JP2010008074A - 指針指示角度算出装置、指針指示角度評価システム、及び、指針指示角度算出プログラム - Google Patents

指針指示角度算出装置、指針指示角度評価システム、及び、指針指示角度算出プログラム Download PDF

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和由 海野
Makoto Wakayama
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Abstract

【課題】画像情報から指針の指示角度を正確に算出できて、装置のコストダウンに貢献することを可能とする。
【解決手段】指示部12aとキャップ12bとを有する指針12の指示角度を、撮像手段30が指針12全体を撮像した画像情報に基づいて算出する指針指示角度算出装置10において、撮像手段30から画像情報を取得する画像情報取得手段41aと、画像情報取得手段41aが取得した画像情報における指針12の指示部12a及びキャップ12bの輪郭を抽出する輪郭抽出手段41bと、輪郭抽出手段41bが抽出した輪郭の慣性主軸を算出する慣性主軸算出手段41cと、慣性主軸算出手段41cが算出した慣性主軸と予め定められた基準軸とに基づいて指針12の指示部12aの指示角度を算出する指示角度算出手段41dと、指示角度算出手段41dが算出した指示角度を出力する指示角度出力手段41eと、を有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、指示部とキャップとを有する指針の指示角度を、撮像手段が前記指針全体を撮像した画像情報に基づいて算出する指針指示角度算出装置、指針指示角度評価システム、及び、指針指示角度算出プログラムに関するものである。
一般に車両には、図8に示すように、車両速度、エンジン回転、燃料残量、温度等の計測値を表示する複数(図8中では4つ)の車両用表示装置10を有するコンビネーションメータ100が搭載されている。コンビネーションメータ100は、複数の車両用表示装置10と、ウォーニング10aと、シフトインジケータ10bと、車両用表示装置10の縁部を覆う見返し10cと、をケース10d内に収容して表ガラス10eで覆っている。
車両用表示装置10は、表面に目盛及び数字、文字または記号等の指標11aが設けられた文字板11と、この文字板11の前面に配置される指針12と、を有している。指針12は、前記指標11aと協働して計測量を表示するための指示部12aと、指針12の回動中心に位置付けられて指示部12aの端部等を覆うキャップ12bと、を有している。このように構成した車両用表示装置10は、指針12の指示部を計測量に応じた指示位置に回動させることで、計測量を表示している。
このような車両用表示装置の動作を自動的に評価する自動評価装置が従来から知られている。例えば特許文献1には、解像度の高い第1の撮影手段にてメータの指針を撮影し、この撮影した画像を処理して指針の振れ角を求めて、該指針が正常に動作しているか否かを判定している。また、第1の撮影手段よりも解像度の低い第2の撮影手段にてランプ、或いは、ODOメータ等の、第1の撮影手段にて撮影したメータとは異なる表示計を撮影し、撮影して得られた画像を処理して、この表示系が正常に動作しているか否かを判定している。
特開2005−338054号公報
しかしながら、上述した従来の自動評価装置では、複数の表示計を撮影するためには、複数の撮影手段を用いる必要があり、装置のコストダウンを図るのが困難であった。そして、メータの指針の振れ角を判定するためには、高解像度の撮影手段を用いる必要があり、より一層のコストダウンを図るのは困難であった。
また、撮影した映像から指針の指示角度を算出する一般的な算出方法としては、図9に示す方法等が挙げられる。この算出方法は、画像情報中の任意に定められたサーチエリア内で検出した指針12の指示部12aを1つのオブジェクトBと見なして、そのオブジェクトBに対して任意に定めた指示軸と基準軸(例えば、画像情報中で定義したX軸など)とが交わった角度から、指針12の指示角度を算出する方法となっている。
しかしながら、画像認識されたオブジェクトBの姿勢が、図9(b)に示すように、カメラ画像のドットマトリクスMの水平又は垂直方向となる付近では、オブジェクトBを正確に認識することができるが、図9(a)、(c)に示すように、指示部12bの指示角度が若干変化した場合、そのオブジェクトB’はオブジェクトBと同一方向に延びるものと認識されるため、そのオブジェクトB’の指示軸に基づいて指示角度を算出すると、実際には指示部12aの指示角度が異なっていても、同一角度と見なされる不感帯が存在してしまうという別の問題が発生する。この問題を解消するには、高解像度の撮像手段を用いる必要があり、上述したように自動評価装置のコストダウンを図ることができない。
