JP5503847B2 - 放送受信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタル放送の放送受信装置に関し、特に、単一の放送局分のチャンネルにおいて同一時間に複数の番組が放送されるマルチ編成サービスに対応し、ユーザが選局した放送局でマルチ編成放送が放送されている場合に、ユーザの意向や視聴履歴に応じて、主番組ではなく副番組を適宜出力することが可能な放送受信装置に関する。
日本国において運用されている地上デジタルテレビジョン放送は、ISDB-T(Integrated Services Digital Broadcasting for Terrestrial)方式と呼ばれ、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調方式を採用している。このISDB-T方式は、一つのチャンネルの伝送帯域を13個のセグメントに分割し、そのうちの12個のセグメントを、地上デジタル放送に割り当てている。そして、12個のセグメントを全て使用して1チャンネル分のハイビジョン番組が放送されている。また、12個のセグメントを分割し、最大で3チャンネル分の標準画質の番組を同一時間に放送する、「マルチ編成放送」も行われている。
ユーザはしばしば、地上デジタル放送を受信中に、CMや視聴している番組の途中でリモコンを操作して、別のチャンネルに一時的に切り替える行為(ザッピング)を行う。このザッピングには、リモコンの形態によるが、リモコンに設けられた例えば押下可能な2つのキー(またはボタン)の組であって、「+」「−」または「▲」「▼」が記された「上下キー(UP/DOWNキー)」が用いられる。ユーザは、上下キーを押下することにより、視聴する番組を物理チャンネルの降順または昇順で切り替える(指定する)ことができる。また、ザッピングには、同様にリモコンに設けられた押下可能なボタンであって、上記「上下キー」とは別の、例えば1から12までの数字が個々に記された「数字チャンネルキー」が用いられることもある。この数字チャンネルキーには例えば、数字1には放送局A、数字2には放送局B、というように、それぞれ放送局が割り当てられている。ユーザは、この数字チャンネルキーを順次押下することによって、数字チャンネルキーに対応付けられた放送局のチャンネルにチャンネルを切り替える(指定する)ことができる。なおこれ以降では、上記「上下キー」、「数字チャンネルキー」を、それぞれ、「番組指定キー」、「チャンネル指定キー(またはチャンネルボタン)」と称する。
上記マルチ編成放送の番組(以下、マルチ編成番組と称する。)を視聴するユーザも、チャンネル指定キーを用いたザッピングを行うことが当然考えられる。例えば、マルチ編成番組の副番組(デフォルトESで規定される主番組以外の番組)を視聴中のユーザが、チャンネル指定キーまたは番組指定キーを用いたザッピングで他のチャンネルへ切替え、その後、もともと視聴していた副番組を再度視聴すべく、その副番組を放送する放送局(マルチ編成番組を放送する放送局)のチャンネルに対応するチャンネル指定キーを押下することが考えられる。しかしながら、従来技術による放送受信装置では、マルチ編成番組を放送する放送局に対応するチャンネル指定キーが押下された場合、もともと視聴していた副番組ではなく、デフォルト表示用の主番組を表示する仕組みとなっている。このことを、図を用いて説明する。
図2は、マルチ編成番組が存在する場合の電子番組表(EPG :Electronic Program Guide)の一例を示す図である。上述したように、マルチ編成とは、デジタル放送において、通常ハイビジョン画質の1つの番組を放送する1チャンネル分の帯域で、標準画質の番組を最大3つ放送するものである。図2の例で示す番組表より、8:00〜9:00の時間帯は、放送局MHKが、チャンネル010chにおいてハイビジョンでゴルフ中継を行い、放送局ZTVが、チャンネル021chにおいて同様にハイビジョンでお笑い番組を放送することが分かる。その後9:00からは、放送局MHKは、画質を標準画質として、チャンネル012chにおいてゴルフ中継を継続する。同時に、チャンネル011chおよび013chで、他の番組(ダンス、アニメ)の放送を行う。同時刻に、放送局ZTVは、ハイビジョンで釣り番組を放送している。また、10:00からは、放送局MHKはマルチ編成を終了し、再びハイビジョン画質で映画を、放送局ZTVは旅番組を放送する。ここでは、マルチ編成番組のうち、チャンネル番号の小さい(若い)011chを主番組(デフォルトES)、チャンネル番号012chおよび013chの番組を副番組と定義する。
図11は、図2の番組表に示す構成で番組が放送されている場合に、マルチ編成番組の副番組を視聴中のユーザがザッピングを行った後、チャンネル指定キーを用いて視聴していたマルチ編成番組の放送局を選局した際の、従来の放送受信装置の画面遷移を示す図である。ユーザは、画面D51のように、チャンネル012chにおいて放送局MHKにより放送される、マルチ編成番組の副番組「ゴルフ中継」を視聴していたものとする。その後、ユーザは、画面D52のように、他局ZTVで放送される「釣り番組」に一時的に切替え、切替え前に視聴していたマルチ編成番組の副番組「ゴルフ中継」を再度視聴すべく、放送局MHKに対応するチャンネル指定キー(例えば、数字「1」キー)を押下したとする。このときユーザは、画面D54のように、放送局MHKで放送されていた「ゴルフ中継」が表示されることを当然所望する。しかしながら、従来の放送受信装置では、チャンネル指定キーによってマルチ編成番組を放送する放送局が選局された場合、主番組を表示する仕組みとなっている。従って図の例では、画面D53のように、主番組である「ダンス」が表示されてしまい、ユーザが所望する副番組「ゴルフ中継」は表示されない。ユーザが副番組「ゴルフ中継」を視聴するためには、主番組が表示された後に番組指定キー(上下キー等)を操作したり、あるいはEPGを画面に表示させて視聴したい「ゴルフ中継」を選択したりするという、手間のかかる操作を必要とする。
