JP6324203B2 - 情報処理装置およびその制御方法、プログラム、記録媒体 - Google Patents

情報処理装置およびその制御方法、プログラム、記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、タッチ操作を認識する技術に関する。
近年、ユーザの指あるいはスタイラスなど(以下、指示物体という)により、タッチパネル等のタッチ対象面上をタッチされた位置に基づいてタッチ操作を認識し、タッチ操作に応じた各種処理を実行する機器が普及している。タッチ操作としては、タッチ対象面であるディスプレイに表示されたオブジェクトをタッチして指定する操作や、タッチした位置を所定の規則に従って動かすことでコマンドを入力する操作が広く用いられている。
しかしながら、タッチ対象面において検出されるタッチ位置は、必ずしもユーザが操作を行うために指示物体を接触した位置とは限らない。そこで特許文献1では、タッチ対象面内に設けたタッチ無効領域内では、タッチ位置が検出されても、操作入力としては無効とすることで、ユーザに意図されないタッチ操作が誤認識されることを防ぐ。
また、特許文献2では、指示物体がタッチ対象面に接触する前段階として近接した状態(以下、近接状態という)にあるときの位置情報を取得可能である。特許文献2ではこれを利用し、近接状態の間に指示物体が近づいた表示オブジェクトを拡大することで、タッチ操作前に、ユーザに対して、その後認識されやすいタッチ操作を提示し、ユーザに意図を確認することができる。
特開2013−88929号公報 特開2013−190862号公報
多くの場合、ユーザは指示物体の先端部分がタッチ対象面に接触しているというつもりで、その面をタッチする。しかしながら、タッチセンサの方式によっては、実際に指示物体の先端がタッチ対象面に接触しているかに関わらず、実際のタッチ位置を検出する。この場合、ユーザが意図してタッチした場所とは異なる位置がタッチ位置として検出されたり、ユーザはタッチしたつもりがなくてもタッチ操作が認識されたりする場合がある。そのような方式では、ユーザが、指示物体の先端を用いてタッチを行う可能性が高いことまでは考慮してはいなかった。
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、タッチ操作に用いられる指示物体の先端部分の位置をタッチ位置とみなせるようにすることで、ユーザの意図に合ったタッチ操作を可能とすることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、指示物体を使って入力されるタッチ操作を認識する情報処理装置であって、前記指示物体が接触する対象面上のタッチ位置を取得するタッチ位置取得手段と、前記タッチ位置を取得した後、前記指示物体が近接している前記タッチ操作の対象面上の範囲である近接範囲の形状に基づいて、前記指示物体が所定の指示物体の何れであるかを識別し、前記識別された指示物体に応じた位置を、前記指示物体の先端部分が近接する前記対象面上の位置として特定する先端位置特定手段と、前記タッチ位置取得手段によって取得された前記タッチ位置と、前記先端位置特定手段によって特定された前記指示物体の先端部分に対応する位置とに基づいて、入力の指示位置を特定する指示位置特定手段と、前記指示位置特定手段によって特定された1以上の指示位置に基づいて、前記タッチ操作を認識する認識手段と、を備える。
本発明によれば、タッチ操作に用いられる指示物体の先端部分の位置をタッチ位置とみなせるようにすることで、ユーザの意図に合ったタッチ操作を可能とすることができる。
情報処理装置のハードウェア構成及び機能構成の一例を示すブロック図 タッチイベントを生成する処理の流れの一例を示すフローチャート 先端位置を特定する処理の流れの一例を示すフローチャート 指示物体が指である場合に取得される近接範囲と形状の一例を示す図 予め保持される所定の指示物体の情報の一例を示すテーブル 本実施形態の操作例の流れを示す図
以下、添付図面を参照して本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成要素はあくまでも例示であり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<第1の実施形態>
本実施形態では、指示物体の前記タッチ操作の対象面への接触に連動して、指示物体がタッチ対象面に近接している部分の形状を取得し、指示物体の先端部分が近接しているとみなされる位置をタッチ操作の認識に利用する例を説明する。