よって本発明は、上述した問題点に鑑み、画像情報から指針の指示角度を正確に算出できて、装置のコストダウンに貢献することができる指針指示角度算出装置、指針指示角度評価システム、及び、指針指示角度算出プログラムを提供することを課題としている。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項1記載の指針指示角度算出装置は、図1の基本構成図に示すように、指示部12aとキャップ12bとを有する指針12の指示角度を、撮像手段30が前記指針12全体を撮像した画像情報に基づいて算出する指針指示角度算出装置10において、前記撮像手段30から前記画像情報を取得する画像情報取得手段41aと、前記画像情報取得手段41aが取得した画像情報における前記指針12の指示部12a及びキャップ12bの輪郭を抽出する輪郭抽出手段41bと、前記輪郭抽出手段41bが抽出した輪郭の慣性主軸を算出する慣性主軸算出手段41cと、前記慣性主軸算出手段41cが算出した慣性主軸と予め定められた基準軸とに基づいて前記指針12の指示部12aの指示角度を算出する指示角度算出手段41dと、前記指示角度算出手段41dが算出した指示角度を出力する指示角度出力手段41eと、を有することを特徴とする。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項2記載の指針指示角度評価システムは、図1の基本構成図に示すように、請求項1に記載の指針指示角度算出装置40と、前記指針の所望の指示角度への回動を制御する駆動制御手段20と、前記駆動制御手段20の制御によって駆動された前記指針12に対して前記指針指示角度算出装置40が算出した指示角度と前記所望の指示角度とを比較し、該比較結果に基づいて前記指針12を前記所望の指示角度に回動できたか否かを評価する評価手段41fと、を有することを特徴とする。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項3記載の指針指示角度算出プログラムは、図1の基本構成図に示すように、指示部12aとキャップ12bとを有する指針12の指示角度を、撮像手段30が前記指針12全体を撮像した画像情報に基づいて算出する指針指示角度算出装置40のコンピュータを、前記撮像手段30から前記画像情報を取得する画像情報取得手段41a、前記画像情報取得手段41aが取得した画像情報における前記指針12の指示部12a及びキャップ12bの輪郭を抽出する輪郭抽出手段41b、前記輪郭抽出手段41bが抽出した輪郭の慣性主軸を算出する慣性主軸算出手段41c、前記慣性主軸算出手段41cが算出した慣性主軸と予め定められた基準軸とに基づいて前記指針12の指示部12aの指示角度を算出する指示角度算出手段41d、前記指示角度算出手段41dが算出した指示角度を出力する指示角度出力手段41e、として機能させるための指針指示角度算出プログラムとなっている。
上記請求項1,3に記載した本発明によれば、画像情報取得手段が撮像手段から画像情報を取得すると、輪郭抽出手段がその画像情報における指針の指示部及びキャップの輪郭を抽出する。そして、慣性主軸算出手段がその輪郭の慣性主軸、例えば、輪郭におけるキャップの重心と指示部の重心とを通る指示方向に延びる軸等を算出し、指示角度算出手段がその慣性主軸と基準軸とに基づいて指針の指示部の指示角度を算出すると、指示角度出力手段がその指示角度を出力する。
上記請求項2に記載した本発明によれば、駆動制御手段が指針を所望の指示角度に回動させると、評価手段がその指針に対して指針指示角度算出装置が算出した指示角度と所望の指示角度を比較し、該比較結果に基づいて指針を所望の指示角度に回動できたか否かを評価する。
以上説明したように請求項1,3に記載した本発明によれば、撮像手段が指針を撮像した画像情報から指針の指示部及びキャップの輪郭を抽出して、その輪郭の慣性主軸を算出し、その慣性主軸に基づいて指針の指示角度を算出するようにしたことから、画像情報のドットマトリックスの水平又は垂直方向となる付近でも、その画像情報から認識できる指針全体の輪郭に対応した慣性主軸は指示角度に応じて異なるため、その慣性主軸に基づいて指針の指示角度を正確に算出することができる。従って、画像情報から指針の指示角度を正確に算出できることから、安価な撮像手段を用いることができるため、装置のコストダウンに貢献することができる。
