JP5430918B2 - 情報提供システム - Google Patents

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本発明は、情報通信端末と通信ネットワークとの間の通信を中継する通信中継装置を備えた情報提供システムに関するものである。
従来、携帯可能な情報通信端末である携帯電話機を用いた情報アクセス方法として、Pull型の情報アクセス方法、Push型の情報アクセス方法および位置ベースの情報アクセス方法が知られている。Pull型の情報アクセス方法は、利用者による携帯電話機の操作、例えば携帯電話機の入力画面で掲示板やWEBページ等のWEBサイトのURLを入力したり検索サイトでキーワードを入力して検索したりする操作により、通信ネットワーク上のサイトにアクセスして必要な情報を取得する方法である。また、Push型の情報アクセス方法は、通信ネットワーク上のサーバや他の通信端末から配信されてくるメールマガジン等の配信情報に記載されているリンク先にアクセスして必要な情報を取得する方法である。また、位置ベースの情報アクセス方法は、携帯電話通信網側のサーバに所定のタイミングで登録される携帯電話機の位置登録情報や、携帯電話機に設けたGPS機能によって取得された位置情報に基づいて、携帯電話機の現在位置に関連した情報をメール等で配信する方法である。また、この位置ベースの情報アクセス方法としては、WEBページにアクセスするときに位置情報を携帯電話機からサーバに送信し、その位置情報に関連した周辺情報をサーバから携帯電話機に配信して表示する方法もある。
上記従来のPull型の情報アクセス方法では、利用者が必要とする情報に正確にアクセスするにはある程度の専門能力が必要とされる。携帯電話機の場合は、入力キーなどがある操作部が小さいため、WEBサイトのURLを入力したり検索サイトでキーワードを入力して検索したりするときの操作が煩わしく不便である。
また、上記従来のPush型の情報アクセス方法では、サーバから所定のタイミングで配信されてくる配信情報が必要とする情報ばかりとは限らない。すなわち、サーバからの配信情報と利用者が必要とする情報とのマッチング度合が悪い。また、あまりに頻繁に配信情報が送られてきても、それらの情報を閲覧できないばかりでなく不要な情報を削除するための手間もかかる。
また、上記従来の位置ベースの情報アクセス方法では、利用者の携帯電話機に配信される配信情報は、その携帯電話機の現在位置に関連した情報ではあるが、その利用者にとって、そのときに必ずしも必要な情報とは限らない。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、情報通信端末の利用者が通信ネットワークを介してコンテンツを取得する際に利用者が在圏するローカルエリアに関連する情報やそのエリアで利用者が受けているサービスに関連した情報に簡易にアクセスすることができる新規な情報アクセスが可能になる、情報提供システムを提供することである。
本発明に係る情報提供システムは、情報通信端末と、通信ネットワーク上のサーバと、前記情報通信端末と通信ネットワークとの間の通信を中継するように店舗に設置された通信中継装置と、を備え、該情報通信端末に情報を提供する情報提供システムであって、前記通信中継装置と通信可能に店舗に設けられたコンピュータ装置を更に備え、前記コンピュータ装置は、ローカルWEBサーバ機能を有し、前記店舗で提供されるサービスに関連した店舗のサービス関連情報を、前記ローカルWEBサーバ機能における所定のアドレスに保存し、前記通信中継装置は、前記店舗内のサービスが提供されるサービス提供エリアと同程度のエリアに前記情報通信端末との無線通信が可能な無線通信可能エリアが設定され、ローカルWEBサーバ機能を有し、前記無線通信可能エリアに存在している情報通信端末から前記サーバへコンテンツを要求するリクエストと、該サーバから該情報通信端末へ送信される前記コンテンツを含むレスポンスとを中継し、前記サーバは、前記情報通信端末からコンテンツを要求するリクエストを受信したとき、そのリクエストに対するレスポンスとして、前記店舗のサービス関連情報を取得するためのリンク情報が記述された追加表示コンテンツのファイルが保存されている前記通信中継装置のローカルWEBサーバ機能における所定のアドレスと該追加表示コンテンツのファイル名とが記述され、該追加表示コンテンツの表示エリアが設定された要求対象コンテンツのHTMLファイルを、前記情報通信端末に送信し、前記情報通信端末は、前記通信中継装置を介して前記サーバから前記HTMLファイルを受信したとき、そのHTMLファイル内の記述に基づいて、前記通信中継装置のローカルWEBサーバ機能における所定のアドレスにアクセスし、前記追加表示コンテンツのファイルを取得し、前記HTMLファイルと前記追加表示コンテンツのファイルとに基づいて、前記追加表示コンテンツを要求対象コンテンツの所定の表示エリアに挿入して表示し、前記追加表示コンテンツのリンク情報が選択されたとき、そのリンク情報に基づいて前記店舗のサービス関連情報の取得要求を、前記通信中継装置に送信し、前記通信中継装置は、前記情報通信端末から受信した前記店舗のサービス関連情報の取得要求に基づいて、前記コンピュータ装置のローカルWEBサーバ機能における所定のアドレスにアクセスして前記店舗のサービス関連情報を読み出し、前記情報通信端末に送信する。
前記情報提供システムにおいて、前記サーバは、ポータルサイトのWEBサーバであり、前記レスポンスに含まれるコンテンツは、前記ポータルサイトのWEBコンテンツであってもよい
た、前記情報提供システムにおいて、前記通信中継装置は、移動体通信ネットワークにおける広域通信エリアである通常の移動体通信のセルよりも狭い狭域通信エリアで前記情報通信端末と無線通信可能な小型の基地局であってもよい。
また、前記情報提供システムにおいて、前記通信中継装置は、LAN(Local Area Network)の無線アクセスポイントとして使用され該LANの通信を中継する無線LAN中継装置であってもよい。