図1(a)は、本実施形態に係る情報処理装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。CPU(Central Processing Unit)101は、各種処理のための演算や論理判断などを行い、システムバス110に接続された各構成要素を制御する。システムバス110は、情報処理装置100を構成する各構成要素を接続し、相互に情報のやり取りを行う。この情報処理装置100には、プログラムメモリとデータメモリを含むメモリが搭載されている。ROM(Read−Only Memory)102は、プログラムメモリであって、後述する各種処理手順を含むCPU101による制御のためのプログラムを格納する。RAM(Random Access Memory)103は、データメモリであり、CPU101の上記プログラムのワーク領域、エラー処理時のデータの退避領域、上記制御プログラムのロード領域などを有する。HD(Hard Disk Drive)104などからRAM103にプログラムをロードすることで、プログラムメモリを実現しても構わない。また、HD104に代わってインタフェースで接続された外部記憶装置を利用することもできる。外部記憶装置は、例えば、メディア(記録媒体)と、当該メディアへのアクセスを実現するための外部記憶ドライブとで実現することができる。このようなメディアとしては、例えば、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、DVD、USBメモリ、MO、フラッシュメモリ等が知られている。また、外部記憶装置は、ネットワークで接続されたサーバ装置などであってもよい。本実施形態において必要な情報は、予めROM102やHD104に保持される。
入力インタフェース105は、タッチセンサ106や近接センサ107から入力信号を取得して、システムバス110を介してシステムに通知する。出力インタフェース108は、ディスプレイ109に対して、少なくとも、後述する各種の処理を実行した結果の出力を制御する信号を出力する。タッチセンサ106は、入力部が有するタッチ対象面に対するタッチ位置を検出し、入力インタフェース105に通知する。タッチセンサ106としては、抵抗膜方式、静電容量方式、赤外線方式、超音波方式、音響波方式、振動検出方式等の各種タッチパネルが利用できる。他にも、距離画像センサや、ステレオカメラなどの三次元空間での位置を検出できるものでタッチ対象面に触れたかどうかを検出し、タッチ対象面上で定義される位置情報を取得してもよい。近接センサ107は、タッチ対象面に指示物体が近接している状態(タッチ対象面と指示物体とが、非接触ではあるが近傍に存在する状態)でもタッチ対象面に対する位置情報を検出し、入力インタフェース105に通知する。なお、近接状態にある指示物体の位置検出は、ホバー状態での検出、ホバー位置の検出と呼ばれることもある。近接センサ107としては、静電容量方式、赤外線方式、超音波方式、音響波方式などのタッチパネルを用いることができる。また、タッチセンサ106の感度を高めることで、タッチ対象面に近接している近接状態にある指示物体の位置情報を検出可能としてもよい。ただしこのとき、タッチ位置として検出された位置情報と、近接状態における指示物体の位置情報として検出された位置情報とは区別して取得される。近接センサ107としては、他に距離画像戦さやステレオカメラなどで三次元空間における指示物体の位置を検出し、タッチ対象面から離れた状態にある指示物体の位置を検出するシステムを採用してもよい。
ディスプレイ109は、情報処理装置100での各種処理の実行結果を表示する。ディスプレイ109としては、液晶ディスプレイ、テレビモニタ、プロジェクタなどがある。本実施形態においては、タッチセンサ106、近接センサ107に静電容量方式のタッチパネルが、ディスプレイ109である液晶ディスプレイの表示画面に重畳するように設置されたものである。つまり、ディスプレイ109の表示面上に設置されたタッチパネル面がタッチ対象面に相当する。タッチパネルは、タッチセンサ106としては、指示物体とタッチパネル表面とが接触している面を特定し、そのうち1点の座標をタッチ位置として特定し、情報処理装置100に通知する。近接センサ107としては、接触部分に比べて静電容量の変化が比較的小さい部分を、指示物体がタッチパネルに接触はしていないが近接している(タッチ対象面から少し浮いた状態にある)領域とみなす。そして、その範囲を示す位置情報を、当該領域内の各,点での近接度(指示物体とタッチパネルの間の距離の程度)を示す情報とともに、情報処理装置100に通知する。なお、タッチセンサ106と近接センサ107の信号は、それぞれによる出力信号としてではなく、1台のタッチパネルが出力する信号としてまとめて通知されてもよい。タッチパネルとディスプレイは、一体化したタッチパネル内蔵ディスプレイであってもよい。
図1(b)は、本実施形態における情報処理装置100の機能構成の一例を示すブロック図である。以下説明する各機能部は、CPU101が、ROM102に格納されたプログラムをRAM103に展開し、後述する各フローチャートに従った処理を実行することで実現されている。ただし、本発明は、これらの機能部をハードウェアで実現する情報処理装置によっても同様に実現可能である。以下、各要素について説明する。