以上説明したように請求項2に記載した本発明によれば、指針指示角度算出装置が算出した指針の指示角度を評価するようにしたことから、画素数の少ない画像情報に基づいた指示角度の評価を行っても、正確に評価することができる。特に、安価な撮像手段が撮像した画像情報でも正確に評価を行うことができるため、安価にシステムを構築することができる。
以下、本発明に係る指針指示角度算出装置を有する指針指示角度評価システムの一最良の形態を、図2乃至図7の図面を参照して以下に説明する。なお、従来例と共通する部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図2において、指針指示角度評価システム1は、指針12の回動を制御するソフトウェアのデバッグ、評価等に用いられる。指針指示角度評価システム1は、車両用表示装置10を駆動するテスト信号発生装置20と、その車両用表示装置10の指針12を撮像する撮像手段30と、指針指示角度算出装置40と、を有している。
車両用表示装置10は、文字板11と、指針12と、を有している。指針12は、指示部12aと、キャップ12bとを有している。車両用表示装置10は、内機等を制御して指針12の指示部12aを計測量に応じた指示位置に回動させることで、文字板11に伏した指標と指示部12aが協働して計測量を表示している。車両用表示装置10は、テスト信号発生装置20と電気的に接続されており、そのテスト信号発生装置20から入力されるテスト信号に応じた指示位置まで指針12の指示部12aを回動させる。
テスト信号発生装置20は、指針指示角度算出装置40と電気的に接続されており、指針指示角度算出装置40からの信号出力タイミング制御信号(以下、制御信号ともいう)に応じて、予め定められたテストパターンデータに基づいた前記テスト信号を自動的に発生するテスト信号自動発生ボードを有している。テスト信号発生装置20は、指針指示角度算出装置40の制御によって前記テストパターンデータに応じた前記テスト信号を車両用表示装置10に出力する。
撮像手段30は、請求項中の撮像手段であり、ビデオカメラ、カメラ等が用いられる。撮像手段30は、車両用表示装置10の少なくとも指針12全体が撮像できるように、指針12と対向して配置されている。撮像手段30は、指針指示角度算出装置40と電気的に接続されており、指針12を撮像した撮像信号を指針指示角度算出装置40に出力する。
指針指示角度算出装置40は、公知であるコンピュータを用いており、予め定めたプログラムに従って装置全体の動作の制御などを行う中央演算処理装置(CPU)41を有している。このCPU41には、バスBを介してCPU41のためのプログラム等を格納した読み出し専用のメモリであるROM42、CPU41の処理作業に必要な各種データを格納する作業エリア等を有する読み出し書き込み自在のメモリであるRAM43が接続されている。
CPU41には、記憶装置44がバスBを介して接続されており、この記憶装置44にはハードディスク装置、大容量のメモリなどが用いられる。記憶装置44は、指針指示角度算出プログラム、指示角度評価プログラム等の各種プログラムと、それらで用いられる各種情報や、撮像手段30から取得した複数の画像情報等を記憶する記憶領域を有している。指針指示角度算出プログラム、指示角度評価プログラム等は、CD−ROM等からインストールされたり、ネットワークを介してダウンロードされて記憶装置44に記憶される。
指針指示角度算出プログラムは、指示部12aとキャップ12bとを有する指針12の指示角度を、撮像手段30が前記指針12全体を撮像した画像情報に基づいて算出する指針指示角度算出装置40のCPU(コンピュータ)41を、前記撮像手段30から前記画像情報を取得する画像情報取得手段41a、前記画像情報取得手段41aが取得した画像情報における前記指針12の指示部12a及びキャップ12bの輪郭を抽出する輪郭抽出手段41b、前記輪郭抽出手段41bが抽出した輪郭の慣性主軸を算出する慣性主軸算出手段41c、前記慣性主軸算出手段41cが算出した慣性主軸と予め定められた基準軸とに基づいて前記指針12の指示部12aの指示角度を算出する指示角度算出手段41d、前記指示角度算出手段41dが算出した指示角度を出力する指示角度出力手段41e、として機能させるための指針指示角度算出プログラムとなっている。