また、前記情報提供システムにおいて、前記通信中継装置は、前記情報通信端末と有線の公衆通信回線とを中継する通信回線接続装置であってもよい。
本発明によれば、情報通信端末の利用者が通信ネットワークを介してコンテンツを取得する際に利用者が在圏するローカルエリアに関連する情報やそのエリアで利用者が受けているサービスに関連した情報に簡易にアクセスすることができる新規な情報アクセスが可能になる。
図1は、本発明の一実施形態に係る通信中継装置として小型基地局を用いた情報アクセスの概要を示す説明図である。この実施形態の例は、情報通信端末としての携帯電話機等の移動体通信端末であるユーザ端末装置(UE:User Equipment)10の利用者1が、そのユーザ端末装置10を持って店舗(飲食店)に入ったときの例である。この店舗の内部のエリアは、利用者1に飲食に関するサービスを提供するサービス提供エリア920となっている。店舗の内部のエリアには、ユーザ端末装置10でWEBコンテンツを閲覧したときに、そのWEBコンテンツに追加表示される付加情報を作成・編集するためのコンピュータ装置20が置かれ、店舗のスタッフ2が操作できるようになっている。上記付加情報としては、例えば当該店舗があるローカルエリアに関するローカルエリア関連情報、当該店舗で提供されているサービスに関するサービス関連情報などが挙げられる。
また、上記店舗の内部のエリアには、通信ネットワークの通信中継装置としての小型基地局30が設置され、その小型基地局30と店舗の中に存在しているユーザ端末装置10とが所定の周波数及び通信形式で無線通信可能な無線通信可能エリア930にもなっている。この無線通信可能エリア930は、上記サービス提供エリア920と同程度の広さのエリアになっている。上記小型基地局30は、移動体通信ネットワークにおいて屋外に設置されている通常の半径数百m乃至数km程度の広域エリアをカバーする広域の基地局とは異なり、無線通信可能距離が数十m乃至数m程度であり、一般家庭、店舗、オフィス等の屋内に設置することができる。この小型基地局30は、移動体通信ネットワークにおける広域の基地局がカバーするセルよりも小さなフェムトセルをカバーするように設けられるため、「フェムト基地局」と呼ばれる場合もある。小型基地局30は、アナログ回線、デジタル回線又は光ファイバー回線等の公衆回線あるいは専用回線により移動体通信ネットワーク70に接続され、WEBサーバ60や更にインターネット71を介してWEBサーバ50等に接続可能に構成されている。
図2は、上記ローカルエリア関連情報やサービス関連情報をユーザ端末装置の利用者に提供することができる情報提供システムの一構成例を示すブロック図である。この情報提供システムは、上記コンピュータ装置20と、上記通信中継装置としての小型基地局30とを用いて構成される。
上記コンピュータ装置20は、CPU201と、RAM202と、ROM203と、ディスプレイコントローラ204と、ディスプレイ205と、キーコントローラ206と、キーボード207と、ハードディスクコントローラ208と、ハードディスク209と、ネットワークコントローラ210とを備えている。
上記CPU201は、各種の演算や、RAM202、ROM203、ディスプレイコントローラ204、キーコントローラ206、ハードディスクコントローラ208及びネットワークコントローラ210に対するデータの入出力の少なくとも一方を行うことにより各部を制御する。上記RAM202は、DRAM等のメモリモジュールから構成され、データを一時的に保持することができる。上記ROM203は、マスクROM等のメモリモジュールから構成され、電力の供給がなくても予め書き込まれたデータを記憶し続けることができる。ROM203には、BIOSプログラム等のプログラムが記憶されている。
上記ディスプレイコントローラ204は、ディスプレイの表示機能をコントロールするコントローラであり、周知のマイコンやVRAM等から構成されている。上記ディスプレイ205は、多色表示可能なバックライト付き液晶ディスプレイである。同様のものであれば、液晶ディスプレイでなくてもよく、有機ELディスプレイ等でもよい。
上記キーコントローラ206は、周知のマイコン類から構成されるコントローラであり、キーボード207や図示しないマウス等から得られる電気信号を処理して、処理した信号をCPU201に送る。上記キーボード207は、利用者が文字を入力する際に用いられるものであり、利用者によって押されたキーに対応する電気信号を出力するようになっている。
上記ハードディスクコントローラ208は、周知のマイコン類から構成されるコントローラであり、ハードディスク209に対するデータの読み書き等を制御する。上記ハードディスク209は、広く知られた磁気記憶装置であり、電源の供給がなくてもデータを記憶し続けることができる。ハードディスク209には、CPU201で実行するためのオペレーションシステムが記憶されている。
上記ネットワークコントローラ210は、外部の他の装置と通信を行うためのコントローラであり、例えばUSB(Universal Serial Bus)、Ethernet(登録商標)等の有線回線や、Bluetooth、Wi−Fi、WiMAX、赤外線等の無線回線等の通信回線を介して、小型基地局30とデータの送受信を行うことができる。ここで、上記「Wi−Fi」及び「WiMAX」はそれぞれ、IEEE(米国電気電子学会)の規格「IEEE 802.11」及び「IEEE 802.16」で策定された無線LAN(Local Area Network)の標準規格である。
上記小型基地局30は、例えば、CPU、半導体メモリ等の内部記憶装置、通信処理装置、アンテナ等のハードウェアで構成され、内部記憶装置に記憶されている所定のプログラムを読み出しCPUで実行することにより、次の各部の機能を実現することができる。この小型基地局30は、主制御部(CPU)301と、RAMと、ROMと、無線通信部302と、データ記憶部303と、網側通信部304と、外部接続通信部305と、HTTPD部306とを備える。
