JP4220815B2 - 座標入出力装置の試験方法及び座標入出力装置 - Google Patents

座標入出力装置の試験方法及び座標入出力装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タブレットやマウスに接続された本体装置の座標入出力装置に対する工場出荷時の試験に利用する座標入出力装置の試験方法及び座標入出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、座標入出力装置の試験方法、又は検査方法として、特許文献1、特許文献2等が知られていた。以下、これらの特許文献1、2を従来例1、2として具体的に説明する。
【0003】
(1) :従来例1(特許文献1)の説明
図11は従来例1の説明図であり、A図は座標入力装置、B図は電気的ブロック図である。図11において、1は座標入力装置、2は座標一検査領域、3は治具プレート、4は第1表示部、5は第2表示部、6は入力キー、7はCPU、8はタブレット、9はROM、10はRAM、11はEEPROM、12はI/F部(インタフェース部)、13はパソコンを示す。
【0004】
この例は、座標入力装置上に設けた入力キー6で簡単に分解能が変更可能であり、その分解能をパソコン側の精度検査ソフトに送信することにより、データテーブルを変更し、座標入力装置1とパソコン13の双方で同じ単位の分解能のやり取りで精度検査が実施可能となるというものである。
【0005】
そこで、所定のピッチで配設されたX,Y軸方向の複数の電極線を有するタブレット8と、該タブレット8の電極線の検査精度に対応した複数の変換テーブルを有するメモリーと、所望の検出精度に対応した分解能の前記変換テーブルを選択適用する構成とした。
【0006】
このように、分解能変更のための入力キー6を設け、全てのデータ(情報)をEEPROM11に登録することで、検査時間の短縮と不用品の排除によるコストダウンが可能となる。
【0007】
(2) :従来例2(特許文献2)の説明
図12は従来例2の説明図(その1)であり、A図はスキャン軌跡とサンプリング位置との関係を示す図、B図はサンプリングの基準点の位置を示す図、C図は精度計算に係る原理を示す図である。また、図13は従来例2の説明図(その2)であり、A図はスキャン軌跡を示す図、B図は座標のズレの発生箇所が目立たない例を示す図、C図は座標のズレの表示例を示す図、D図はB図の部分領域の再スキャンによる座標のズレの拡大表示例を示す図である。以下、図12、図13に基づいて従来例2を説明する。
【0008】
現在、タブレット上の絶対座標を入力する装置としては、電磁誘導方式、静電方式、超音波方式、抵抗膜方式等各種のものがある。通常、工場からこれらの製品を出荷する前に、これらの製品の良否を判定するが、その中に座標検出精度のチェックがある。
【0009】
精度チェックについても各種方法があるが、例えば、抵抗膜方式を採用した座標入力装置の場合には、図12に示す様に、有効入力座標領域内に複数の基準点を設定し、順次工業用ロボットの様な押下手段により正確に押下を行う場合がある。そして、これによって座標入力装置が検出された座標値と実際の座標値とのズレ量から精度を測定していた。
【0010】
図12を用いて精度チェックの概要を説明する。図示は、X軸方向の基準点xa、xbでの基準検出電圧Vxa,Vxbと各点でのVxa、Vxbから算出される理想的な値を直線として示したものである。そして、実際に検出された座標値群の中で、この直線との差が最大の点での検出電圧と直線との電圧差Vmeを用いて、精度を次式に基づいて算出する。
【0011】
精度={Vme/(Vxa−Vxa)}×100[%]
この結果に基づいてタブレットの良否の判定を行なっていた。
【0012】
しかしながら、前記の方法では測定点を増やさなければならなかった。しかしながら、測定点の増加は測定時間の増大を引き起し、量産を考慮すれば事実上測定は 不可能であり、良否判定ができないという欠点があった。そこで、簡単にしかも短時間でもって、局所的な座標ズレの有無を検査することを可能ならしめる検査支援装置を提供する。以下、図13に基づいてこの検査支援装置について説明する。
【0013】
この装置では、プロッタ200に対して、その入力ペン201が第13図に示すような軌跡(パターン)を取るようなコマンドを出力する。このとき、検出回路400は、パターン入力の速度と必要とされる分解ピッチより決定されるサンプリングスピードで座標検出を行い制御装置100からの座標送出要求があり次第、そのデータ制御装置100に出力するようになっている。
【0014】
換言すれば、制御装置100はパターン入力(スキャン)開始命令をプロッタ200に送出後、検出回路400に対してデータを要求していってはデータを取り込むという処理を繰り返す。そして、制御装置100はスキャン終了の割り込み発生があった時点で、それまで取り込まれたデータをCRT上に表示する。
