JP4220888B2 - アダマンタン誘導体及びその製造方法 - Google Patents

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本発明は、新規なアダマンタン誘導体及びその製造方法に関し、さらに詳しくは、フォトリソグラフィー分野におけるフォトレジスト用樹脂のモノマーや農医薬中間体、その他各種工業製品用などとして有用な新規なアダマンタンジメタノールモノエステル類、及びこのものを効率よく製造する方法に関する。
アダマンタンは、シクロヘキサン環が4個、カゴ形に縮合した構造を有し、対称性が高く、安定な化合物であって、脂環式化合物特有の低誘電率を有し、その誘導体は特異な機能を示すことから、例えば医薬品原料や高機能性工業材料の原料などとして有用であることが知られている。具体的には、アダマンタンチルアクリル酸エステルは樹脂モノマーとして用いることが可能であり(例えば、特許文献1参照)、特にフォトレジストとして重要視されている(例えば、特許文献2参照)。また、その他のフォトレジストとしては、ラクトン含有ポリマーなどが用いられている(例えば、特許文献3参照)。さらに、光学特性や耐熱性などを有することから、光ディスク基板、光ファイバーあるいはレンズなどに用いることが試みられている(例えば、特許文献4、特許文献5参照)。また、アダマンタンエステル類を、その酸感応性、ドライエッチング耐性、紫外線透過性などを利用して、フォトレジスト用樹脂原料としての使用が試みられている(例えば、特許文献6参照)。
ところで、ArFエキシマーレーザー波長領域(193nm)用のフォトレジスト樹脂モノマーとしてアダマンチルアクリル酸エステルが広く使用されているが、その線幅が微細になるに伴い、その脂環式化合物特有の剛直な構造ゆえにおこる樹脂そのもののTgの高さや脆さが顕著になってきており、それを解決すべき新しい骨格を有した化合物の開発が求められていた。
特開昭63−307844号公報 特許第2881969号公報 特開平2002−82441号公報 特開平6−305044号公報 特開平9−302077号公報 特開平4−39665号公報
本発明は、このような状況下でなされたもので、フォトリソグラフィー分野におけるフォトレジスト用樹脂のモノマーや農医薬中間体、その他各種工業製品用などとして有用な新規なアダマンタン誘導体、及びこのものを効率よく製造する方法を提供することを目的とするものである。
本発明者らは、前記の用途に有用な新規なアダマンタン誘導体を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、特定の構造を有するアダマンタンジメタノールモノエステル類が、その目的に適合し得ることを見出した。また、このものは、アダマンタンジメタノール類と(メタ)アクリル酸類又はそのハライドとを反応させたのち、特定の精製法を採用することにより、効率よく得られることを見出した。本発明は、かかる知見に基づいて完成したものである。
すなわち、本発明は、
(1)一般式(I)
Figure 0004220888
〔式中、R1は、水素原子、ヘテロ原子を含んでいてもよい炭素数1〜10のアルキル基、ハロゲン原子、OH基、COOH基、OR基、COOR基(Rは炭素数1〜4のアルキル基)又は2つのR1が一緒になって形成された=Oを示し、複数のR1は同じでも異なっていてもよい。R2は、水素原子、ハロゲン原子を含んでいてもよいメチル基又はハロゲン原子を示し、aは、1〜14の整数を示す。〕
で表される構造を有することを特徴とするアダマンタン誘導体、
(2)一般式(II)
Figure 0004220888
(式中、R1は、水素原子、ヘテロ原子を含んでいてもよい炭素数1〜10のアルキル基、ハロゲン原子、OH基、COOH基、OR基、COOR基(Rは炭素数1〜4のアルキル基)又は2つのR1が一緒になって形成された=Oを示し、複数のR1は同じでも異なっていてもよい。aは、1〜14の整数を示す。)
で表されるアダマンタンジメタノール類と一般式(III)
Figure 0004220888
(式中、R2は、水素原子、ハロゲン原子を含んでいてもよいメチル基又はハロゲン原子を示し、Xは、OH又はハロゲン原子を示す。)
で表される(メタ)アクリル酸類とを反応させることを特徴とする、一般式(I)
Figure 0004220888
(式中、R1、R2及びaは前記と同じである。)
で表されるアダマンタン誘導体の製造方法、
