JP4218897B2 - デジタル放送受信機 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のメディアやデジタル放送ネットワークの放送番組を受信可能なデジタル放送受信機に関する。
近年、テレビを始めとしたデジタル放送化が推進され、日本国内においては、BS(Broadcasting Satellite)デジタル放送、CS(Communication Satellite)デジタル放送
(CS1、CS2)、地上波デジタル放送の運用が開始されている。これらBS、CS、地上波デジタル放送では、映像信号や音声信号とともに、チャンネル選局情報や番組情報等といったデータ信号も送信される。
ところで、ユーザがこれらBS、CS、地上波デジタル放送を受信可能なデジタル放送受信機を使用して所望の放送チャンネルを受信する場合は、ユーザは、テレビ放送、ラジオ放送、データ放送といった複数のメディアの中から所望のメディアを選択し、一方で、BSデジタル放送、CSデジタル放送、地上波デジタル放送といった複数のデジタル放送ネットワーク(以下、単に「ネットワーク」と称す)の中から所望のネットワークを選択した上で、所望の放送チャンネルを選局することで1つのチャンネルを選局している。
以上のように、今日では複数の放送ネットワークに加え、複数のメディアが存在し、チャンネル数は増加する一方であり、このような多数のチャンネルの中から所望のチャンネルを選局するにあたっても、煩わしさが増している。
ここで、現在の一般的な放送受信機における基本的なチャンネル選局方法としては、
(1)リモコン等の操作部に備えられた複数の直接選局キー(例えば、1〜12の選局キー)毎に対応させて個々の放送チャンネルのチャンネル番号を予め設定しておき、選局の際には、所望の放送チャンネルに対応する直接選局キーを選択操作することによって当該所望の放送チャンネルの選局を行うことができる直接選局(一発選局)、
(2)リモコン等の操作部に備えられた昇順選局キー又は降順選局キーを操作することによって、チャンネル番号の昇順又は降順に受信可能な放送チャンネルを順次受信することができるアップダウン選局、
(3)リモコン等の操作部に備えられたテンキー、又は前述した1〜12の直接選局キーを数字キーとして用い、所望の放送チャンネルのチャンネル番号を直接指定して選局を行うことができるチャンネル番号指定選局(ダイレクト選局)、
が知られている。
しかし、上述のようにチャンネル数が急増している昨今では、それに伴いチャンネル選局する操作キーを増やしていたのでは、チャンネル選局に際して煩わしさが増してしまう。
このような状況のもと、1つのチャンネル選局キーで受信バンドをも変更できるようにした考案(ラジオ受信機)が開示されている(特許文献1)。
特許文献1の内容について説明する。特許文献1に記載のラジオ受信機は、図12のように選局スイッチ121、スイッチの押下を検出する検出手段122、スイッチの押下に応じて受信バンドを切替える選局手段123、選局手段により選択されたバンドの放送局を受信するチューナ124(AMチューナ、FMチューナ)、現在受信しているバンドと周波数を表示する表示手段125とから構成される。
特許文献1では、このような構成おいて、選局スイッチ121の何れかを1回押下すると、現在受信しているバンドにおいて、当該押下した選局スイッチにプリセットされている放送局を受信する。そして、同一の選局スイッチを2回連続して押下すると、チューナのバンドをAM又はFMから他方のバンドに切替えるとともに、当該選局スイッチにプリセットされている放送局を受信する。
このようにして、1つの選局スイッチに対して、放送局の選択とバンドの切替えという2つの機能を持たせることにより、操作スイッチの数を減らすようにしている。
しかし、上記ラジオ受信機のようにバンドに対して放送局数が少ない場合はよいが、現在のデジタル放送においては、ネットワークの形態が複数存在するうえ、1つのネットワークに100以上ものチャンネルが存在する場合もあり、さらにラジオという1つのメディアではなく、テレビ、ラジオ、データといったメディアも増加しており、上記の構成だけでは選局を容易に行うことに対応しきれない。
また参考として、デジタル放送の多チャンネルに対応した技術として特許文献2がある。
当該特許文献2では、図13のようにリモコン130に、従来の数字キー131に加えて放送局キー132を設け、放送局キー132を押下すると放送局が切替わり、数字キー131を押下すると現在の放送局におけるチャンネルが選択されるようになっている。また、数字キー131、放送局キー132それぞれに対応してアップダウンキー133・134が設けられている。よって、図13(b)のように、放送局間、チャンネル間のチャンネル切替えをスムーズにしている。
また、デジタル放送の多チャンネル化に対応して、限られたリモコンの数字キーにチャンネル番号が自動的に関連付けられるようにして、操作性を向上させたものがある(特許文献3)。
また、特定のキーの押す長さの短長によって、異なる操作を指令を送信するリモコン装置がある(特許文献4)。
そして、現在のデジタルテレビ放送の視聴では、ユーザがリモコン等の操作部に備えられた電子番組キーを操作することで、受信した放送チャンネルのトランスポートストリームに含まれている番組配列情報のPAT(Program Association Table)やPMT(Program Map Table)等の情報を用いて生成された電子番組表を画面に表示できるようにもなっている。
公開実用平成1−142233号 特開2001−8117号 特開2001−36823号 特開2003−202148号
通常ユーザが所望の放送チャンネルを選局しようとする場合、その放送チャンネルが含まれるメディアやネットワークが、デジタル放送受信機上で現在設定されているメディアやネットワークと異なる場合には、当該チャンネルを選局する前に、リモコン等の操作部に備えられたメディア切替キーやネットワーク切替キーを操作して、メディアやネットワークに切替えたうえで、放送チャンネルを選局する。
上記特許文献1のように、直接選局キーを連続押下することによってバンドを切替えることを利用し、メディアあるいはネットワークを直接選局キーのみで切替える機能を持たせるようにして上記メディア切替キー又はネットワーク切替キーを削減することが有効であるが、メディアあるいはネットワークの一方の切替え機能のみを直接選局キーに持たせることは、不自然であり、かえってユーザを混乱させてしまうことが考えられる。