上記主制御部301は、RAM、ROM、無線通信部30データ記憶部303、外部接続通信部304及び外部接続通信部305に対するデータの入出力の少なくとも一方を行うことにより各部を制御する。
上記RAMは、DRAM等のメモリモジュールから構成され、データを一時的に保持することができる。上記ROMは、マスクROM等のメモリモジュールから構成され、電力の供給がなくても予め書き込まれたデータを記憶し続けることができる。ROMには、BIOSプログラム等のプログラムが記憶されている。
上記無線通信部302は、所定の周波数及び通信方式の無線通信によりユーザ端末装置10と通信することができる。ユーザ端末装置10は、この無線通信により、移動体通信ネットワーク70側とデータ通信等を行うことができる。
ータの消去・書き込みを自由に行なうことができ、電源を切っても内容が消えない半導体メモリであるフラッシュメモリは、ユーザ端末装置10と移動体通信ネットワーク70側との間の通信を中継するための各種情報や、店舗内においてユーザ端末装置10で閲覧されたWEBコンテンツに付加される店舗のローカルエリア関連情報やサービス関連情報等の付加情報を記憶する情報記憶手段としても用いられる。
上記外部接続通信部30は、外部の他の装置と通信を行うためのコントローラであり、例えばUSB(Universal Serial Bus)、Ethernet(登録商標)等の有線回線や、Bluetooth(登録商標)、Wi−Fi、WiMAX、赤外線等の無線回線等の通信回線を介して、コンピュータ装置20とデータの送受信を行うことができる。
上記網側通信30は、光ファイバ、電話通信メタルケーブル、Ethernet(登録商標)ケーブル等の通信回線を介して、移動体通信ネットワーク70のコアネットワークを構成する交換器等と通信する通信処理を実行する。この網側通信30により、移動体通信ネットワーク70上のWEBサーバ60等の各種サーバやノードと通信することもできる。
なお、本実施形態ではユーザ端末装置(移動体通信端末)10による移動体通信を中継する小型基地局30を設けているが、WiFi等の無線LAN中継装置、PHS(Personal Handyphone System)用の無線基地局、ZigBee(登録商標)用無線装置、Bluetooth(登録商標)用無線装置、又はIrDA(赤外線通信)用無線装置などの通信中継装置を用いることもできる。これらの通信中継装置は、外部の通信ネットワーク70との通信を中継するように構成され、無線LAN機能、PHS通信機能、ZigBee(登録商標)通信機能、Bluetooth(登録商標)通信機能、又はIrDA通信機能を備え、コンピュータ装置や携帯端末装置等のユーザ端末装置10と組み合わせて用いられる。
図3は、上記小型基地局30の機能ブロック図である。小型基地局30は、ユーザ端末装置10と無線通信を行うための無線通信機能部と、所定の通信回線を介して移動体通信ネットワークに接続するための通信回線接続機能部と、WEBサイトにアクセスするためのWEB通信機能部と、各種プログラムを実行するプラットフォーム機能部とを有している。
上記無線通信機能部は、基地局機能部(Node−B)310と、無線ネットワーク制御部(RNC:Radio Network Controller)311と、アプリケーションサーバ接続部312と、パケット交換機としてのSGSN313及びGGSN314とから構成されている。
上記基地局機能部310は、複数のユーザ端末装置10との間で、所定周波数及び変調方式等による無線通信を行う。例えば、基地局機能部310は、ユーザ端末装置10から受信したデータを復調して無線ネットワーク制御部311に入力し、無線ネットワーク制御部311から取得したデータを変調してユーザ端末装置10に送信する。
上記無線ネットワーク制御部311は、上記基地局機能部310による無線通信を制御し、基地局機能部310と、パケット網を構成するアプリケーションサーバ接続部312及びパケット交換機との間の通信を中継する無線制御装置である。
上記アプリケーションサーバ接続部312は、例えばSIP/CS(Session Initiation Protocol/Communication Server)312であり、アプリケーション層で2つ以上の相手に対して音声や映像、テキストメッセージの交換などを行うために必要なセッションの生成・変更・切断を行うプロトコルを実装した交換機である。
上記SGSN(Serving GPRS Support Node)313は、上記無線ネットワーク制御部311とパケット交換網との間のゲートウェイ機能と、ユーザ端末装置10の位置管理、セキュリティ管理及びアクセス制御を行う機能とを有している。
上記GGSN(Gateway GPRS Support Node)314は、パケット交換網と、移動体通信ネットワーク70との間のゲートウェイ機能を有している。
上記通信回線接続機能部は、アドレス変換部315と、通信回線接続処理部316とから構成されている。
上記アドレス変換部315は、例えばNAT(Network Address Translation)で構成され、外部の通信ネットワークで使用される1つのグローバルなIPアドレスを、プライベートネットワーク等の他のネットーワークにおける複数のコンピュータ装置等の通信機器で共有するための処理を行う。
上記通信回線接続処理部316は、例えばG.992.xというADSL規格に準拠してアナログ電話回線を使って高速データ通信を行うADSLモデム装置で構成される。このG.992.xは、国際電気通信連合(ITU−TS)によって標準化されたADSL規格であって、フルレートADSLと呼ばれるG.992.1(G.dmt)や、ハーフレートADSLと呼ばれるG.992.2(G.Lite)がある。また、G.992(G.dmt/G.Lite)に、世界の各地域の通信事情を考慮した規定を加えた付帯規格として、日本向けのG.992AnnexCや、北米向けのG.992AnnexA、ヨーロッパ向けのG.992AnnexBがある。