ところで、座標ズレが小さいとき或いは座標ズレの状態の詳細を検査するときには、上述した例だけでは困難である。そこで、前述の全体スキャンの後に、座標ズレの確認された箇所を、より細かいピッチ及び遅いスキャン速度で再スキャンし、画面上に拡大表示することで、判定を容易に行う事ができる。
【0015】
【特許文献1】
特開平7−219699号公報
【特許文献2】
特開平2−213923号公報
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
前記のような従来のものにおいては、次のような課題があった。
【0017】
(1) :前記従来例1(特許文献1)は、分解能切り替え方式の実現方法のみが開示されている。ここでいっている分解能の切り替えとは、検出した座標値の精度を評価するために設けた分解能切り替えキー試験装置に接続された評価用パソコンとのデータの受け渡しに関する実現方法である。
【0018】
これに対して本発明は、
▲1▼:入力デバイスの入力方向に依存する座標検出の異常(ズレ、取りこぼし等)を指摘することを可能とする技術である。
【0019】
▲2▼:入力デバイスの入力スピードに依存する座標検出の装置の異常(ズレ、取りこぼし等)を指摘することを可能とする技術である。
【0020】
▲3▼:検出した座標の座標分布をマトリクス化して座標検出力の弱い部分を指摘することを可能とする技術であるため、概念的にも実質的にも全く異なる技術である。
【0021】
(2) :前記従来例2(特許文献2)は、入力装置を走査し、検出できた座標点を単純に直線で連結するものであり、装置異常で座標の検出に失敗していても画面上では問題なく直線が引かれてしまうというものであり、ここでの座標の検出の失敗とは「ズレ」とは異なるものである。
【0022】
これに対して本発明は、座標の検出に失敗した場合、その場所を明確にすることを可能にする試験方法であるため、その実現方法においても類似性はなく、概念的にも全く異なるものである。
【0023】
(3) :前記従来例2では、検出/出力装置の座標検出機構における壊れを検出できなかった。すなわち、従来例2では、入力デバイスを走査し、検出できた座標点を単純に直線で連結するだけのものであり、装置異常で座標の検出に失敗した場合でも画面上では問題なく表示されてしまうという課題があった。
【0024】
(4) :前記従来例2では、検出/出力装置の座標検出機構における位置的精度(ズレを含む)のみしか試験できなかった。
【0025】
(5) :従来例2では、全座標を試験するのは膨大な時間がかかり量産では現実的不可能であるとし、定型形の描画試験を行うというものであった。また、検出できた座標点を単純に直線で連結するだけのものであり(試験者に対して座標ズレなどの装置異常を簡単に目視確認で判定するためには線画はやむを得ない)実際には全ての座標を検出しているわけではない。
【0026】
そのため、従来例2では、画面上の全座標に対し実際にどれくらいの座標を試験しているのかという点で分かりにくいという課題があった。また、これは試験漏れに繋がることになるという課題があった。
【0027】
(6) :従来例2では、描画した後、目視確認で座標のズレを確認するだけであった。
【0028】
本発明は、このような従来の課題を解決し、従来の試験で検出できなかった座標検出部の壊れなどの装置異常部分を確実に捕らえ、表示属性の設定を意図的に変化させることで試験者に的確に指示し、装置の良否判定精度を高めると共に、装置異常状態検出時の表示切り換え機能により、座標検出部の入力スピード、入力方向に依存する障害の検出率を向上させることを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記の目的を達成するため、次のように構成した。
【0030】
(1) :画面上の位置を指定して入力する入力デバイスと、前記入力デバイスで指定された位置の座標を検出する座標検出部と、を有する座標入出力装置の試験方法において、監視サイクル毎に、前記入力デバイスで指定された位置の座標が検出できたか否かを判別し、任意の監視サイクルに前記入力デバイスで指定された位置の座標が獲得できなかった場合、座標が獲得できなかったことを示す情報を記録する一方、前記入力デバイスで指定された位置の座標が獲得できた場合、今回検出された座標と前回検出された座標との間の軌跡を表示すると共に、今回検出された座標と前回検出された座標との間に前記情報が記録されているか否かを判別し、今回検出された座標と前回検出された座標との間に前記情報が記録されていた場合には、今回検出された座標と前回検出できた座標との軌跡を、他の軌跡と表示属性を変えて表示することを特徴とする。
【0031】
