JP6646223B2 - 検査装置、検査方法及び検査プログラム - Google Patents

検査装置、検査方法及び検査プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6646223B2
JP6646223B2 JP2016137038A JP2016137038A JP6646223B2 JP 6646223 B2 JP6646223 B2 JP 6646223B2 JP 2016137038 A JP2016137038 A JP 2016137038A JP 2016137038 A JP2016137038 A JP 2016137038A JP 6646223 B2 JP6646223 B2 JP 6646223B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inspection
interval
touch
contact position
determined
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2016137038A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018010371A (ja
Inventor
孝昭 長
孝昭 長
浩二 植野
浩二 植野
松本 昇
昇 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Client Computing Ltd
Original Assignee
Fujitsu Client Computing Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Client Computing Ltd filed Critical Fujitsu Client Computing Ltd
Priority to JP2016137038A priority Critical patent/JP6646223B2/ja
Publication of JP2018010371A publication Critical patent/JP2018010371A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6646223B2 publication Critical patent/JP6646223B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Description

本発明は、検査装置、検査方法及び検査プログラムに関する。
学校等でタブレット装置を利用した授業等が行われ、タブレット装置の活用が進んでいる。タブレット装置では、タッチパネルを搭載した画面へのタッチ操作により入力が可能である一方、画面の一部が故障すると、故障した領域においてタッチ入力ができなくなる。
タブレット装置の出荷時には、機械により画面のすべての箇所をタッチ操作することで、画面の全領域において故障が生じていないかが検査される。これに対して、タブレット装置の利用時には、手動による画面のタッチ操作により故障箇所がないかが確認される。画面への接触の判断は、タッチパネルが検出した接触位置情報に基づき、オペレーションシステム(以下、「OS」(Operation System)ともいう。)上で起動するアプリケーションソフトウェア(以下、「アプリケーション」ともいう。)を用いて実施される。
例えば、タッチ操作を行う指が検査用のタッチ操作経路の始点から終点まで移動したかを確認し、指によるタッチ操作経路の移動を途切れずに検出できたかどうかでタッチパネルの異常の有無を判定する検査方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−215843号公報
しかしながら、上記検査方法では、その検査精度は、画面にタッチした指がタッチ操作経路をなぞる際のタッチ操作の速度に左右される。例えば、図1に示すように、タッチパネル14の検査用のタッチ操作経路Tに対して指をスライドさせるとき、ゆっくりスライドさせると、図1(a)に示すようにタッチ操作経路Tをガイドする複数のボックスのそれぞれにおいて指の接触が検出される。この場合、タッチ操作経路Tの始点から終点までの指の移動の結果、接触位置情報が得られなかったボックスのラインが故障箇所Cであると判定できる。
一方、指を素早くスライドさせると、図1(b)に示すように、検出した接触位置の間隔が、検査されるべき接触位置の間隔(図1ではボックスで示す間隔、例えば指の幅等)よりも広くなり、未テストラインのボックスでは指が接触したか否かの検査ができない。この結果、未テストラインで示すボックスのラインにタッチセンサ14の障害があっても見逃してしまう。よって、上記検査方法では、タッチパネル14の異常が検査できていない画面上の箇所の有無の判定と、検査できていない箇所がある場合にその箇所の特定が困難になる。
そこで、一側面では、本発明は、タッチパネルの検査ができていない箇所を特定することを目的とする。
一つの案では、画面へのタッチ操作の位置を示す複数の接触位置情報のうち、隣接する2点の接触位置情報の間隔を算出する算出部と、前記間隔が予め定められたタッチの識別距離よりも長い場合、前記間隔により確定される画面上の領域は検査できていないと判定する判定部と、を有する検査装置が提供される。
一側面によれば、タッチパネルの検査ができていない箇所を特定することができる。
タッチパネルの検査方法の一例を示す図。 一実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図。 接触位置の座標取得タイミングの一例を示す図。 ハードウェア層とソフトウェア層との分解能の違いの一例を示す図。 画面検査の一例を示す図。 画面検査漏れを説明するための図。 一実施形態に係る検査方法の概要と故障候補箇所の一例を示す図。 一実施形態に係る情報処理装置の機能構成の一例を示す図。 一実施形態に係る接触位置テーブルの一例を示す図。 一実施形態に係る故障候補判定テーブルの一例を示す図。 一実施形態に係る故障候補リストの一例を示す図。 一実施形態に係る試験パターンリストの一例を示す図。 一実施形態に係る検査処理の一例を示すフローチャート。 一実施形態に係る検査処理を説明するための図。 一実施形態に係る故障候補抽出処理の一例を示すフローチャート。 一実施形態に係る故障候補抽出処理を説明するための図。 一実施形態に係る試験パターン作成処理の一例を示すフローチャート。 一実施形態に係る試験パターンの一例を示す図。 一実施形態に係る検査用のタッチ操作経路の始点及び終点の一例を示す図。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く。
[情報処理装置のハードウェア構成]