なお、上記ADSLモデム装置は、移動体通信ネットワーク70に接続する通信回線がアナログ電話回線の場合に用いるものであるが、通信回線の種類によって適宜変更することができる。例えば、移動体通信ネットワーク70の通信回線がデジタル電話回線の場合には、上記通信回線接続処理部316としてターミナルアダプタ機能付きルータ装置を用いることができる。また、通信回線が光ファイバー回線の場合には、光回線接続機能付きルータ装置を用いることができる。
上記WEB通信機能部は、IP通信部317と、TCP/UDP通信部318と、IPsec通信部319と、HTTP通信部320とから構成されている。
上記IP通信部317は、OSI(Open Systems Interconnection)基本参照モデルのネットワーク層においてIP(Internet Protocol)による通信を行う。IPは、ネットワークに参加している機器の住所付け(アドレッシング)や、相互に接続された複数のネットワーク内での通信経路の選定(ルーティング)をするための方法を定義している。また、IPはコネクションレス型のプロトコルであるため、上位層のTCP又はUDPと併用される。
上記TCP/UDP通信部318は、インターネットで利用される標準プロトコルで、OSI参照モデルのトランスポート層ににおいてTCP(Transmission Control Protocol)/UDP(User Datagram Protocol)による通信を行い、ネットワーク層のIP通信部317と、セッション層以上のプロトコル(HTTP、FTP、SMTP、POPなど)による通信部との橋渡しをする。
上記IPsec通信部319は、インターネットで暗号通信を行なうための規格であるIPsec(Security Architecture for Internet Protocol)により、IPパケットを暗号化して送受信する。
上記HTTP通信部320は、WEBサーバとクライアント(WEBブラウザなど)がデータを送受信するのに使われるプロトコルであるHTTP(HyperText Transfer Protocol)による通信を行う。このHTTP通信部320は、HTML文書や、文書に関連付けられている画像、音声、動画などのファイルを、表現形式などの情報を含めてやり取りすることができる。
上記プラットフォーム機能部は、WEBサービス提供部321と、API部322と、サービスプラットフォーム部323と、アプリケーション仮想実行環境部324とから構成されている。
上記WEBサービス提供部321は、例えばユーザ端末装置10からの取得要求に応じて付加情報を送信する情報送信手段としてのHTTPD(HyperText Transfer Protocol Daemon)で構成され、ユーザ端末装置10からの要求に応じてコンテンツを送信したり、CGIスクリプトを起動したりする。特に、本実施形態のWEBサービス提供部321は、中継対象のWEBコンテンツに情報を付加する付加情報をユーザ端末装置10に送信する情報送信手段としての機能を備えている。このWEBサービス提供部321は、例えば、ユーザ端末装置10が外部のポータルサイトのWEBサーバ60にアクセスしたときに、そのポータルサイトのWEBページに追加表示される、ユーザ端末装置10が位置している店舗のローカルエリア関連情報やサービス関連情報等の付加情報をユーザ端末装置10に送信する。
上記API(Application Program Interface)部322は、小型基地局30で実行されるアプリケーションのソフトウェアが共通して利用する機能を、OSやミドルウェアなどの形でまとめて提供するものである。
上記サービスプラットフォーム部323は、所定のフレームワーク上で特定のサービスを提供するためのプラットフォームを構築する。このサービスプラットフォーム部323は、例えば、OSGi(Open Service Gateway initiative)の標準化団体で策定された仕様に準拠した、ネットワークを介して遠隔から機器の機能を追加したり修正したりするサービスプラットフォームで構成される。OSGのサービスプラットフォームは、Java(登録商標)言語に基づくSOA(Service Oriented Architecture)ベースのサービスプラットフォームである。
上記アプリケーション仮想実行環境部324は、アプリケーションプログラムを実行するための実行環境を構築する。このアプリケーション仮想実行環境部324は、例えばJava(登録商標)言語で作られたアプリケーションプログラムを実行するための仮想的な実行環境であるJava VM(Java Virtual Machine)を構築するように構成される。Java言語のソースファイルはJavaコンパイラによってバイトコードと呼ばれる、Java VMで直接実行可能な命令に変換され、Java VMによって実行される。
図4はユーザ端末装置10の一構成例を示す外観図であり、図5は、そのユーザ端末装置10のハードウェア構成の一例を示す概略構成図である。ユーザ端末装置10は、システムバス100、プロセッサとしてのCPU101、RAM102やROM103等の記憶装置、入力装置104、出力装置105、通信ネットワーク側と無線通信する無線通信装置106を備えている。CPU101やRAM102等の構成要素は、システムバス100を介して、互いに各種データやプログラムの命令等のやり取りを行っている。
上記CPU101は、上記記憶装置から所定のプログラムを読み込んで実行することにより、ネイティブ側の電話機プラットフォームの基本ソフトOS上で、音声通話機能や、アプリケーションソフト(以下「アプリケーション」という。)による各種機能を実現することができる。このアプリケーションによる機能としては、WEBブラウザー、メーラー、音楽再生、動画表示、外部装置とのデータ送受信、アドレス帳管理、スケジューラ、メモ帳等がある。このWEBブラウザー、メーラー、音楽再生、動画表示等のアプリケーションを起動し、そのアプリケーション上で各種メッセージ(メール)の送受信を行ったり、受信したメッセージに含まれるテキストや画像(静止画、動画)コンテンツや音声や音楽等のオーディオコンテンツを出力したり、受信した情報を出力したりすることができる。