(2) :前記 (1) に記載の座標入出力装置の試験方法において、今回検出された座標と前回検出された座標との間における前記入力デバイスの移動スピードを判別し、判別された移動スピードに応じて、表示の属性を変えて軌跡を表示することを特徴とする。
【0032】
(3) :前記 (1) または (2) に記載の座標入出力装置の試験方法において、 前記座標入出力装置の試験中、検出した座標値から前記画面上の座標検出済み領域を表示し、検出座標密度、入力方向により、領域の表示属性を変更することを特徴とする。
【0033】
(4) :前記 (1) 乃至 (3) のいずれかに記載の座標入出力装置の試験方法において、 前記座標入出力装置の試験中、検出した座標値を保持し、試験終了後、集計結果を表示することを特徴とする。
【0034】
(5) :前記(1) 乃至(4) のいずれかに記載の座標入出力装置の試験方法において、前記座標入出力装置の試験中に発生したエラー座標情報を、試験対象の座標入出力装置から試験用マスタコンピュータに送信して蓄積し、前記試験制御用マスタコンピュータから前記蓄積したデータの取り出しを行うことで、エラー発生頻度の集計データを座標入出力装置の画面上に表示することを特徴とする。
(6) :座標入出力装置において、画面上の位置を指定して入力する入力デバイスと、前記入力デバイスで指定された位置の座標を検出する座標検出部と、監視サイクル毎に、前記入力デバイスで指定された画面上の座標が検出されたか否かを判別する制御部と、前記入力デバイスの軌跡を前記画面上に表示させる表示制御部とを有し、前記制御部は、任意の監視サイクルに前記画面上の座標が検出出来なかった場合には、座標が獲得できなかったことを示す情報を記録する一方、前記画面上の座標が検出できた場合、今回検出された座標と前回検出された座標との間に前記情報が記録されているか否かを判別し、前記表示制御部は、今回検出された座標と前回検出された座標との間に前記情報が記録されていた場合には、前記情報記録の前後に検出された座標間の軌跡を、他の軌跡と表示属性を変えて表示することを特徴とする。
【0035】
(作用)
前記構成に基づく本発明の作用を図1に基づいて説明する。以下に説明する試験は、装置本体内のCPU19がメモリに格納されているテストプログラム12を実行することで行う試験である。
【0036】
(a) :前記(1) の作用
前記(1) の座標入出力装置の試験方法では、装置異常により入力デバイス3Aで指定された位置の座標検出に失敗し、座標が獲得出来なかった場合、表示の属性を変えて軌跡を表示する。
【0037】
このようにすれば、従来の技術で座標検出できなかった座標検出部の壊れのような装置異常部分を的確に捕らえ、表示属性の設定を意図的に変化させることで、試験者に的確に指示することができる。そのため、装置の良否判定精度を高めることが可能になる。
【0038】
(b) :前記(2) の作用
前記(2) の座標入出力装置の試験方法では、入力デバイス3Aの移動スピードによって、表示の属性を変えて軌跡を表示する。このように、入力デバイス3Aの移動スピードと、検出座標値に着目し、入力デバイス3Aの移動スピードの違いによる座標検出の異常を的確に捕られる。この場合、表示属性の設定を試験開始前に任意に設定し、正常表示と異常表示の範囲を変更することで試験精度を高めることが可能になる。
【0039】
(c) :前記(3) の作用
前記(3) の座標入出力装置の試験方法では、試験中、検出した座標値から検出済み(試験済み)領域を表示し、検出座標密度、入力方向により、領域の表示属性を変更する。
【0040】
このように、試験中、検出した座標を複数に分割した領域に位置情報として記憶部15Aに保存しつつ検出済み(試験済み)領域として表示画面2に表示する。また、検出座標密度(検出された座標点が多いか少ないか)によってその表示属性を変えて表示することで、試験漏れの部分を明確にすることが可能であり、試験漏れを防ぐことが可能になる。
【0041】
(d) :前記(4) の作用
前記(4) の座標入出力装置の試験方法では、試験中、検出した座標値を保持し、試験終了後、集計結果を表示する。このように、試験中座標検出した結果を記憶部15Aへ格納して保存する。そして、試験終了時に、検出座標分布を入力デバイス3Aの移動スピードの違い、入力方向などに基づき集計処理して表示する機能を有することで、多角的に分析することを可能ならしめる。
【0042】
(e) :前記(5) の作用
前記(5) の座標入出力装置の試験方法では、試験中に発生したエラー座標情報を、試験対象の座標入出力装置から試験制御用マスタコンピュータに送信して蓄積し、前記試験制御用マスタコンピュータから前記蓄積したデータの取り出しを行うことで、エラー発生頻度の集計データを座標入出力装置の画面上に表示する。
【0043】
このように、試験機にマスタとなる試験制御用マスタコンピュータを介在させることにより、プログラム的にエラー情報を収集し、エラー頻度の高い領域を明示的に表示する。そのため、リアルタイムなエラー発生状況を提供できる。