他局の番組に切り替えた後に番組指定キーを用いてチャンネルを切り替えれば、副番組「ゴルフ中継」が表示されるが、場合によっては時間がかかる。すなわち、番組指定キーによる切替えでは、番組を物理チャンネルの順番で切り替えるため、例えば副番組の視聴を所望したときに表示されていた番組の物理チャンネルと、視聴したい副番組の物理チャンネルとの差が大きい場合は、副番組が表示されるまでに時間がかかる。それに対して、チャンネル指定キーでは放送局をダイレクトに選局できるため、ユーザが所望する番組に切り替えるのに好適である。しかしながら、従来は、チャンネル指定キーによりマルチ編成番組の放送局が選局された場合、ユーザの意向に関わりなく主番組が表示されてしまい、ユーザビリティに欠ける。
例えば、マルチ編成番組に対応した放送受信装置の従来技術に、マルチ編成番組の放送中に、放送受信装置に別途用意された専用キーがユーザにより押下されると、放送受信装置の表示部に、ユーザが視聴したいマルチ編成番組を選択できる選択画面が表示される放送受信装置が開示されている(特許文献1を参照されたい。)。
特開2003−143496号公報
特許文献1は、放送受信装置に専用キーを設け、その専用キーが押下されると、マルチ編成番組の選択画面を画面に表示することによって、ユーザにマルチ編成番組の選択を促すことを開示している。しかしながら、特許文献1による放送受信装置では、他局の放送局からマルチ編成番組に切り替えたときには主番組が表示され、上記専用キーを押下しなければ、マルチ編成番組の選択画面を表示することはない。従って、マルチ編成番組の副番組を表示させるには、専用キーや番組指定キーの押下、およびEPGの表示・選択を要する。しかしながら、そういった操作は手間がかかる上に、所定のユーザにとっては、操作方法が分かり難いという問題もある。また、ユーザが、副番組を視聴すべく放送局を選局した際に、ユーザの意図しない主番組が表示されると、ユーザを苛立たせるおそれもある。
従って、本発明の目的は、単一の放送局分のチャンネルにおいて同一時間に複数の番組が放送されるマルチ編成サービスに対応し、ユーザが選局した放送局でマルチ編成放送が放送されている場合に、ユーザの意向や視聴履歴に応じて、主番組ではなく副番組を適宜出力することが可能な、ユーザビリティに優れた放送受信装置を提供することにある。
上述した諸課題を解決すべく、本発明による放送受信装置は、
単一の放送局分のチャンネルにおいて(単一の放送局分のチャンネルを複数に分割した別個のチャンネルで)同一時間に複数の番組が放送されるマルチ編成放送(および/またはマルチビュー)に対応したデジタル放送の放送受信装置であって、
デジタル放送を受信する受信部と、
前記受信部で受信するデジタル放送のチャンネルを放送局単位で指定するチャンネル指定部(選局ボタン、数字ボタン、テンキー等)と、
前記受信部で受信するデジタル放送のマルチ編成放送のチャンネルを(前記マルチ編成放送の番組を含む)番組単位で指定する番組指定部(チャンネル上下ボタン、EPG等)と、
前記チャンネル指定部または前記番組指定部で指定されたャンネルで放送される番組を出力する(番組コンテンツや音声を表示、出力する)出力部と、
単一のマルチ編成放送を構成する複数の番組のうち、最後に前記出力部により出力された番組(すなわち、前記出力部により当該複数の番組以外の番組が出力される1つ前に当該出力部により出力された番組)を、当該マルチ編成放送を放送するチャンネルに対応付けて最終視聴番組として格納する記憶部と、を具え、
前記出力部は、前記チャンネル指定部により指定されたチャンネルが前記記憶部に格納された最終視聴番組に対応付けられている場合、前記最終視聴番組を出力する、ことを特徴とする。
また、本発明の一実施態様による放送受信装置は、
前記出力部により出力される番組の出力時間(出力継続時間)を計時する計時部をさらに具え、
前記記憶部は、前記最終視聴番組の出力時間をさらに格納し、
前記出力部は、前記チャンネル指定部により指定されたチャンネルが前記記憶部に格納された最終視聴番組に対応付けられており、かつ、当該最終視聴番組の出力時間が所定時間以上である場合、前記最終視聴番組を出力する、ことを特徴とする。
さらに、本発明の別の実施態様による放送受信装置は、
(前記デジタル放送の番組情報を取得する番組情報取得部と、)
(前記番組情報取得部で取得した番組情報に基づき)前記最終視聴番組が放送されているか否かを判定する判定部をさらに具え、
前記出力部は、前記判定部により前記最終視聴番組が放送されていないと判定された場合、前記最終視聴番組に対応付けられたャンネルが放送するマルチ編成放送の番組のうち、予め設定された標準番組を出力する、ことを特徴とする。
なお、最終視聴番組が放送されているか否かは、番組を識別するためのEvent IDや番組情報であるEPGを解析することで判定することができる。
上述のように、本発明による放送受信装置を、マルチ編成番組を視聴中に他局のチャンネルに切替え、再度マルチ編成番組を視聴すべくチャンネル指定キーを押下した場合に、マルチ編成番組を構成する複数の番組のうち最後に視聴した番組を表示する態様で説明してきたが、本発明による放送受信装置は、マルチ編成番組を構成する複数の番組のうち、視聴時間が所定時間を超えた番組を表示する態様で実施することもできる。