また、チャンネル数の急増を考えても、まだまだそのユーザビリティが十分に改善されたとは言いにくい。
上記特許文献2のように、放送局ごとのキーをリモコンに設ける、といったような技術を利用すると、選局ボタンが増加し、さらに煩わしくなる。
以上の事実に鑑みて、本発明は、チャンネル数の増加に伴って煩わしさが増しているチャンネル選局、ネットワーク切替え、メディア切替えを容易に行い、チャンネル選局に際してのユーザビリティを向上させることを目的としている。
上記課題を解決するため、本発明は、複数の数字キーを備えた指示手段による指示によって、複数の放送ネットワーク及び複数のメディアから受信して再生する放送内容を選択するデジタル放送受信機であって、前記放送内容を切替制御する制御手段を備え、前記制御手段は、前記複数の数字キーのうちの何れかのキーが、第1の操作態様によって操作されることにより前記メディアを切替えて当該操作した数字キーに対応する放送内容を受信して再生する一方、前記複数の数字キーのうちの何れかのキーが、第2の操作態様によって操作されることにより前記放送ネットワークを切替えて当該操作した数字キーに対応する放送内容を受信して再生するようにした。
また、前記メディアの切替えは、一部に同一メディアの切替えを含んでもよいようにした。
そして、具体的には前記第1の操作態様が前記数字キーのうちの何れかのキーを所定時間押下し続ける態様であり、前記第2の操作態様が前記数字キーのうちの何れかのキーの押下及び押上を所定時間内に複数回行う態様であるようにした。
以上により、チャンネル数の増加に対しても、数字キーのみによって、放送ネットワーク又は/及びメディアを超えた選局操作を行うことができることとなり、選局が容易になってユーザビリティが向上するとともに、キーの数を削減することもできる。
本発明はまた、前記制御手段が、前記操作された数字キーに対応する放送内容を再生するとともに、前記操作された数字キーの番号における放送ネットワーク又は/及びメディアに関する放送番組の一覧表示を行うようにした。
また、前記操作された数字キーの番号における放送ネットワーク又は/及びメディアに関する放送番組の一覧表示を行う場合において、前記制御手段は、現在受信して再生している受信チャンネル表示を他と区別した表示態様で表示するとともに、前記操作した数字キー番号について、現在のネットワーク又はメディアにおける前後の放送番組を表示するようにした。
または、前記操作された数字キーの番号における放送ネットワーク又は/及びメディアに関する放送番組の一覧表示を行う場合において、現在受信して再生している受信チャンネル表示を他と区別した表示態様で表示するとともに、現在のネットワーク及びメディアにおける選局情報テーブルを表示するようにしてもよい。
これにより、数字キーのみによる放送ネットワーク又は/及びメディアの切替えが行われた場合でも、全体の中での現在の選局位置が理解しやすくなり、選局操作におけるユーザビリティをさらに向上させることができる。
た、前記メディアは、テレビ放送、ラジオ放送、データ放送を含む
そしてまた、前記放送ネットワークは、BSデジタル放送、CSデジタル放送、地上波デジタル放送を含む
以上により、単一の電子番組キーしか備えないデジタル放送受信機であっても、放送形態が異なる電子番組表の表示を容易に行うことが可能となりユーザビリティが向上する。
本発明によれば、チャンネル選局、ネットワーク切替え、メディア切替えを容易に行うことができ、チャンネル選局、電子番組表表示に際してのユーザビリティを向上させることができる。
本発明によるデジタル放送受信機の一実施の形態について、BS、CS、地上波デジタル放送を受信可能なデジタルテレビジョン受信機を例に、以下、図面とともに説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るデジタルテレビジョン受信機の構成図である。
本実施の形態のデジタルテレビジョン受信機1は、BS/CS系アンテナ2a、地上波デジタル系アンテナ2b、BS/CS系チューナ部3a、地上波デジタル系チューナ部3b、BS/CS系復調回路部4a、地上波デジタル系復調回路部4b、BS/CS系誤り訂正部5a、地上波デジタル系誤り訂正部5b、トランスポートデコーダ部6、MPEG((Moving Picture Experts Group)デコーダ部7、OSD(On Screen Display)表示部8、ビデオエンコーダ部9、音声DAC(Digital to Analog Converter)部10、CPU11、フラッシュメモリ(Flash ROM(Read Only Memory))12、システムソフト13、RAM(Random Access Memory)14、入力I/F(Interface)15、ポート(Port)16、モデム(Modem)17、及び操作部としてのリモコン30を備えて構成されている。
BS/CS系チューナ部3aには、BS/CS系アンテナ2aによって受信された放送衛星(BS)や通信衛星(CS)から送信されるデジタル衛星放送信号が入力される。BS/CS系チューナ部3aは、後述するユーザの選局指示に従って、所定のネットワークの放送チャンネルに関するデジタル衛星放送信号を選局受信し、BS/CS系復調回路部4aに供給する。BS/CS系復調回路部4aは、BS/CS系チューナ部3aで選局受信したデジタル衛星放送信号をデジタル復調する。BS/CS系誤り訂正部5aは、デジタル復調されたデジタル衛星放送信号の誤りに関する修復や訂正を施し、トランスポートストリームデータとして再生する。そして、これらBS/CS系チューナ部3a、BS/CS系復調回路部4a、及びBS/CS系誤り訂正部5aは、デジタルテレビジョン受信機1におけるBS/CS系のフロントエンド部18aを構成する。