【0044】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0045】
§1:装置例の説明
図2は装置例の外観図であり、A図は装置例1、B図は装置例2、C図は装置例3である。本発明で適用する装置としては図2に示した各装置例がある。
【0046】
図2のA図に示した装置例1は、PDA型コンピュータの例であり、装置本体1上に表示用の画面2が設けてある。この場合、装置本体1内には座標入出力装置を構成する構成部品が設けてあり(詳細は後述する)、該座標入出力装置の上面側に画面2が設けてある。
【0047】
そして、使用者等が画面2上に手書き入力ペン3で文字や図形を描くと、その手書きされた文字や図形は座標入出力装置の装置本体1側で検出され、認識された後、その文字や図形等を画面2上に表示するようになっている。
【0048】
図2のB図に示した装置例2は、ラップトップ型コンピュータの例であり、装置本体1には蓋が開閉自在に設けてあり、その蓋の内側に表示用の画面2が設けてある。また、装置本体1側にはキーボード4が設けてある。この場合、装置本体1内には座標入出力装置を構成する構成部品が設けてあり、該座標入出力装置の蓋の一部に画面2が設けてある。
【0049】
そして、使用者が画面2上に手書き入力ペン3で図形データを描くと、その手書きされた図形データは座標入出力装置により検出され認識された後、その図形データを画面2上に表示するようになっている。
【0050】
図2のC図に示した例は、ディスクトップ型コンピュータの例であり、装置本体1と、キーボード4と、画面2を有する表示装置により構成されている。この場合、装置本体1内には座標入出力装置を構成する構成部品が設けてあり、前記表示装置に画面2が設けてある。
【0051】
そして、使用者等が画面2上に手書き入力ペン3で文字や図形を描くと、その手書きされた文字や図形は座標入出力装置により検出され認識された後、その文字や図形を画面2上に表示するようになっている。
【0052】
なお、前記の例に限らず、同様の機能を有する座標入出力装置に適用可能である。また、前記座標入出力装置には、タブレットやマウスなどの種類があるが、以下の実施の形態における説明では、座標入出力装置として、手書き入力ペン3と装置本体1側のタブレット本体を用いたタブレットの例について説明する。
【0053】
§2:座標入出力装置の構成の説明
図3は座標入出力装置の構成説明図であり、A図は平面図、B図はA図のX−Y線断面図である。
【0054】
図3に示したように、座標入出力装置を構成するタブレットは外側に保護フィルム8があり、その下側に表示画面2があり、更にその下側に入力電極面11がある。この場合、表示画面2の端部には、画面に情報を表示するための表示回路9があり、前記入力電極面11の端部には、画面上で指定して入力された位置の電極に対応する信号を検出するための検出回路10が設けてある。
【0055】
また、入力電極面11の下側(装置の内部)には、座標検出部13、制御部14、試験用のプログラム(これを「テストプログラム」とも記す)を格納したRAM12、OS(オペレーティングシステム)16、RAM17、ハードディスク装置(「HDD」とも記す)15等が設けてある。
【0056】
そして、座標検出部13は制御部14を介して検出回路10に接続し、検出回路10からの検出信号を制御部14を介して座標検出部13が受け取り、座標検出処理を行うようになっている。また、表示回路9はグラフィックコントローラ18に接続し表示データを表示回路9へ送るようになっている。
【0057】
この場合、前記RAM17は制御部14がワーク用として使用するものであり、該RAM17の格納したデータは、保存する際にはハードディスク装置(HDD)15に格納しておく。
【0058】
なお、座標入出力装置(タブレット)の試験は、前記メモリ内のテストプログラム12をCPU19が実行することで行う。また、前記テストプログラム12は、試験実施の際には装置本体1内のメモリ内におき、試験が終了し、製品の工場出荷時までには取り除いておく。すなわち、出荷された製品には、前記テストプログラム12は取り外された状態にする。
【0059】
§3:タブレットの試験の概要
タブレットの試験の概要は、次の通りである。
【0060】
(1) :試験例1
試験例1では、座標検出ができなかった装置異常部分を捕らえ、表示属性の設定を意図的に変化させることで、試験者に的確に指示し、装置の良否判定精度を高める。
【0061】
(2) :試験例2
試験例2では、入力デバイスの移動スピードと、検出座標値に着目し、入力デバイス移動スピードの違いによる座標検出の異常を的確に捕らえる。また、試験器具(自動で入力デバイスを移動させる器具)不在の場合、試験者操作による試験となるが、この時、入力スピードはまちまちである。本発明では、入力スピードの違いなど、試験手順の不均一をスピードによる表示属性変更(例えば、表示の色を変える)などの手段を用い、均等化することも可能ならしめる。