単一の放送局分のチャンネルにおいて(単一の放送局分のチャンネルを複数に分割した別個のチャンネルで)同一時間に複数の番組が放送されるマルチ編成放送(および/またはマルチビュー)に対応したデジタル放送の放送受信装置であって、
デジタル放送を受信する受信部と、
前記受信部で受信するデジタル放送のマルチ編成放送のチャンネルを放送局単位で指定するチャンネル指定部(選局ボタン、数字ボタン、テンキー等)と、
前記受信部で受信するデジタル放送のチャンネルを(前記マルチ編成放送の番組を含む)番組単位で指定する番組指定部(チャンネル上下ボタン、EPG等)と、
前記チャンネル指定部または前記番組指定部で指定されたャンネルで放送される番組を出力する出力部と、
前記出力部により出力される番組の出力時間(出力継続時間)を計時する計時部と、
単一のマルチ編成放送を構成する複数の番組のうち、前記計時部で計時された出力時間が所定の時間を超えた番組を、当該マルチ編成放送を放送するチャンネルに対応付けて優先番組として格納する記憶部と、を具え、
前記出力部は、前記チャンネル指定部により指定されたャンネルが前記記憶部に格納された優先番組に対応付けられている場合、前記優先番組を出力する、ことを特徴とする。
さらに、本発明の別の実施態様による放送受信装置は、
前記最終視聴番組が放送されているか否かを判定する判定部をさらに具え、
前記出力部は、前記判定部により前記最終視聴番組が放送されていないと判定された場合、前記最終視聴番組に対応付けられたャンネルが放送するマルチ編成放送の番組のうち、予め設定された標準番組を出力する、ことを特徴とする。
このように、本発明によれば、単一の放送局分のチャンネルにおいて同一時間に複数の番組が放送されるマルチ編成サービスに対応し、ユーザが選局した放送局でマルチ編成放送が放送されている場合に、ユーザの意向や視聴履歴に応じて、主番組ではなく副番組を適宜出力することが可能となる。
以下に、諸図面を参照しながら、本発明の一実施態様による放送受信装置を詳細に説明する。なお以下では、放送受信装置として据置き型のものを想定して説明するが、本発明はこれに限られるものではなく、1セグ放送を受信可能な、移動型の携帯受信端末(携帯電話、PDA(パーソナルデジタルアシスタンス)等)にも適用可能であることに留意されたい。
図1は、本発明による放送受信装置の機能ブロック図である。放送受信装置100は、アンテナANT、チューナ部110、復調部120、音声デコーダ部130、映像デコーダ部140、データ放送デコーダ部150、画面制御部160、スピーカSP、画面表示部DIS、制御部170、操作入力部KEY、メモリ180、およびシステムバスSBを具える。さらに、制御部170は、マルチ編成解析部172、視聴記録解析部174、番組視聴時間計時部176、および番組情報取得部178を具える。また、メモリ180は、視聴記録格納部182および閾値格納部184を具える。さらに、操作入力部KEYは、チャンネル指定部KEY1、番組指定部KEY2を具える。
アンテナANTは、地上デジタル放送の信号(RF信号)を受信し、チューナ部110は、アンテナANTによって受信されたRF信号を、制御部170からの周波数(チャンネル)指定命令に基づいてチューニング(周波数変換)する。なお、制御部170からのチャンネル指定命令は、操作入力部KEYを用いてユーザが指定したチャンネルに基づく。チューナ部110によってチューニングされたRF信号は、復調部120によってMPEG形式のTS(Transport Stream)信号に復調される。また、復調部120は、復調したTS信号内のパケットID(PID)に基づき、音声パケット、映像パケット、データ放送パケットを検出する。検出された音声パケットは音声デコーダ部130に、映像パケットは映像デコーダ部140に、データ放送パケットはデータ放送デコーダ部150にそれぞれ出力される。音声デコーダ部130は、入力された音声パケット内の音声データをデコードし、スピーカSPに出力する。映像デコーダ部140は、入力された映像パケット内の映像データをデコードし、画面制御部160に出力する。データ放送デコーダ部150は、入力されたデータ放送パケット内のBML(Broadcast Markup Language)を元にデータ放送画面の画面イメージを作成し、作成した画面イメージを画面制御部160に出力する。また、データ放送デコーダ部150は、受信したBMLから電子番組表(EPG)を抽出し、メモリ180に出力する。画面制御部160は、入力された映像データおよびデータ放送データに基づき画面データを作成して、画面表示部DISに映像またはEPGを表示するように制御する。操作入力部KEYは、ユーザからの所定の操作を受け付ける働きをし、チャンネル指定部KEY1および番組指定部KEY2は、上述した「チャンネル指定キー」および「番組指定キー」にそれぞれ対応する。操作入力部KEYは、放送受信装置100自体に設けられた例えば押下可能なキー(ボタン)とすることができる。なお、操作入力部KEYは、放送受信装置100とは別個に設けられ、放送受信装置100を遠隔操作するリモコンとして構成することもできる。その場合、チャンネル指定部KEY1および番組指定部KEY2は、リモコンに設けられた「チャンネル指定キー」および「番組指定キー」として構成される。また、この場合、放送受信装置100は、リモコンとして構成された操作入力部KEYからの入力信号を受信する受信部(図示せず)を具える。