(3)一般式(III)で表される(メタ)アクリル酸類が遊離の酸である場合、
(a)溶媒中において、酸触媒の存在下に、アダマンタンジメタノール類と(メタ)アクリル酸類とを反応させる工程、
(b)水洗浄により、酸触媒及び(メタ)アクリル酸類を除去後、弱アルカリ水溶液により、未反応アダマンタンジメタノール類を洗浄除去する工程、
(c)低級アルコール含有水溶液により、残存未反応アダマンタンジメタノール類を洗浄除去する工程、及び
(d)炭素数6〜10の脂肪族・脂環式炭化水素化合物により、副生ジエステル類を洗浄除去すると共に、水含有低級アルコールにより、モノエステル類を抽出分離する工程、
を順次施す上記(2)のアダマンタン誘導体の製造方法(以下、製造方法1という。)、及び
(4)一般式(III)で表される(メタ)アクリル酸類が酸ハライドである場合、
(a’)溶媒中において、塩基触媒の存在下に、アダマンタンジメタノール類と(メタ)アクリル酸類とを反応させる工程、
(b’)水洗浄により、塩基触媒及び(メタ)アクリル酸類を除去後、弱アルカリ水溶液により、未反応アダマンタンジメタノール類を洗浄除去する工程、
(c’)低級アルコール含有水溶液により、残存未反応アダマンタンジメタノール類を洗浄除去する工程、及び
(d’)炭素数6〜10の脂肪族・脂環式炭化水素化合物により、副生ジエステル類を洗浄除去すると共に、水含有低級アルコールにより、モノエステル類を抽出分離する工程、
を順次施す上記(2)のアダマンタン誘導体の製造方法(以下、製造方法2という。)、
を提供するものである。
本発明によれば、フォトリソグラフィー分野におけるフォトレジスト用樹脂のモノマーや農医薬中間体、その他各種工業製品用などとして有用な新規なアダマンタンジメタノールモノエステル類、及びこのものを効率よく製造する方法を提供することができる。
本発明のアダマンタン誘導体は、文献未載の新規な化合物であって、前記一般式(I)で表される構造を有するアダマンタンジメタノールモノエステル類である。
前記一般式(I)において、R1は、水素原子、ヘテロ原子を含んでいてもよい炭素数1〜10のアルキル基、ハロゲン原子、OH基、COOH基、OR基、COOR基(Rは炭素数1〜4のアルキル基)又は2つのR1が一緒になって形成された=Oを示す。ここで、上記ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子が挙げられる。炭素数1〜10のアルキル基は直鎖状、分岐状、環状のいずれであってもよい。このようなアルキル基の例としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、各種ブチル基、各種ペンチル基、各種ヘキシル基、各種オクチル基、各種デシル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基などが挙げられる。また、これらのアルキル基には、ハロゲン原子、酸素原子、硫黄原子、窒素原子などのヘテロ原子を含んでいてもよい。また、上記のOR基、COOR基のRは、炭素数1〜4のアルキル基を示し、具体的には、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、各種ブチル基を挙げることができる。aは1〜14の整数を示し、R1が複数ある場合、複数のR1は同一でも、異なっていてもよい。
2は水素原子、ハロゲン原子を含んでいてもよいメチル基又はハロゲン原子を示す。ハロゲン原子を含んでいてもよいメチル基としては、CCl3、CHCl2、CH2Cl、CF3、CHF2、CH2Fなどを挙げることができる。
上記一般式(I)で表されるアダマンタンジメタノールモノエステル類として、具体的には、1,3−アダマンタンジメタノール モノアクリル酸エステル、1,3−アダマンタンジメタノール モノメタクリル酸エステル、5−メチル−1,3−アダマンタンジメタノール モノアクリル酸エステル、5−メチル−1,3−アダマンタンジメタノール モノメタクリル酸エステル、2−オキソ−1,3−アダマンタンジメタノール モノアクリル酸エステル、2−オキソ−1,3−アダマンタンジメタノール モノメタクリル酸エステル、パーフルオロ−1,3−アダマンタンジメタノール モノアクリル酸エステル、パーフルオロ−1,3−アダマンタンジメタノール モノメタクリル酸エステル、1,3−アダマンタンジメタノール モノ−α−トリフルオロメチルアクリル酸エステル、5−メチル−1,3−アダマンタンジメタノール モノ−α−トリフルオロメチルアクリル酸エステル、2−オキソ−1,3−アダマンタンジメタノール モノ−α−トリフルオロメチルアクリル酸エステル、パーフルオロ−1,3−アダマンタンジメタノール モノ−α−トリフルオロメチルアクリル酸エステルなどを挙げることができる。