一方、地上波デジタル系チューナ部3bには、地上波デジタル系アンテナ2bによって受信された地上波デジタル放送信号が入力される。地上波デジタル系チューナ部3bは、後述するユーザの選局指示に従って、所定の放送チャンネルに関する地上波デジタル放送信号を選局受信し、地上波デジタル系復調回路部4bに供給する。地上波デジタル系復調回路部4bは、地上波デジタル系チューナ部3bで選局受信した地上波デジタル放送信号をデジタル復調する。地上波デジタル系誤り訂正部5bは、デジタル復調された地上波デジタル放送信号の誤りに関する修復や訂正を施し、トランスポートストリームデータとして再生する。そして、これら地上波デジタル系チューナ部3b、地上波デジタル系復調回路部4b、及び地上波デジタル系誤り訂正部5bは、地上波デジタル系のフロントエンド部18bを構成する。このBS/CS系のフロントエンド部18a及び地上波デジタル系
のフロントエンド部18bからなるデジタルテレビジョン受信機1のフロントエンド部18の出力は、選択的にトランスポート部19に供給される。
トランスポート部19は、トランスポートデコーダ部6を備えている。トランスポートデコーダ部6は、デジタル衛星放送信号及び地上波デジタル放送信号のMPEG符号化されているトランスポートストリームデータに含まれている放送映像信号、放送音声信号、データ信号を分離する。トランスポートデコーダ部6には、視聴者が選択受信したデジタル放送信号のネットワークに応じて、BS/CS系のフロントエンド部18a又は地上波デジタル系のフロントエンド部18bの中の対応する側から、誤り訂正されたデジタル放送信号のトランスポートストリームデータが供給される。そして、このトランスポート部19で分離されたMPEG符号化されている放送映像信号及び放送音声信号は、MPEGデコード部20に供給される。
MPEGデコード部20は、MPEG符号化されている放送映像信号及び放送音声信号を復号化し、接続されているテレビジョン受像機やオーディオ装置(図示せず)に映像出力や音声出力を供給出力する。MPEGデコード部20は、MPEGデコーダ部7、OSD表示部8、ビデオエンコーダ部9、及び音声DAC部10を備えている。MPEGデコーダ部7は、トランスポートデコーダ部6によって分離されたMPEG符号化されている放送映像信号及び放送音声信号それぞれのデータ復調(復号)を行い、ビデオエンコーダ部9及び音声DAC部10に供給する。
OSD表示部8は、メニューや電子番組表をテレビジョン受像機の画面上に表示するためのOSD信号を生成し、ビデオエンコーダ部9に供給する。ビデオエンコーダ部9は、MPEGデコーダ部7でデータ復調された放送映像信号とOSD表示部8から供給されるOSD信号とを重畳して、映像出力として接続されるテレビジョン受像機に適したビデオ信号に生成して出力する。音声DAC部10は、MPEGデコーダ部7でデータ復調された放送音声信号を、音声出力として接続されるオーディオ装置に適した音声信号に生成して出力する。
CPU11は、デジタルテレビジョン受信機1のフロントエンド部18、トランスポート部19、MPEGデコード部20とそれぞれ接続されているとともに、フラッシュメモリ12、RAM14、入力I/F15、ポート16ともそれぞれ接続されている。CPU
11は、通常、ユーザのリモコン操作に基づきリモコン30から入力I/F15を介して
供給されるコントロール信号に基づき、フラッシュメモリ12中のシステムソフト13によってその処理を管理・制御され、デジタルテレビジョン受信機1の上述した各部の制御を行う。
例えば、CPU11は、受信した放送チャンネルのデジタル衛星放送信号や地上波デジタル放送信号のトランスポートストリームデータにデータ信号として含まれている番組配列情報(SI:Service Information)のPATやPMT等の情報をトランスポートデコー
ダ部6から取得してRAM14内に貯え、これら情報を用いて電子番組表を生成する。また、CPU11は、ポート16を介し、公衆回線40に接続されたモデム17を介して、BS、CS、又は地上波デジタル放送の放送局との間で各種データの送・受信を行う。さらに、ユーザのリモコン操作に基づき、BS/CS系チューナ部3a又は地上波デジタル
系チューナ部3bを制御して、BS、CS、又は地上波デジタル放送における所定の放送チャンネルを選局させたり、電子番組表をOSD表示部8及びビデオエンコーダ部9を介して接続されたテレビジョン受像機の画面上に映像出力したりする。
図2は、本発明の一実施の形態に係るデジタルテレビジョン受信機のリモコンの外観図である。
図2に示すように、リモコン30には、デジタルテレビジョン受信機1の操作部として、各種操作キー(操作片)31が設けられている。図2において、32は電源キー、33は“1”〜“12”の直接選局キー、34は地上波デジタル放送、BS放送、又はCS放送といった受信ネットワークを切替えるネットワーク選択キー、35は各ネットワークにおけるテレビ放送、ラジオ放送、データ放送等の受信メディアを切替えるメディア選択キー、36は電子番組表を表示するための電子番組表表示キーである。
本実施の形態に係るデジタルテレビジョン受信機1では、従来のネットワーク選択キー34の操作による地上波デジタル放送、BS放送、CS放送等の受信ネットワークの切替え、及び、メディア選択キー35の操作によるテレビ放送、ラジオ放送、データ放送等の受信メディアの切替えが可能であることに加え、これらを、直接選局キー33の操作のみによっても、切替え可能なようにした。
以下、これら直接選局キー33による受信/表示メディア又は受信/表示ネットワークの切替えについて、詳細に説明する。
なお、その説明に当たっては、説明省略するシステムソフト13に備えられたチャンネル設定機能に基づき、ユーザのリモコン30のチャンネル設定操作によって、“1”〜“12”の直接選局キー33それぞれに関して、BS放送・CS放送(CS1/2)・地上波デジタル放送等のネットワーク別、及びテレビ放送・ラジオ放送・データ放送等のメディア別にそれぞれ放送チャンネルが設定され、その設定内容は、CPU11により例えばRAM14内の直接選局キー/放送チャンネル・テーブル(選局情報テーブル)に予め登録されているものとして説明する。
図3は、この選局情報テーブルの例であり、デジタル放送ネットワークがBS放送の場合を例に、“1”〜“12”の直接選局キー33それぞれと、テレビ放送、ラジオ放送、データ放送等のメディア別の放送チャンネルとの対応関係を表した図である。
例えば“1”の直接選局キー33に関しては、デジタルテレビジョン受信機1がBS放送の受信状態にある場合において、メディア選択キー35によってテレビ放送を選択操作した場合には、“A放送 BS1”のチャンネル(選局データ)を、ラジオ放送を選択操作した場合には“MMM”のチャンネルを、データ放送を選択操作した場合には“Ap放送”のチャンネルを選局するように、ユーザが設定登録していることが表わされている。