タッチ位置取得部111は、タッチセンサ106から通知される入力信号に基づいて、タッチ対象面上で検出されたタッチ位置に関する情報を取得する。タッチ位置に関する情報には、少なくともタッチイベントと、位置情報が含まれる。タッチイベントとは、通知されるタッチ情報の種別を表す情報である。本実施形態では、指示物体が新たにタッチパネル表面に接触したこと、あるいは接触が継続されていることに応じたタッチ情報の通知時は「TOUCH」というイベントが通知される。つまり通知されたイベントが「TOUCH」の場合、指示物体のタッチ対象面への接触があることを意味する。また、指示物体がタッチパネルから離された(リリースされた)ことに応じたタッチ情報の通知時には「RELEASE」というタッチイベントが通知される。すなわち、タッチイベントが「TOUCH」であった場合には、通知される情報には指示物体によってタッチされているタッチ位置を示す座標情報が含まれる。「RELEASE」であった場合には、指示物体はタッチパネル表面に接触していないので、タッチ位置の情報は検出されない。本実施形態において、タッチ位置取得部111が検出するタッチ位置に関する情報には、更にタッチ位置あるいはタッチイベントが検出された時間を示す情報や、タッチ位置を識別するためのIDを含む。IDには、タッチ位置が検出された順番を関連させた識別子を用いることで、検出されるタッチ位置の数が複数である場合に管理がしやすくなる。また、本実施形態では、タッチ位置取得部111は、IDを基にタッチ位置の最新の情報を検出し、同じIDのタッチ位置が以前に検出された位置と異なる位置で検出されたことに基づき、タッチ位置が移動したことを検出することができる。ただし、同じIDのタッチ位置が以前に検出された位置と異なる位置で検出されたことに応じたタッチ情報の通知時に「MOVE」というタッチイベントが通知される検出システムに適応しても構わない。
近接範囲取得部112は、近接センサ107から通知される入力信号に基づいて、タッチ対象面において物体の近接が検知されている1点以上の位置座標と、当該位置での近接度とを示す情報を取得する。先端位置特定部113は、近接範囲取得部112が取得した情報に基づいて、タッチ対象面の物体が近接している範囲のうち、指示物体の先端部分が近接しているとみなされる位置を特定し、その位置情報を取得する。その際、保持部114に予め保持されている指示物体の形状情報を参照することで、近接範囲取得部112が取得した情報が示す範囲が、所定の指示物体のいずれが近接している範囲かを識別した上で、指示物体の先端が近接しているとみなされる位置を特定する。指示位置特定部115は、タッチ位置取得部111が取得したタッチ位置と、先端位置特定部113が特定した、指示物体の先端が近接しているとみなされる位置とのいずれかを、ユーザによって指示されている指示位置として特定する。本実施形態では特に、タッチ位置が検出されているときに両者が不一致となる場合には、近接範囲に基づいて特定された先端位置(指示物体の先端が近接しているとみなされる位置)を、指示位置として特定する。イベント生成部116は、指示位置特定部115が特定した指示位置を追跡することで、タッチイベントを生成する。本実施形態では、イベント生成部116によって生成されるタッチイベントは、タッチセンサ106から通知されるタッチイベントを補正したものに相当する。イベント生成部116では、指示物体がタッチ対象面に触れている状態であることを示す「タッチDOWN」、タッチを継続したまま指示物体が移動したことを示す「タッチMOVE」、指示物体がタッチ対象面から離されたことを示す「タッチUP」のいずれかが生成される。そして、「タッチDOWN」および「タッチMOVE」は認識部117に指示位置の位置情報と関連付けて通知される。「タッチUP」が生成された時点では指示位置は取得されていないので、「タッチUP」が通知される場合は位置情報が付与されない。また「タッチDOWN」は、タッチが開始されたことを示す「タッチON」と区別して生成されてもよい。なお、タッチセンサ106から通知されるイベントと区別するため、異なる名称で説明するが、各イベントが示す状態が区別されれば、名称は問わない。
認識部117は、イベント生成部116から通知されるタッチイベントと位置情報とに基づいて、指示位置の移動方向、移動速度などが所定の条件を満たすか否かに応じ、入力されたタッチ操作の種別を認識する。例えば、1つ以上の操作オブジェクトによるシングルタップ、ダブルタップ、トリプルタップ、スワイプ(タッチパネル表面を特定の一方向になぞる操作)、フリック(タッチパネル表面を指で弾くように高速で動かしてリリースする操作)などを認識する。そして認識した結果を、アプリケーションなどに通知する。タッチ操作としては、出力制御部118は、入力された操作に対して応答する為、情報処理装置100の各機能部を制御する。本実施形態では、少なくともイベント生成部116から通知された操作内容に対するアプリケーションの応答を反映した表示画像を生成し、出力部であるディスプレイ109に出力することで、ディスプレイ109に表示画像を表示させる。
図2は、本実施形態において、情報処理装置100がタッチイベントを生成する処理の流れの一例を示すフローチャートである。図2のフローチャートの処理は、入力インタフェース105からタッチセンサにおいて検出されたタッチ入力の情報、又は近接センサにおいて検出された近接範囲の情報の通知があったことに応じて起動される。
