用する権限
    に関する情報を取得させるプログラム使用権限情報取得
    手順と、 前記第二のコンピュータの有する記憶手段又は前記記録
    媒体のいずれか若しくは両者の保持する固有のユーザ識
    別情報と前記プログラム使用権限情報取得手順によって
    取得させる情報とを比較分析させ、前記識別情報を記憶
    する記憶手段を有する前記第二のコンピュータ若しくは
    記録媒体のユーザが前記プログラムを使用する権限を有
    しているか否かを判別させる使用権限判別手順と、 前記使用権限判別手順によって前記プログラムを使用す
    る権限を前記ユーザが有していると判別されるときに、
    前記第二のコンピュータで前記プログラムを実行させる
    プログラム実行許可手順と、 を前記第二のコンピュータに実行させることを特徴とす
    るプログラム実行制御プログラムを記録したコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体。
  7. 【請求項7】 ネットワークに接続され、前記ネットワ
    ークに接続される第一のコンピュータからプログラムを
    ダウンロードして一時記憶し、そして実行する第二のコ
    ンピュータの前記プログラムの実行を制御する装置であ
    って、 前記プログラムを識別する情報を取得するプログラム識
    別情報取得手段と、 前記第二のコンピュータの有する記憶手段の保持するプ
    ログラム管理情報から前記プログラム識別情報取得手段
    の取得する情報で識別される前記プログラムに対応する
    プログラム管理情報を抽出するプログラム管理情報抽出
    手段と、 前記プログラム管理情報抽出手段の抽出するプログラム
    管理情報と前記プログラムとが整合しているか否かを判
    別するプログラム判別手段と、 前記プログラム判別手段が前記プログラム管理情報と前
    記プログラムとが整合していると判別するときに、前記
    第二のコンピュータに前記プログラムの実行許可を与え
    るプログラム実行許可手段と、 を有することを特徴とするプログラム実行制御装置。
  8. 【請求項8】 前記プログラム管理情報は、前記プログ
    ラムのバイト数、前記プログラムの実行時に参照するデ
    ータの個数、前記データのそれぞれの型、前記データの
    存在範囲のうちのいずれか一つ若しくは複数を含むこと
    を特徴とする請求項7に記載のプログラム実行制御装
    置。
  9. 【請求項9】 前記プログラムはJavaで記述されている
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載のプログラム実
    行制御装置。
  10. 【請求項10】 ネットワークに接続され、前記ネット
    ワークに接続される第一のコンピュータからプログラム
    をダウンロードして一時記憶し、そして実行する第二の
    コンピュータの前記プログラムの実行を制御させるプロ
    グラム実行制御プログラムを記録したコンピュータ読み
    取り可能な記録媒体であって、 前記プログラムを識別する情報を取得させるプログラム
    識別情報取得手順と、 前記第二のコンピュータの有する記憶手段又は前記記憶
    媒体のいずれか若しくは両者の保持するプログラム管理
    情報から前記プログラム識別情報取得手順によって取得
    させる情報で識別される前記プログラムに対応するプロ
    グラム管理情報を抽出させるプログラム管理情報抽出手
    順と、 前記プログラム管理情報抽出手順によって抽出させるプ
    ログラム管理情報と前記プログラムとが整合しているか
    否かを判別させるプログラム判別手順と、 前記プログラム判別手順によって前記プログラム管理情
    報と前記プログラムとが整合していると判別されるとき
    に、前記第二のコンピュータで前記プログラムを実行さ
    せるプログラム実行許可手順と、 を前記第二のコンピュータに実行させることを特徴とす
    るプログラム実行制御プログラムを記録したコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体。
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