メモリ180は、データ放送デコーダ部150から出力されたEPGおよびBML等を格納する。また、メモリ180における視聴記録格納部182は、ユーザによるマルチ編成番組の視聴履歴に基づき、マルチ編成番組を構成する複数の番組のうち、チャンネル指定キーによってマルチ編成番組を放送する放送局が選局された際に画面表示部DISに表示すべき番組(優先番組、最終視聴番組)に関する情報を格納する。また、閾値格納部184は、優先番組および最終視聴番組と判定する閾値となる所定時間を格納する。なお、これらの詳細は後述する。
番組情報取得部178は、番組情報(PSI/SI情報)を取得し、取得した番組情報に基づき、現在視聴中のマルチ編成番組とその番組を放送するチャンネル(放送局)との関連性を解析する。番組情報は、番組の名称、放送日時および内容の説明など、番組に関する情報が記述されたEIT(Event Information Table)、変調周波数と放送番組を関連付ける情報が記述されたNIT(Network Information Table)、番組を構成する映像・音声データのPID(Packet Identifier)が記述されたPMT(Program Map Table)等を含む。マルチ編成解析部172は、放送受信装置100において視聴中の番組がマルチ編成番組か否かを、番組情報取得部178により取得された番組情報に基づき判定する。また、番組視聴時間計時部176は、単一の番組を継続して視聴した時間(視聴時間)を計時し、視聴記録解析部174は、視聴記録格納部182に格納された視聴記録を解析する。
本発明の第1の実施例による放送受信装置は、ユーザが、マルチ編成番組を視聴中に他局のチャンネルに切替え、再度マルチ編成番組を視聴すべく、マルチ編成番組を放送する放送局のチャンネル指定キーを押下した場合に、マルチ編成番組を構成する複数の番組のうち、視聴時間が所定時間を超えた番組を表示することができる。この処理は、ユーザが、マルチ編成番組のうちのある番組を所定時間を超えて視聴している場合は、ユーザがその番組を好んで視聴しているとみなし、ザッピング後にも、その番組を再度視聴することを所望するであろう、という考えに基づく。このような、本発明の第1の実施例による放送受信装置100の受信処理を、フローチャートに基づき説明する。図3および4は、本発明の第1の実施例による、放送受信装置100の受信処理を示すフローチャートの一例である。なお、本実施例では、単一のマルチ編成番組を構成する複数の番組のうち、ユーザによる視聴時間が所定時間を超えた番組を、「優先番組」と定義する。
図3は、放送受信装置100による、マルチ編成番組を構成する複数の番組のうちの1つを、優先番組として予め登録する処理を説明するフローチャートの一例である。図のフローチャートによる処理は、番組の視聴中に、或いは、ユーザによるチャンネル切替えまたは番組の終了/開始により、新たな番組の視聴が開始された場合に行われる。ある番組の視聴を開始すると、マルチ編成解析部172が、その番組がマルチ編成番組であるか否かを判定する(ステップS11)。この判定は、番組情報取得部178が取得した番組情報(PSI/SI情報)に含まれるEITに、番組の情報(PID(Packet ID)、番組コンポーネント)が幾つ含まれているか否かを判定することにより、または、EPGを解析することにより行うことができる。例えば、EITに複数のPIDが含まれている場合は、マルチ編成番組であると判定される。ステップS11で、視聴中の番組がマルチ編成番組でないと判定された場合は、優先番組の登録は行わずに処理を終える。ステップS11で、視聴中の番組がマルチ編成番組であると判定された場合は、番組視聴時間計時部176が、その番組を継続して視聴した時間(視聴時間T)の計測を開始する(ステップS12)。
その後、番組視聴時間計時部176は、番組の視聴時間Tが、閾値格納部184に格納されている閾値(所定時間Tn)を経過する前に、操作入力部KEYを介したユーザからのチャンネル切替え指示があるか否かを判定する(ステップS13)。この閾値Tnは、予め放送受信装置100に設定されていてもよいし、あるいは、ユーザが設定するようにしてもよい。視聴時間Tが閾値Tnを経過する前にチャンネルの切替え指示があった場合は、ステップS11へ戻り、切替え先のチャンネルで放送する番組がマルチ編成番組であるか否かを判定し、ステップS12,S13の処理を行う。視聴時間Tが閾値Tnを経過する前にチャンネルの切替え指示がなかった場合は、ステップS14へ進み、番組視聴時間計時部176によって視聴時間Tが閾値Tnを経過したと判定された際に、視聴中の番組は「優先番組」として登録され、視聴記録格納部182に格納される。なお、番組を優先番組として視聴記録格納部182に格納するには、優先番組を格納すべきメモリアドレスを有する箇所に、優先番組として登録したい番組のEvent IDと、その番組の放送局の識別子(Service ID)とを関連付けて格納すればよい。これら優先番組を識別する情報(Event IdやService ID)を、ここでは、優先番組情報と称する。
図5は、マルチ編成番組を視聴中に、図3に示すフローチャートに従って優先番組が登録されるまでを説明する、放送受信装置100の画面遷移図である。なお、これ以降の説明では、図2に示す番組表に従って番組が放送されているものとする。まず、ユーザが、放送局MHKが放送するマルチ編成番組のうちの副番組「ゴルフ中継」の視聴を開始する(画面D11)。この「ゴルフ中継」が、マルチ編成解析部172によってマルチ編成番組であると判定されると、番組視聴時間計時部176が、「ゴルフ中継」の視聴時間Tの計測を開始する。その後、番組視聴時間計時部176によって、視聴時間Tが閾値Tnを経過したと判定されると、視聴中の副番組「ゴルフ中継」が、優先番組として登録される(画面D12)。