また、上述したCPU41には、入力装置45、表示装置46、インタフェース装置(I/F)47等がバスBを介して接続されている。入力装置45は、キーボード、マウス等を有しており、利用者の操作に応じた入力データをCPU41に出力する。表示装置46は、周知である液晶ディスプレイ、CRT等の各種表示器が用いられる。そして、表示装置46は、CPU41の制御によって各種情報を表示する。つまり、表示装置46は、それらの各種情報に基づいて、算出した指針12の指示角度、評価結果等を示す各種画面を表示する。
I/F47は、上述したテスト信号発生装置20、撮像手段30等を接続する接続装置であり、USB(Universal Serial Bus)、IEEE(the Institute of Electrical and Electronic Engineers )1394等の各種シリアルインタフェースがシステム構成等に応じて任意に用いられる。I/F47は、CPU41の制御によってテスト信号発生装置20に前記制御信号を出力する。I/F47は、撮像手段30からの撮像信号に対してA/D変換等を施し、その撮像信号をCPU41に出力する。
CPU41は、I/F47を介して入力される画像信号を画像情報Dとして取得し、該画像情報DをRAM43、記憶装置44等に記憶する。この画像情報Dは、複数の画素をマトリックス状に表示するためのデータ構造となっている。そして、画素情報Dの一例としては、図4に示すように、車両用表示装置10の指針12の可動範囲に対した文字板11の表面等を撮像した画像となっている。このような画素情報Dの場合、文字板11に相当する領域が指針12の可動範囲に相当するため、その可動範囲をサーチエリアEとして設定することで、画像情報Dの全てをサーチすることなく、指針12の輪郭(エッジ)を検出することができる。
なお、本実施形態では、説明を簡単化するために、画像情報Dに1つの車両用表示装置10を撮像した場合について説明するが、本発明はこれに限定するものではなく、複数の車両用表示装置10を撮像した画像情報とするなど種々異なる実施形態とすることができる。
また、画像情報Dには、指針12の指示角度を算出することが可能な基準軸Xが割り振られる。なお、基準軸としては、指針12の回動中心で交差するX−Y座標とするなど種々異なる実施形態とすることができる。
次に、上述した指針指示角度算出装置40のCPU41が実行する本発明に係る指針指示角度算出処理の一例を、図5に示すフローチャートを参照して以下に説明する。
CPU41によって上記指針指示角度算出プログラムが実行されると、図5に示すステップS31において、I/F47を介して撮像手段30から入力される画像信号が画像情報Dとして取得されてRAM43等に記憶され、ステップS32において、その画像情報Dの中から人的又は自動的に指針12全体のサーチエリアEが特定され、その後ステップS33に進む。
なお、サーチエリアEを人的に特定する場合は、画像情報Dを表示装置46に表示させ、その画面に対して境界線等を入力装置45で利用者に入力させ、その入力データからサーチエリアEを特定する。また、サーチエリアEを自動で特定する場合は、画像情報Dから文字板11のエッジ等を検出することにより特定する。
ステップS33において、指針12の指示部12a及びキャップ12bと文字板11との区別が可能なように、画像情報Dの2値化が行われ、ステップS34において、図6(a)〜(c)に示すように、その画像情報D2に対するエッジ検出処理等によって指針12の指示部12a及びキャップ12bの輪郭Bが抽出され、その輪郭Bを示す輪郭情報がRAM43等に記憶され、その後ステップS35に進む。
ステップS35において、RAM43等の輪郭情報に基づいて、慣性主軸算出処理が実行されることで、図6に示すように、輪郭Bに対応した慣性主軸(指示軸)Aが算出され、その慣性主軸Aを示す慣性主軸情報がRAM43等に記憶され、その後ステップS36に進む。
なお、慣性主軸算出処理の一例としては、輪郭Bにおける指針12の指示部12a部分の重心である第1重心と、キャップ12b部分の重心である第2重心とを各々の輪郭部分から推測し、その第1重心と第2重心とを通り、指示部12aの指示方向に延びる軸を慣性主軸(指示軸)Aとして算出する。
ステップS36において、算出した慣性主軸Aと画像情報Dに対して予め定められた基準軸Xとの交差角が指示角度θとして算出され、該指示角度θがRAM43等に記憶され、ステップS37において、その指示角度θが予め定められた出力先(例えば、表示装置46、記憶装置44、通信相手等)に出力され、その後、処理を終了する。