本発明のアダマンタン誘導体の製造方法としては、前記一般式(I)で表される構造を有する化合物が得られる方法であればよく、特に制限はないが、以下に示す本発明の方法によれば、効率よく目的の化合物を製造することができる。上記製造方法1,2について、工程順に説明する。
(1)製造方法1
(a)工程
本発明の方法において、原料として用いられる一般式(II)で表されるアダマンタンジメタノール類としては、例えば1,3−アダマンタンジメタノール、5−メチル−1,3−アダマンタンジメタノール、2−オキソ−1,3−アダマンタンジメタノール、パーフルオロ−1,3−アダマンタンジメタノールなどが挙げられる。また、一般式(III)で表される(メタ)アクリル酸類としては、遊離の酸であるアクリル酸、メタクリル酸、α−トリフルオロメチルアクリル酸などが挙げられる。その二つの原料の割合については、通常(メタ)アクリル酸類(遊離型)を化学量論的量より過剰に用いる。具体的には、(メタ)クリル酸類(遊離型)は、アダマンタンジメタノール類に対して、1〜2倍モル程度、好ましくは1〜1.3倍モルの割合で用いるのが有利である。
酸触媒として、硫酸、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸などが使用される。溶媒としては、水と共沸する溶媒が好ましく、例えば、n−ペンタン、n−ヘキサン、n−ヘプタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサン等の脂肪族・脂環式炭化水素系溶媒、ベンゼン、トルエン、キシレン、メシチレン等の芳香族炭化水素系溶媒、N−メチルピロリドン、ニトロメタン、ニトロベンゼン等の含窒素系溶媒などが使用される。これらの溶媒は一種を単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。上記の溶媒中の原料濃度は、飽和溶解度まで可能であり、好ましくは0.1〜1.0モル/Lの範囲が好ましい。
反応温度は、通常−200〜200℃であり、この範囲であると、反応速度が低下せず、(メタ)アクリル酸類の重合や副反応も起こらない。好ましくは50℃〜溶媒沸点範囲の範囲である。
反応圧力は、通常絶対圧力で、0.01〜10MPaであり、好ましくは常圧である。
反応時間は、反応温度や反応圧力、使用する原料の種類などに左右され、一概に定めることはできないが、通常1分〜24時間程度で十分であり、この範囲であると、転化率、選択率の低下が認められない。好ましくは1〜2時間である。
反応混合液は以下の順序に従って液−液分離を行う。ただし、回数や使用する溶液量は特に限定されず、生成物の性状や不純物の種類によって任意に変更できる。
(b)工程
水洗浄により、酸触媒及び(メタ)クリル酸類(遊離型)を除去後、弱アルカリ水溶液により未反応アダマンタンジメタノール類を洗浄除去する工程である。アルカリとして、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、水酸化ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、水酸化カリウムなどが使用できるが、炭酸水素ナトリウムが好ましい。
(c)工程
低級アルコール含有水溶液により、残存する未反応アダマンタンジメタノール類を洗浄除去する工程である。低級アルコールの含有量は10〜20容量%であり、ここで、低級アルコールとは、炭素数1〜4のアルコールをいい、中でもメタノールが好ましい。
(d)工程
炭素数6〜10の脂肪族・脂環式炭化水素化合物により、副生するジエステル類を洗浄除去すると共に、水含有低級アルコールにより、モノエステル類を抽出分離する工程である。ここで、炭素数数6〜10の脂肪族炭化水素又は脂環式炭化水素として、n−ヘキサン、n−ヘプタン、n−オクタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサンなどが挙げられるがn−ヘキサンが好ましい。また、水含有低級アルコール中の水の含有量は1〜10容量%であり、低級アルコールについては(c)工程で述べたものと同様である。