まず、本発明の一実施形態に係る情報処理装置10のハードウェア構成の一例について、図2を参照しながら説明する。本実施形態に係る情報処理装置10は、タッチパネルの故障候補箇所を検査可能な検査装置の一例である。タッチパネルの故障候補箇所は、画面上の検査できていないと判定された領域である。
本実施形態に係る情報処理装置10は、タッチパネルを搭載した電子機器であればよく、一例としてはタブレット装置、スマートフォン、携帯電話、ビデオカメラ、デジタルカメラ、PDA(Personal Digital Assistants)、携帯用音楽再生装置、携帯用映像処理装置、携帯用ゲーム機器、ナビゲーション装置が挙げられる。
本実施形態に係る情報処理装置10は、CPU11、メモリ12、入出力I/F13、タッチパネル14、ディスプレイ15、通信I/F16及びHDD(Hard Disk Drive)17を有する。
情報処理装置10は、LCD(Liquid Crystal Display)等のディスプレイ15にタッチパネル14を積層させた構造を有する。タッチパネル14は、ユーザのタッチ操作による接触位置の座標を検出するデバイスである。本実施形態では、投影型静電容量方式のタッチパネル14を例に挙げて説明する。この場合、指と導電膜の間での静電容量の変化により接触位置を検出する。ただし、タッチパネル14は静電容量方式に限らず、抵抗膜方式等を用いることができる。
CPU11は、入出力I/F13を介してユーザのタッチ操作による接触位置の座標を取得する。なお、入出力I/F13は、タッチパネル14だけでなく、キーボード、ボタン又はポインティングデバイス等の入力装置から情報の入力を受け付けるインターフェースとして機能してもよい。また、入出力I/F13は、検査のためのタッチ操作経路やその他の情報をディスプレイ15に表示するインターフェースとして機能する。
HDD17は、OS17a及びアプリケーションプログラム17bを有する。CPU11は、アプリケーションプログラム17bを適宜メモリ12に読み出し、OS17a上で動作させる。
アプリケーションプログラム17bは、画面へのタッチ位置である接触位置情報に基づき、タッチパネル14の部分故障等により画面上の検査できていない領域(ライン)を判定する検査プログラムを含む。アプリケーションプログラム17bが実行されることで、タッチパネル14の検査ができていない箇所を特定することができる。
メモリ12は、例えば半導体メモリであり、CPU11によって実行されるプログラム、CPU11によって参照されるデータ、及び、CPU11が実行する処理の結果として取得されたデータ等を格納することができる。通信I/F16は、ネットワークに接続され、他の装置と通信するインターフェースである。
[タッチパネルからの接触位置情報取得と画面検査]
タッチパネル14の断線等の故障を検査する際には、図3に示すように、指が画面上を連続してタッチ操作し、そのタッチ位置をタッチパネル14が断続的に検出した情報が使用される。CPU11は、得られた情報から、タッチされた座標(接触位置情報)、指の状態(接触又は非接触)を認識する。
タッチされた座標(X軸、Y軸)の分解能は、静電容量センサが配置されたハードウェア層と、タッチパネル14のタッチされた座標(X軸、Y軸)の分解能は、ソフトウェア層とで異なる。例えば、ハードウェア層における分解能は4096×4096ラインで、ディスプレイ15の画面解像度は1280×1024ピクセルの場合などの環境が存在する。この場合、ハードウェア層が検出した接触位置の座標はソフトウェアでは解像度(ピクセル)のレベルに粒度を下げて通知される。この結果、図3に模式的に示すように、ハードウェア層による接触位置の座標の取得タイミングは、ソフトウェアによる座標の取得タイミングよりも多くなる。
タッチパネル14における部分故障のひとつにライン故障がある。この故障は投影型静電容量方式などのタッチパネル14に発生する現象で、タッチパネル14内に縦横に張り巡らされたX軸用およびY軸用の静電容量センサの一部が断線等の理由により1〜nライン分タッチ認識できないというものである。
図4に、タッチパネル14の中央の1本のラインCが故障している例が示されている。この場合、ハードウェア層の分解能単位では、ライン毎の検査が可能であるため、「ラインCが故障である」と判定される。しかし、ソフトウェアの分解能単位では、「ラインCは故障ではない」と判定されることがある。これは、ソフトウェアでは粒度を下げたため、ソフトウェアの分解能単位では、図4の例では4つのラインのうち故障しているラインC以外のラインで補完してタッチ操作を検出することができるためである。ラインCが故障していてもソフトウェアの分解能単位で使用感的に問題が無いものは良品と判定することで、タッチパネル14の過剰な故障検出を排除することができる。このため、タッチパネル14の故障の有無を検査する画面検査では、ソフトウェア層による検査が行われる。
図5に、画面検査の一例を示す。情報処理装置10の修理の際に行われるタッチパネル14の検査は、CPU11の制御によりOS17a上で検査プログラムのアプリケーションプログラム17bが動作することにより実施されるソフトウェア層による検査である。ユーザUは、画面に表示された検査用のタッチ操作経路の始点から終点まで指を離さずにタッチ操作(以下、「ドラッグ操作」ともいう。)する。CPU11(ソフトウェア層)は、ドラッグ操作に応じて検出された接触位置の座標を取得し、正しいタッチ操作経路の軌跡P1、P2、P3・・・が描けているか否かを判定する。タッチパネル14の一部にライン故障があれば、故障の領域で非接触となり(つまり、接触位置の座標が取得されず)、軌跡に途切れが発生する。CPU11は、描いている軌跡に途切れる箇所があれば故障と判断し、全ての軌跡Pに途切れがなければ正常と判断する。
具体的には、タッチパネル14が故障している場合に軌跡が途切れる理由は以下の通りである。つまり、(1)タッチパネル14に指が接している場合、タッチパネル14のハードウェア層の静電容量センサにより「タッチあり」が検知され、その座標がアプリケーションに送られる。(2)故障箇所をタッチしている場合、タッチパネル14に指が接しているにもかかわらずハードウェア層は接触を検知しないため、「タッチなし」と判定される。この結果、ソフトウェア層は指を離したと判断する。(3)故障箇所を過ぎると再びハードウェア層により「タッチあり」と検知され、ソフトウェア層は新たなタッチが始まったと解釈する。このため、(2)と(3)の間で、描いている軌跡が途切れることになる。
従って、タッチパネル14の故障を検知するためには、故障箇所をタッチし、「タッチなし」と判定されることが必要となる。しかし、タッチパネル14のハードウェア層は定期的にタッチ情報を送信するため、故障箇所を指が移動している時間とハードウェア層が接触位置を検出するタイミングとが合わないと、「タッチなし」状態を検知できない。