図4は、同じく選局情報テーブルの例であり、メディアの一例としてのテレビ放送の場合を例に、“1”〜“12”の直接選局キー33それぞれと、BS放送、CS放送、又は地上波デジタル放送等のネットワーク別の放送チャンネルとの対応関係を表した図である。
例えば“1”の直接選局キー33に関し、メディア選択キー35によってテレビ放送が選択されている場合において、ネットワークがBS放送を受信した場合は、“A放送 BS1”のチャンネルを、CS1放送を受信した場合は“P ch”のチャンネルを、CS2放送を受信した場合は“エスパー2”のチャンネルを選局するように、ユーザが設定登録していることが表わされている。
なお、図3、図4において、直接選局キー33の中における、対応する放送チャンネル名が記載されていない直接選局キー33、例えば図4における地上波デジタル放送のテレビ放送に関しての“1”〜“12”の直接選局キー33は、ユーザによってチャンネル番号が未だ設定されておらず、使用されていない空き状態になっていることを示している。
図5は、本実施の形態のデジタルテレビジョン受信機における直接選局キー33による操作処理を示したフローチャートである。
本実施の形態のデジタルテレビジョン受信機1では、ユーザが直接選局キー33を操作すると、CPU11は、フラッシュメモリ12中のシステムソフト13に基づき、図5に示す操作処理を実行する。
CPU11は、入力I/F15を介して、"1"〜"12"の直接選局キー33の中のいずれか一つの直接選局キー33の押下を感知すると(ステップST51)、現在のネットワーク・メディアにおける当該押下した直接選局キー33に対応するチャンネルに切替える(ステップST52)とともに、予め定められているT2(例えば、2秒)の計時を開始する(ステップST53)。
例えば、現在の受信ネットワークがBS放送、受信メディアがテレビ放送であり、受信放送チャンネルが“1”である場合、現在視聴中の放送は“A放送 BS1”である。このとき直接選局キー33の“2”を押下した場合は、当該押下した直接選局キー33に対応するチャンネルである“A放送 BS2”の受信選局が行われる(ステップST52)とともに、T2の計時を開始する(ステップST53)。なお、ステップST52において、押下した直接選局キー33が、現在選局中のチャンネル番号と同一である場合は、現在の表示(上記の例では“A放送 BS1”)が維持される。
そして、CPU11は、入力I/F15を介して上記押下した直接選局キー33の押上が感知されたか否か、所定時間T2の計時が完了したか否かを監視する(ステップST54、ST541)。
CPU11は、ステップST54において、所定時間T2(2秒)が経過する前に、入力I/F15を介して上記押下げた直接選局キー33の押上が感知された場合には(ステップST54の「YES」)、続けて予め定められている所定時間T1(例えば、1秒)の計時を開始するとともに、当該同一の直接選局キー33の再押下を感知したか否かを監視する(ステップST56)。押下を感知すれば(ステップST56の「YES」)、現在のネットワークにおける次のメディアの当該直接選局キー33に対応するチャンネルに切替え(ステップST57)、所定時間T1及びT2の計時をリセットし(ST58)、T2の計時を開始するとともに(ST53)上記再押下した直接選局キー33の再押上を感知したか否かの監視に戻る(ST54)。
すなわち、ステップST54〜ステップST58においては、CPU11が、所定時間T1(1秒)が経過する前に、ユーザによって前回押下した直接選局キーと同一の直接選局キー(上記の例では“2”)の押下及び押上を感知した場合には(ステップST54の「YES」、ステップ56の「YES」場合)、CPU11は、システムソフト13上によって予め規定されたメディア切替え順(例えばテレビ放送−ラジオ放送−データ放送−テレビ放送−・・)に従って、サイクリックに次の受信メディアを設定する。
上記の例の場合、CPU11は、受信メディアとして、現在のテレビ放送から次の切替え順のラジオ放送を設定する。そして、CPU11は、受信ネットワークはBS放送のままにして、受信メディアがラジオ放送である場合の、“2”の直接選局キー33に対応する放送チャンネルのチャンネル番号(選局データ)を選局情報テーブルを参照して取得し、その取得した放送チャンネルの受信選局をフロントエンド部18に指示する(ステップST57)。
具体的には、図3を参照すると、CPU11は、BS放送のラジオ放送における“2”の直接選局キー33に対応する“MUSICスワン”のチャンネル番号(選局データ)を取得し、これをフロントエンド部18に選局指示する。また、CPU11は、同時にMPEGデコード部20のOSD表示部8に、受信メディアがラジオ放送に切替わったことを示す表示、及び“2”の直接選局キー33が操作されたことを示す表示若しくは“MUSICスワン”の選局表示のOSD信号の出力を指示する。
デジタルテレビジョン受信機1からは、“A放送 BS1”の映像出力に代えて受信メディアがラジオ放送に切替わったことを示す表示、及び“2”の直接選局キー33が操作されたことを示す表示若しくは“MUSICスワン”の選局表示そのものがビデオエンコーダ部9から出力され、“A放送 BS1”の音声出力に代えて“MUSICスワン”の音声出力が音声DAC部10から出力される。
一方、ST54において直接選局キー33の押上が感知されず、ステップST541においてT2がタイムアップした場合には、現在のメディアにおける次のネットワークの、現在押下している直接選局キー33に対応するチャンネルに切替え(ST542)、T2の計時をリセットし(ST53)、現在押下している直接選局キー33の押上感知の監視に戻る(ステップST54)
すなわち、CPU11が、所定時間T2(2秒)が経過しても、ユーザが“2”の直接選局キー33を押下し続けている限り、CPU11は、システムソフト13上によって予め規定されたネットワーク切替順(例えば、BS放送−CS1放送−CS2放送−地上波デジタル放送−BS放送−・・)に従って、サイクリックに次の受信ネットワークを設定する。