上記入力装置104は、データ入力キー(テンキー、*キー、#キー)11、通話開始キー12、終話キー13、スクロールキー14、多機能キー15、マイク16、WEBアクセスキー19等から構成されている。この入力装置104のテンキー11、通話開始キー12、終話キー13等により、利用者が操作可能な操作部が構成される。この操作部を操作することにより、利用者は、各種メッセージを送受信したり、メッセージに添付されている画像ファイルを展開して表示したり、音楽ファイルを展開して再生したり、受信した情報を出力したり、アプリケーションプログラムを選択して実行したりすることができる。また、利用者は上記操作部を操作することにより、情報取得先のURL等のデータを入力したり、電話着信の際に通話の開始及び終了を行ったり、アプリケーションプログラムの選択、起動及び停止を行ったりすることができる。また、利用者は上記操作部を操作することにより、通信ネットワーク上のサーバから画像ファイル、音楽ファイル、アプリケーションプログラム等のコンテンツをダウンロードして登録することができる。
上記出力装置105は、表示手段である液晶ディスプレイ(LCD)等からなる表示部17、音出力手段であるスピーカー等からなる音出力部18、図示しない振動デバイス等から構成されている。上記表示部17や音出力部18等からなる出力装置で構成されている出力部は、通信ネットワーク側から各種メッセージ及び情報やその着信通知を受信した旨を利用者に知らせたり、各種テキストや画像(静止画、動画)を表示部17に表示したり、各種音声や音楽を音出力部18から出力したりするときに用いられる。上記受信した情報、メッセージ及びそれらの着信通知の受信を利用者に知らせるときは、表示部17に着信報知画像を表示したり、音出力部18から着信音を出力させたりする。
また、上記出力装置105は、移動体通信ネットワーク70を介して受信した情報やWEBページのコンテンツを表示部17に表示したり、移動体通信ネットワーク70から情報等を着信した旨を利用者に知らせたりするときにも用いられる。また、上記出力装置105は、ゲーム等のアプリケーションプログラムの実行中に、そのプログラム実行に関連した画像の表示や音の出力に用いたり、WEBサーバ50、60から受信した情報を表示したりするときにも用いられる。
なお、上記音出力部18は、通話中の音声を聞くための受話器用スピーカー(レシーバ)と、着信音や音楽などを出力する外部出力用スピーカーとを別々に設けて構成してもいいし、これらの受話器用スピーカー及び外部出力用スピーカーを兼用するように一つのスピーカーで構成してもよい。
上記出力装置105を構成する振動デバイスは、マナーモード(サイレントモード)設定時などに音声電話を着信したりメッセージや各種情報を受信したりしたときに、ユーザ端末装置10の全体を振動させ、その着信等を利用者に知らせるように制御することができる。
上記無線通信装置106は、変復調器、シンセサイザ、周波数変換器,高周波増幅器などにより構成され、上記小型基地局30等の各種基地局と所定の周波数及び通信方式で無線通信を行い、移動体通信ネットワーク70を介して他のユーザ端末装置や各種サーバ等と通信するときに用いられる。この無線通信装置106は、移動体通信ネットワーク70を介して他のユーザ端末装置とMMSメッセージのやり取りを行ったり、移動体通信ネットワーク70からゲートウェイサーバを介して、インターネット等の外部の通信ネットワークに接続し、インターネット上の通信端末との各種メッセージのやり取り等を行ったりするための通信手段としても用いられる。更に、この無線通信装置106は、移動体通信ネットワーク70を介して、ダウンロードサーバが提供するアプリケーションプログラムをダウンロードしたり、現在位置の位置情報を含む情報を受信したりする情報受信手段としても用いられる。
なお、上記ユーザ端末装置10から上記小型基地局30にアクセスして情報を取得してディスプレイに表示するときのアプリケーションとしては、いわゆる「Ajax」(Asynchronous JavaScript(登録商標) + XML)と呼ばれるWEBブラウザのアプリケーション技術を用いてもよい。この「Ajax」というアプリケーション技術では、XMLHttpRequest(HTTP通信を行うためのJavaScriptの組み込みクラス)による非同期通信を利用し、通信結果に応じてダイナミックHTMLで動的にWEBページの一部を書き換えることができる。この「Ajax」は、ユーザ端末装置10からWEBサーバ50、60にアクセスして情報を取得表示する場合にも用いることができる。
また、上記ユーザ端末装置10は、利用者が通信ネットワーク上のサーバからアプリケーションのプログラムをダウンロードして登録し、その登録済みのアプリケーションをユーザが任意に選択して実行可能に構成してもよい。この利用者が選択実行可能なアプリケーションとして、後述の店舗のサービス関連情報を受信して表示するための情報受信用のアプリケーションを登録しておいてもよい。この情報受信用のアプリケーションは、上記ユーザがダウンロードして登録したアプリケーションのほか、ユーザ端末装置10のネイティブ領域に予めインストールされているアプリケーションであってもよい。
なお、上記ユーザ端末装置10は、携帯電話機に限らず、PDA(Personal Digital Assistants)や、ノート型もしくはデスクトップ型のパソコンでもよい。