例えば、ユーザUが図6(a)の始点から図6(c)の終点まで指でドラッグ操作する際、図6(b)の故障箇所で、ハードウェア層が接触位置を検出するタイミングがある場合、図6(d)に示す故障箇所のラインCにて接触位置が検出されず、描いている軌跡P1が途切れる。これにより、故障箇所のラインCが検出できる。
これに対して、図6(b)の故障箇所で、ハードウェア層が接触位置を検出するタイミングがない場合、図6(e)に示す故障箇所のラインCにて接触位置の検出自体が行われないために、描いている軌跡P1は途切れない。この場合、ラインCを故障箇所として検出できず、タッチパネル14のタッチ機能は正常であると誤判断される。以上から、ユーザはタッチ操作が効きにくいと感じ、修理に出しても、修理センターで故障を見逃してしまう場合がある。
そのため、故障箇所をタッチしているタイミングで確実に接触位置情報を取得するため、ゆっくり指をスライドさせたり、正常だと判断されても複数回同じ箇所に指をスライドさせて診断をしたりという操作側での俗人的な対応が必要になる。
[本実施形態に係る検査方法の概要と故障候補箇所]
そこで、本実施形態に係る情報処理装置10では、タッチパネル14の検査方法において、接触位置情報から故障候補箇所を抽出し、検査用のタッチ操作経路の始点から終点のガイドを表示することで、本検査に係る設備や時間を増加させず、効率的にタッチパネル14のライン故障を見つけ出す検査方法を実行する。
本実施形態に係る検査方法の概要を説明する。本実施形態に係る検査方法では、情報処理装置10は、画面上にて指定された始点から終点までを指でドラッグ操作する際、断続的に得られる接触位置の座標のうち、隣接する2点間のX座標の間隔及びY座標の間隔を算出する。
そして、情報処理装置10は、その2点間の座標の間隔が、タッチの有効範囲指定値(例えば、指の幅等)よりも長い場合、その間隔の幅の領域(ライン)を故障候補箇所と判定する。これにより、情報処理装置10は、画面上の故障候補箇所を「検査できていない」と判定し、故障候補箇所に次に描く軌跡の始点ないしは終点に設定し、故障候補箇所を含めたタッチ操作を促し、故障候補箇所を含めた検査を実行する。このようにして、本実施形態に係る情報処理装置10が実行する検査方法では、本検査に係る設備や時間を増加させず、効率的にタッチパネル14のライン故障を見つけ出す。
図7(a)に示す例では、ディスプレイ15のサイズが横16cm、縦10cm、ディスプレイ15の解像度が800×500であり、タッチパネル14のUSBバストレースの分解能は1600×1000である。
タッチの有効範囲指定値は、タッチが有効とされる距離(タッチの識別距離)を示す。情報処理装置10のOS上での指の幅は、横50ピクセル、縦50ピクセルであり、USB(Universal Serial Bus)バストレース上での指の幅は、横100、縦160であると算出できる。よって、本実施形態では、タッチの有効範囲指定値を横1cm、縦1cmと予め定義する。
ドラッグ操作時に取得した接触位置の座標のうち、隣接する2点間の座標の距離が、算出した有効範囲指定値よりも大きい場合、部分故障候補と判定できる。例えば、図7(c)では、タッチ操作経路の軌跡Pの接触位置のX座標を中心とするタッチの有効範囲の円T(直径1cm)が重なっていない箇所が抽出される。図7(b)では、重なっていない箇所の隣接する2点の接触位置TのX座標の間隔のラインが故障候補箇所となる。故障候補箇所のラインCは、OS上でのX座標の距離が50ピクセルよりも大きく、USBバストレース上でのX座標の距離が100ピクセルよりも大きい領域である。
タッチの有効範囲指定値は、対象装置に合わせて任意に設定される。タッチの有効範囲指定値は、例えば、UI(User Interface)の観点から7mm以下とすることが好適である。ただし、タッチの有効範囲指定値は、これに限らず、その他の値であってもよい。例えば、タッチの有効範囲指定値は、性別、身長、体重等によって変えてもよい。
タッチの有効範囲指定値には、物理的なサイズを指定し、取得データの単位(ピクセル単位等)に変換する必要がある。タッチの有効範囲指定値の変換後の値は、ディスプレイサイズ、ピクセル数、解像度等から算出される(https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/windows/apps/hh465326.aspxを参照)。ここでは、ハードウェア層(USBバストレース等)のデータを使用する。これにより、接触位置の座標をより多く取得でき、より効率的に部分故障候補を絞り込むことができる。
[情報処理装置の機能構成]
次に、一実施形態に係る情報処理装置10の機能構成について、図8を参照しながら説明する。情報処理装置10は、受付部21、記憶部22、算出部23、判定部24、作成部25及び表示制御部26の各機能を有する。
受付部21は、画面へのタッチ操作に対応する接触位置の座標を受け付ける。
記憶部22は、接触位置テーブル121、故障候補判定テーブル122、故障候補リスト123及び試験パターンリスト124の各データを記憶する。また、記憶部22は、本実施形態に係る検査処理をCPU11に実行させるための検査プログラム125のアプリケーションプログラムを記憶する。
図9は、本実施形態に係る接触位置テーブル121の一例を示す。図9(a)に示す接触位置テーブル121は、X軸方向にタッチ操作経路を有する試験パターンの初期パターン(No.1)に対する指の接触位置の座標(X座標、Y座標)を記憶した例である。また、図9(b)に示す接触位置テーブル121は、Y軸方向にタッチ操作経路を有する初期パターン(No.2)に対する接触位置の座標(X座標、Y座標)を記憶した例である。図9(c)に示す接触位置テーブル121は、追加された試験パターン(No.3)に対する接触位置の座標(X座標、Y座標)を記憶した例である。
図10は、本実施形態に係る故障候補判定テーブル122の一例を示す。本実施形態に係る故障候補判定テーブル122は、故障候補判定テーブル122は、ピクセル数分のデータ格納領域を有する。故障候補判定テーブル122には、ドラッグ操作においてタッチされた座標にパターンの有効範囲指定値が入力される。
例えば、本実施形態では、検査対象のタッチパネル14を80×50ピクセル、タッチの有効範囲指定値を3ピクセルと仮定する。この場合、図10(a)に示すように、故障候補判定テーブル122は、ピクセル数分(X軸方向の検査の場合には80個、Y軸方向の検査の場合には50個)のデータ格納領域を有する。また、故障候補判定テーブル122には、ドラッグ操作においてタッチされた座標にパターンの有効範囲指定値である「3」が入力される。また、図10(b)に示すように、タッチ操作経路の接触位置のX座標を中心とするタッチの有効範囲内か否かを示すために、故障候補判定テーブル122の値「3」に隣接する座標の値が「1」又は「0」の場合、「2」に変更する。また、故障候補判定テーブル122の変更した値「2」に隣接する「0」を「1」に変更する。