この工程においては、例えば、(c)工程で得られた反応混合物(油層)から溶媒除去後、これに水含有低級アルコールを加え、該反応混合物を溶解させた溶液を、炭素数6〜10の脂肪族・脂環式炭化水素化合物により洗浄処理し、ジエステル類を除去する。その後、水含有低級アルコール溶液中のモノエステル類を回収する。
(2)製造方法2
(a’)工程
本発明の方法において、原料として用いられる一般式(II)で表されるアダマンタンジメタノール類としては、製造方法1と同様なもの挙げられる。また、一般式(III)で表される(メタ)アクリル酸類としては、酸ハライドであるアクリル酸、メタクリル酸、α−トリフルオロメチルアクリル酸等の酸クロライド、酸ブロマイドなどが挙げられる。その二つの原料の割合については、通常(メタ)アクリル酸類(ハライド型)を化学量論的量より過剰に用いる。具体的には、(メタ)クリル酸類(ハライド型)は、アダマンタンジメタノール類に対して、通常1〜1.5倍モル程度の割合で用いるのが有利である。
塩基触媒として、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン、ジアザビシクロウンデセン、ジアザビシクロノネン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジメチルピリジンなどが使用される。溶媒としては、予め脱水した溶媒が好ましく、例えば、n−ペンタン、n−ヘキサン、n−ヘプタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサン等の脂肪族・脂環式炭化水素系溶媒、ベンゼン、トルエン、キシレン、メシチレン等の芳香族炭化水素系溶媒、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン系溶媒、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル系溶媒、N−メチルピロリドン、ニトロメタン、ニトロベンゼン等の含窒素系溶媒などが使用される。これらの溶媒は一種を単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。上記の溶媒中の原料濃度は、飽和溶解度まで可能であり、好ましくは0.1〜1.0モル/Lの範囲が好ましい。
反応温度は、通常−200〜200℃であり、この範囲であると、反応速度が低下せず、(メタ)アクリル酸類の重合や副反応も起こらない。好ましくは50℃〜溶媒沸点範囲の範囲である。
反応圧力は、通常絶対圧力で、0.01〜10MPaであり、好ましくは常圧である。
反応時間は、反応温度や反応圧力、使用する原料の種類などに左右され、一概に定めることはできないが、通常1分〜24時間程度で十分であり、この範囲であると、転化率、選択率の低下が認められない。好ましくは30分〜2時間である。
反応混合液は以下の順序に従って液−液分離を行う。ただし、回数や使用する溶液量は特に限定されず、生成物の性状や不純物の種類によって任意に変更できる。
(b’)工程
水洗浄により、塩基触媒及び(メタ)アクリル酸類(ハライド型)を除去後、弱アルカリ水溶液により未反応アダマンタンジメタノール類を洗浄除去する工程である。アルカリとして、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、水酸化ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、水酸化カリウムなどが使用できるが、炭酸水素ナトリウムが好ましい。
以下、前述の製造方法1の(c)工程及び(d)工程と同様にして、それぞれ(c’)工程及び(d’)工程を実施すればよい。
本発明の方法によれば、純度95質量%以上のアダマンタンジメタノールモノエステル類を得ることができる。
このようにして得られた本発明のアダマンタン誘導体は新規な化合物であって、例えばフォトリソグラフィー分野におけるフォトレジスト用樹脂のモノマーや農医薬中間体、その他各種工業製品用などとして有用である。
次に、本発明を実施例により、さらに詳細に説明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定されるものではない。
実施例1