具体的には、CPU11は、現在のBS放送から次の切替え順のCS1放送を設定する。そして、CPU11は、受信メディアはテレビ放送のままにして、受信ネットワークがCS1放送である場合の、“2”の直接選局キー33に対応する放送チャンネルのチャンネル番号(選局データ)を選局情報テーブルを参照して取得し、その取得した放送チャンネルの受信選局をフロントエンド部18に指示する(ステップS542)。
上述の例では、CPU11は、図4に示すように、CS1放送のテレビ放送における“2”
の直接選局キー33に対応する“A++”のチャンネル番号(選局データ)を取得し、これをフロントエンド部18に選局指示する。また、CPU11は、同時にMPEGデコード部20のOSD表示部8に、受信ネットワークがCS1放送に切替わったことを示す表示、及び“2”の直接選局キー33が操作されたことを示す表示若しくは“A++”の選局表示のOSD信号の出力を指示する。
デジタルテレビジョン受信機1からは、“A放送 BS1”の映像出力に代え、“A++”の放送映像に、受信ネットワークがCS1放送に切替わったことを示す表示、及び“2”の直接選局キー33が操作されたことを示す表示若しくは“A++”の選局表示そのものを重畳した映像出力がビデオエンコーダ部9から出力され、“A放送 BS1”の音声出力に代えて“A++”の音声出力が音声DAC部10から出力される。
そして、押上を感知した(ST54)後のT1がタイムアップとならない限り以上の処理を繰り返し、ステップST561においてT1がタイムアップした場合は、現在のネットワーク、メディア、チャンネルを更新した上で、選局操作を終了する。
以上のように、同一の直接選局キー33を所定時間T1(1秒)以内に2回連続した押下操作を繰り返すことにより、又は同一の直接選局キー33を所定時間T2(2秒)以上続けて押下操作することを繰り返すことにより、ネットワーク選択キー34やメディア選択キー35を別途操作せずとも、受信メディア又は受信ネットワークそれぞれを、図3、図4に示すようにサイクリックに順番に切替えていくことができる。
なお、図5に示したフローにおいて、ステップST542とステップST57は逆であってもよい。すなわち、連続押しのときにネットワークに切替え、長押しのときにメディアを切替えるものであってもよい。
また、長押し、連続押しのような操作態様は2種類あれば、上述した切替えを実現できる。すなわち、連続2度押しでメディアを切替える例を示したが、連続3度押しや、長押し+1度押しと言った操作を、ネットワークやメディアを切替える操作態様としてもよく、同一の直接選局キー33を「第1の操作態様」と「第2の操作態様」によって、1つの直接選局キー33に3つの機能を持たせるものである。これにより、ますます増加するチャンネル数に対応して、限られた直接選局キー33を最大限に利用してユーザビリティを向上させることができる。
また、上記の例では、処理終了直前のステップST59にてこれまでの操作の結果であるネットワーク・メディア・チャンネルの更新をするようにしているが、ステップST52、ステップST542、ステップST57において、その都度ネットワーク・メディア・チャンネルを更新するようにしてもよい。
一方、チャンネル切替えタイミングについては、ステップST52、ステップST542、ステップST57において、その都度切替えるようにしているが、処理終了直前に一括してこれまでの操作の結果であるネットワーク・メディア・チャンネルの切替えをするようにしてもよい。
また、長押操作をしている限り、ステップST53→ステップST54→ステップST541→ステップST542→ステップST543→ステップST53のフローが繰り返され、サイクリックにネットワークが切替わるが、2回目以降のT2の計時を1回目よりも短くし(例えば0.5秒)、ネットワークの切替わりがスムーズになるようにするとよい。
また、上記の例では、直接選局キー33の連続押し又は長押しにより、メディアに関してテレビ→ラジオ→データをサイクリックに切替える例を示したが、例えばテレビに関して、101〜110チャンネルをテレビ1、111〜120チャンネルをテレビ2などと定義づけして、テレビ1→テレビ2→ラジオ→データとメディアが一部重複するものにおいてサイクリックに切替えるようにしてもよい。そして、数字キー33は、“1”〜“10”等であってもよく、上記例ではこの方が分かりやすいとも言え、数字キー33の数の削減も考慮できる。
また、上記の例ではチャンネルが選局情報テーブルに記憶させているものに限った例を示したが、現在の地上波アナログ等では選局情報テーブルにチャンネルを設定しなくてももともと数字キー33にチャンネルが割り当てられており、本実施の形態に係る発明がこのようにもともとチャンネルが割り当てられているものにも適用可能であって、選局情報テーブルにチャンネルを記憶させているものに限られない。
すなわち、本発明はデジタル放送受信機に関して説明を行っているが、デジタル放送を受信可能ということであり、アナログ放送を受信して表示することも同時に行うことができ、上述の例が適用可能なことはもちろんである。
本実施の形態に係る発明は、視聴したい特定の番組が決まっていないときにチャンネルをくまなくサーチする際には非常に便利である。すなわち、従来の選局方法によれば、数字キー33と、ネットワーク選択キー34及びメディア選択キー35の組合せ(上記の例では、12×4×3)によってようやく全ての放送番組をサーチすることとなるが、本実施の形態によれば、まず数字キー33の“1”を連続押しと長押しで“1”に関する放送番組を全てサーチし、これを“12”まで行うことによって、簡単に全放送番組をサーチできることとなるのである。
そして、本発明におけるリモコン30には、この操作をユーザに知らしめ、チャンネル切替えの際に混乱を招かぬよう、例えば“2度押しでネットワーク切替”、“長押でメディア切替”のような表示37を備えるようにしている。
<第2の実施形態>
本実施形態では、ネットワーク、メディア、チャンネルの切替え方法は上記と同様とし、上述の切替え方法によるユーザビリティを更に向上させるべく、OSD表示部8におけるOSD表示に特徴を持たせるようにした。
図6乃至図9を用いて、本発明に係るOSD表示の例を示す。例えば、現在の受信ネットワークがBS放送、受信メディアがテレビ放送であり、受信放送チャンネルが“1”である場合、“A放送 BS1”を受信し、画面上には現在の受信がBS放送であることを示すネットワーク表示61と、現在受信選局されているチャンネルが“A放送 BS1”であることを示す受信チャンネル表示62が表示される(図6(a))。
この状態で直接選局キー33の“2”を押下した場合、当該押下した直接選局キー33に対応するチャンネルである“A放送 BS2”の受信選局が行われ、ネットワーク表示61は維持されたまま、受信チャンネル表示62は“A放送 BS2”に変更される。同時に、ネットワークがBS放送、メディアがテレビである場合の選局情報テーブル63を表示し、現在の受信が選局情報テーブル63のうち、直接選局キー33の“2”に登録されている“A放送 BS2”の番組であることが分かるように“A放送 BS2”を網掛け等して他と区別する。
続いて、直接選局キー33の“2”を所定の操作態様(「第1の操作態様」又は「第2の操作態様」)による操作よってネットワークを切替えた場合、ユーザにとっては思わぬ選局操作が行われたという認識がなされてしまうことも考えられることから、誤認識を防止するために、本実施の形態に係る図7の直接選局キー33のネットワーク又はメディアに関する表示70がなされるようにしている。
この直接選局キー33のネットワーク又はメディアに関する表示70は、直接選局キー33の何れかのキーが所定の操作態様で操作された場合(例えば、T2時間長押しされた場合)に表示され、それぞれのネットワーク又はメディアの選局情報テーブルのうち、当該所定の操作をした直接選局キー33の番号に登録されている放送番組名であって、全ネットワーク又はメディアのそれぞれの当該番号に登録された番組名が一覧で表示される。また、現在受信している放送番組の表示“CS1(TV)1)P ch”を網掛け等して他と区別する。なお、ネットワークに関する表示とメディアに関する表示を両方行ってもよい。
この直接選局キー33のネットワーク又は/及びメディアに関する表示70によって、(1)ネットワークが切替わっていること、(2)全ネットワーク(又はメディア)それぞれにおいて上記所定の操作態様で操作した直接選局キー33の番号に登録されているチャンネルのうちどのチャンネルを選局しているか、が一見して把握できることとなり、本発明におけるユーザビリティを一層向上させることができる。
このとき、図8のように、そのネットワーク又はメディアにおける現在の選局しているチャンネルの前後の放送番組名81・82を表示させるようにすればよい。これは、前後1つずつの放送番組名でなくとも2、3の放送番組名を表示させるようにしてもよい。さらに、アップダウンキー等でチャンネルを選局しようとしたときに矢印83を表示させて、アップ選局しているのかダウン選局しているのかが一見して分かるようにしておくとよい。
さらに、図9のように、直接選局キー33に関する表示70と同時に、現在のネットワーク・メディアにおける選局情報テーブル63を表示させるようにしてもよい。
以上は、直接選局キー33を長押ししてネットワークを切替える場合について例示したが、直接選局キー33を連続押ししてメディアを切替えた場合にも、このような表示を行うことによってユーザビリティを向上させることができる。
<第3の実施形態>
次に、電子番組表表示キー36によるメディア又はネットワーク別の電子番組表の表示切替えついて、詳細に説明する。
図10は、本実施の形態のデジタルテレビジョン受信機における電子番組表表示キー(以下、単に「電子番組キー」と記す)36による表示処理を示したフローチャートである。
なお、以下の説明に当たっては、現在受信ネットワークとしてBS放送が設定され、受信メディアとしてテレビ放送が設定されている場合において、直接選局キー33の“1”に対応する“A放送 BS1”の選局・受信が行われているものとして、ユーザが電子番組キー36を操作した場合について説明する。
本実施の形態のデジタルテレビジョン受信機1では、ユーザが電子番組キー36を操作すると、CPU11は、フラッシュメモリ12中のシステムソフト13に基づき、図10に示す操作処理を実行する。
CPU11は、入力I/F15を介して、電子番組キー36の押下を感知すると(ステップST101)、初期処理として、RAM14に設けられた電子番組表表示モード記憶エリアに電子番組表表示モードが設定されているか否かを判別し、電子番組表表示モードが設定されていない場合、すなわち、現在、電子番組表のOSD信号出力がOSD表示部8からビデオエンコーダ部9に供給されていない番組視聴(聴取)状態にある場合には、電子番組表表示モードを電子番組表表示モード記憶エリアに設定する。そして、RAM14に設けられた番組表表示記憶エリアに、番組表表示メディアとして受信メディアであるテレビ放送を、また番組表表示ネットワークとして、現在の受信ネットワークであるBS放送を記憶する。
上記初期処理の後、CPU11は、T2(例えば、2秒)、T3(例えば、3秒)それぞれの計時を開始する(ステップST103)。その上で、CPU11は、入力I/F15を介して当該押下した電子番組キー36の押上が感知されたか否か、所定時間T2(2秒)の計時が完了したか否かを監視する(ステップS104、ST1041)。
CPU11は、所定時間T2(2秒)が経過する前に、入力I/F15を介して上記押下した電子番組キー36の押上が感知された場合(ステップST104の「YES」)には、予め定められている所定時間T1(例えば、1秒)の計時を開始し(ステップST105)、当該電子番組キー36の再押下を感知したか否か、所定時間T1(1秒)の計時が完了したか否かを監視する(ステップST106、ST1061)。
そして、CPU11は、トランスポートデコーダ部6から取得してRAM14内に貯えられている、受信した放送チャンネルのデジタル衛星放送信号や地上波デジタル放送信号に含まれている番組配列情報(SI:Service Information)を基に電子番組表を生成し、OSD表示部8に当該生成した電子番組表の表示指示を行い、ビデオエンコーダ部9で映像信号に重畳して、テレビジョン受像機に表示出力する。
まず、CPU11が、所定時間T1(1秒)が経過する前に、ユーザによる電子番組キー36の複数回操作を感知した場合には(ステップS106における「YES」の場合)、CPU11は、システムソフト13上によって予め規定されたネットワーク切替え順(例えば、BS放送−CS1放送−CS2放送−地上波デジタル放送−BS放送・・)に従って、サイクリックに次の番組表表示ネットワークを設定する。