図11は、本実施形態に係る故障候補リスト123の一例を示す。本実施形態に係る故障候補リスト123は、タッチパネル14の一部が検査できていない場合、検査できていない領域を故障候補箇所として記憶する。図11(a)は、X軸の故障候補リスト123aの一例であり、図11(b)は、Y軸故障候補リスト123bの一例である。X軸の故障候補リスト123a及びY軸の故障候補リスト123bを、総称して故障候補リスト123という。
図12は、本実施形態に係る試験パターンリスト124の一例を示す。本実施形態に係る試験パターンリスト124は、試験パターンの初期パターン及び追加される試験パターンのリストを記憶する。例えば、図12の試験パターンリスト124には、2つの初期パターンが記憶されている。試験パターン(No.1)は、始点座標(1,1)及び終点座標(78,1)で示されるX軸方向のタッチ操作経路の初期パターンである。試験パターン(No.2)は、始点座標(78,1)及び終点座標(78,48)で示されるY軸方向のタッチ操作経路の初期パターンである。
図8に戻り、算出部23は、隣接する2点の接触位置のX座標の間隔及びY座標の間隔を算出する。判定部24は、間隔が予め定められたタッチの識別距離よりも長い場合、その間隔により確定される画面上の領域は検査できていないと判定し、その間隔により確定される画面上の領域を「故障候補箇所」と判定する。
作成部25は、検査できていないと判定された領域に基づき、試験パターンを作成する。表示制御部26は、検査できていないと判定された領域に、次のタッチ操作経路をガイドする始点及び終点を表示させる。
かかる構成により、本実施形態に係る情報処理装置10では、CPU11が、メモリ12に読み込まれた検査プログラム125等の各種プログラム及び各種データを用いて検査処理及び各種処理を実行する。これにより、受付部22、算出部23、判定部24、作成部25及び表示制御部26の機能が実現される。
また、記憶部22に記憶された接触位置テーブル121、故障候補判定テーブル122、故障候補リスト123、試験パターンリスト124の各データは、HDD17、メモリ12又はネットワーク30を介して情報処理装置10に接続されるクラウド上のサーバ等に格納され得る。
なお、図8は機能に着目したブロック図を描いており、これらの機能ブロックで示した各部は、ハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはハードウェアとソフトウェアとの組合せによって実現することができる。
[検査処理]
次に、本実施形態に係る検査処理の一例について図13を参照して説明する。図13は、一実施形態に係る検査処理の一例を示すフローチャートである。なお、本実施形態では、一例として、検査対象のタッチパネル14を80×50ピクセル、タッチの有効範囲指定値を3ピクセルと仮定し、各フローチャートを説明する。
本処理が開始されると、表示制御部26は、試験パターンリスト124を参照して試験パターン(No.1)の始点及び終点位置にタッチの有効範囲指定値と同サイズの始点及び終点を表示させる(ステップS10)。これにより、図14(a)に示すように、始点として座標(1、1)を左上の頂点とし、サイズ3の四角形が表示され、終点として座標(78、1)を左上の頂点とし、サイズ3の四角形が表示される。なお、本実施形態に係る試験パターンリスト124には、初期パターンとしてX軸方向にタッチ操作経路を有する試験パターン(No.1)及びY軸方向にタッチ操作経路を有する試験パターン(No.2)の2パターンが記憶されている。しかしながら、試験パターンの初期パターンは、これに限らず、例えば、斜め方向にタッチ操作経路を有する始点座標(1,1)から終点座標(78,48)の1パターンでも良い。この場合、タッチパネル14の左上から右下に向かって斜め方向へドラッグ操作が行われる。
図13に戻り、次に、受付部21は、ユーザUのドラッグ操作を受け付ける(ステップS12)。これにより、図14(b)に示すように、始点から終点に向かうタッチ操作経路に基づきドラッグ操作が行われる。図14(b)にその軌跡P1を示す。なお、ドラッグ操作は、必ずしも直線でなくてもよい。また、タッチ操作経路に対する始点及び終点以外のタッチ位置のガイドを表示してもよい。この場合、始点から終点に向かうよう、ガイドをずらしながら表示する方法等がある。
図13に戻り、次に、記憶部22は、ドラッグ操作時に取得した接触位置の座標を接触位置テーブル121に記憶する(ステップS13)。例えば、図9(a)には、試験パターン(No.1)のドラッグ操作時に取得した接触位置の座標の一例が記憶されている。接触位置の座標を取得する間隔は、アプリケーションで所定時間毎(たとえば、1秒)に取得してもよいし、OSが発行するイベントに合わせ、たとえば、1秒、1.3秒、0.5秒・・・のように不規則でもよい。
図13に戻り、次に、判定部24は、始点から終点まで正常にドラッグ操作が行われたか否かを判定する(ステップS14)。判定部24は、終点以外のエリアで非接触が検出される、あるいは、始点以外のエリアから接触が始まる場合、始点から終点までドラッグ操作ができなかったと判定(エラー判定)し、本処理を終了する。(ステップS16)。ただし、ステップS14のエラー判定時、操作ミスを考慮して、ステップS16にて本処理を終了する替わりに再度ドラッグ処理を促してもよい。また、故障候補箇所を検出したい場合、本処理を終了せずに次の検査処理を継続してもよい。継続する場合は、故障候補箇所として、非接触が検出された箇所を記憶部22の故障候補リスト123に記憶する。
判定部24は、始点から終点まで正常にドラッグ操作が行われたと判定した場合、他の試験パターンの初期パターンがあるか否かを判定する(ステップS18)。判定部24は、図12に示す試験パターンリスト124を参照して、他の初期パターン、つまり試験パターン(No.2)があると判定し、ステップS10に戻る。
表示制御部26は、試験パターン(No.2)の始点及び終点にタッチの有効範囲指定値と同サイズの始点及び終点を表示させる(ステップS10)。これにより、図14(c)に示すように、始点として座標(78、1)を頂点とし、サイズ3の四角形が表示され、終点として座標(78、48)を頂点とし、サイズ3の四角形が表示される。
その後、図13のステップS12〜S18の処理が実行されると、図14(c)に示すように、始点から終点に向かう軌跡P2のドラッグ操作が行われ、ドラッグ操作時に取得した接触位置の座標が接触位置テーブル121に記憶される。例えば、図9(b)には、試験パターン(No.2)のドラッグ操作時に取得した接触位置の座標の一例が記憶されている。
図13のステップS18において、判定部24は、試験パターンリスト124を参照して他の初期パターンはないと判定し、ステップS20に進む。次に、判定部24は、X軸(縦ライン)の故障候補抽出処理を実行する(ステップS20)。次に、判定部24は、Y軸(横ライン)の故障候補抽出処理を実行する(ステップS22)。各故障候補抽出処理については後述される。