【0062】
また、その表示属性の設定を試験開始前に任意に設定し、正常表示と異常表示の範囲を変更することで試験精度を高めることが可能になる。
【0063】
(3) :試験例3
試験例3では、試験中、検出した座標を複数に分割した領域に位置情報として保存しつつ検出済み(試験済み)領域として表示し、また、検出座標密度(検出された座標点が多いか少ないか)によってその表示属性を変えて表示することで、試験漏れの部分を明確にすることが可能であり、試験漏れを防ぐことにつながるものである。
【0064】
(4) :試験例4
試験例4では、試験中座標検出した結果を、例えば、RAM17又はハードディスク装置(HDD15)へ格納して保存する。そして、試験終了時に、検出座標分布を入力デバイスの移動スピードの違い、入力方向などに基づき集計処理して表示する機能を有することで、多角的に分析することを可能ならしめる。
【0065】
(5) :試験例5
試験例5では、試験機にマスタとなる試験制御用マスタコンピュータを介在させることにより、プログラム的にエラー情報を収集し、エラー頻度の高い領域を明示的に表示する。そのため、リアルタイムなエラー発生状況を提供できる。
【0066】
§4:試験実施時の試験方法の説明
図4はテストプログラムによるタブレットの処理フローチャート(その1)、図5はテストプログラムによるタブレットの処理フローチャート(その2)である。以下、図4、5に基づいて、テストプログラムによるタブレットの処理を説明する。なお、図4、5において、S1〜S17は各処理ステップを示す。
【0067】
(1) :試験処理の説明
以下に説明する処理は、試験対象となる座標入出力装置をWindows (登録商標)環境下において実現している。また、以下に説明する試験は、メモリ内のテストプログラム12をCPU19が実行することで実現する。
【0068】
先ず、試験を開始した直後に、手書き入力ペン3の移動の軌跡を線画する為の開始点となる開始時座標を獲得し、保持する(S1)。次に、手書き入力ペン3の監視サイクルを設定する(S2)。この場合、例えば、タイマイベントの設定を行う。この設定は例えば、タイマイベント=15μSec のように時間情報を設定する。その後、ウィンドウズ(Windows )のコールバックルーチンを生成する(S3)。
【0069】
次に、手書き入力ペン3により座標入力中か否かを判定し(S4)、入力中でなければ、入力されるのを待ち、入力中であれば、現座標の獲得処理を行う(S5)。そして、座標は獲得できたか否かを判断し(S6)、座標の獲得ができなかった場合は、失敗フラグ(FLAG1)を立て(S7)、前記S4の処理へ移行する。
【0070】
また、前記S6の処理で、座標の獲得ができた場合は、座標値増減より、描画スピードを算出する(S8)。この場合、テストプログラムは、以前にハードディスク装置15に格納しておいた該当する位置の座標値を読み出し、その座標値と前記獲得できた座標値等のデータを基に、座標値増減を判断し、描画スピードを算出する。なお、この場合に使用する時間情報は、前記S2で設定した15μSec の値を使用し、移動した距離は前記2つの座標値から求める。
【0071】
次に、失敗フラグ(FLAG1)は立っているかを判断し(S9)、失敗フラグ(FLAG1)が立っていなければ、描画スピードによる表示属性の設定を行い(S10)、S13の処理へ移行する。しかし、S9の処理で、失敗フラグ(FLAG1)が立っていたら、表示属性(色又はパターン)の設定を行い(S11)、現座標値と前回獲得した座標値を表示し(S12)、S13の処理へ移行する。
【0072】
次に、前回獲得座標と現座標間を線画し、画面に表示し(S13)、現座標を次回の線画開始として保持(例えば、HDD15に保持)する(S14)。次に、失敗フラグ(FLAG1)の0初期化を行い(S15)、試験終了か否かを判断し(S16)、試験終了でなければS4の処理へ移行し、試験終了ならば、検出座標値の集計処理を行い(S17)、この処理結果のデータを画面に表示してこの処理を終了する。
【0073】
§5:試験処理中状態の説明
(1) :試験例1の説明
図6は試験処理中状態の説明図であり、A図は表示例1、B図は表示例2である。
【0074】
図4、5において、S4の座標入力中かつS5の現座標の獲得に失敗した場合(判定はS6で実施)、S7にて失敗FLAG1を立て、S4に処理を戻す。S5にて現座標を獲得し、獲得できた場合はS9のFLAG1判定を行う。この時先のS7でFLAG1を立てているため、S11にて表示色及び表示パターンなどの表示属性を設定する。その後、S13で前回獲得した座標と、現座標を線画する。また、S15でFLAG1を0初期化し、S4に戻り処理を続ける。
【0075】
