JP4221344B2 - 止め具およびボタン - Google Patents

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Description

本発明は、衣服の合わせ部を止めるボタンや、主に飾りとして用いられる飾り用ボタン等において、ボタン本体を生地に固定するための止め具およびこれを用いたボタンに関する。
従来、ボタンには、衣服の合わせ部を止めるボタンや、主に飾りとして用いられる飾り用ボタンなどがあり、互いに嵌り合う雄型ボタンと雌型ボタンとがある。一般に、生地の合わせ部の一方に雄型ボタンを、他方に雌型ボタンを互いに対向して取付け、雄型ボタンおよび雌型ボタンを嵌め合わせることにより、生地の合わせ部を留めることができる。
雄型ボタンおよび雌型ボタンは、それぞれ、生地の合わせ面側に取付けられるボタン本体と、生地の合わせ面とは反対側からボタン本体を生地に係止固定する止め具とを備えている。
10(A)および図10(B)は、従来の雄型ボタンに用いられているボタン本体104Aおよび止め具105Aの代表例である。これらの図のように、ボタン本体104Aは、ボタンフランジ部41と、ボタンフランジ部41の内周縁部に一体的に折曲形成された雄型嵌合部43とから構成されている。雄型嵌合部43の中央には開口部42が形成されている。止め具105Aは、フランジ部51と、フランジ部51のほぼ中央部に設けられた円筒状の係止軸部52とから構成されている。
ボタンを生地に取付けるには、例えば、ボタン取付機のダイ上に止め具105Aを載置し、この止め具105Aの上に生地を挟んでボタン本体104Aを重ねる。次に、生地の上から係止軸部52の先端にパンチなどで外力を加える。すると、パンチと係止軸部52の先端とによって生地が切断される。さらに、パンチを押圧していくと、図11のように、係止軸部52の先端が外側に向かって変形され、ボタン本体104Aの開口部42の縁部を挟んだ状態でボタン本体104Aを生地1に係止する。つまり、ボタン本体104Aと止め具105Aのフランジ部51とで生地1を挟持した状態で、ボタン本体104Aが生地1に固定される。
通常、このようなボタンが取付けられる生地1は、ある程度の厚みをもっているが、衣服などの用途によっては厚みが薄い生地1にボタンが取付けられる場合がある。このような場合、つまり、ボタンが取付けられる生地1の厚みが薄い場合、生地1を挟持するボタン本体104Aと止め具105Aとの保持力が十分でなく、時に、生地1を挟持するボタン本体104Aとフランジ部51との間に隙間が生じるなど、ボタン本体104Aを生地1に確実に保持することができないという課題がある。
この課題を解決するための方策として、図12のように、生地1を挟持するボタン本体104Aと止め具105Aのフランジ部51との間に弾性を有するワッシャ9を介在させる方法が考えられる。しかし、この方法では、ボタンを構成する部品点数がボタン本体104A、止め具105A、ワッシャ9の3点となるため、従来のボタン取付機(ボタン本体104Aと、止め具105Aとの2部品を自動供給しながらこれらを生地1に取付ける取付機)を使用することができない。そのため、効率の良い取付け作業のためには、これら3点の部品を自動供給できる3点自動供給用の取付機が新たに必要となるが、これには、経済的負担が大きい。
ところで、プラスチックなどの弾性体を、ボタン本体や止め具の一部に被覆する技術が提案されている。
例えば、ボタンの防水性を高めるために、生地に止め具を介して固定されるボタン本体の生地と対向する面(内側)をプラスチック部材で被覆する例(特許文献1の第1実施例参照。)、または、生地を貫通してボタン本体を生地に固定する止め具の円筒状部の周囲をプラスチック部材で被覆する例(例えば、特許文献1の第2実施例参照。)、あるいは、ボタンの装飾性を高めるために、ボタンの生地と対向する側とは反対側表面を弾性体で被覆する例(特許文献2、または、特許文献3参照。)などが提案されている。
実用新案登録第2580389号公報 特公昭61−33561号公報 特開2004−187916号公報
しかし、上述した特許文献1〜3では、前述の課題が解決されない場合があるだけでなく、新たな課題も存在する。