まず、ステップS201では、近接範囲取得部112が、近接センサ107から通知される入力信号に基づいて、タッチ対象面において物体の近接が検知されている1点以上の位置を示す情報と、当該位置での近接度とを示す情報の取得を開始する。以降の処理において、カレント処理の段階に寄らず、近接範囲取得部112は最新の情報を取得し、RAM103に保持させる処理を繰り返す。近接範囲取得部112は、直前の検出では検出されていた指示物体が、タッチパネル表面に近接しなくなった場合には、入力インタフェース105からリリース通知を取得する。この通知があった場合は、指示物体がタッチ対象面から十分に離れた(検出可能な範囲を出た)ことを意味する。タッチパネル表面に近接する指示物体がない場合(指示物体がタッチパネル表面に接触している場合も含む)は、近接センサ107から近接位置の情報通知は無い。従って、近接範囲取得部112は近接位置を検出しない。
ステップS202では、タッチ位置取得部111がタッチ位置に関する情報を取得する。本実施形態のタッチ位置取得部111は、タッチセンサ106が検出する情報に基づいて、少なくともタッチ位置を示す座標情報と、タッチイベントを取得する。タッチ位置取得部111は、検出した情報をRAM103に保持する。本実施形態では、RAM103に、あるIDのタッチ位置が最初に取得された時の情報と、最後に検出された時の情報とが保持される。従って、既に検出されているIDのタッチ位置について、RAM103に保持されている最後の位置情報と異なる位置情報が取得された場合、当該タッチ位置は移動したことになる。その場合、タッチ位置取得部111は、新しく取得された情報で、RAM103に保持されている最後に検出されたタッチ点の情報を更新する。なお、本実施形態では、ステップS202の処理が開始されてから所定時間の間に、タッチセンサ106からタッチ位置を示す入力信号が取得できない場合、タッチは行われていないので以降の処理を行わずにフローチャートを終了する。
ステップS203では、タッチ位置取得部111が、ステップS202で取得したタッチイベントが「TOUCH」かを判定する。タッチイベントが「TOUCH」であると判定される場合(ステップS203でYES)、ステップS204に進む。タッチイベントが「TOUCH」ではない、すなわり「RELEASE」であると判定される場合(ステップS203でYES)、ステップS211に進む。つまりステップS204の処理は、指示物体のタッチ対象面に対する接触に連動して開始される。
ステップS204では、先端位置特定部113が、近接範囲取得部112が取得している近接範囲に基づいて、タッチ対象面上で、物体が近接している範囲のうち、指示物体の先端部分が近接しているとみなされる位置を特定する。ここで、図3のフローチャートを参照して、ステップS204において実行される先端位置特定処理の詳細を説明する。
ステップS301では、先端位置特定113が、近接範囲取得部112によってRAM103に保持されている最新の情報を参照し、タッチ対象面において、物体の近接が検知されている1点以上の位置での、近接度の分布を取得する。ここで最新の情報とは、ステップS202においてタッチ位置が取得された時点での物体が近接している範囲と、当該範囲の各点における近接度とを示す情報である。ステップS302では、先端位置特定部113が、近接度の分布に基づいて、近接範囲の形状を取得する。すなわち、近接度が低い(物体がタッチ対象面から遠い)部分のかすれを補正することによって、タッチ対象面に平行な二次元に投影された指示物体の輪郭を、近接範囲の形状として得る。
ステップS303では、先端位置特定部113が、ステップS302で取得した近接範囲の形状に基づいて、タッチ対象面に近接している指示物体を識別する。本実施形態では、予め保持部114において、1以上の種類の所定の指示物体の形状情報が保持されている。先端位置特定部113は、近接範囲の形状と所定の指示物体の形状を比較し、同一とみなすことが可能な指示物体を特定する。詳細は後述する。ステップS304では、先端位置特定部113が、ステップS303において、指示物体の識別に成功したか否かを判定する。指示物体の識別に成功したと判定される場合(ステップS304でYES)、ステップS305に進む。指示物体の識別に成功したと判定される場合(ステップS304でNO)、先端位置は特定されなかったとして、位置情報を特定せずに、図2のフローチャートにリターンする。
ステップS305では、先端位置特定部113が、ステップS302で取得した近接範囲の形状に基づいて、指示物体の先端部分が近接しているとみなされる位置(先端位置)を特定する。そして、先端位置の位置情報を取得してRAM103に保持し、図2のフローチャートにリターンする。
図2に戻り、ステップS205では、指示位置特定部115が、ステップS202で取得したタッチ位置と、ステップS204で特定された先端位置とが一致するかを判定する。なお、「一致する」とは座標が同一であることだけでなく、その差異が予め定められた許容量の範囲に収まる場合を含む。タッチ位置と先端位置が一致すると判定された場合(ステップS205でYES)、ステップS206に進む。タッチ位置と先端位置が一致しないと判定された場合(ステップS205でYES)、ステップS207に進む。