Dean−Stark脱水器を取り付けたガラス反応器に、1,3−アダマンタジメタノール1.96g(10.0mmol)、メトキノン2mg(1,000ppm)、トルエン30mLを入れて攪拌を開始した。次に、メタクリル酸1.73g(20.0mmol)、硫酸0.10g(1.0mmol)を加え、130℃のオイルバスにつけ、トルエンを還流させた。還流が始まると、共沸する水がDean−Stark脱水器に溜まるので、適宜排出した。2時間の反応の後、冷却し、反応液に水を添加することにより反応を停止させた。得られた反応液を一部サンプリングし、ガスクロ分析した。1,3−アダマンタンジメタノールの転化率とモノエステルの選択率を第1表に示す。
実施例2
実施例1において、メタクリル酸を1.29g(15.0mmol)使用したこと、反応時間を2.5時間にしたこと以外は実施例1と同様に反応を行った。1,3−アダマンタンジメタノールの転化率とモノエステルの選択率を第1表に示す。
実施例3
実施例1において、メタクリル酸を1.13g(13.0mmol)使用したこと以外は実施例1と同様に反応を行った。1,3−アダマンタンジメタノールの転化率とモノエステルの選択率を第1表に示す。
実施例4
実施例1において、メタクリル酸を0.86g(10.0mmol)使用したこと以外は実施例1と同様に反応を行った。1,3−アダマンタンジメタノールの転化率とモノエステルの選択率を第1表に示す。
実施例5
実施例1において、1,3−アダマンタンジメタノールを19.63g(100.0mmol)使用したこと、トルエンを300mL使用したこと、メタクリル酸を10.33g(120.0mmol)使用したこと、硫酸を0.98g(10.0mmol)使用したこと以外は実施例1と同様に反応を行った。1,3−アダマンタンジメタノールの転化率とモノエステルの選択率を第1表に示す。
実施例6
実施例1において、1,3−アダマンタンジメタノールを98.15g(500.0mmol)使用したこと、トルエンを1,500mL使用したこと、メタクリル酸を51.65g(600.0mmol)使用したこと、硫酸を4.90g(50.0mmol)使用したこと以外は実施例1と同様に反応を行った。1,3−アダマンタンジメタノールの転化率とモノエステルの選択率を第1表に示す。
実施例7
実施例1において、溶媒としてトルエン15mLとニトロベンゼン15mLを使用したこと、メタクリル酸を1.29g(15.0mmol)使用したこと以外は実施例1と同様に反応を行った。1,3−アダマンタンジメタノールの転化率とモノエステルの選択率を第1表に示す。
実施例8
実施例1において、溶媒としてトルエン15mLとニトロベンゼン15mLを使用したこと以外は実施例1と同様に反応を行った。1,3−アダマンタンジメタノールの転化率とモノエステルの選択率を第1表に示す。
実施例9
実施例1において、メタクリル酸を1.29g(15.0mmol)使用したこと、触媒としてトリフルオロメタンスルホン酸を0.15g(1.0mmol)使用したこと、反応時間を2.5時間にしたこと以外は実施例1と同様に反応を行った。1,3−アダマンタンジメタノールの転化率とモノエステルの選択率を第1表に示す。
実施例10
実施例1において、メタクリル酸を1.29g(15.0mmol)使用したこと、触媒としてp−トルエンスルホン酸・1水和物を0.19g(1.0mmol)使用したこと、反応時間を2.5時間にしたこと以外は実施例1と同様に反応を行った。1,3−アダマンタンジメタノールの転化率とモノエステルの選択率を第1表に示す。
Figure 0004220888
実施例11
ガラス反応器に、1,3−アダマンタンジメタノール1.96g(10.0mmol)、メトキノン2mg(1,000ppm)、予め脱水したテトロヒドロフラン30mLを入れ、攪拌を開始し、冷媒で反応器を0℃にした。次に、メタクリル酸クロライド1.05g(10.0mmol)、トリエチルアミン1.32g(13.0mmol)を加えた。1時間の反応の後、反応液に水を添加することにより反応を停止させた。得られた反応液を一部サンプリングし、ガスクロ分析した。1,3−アダマンタンジメタノールの転化率とモノエステルの選択率を第2表に示す。
実施例12
実施例11において、メタクリル酸クロライドを1.58g(15.0mmol)使用したこと、トリエチルアミンを2.02g(20mmol)使用したこと以外は実施例11と同様に反応を行った。1,3−アダマンタンジメタノールの転化率とモノエステルの選択率を第2表に示す。
実施例13
実施例11において、溶媒としてテトラヒドロフラン15mLとN−メチルピドリドン15mLを使用したこと以外は実施例11と同様に反応を行った。1,3−アダマンタンジメタノールの転化率とモノエステルの選択率を第2表に示す。