特許文献1の第1実施例記載のボタン本体は、ボタン本体の生地と対向する面(内側)がプラスチック部材で被覆された構成であるため、プラスチック部材の厚さを厚くすることにより、図12で述べたワッシャ9の代替えとなり得る。しかし、ボタン本体の内側がプラスチック部材で被覆された構成であるため、生地にボタン本体を取付ける際に、止め具の円筒状部とボタン本体の内面との間で生地を切断しずらいうえ、止め具の円筒状部が弾性を有するプラスチック部材と嵌合しただけであるため、ボタン本体が生地から外れやすいという課題が考えられる。
特許文献1の第2実施例記載の止め具は、フランジ部の中央部分と、フランジ部中央から突出形成された円筒状部の周囲がプラスチック部材で被覆された構造である。しかし、ボタン本体との間で生地を挟持するフランジ部の外周縁部には、プラスチック部材が被覆されていないから、前述の課題を解決することはできない。
また、円筒状部がプラスチック部材で被覆されているので、取付け時に、円筒状部が生地を切断しにくく、かつ、変形しにくくなるので、ボタン本体を生地に取付けにくいという課題が考えられる。
特許文献2に記載のボタンは、金属アイレット(生地を貫通してボタン本体を生地に係止する金属脚部材)のフランジ部をプラスチック製のキャップヘッドで覆った構造である。キャップヘッドは、金属アイレットのフランジ部の生地と対向する面とは反対側面から、生地と対向する面の外周縁に跨って覆っている。
従って、金属アイレットのフランジ部外周縁のプラスチックとボタン本体とによって生地を挟持すれば、図12で述べたワッシャ9の代替えとなり得る。しかし、金属アイレットのフランジ部とプラスチック製のキャップヘッドとの係合は、金属アイレットのフランジ部を、プラスチックによって成形したキャップヘッドの凹部に圧入する構造であるため、圧入時にキャップヘッドに大きな圧力がかかる。すると、プラスチック製のキャップヘッドの変形や色の変化などが生じる虞がある。これを防ぐために、フランジ部の生地とは反対側を覆っているキャップヘッドの厚み(プラスチックの厚み)を大きくしているが、これでは、金属アイレットのフランジ部を覆うキャップヘッドの厚み、つまり、肌と対向する側の突出量が大きくなるため、肌が異物感を感じるなどの課題が考えられる。
特許文献3に記載のハトメは、生地を貫通したハトメ雄体の基部表裏面をプラスチック製の装飾体で被覆した構造である。この構造では、プラスチック製の装飾体が生地との間に介在されるため、保持力をある程度確保できるとしても、ハトメ雄体の基部が湾曲した形状であるため、生地からの突出量が大きいうえ、その外表面にプラスチック製の装飾体が設けられる構成となるため、取付け時に、ハトメ雄体の先端を変形せる際の外力を十分に利用することができず、ボタン本体を生地に取付けにくいという課題が考えられる。
本発明の目的は、部品点数を増やすことなく、特に、薄い生地に対してもボタン本体を確実に保持でき、しかも、ボタン本体の取付け作業を正確、かつ、能率的に行うことのできる止め具およびボタンを提供することである。
本発明の止め具は、生地の一表面から他表面に貫通し、前記生地の他表面側にボタン本体を係止する止め具において、前記生地の一表面側に当接されるフランジ部と、前記フランジ部のほぼ中央部に設けられ前記生地の他表面側へ貫通して、前記ボタン本体を前記生地の他表面側に係止する係止軸部と、前記フランジ部に設けられた弾性を備えたパッキン部材とを備え、前記フランジ部は、前記係止軸部とは反対側の前記フランジ部の表面中央部分に設けられて、前記ボタン本体を係止する際に前記係止軸部の先端を変形させる力を受ける受圧部を有し、前記パッキン部材は、前記フランジ部の外周縁に沿って一体的に成形され、前記生地の一表面と当接する前記フランジ部の表面に設けられたスペーサ部と、前記スペーサ部から連結部を介して前記係止軸部とは反対側の前記フランジ部の表面に延設され、前記受圧部を除く前記フランジ部の外周縁の少なくとも一部を覆う保持縁部とを含んで構成され、前記スペーサ部は、前記生地に接触する前記ボタン本体の生地接触部に前記生地を挟んで対向する前記フランジ部の表面外周縁に沿って一定幅で連続するリング帯状に形成され、前記保持縁部は、前記係止軸部とは反対側の前記フランジ部の外周縁に沿って一定幅で連続するリング帯状に形成され、前記連結部は、前記スペーサ部と前記保持縁部とを、前記フランジ部の外周端面に沿って連続して連結するリング状に形成されていることを特徴とする。