ステップS206では、指示位置特定部115が、ステップS202で取得したタッチ位置の位置情報を、ユーザによって入力された指示位置として特定する。そして、特定した位置情報を、タッチ位置と同様にIDに関連付けてRAM103に保持する。ステップS207では、指示位置特定部115が、ステップS204で特定された先端位置の位置情報を、ユーザによって入力された指示位置として特定する。そして、特定した位置情報をRAM103に保持する。本実施形態では、指示位置についても、タッチ位置と同様に、RAM103などの保持部に、最初に特定された時の情報と、最後に特定された時の情報とが保持される。既に情報が保持されたIDの指示位置について、RAM103に保持されている最後の指示位置の位置情報と異なる位置情報が取得された場合、当該指示位置は移動したことになる。その場合、本実施形態では、タッチ位置取得部111は、新しく取得された情報で、RAM103に保持されている最後に検出されたタッチ点の情報を更新し、RAM103において、指示位置が移動したことを示す移動フラグの値を「1」とする。移動フラグの値は、あるIDのタッチが開始された直後、および、指示位置の移動又はリリースが検出されない間は「0」であるとする。ただし、移動したタッチ位置を示す情報を保持する方法は、このような移動フラグを使う方法には限られない。
ステップS208では、イベント生成部116が、指示位置が移動したか否かを判定する。本実施形態では、RAM103に保持された移動フラグの値を参照することで判定する。指示位置が移動したと判定される場合(ステップS208でYES)、ステップS209に進む。指示位置が移動していないと判定される場合(ステップS208でNO)、ステップS209に進む。
ステップS209では、イベント生成部116が、イベント「タッチMOVE」を生成して、認識部117に通知する。このとき、イベントには指示位置のIDと、最新の指示位置の位置情報とが関連付けられている。ステップS210では、イベント生成部116が、イベント「タッチDOWN」を生成して、認識部117に通知する。この場合も、イベントには指示位置のIDと、最新の指示位置の位置情報とが関連付けられている。認識部117は、通知されたイベントに基づいてタッチ操作を認識し、認識結果をアプリケーションや出力制御部118にユーザ入力として通知する。イベントの通知が完了すると、図2のフローチャートの処理を終了する。
一方、ステップS202で取得されたタッチイベントが「TOUCH」ではない、すなわり「RELEASE」であった場合は、ステップS211において、指示位置特定部115が、RAM103に保持された指示位置の情報をクリアする。ただし、認識部117において、ダブルタップなど、一旦指示物体がタッチ対象面から離される工程を含めて1つの操作が構成されるような操作の認識が可能な場合はこの限りではない。ステップS212では、イベント生成部116が、イベント「タッチUP」を生成して、認識部117に通知する。このとき、イベントには指示位置のIDが関連付けられている。イベントの通知が完了すると、図2のフローチャートの処理を終了する。
ここで、図4及び図5を参照して、ステップS302およびステップS303の処理の具体例を説明する。図4(a)は指示物体400(人の指であるとする)が入力対象面401へ近接している状態を示す。図4(b)は、図4(a)の状態のときにステップS301で取得される近接度の分布を示す。領域402内に分布している各値は、各点で検出された静電容量の大きさを、簡易的に3段階の値で示している。入力対象面401と指示物体との距離が近い部分は静電容量の大きさが大きい箇所であり、近接度は高いとして、大きい数字として示されている。一方、入力対象面401と指示物体との距離が遠い部分では、近接度は低いとして、小さい数字として示されている。図4(c)は、同じ状態において、図4(a)の状態のときにステップS302で取得される近接範囲の形状を示す。領域403は、図4(b)の静電容量の分布から、近接度が低い部分のかすれなどを補正することによって得られる、タッチ対象面に平行な二次元に投影された指示物体の近接範囲である。 図5は、所定の指示物体の種別、形状と近接範囲の形状と比較する際に認められる許容誤差を対応づけたテーブルであり、本実施形態では予め保持部114に保持されている。指示物体種別501では、一例として「指」と「スタイラス」が定義されている。なお図5では、指示物体の種別をわかりやすく示すため、指示物体の形状502を示しているが、保持部114に保持する指示物体の形状としては、必ずしも指示物体の形状が保持されていなくてもよい。近接範囲の形状503は、ステップS303において、近接範囲の形状と比較される形状の基準の情報である。近接範囲の形状として取得される形状の、縦サイズ504、横サイズ505、先頭位置オフセット506、の大きさや比率が予め指定されている。この情報基づいて、先端位置特定部113は、近接範囲の形状が取得された後、いずれの位置が先端部分にあたるかを特定する。許容誤差504では、指示物体の個体差やセンサの検出誤差を吸収するために許容される誤差範囲が定義される。本実施形態のステップS303において、図5のテーブルで定義された近接範囲の形状の基準と、ステップS302で取得された近接範囲の大きさを比較した際に、その差が許容誤差504に収まる範囲内であればその種別を、指示物体の種別であると識別する。