実施例14
実施例11において、1,3−アダマンタンジメタノールを58.87g(300.0mmol)使用したこと、溶媒としてテトラヒドロフラン250mLとN−メチルピドリドン350mLを使用したこと、メタクリル酸クロライドを31.36g(300.0mmol)使用したこと、トリエチルアミンを39.46g(390.0mmol)使用したこと以外は実施例11と同様に反応を行った。1,3−アダマンタンジメタノールの転化率とモノエステルの選択率を第2表に示す。
実施例15
実施例11において、1,3−アダマンタンジメタノールを58.87g(300.0mmol)使用したこと、溶媒としてテトラヒドロフラン250mLとN−メチルピドリドン350mLを使用したこと、メタクリル酸クロライドを47.03g(450.0mmol)使用したこと、トリエチルアミンを60.71g(600.0mmol)使用したこと以外は実施例11と同様に反応を行った。1,3−アダマンタンジメタノールの転化率とモノエステルの選択率を第2表に示す。
Figure 0004220888
実施例16
(i)実施例6で得られた反応混合物を分液ロートに移し、水層を分液した。
(ii)そこに水100mLを加えて混合し、静置した後、水層を分液した。これを更に2回繰り返した。
(iii)次に炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液100mLを加えて混合し、静置した後、水層を分液した。これを更に2回繰り返した。
(iv)次にメタノールを10容量%含んだ水100mLを加えて混合し、静置した後、水層を分液した。これを更に2回繰り返した。
(v)その後、有機層から全ての溶媒をエバポレーターで除去し、水を5容量%含んだメタノール500mLで反応混合物を溶解させた。
(vi)次に、n−ヘキサン500mLを加えて混合し、静置した後、有機層を分液した。
(vii)次に、n−ヘキサン300mL加えて混合した後、有機層を分液した。これを更に2回繰り返した。
(viii)その後、水含有メタノールをエバポレーターで除去し、化合物A99.4gを得た。その化合物Aは、下記の分析により、目的物である1,3−アダマンタンジメタノール モノメタクリレートを確認した。収率75.2%で、GC純度99.2%であった。
化合物Aの分析データを下記に示す。
<分析データ>
(1)ガスクロマトグラフィー質量分析(GC−MS):EI法
m/e:264(M+,5.03%),233(M+−31,61.7%),
165(31.8%),147(98.6%),105(80.2%),
91(58.8%),69(100%)
(2)核磁気共鳴分光法(NMR):CDCl3
1H−NMR(500MHz):1.33(s,2H,h or i or j),
1.43〜1.57(m,8H,g & k),
1.65(s,2H,h or i or j),1.95(s,3H,c)
2.06(br−s,1H,OH),2.11(m,2H,h or i or j),
3.24(s,2H,m),3.79(s,3H,e),5.55(s,1H,a2)
6.11(s,1H,a1)
13C−NMR(127MHz):18.25(c),27.93(i),
33.76(f),34.85(l),36.40(h),38.42(k),
38.89(g),40.76(j),73.10(m),73.78(e),
125.16(a),136.40(b),167.44(d)
Figure 0004220888
参考例1
(i)実施例5で得られた反応混合物を分液ロートに移し、水層を分液した。
(ii)そこに水20mLを加えて混合し、静置した後、水層を分液した。これを更に2回繰り返した。
(iii)次に炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液20mLを加えて混合し、静置した後、水層を分液した。これを更に2回繰り返した。
(iv)次に水(メタノール含まず)20mLを加えて混合し、静置した後、水層を分液した。これを更に2回繰り返した。
(v)その後、有機層から全ての溶媒をエバポレーターで除去し、水を5容量%含んだメタノール100mLで反応混合物を溶解させた。
(vi)次に、n−ヘキサン100mLを加えて混合し、静置した後、有機層を分液した。
(vii)次に、n−ヘキサン60mL加えて混合した後、有機層を分液した。これを更に2回繰り返した。
(viii)その後、水含有メタノールをエバポレーターで除去し、原料の1,3−アダマンタンジメタノールを含む1,3−アダマンタンジメタノール モノメタクリレートを17.2g得た。収率65.2%で、GC純度78.5%であった。
参考例2
(i)実施例14で得られた反応混合物を分液ロートに移し、水層を分液した。
(ii)そこに水60mLを加えて混合し、静置した後、水層を分液した。これを更に2回繰り返した。
(iii)次に炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液60mLを加えて混合し、静置した後、水層を分液した。これを更に2回繰り返した。
(iv)次にメタノールを10容量%含んだ水60mLを加えて混合し、静置した後、水層を分液した。これを更に2回繰り返した。
(v)その後、有機層から全ての溶媒をエバポレーターで除去し、メタノール(水含まず)300mLで反応混合物を溶解させた。
(vi)次に、n−ヘキサン300mLを加えて混合し、静置した後、有機層を分液した。
(vii)次に、n−ヘキサン250mL加えて混合した後、有機層を分液した。これを更に2回繰り返した。
(viii)その後、メタノールをエバポレーターで除去し、目的物である1,3−アダマンタンジメタノール モノメタクリレートを16.3g得た。収率20.5%で、GC純度98.5%であった。

Claims (4)

  1. 一般式(I)
    Figure 0004220888
    〔式中、R1は、水素原子、炭素数1〜10のアルキル基又はハロゲン原子を示し、複数のR1は同じでも異なっていてもよい。R2は、水素原子、ハロゲン原子を含んでいてもよいメチル基又はハロゲン原子を示し、aは、1〜14の整数を示す。〕
    で表される構造を有することを特徴とするアダマンタン誘導体。
  2. 一般式(II)
    Figure 0004220888
    (式中、R1は、水素原子、炭素数1〜10のアルキル基又はハロゲン原子を示し、複数のR1は同じでも異なっていてもよい。aは、1〜14の整数を示す。)
    で表されるアダマンタンジメタノール類と一般式(III)
    Figure 0004220888
    (式中、R2は、水素原子、ハロゲン原子を含んでいてもよいメチル基又はハロゲン原子を示し、Xは、OH又はハロゲン原子を示す。)
    で表される(メタ)アクリル酸類とを反応させることを特徴とする、一般式(I)
    Figure 0004220888
    (式中、R1、R2及びaは前記と同じである。)
    で表されるアダマンタン誘導体の製造方法。
  3. 一般式(III)で表される(メタ)アクリル酸類が遊離の酸である場合、
    (a)溶媒中において、酸触媒の存在下に、アダマンタンジメタノール類と(メタ)アクリル酸類とを反応させる工程、
    (b)水洗浄により、酸触媒及び(メタ)アクリル酸類を除去後、弱アルカリ水溶液により、未反応アダマンタンジメタノール類を洗浄除去する工程、
    (c)低級アルコール含有量が10〜20容量%である低級アルコール含有水溶液により、残存未反応アダマンタンジメタノール類を洗浄除去する工程、及び
    (d)炭素数6〜10の脂肪族・脂環式炭化水素化合物により、副生ジエステル類を洗浄除去すると共に、水の含有量が1〜10容量%である水含有低級アルコールにより、モノエステル類を抽出分離する工程、
    を順次施す請求項2記載のアダマンタン誘導体の製造方法。
  4. 一般式(III)で表される(メタ)アクリル酸類が酸ハライドである場合、
    (a’)溶媒中において、塩基触媒の存在下に、アダマンタンジメタノール類と(メタ)アクリル酸類とを反応させる工程、
    (b’)水洗浄により、塩基触媒及び(メタ)アクリル酸類を除去後、弱アルカリ水溶液により、未反応アダマンタンジメタノール類を洗浄除去する工程、
    (c’)低級アルコール含有量が10〜20容量%である低級アルコール含有水溶液により、残存未反応アダマンタンジメタノール類を洗浄除去する工程、及び
    (d’)炭素数6〜10の脂肪族・脂環式炭化水素化合物により、副生ジエステル類を洗浄除去すると共に、水の含有量が1〜10容量%である水含有低級アルコールにより、モノエステル類を抽出分離する工程、
    を順次施す請求項2記載のアダマンタン誘導体の製造方法。
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