この場合、CPU11は、番組表表示ネットワークとして、現在のBS放送から次の切替え順のCS1放送を設定する。そして、CPU11は、システムソフト13によって、RAM14内に貯えられている番組配列情報を基に、CS1放送におけるテレビ放送の電子番組表を生成し、OSD表示部8に表示指示を行い、映像信号と重畳しテレビジョン受像機に対し、表示を行う(ステップST107)。これにより、テレビジョン受像機では、“A放送 BS1”の映像に対してCS1放送におけるテレビ放送の電子番組表のOSD表示が重畳された映像が表示されることになる。
ステップST106にて前回の電子番組キー36の押上(ステップST104の「YES」)から、所定時間T1が経過した場合は(ステップST1061の「YES」)、電子番組表を表示したまま処理を終了する。
一方、一回目の電子番組キー36の押下(ステップST101)の後、CPU11が所定時間T2(2秒)が経過しても、ユーザが電子番組キー36を押下し続けているのを感知した場合には(ステップS1041における「YES」の場合)、CPU11は、次の受信メディアを設定する。
この場合、CPU11は、番組表表示メディアとして、現在のテレビ放送から次の切替え順のラジオ放送を設定する。そして、CPU11は、システムソフト13によって、RAM14内に貯えられている番組配列情報を基に、BS放送におけるラジオ放送の電子番組表を生成し、OSD表示部8に表示指示を行い、テレビジョン受像機に対し、この電子番組表の表示を行う(ステップS1042)。これにより、テレビジョン受像機では、"A放送 BS1”の映像に対してBS放送におけるラジオ放送の電子番組表のOSD表示が重畳された映像が表示されることになる。
また一方で、一回目の電子番組キー36の押下(ステップST101)の後、CPU11は所定時間T3(3秒)が経過してもユーザが電子番組キー36を押下し続けているか否か、及び入力I/F15を介して押下を感知した電子番組キー36の押上が感知されたか否かを監視しており(ステップST1044)、CPU11は、所定時間T3(3秒)が経過してもユーザが電子番組キー36を押下し続けていることを感知した場合(ステップST1044の「YES」)には、ユーザが電子番組表の表示が必要なくなり、電子番組表の表示を終了させたいことを望んでいるものと判断して、OSD表示部8に表示終了指示を行ったうえで、RAM14に設けられた電子番組表表示モード記憶エリアに設定されている電子番組表表示モードを設定解除する(ステップS1045)。これにより、テレビジョン受像機は、OSD表示が消失し、通常の映像表示に戻る一方、次回ユーザが電子番組キー36を操作した場合には、そのときの受信ネットワーク及び受信メディアの電子番組表が、従来のテレビジョン受信機において電子番組キーを操作した場合と同様に、第1番目に表示されるように準備されることになる。
これに対し、前述のステップST1044で、所定時間T3(3秒)が経過する以前に入力I/F15を介して押下を感知した電子番組キー36の押上が感知された場合(ステップST1046の「YES」)は、メディアCPU11は、ユーザによる電子番組キー36の操作に基づく電子番組表のさらなる表示切替えに備えて今回の操作処理を終了する。したがって、ユーザは再び電子番組キー36を操作すれば、その操作態様に応じて、前述したステップS101からの操作処理を繰り返して実行することになる。
なお、この場合は、電子番組表表示モード記憶エリアに設定されている電子番組表表示モードは設定解除されないので、番組表表示記憶エリアの番組表表示ネットワーク及び番組表表示メディアの記憶内容はそのまま記憶保持される。
以上のように、本実施の形態のデジタルテレビジョン受信機1によれば、ユーザは、電子番組キー36を予め定められた所定の操作態様で操作することにより、ネットワーク選択キー34やメディア選択キー35を別途操作せずとも、受信メディア及び受信ネットワークとは異なるメディア及びネットワークの電子番組表の表示を行うことができる。
なお、ST1042からST1044への移行の代わりに、ST1042の後、T2の計時をリセット(ST1043)したうえで、ST103に戻るような制御としてもよい(図10の破線矢印)。このようにすれば、電子番組キー36の長押しを続けることでシステムソフト13上によって予め規定されたメディア切替え順(例えばテレビ放送−ラジオ放送−データ放送−テレビ放送−・・)に従って、サイクリックに次の受信メディアの電子番組表を表示することができる(ただしこの場合、ステップST1044〜1046は無視される)。このとき、2回目以降のT2の計時時間を1回目のT2の計時よりも短く(例えば0.5秒)設定すると、メディアの切替わりがスムーズになる。
また、ST107、ST1042での電子番組表の表示は、現在視聴中の番組(今回の例では“A放送 BS1”)に重畳させる形で表示させるようにしているが、電子番組表の切替えと同時にメディア又はネットワークの切替えによって受信チャンネルも切替えるようにしてもよい。
また、ステップST107とステップST1042が逆であってもよい。
図11は、本実施の形態のデジタルテレビジョン受信機において、電子番組キーの所定操作により、ネットワークの一例としてのBS放送の場合を例に、テレビ放送、ラジオ放送、データ放送といったメディア別に電子番組表がサイクリックに表示切替される様子を表した図である。
電子番組表の上記「第1の操作態様」及び「第2の操作態様」は、上記のような「1秒以内の押下」及び「2秒以上長押し」に限定されるものではなく、実施の形態1と同様、種々の変形が可能である。例えば、同一の直接選局キー33を所定時間間隔の範囲内で押下操作を繰り返す毎にメディア又はネットワークの一方が切替え、同一の直接選局キー33を押下操作し続けることによりメディア又はネットワークの他方が所定時間間隔で切替え、いずれもその押下操作を中止した段階で、切替えられたメディア又はネットワークが設定されるように構成してもよい。同様に、電子番組キー36も、最初の押下操作によって、ネットワーク毎のメディア別の電子番組表の所定時間間隔の切替表示が開始され、所望の電子番組表が表示されているときの2度目に操作によってそのときの電子番組表を固定でき、3度目の操作によって電子番組表の表示を終了させるように構成してもよい。このように、直接選局キー33及び電子番組キー36の所定の操作態様には、同一キーの種々の特殊操作を適用することができる。