上記構成のユーザ端末装置10の利用者1が店舗に入り、その店舗のサービス関連情報を取得するときは、ユーザ端末装置10を例えば次のように操作する。まず、利用者1がユーザ端末装置10のWEBアクセスキー19を押下すると、ユーザ端末装置10はインターネットに接続され、表示部17には、例えば図6に示すようなポータルサイトのWEBページが表示される。このポータルサイトのWEBページの破線で示す部分には、利用者1が入った店舗のサービス関連情報にアクセスするためのリンク情報及び店舗のロゴからなる付加情報が自動的に追加表示される。図示の例では、「お店の情報はこちら」と表記されたリンク情報17aと店舗のロゴ17bが追加表示されている。この図6のポータルサイトのWEBページにおいて、利用者1が「お店の情報はこちら」17aを選択すると、例えば図7に示すように、その店舗のサービス関連情報、例えば、明日の定食のメニュー、画像及び割引情報等が表示される。また、図示しないが、他のサービス関連情報としては、お店で提供する料理のメニューや価格、お店の特徴やオーナーのプロフィール情報、等が挙げられる。図7に示すように、サービス関連情報の画面には、例えば明日の定食の割引チケットをダウンロードするための「GET」ボタン17c等を表示してもよい。
図8は、店舗(飲食店)に入った利用者1のユーザ端末装置10に、その店舗で提供されるサービスに関連したサービス関連情報を取得するためのリンク情報を提供する処理手順の一例を示すシーケンス図である。なお、図中のかっこ内の数字は処理手順のステップの順番を示している(以下のシーケンス図でも同様。)。この例では、上記構成のコンピュータ装置20及び小型基地局30が店舗内に設けられ、その店舗内に入った利用者1が位置する可能性のあるエリアが、店舗のサービス提供エリア920及び小型基地局30による無線通信可能エリア930になっている。
まず、店舗のスタッフ2があらかじめコンピュータ装置20で店舗のサービス関連情報を作成又は編集し(ステップ1)、作成又は編集した店舗のサービス関連情報を小型基地局30に送信しておく(ステップ2)。小型基地局30で受信されたサービス関連情報は、小型基地局30のHTTPDで管理されるデータ記憶部303における所定アドレス(URL)に保存され、ユーザ端末装置10から取得可能になっている(ステップ3)。
次に、利用者1がユーザ端末装置10を持って店舗に入ると、ユーザ端末装置10が小型基地局30の無線通信可能エリア930に在圏したことを検知し(ステップ4)、ユーザ端末装置10の位置情報を小型基地局30に送信し位置登録を行う(ステップ5)。そして、利用者1が店舗内でユーザ端末装置10のWEBアクセスキー19を押下すると、ユーザ端末装置10は、WEBブラウザのアプリケーションを起動し、小型基地局30を介して所定のポータルサイトのWEBサーバ60にアクセスし、ポータルサイトのWEBページを表示するためのHTMLファイルを受信する(ステップ6,7)。このHTMLファイルには、例えば前述の図9(a)の点線部分330に示すように、ポータルサイトのWEBページに所定のリンク情報を含む追加表示コンテンツを追加表示するための所定の記述が含まれている。本例では、上記追加表示コンテンツとしてのJavaScript(登録商標)ファイルが保存されている小型基地局30のHTTPDの所定アドレス(URL)と、そのJavaScriptファイルのファイル名(図示の例では、「Femto.js」)とが記述されている。
上記HTMLファイルを受信したユーザ端末装置10は、そのHTMLファイルの記述に基づいて、小型基地局30のHTTPDの所定アドレス(URL)にアクセスし追加表示コンテンツを取得する(ステップ8,9)。例えば、ユーザ端末装置10は、上記追加表示コンテンツとして、図9(b)に示すような記述を含むJavaScriptファイルを受信する。このJavaScriptファイルには、当該飲食店に関係するローカルエリア関連情報を取得するためのリンク情報がアンカータグ331で記述されている。ユーザ端末装置10は、上記HTMLファイル及びJavaScriptファイルに基づいて、上記ローカルエリア関連情報を取得するためのリンク情報が設定された追加表示コンテンツが所定の位置に挿入されたポータルサイトのWEBページを、表示部17に表示する(ステップ10)。例えば、前述の図6の例では、ポータルサイトのWEBページの破線で囲った部分に、その飲食店のローカルエリア関連情報を取得するためのリンク情報が設定された、「お店の情報はこちら」17aの追加表示コンテンツが追加表示されている。
上記図6の画面において、利用者1が「お店の情報はこちら」17aを選択すると(ステップ11)、ユーザ端末装置10は、上記JavaScriptファイルのアンカータグ331に記述されている小型基地局30の所定URLにアクセスし、図7に示すような飲食店のサービス関連情報、例えば、明日の定食のメニュー画像及び割引情報等の店舗の広告情報を取得し、表示部17に表示する(ステップ12〜14)。なお、利用者1が店舗のサービス関連情報を知りたくない場合には、上記ステップ11で上記リンク情報の選択をしなければよいので、表示部17に店舗のサービス関連情報を表示するか否かは利用者1の判断に委ねられる。
なお、上記図8及び図9の例では、利用者1がリンク情報を選択したときに、店舗のサービス関連情報を小型基地局30から取得しているが外部のWEBサーバ50から取得するようにしてもよい。この場合は、上記JavaScriptファイルに記述するURL情報として、上記店舗のサービス関連情報が保存されている外部のWEBサーバ50内の所定の保存先のURLが記述される。