その後、ユーザが、チャンネルを切替え、マルチ放送番組の主番組である「ダンス」の視聴を開始したとする(画面D13)。この場合、図3に示すフローチャートの処理がステップS11から開始され、「ダンス」がマルチ編成番組であると判定されると、視聴時間Tの計測が開始される。なお、このとき、優先番組として登録されているのは「ゴルフ中継」である。その後、「ダンス」の視聴時間Tが閾値Tnを経過する前に、ユーザによって他の番組「アニメ」に切り替えられたとする(画面D14)。この場合、「ダンス」は優先番組として登録されず、「アニメ」に対して図3のフローチャートの処理がステップS11から開始される。このとき、優先番組は「ゴルフ中継」のまま更新されない。それに対し、「ダンス」の視聴時間Tが閾値Tnを経過すると、「ダンス」が優先番組として更新登録される(画面D15)。なお、画面D14では、マルチ編成番組の副番組である「アニメ」に切り替えられた例を示したが、他局のチャンネルに切り替えられてもよい。例えば、放送局ZTVに切り替えられた場合、図3のフローチャートにおいて、ステップS11にてマルチ編成番組でないと判定されて、優先番組の登録処理は行われない。従って、図の例の場合、優先番組は「ゴルフ中継」のままとなる。
次に、ユーザが、マルチ編成番組を視聴中に他局のチャンネルに切替え、再度マルチ編成番組を視聴すべく、マルチ編成番組を放送する放送局のチャンネル指定キーを押下した場合に、主番組ではなく、優先番組が表示される処理について説明する。図4は、優先番組を表示する処理を示すフローチャートの一例である。図4のフローチャートによる処理は、チャンネル指定キーを用いた番組の切替え(選局)が行われた場合に開始される。チャンネル指定キーを用いて選局されると、マルチ編成解析部172が、選局されたチャンネルがマルチ編成であるか否か、すなわち、選局された放送局でマルチ編成番組が放送されているか否かを判定する(ステップS21)。この判定は、前述した図3のフローチャートにおけるステップS11と同様に、PSI/SI情報に基づいて行うことができる。ステップS21にて、選局したチャンネル(放送局)がマルチ編成であると判定されると、視聴記録解析部174は、視聴記録格納部182に選局した放送局の優先番組が格納されているか否かを判定する(ステップS22)。優先番組が格納されていると判定されると、視聴記録解析部174は、視聴記録格納部182に格納された優先番組情報を取得する(ステップS23)。
次に、視聴記録解析部174は、取得した優先番組情報と、番組情報取得部178により取得されたPSI/SI情報とに基づき、優先番組が現時点で継続して放送されているか否かを判定する(ステップS24)。なお、この判定は、選局した放送局のEITに、優先番組情報として取得したEvent IDを有する番組が含まれているか否かで行うことができる。優先番組が放送されていると判定された場合は、復調したTS信号から検出するパケットを、優先番組のものに切り替える(ステップS25)。その後、各デコーダ部130〜150による所定の処理を経て、画面表示部DISおよびスピーカSPから、切り替えられた優先番組が出力される(ステップS27)。なお、選局されたチャンネルがマルチ編成でない場合、優先番組が格納されていない場合、または、優先番組の放送が継続していない(終了している)場合は、ステップS26へ進み、復調したTS信号から検出するパケットが主番組のものに切り替えられる。続いて、ステップS27にて、画面表示部DISおよびスピーカSPから主番組が出力される。
図6は、図4に示すフローチャートに従って優先番組が表示されるまでを説明する、放送受信装置100の画面遷移図である。まず、副番組「ゴルフ中継」が、優先番組として登録されたとする(画面D21)。その後、ユーザが、ザッピングを行い、他局ZTVの番組「釣り」に切替え(画面D22)、ザッピング前に視聴していた放送局MHKに対応するチャンネル指定キーを押下したとする。この場合、放送局MHKではマルチ編成番組を放送しているため、従来ならば、主番組である「ダンス」が表示される。しかしながら、本実施例によれば、図4に示すフローチャートに基づき、優先番組として登録されている副番組「ゴルフ中継」が、チャンネル指定キーの押下によりダイレクトに表示される(画面D23)。
このように、本実施例によれば、マルチ編成番組の副番組を視聴中に他局のチャンネルに切替え、マルチ編成番組を放送する放送局のチャンネル指定キーを押下した場合に、従来技術と異なり、主番組でなく、他局のチャンネルに切り替える前に視聴していた副番組を表示させることができる。このため、ザッピングで他局に切り替えたユーザは、チャンネル指定キーの操作により、視聴を所望する副番組にダイレクトに切り替えることができる。また、表示させる副番組は、ユーザによって所定の時間以上視聴され、ユーザが視聴する意向を有する番組とすることができる。従って、ユーザに手間をかけさせることのない、ユーザビリティに優れた放送受信装置が提供される。
次に、本発明の第2の実施例による放送受信装置について説明する。第2の実施例による放送受信装置は、ユーザが、マルチ編成番組を視聴中に他局のチャンネルに切替え、マルチ編成番組を放送する放送局のチャンネル指定キーを押下した場合に、マルチ編成番組を構成する複数の番組のうち、最後に視聴した番組(他局に切り替える直前に視聴した番組)を表示することができる。この処理は、ユーザが、マルチ編成番組の放送局のチャンネルから他局のチャンネルへ切り替えた場合(ザッピングした場合)は、マルチ編成番組のうち、他局のチャンネルに切り替える直前に視聴していた番組を、ザッピング後にも再度視聴することを所望するであろう、という考えに基づく。このような、本発明の第2の実施例による放送受信装置100の受信処理を、フローチャートに基づき説明する。図7〜9は、本発明の第2の実施例による、放送受信装置100の受信処理を示すフローチャートの一例である。なお、本実施例では、マルチ編成番組を構成する複数の番組のうち、ユーザが他局に切り替える直前に視聴していた番組(最後に視聴した番組)を、「最終視聴番組」と定義する。この最終視聴番組としては、最終視聴番組を規定するEvent IDおよびService ID(最終視聴番組情報)を、視聴記録格納部182に格納する。
図7は、最終視聴番組が表示される処理について説明するフローチャートである。図7のフローチャートによる処理は、チャンネル指定キーを用いた番組の切替え(選局)が行われた場合に開始される。チャンネル指定キーを用いて選局されると、マルチ編成解析部172が、選局されたチャンネルがマルチ編成であるか否か、すなわち、選局された放送局でマルチ編成番組が放送されているか否かを判定する(ステップS31)。この判定は、前述した図3のフローチャートにおけるステップS11と同様に、PSI/SI情報に基づいて行うことができる。ステップS31にて、選局したチャンネル(放送局)がマルチ編成であると判定されると、視聴記録解析部174が、視聴記録格納部182に最終視聴番組が格納されているか否かを判定する(ステップS32)。最終視聴番組が格納されていると判定されると、視聴記録解析部174は、視聴記録格納部182に格納された最終視聴番組情報を取得する(ステップS33)。
次に、視聴記録解析部174は、取得した最終視聴番組情報と、番組情報取得部178により取得されたPSI/SI情報とに基づき、最終視聴番組が現時点で継続して放送されているか否かを判定する(ステップS34)。なお、この判定は、選局した放送局のEITに、最終視聴番組情報として取得したEvent IDを有する番組が含まれているか否かで行うことができる。最終視聴番組が放送されていると判定された場合は、復調したTS信号から検出するパケットを、最終視聴番組のものに切り替える(ステップS35)。その後、各デコーダ部130〜150による所定の処理を経て、画面表示部DISおよびスピーカSPから、切り替えられた最終視聴番組が出力される(ステップS37)。なお、選局されたチャンネルがマルチ編成でない場合、最終視聴番組が格納されていない場合、または、最終視聴番組の放送が継続していない(終了している)場合は、ステップS36へ進み、復調したTS信号から検出するパケットが主番組のものに切り替えられる。続いて、ステップS37にて、画面表示部DISおよびスピーカSPから主番組が出力される。
図7のフローチャートに示す受信処理では、マルチ編成番組の放送局が選局された場合に、マルチ編成番組を構成する複数の番組のうち最後に視聴した番組が表示されるため、マルチ編成番組のうち、例えば番組指定キーの操作により一瞬でも選局された番組が、最終視聴番組として登録されてしまう。従って、図8および9に示すフローチャートによる受信処理では、チャンネル操作キーによりマルチ編成番組の放送局が選局された場合に、最終視聴番組の視聴時間に応じて、最終視聴番組を表示させるか否かを判定する。
図8は、最終視聴番組をその視聴時間に関する情報とともに登録する処理を説明するフローチャートの一例である。図8のフローチャートによる処理は、番組の視聴中に、或いは、ユーザによるチャンネル切替えまたは番組の終了/開始により、新たな番組の視聴が開始された場合に行われる。ある番組の視聴を開始すると、マルチ編成解析部172が、その番組がマルチ編成番組であるか否かを判定する(ステップS41)。この判定は、前述した図3のフローチャートにおけるステップS11と同様に、PSI/SI情報に基づいて行うことができる。ステップS41で、視聴中の番組がマルチ編成番組でないと判定された場合は、最終視聴番組の登録は行わずに処理を終える。ステップS41で、視聴中の番組がマルチ編成番組であると判定された場合は、視聴中の番組が、最終視聴番組として視聴記録格納部182に格納(登録)される(ステップS42)。次に、番組視聴時間計時部176が、その番組を継続して視聴した時間(視聴時間T)の計測を開始する(ステップS43)。
その後、マルチ編成解析部172は、マルチ編成番組を構成する番組間で番組が切り替えられたか否かを判定する(ステップS44)。この判定は、操作入力部KEYを介したユーザの選局命令が、マルチ編成番組間のEvent_IDの切替えであるか否かを判定することで行うことができる。マルチ編成を構成する番組間で番組が切り替えられたと判定された場合は、ステップS42へ進み、切替え先の番組を最終視聴番組として更新登録し、ステップS43で、その番組の視聴時間Tの計測を開始する。ステップS44で、マルチ編成番組間の番組の切替えがなく、マルチ編成番組の放送局とは別の他局のチャンネルへ切り替えられた場合、ステップS42で登録された最終視聴番組に、他局のチャンネルへ切り替えるまでの視聴時間Tを付加して、視聴記録格納部182に格納する。
図9は、最終視聴番組のうち、視聴時間が閾値以上の番組を表示する処理を示すフローチャートの一例である。図9のフローチャートによる処理は、チャンネル指定キーを用いた番組の切替え(選局)が行われた場合に開始される。チャンネル指定キーを用いて選局されると、マルチ編成解析部172が、選局されたチャンネルがマルチ編成であるか否か、すなわち、選局された放送局でマルチ編成番組が放送されているか否かを判定する(ステップS51)。この判定は、前述した図3のフローチャートにおけるステップS11と同様に、PSI/SI情報に基づいて行うことができる。ステップS51にて、選局したチャンネル(放送局)がマルチ編成であると判定されると、視聴記録解析部174が、視聴記録格納部182に最終視聴番組が格納されているか否かを判定する(ステップS52)。最終視聴番組が格納されていると判定されると、視聴記録解析部174は、その最終視聴番組が閾値以上視聴された番組であるか否かを、最終視聴番組と共に格納されている視聴時間Tに基づいて判定する(ステップS53)。この閾値は、予め放送受信装置100に設定されていてもよいし、あるいは、ユーザが設定するようにしてもよい。ステップS53にて、閾値以上視聴した番組であると判定されると、視聴記録解析部174は、視聴記録格納部182に格納された最終視聴番組情報を取得する(ステップS54)。
次に、視聴記録解析部174は、取得した最終視聴番組情報と、番組情報取得部178により取得されたPSI/SI情報とに基づき、最終視聴番組が現時点で継続して放送されているか否かを判定する(ステップS55)。なお、この判定は、選局した放送局のEITに、最終視聴番組情報として取得したEvent IDを有する番組が含まれているか否かで行うことができる。最終視聴番組が放送されていると判定された場合は、復調したTS信号から検出するパケットを、最終視聴番組のものに切り替える(ステップS56)。その後、各デコーダ部130〜150による所定の処理を経て、画面表示部DISおよびスピーカSPから、切り替えられた最終視聴番組が出力される(ステップS58)。なお、選局されたチャンネルがマルチ編成でない場合、最終視聴番組が格納されていない場合、最終視聴番組が閾値以上視聴されていない場合、または、最終視聴番組の放送が継続していない(終了している)場合は、ステップS57へ進み、復調したTS信号から検出するパケットが主番組のものに切り替えられる。その後、ステップS58にて、画面表示部DISおよびスピーカSPから主番組が出力される。
図10は、放送受信装置100の画面遷移図である。図10により、図8に示すフローチャートに従って最終視聴番組が登録され、チャンネル指定キーの押下によりマルチ編成番組の放送局が選局された場合に、図9に示すフローチャートに従って登録された最終視聴番組が表示される様子を説明する。まず、副番組「ゴルフ中継」が、最終視聴番組として登録され、視聴時間Tの計測が開始される(画面D31)。次にユーザは、副番組「アニメ」の視聴を開始したため(画面D32)、副番組「アニメ」が最終視聴番組として更新登録され、「アニメ」の視聴時間Tの計測が開始される。その後ユーザが、ザッピングを行い、他局ZTVの番組「釣り」に切替え(画面D33)、ザッピング前に視聴していた放送局MHKに対応するチャンネル指定キーを押下したとする。この場合、放送局MHKではマルチ編成番組を放送しているため、従来ならば、主番組である「ダンス」が表示される。しかしながら、本実施例によれば、図9に示すフローチャートに基づき、最終視聴番組として登録されている副番組「アニメ」の視聴時間が、閾値を超えたか否かが判定される。「アニメ」の視聴時間が閾値以上であった場合は、画面D34に示すように、最終視聴番組「アニメ」が表示される。「アニメ」の視聴時間が閾値に満たない場合は、画面D35に示すように、主番組「ダンス」が表示される。
このように、本実施例によれば、マルチ編成番組の副番組を視聴中に他局のチャンネルに切替え、マルチ編成番組を放送する放送局のチャンネル指定キーを押下した場合に、従来技術と異なり、主番組でなく、他局のチャンネルに切り替える直前に視聴していた副番組を表示させることができる。このため、ザッピングで他局に切り替えたユーザは、チャンネル指定キーの操作により、ザッピング前に視聴していた副番組にダイレクトに切り替えることができる。また、表示させる副番組は、ユーザによって所定の時間以上視聴された番組とすることができるため、例えばザッピングによって一瞬でも選局されただけの副番組が表示されて、ユーザを苛立たせることがない。すなわち、ユーザに手間をかけさせることのない、ユーザビリティに優れた放送受信装置が提供される。
本発明の利点を再度述べる。従来の放送受信装置では、マルチ編成番組の主番組を視聴していたユーザが、ザッピングによって他局に切り替えた後、視聴していた副番組を視聴すべく、チャンネル指定キーによってその副番組を放送している放送局を選局すると、所望する副番組ではなく、主番組が表示されてしまうという課題があった。それに対し、本発明による放送受信装置によれば、従来技術と異なり、主番組でなく、他局のチャンネルに切り替える前に視聴していた副番組を表示させることができる。このため、ザッピングで他局に切り替えたユーザは、チャンネル指定キーの操作により、視聴を所望する副番組にダイレクトに切り替えることができる。また、表示させる副番組は、ユーザによって所定の時間以上視聴され、ユーザが視聴する意向を有する番組とすることができる。従って、ユーザに手間をかけさせることのない、ユーザビリティに優れた放送受信装置が提供される。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部に含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。放送局単位で選局するチャンネル指定キーを、リモコンや放送受信装置に設けられたキー(ボタン)の態様で説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、音声等で選局することができる受信装置に適応することも可能である。