図4及び図5の例では、ステップS302で取得された近接範囲の形状403が、図5のテーブルで定義された指示物体の種別「指」と「スタイラス」のいずれかであるかを識別するため、それぞれの形状を比較する。このとき、近接範囲の形状403の縦横サイズの比率は、「スタイラス」の許容誤差に収まらず、一方で「指」では、全ての指標が許容誤差に収まるとする。この場合、指示物体は「指」であると識別される。
次に、図6を参照して、本発明をテンキー形式のソフトウェアキーボードで文字入力を行うアプリケーション(以下、テンキーアプリケーションと省略する)へ適用した操作例を説明する。指示物体600、610、620はユーザの指であり、徐々にタッチ対象領域601に近づいてタッチした後、フリック操作のために動かされている様子を示している。また、破線602、612、613は、タッチ対象面601のうち近接センサ107によって指示物体が近接していると検知される部分の位置を示す(ただし、見やすくするためにタッチ対象面601とはずらして図示している)。
図6(a1)は指示物体501が水平に置いたタッチ対象面601へ近接した状態を図示している。また、その際にディスプレイ109に出力されているテンキーアプリケーションの表示画像を図6(a2)に示している。このとき、指示物体の近接は検知される(ステップS201)が、タッチは行われていないので、タッチ対象面601上には、タッチ位置および指示位置のいずれも存在しない。
図6(b1)と(b2)は、指示物体がタッチ対象面601をタッチした状態を示している。この時、近接範囲取得部112は、破線612で示す部分が、指示物体の近接範囲として取得されている(ステップS201)。タッチセンサ106では、丸611で示す部分で指示物体の接触を検知し、この範囲の重心あるいは中心となる座標が、タッチ位置取得部111によってタッチ位置として取得される(ステップS202)。このとき、近接範囲は破線612で示す部分となり、その先端は、三角形613で示す部分となるため、先端位置特定部113は、三角形613の部分の代表座標を、先端位置として特定する(ステップS204)。図6(b1)のように、ユーザが指の先端でタッチ対象面に触れている場合には、丸611と三角形613の位置は略一致する。従って、タッチ位置が指示位置として特定され(ステップS206)、イベント生成部116は「タッチDOWN」のイベントを認識部117に通知する(ステップ210)。このようにして、ユーザが指の先端で行ったタッチ操作が、情報処理装置100に認識される。この状態におけるテンキーアプリケーションの表示状態を、図6(b2)に示す。丸611に相当する部分は、図6(b2)では丸614で示す。このとき、ユーザは「な」の位置をタッチしているので、認識部117及び出力制御部118の処理により、テンキーアプリケーション画面が、図6(c2)のように変更される。
図6(c1)は、図6(b1)の状態の後で、ユーザが指でフリックを行った状態を示す。フリックとは、タッチパネル表面を指で弾くように、高速で動かしてリリースするまでの動きである。図6(c1)では、ユーザは指の先端を紙面に向かって左側に移動させており、指の先端は既にタッチ対象面601から離れているにも関わらず、ユーザの指の腹の部分が、タッチ対象面601に接触し続けている場合を示している。この状態は例えば、親指でタッチパネルを掌の外側へフリックした際に、親指が画面に対して反ってしまい、指の先が画面から離れてしまったときなどに発生する。ここで、タッチセンサ106に検知されるタッチ部分丸621の位置は、図6(b1)の丸611から略変わっていない(ステップS202)。一方、近接範囲取得部112は、破線622で示す部分を近接範囲として取得するので、その先端位置は、三角形623で示す部分の代表座標となる(ステップS204)。タッチ位置が検出されているにも関わらず(ステップS203でYES)、タッチ位置と先端位置が一致しないので(ステップS205でNO)、本実施形態ではこの場合、先端位置が指示位置として特定される(ステップ207)。直前の指示位置から今回の指示位置にかけ移動があるので、イベント生成部116は「タッチMOVE」のイベントを認識部117に通知する(ステップ210)。この状態におけるテンキーアプリケーションの表示状態は、図6(c2)に示される。丸621に相当する部分は、図6(b2)では丸624で示す。このとき、ユーザは実際には「な」の位置をタッチし続けているが、本実施形態では、三角形623に対応する三角形625の位置が、指示位置となるので、ユーザは「に」の位置までタッチ位置を移動させたと認識できる。この時点でユーザはフリック操作を入力するための接触を終えており、このあとユーザの指はタッチ対象面からさらに離れる。指が十分に離れたことに応じて「タッチUP」が通知され、ユーザの意図通り、フリック操作が認識される。