このような構成によれば、ボタン本体を生地に取付けるには、係止軸部とボタン本体との間に生地を挟み、生地の上から係止軸部の先端に例えばパンチなどで外力を加える、または、ボタン本体を係止軸部に向かって押圧する。すると、生地が係止軸部の先端で切断されるとともに、係止軸部の先端が変形され、ボタン本体に係合されていく。この際、ボタン本体とフランジ部との間で生地が挟持されるともに、パッキン部材のスペーサ部が圧縮される。この後、係止軸部の先端に加えた外力を解除、または、ボタン本体に加えた押圧力を解除すると、係止軸部の変形部分に多少のスプリングバックが働いても、生地を挟持するボタン本体とフランジ部との間に、スペーサ部の復元力が働いているので、ボタン本体が生地に確実に保持される。特に、ボタン本体を薄い生地に取付ける場合、生地を挟持するボタン本体とフランジ部との間に、スペーサ部の復元力が働いているので、ボタン本体を確実に保持することができる。
また、パッキン部材が予め止め具に係止され一体となっているから、部品点数が増えず、従来のボタン取付機を用いて、ボタンを生地に取付けることができる。さらに、受圧部が露出しているから、取付け時の外力または押圧力を十分に利用でき、ボタン本体を生地に取付けやすい。パッキン部材がフランジ部に設けられている、つまり、係止軸部の表面をパッキン部材で被覆する構成ではないから、取付け時の外力または押圧力による係止軸部の変形や、係止軸部の先端による生地の切断に支障を与えることがない。このような点から、ボタン本体の取付け作業を正確に、かつ、能率的に行うことができる。
また、前記スペーサ部は、前記生地に接触する前記ボタン本体の生地接触部に前記生地を挟んで対向する前記フランジ部の表面に設けられているから、生地を挟持するボタン本体の生地接触部とフランジ部との間に必ずスペーサ部があるため、スペーサ部の復元力により、薄い生地に対してもボタン本体を確実に保持することができる。また、スペーサ部は、必ずしも生地の一表面に当接する側であるフランジ部の表面全面を被覆する必要はないので、パッキン部材の多様な被覆形状、被覆方法を用いることができる。
また、スペーサ部が、生地の一表面と当接する側のフランジ部の外周縁に沿って一定幅で連続するリング帯状に形成されているから、ボタン本体の生地接触部とフランジ部の間の保持力を均一にさせることができるので、生地にしわやよじれが生じることを防止できる。このような点から、ボタン本体の取付け作業を正確に、かつ、能率的に行うことができる。
また、係止軸部と反対側であるフランジ部の表面の外観が、中央にフランジ部の円形形状が、外周縁に保持縁部のリング帯状形状が表れる態様となるので、意匠的にも優れる。例えば、フランジ部の表面および保持縁部の色を工夫することにより、ツートンカラーの新しいイメージを提供することができ、装飾体を装着せずとも、ボタンの装飾性を高めることができる。また、ボタンの装飾性が高いことから、例えば、リバーシブル衣服に取付けるボタンについて、ボタンに装飾体を装着する必要がないので、衣服をどちらの面で着用しても、肌に対向する側のボタンの突出量が小さくてすみ、肌が感じる異物感を低減することができる。
また、前記パッキン部材は、前記フランジ部の外周縁に沿って一体的に成形されているから、パッキン部材をフランジ部から剥れにくくすることができる。
本発明のボタンは、ボタン本体と、止め具とを備え、前記ボタン本体および前記止め具の間に生地1が介在された状態で、前記ボタン本体および前記止め具が互いに係合されるボタンにおいて、前記止め具は、前記生地1の一表面側に当接されるフランジ部と、前記フランジ部のほぼ中央部に設けられ前記生地1の他表面側へ貫通して、前記ボタン本体を前記生地の他表面側に係止する係止軸部と、前記フランジ部に設けられた弾性を備えたパッキン部材とを備え、前記フランジ部は、前記係止軸部とは反対側の前記フランジ部表面の中央部分に設けられて、前記ボタン本体を係止する際に前記係止軸部の先端を変形させる力を受ける受圧部を有し、前記パッキン部材は、前記フランジ部の外周縁に沿って一体的に成形され、前記生地の一表面と当接する前記フランジ部の表面に設けられたスペーサ部と、前記スペーサ部から連結部を介して前記係止軸部とは反対側の前記フランジ部の表面に延設され、前記受圧部を除く前記フランジ部の外周縁の少なくとも一部を覆う保持縁部とを含んで構成され、前記スペーサ部は、前記生地に接触する前記ボタン本体の生地接触部に前記生地を挟んで対向する前記フランジ部の表面外周縁に沿って一定幅で連続するリング帯状に形成され、前記保持縁部は、前記係止軸部とは反対側の前記フランジ部の外周縁に沿って一定幅で連続するリング帯状に形成され、前記連結部は、前記スペーサ部と前記保持縁部とを、前記フランジ部の外周端面に沿って連続して連結するリング状に形成されていることを特徴とする。