また、電子番組表の表示は、ST102、ST1042、ST107においてその都度表示させなくとも、例えば、処理終了直前に表示させるようにしてもよい。
以上の通り、本発明によればネットワーク選択キー34及びメディア選択キー35によらなくても、ネットワーク、メディア間のチャンネルの選局や電子番組表表示を容易に行うことができる。特に、リモコン30を喪失した場合等は市販の汎用リモコンを購入して使用することが考えられるが、安価な汎用リモコンにはネットワーク選択キー34、メディア選択キー35を備えていないものもある。本発明によれば、このような汎用リモコンであっても、容易にネットワーク及びメディアを切替えることが可能である。
また、デジタル放送受信機に選局の指示をする指示手段としてリモコンを例に説明したが、これがデジタル放送受信機本体に搭載されていてもよく、特にデジタルチューナを搭載したモバイルパソコン等では本体に設ける数字キーが削減でき、上述した選局方法を用いることは有効である。
また、各種キーは、タッチパネル等であってもよい。
本発明の一実施の形態に係るデジタルテレビジョン受信機の構成図である。 本発明の一実施の形態に係るデジタルテレビジョン受信機のリモコンの外観図である。 直接選局キーそれぞれと、テレビ放送、ラジオ放送、データ放送等のメディア別の放送チャンネルとの対応関係を表した図である。 直接選局キーそれぞれと、地上波デジタル放送、BS放送、又はCS放送といったネットワーク別の放送チャンネルとの対応関係を表した図である。 第1の実施の形態のデジタルテレビジョン受信機における直接選局キーの操作処理を示したフローチャートである。 チャンネル選局をした際のOSD表示の例である。 ネットワークを切替えたチャンネル選局をした際のOSDの例である。 ネットワークを切替えたチャンネル選局をした際のOSDの他の例である。 ネットワークを切替えたチャンネル選局をした際のOSDの他の例である。 第3の実施の形態のデジタルテレビジョン受信機における電子番組キーの操作処理を示したフローチャートである。 本実施の形態のデジタルテレビジョン受信機において、電子番組キーの所定操作により、電子番組表がサイクリックに表示切替えされる様子を表した図である。 特許文献1に記載のラジオ受信機を示すブロック図である。 特許文献2に記載のリモコン装置とその切替わりを示す図である。
符号の説明
1 デジタルテレビジョン受信機
2a BS/CS系アンテナ、2b 地上波デジタル系アンテナ
3a BS/CS系チューナ部、3b 地上波デジタル系チューナ部
4a BS/CS系復調回路部、4b 地上波デジタル系復調回路部
5a BS/CS系誤訂正部、5b 地上波デジタル系誤訂正部
6 トランスポートデコーダ部
7 MPEGデコーダ部
8 OSD表示部
9 ビデオエンコーダ部
10 音声DAC部
11 CPU
12 フラッシュメモリ
13 システムソフト
14 RAM
15 入力I/F
16 ポート
17 モデム
18 フロントエンド部、18a BS/CS系フロントエンド部、18b 地上波デ
ジタル系のフロントエンド部、
19 トランスポート部
20 MPEGデコード部
30 リモコン
31 操作キー
32 電源キー
33 直接選局キー
34 ネットワーク選択キー
35 メディア選択キー
36 電子番組キー

Claims (8)

  1. 複数の数字キーを備えた指示手段による指示によって、複数の放送ネットワーク及び複数のメディアから受信して再生する放送内容を選択するデジタル放送受信機であって、
    前記放送内容を切替制御する制御手段を備え、
    前記制御手段は、前記複数の数字キーのうちの何れかのキーが、第1の操作態様によって操作されることにより前記メディアを切替えて当該操作した数字キーに対応する放送内容を受信して再生する一方、
    前記複数の数字キーのうちの何れかのキーが、第2の操作態様によって操作されることにより前記放送ネットワークを切替えて当該操作した数字キーに対応する放送内容を受信して再生することを特徴とするデジタル放送受信機。
  2. 前記メディア切替えは、一部に同一メディアの切替えを含むことを特徴とする請求項1に記載のデジタル放送受信機。
  3. 前記第1の操作態様が前記複数の数字キーのうちの何れかのキーを所定時間押下し続ける態様であり、前記第2の操作態様が前記複数の数字キーのうちの何れかのキーの押下及び押上を所定時間内に複数回行う態様であることを特徴とする請求項1又は2に記載のデジタル放送受信機。
  4. 前記制御手段は、前記操作された数字キーに対応する放送内容を再生するとともに、
    前記操作された数字キーの番号における放送ネットワーク又は/及びメディアに関する放送番組の一覧表示を行うことを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載のデジタル放送受信機。
  5. 前記操作された数字キーの番号における放送ネットワーク又は/及びメディアに関する放送番組の一覧表示を行う場合において、
    前記制御手段は、現在受信して再生している受信チャンネル表示を他と区別した表示態様で表示するとともに、
    前記操作した数字キーの番号について、現在のネットワーク又はメディアにおける前後の放送番組を表示することを特徴とする請求項4に記載のデジタル放送受信機。
  6. 前記操作された数字キーの番号における放送ネットワーク又は/及びメディアに関する放送番組の一覧表示を行う場合において、
    前記制御手段は、現在受信して再生している受信チャンネル表示を他と区別した表示態様で表示するとともに、
    現在のネットワーク及びメディアにおける選局情報テーブルを表示することを特徴とする請求項4に記載のデジタル放送受信機。
  7. 前記メディアは、テレビ放送、ラジオ放送、データ放送を含むことを特徴とする請求項1ないし6の何れか一つに記載のデジタル放送受信機。
  8. 前記放送ネットワークは、BSデジタル放送、CSデジタル放送、地上波デジタル放送を含むことを特徴とする請求項1ないし7の何れか一つに記載のデジタル放送受信機。
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