ここまで説明した第1の実施形態では、指示物体によるタッチ対象面へのタッチが検出されていて、かつ、タッチ位置と先端位置が一致しない場合に、指示物体の先端部分が近接しているとみなされる位置を、指示位置として特定した。これにより、先端部分が接触していることが確実な状況では、なるべくタッチ位置を用いることで、ユーザが視認できるタッチ位置とのずれを抑えることができる。ただし、これに限らず、例えば指示物体によるタッチ対象面へのタッチが検出されている間は常に、指示物体の先端部分が近接しているとみなされる先端位置を、指示位置として特定してもよい。この場合は、タッチ位置から先端位置、先端位置からタッチ位置と特定される指示位置が変化される際に生じやすい座標のぶれを抑えることができる。また例えば、タッチ位置が検出され続けていて、かつ、先端位置がタッチ位置と一致する位置から移動したことを判定した場合に、指示物体の先端部分が近接しているとみなされる位置を、指示位置として特定してもよい。判定は、タッチ位置と先端位置の履歴を参照することで行う。このような状況は、ユーザは当初は指示物体の先端を使ってタッチを行っていたにも関わらず、先端位置とタッチ位置が不一致となってしまったことになる。しかしながらユーザは、引き続き指示物体の先端でタッチ操作を行う可能性が高い。従ってこのような状況であることを判定した場合に、先端位置を、タッチ操作を構成する指示認識することで、ユーザが継続して入力を追跡できるようになり、ユーザの意図に沿った操作を認識しやすくなる。なおこの時、タッチ位置は、略同じ位置で検出され続けていることを更に判定することもできる。その場合、図6(c1)及び(c2)で示したように、ユーザが指などの指示物体を移動させたつもりであるにも関わらず、移動が検出されていないという、特に誤認識が生じやすい場合において、ユーザの意図に沿った操作を認識しやすくなる。
以上説明したように、本実施形態では、タッチ対象面においてタッチが検出されている間は、当該タッチに用いられている指示物体の先端位置を追跡し、タッチ操作の指示位置として利用する。これにより、指示物体の先端部分を用いて行われるタッチ操作の認識精度を向上させることができる。
<その他の実施形態>
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
111 タッチ位置取得部
112 近接範囲取得部
113 先端位置特定部
115 指示位置特定部
116 イベント決定部
117 認識部
118 出力制御部

Claims (14)

  1. 指示物体を使って入力されるタッチ操作を認識する情報処理装置であって、
    前記指示物体が接触する対象面上のタッチ位置を取得するタッチ位置取得手段と、
    前記タッチ位置を取得した後、前記指示物体が近接している前記タッチ操作の対象面上の範囲である近接範囲の形状に基づいて、前記指示物体が所定の指示物体の何れであるかを識別し、前記識別された指示物体に応じた位置を、前記指示物体の先端部分が近接する前記対象面上の位置として特定する先端位置特定手段と、
    前記タッチ位置取得手段によって取得された前記タッチ位置と、前記先端位置特定手段によって特定された前記指示物体の先端部分に対応する位置とに基づいて、入力の指示位置を特定する指示位置特定手段と、
    前記指示位置特定手段によって特定された1以上の指示位置に基づいて、前記タッチ操作を認識する認識手段と、を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記指示位置特定手段は、前記タッチ位置取得手段によって前記タッチ位置が取得される周期毎に、該タッチ位置、あるいは、前記先端位置特定手段によって特定された、該タッチ位置を取得した時点の前記指示物体の先端部分に対応する位置のいずれかを、指示位置として特定し、
    前記認識手段は、前記指示位置特定手段によって特定された複数の指示位置に基づいて、前記タッチ操作を認識することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記指示位置特定手段は、前記タッチ位置取得手段によって取得されたタッチ位置と、前記先端位置特定手段が特定した前記指示物体の先端部分に対応する位置とが一致しない場合は、前記指示物体の先端部分に対応する位置を、前記タッチ操作を構成する指示位置として特定することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記指示位置特定手段は、前記タッチ位置取得手段によって前記タッチ位置が取得されている間は、前記指示物体の先端部分に対応する位置を、前記タッチ操作を構成する指示位置として特定することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記指示位置特定手段は、前記タッチ位置取得手段によって、前記タッチ位置が取得され続けていて、かつ、前記指示物体の先端部分に対応する位置が前記タッチ位置と一致する位置から移動した場合に、前記指示物体の先端部分に対応する位置を、前記タッチ操作を構成する指示位置として特定することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  6. 前記指示物体の近接が検知されている前記タッチ操作の対象面上の位置と、当該位置における前記指示物体の近接度を取得する近接範囲取得手段を更に備え、
    前記先端位置特定手段は、前記近接範囲取得手段が取得した近接度の分布に基づいて、前記指示物体が近接している前記タッチ操作の対象面上の範囲である近接範囲の形状を特定することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  7. 指示物体を使って入力されるタッチ操作を認識する情報処理装置であって、