このような構成によっても、前述した止め具で述べた効果と同様な効果を期待することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各実施形態の説明にあたって、同一構成要件については、同一符号を付し、その説明を省略する。
<第1実施形態>
図1および図2に、第1実施形態を示す。第1実施形態は、雄型ボタンに適用した例で、図1は生地に取付けられた雄型ボタンの断面図、図2は止め具の断面図である。
第1実施形態の雄型ボタン2Aは、図1に示すように、ボタン本体4Aと、生地1の一表面(生地1の合わせ面とは反対側面)から他表面(生地1の合わせ面)側に貫通し他表面側にボタン本体4Aを係止する止め具5Aとから構成される。
ボタン本体4Aは、リング帯状のボタンフランジ部41と、ボタンフランジ部41の内周部に一体的に折曲形成された雄型嵌合部43と、この雄型嵌合部43の中心に形成された開口部42とを有する。
ボタンフランジ部41には、生地1と対向する面に、生地1への取付け時に生地1と接触し生地1を挟持する生地接触部44が形成されている。
雄型嵌合部43は、外周形状が、ボタンフランジ部41から離れる方向へ向かうに従って直径寸法が次第に大きくなるテーパ筒状に形成されている。
止め具5Aは、図2に示すように、生地1の一表面側に当接されるフランジ部51と、フランジ部51のほぼ中央部に設けられた円筒状の係止軸部52と、フランジ部51の外周縁にインサート成形によって一体成形されたパッキン部材53とから構成されている。
フランジ部51には、係止軸部52とは反対側の表面中央部分において、生地1への取付け時に、ボタン取付機のダイ10に接触しパンチによる外力を受ける受圧部54が形成されている。受圧部54は平坦であり露出している。フランジ部51の生地1と対向する面には、生地1への取付け時に生地1を挟持する生地止着部55が形成されている。
係止軸部52は、円筒状に形成され、その先端内周縁に鋭角な刃部56を有する。また、係止軸部52の先端部は、生地1への取付け時に外側に変形しボタン本体4Aを係止する係止部57を構成している。
パッキン部材53は、弾性を有する材料、ここでは、プラスチックによって形成され、生地1と対向するフランジ部51の表面に設けられたスペーサ部58と、スペーサ部58に連結された連結部59と、この連結部59を介して係止軸部52とは反対側のフランジ部51の表面に延設され、受圧部54を除くフランジ部51の外周縁を覆う保持縁部60とを有する。
スペーサ部58は、フランジ部51の外周縁に沿って一定幅で連続するリング帯状に形成され、保持縁部60は、フランジ部51の外周縁に沿って一定幅で連続するリング帯状に形成され、さらに、連結部59は、スペーサ部58と保持縁部60とを、フランジ部51の外周端面に沿って連続して連結するリング状に形成されている。
第1実施形態の雄型ボタン2Aを、ボタン取付機を用いて生地1に取付ける方法を説明する。
ボタン取付機のダイ10上に、パッキン部材53を一体的に備えた止め具5Aを載置し、この止め具5Aの上に生地1を挟んでボタン本体4Aを重ねる。次に、生地1の上から係止軸部52の先端にパンチ(図示省略)などで外力を加える。すると、パンチと係止軸部52の先端の刃部56とによって生地1が切断されたのち、係止軸部52の先端が外側に向かって変形されていく。ただし、生地1に係止軸部52が挿通する取付孔が予め形成されている場合は、係止軸部52に刃部56は形成されていなくてよく、また、雄型ボタン2Aの取付けと同時に生地1を切断する必要はない。
これにより、ボタン本体4Aの生地接触部44とフランジ部51の生地止着部55との間で生地1が挟持されるともに、これらの間に介在されているパッキン部材53のスペーサ部58が圧縮される。この後、パンチによる外力を解除すると、係止軸部52の係止部57に多少のスプリングバックが働き、生地接触部44と生地止着部55の間隔が広がる場合があっても、生地接触部44と生地止着部55との間にスペーサ部58の復元力が働いているので、ボタン本体4Aが生地1に確実に保持される。
第1実施形態によれば、次のような作用効果を期待できる。