前記図4、5の処理において、試験中状態は、画面2上に図6のA図、B図のような表示を行う。図6のA図の表示例1では、画面上に検出座標の軌跡表示が行なわれている状態を示している(表示例1の符号20を参照)。そして、正常時は黒色(例)で線画する(表示例2の符号30を参照)。また、異常時は、赤色(例)で線画する(表示例2の符号31を参照)。なお、この場合、点線部分が異常な範囲とすると点線の区間が赤で線画される。
【0076】
◎:試験例1の補足説明
図7は座標検出処理の説明図である。以下、図7により前記例1の補足説明を行う。図7において、52はタイマで設定した間隔毎に呼び出される処理(図4のS2、S3、S5の処理に対応する)、この時、入力デバイスからの位置座標を獲得している(図7の符号40を参照)。この結果、座標獲得に成功した場合(48、49)は、FLAG1の状態(42)はOFFの状態なので表示色は黒色とし、座標44、45間を描画する。
【0077】
それに反して、意図座標の獲得に失敗した場合(50)は、その時点で線画は行なわず(この時の座標値は不定である為)FLAG1をON状態(41)にする。次に、座標獲得に成功した51の時に線画を行うが、FLAG1はON状態である為、表示属性を変更し、座標45、46間を線画する。また、前記図6のB図の表示例2は、前記処理による表示状態(座標検出失敗した場合の表示状態)を示している。
【0078】
(2) :試験例2の説明
図8は座標獲得処理の説明図である。以下、図8を参照しながら試験例2を説明する。
【0079】
図4、5の処理において、S4で座標入力中、かつS5で座標の獲得に成功した場合(判定はS6で実施)、S8で獲得座標と現獲得座標の増減量(52)と座標値獲得時間(51)から移動速度を求める。S10においてS8で求めた移動速度(描画スピード)に対応する表示属性の設定を行う。
【0080】
この移動速度に対応する表示属性は外部から試験者が任意に変更できるような処理となっている(画面にメニューを表示し、試験者が設定変更可能)。また、S10で表示属性の設定を行なった後にS13にて線画を行う。このように、図8は前記処理による試験処理中状態を示している。
【0081】
また、53と54では入力デバイスの移動スピードが異なる為、軌跡の表示を53:点線、54:実線としている。また、54では同一座標上を53と同じく移動しているにもかかわらず、入力デバイスの移動スピードの違いで座標ズレが発生している状態を示している。
【0082】
(3) :例3の説明
図9は表示属性を変えて表示した例である。図9において、61に示す通り、先ず予め画面を複数の領域に分割しておく。前記図4、5の処理において、S5で現座標を獲得するが、この獲得した座標が前記領域のどの部分にあたるかをチェックする。該当する領域に対し、領域毎に用意したカウンタをインクリメントする。座標密度により表示属性を変えて画面上に表示する(62)。
【0083】
前記表示属性は、外部から試験者によって設定が可能である(過去の実績から障害の多い領域は、特に座標密度が高くないと表示変化しないようにといった設定もできる)。また、試験終了後、S17で今まで獲得した座標を集計し、各要件における座標分布図を表示する。なお、前記要件とは、入力デバイスの移動スピード、入力方向など)である。
【0084】
§6:他の試験例の説明
図10は他の例の試験方法の説明図である。以下、図10に基づいて、他の例の試験方法を説明する。
【0085】
この試験方法は、試験中に発生したエラー座標情報を、試験対象の座標入出力装置から試験制御用マスタパーソナルコンピュータ(「試験制御用マスターPC」とも記す)71に送信して蓄積し、試験制御用マスターPC71から蓄積したデータの取り出しを行うことで、エラー発生頻度の集計データを座標入出力装置の画面上に表示する例である。
【0086】
図10に示す通り、試験制御用マスターPC71と、試験対象機76とを接続し、ファイル共有サービス(米国のMicrosoft 社製のサービス)が使用可能な環境を構築する(LAN接続、USB接続、シリアル接続等)。そして、試験制御用マスターPC71は、エラー情報ファイル72(試験対象機がエラーした際のエラー座標値を保持しておく為のファイル)を持つ。
【0087】
試験開始前(74)、先ず試験対象機76の試験プログラム(テストプログラム)79は、マイクロソフトファイル共有サービスを用い、エラー情報ファイル72が存在するかをチェックし、ファイルが存在した場合は、ファイルの読み込み(77)を行う。
【0088】
試験対象機76の試験プログラム(テストプログラム)79は、該ファイルを読み込み、ファイルに蓄積されているエラー座標値を抽出する。抽出した座標は、試験プログラム(テストプログラム)79が予め分割した領域に分布の度合いによって属性を変え画面に表示する(710)。試験終了時(75)、試験プログラム(テストプログラム)79は、試験中に発生したエラー座標情報をマイクロソフト社のファイル共有サービスを用い、エラー情報ファイル72に書き込み(78)、エラー情報の蓄積を行う。