図10は、店舗のサービス関連情報をWEBサーバ50から取得するときの処理手順の一例を示すシーケンス図である。まず、店舗のスタッフ2があらかじめコンピュータ装置20で店舗のサービス関連情報(詳細情報)にアクセスするためのリンク情報を作成し(ステップ1)、作成した店舗のリンク情報を小型基地局30に送信しておく(ステップ2)。小型基地局30で受信されたリンク情報は、小型基地局30のHTTPDで管理されるデータ記憶部303における所定アドレス(URL)に保存され、ユーザ端末装置10から取得可能になっている(ステップ3)。なお、図10中のステップ4〜10については前述の図8の場合と同様であるので、説明を省略する。前述の図6の画面において、利用者1が「お店の情報はこちら」17aを選択すると(ステップ11)、ユーザ端末装置10は、上記JavaScript(登録商標)ファイルのアンカータグに記述されているWEBサーバ50の所定URLにアクセスし、前述の図7に示すような飲食店のローカルエリア関連情報、例えば、明日の定食のメニュー画像及び割引情報等の店舗の広告情報を取得し、表示部17に表示する(ステップ12〜14)。
なお、ユーザ端末装置10のWEBアクセスキー19を押下して所定のWEBサイト(ポータルサイト)にアクセスしたときに、そのWEBページに「お店の情報はこちら」17aといったリンク情報の表示は省略し、ポータルサイトのWEBページに直接そのお店のサービス関連情報を表示させるようにしてもよい。
図11は、WEBポータルサイトのWEBページにアクセスにしたとき、そのWEBページに店舗のサービス関連情報を直接追加表示するときの処理手順の一例を示すシーケンス図である。ステップ1からステップ7までの処理手順は上記図8の場合と同じなので、説明は省略する。上記HTMLファイルを受信したユーザ端末装置10は、そのHTMLファイルの記述に基づいて、小型基地局30のHTTPDの所定アドレス(URL)にアクセスし追加表示コンテンツとしてサービス関連情報を取得する(ステップ8,9)。ユーザ端末装置10は、上記HTMLファイル及びサービス関連情報に基づいて、サービス関連情報が所定の位置に挿入されたポータルサイトのWEBページを、表示部17に表示する(ステップ10)。
このように、所定のWEBサイトにアクセスすると、自動的に表示部17に店舗のサービス関連情報が表示されるので、店舗のサービス関連情報のリンク情報を選択する操作を省略できる。
また、ユーザ端末装置10から店舗に設置されているコンピュータ装置20にアクセスすることにより、店舗のサービス関連情報(詳細情報)をコンピュータ装置20から取得するようにしてもよい。
図12は、店舗のサービス関連情報をコンピュータ装置20から取得する場合の処理手順の一例を示すシーケンス図である。この場合、コンピュータ装置20には、予めWEBサーバ機能(HTTPD機能)が組み込まれている。店舗のスタッフ2があらかじめコンピュータ装置20で店舗のサービス関連情報を作成又は編集し(ステップ1)、そのサービス関連情報をコンピュータ装置20のHTTPDで管理されるデータ記憶部303における所定アドレス(URL)に保存され、ユーザ端末装置10から取得可能になっている(ステップ2)。なお、図12中のステップ3〜9については前述の図8のステップ4〜10と同様であるので、説明を省略する。前述の図6の画面において、利用者1が「お店の情報はこちら」17aを選択すると(ステップ10)、ユーザ端末装置10は、上記JavaScriptファイルのアンカータグに記述されているコンピュータ装置20の所定URLにアクセスし、前述の図7に示すような飲食店のローカルエリア関連情報、例えば、明日の定食のメニュー画像及び割引情報等の店舗の広告情報を取得し、表示部17に表示する(ステップ11〜13)。この構成によれば、小型基地局30が店舗のサービス関連情報を記憶して保存しておかなくてもよいので、小型基地局30のメモリ容量が少なくてすみ、コストダウンや小型化が可能となる。また、外部のWEBサーバにアクセスすることなく店舗のサービス関連情報を速やかに取得することができる。
以上、本実施形態によれば、利用者1が店舗に入ってユーザ端末装置10を操作して所定のWEBサイトにアクセスすると、ポータルサイトのWEBページに現在入った店舗のサービス関連情報にアクセスするリンク情報が付加され、ユーザ端末装置10の表示部17に表示される。このように利用者1は、キーワード等の入力を行うことなく、容易に店舗のサービス関連情報を取得しユーザ端末装置10の表示部17に表示させることができる。
なお、上記各実施形態では、利用者が飲食店等の店舗に入ったときにその店舗のサービス関連情報を提供する場合について説明したが、本発明は、歯医者等の医療施設に利用者が入ってWEBアクセスしたときに、歯列矯正の情報等のローカルエリア関連情報をユーザ端末装置10に表示したり、パチンコ店等の遊技施設に利用者が入ってWEBアクセスしたときにその遊技施設のキャンペーン情報等のローカルエリア関連情報をユーザ端末装置10に表示したりする場合にも適用できる。また、本発明は、利用者が駅の構内施設に入ってWEBアクセスしたときに列車の発車時刻や遅れ等のローカルエリア関連情報をユーザ端末装置10に表示する場合にも適用できる。更に、本発明は、利用者が家庭(自宅建物)やオフィスに入ってWEBアクセスしたときに入ったときに家庭やオフィス内のセキュリティ情報等のローカルエリア関連情報をユーザ端末装置10に表示するなど、他の様々な用途に適用することができる。
また、上記実施形態では、小型基地局30が、無線通信機能部と、通信回線接続機能部と、WEB通信機能部と、プラットフォーム機能部との機能を備えた構成について説明したが、小型基地局30とは別に、ユーザ端末装置10と有線の公衆通信回線とを中継する光回線接続装置やADSLモデム装置等の通信回線接続装置を設け、この通信回線接続装置が小型基地局30の機能の一部を有するように構成してもよい。
例えば、図13に示すように、小型基地局30が前述の無線通信機能部とWEB通信機能部とを有し、別途設けた光回線接続装置やADSLモデム装置等の通信回線接続装置31が前述の通信回線接続処理部とWEB通信機能部とプラットフォーム機能部とを有するように構成したもよい。
また、図14に示すように、小型基地局30が前述の無線通信機能部とWEB通信機能部とプラットフォーム機能部とを有し、別途設けた光回線接続装置やADSLモデム装置等の通信回線接続装置31が通信回線接続機能部を有するように構成してもよい。