次に、判定部24は、故障候補リスト123に基づき故障候補箇所があるか否かを判定する(ステップS24)。判定部24は、故障候補箇所がないと判定した場合、タッチパネル14は正常であると判定し、本処理を終了する(ステップS26)。他方、判定部24は、故障候補箇所があると判定した場合、故障候補リスト123から試験パターンを作成し、試験パターンリスト124に記憶し、ステップS10に戻る(ステップS28)。
試験パターンリスト124に記憶された、追加された試験パターンに基づき、ステップS10〜S18の処理が実行されると、図14(d)に示すように、始点から終点に向かう軌跡P3のドラッグ操作が行われ、ドラッグ操作時に取得した接触位置の座標が接触位置テーブル121に記憶される。例えば、図9(c)には、試験パターン(No.3)のドラッグ操作時に取得した接触位置の座標の一例が記憶されている。図13に戻り、その後、ステップS20〜S24の処理が実行され、ステップS24において、故障候補箇所がないと判定されると、ステップS26にて正常終了する。ステップS24において、故障候補箇所があると判定されると、サイド追加の試験パターンを作成し、ステップS10〜28の処理を繰り返す。
[故障候補抽出処理]
次に、本実施形態に係る故障候補抽出処理の一例について図15を参照して説明する。図15は、一実施形態に係る検査処理の一例を示すフローチャートである。本処理は、図13の検査処理のステップS20及びステップS22において呼び出される。
本処理が開始されると、作成部24は、接触位置テーブル121を読み込む(ステップS30)。次に、記憶部22は、接触位置テーブル121に記憶された接触位置の座標に基づき、故障候補判定テーブル122を更新する(ステップS32)、次に、作成部25は、故障候補リスト123を作成し(ステップS34)、本処理を終了する。
例えば、試験パターン(No.1)及び試験パターン(No.2)の各初期パターンにおいて検出された接触位置の座標に基づき、故障候補判定テーブル122が更新される。故障候補判定テーブル122は、ピクセル数分(本実施形態では、X軸方向の検査の場合には80個、Y軸方向の検査の場合には50個)のデータ格納領域を有する。作成部25は、ドラッグ操作においてタッチされた位置(座標)に、有効範囲指定値である「3」を設定する(図10(a)参照)。また、作成部25は、図16(a)に示すように、軌跡P1で示す指のドラッグ操作に対して検出した接触位置の座標を中心とするタッチの有効範囲の円Tに対応する領域を示すために、故障候補判定テーブル122の値「3」に隣接する「1」又は「0」の値を「2」に変更し、値「2」に隣接する「0」の値を「1」に変更する(図10(b)参照)。これにより、故障候補判定テーブル122が、図16(b)に示すように更新される。
故障候補判定テーブル122が示す値が「0」の場合、タッチの有効範囲の円Tは離れている。この場合、判定部24は、隣接する2点の接触位置の座標の間隔(図16(a)ではX座標の間隔)が、識別すべきタッチの識別距離よりも長い箇所であり、その間隔により確定される画面上のラインを検査できていない箇所であると判定する。つまり、判定部24は、図16(a)では、円Tが離れている領域C1及び領域C2を、検査できていない領域と判定し、故障候補リスト123を作成する。この結果、図11(a)のX軸の故障候補リスト123aの「No.1」には、図16(a)に示すタッチパネル14の横15〜21ピクセルの幅をもつ縦ラインの故障候補箇所C1が記憶される。また、X軸の故障候補リスト123aの「No.2」には、図16(a)の横42〜50ピクセル幅をもつ縦ラインの故障候補箇所C2が記憶される。また、図11(b)のY軸の故障候補リスト123bの「No.1」には、図16(b)の縦34〜37ピクセルの幅をもつ横ラインの故障候補箇所C3が記憶される。
なお、故障候補箇所C1、C2は、試験パターン(No.1)の始点座標(1,1)及び終点座標(78,1)のタッチ操作経路の検査において判定された、検査できていない領域である。また、故障候補箇所C3は、試験パターン(No.2)の始点座標(78,1)及び終点座標(78,48)のタッチ操作経路の検査において判定された、検査できていない領域である。
[試験パターン作成処理]
次に、本実施形態に係る試験パターン作成処理の一例について図17を参照して説明する。図17は、一実施形態に係る試験パターン作成処理の一例を示すフローチャートである。本処理は、図13の検査処理のステップS24において故障候補箇所があると判定された場合にステップS28において呼び出される。
本処理が開始されると、作成部25は、故障候補リスト123を読み込む(ステップS40)。次に、作成部25は、試験パターンリスト124を作成(更新)し(ステップS42)、本処理を終了する。
作成部25は、X軸の故障候補箇所とY軸の故障候補箇所との交点からタッチ操作経路の始点及び終点を算出し、試験パターンリスト124に書き込む。例えば、図11に示すように、X軸の故障候補リスト123aの最も数値の低いX座標「15」と、Y軸の故障候補リスト123aの最も数値の低いY座標「34」とから成る座標(15,34)を始点とし、X軸の故障候補リスト123aの最も数値の高いX座標「50」と、Y軸の故障候補リスト123aの最も数値の高いY座標「37」とから成る座標(50,37)からタッチの識別距離を減算した座標(48,35)を終点とする。これにより、図18の試験パターンリスト124に、「No.3」の試験パターンが追加される。
[タッチパネルからの位置情報取得と画面検査]
最後に、上記のようにして試験パターンリスト124に追加された試験パターン「No.3」に基づき行われる、図13の検査処理について説明する。図13のステップS28において、試験パターンリスト124に試験パターン「No.3」が追加されると、ステップS10に戻り、表示制御部26は、試験パターンリスト124を参照して試験パターン(No.3)の始点及び終点にタッチの有効範囲指定値と同サイズの始点、終点を表示させる。これにより、図16(c)に示すように、座標(15、34)及び座標(48、35)を左上の頂点とし、始点及び終点を示すサイズ3の四角形が表示される。
図13に戻り、次に、受付部21は、ユーザUのドラッグ操作を受け付ける(ステップS12)。これにより、図16(d)に示すように、始点から終点に向かう軌跡P3のドラッグ操作が行われる。
次に、記憶部22は、ドラッグ操作時に取得した接触位置の座標を接触位置テーブル121に記憶する(ステップS13)。これにより、図9(c)に示すように、試験パターンリスト124の試験パターン(No.3)のドラッグ操作時に取得した接触位置の座標が接触位置テーブル121に記憶される。
次に、判定部24は、ステップS14〜S22の処理を実行する。ステップS24において、故障候補がないと判定された場合、タッチパネル14は正常であると判断して、ステップS26にて正常終了する。