(1)ボタン本体4Aを生地1に取付ける際、係止軸部52の先端に加えた外力によって係止軸部52が押圧変形されるにつれて、ボタン本体4Aの生地接触部44とフランジ部51の生地止着部55との間で生地1が挟持されるともに、パッキン部材53のスペーサ部58が圧縮される。この後、外力を解除すると、係止軸部52の係止部57に多少のスプリングバックが働いても、生地1を挟持する生地接触部44と生地止着部55の間に、スペーサ部58の復元力が働いているので、ボタン本体4Aが生地1に確実に保持される。従って、ボタン本体4Aを薄い生地1に取付ける場合でも、生地1を挟持するボタン本体4Aとフランジ部51との間に、スペーサ部58の復元力が働いているので、ボタン本体4Aを確実に保持することができる。
(2)パッキン部材53が、予め止め具5Aに係止され一体となっていることから、部品点数が増えず、従来のボタン取付機を用いて、雄型ボタン2Aを生地1に取付けることができる。よって、ボタン本体4Aの取付け作業を能率的に行うことができる。
(3)フランジ部51の受圧部54が平坦であり、かつ、露出しているから、つまり、パッキン部材53によって被覆されていないから、生地1への取付け時の外力を十分に利用でき、ボタン本体4Aを生地1に取付けやすくなる。よって、ボタン本体4Aの取付け作業を正確に、かつ、能率的に行うことができる。
(4)パッキン部材53がフランジ部51のみに設けられた構成であるため、つまり、係止軸部52の周囲がパッキン部材53で被覆されていないため、生地1への取付け時の外力による係止軸部52の押圧変形に支障を与えることはない。よって、ボタン本体4Aの取付け作業を正確に、かつ、能率的に行うことができる。
(5)係止軸部52の周囲がパッキン部材53で被覆されていないから、係止軸部52の先端による生地1の切断に支障を与えることはない。よって、ボタン本体4Aの取付け作業を正確に、かつ、能率的に行うことができる。
(6)スペーサ部58は、必ずしも生地1に対向するフランジ部51の表面の全面を被覆する必要はないので、パッキン部材53の多様な被覆形状、被覆方法を用いることができる。
(7)スペーサ部58が、生地1に対向するフランジ部51の外周縁に沿って一定幅で連続するリング帯状に形成されているから、ボタン本体4Aとフランジ部51の間の保持力に対する復元力を均一にさせることができる。よって、薄い生地1に対しても、しわやよじれが生じることを防ぐことができ、ボタン本体4Aを確実に保持することができる。
(8)スペーサ部58および保持縁部60が、フランジ部51の表裏面外周縁に沿って一定幅で連続するリング帯状に形成され、連結部59が、スペーサ部58と保持縁部60とを、フランジ部51の外周端面に沿って連続して連結するリング状に形成されているから、意匠的にも優れ、他の装飾体を装着しなくても、装飾効果を有する外観が得られる。
例えば、外観の様態が、中央にフランジ部51の中央円形形状、外周縁に保持縁部60のリング帯状形状が表現される態様となり、フランジ部51の中央円形形状および保持縁部60のリング帯状形状の色を工夫することにより、ツートンカラーの新しいイメージを提供することができる。
(9)パッキン部材53は、フランジ部51の外周縁に沿って一体的に成形されているから、パッキン部材53をフランジ部51から剥れにくくすることができる。
なお、第1実施形態は、ボタン本体4Aに開口部42を有するタイプ(有孔タイプ)の雄型ボタン2Aに適用した例であるが、図3および図4に示すように、ボタン本体4Bに開口部を備えていないタイプ(無孔タイプ)の雄型ボタン2Bについても適用することができる。
図3は、無孔タイプの雄型ボタン2Bの断面図、図4は雄型ボタン2Bに用いた止め具5Bの断面図である。無孔タイプの雄型ボタン2Bも、ボタン本体4Bと、止め具5Bとを備えている。ボタン本体4Bは、前述の図1に示したボタン本体4Aに対して、略球形状に形成された雄型嵌合部43Bを備えている点が異なる。雄型嵌合部43Bとボタンフランジ部41の境界部分の内面には、内径が狭まるくびれ部45が形成されている。止め具5Bの係止軸部52は、先端部が先端に向かうに従って次第に外側へ拡径したテーパ状に形成され、かつ、その先端内周縁に鋭角な刃部56を有する。
この無孔タイプの雄型ボタン2Bを生地1に取付ける場合、ボタン本体4Bが無孔であることから、第1実施形態に対して次の点が異なる。
(A)ボタン本体4Bの外面(図3で上面)に押圧力を与えて止め具5Bの先端を変形、係合させる点、(B)刃部56がくびれ部45と生地1を挟んで擦り合うことで生地1が切断される点、(C)図3のように、押圧力によって内側へ変形した係止軸部52の先端が、くびれ部45を係止することで、止め具5Bがボタン本体4Bを係止する点、などが異なる。
従って、雄型ボタン2Bについても、パッキン部材53は、第1実施形態のパッキン部材53と同様な作用効果を奏するので、第1実施形態の雄型ボタン2Aと同様な効果が得られる。
<第2実施形態>
図5に、第2実施形態を示す。第2実施形態は雌型ボタンに適用した例で、図5は、生地に取付けられた雌型ボタンの断面図である。
第2実施形態の雌型ボタン3Aは、第1実施形態の雄型ボタン2Aと嵌り合うボタンで、ボタン本体4Cと、生地1の一表面(生地の合わせ面とは反対側面)から他表面(生地1の合わせ面)側に貫通し他表面側にボタン本体4Cを係止する止め具5Cとから構成される。
ボタン本体4Cは、生地1に接触するボタン基部61と、このボタン基部61から延設され、雄型ボタン2Aと嵌合する雌型嵌合部62とを有する。
ボタン基部61には、生地1と接する部分の中央部に開口部63が形成され、この開口部63の周縁に止め具5Cの係止軸部52が係止される。また、ボタン基部61の生地1と対向する表面は、生地1と接触し生地1を挟持する生地接触部64を形成している。
雌型嵌合部62は、生地1の合わせ面と反対側に開口して形成されたボタン嵌合口65と、このボタン嵌合口65の内周部に設けられたボタン係止ばね66とを備えている。ボタン嵌合口65の内部に雄型ボタン2Aの雄型嵌合部43が挿入され、ボタン係止ばね66で保持される。
止め具5Cは、第1実施形態の止め具5Aと基本的な構成が同じであるが、スペーサ部58が保持縁部60よりもフランジ部51の中心へ向かって延長されて設けられている点が、止め具5Aと異なる。つまり、ボタン本体4Cの生地接触部64に生地1を挟んで対向するフランジ部51の生地止着部55まで延びて設けられている。
第2実施形態によれば、第1実施形態で期待できる作用効果(1)〜(9)と、同様な作用効果を期待できる。
なお、雌型ボタンの形状は、図6のような形状でもよい。図6の雌型ボタン3Bは、図3の無孔タイプの雄型ボタン2Bと嵌り合うものである。雌型ボタン3Bは、ボタン本体4Dのボタン嵌合口65の直径が、ボタン本体4Cのボタン嵌合口65の直径と比べて小さく、また、形状が図5の雌型ボタン3Aと異なる。
従って、この雌型ボタン3Bについても、第2実施形態の雌型ボタン3Aと同様な効果が得られる。
<第3実施形態>
図7に、第3実施形態を示す。第3実施形態は、リバーシブル衣服などに用いるリバーシブル用ボタンに適用した例で、図7は、生地に取付けられたリバーシブル用ボタンの断面図である。
第3実施形態のリバーシブル用ボタン7は、合わせ部の生地の一方(生地1A)に取付けられた雄型ボタン2Aと、雄型ボタン2Aに対向して生地の他方(生地1B)に取付けられた雌型ボタン3Cとから構成されている。
雄型ボタン2Aは、第1実施形態の雄型ボタン2Aと同一構成である。
雌型ボタン3Cは、生地1Bの合わせ面側に当接するボタン本体4Cと、生地1Bの合わせ面とは反対側から合わせ面側に貫通し合わせ面側にボタン本体4Cを係止する止め具5Dとから構成される。
ボタン本体4Cは、第2実施形態の雌型ボタン3Aで用いられるボタン本体4Cとほぼ同一構成である。止め具5Dは、フランジ部51の係止軸部52とは反対側表面に装着された装飾体としてのキャップアイレット67を備えている。キャップアイレット67は、外周縁が内側に湾曲され、その湾曲部がフランジ部51の外周縁に係合されている。
第3実施形態によれば、第1実施形態および第2実施形態で期待できる作用効果(1)〜(9)に加え、次のような作用効果を期待できる。
(10)パッキン部材53によって、ボタンの装飾性を高めることができるから、例えば、リバーシブル衣服に取付けるボタンについて、ボタンに装飾体を装着する必要がないので肌に対向する側のボタンの突出量を小さくすることが可能であり、衣服を着用しても肌が感じる異物感を低減することができる。
図8は、従来のリバーシブル用ボタンの断面図である。図8のように、従来では雄型ボタンおよび雌型ボタンのいずれにもキャップアイレット67を装着する必要があった。これはどちらの生地1A,1Bを外側にして着用しても、外観を好ましいものにするためである。しかし、図8のような構成では、内側、つまり、着用した際に肌に対向する側のボタンの突出量がキャップアイレット67の影響を受けるなどの課題があった。
しかし、第3実施形態のリバーシブル用ボタン7では、前述した作用効果(10)によって、この課題を解決することができる。
なお、第3実施形態(図7)では、雄型ボタン2Aにのみ止め具5Aを用いたが、雌型ボタン3Cに止め具5Cを用いてもよい。このようにすると、キャップアイレット67が一切不要にできるとともに、生地1の合わせ部とは反対側の止め具5Aの表面が、キャップアイレット67などの装飾体を装着せずとも高装飾性を有しているので、雄型ボタンおよび雌型ボタンのいずれも装飾体を装着しなくてもよい。これによって、衣服のどちらの面で着用してもボタンの突出量が小さいリバーシブル用ボタンを提供することができる。
また、第3実施形態のリバーシブル用ボタン7には、有孔タイプの雄型ボタン2A、および、それと対になる雌型ボタン3Cを用いたが、第1実施形態および第2実施形態の変形例として、図3および図6で挙げた、無孔タイプの雄型ボタン2B、および、雌型ボタン3Bを用いたリバーシブル用ボタンにも適用することができる。
<変形例>
本発明は、前述の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
また、パッキン部材53の材料については、各実施形態で用いたプラスチックに限らず、エラストマーやゴムなど弾性を有する材料であれば、他のものでもよい。
1〜第3実施形態では、スペーサ部58の厚さについて具体的な記述していないが、本発明では、スペーサ部58は、0.2mm以上の厚さを持つことが望ましい。
また、第1〜第3実施形態では、スペーサ部58の表面の形状について具体的な記述をしていないが、例えば、図のように、鋸歯状の凹凸部581を放射状に配置した形状でもよく、また、凹凸部581は、スペーサ部58の表面に点在する波状、点状の突起でもよい。他にも、スペーサ部58の表面に凹凸部581を形成するのではなく、スペーサ部58の表面は平坦とし、かつ、生地1と対向するフランジ部51の表面に上記のいずれかの形状の凹凸部581を形成してもよい。このようにした場合、凹凸部581の起伏が生地1と当接するスペーサ部58の表面側に影響し、この起伏がスペーサ部58を間接的に生地1に喰い込ませる。上記のような構成によると、凹凸部581によってスペーサ部58と生地1の間に働く摩擦力が大きくなるので、薄い生地1に対してもボタン本体4A〜4Dを確実に保持することができ、ボタン本体4A〜4Dの取付け作業を正確に、かつ、能率的に行うことができる。
また、第1〜第3実施形態の止め具5A〜5C,5Fのフランジ部51は、図2に代表されるように平坦であり、これよりフランジ部51に形成されている受圧部54も平坦であるとしたが、取付け時の外力または押圧力を受けられるほどの緩い傾斜であれば、フランジ部51は、中央部分から外周縁部に向かうにつれて、係止軸部52と同じ方向へ緩やかに傾斜しながら広がる円錐状でもよく、また、受圧部54も円錐面であってもよい。このような形状を持つフランジ部51の場合、取付け時に円錐面の受圧部54および、または、フランジ部51が平坦に変形するので、生地1をより強く押さえることができる。また、フランジ部51が円錐状であるとき、フランジ部51に備えられるパッキン部材53の形状も円錐状となる。
第1〜第3実施形態では、止め具5A〜5C,5Fの係止軸部52は中空の円筒としたが、係止軸部52は、例えば、中実の軸部材で、放射状のスリットが軸方向に沿って形成された構造であってもよい。
また、本発明では、止め具5A〜5C,5Fの材質は、特に限定されるものではなく、真鍮、超合金、鉄、アルミおよびステンレスなどの金属製、プラスチックなどの樹脂製材料を用いることができ、また、これらを組み合わせて止め具5A〜5C,5Fを形成してもよい。
本発明は、スナップボタンに利用できる他、飾り用ボタンにも利用することができる。
本発明の第1実施形態にかかる雄型ボタンの断面図。 同上の実施形態にかかる止め具の断面図。 同上の実施形態の変形例にかかる雄型ボタンの断面図。 同上の実施形態の変形例にかかる止め具の断面図。 本発明の第2実施形態にかかる雌型ボタンの断面図。 同上の実施形態の変形例にかかる雌型ボタンの断面図。 本発明の第3実施形態にかかるリバーシブル用ボタンの断面図。 従来のリバーシブル用ボタンの断面図。 本発明の変形例にかかる止め具の断面図。 従来のボタン本体および止め具の断面図。 図1の雄型ボタンを生地に取付けた状態の断面図。 雄型ボタンを、ワッシャを用いて生地に取付けた状態の他の従来例の断面図。
符号の説明
1,1A,1B…生地、2A,2B…雄型ボタン、3A〜3C…雌型ボタン、4A〜4D…ボタン本体、5A〜5C,5F…止め具、44,64…生地接触部、51…フランジ部、54…受圧部、52…係止軸部、53…パッキン部材、55…生地止着部、58…スペーサ部、581…凹凸部、59…連結部、60…保持縁部、60A…係止爪。

Claims (2)

  1. 生地1の一表面から他表面に貫通し、前記生地1の他表面側にボタン本体4A〜4Dを係止する止め具5A〜5C,5Fにおいて、
    前記生地1の一表面側に当接されるフランジ部51と、
    前記フランジ部51のほぼ中央部に設けられ前記生地1の他表面側へ貫通して、前記ボタン本体4A〜4Dを前記生地1の他表面側に係止する係止軸部52と、
    前記フランジ部51に設けられた弾性を備えたパッキン部材53とを備え、
    前記フランジ部51は、前記係止軸部52とは反対側の前記フランジ部51の表面中央部分に設けられて、前記ボタン本体4A〜4Dを係止する際に前記係止軸部52の先端を変形させる力を受ける受圧部54を有し、
    前記パッキン部材53は、前記フランジ部51の外周縁に沿って一体的に成形され、前記生地1の一表面と当接する前記フランジ部51の表面に設けられたスペーサ部58と、前記スペーサ部58から連結部59を介して前記係止軸部52とは反対側の前記フランジ部51の表面に延設され、前記受圧部54を除く前記フランジ部51の外周縁の少なくとも一部を覆う保持縁部60とを含んで構成され
    前記スペーサ部58は、前記生地1に接触する前記ボタン本体4Aの生地接触部44に前記生地1を挟んで対向する前記フランジ部51の表面外周縁に沿って一定幅で連続するリング帯状に形成され、
    前記保持縁部60は、前記係止軸部52とは反対側の前記フランジ部51の外周縁に沿って一定幅で連続するリング帯状に形成され、
    前記連結部59は、前記スペーサ部58と前記保持縁部60とを、前記フランジ部51の外周端面に沿って連続して連結するリング状に形成されている
    ことを特徴とする止め具。
  2. ボタン本体4A〜4Dと、止め具5A〜5C,5Fとを備え、前記ボタン本体4A〜4Dおよび前記止め具5A〜5C,5Fの間に生地1が介在された状態で、前記ボタン本体4A〜4Dおよび前記止め具5A〜5C,5Fが互いに係合されるボタンにおいて、
    前記止め具5A〜5C,5Fは、前記生地1の一表面側に当接されるフランジ部51と、 前記フランジ部51のほぼ中央部に設けられ前記生地1の他表面側へ貫通して、前記ボタン本体4A〜4Dを前記生地1の他表面側に係止する係止軸部52と、
    前記フランジ部51に設けられた弾性を備えたパッキン部材53とを備え、
    前記フランジ部51は、前記係止軸部52とは反対側の前記フランジ部51表面の中央部分に設けられて、前記ボタン本体4A〜4Dを係止する際に前記係止軸部52の先端を変形させる力を受ける受圧部54を有し、
    前記パッキン部材53は、前記フランジ部51の外周縁に沿って一体的に成形され、前記生地1の一表面と当接する前記フランジ部51の表面に設けられたスペーサ部58と、前記スペーサ部58から連結部59を介して前記係止軸部52とは反対側の前記フランジ部51の表面に延設され、前記受圧部54を除く前記フランジ部51の外周縁の少なくとも一部を覆う保持縁部60とを含んで構成され
    前記スペーサ部58は、前記生地1に接触する前記ボタン本体4Aの生地接触部44に前記生地1を挟んで対向する前記フランジ部51の表面外周縁に沿って一定幅で連続するリング帯状に形成され、
    前記保持縁部60は、前記係止軸部52とは反対側の前記フランジ部51の外周縁に沿って一定幅で連続するリング帯状に形成され、
    前記連結部59は、前記スペーサ部58と前記保持縁部60とを、前記フランジ部51の外周端面に沿って連続して連結するリング状に形成されている
    ことを特徴とするボタン。
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