本発明による放送受信装置の機能ブロック図である。 マルチ編成番組が存在する場合の電子番組表の一例を示す図である。 本発明の第1の実施例による、放送受信装置100の受信処理を示すフローチャートの一例である。 本発明の第1の実施例による、放送受信装置100の受信処理を示すフローチャートの一例である。 マルチ編成番組を視聴中に、図3に示すフローチャートに従って優先番組が登録されるまでを説明する、放送受信装置100の画面遷移図である。 図4に示すフローチャートに従って優先番組が表示されるまでを説明する、放送受信装置100の画面遷移図である。 本発明の第2の実施例による、放送受信装置100の受信処理を示すフローチャートの一例である。 本発明の第2の実施例による、放送受信装置100の受信処理を示すフローチャートの一例である。 本発明の第2の実施例による、放送受信装置100の受信処理を示すフローチャートの一例である。 図9に示すフローチャートに従って登録された最終視聴番組が表示される様子を説明する、放送受信装置100の画面遷移図である。 図2の番組表に示す構成で番組が放送されている場合に、マルチ編成番組の副番組を視聴中のユーザがザッピングを行った後、チャンネル指定キーを用いて視聴していたマルチ編成番組の放送局を選局した際の、従来の放送受信装置の画面遷移を示す図である。
符号の説明
100 放送受信装置
110 チューナ部
120 復調部
130 音声デコーダ部
140 映像デコーダ部
150 データ放送デコーダ部
160 画面制御部
170 制御部
172 マルチ編成解析部
174 視聴記録解析部
176 番組視聴時間計時部
178 番組情報取得部
180 メモリ
182 視聴記録格納部
184 閾値格納部
ANT アンテナ
D11〜D15,D21〜D23,D31〜D35 画面
D51〜D54 画面
DIS 画面表示部
KEY 操作入力部
KEY1 チャンネル指定部
KEY2 番組指定部
SB システムバス
SP スピーカ
T 視聴時間
Tn 閾値(所定時間)

Claims (5)

  1. 単一の放送局分のチャンネルにおいて同一時間に複数の番組が放送されるマルチ編成放送に対応したデジタル放送の放送受信装置であって、
    デジタル放送を受信する受信部と、
    前記受信部で受信するデジタル放送のチャンネルを放送局単位で指定するチャンネル指定部と、
    前記受信部で受信するデジタル放送のマルチ編成放送のチャンネルを指定する指定部と、
    前記指定部で指定されたャンネルで放送される番組を出力する出力部と、
    単一のマルチ編成放送を構成する複数の番組のうち、最後に前記出力部により出力された番組を、当該マルチ編成放送を放送するチャンネルに対応付けて最終視聴番組として格納する記憶部と、
    を具え、
    前記出力部は、
    前記指定部により指定されたチャンネルが前記記憶部に格納された最終視聴番組に対応付けられている場合、前記最終視聴番組を出力する、
    ことを特徴とする放送受信装置。
  2. 請求項1に記載の放送受信装置において、
    前記出力部により出力される番組の出力時間を計時する計時部をさらに具え、
    前記記憶部は、
    前記最終視聴番組の出力時間をさらに格納し、
    前記出力部は、
    前記指定部により指定されたチャンネルが前記記憶部に格納された最終視聴番組に対応付けられており、かつ、当該最終視聴番組の出力時間が所定時間以上である場合、前記最終視聴番組を出力する、
    ことを特徴とする放送受信装置。
  3. 請求項1または2に記載の放送受信装置において、
    前記最終視聴番組が放送されているか否かを判定する判定部をさらに具え、
    前記出力部は、
    前記判定部により前記最終視聴番組が放送されていないと判定された場合、前記最終視聴番組に対応付けられたャンネルが放送するマルチ編成放送の番組のうち、予め設定された標準番組を出力する、
    ことを特徴とする放送受信装置。
  4. 単一の放送局分のチャンネルにおいて同一時間に複数の番組が放送されるマルチ編成放送に対応したデジタル放送の放送受信装置であって、
    デジタル放送を受信する受信部と、
    前記受信部で受信するデジタル放送のチャンネルを放送局単位で指定するチャンネル指定部と、
    前記受信部で受信するデジタル放送のマルチ編成放送のチャンネルを指定する指定部と、
    前記指定部で指定されたャンネルで放送される番組を出力する出力部と、
    前記出力部により出力される番組の出力時間を計時する計時部と、
    単一のマルチ編成放送を構成する複数の番組のうち、前記計時部で計時された出力時間が所定の時間を超えた番組を、当該マルチ編成放送を放送するチャンネルに対応付けて優先番組として格納する記憶部と、
    を具え、
    前記出力部は、
    前記指定部により指定されたャンネルが前記記憶部に格納された優先番組に対応付けられている場合、前記優先番組を出力する、
    ことを特徴とする放送受信装置。
  5. 請求項4に記載の放送受信装置において、
    前記優先番組が放送されているか否かを判定する判定部をさらに具え、
    前記出力部は、
    前記判定部により前記優先番組が放送されていないと判定された場合、前記優先番組に対応付けられたャンネルが放送するマルチ編成放送の番組のうち、予め設定された標準番組を出力する、
    ことを特徴とする放送受信装置。
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