このように、小型基地局30とは別に通信回線接続装置31を設けて小型基地局30の機能の一部を分離することにより、小型基地局30のサイズをより小さくすることができ、設置の自由度が向上するとともに、店舗内のデザインや雰囲気を損なうことなく設置することが可能となる。
また、小型基地局30とは別に、LAN(Local Area Network)の無線アクセスポイントとして使用されLANの通信を中継する無線LAN中継装置を設け、この無線LAN中継装置が小型基地局30の機能の一部を有するように構成してもよい。
本発明の一実施形態に係る情報通信端末を用いた情報アクセスの概要を示す説明図。 同実施形態における情報提供システムの一構成例を示すブロック図。 小型基地局の機能ブロック図。 ユーザ端末装置の一構成例を示す外観図。 ユーザ端末装置のハードウェア構成の一例を示す概略構成図。 ユーザ端末装置に表示されたリンク情報の一例を示す説明図。 ユーザ端末装置に表示された店舗のサービス関連情報の一例を示す説明図。 店舗に関連したサービス関連情報にアクセスするためのリンク情報の提供と小型基地局からのサービス関連情報の提供の手順の一例を示すシーケンス図。 (a)及び(b)は、店舗のサービス関連情報にアクセスするためのリンク情報と店舗のロゴとが挿入されたポータルサイトのWEBページをユーザ端末装置に表示するためのHTMLファイル及びJavaScriptファイル一例を示す説明図。 他の実施形態に係る店舗のサービス関連情報の提供の手順の一例を示すシーケンス図。 更に他の実施形態に係る店舗のサービス関連情報の提供の処理手順の一例を示すシーケンス図。 更に他の実施形態に係る店舗のサービス関連情報の提供の処理手順の一例を示すシーケンス図。 他の実施形態に係る小型基地局及び通信回線接続装置の機能ブロック図。 更に他の実施形態に係る小型基地局及び通信回線接続装置の機能ブロック図。
符号の説明
1 利用者
2 店舗のスタッフ
10 ユーザ端末装置
17 表示部
20 コンピュータ装置
30 小型基地局
31 通信回線接続装置
50 WEBサーバ
60 WEBサーバ(ポータルサイト)
70 移動体通信ネットワーク
71 インターネット
920 店舗のサービス提供エリア
930 無線通信可能エリア

Claims (5)

  1. 情報通信端末と、通信ネットワーク上のサーバと、前記情報通信端末と通信ネットワークとの間の通信を中継するように店舗に設置された通信中継装置と、を備え、該情報通信端末に情報を提供する情報提供システムであって、
    前記通信中継装置と通信可能に店舗に設けられたコンピュータ装置を更に備え、
    前記コンピュータ装置は、
    ローカルWEBサーバ機能を有し、
    前記店舗で提供されるサービスに関連した店舗のサービス関連情報を、前記ローカルWEBサーバ機能における所定のアドレスに保存し、
    前記通信中継装置は、
    前記店舗内のサービスが提供されるサービス提供エリアと同程度のエリアに前記情報通信端末との無線通信が可能な無線通信可能エリアが設定され、
    ローカルWEBサーバ機能を有し、
    前記無線通信可能エリアに存在している情報通信端末から前記サーバへコンテンツを要求するリクエストと、該サーバから該情報通信端末へ送信される前記コンテンツを含むレスポンスとを中継し、
    前記サーバは、
    前記情報通信端末からコンテンツを要求するリクエストを受信したとき、そのリクエストに対するレスポンスとして、前記店舗のサービス関連情報を取得するためのリンク情報が記述された追加表示コンテンツのファイルが保存されている前記通信中継装置のローカルWEBサーバ機能における所定のアドレスと該追加表示コンテンツのファイル名とが記述され、該追加表示コンテンツの表示エリアが設定された要求対象コンテンツのHTMLファイルを、前記情報通信端末に送信し、
    前記情報通信端末は、
    前記通信中継装置を介して前記サーバから前記HTMLファイルを受信したとき、そのHTMLファイル内の記述に基づいて、前記通信中継装置のローカルWEBサーバ機能における所定のアドレスにアクセスし、前記追加表示コンテンツのファイルを取得し、
    前記HTMLファイルと前記追加表示コンテンツのファイルとに基づいて、前記追加表示コンテンツを要求対象コンテンツの所定の表示エリアに挿入して表示し、
    前記追加表示コンテンツのリンク情報が選択されたとき、そのリンク情報に基づいて前記店舗のサービス関連情報の取得要求を、前記通信中継装置に送信し、
    前記通信中継装置は、
    前記情報通信端末から受信した前記店舗のサービス関連情報の取得要求に基づいて、前記コンピュータ装置のローカルWEBサーバ機能における所定のアドレスにアクセスして前記店舗のサービス関連情報を読み出し、前記情報通信端末に送信することを特徴とする情報提供システム
  2. 請求項1の情報提供システムにおいて、
    前記サーバは、ポータルサイトのWEBサーバであり、
    前記レスポンスに含まれるコンテンツは、前記ポータルサイトのWEBコンテンツであることを特徴とする情報提供システム。
  3. 求項1又は2情報提供システムにおいて、
    前記通信中継装置は、移動体通信ネットワークにおける広域通信エリアである通常の移動体通信のセルよりも狭い狭域通信エリアで前記情報通信端末と無線通信可能な小型の基地局であることを特徴とする情報提供システム
  4. 請求項1又は2情報提供システムにおいて、
    前記通信中継装置は、LAN(Local Area Network)の無線アクセスポイントとして使用され該LANの通信を中継する無線LAN中継装置であることを特徴とする情報提供システム
  5. 請求項1又は2情報提供システムにおいて、
    前記通信中継装置は、前記情報通信端末と有線の公衆通信回線とを中継する通信回線接続装置であることを特徴とする情報提供システム
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