ステップS24において、故障候補があると判定された場合、タッチパネル14に検査できていない箇所があると判定し、次の試験パターンを作成して、ステップS10に戻り、ステップS10以降の処理を繰り返す。ステップS28にて次の試験パターンが作成される間、本処理が繰り返される。
以上に説明したように、一実施形態に係る情報処理装置10が行う検査方法によれば、タッチ操作された箇所の位置(接触位置)のうち、隣接する2点の接触位置の間隔が、識別すべき距離であるタッチの識別距離よりも長い場合、その間隔により確定されるラインを「検査できていない箇所」と特定することができる。これにより、次の検査において、検査できていない箇所を優先して試験することができる。その結果、本検査に係る設備や時間を増加させず、効率的にタッチパネル14のライン故障を見つけ出すことができる。
また、例えば、図4に示すように、タッチパネル14の1本のラインCが故障している場合、ハードウェアの分解能単位では、ライン毎の検査により「ラインCは故障である」と判定される。しかしながら、ハードウェアとしては壊れているが運用上は問題のない場合がある。この場合、本実施形態に係る検査方法によれば、ラインCが故障していてもハードウェアの分解能単位より低いソフトウェアの分解能単位で使用感的に問題が無いものは良品と判定される。これにより、過剰な故障検出を排除することができ、ハードウェア及びソフトウェアに合わせた適切な評価ができる。
以上、検査装置、検査方法及び検査プログラムを上記実施形態により説明したが、本発明にかかる検査装置、検査方法及び検査プログラムは上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。また、上記実施形態及び変形例が複数存在する場合、矛盾しない範囲で組み合わせることができる。
例えば、本発明に係る検査方法では、故障候補箇所(図16の場合、故障候補箇所C1、C2、C3の領域)にて次の検査時にタッチイベントが検出できるかが判定できれば良く、必ずしも複数の故障候補箇所の交点に始点及び終点を表示しなくても良い。
図19に、一実施形態に係る検査用のタッチ操作経路の始点及び終点の一例を示す。図19(a)の垂直ラインの故障候補箇所Cが3箇所及び水平ラインの故障候補箇所Cが2箇所の場合、複数の故障候補箇所Cのうち最も距離が離れた故障候補箇所Cのいずれか一方の交点に始点を表示し、いずれか他方の交点に終点を表示することが好ましい。終点から最も遠い交点に始点を表示することで、次の検査時に故障候補箇所においてタッチイベントを取得できる。
また、図19(b)の垂直ラインの故障候補箇所Cが3箇所及び水平ラインの故障候補箇所Cが1箇所の場合、2つの交点に始点及び終点を表示することで、次の検査時に故障候補箇所においてタッチイベントを取得できる。この場合、始点及び終点の表示位置は、同一直線上でなくてもよい。
また、図19(c)の垂直ラインの故障候補箇所Cが3箇所の場合には交点がない。この場合、複数の故障候補箇所Cのうち最も距離が離れた故障候補箇所Cのいずれか一方の領域中に始点を表示し、いずれか他方の領域中に終点を表示することが好ましい。このとき、図19(c)に示すように、始点及び終点が最も離れるように、一方の故障候補箇所Cの右下端部と、他方の故障候補箇所Cの左上端部とに始点又は終点のいずれかを表示することが好ましい。
また、図19(d)の垂直ラインの故障候補箇所Cが1箇所及び水平ラインの故障候補箇所Cが1箇所の場合、1つの交点にずらして始点及び終点を表示してもよい。この場合、始点及び終点の表示位置は、同一直線上でなくてもよい。
また、始点と終点の位置関係(例えば、始点が左上、終点が右下など)は、試験パターンが変わる度に変更するようにしても良い。試験パターンのNo.1(1回目)は始点が故障候補箇所Cの左上、終点が右下になるように表示し、2回目は始点が右下や左下、終点が左上や右上になるように可変にしても良い。
以上の説明に関し、更に以下の項を開示する。
(付記1)
画面へのタッチ操作の位置を示す複数の接触位置情報のうち、隣接する2点の接触位置情報の間隔を算出する算出部と、
前記間隔が予め定められたタッチの識別距離よりも長い場合、前記間隔により確定される画面上の領域は検査できていないと判定する判定部と、
を有する検査装置。
(付記2)
前記検査できていないと判定した領域内に、次のタッチ操作を促すためのタッチ操作経路の始点及び終点を表示させる表示制御部を有する、
付記1に記載の検査装置。
(付記3)
前記表示制御部は、前記間隔により確定される領域が交点を有する場合、前記交点に始点及び終点の少なくともいずれかを表示させる、
2に記載の検査装置。
(付記4)
前記判定部は、前記検査できていないと判定した領域がない場合、前記画面は正常であると判定する、
付記1〜3のいずれか一項に記載の検査装置。
(付記5)
画面へのタッチ操作の位置を示す複数の接触位置情報のうち、隣接する2点の接触位置情報の間隔を算出し、
前記間隔が予め定められたタッチの識別距離よりも長い場合、前記間隔により確定される画面上の領域は検査できていないと判定する、
処理をコンピュータが実行する検査方法。
(付記6)
前記検査できていないと判定した領域内に、次のタッチ操作を促すためのタッチ操作経路の始点及び終点を表示させる、
付記5に記載の検査方法。
(付記7)
前記間隔により確定される領域が交点を有する場合、前記交点に始点及び終点の少なくともいずれかを表示させる、
付記6に記載の検査方法。
(付記8)
前記検査できていないと判定した領域がない場合、前記画面は正常であると判定する、
付記5〜7のいずれか一項に記載の検査装置。
(付記9)
画面へのタッチ操作の位置を示す複数の接触位置情報のうち、隣接する2点の接触位置情報の間隔を算出し、
前記間隔が予め定められたタッチの識別距離よりも長い場合、前記間隔により確定される画面上の領域は検査できていないと判定する、
処理をコンピュータに実行させるための検査プログラム。
(付記10)
前記検査できていないと判定した領域内に、次のタッチ操作を促すためのタッチ操作経路の始点及び終点を表示させる、
付記9に記載の検査プログラム。
(付記11)
前記間隔により確定される領域が交点を有する場合、前記交点に始点及び終点の少なくともいずれかを表示させる、
付記10に記載の検査プログラム。
(付記12)
前記検査できていないと判定した領域がない場合、前記画面は正常であると判定する、
付記9〜11のいずれか一項に記載の検査装置。
10 タブレット装置
11 CPU
12 メモリ
13 入出力I/F
14 タッチパネル
15 ディスプレイ
16 通信I/F
17 HDD
21 受付部
22 記憶部
23 算出部
24 判定部
25 作成部
26 表示制御部
121 接触位置テーブル
122 故障候補判定テーブル
123 故障候補リスト
124 試験パターンリスト
125 検査プログラム