    前記指示物体が接触する対象面上のタッチ位置を取得するタッチ位置取得手段と、
    前記タッチ位置を取得した後、近接センサによって前記指示物体による近接が検知される前記対象面上の領域の形状に基づいて、前記指示物体の先端部分が近接する前記対象面上の位置を特定する先端位置特定手段と、
    前記タッチ位置取得手段によって取得された前記タッチ位置と、前記先端位置特定手段によって特定された前記指示物体の先端部分に対応する位置とに基づいて、入力の指示位置を特定する指示位置特定手段と、
    前記指示位置特定手段によって特定された1以上の指示位置に基づいて、前記タッチ操作を認識する認識手段と、を有することを特徴とする情報処理装置。
  8. 前記先端位置特定手段は、前記指示物体の物理的な端部が重畳する前記対象面上の位置を、前記指示物体の先端部分に対応する位置として特定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 前記先端位置特定手段は、前記指示物体が前記タッチ位置に接触したまま動く範囲内で、前記指示物体の先端部分が近接する前記対象面上の位置を特定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  10. 指示物体を使って入力されるタッチ操作を認識する情報処理装置であって、
    対象面に近接する前記指示物体の形状に基づいて第1の位置を特定する特定手段と、
    前記指示物体の一部が前記対象面に接触した、前記対象面上の第2の位置を取得する取得手段と、
    所定の周期に従って、前記取得手段によって取得された第2の位置と、前記特定手段によって特定された第1の位置との何れか一方を、前記指示物体を使って入力された入力位置として順に保持する保持手段と、
    前記保持手段によって保持された1以上の入力位置に基づいて、前記指示物体の先端を使って前記対象面に入力されるタッチ操作を認識する認識手段と、を有することを特徴とする情報処理装置。
  11. コンピュータに読み込ませ実行させることで、前記コンピュータを請求項1乃至1何れか1項に記載された情報処理装置の各手段として動作させるためのプログラム。
  12. 指示物体を使って入力されるタッチ操作を認識する情報処理装置の制御方法であって、
    前記指示物体が接触する対象面上のタッチ位置を取得するタッチ位置取得工程と、
    前記タッチ位置を取得した後、前記指示物体が近接している前記タッチ操作の対象面上の範囲である近接範囲の形状に基づいて、前記指示物体が所定の指示物体の何れであるかを識別し、前記識別された指示物体に応じた位置を、前記指示物体の先端部分が近接する前記対象面上の位置として特定する先端位置特定工程と、
    前記タッチ位置取得工程で取得された前記タッチ位置と、前記先端位置特定工程で特定された前記指示物体の先端部分に対応する位置とに基づいて、入力の指示位置を特定する指示位置特定工程と、
    前記指示位置特定工程で特定された1以上の指示位置に基づいて、前記タッチ操作を認識する認識工程と、を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  13. 指示物体を使って入力されるタッチ操作を認識する情報処理装置の制御方法であって、
    前記指示物体が接触する対象面上のタッチ位置を取得するタッチ位置取得工程と、
    前記タッチ位置を取得した後、近接センサによって前記指示物体による近接が検知される前記対象面上の領域の形状に基づいて、前記指示物体の先端部分が近接する前記対象面上の位置を特定する先端位置特定工程と、
    前記タッチ位置取得工程によって取得された前記タッチ位置と、前記先端位置特定工程によって特定された前記指示物体の先端部分に対応する位置とに基づいて、入力の指示位置を特定する指示位置特定工程と、
    前記指示位置特定工程によって特定された1以上の指示位置に基づいて、前記タッチ操作を認識する認識工程と、を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  14. 指示物体を使って入力されるタッチ操作を認識する情報処理装置の制御方法であって、
    対象面に近接する前記指示物体の形状に基づいて第1の位置を特定する特定工程と、
    前記指示物体の一部が前記対象面に接触した、前記対象面上の第2の位置を取得する取得工程と、
    所定の周期に従って、前記取得工程で取得された第2の位置と、前記特定工程で特定された第1の位置との何れか一方を、前記指示物体を使って入力された入力位置として順に保持手段に保持する工程と、
    前記保持手段によって保持された1以上の入力位置に基づいて、前記指示物体の先端を使って前記対象面に入力されるタッチ操作を認識する認識工程と、を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
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