【0089】
そして、試験制御用マスタPC71から蓄積したデータの取り出しを行うことで、エラー発生頻度の集計データを座標入出力装置の画面上に表示する。
【0090】
なお、前記の例はタブレットの例であるが、マウスのような座標入出力装置についても前記と同様に実施可能である。
【0091】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば次のような効果がある。
【0092】
(1) :請求項1乃至5の座標入出力装置の試験方法では次のような効果がある。
【0093】
▲1▼:検出/出力装置上の局所的な座標ズレ及び抜けの有無が、従来例よりも分かりやすく試験することが可能になり、従来例にはない座標検出機能の壊れ、又は入力デバイスの移動スピードによる座標検出の正当性、入力方向による座標検出の正当性などを評価することができるため、装置の良否判定の精度を高めることが可能となる。
【0094】
▲2▼:試験後の検出座標分布を用い、試験後に更に詳細な分布も可能となることで、より総合的な試験を行うことができる。
【0095】
▲3▼:検出/出力装置は、本体装置であるために、製品不良装置を早期に見極めることは、多大なコスト削減につながる。従って、本発明は、多角的に装置良否判定を行う手段を有しているため、結果としてコスト削減という面でも大きな効果がある。
【0096】
更に、各請求項毎に次のような効果がある。
【0097】
(2) :請求項1では、装置異常により入力デバイスで指定され入力された位置の座標検出に失敗し、座標が獲得出来なかった場合、表示の属性を変えて軌跡を表示する。このように、従来の技術で座標検出できなかった座標検出部の壊れのような装置異常部分を的確に捕らえ、表示属性の設定を意図的に変化させることで、試験者に的確に指示することができる。そのため、装置の良否判定精度を高めることが可能になる。
【0098】
(3) :請求項2では、入力デバイスの移動スピードによって、表示の属性を変えて軌跡を表示する。このように、入力デバイスの移動スピードと、検出座標値に着目し、入力デバイスの移動スピードの違いによる座標検出の異常を的確に捕えられる。この場合、表示属性の設定を試験開始前に任意に設定し、正常表示と異常表示の範囲を変更することで試験精度を高めることが可能になる。
【0099】
(4) :請求項3では、試験中、検出した座標値から検出済み(試験済み)領域を表示し、検出座標密度、入力方向により、領域の表示属性を変更する。
【0100】
このように、試験中、検出した座標を複数に分割した領域に位置情報として記憶部に保存しつつ検出済み(試験済み)領域として表示画面に表示する。また、検出座標密度(検出された座標点が多いか少ないか)によってその表示属性を変えて表示することで、試験漏れの部分を明確にすることが可能であり、試験漏れを防ぐことが可能になる。
【0101】
(5) :請求項4では、試験中、検出した座標値を保持(記憶手段に記憶)し、試験終了後、集計結果を表示する。このように、試験中座標検出した結果を記憶部へ格納して保存する。そして、試験終了時に、検出座標分布を入力デバイスの移動スピードの違い、入力方向などに基づき集計処理して表示する機能を有することで、多角的に分析することを可能ならしめる。
【0102】
(6) :請求項5では、試験中に発生したエラー座標情報を、試験対象の座標入出力装置から試験制御用マスタコンピュータに送信して蓄積し、前記試験制御用マスタコンピュータから前記蓄積したデータの取り出しを行うことで、エラー発生頻度の集計データを座標入出力装置の画面上に表示する。
【0103】
このように、試験機にマスタとなる試験制御用マスタコンピュータを介在させることにより、プログラム的にエラー情報を収集し、エラー頻度の高い領域を明示的に表示する。そのため、リアルタイムなエラー発生状況を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の実施の形態における装置例の外観図であり、A図は装置例1、B図は装置例2、C図は装置例3を示す。
【図3】本発明の実施の形態における座標入出力装置の構成説明図であり、A図は平面図、B図はA図のX−Y線断面図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるテストプログラムによるタブレットの処理フローチャート(その1)である。
【図5】本発明の実施の形態におけるテストプログラムによるタブレットの処理フローチャート(その2)である。
【図6】本発明の実施の形態における試験中処理状態の説明図であり、A図は表示例1、B図は表示例2である。
【図7】本発明の実施の形態における座標検出処理の説明図である。
【図8】本発明の実施の形態における座標獲得処理の説明図である。
【図9】本発明の実施の形態における表示属性を変えて表示した例である。
【図10】本発明の実施の形態における他の例の試験方法説明図である。
【図11】従来例1の説明図であり、A図は座標入力装置、B図は電気的ブロック図である。
【図12】従来例2の説明図(その1)であり、A図はスキャン軌跡とサンプリング位置との関係を示す図、B図はサンプリングの基準点の位置を示す図、C図は精度計算に係る原理を示す図である。
【図13】従来例2の説明図(その2)であり、A図はスキャン軌跡を示す図、B図は座標のズレの発生箇所が目立たない例を示す図、C図は座標ズレの表示例を示す図、D図はB図の部分領域の再スキャンによる座標のズレの拡大表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 装置本体
2 表示画面
3 手書き入力ペン
3A 入力デバイス
8 保護フィルム
9 表示回路
10 検出回路
11 入力電極面
12 テストプログラム
13 座標検出部
14 制御部
15 ハードディスク装置(HDD)
15A 記憶部
16 OS(オペレーティングシステム)
17 RAM
17A 記憶部
18 グラフィックコントローラ
19 CPU(中央演算処理装置)

Claims (6)

  1. 画面上の位置を指定して入力する入力デバイスと、
    前記入力デバイスで指定された位置の座標を検出する座標検出部と、を有する座標入出力装置の試験方法において、
    監視サイクル毎に、前記入力デバイスで指定された位置の座標が検出できたか否かを判別し、
    任意の監視サイクルに前記入力デバイスで指定された位置の座標が獲得できなかった場合、座標が獲得できなかったことを示す情報を記録する一方、
    前記入力デバイスで指定された位置の座標が獲得できた場合、今回検出された座標と前回検出された座標との間の軌跡を表示すると共に、今回検出された座標と前回検出された座標との間に前記情報が記録されているか否かを判別し、
    今回検出された座標と前回検出された座標との間に前記情報が記録されていた場合には、今回検出された座標と前回検出できた座標との軌跡を、他の軌跡と表示属性を変えて表示することを特徴とする座標入出力装置の試験方法。
  2. 請求項1に記載の座標入出力装置の試験方法において、
    今回検出された座標と前回検出された座標との間における前記入力デバイスの移動スピードを判別し、
    判別された移動スピードに応じて、表示の属性を変えて軌跡を表示することを特徴とする座標入出力装置の試験方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載の座標入出力装置の試験方法において、 前記座標入出力装置の試験中、検出した座標値から前記画面上の座標検出済み領域を表示し、検出座標密度、入力方向により、領域の表示属性を変更することを特徴とする座標入出力装置の試験方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の座標入出力装置の試験方法において、
    前記座標入出力装置の試験中、検出した座標値を保持し、試験終了後、集計結果を表示することを特徴とする座標入出力装置の試験方法。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の座標入出力装置の試験方法において、
    前記座標入出力装置の試験中に発生したエラー座標情報を、試験対象の座標入出力装置から試験制御用マスタコンピュータに送信して蓄積し、
    前記試験制御用マスタコンピュータから前記蓄積したデータの取り出しを行うことで、エラー発生頻度の集計データを座標入出力装置の画面上に表示することを特徴とする座標入出力装置の試験方法。
  6. 画面上の位置を指定して入力する入力デバイスと、
    前記入力デバイスで指定された位置の座標を検出する座標検出部と、
    監視サイクル毎に、前記入力デバイスで指定された画面上の座標が検出されたか否かを判別する制御部と、
    前記入力デバイスの軌跡を前記画面上に表示させる表示制御部とを有し、
    前記制御部は、任意の監視サイクルに前記画面上の座標が検出出来なかった場合には、
    座標が獲得できなかったことを示す情報を記録する一方、前記画面上の座標が検出できた場合、今回検出された座標と前回検出された座標との間に前記情報が記録されているか否かを判別し、
    前記表示制御部は、今回検出された座標と前回検出された座標との間に前記情報が記録されていた場合には、前記情報記録の前後に検出された座標間の軌跡を、他の軌跡と表示属性を変えて表示することを特徴とする、座標入出力装置。
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