Claims (6)

  1. 画面へのタッチ操作の位置を示す複数の接触位置情報のうち、隣接する2点の接触位置情報の間隔を算出する算出部と、
    前記間隔が予め定められたタッチの識別距離よりも長い場合、前記間隔により確定される画面上の領域は検査できていないと判定する判定部と、
    を有する検査装置。
  2. 前記検査できていないと判定した領域内に、次のタッチ操作を促すためのタッチ操作経路の始点及び終点を表示させる表示制御部を有する、
    請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記算出部は、前記隣接する2点の接触位置情報の縦方向の間隔及び横方向の間隔を算出し、
    前記判定部は、前記縦方向の間隔が予め定められたタッチの識別距離よりも長い場合、前記縦方向の間隔を幅とする横のラインを、検査できていない領域と判定し、前記横方向の間隔が予め定められたタッチの識別距離よりも長い場合、前記横方向の間隔を幅とする縦のラインを、検査できていない領域と判定し、
    前記表示制御部は、検査できていない領域として前記縦のラインと前記横のラインとが判定された場合、前記縦のラインと前記横のラインとが重なった領域内に始点及び終点の少なくともいずれかを表示させる、
    請求項2に記載の検査装置。
  4. 前記判定部は、前記検査できていないと判定した領域がない場合、前記画面は正常であると判定する、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の検査装置。
  5. 画面へのタッチ操作の位置を示す複数の接触位置情報のうち、隣接する2点の接触位置情報の間隔を算出し、
    前記間隔が予め定められたタッチの識別距離よりも長い場合、前記間隔により確定される画面上の領域は検査できていないと判定する、
    処理をコンピュータが実行する検査方法。
  6. 画面へのタッチ操作の位置を示す複数の接触位置情報のうち、隣接する2点の接触位置情報の間隔を算出し、
    前記間隔が予め定められたタッチの識別距離よりも長い場合、前記間隔により確定される画面上の領域は検査できていないと判定する、
    処理をコンピュータに実行させるための検査プログラム。
JP2016137038A 2016-07-11 2016-07-11 検査装置、検査方法及び検査プログラム Expired - Fee Related JP6646223B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016137038A JP6646223B2 (ja) 2016-07-11 2016-07-11 検査装置、検査方法及び検査プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016137038A JP6646223B2 (ja) 2016-07-11 2016-07-11 検査装置、検査方法及び検査プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018010371A JP2018010371A (ja) 2018-01-18
JP6646223B2 true JP6646223B2 (ja) 2020-02-14