以上説明したように、CPU41は図5に示す指針指示角度算出処理を実行することで、CPU41が図1に示す請求項中の画像情報取得手段41a、輪郭抽出手段41b、慣性主軸算出手段41c、指示角度算出手段41d、及び、指示角度出力手段41eとして機能することになる。そして、図5に示すフローチャート中のステップS31が画像情報取得手段41a、ステップS34が輪郭抽出手段41b、ステップS35が慣性主軸算出手段41c、ステップS36が指示角度算出手段41d、ステップS37が指示角度出力手段41e、にそれぞれ相当している。
次に、上述した指針指示角度算出装置40のCPU41が実行する本発明に係る指示角度評価処理の一例を、図7に示すフローチャートを参照して以下に説明する。
CPU41によって上記指示角度評価プログラムが実行されると、図7に示すステップS1において、入力装置45等を介して利用者等から評価要求があったか否かが判定される。評価要求がないと判定された場合(S1でN)、ステップS5に進む。一方、評価要求があったと判定された場合(S1でY)、ステップS2に進む。
ステップS2において、評価要求に対応した上記テストパターンデータに基づいて上記制御信号がテスト信号発生装置20に出力され、その後ステップS3に進む。この処理により、テスト信号発生装置20が車両用表示装置10にテスト信号を出力することで、車両用表示装置10は指針12の指示部12aを所定の指示角度まで回動させる。
ステップS3において、上述した図5に示す指針指示角度算出処理が実行されることで、撮像手段30が撮像した画像情報に基づいて算出された指針12の指示角度が出力され、ステップS4において、その指針12の指示角度と上記テストパターンの所定の指示角度とが比較され、該比較結果に基づいて指針12が所望の指示角度に回動されたか否かが判定され、該判定結果を示す評価結果情報が出力又は記憶され、その後ステップS5に進む。
ステップS5において、上記テストパターンの全てが終了したか、入力装置45等を介して終了要求を受けたか等に基づいて終了か否かが判定される。終了ではないと判定された場合(S5でN)、ステップS1に戻り、一連の処理が繰り返される。一方、終了と判定された場合(S5でY)、処理を終了する。
以上説明したように、CPU41は図7に示す指示角度評価処理を実行することで、CPU41が図1に示す請求項中の評価手段41fとして機能することになる。
次に、上述した構成の指針指示角度算出装置40の本発明に係る動作(作用)の一例を、図6等の図面を参照して以下に説明する。
指針指示角度算出装置40は、評価要求の発生に応じて、テスト信号発生装置20により車両用表示装置10の指針12を所定の指示角度まで回動させる。そして、その回動させた指針12を撮像した画像情報Dを撮像手段30から取得すると、該画像情報Dから指針12の指示部12a及びキャップ12bを含む輪郭Bを抽出し、図6に示すように、該輪郭Bから慣性主軸Aを算出する。そして、算出した慣性主軸Aと基準軸Xとの交差角に基づいて指示角度θを算出し、該指示角度θと上記テストパターンが示す所定の指示角度とを比較して、指針12が所望の指示角度に回動されたか否かを判定する。
例えば、所定の指示角度が90度の場合、図6(b)に示すように指示部12aが90度を指示していれば、慣性主軸Aは基準軸Xとほぼ直交することになり、指示角度θは90と算出される。よって、その評価結果は、指針12の指示部12aは所定の指示角度を指示していると指針指示角度算出装置40は判定する。また、図6(a)又は図6(c)に示すように 指示部12aが90度から若干ずれた位置を指示していれば、慣性主軸Aもそれに応じて基準軸Xに対して傾いているため、その指示角度θと所定の指示角度とは一致しないため、指針指示角度算出装置40は指針12の指示部12aが所定の指示角度を指示していないと判定する。また、指示角度θを評価結果と共に出力することで、利用者はそのずれ量を的確に確認することができる。
以上説明した指針指示角度算出装置40によれば、撮像手段30が指針12を撮像した画像情報Dから指針12の指示部12a及びキャップ12bの輪郭Bを抽出して、その輪郭Bの慣性主軸Aを算出し、その慣性主軸Aに基づいて指針12の指示角度θを算出するようにしたことから、図6に示す画像情報Dのドットマトリックスの水平又は垂直方向となる付近でも、その画像情報Dから認識できる指針12全体の輪郭に対応した慣性主軸Aは指示角度θに応じて異なるため、その慣性主軸Aに基づいて指針12の指示角度θを正確に算出することができる。従って、画像情報Dから指針12の指示角度θを正確に算出できることから、安価な撮像手段30、即ち低解像度のビデオカメラ等を用いることができるため、装置のコストダウンに貢献することができる。
また、指針指示角度算出装置は、算出した指針の指示角度を評価することから、画素数の少ない画像情報Dに基づいた指示角度θの評価を行っても、正確に評価することができる。
なお、上述した実施形態では、指針指示角度算出装置40が指針12の指示角度θの評価を行う場合について説明したが、本発明はこれに限定するものではなく、指針指示角度算出装置40が指示角度を算出して出力する装置とする実施形態とすることもできる。
このように上述した実施例は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の指針指示角度算出装置及び指針指示角度評価システムの基本構成を示す構成図である。 本発明に係る指針指示角度評価システムの概略構成を示すシステム構成図である。 図2中の指針指示角度算出装置の概略構成を示すシステム構成図である。 画像情報の一例を説明するための図である。 図3中の指針指示角度算出装置のCPUが実行する本発明に係る指針指示角度算出処理の一例を示すフローチャートである。 画像情報における指針の輪郭との画像情報の水平又は垂直方向との関係を示す図であり、(a)は指示部が垂直方向から一方にずれた場合、(b)は指示部が垂直方向と平行の場合、(c)は指示部が垂直方向から他方にずれた場合をそれぞれ示している。 図3中の指針指示角度算出装置のCPUが実行する本発明に係る指示角度評価処理の一例を示すフローチャートである。 コンビネーションメータの一例を示す正面図である。 従来の指示角度方法による画像情報における指針の輪郭との画像情報の水平又は垂直方向との関係を示す図であり、(a)は指示部が垂直方向から一方にずれた場合、(b)は指示部が垂直方向と平行の場合、(c)は指示部が垂直方向から他方にずれた場合をそれぞれ示している。
符号の説明
1 指針指示角度評価システム
10 車両用表示装置
12 指針
12a 指示部
12b キャップ
20 駆動制御手段(テスト信号発生手段)
30 撮像手段
40 指針指示角度算出装置
41a 画像情報取得手段(CPU)
41b 輪郭抽出手段(CPU)
41c 慣性主軸算出手段(CPU)
41d 指示角度算出手段(CPU)
41e 指示角度出力手段(CPU)
41f 評価手段(CPU)

Claims (3)

  1. 指示部とキャップとを有する指針の指示角度を、撮像手段が前記指針全体を撮像した画像情報に基づいて算出する指針指示角度算出装置において、
    前記撮像手段から前記画像情報を取得する画像情報取得手段と、
    前記画像情報取得手段が取得した画像情報における前記指針の指示部及びキャップの輪郭を抽出する輪郭抽出手段と、
    前記輪郭抽出手段が抽出した輪郭の慣性主軸を算出する慣性主軸算出手段と、
    前記慣性主軸算出手段が算出した慣性主軸と予め定められた基準軸とに基づいて前記指針の指示部の指示角度を算出する指示角度算出手段と、
    前記指示角度算出手段が算出した指示角度を出力する指示角度出力手段と、
    を有することを特徴とする指針指示角度算出装置。
  2. 請求項1に記載の指針指示角度算出装置と、
    前記指針の所望の指示角度への回動を制御する駆動制御手段と、
    前記駆動制御手段の制御によって駆動された前記指針に対して前記指針指示角度算出装置が算出した指示角度と前記所望の指示角度とを比較し、該比較結果に基づいて前記指針を前記所望の指示角度に回動できたか否かを評価する評価手段と、
    を有することを特徴とする指針指示角度評価システム。
  3. 指示部とキャップとを有する指針の指示角度を、撮像手段が前記指針全体を撮像した画像情報に基づいて算出する指針指示角度算出装置のコンピュータを、
    前記撮像手段から前記画像情報を取得する画像情報取得手段、
    前記画像情報取得手段が取得した画像情報における前記指針の指示部及びキャップの輪郭を抽出する輪郭抽出手段、
    前記輪郭抽出手段が抽出した輪郭の慣性主軸を算出する慣性主軸算出手段、
    前記慣性主軸算出手段が算出した慣性主軸と予め定められた基準軸とに基づいて前記指針の指示部の指示角度を算出する指示角度算出手段、
    前記指示角度算出手段が算出した指示角度を出力する指示角度出力手段、
    として機能させるための指針指示角度算出プログラム。
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