Family

ID=60995620

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016137038A Expired - Fee Related JP6646223B2 (ja) 2016-07-11 2016-07-11 検査装置、検査方法及び検査プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6646223B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3106734B2 (ja) * 1992-10-03 2000-11-06 理化工業株式会社 タッチパネル表示装置
JPH09114578A (ja) * 1995-10-19 1997-05-02 Pentel Kk デジタイザ検査装置
JP4220815B2 (ja) * 2003-03-25 2009-02-04 富士通株式会社 座標入出力装置の試験方法及び座標入出力装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018010371A (ja) 2018-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8806280B2 (en) APIs to test a device
US8446389B2 (en) Techniques for creating a virtual touchscreen
US8914254B2 (en) Latency measurement
US10416777B2 (en) Device manipulation using hover
JP6032661B2 (ja) 容量性タッチスクリーンをテストするための方法及び装置並びに移動体端末
US8405677B2 (en) Method of improving the accuracy of selecting a soft button displayed on a touch-sensitive screen and related portable electronic device
JP6194625B2 (ja) 電子機器、及びそのタッチパネル検査方法
CN103576976A (zh) 信息处理装置及其控制方法
JP6410537B2 (ja) 情報処理装置、その制御方法、プログラム、及び記憶媒体
JP6004716B2 (ja) 情報処理装置およびその制御方法、コンピュータプログラム
US20150355819A1 (en) Information processing apparatus, input method, and recording medium
US20120287063A1 (en) System and method for selecting objects of electronic device
JP6646223B2 (ja) 検査装置、検査方法及び検査プログラム
JP6324203B2 (ja) 情報処理装置およびその制御方法、プログラム、記録媒体
US20230030505A1 (en) System and method to measure latency in displaying a key tap event
JP6233034B2 (ja) 基板解析プログラム、情報処理装置及び基板解析方法
CN108805821B (zh) 检查基板时的测定区域补偿方法
US10739961B2 (en) Display apparatus for gradual expansion and contraction of selected text, and display method
JP2009211405A (ja) 多層プリント配線基板のプレーン跨ぎ配線チェックシステム、方法、プログラム、及び情報記録媒体
US20150109318A1 (en) Inspection record apparatus and inspection record method
JP6677019B2 (ja) 情報処理装置、情報処理プログラムおよび情報処理方法
US20190331709A1 (en) Sensor testing system and sensor testing method applied thereto
JP2021060467A (ja) 橋梁点検訓練装置、橋梁点検訓練方法及び橋梁点検訓練プログラム
JP6471679B2 (ja) 表示装置及び表示方法
JP5595224B2 (ja) ラダープログラム比較方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20180706

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20180711

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20180717

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20180907

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190218

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20190531

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190614

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191008

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191210

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191223

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6646223

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees