JP5139121B2 - 放送記録装置、制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタル放送の放送記録装置、制御方法に関し、特に、単一のチャンネルにおいて同一時間に一の主番組および一以上の副番組が放送されるマルチ編成放送に対応し、記録したマルチ編成番組の再生時に、当該マルチ編成番組のうちユーザの所望する番組を主番組として最初に再生することが可能な放送記録装置、制御方法に関する。
日本国において運用されているISDB-T(Integrated Services Digital Broadcasting for Terrestrial)方式の地上デジタルテレビジョン放送では、一つのチャンネルの伝送帯域を13個のセグメントに分割し、そのうちの12個のセグメントを地上デジタル放送に割り当てている。そして、12個のセグメントを全て使用して1チャンネル分のハイビジョン番組が放送されている。また、12個のセグメントを分割し、最大で3チャンネル分の標準画質の番組を同一時間に放送する「マルチ編成放送」も行われている。
上記マルチ編成放送の番組(マルチ編成番組)は、デフォルトESで規定される1つの主番組と、1つ以上の副番組とから構成される。ユーザが、マルチ編成番組を放送する放送局に選局した場合には、主番組がデフォルトとして最初に出力(画面表示、音声出力等)される。ここで、マルチ編成番組の構成を、図を用いて簡単に説明する。図11は、マルチ編成番組が存在する場合の電子番組表(EPG :Electronic Program Guide)の一例を示す図である。上述したように、マルチ編成放送とは、デジタル放送において、通常ハイビジョン画質の1つの番組を放送する1チャンネル分の帯域で標準画質の番組を最大3つ放送するものである。図11の例で示す番組表では、チャンネル番号2を有する放送局が、9:00〜10:00の時間帯で、1チャンネル分の番組(単一編成番組)である番組Aを放送する。その後、この放送局は、10:00〜11:00の時間帯でマルチ編成番組を放送する。すなわち、1チャンネル分の帯域を3つのサブチャンネルに分割し、各サブチャンネルにおいて番組B−1、B−2およびB−3を放送する。また、11:00からは、マルチ編成を終了し、単一編成番組である番組Cを放送する。
なお、地上デジタル放送では、映像データ、音声データ、字幕データ、データ放送、および放送サービスのPSI(Program Specific Information)/SI(Service Information)(番組特定情報/番組配列情報)などがそれぞれトランスポート・ストリーム・パケット(TSP: Transport Stream Packet)と呼ばれるパケットに分割され、それらがMPEG2-TS(Transport Stream)形式で時分割に多重化されトランスポート・ストリーム(TS)として1つにまとめて放送されている。分割された映像データや音声データを含む各TSPのヘッダには、データの種類およびサービス(番組)ごとに、PID(Packet ID)と呼ばれる個別の識別情報が付与される。このPIDとPSI/SIとよって、サービス(番組)の映像データや音声データが含まれるTSPを判別することができる。
近年、デジタル放送を録画する機能を有する放送受信装置に、受信したTSをMPEG2-TS形式(ストリーム形式)のまま記録するものがある(なお、これ以降、この形式の録画機能を有する放送受信装置を、「放送記録装置」または「放送録画装置」と称する。)。このような放送記録装置では、上述のマルチ編成番組を記録すると、主番組および副番組共に記録され、従来では、記録したマルチ編成番組の再生時に、デフォルトとして主番組が最初に装置の画面上に表示される。すなわち、マルチ編成番組の記録が副番組を対象とするもので、ユーザが再生時に視聴を所望する番組が副番組であったとしても、従来では、ユーザの意に反し、主番組が最初に再生されてしまう。この場合、ユーザは、記録したマルチ編成番組の再生時に主番組をまず再生・表示させてから、リモコンや装置本体に設けられたキーを介した何らかの操作を行って所望の副番組を表示させる必要があり、非常にユーザビリティに欠ける。また、放送記録装置が、記録したデータをリムーバブルメディアへムーブ(移動)する機能を有している場合もある。しかしながら、現状では、著作権保護の観点から、記録したデータを一旦リムーバブルメディアへムーブしてしまうと、ムーブしたリムーバブルメディアにおいて当該記録したデータを加工することができない。そのため、ユーザが、ムーブしたリムーバブルメディアから記録したマルチ編成番組を再生する場合には、毎回、再生を所望しない主番組が画面に最初に表示されてしまう、という問題がある。
上述のような問題への対策として、従来技術に、マルチ編成番組を番組毎に区分して、区分した各番組に対するサーチ情報等のメタ情報を付加して記録し、マルチ編成番組の再生時に番組毎の再生を可能にした記録装置が開示されている(特許文献1を参照されたい。)。
特開2006−294245号公報
しかしながら、メタ情報を付加してデータを記録する従来技術による放送記録装置では、メタ情報に互換性をもたせる必要がある。付加されたメタ情報に互換性がない場合は、データを記録した放送記録装置の記録方式に非対応の再生装置では、記録されたデータを再生することができなくなる。
従って、本発明の目的は、上述のような諸問題を解消し、記録したマルチ編成番組の再生時に、当該記録したマルチ編成番組を構成する複数の番組のうち、ユーザの所望する番組を主番組として最初に再生することが可能な、ユーザビリティに優れた放送記録装置、制御方法を提供することにある。
上述した諸課題を解決すべく、本発明による放送記録装置は、
一の主番組と一以上の副番組とで構成されるマルチ編成の番組を単一のストリーム信号(TS)に含めて放送するマルチ編成放送に対応したデジタル放送の放送記録装置(録画装置)であって、
前記ストリーム信号を受信する放送受信部と、
前記マルチ編成放送に含まれる番組の番組単位での録画を指示する録画指示部と、
前記録画指示部により録画を指示された番組を含むストリーム信号を格納する記憶部と、
前記録画指示部により録画を指示された番組が前記副番組である場合、前記記憶部に格納された前記ストリーム信号において、前記録画を指示された番組と、前記主番組のEIT(Event Information Table)におけるコンポーネントグループ記述子に記述されるコンポーネントグループID(component_group_id)とを入れ替える処理部と、
を具えることを特徴とする。
また、本発明による放送記録装置は、 一の主番組と一以上の副番組とで構成されるマルチ編成の番組を単一のストリーム信号に含めて放送するマルチ編成放送に対応したデジタル放送の放送記録装置であって、
前記ストリーム信号を受信する放送受信部と、
前記マルチ編成放送に含まれる番組の番組単位での録画を指示する録画指示部と、
前記録画指示部により録画を指示された番組が前記副番組である場合、前記放送受信部により受信される、前記録画を指示された番組を含むストリーム信号において、前記録画を指示された番組と、前記主番組のEIT(Event Information Table)におけるコンポーネントグループ記述子に記述されるコンポーネントグループID(component_group_id)とを入れ替える処理部と、
前記処理部により前記入れ替えられたストリーム信号を格納する記憶部と、
を具えることを特徴とする。
また、本発明による制御方法は、 デジタル放送の放送記録装置が、録画を指示されたマルチ編成放送の番組を含むストリーム信号を格納し、前記録画を指示された番組が副番組である場合、前記格納されたストリーム信号において、前記録画を指示された番組と、主番組のEIT(Event Information Table)におけるコンポーネントグループ記述子に記述されるコンポーネントグループID(component_group_id)とを入れ替える
ことを特徴とする。
また、本発明による制御方法は、デジタル放送の放送記録装置が、録画を指示された番組がマルチ編成放送の副番組である場合、録画を指示されたマルチ編成放送の番組を含むストリーム信号において、前記録画を指示された番組と、主番組のEIT(Event Information Table)におけるコンポーネントグループ記述子に記述されるコンポーネントグループID(component_group_id)とを入れ替え、当該入れ替えられたストリーム信号を格納する
ことを特徴とする。
このように、本発明によれば、記録したマルチ編成番組の再生時に、当該記録したマルチ編成番組を構成する複数の番組のうち、ユーザの所望する番組を、主番組として最初に再生することが可能となる。
以下に、諸図面を参照しながら、本発明の一実施態様による放送記録装置を詳細に説明する。なお以下では、放送記録装置として据置き型のものを想定して説明するが、本発明はこれに限られるものではなく、1セグ放送を受信および記録可能な、移動型の携帯受信端末(携帯電話、PDA(パーソナルデジタルアシスタンス)等)にも適用可能であることに留意されたい。また、これ以降の説明では、「録画」と「記録」とを、「ストリーム信号の記憶部への格納」という意味で同義で用いている。
図1は、本発明による放送記録装置の機能ブロック図である。放送記録装置100は、アンテナANT、放送受信部110、デマルチプレクサ120、映像デコーダ部130、字幕デコーダ部140、音声デコーダ部150、表示部DIS、スピーカSP、計測部160、記憶部(フラッシュメモリなど)170、PID処理部180、制御部190、入力操作部KEY、およびシステムバスSBを具える。さらに、記憶部170は、記録データ記憶部172および視聴頻度情報記憶部174を具える。また、制御部190は、再生制御部192および録画制御部194を具える。
アンテナANTは、地上デジタル放送の信号(RF信号)を受信する。放送受信部110は、アンテナANTによって受信されたRF信号を、制御部190からの周波数(チャンネル)指定命令に基づいてチューニング(周波数変換)する。なお、制御部190からのチャンネル指定命令は、入力操作部KEY等を用いてユーザが指定したチャンネルに基づいて生成される。さらに、放送受信部110は、チューニングしたRF信号を、MPEG2-TS形式のTS(Transport Stream)信号に復調する。
デマルチプレクサ120は、復調されたTS信号内のパケットID(PID)に基づき、TS信号に含まれるTSPを、音声パケット、映像パケット、データ放送パケット、およびPSI/SIに分離する。すなわち、アンテナANTで受信された放送データを、映像情報、音声情報、字幕情報、および制御情報に分離する。分離された映像パケットは映像デコーダ部130に、データ放送パケットは字幕デコーダ部140に、音声パケットは音声デコーダ部150にそれぞれ出力される。音声デコーダ部150は、入力された音声パケット内の音声データをデコードし、スピーカSPに出力する。映像デコーダ部130および字幕デコーダ部140は、入力された映像パケット内の映像データおよびデータ放送パケット内の字幕データをそれぞれデコードし、表示部DISに出力する。表示部DISは、入力されたデータ放送パケット内のBML(Broadcast Markup Language)に基づくデータ放送画面や電子番組表(EPG)、並びに番組映像を表示する。
計測部160は、単一の番組が継続して視聴された時間(番組が表示部DISやスピーカSPに出力された時間)を計測する。記録データ記憶部172は、番組データや制御情報を含むストリーム信号をストリーム形式で格納する。視聴頻度情報記憶部174は、計測部160により計測された、番組毎の視聴継続時間を格納する。PID処理部180は、記録されたマルチ編成番組の主番組および副番組に関する情報に対し所定の処理を行う。再生制御部192は、記録データ記憶部172に格納された記録データの再生を制御する。録画制御部194は、記録(録画)すべき番組の指示や、これ以降に述べる記録処理時の各判定動作を行う。また、入力操作部KEYは、ユーザからの入力操作を受け付ける。
本発明の一実施態様による放送記録装置は、録画予約されていたマルチ編成番組の記録時に、録画予約の対象として指定されたサブチャンネルが副チャンネルである場合、すなわち、指定されたサブチャンネルで放送されている番組が副番組である場合、マルチ編成番組の主番組に関連するTSPのPIDと、副番組に関連するTSPのPIDとを入れ替えて記録する。また、別の実施態様による放送記録装置は、ユーザがマルチ編成番組の視聴中に録画を開始し、録画の対象として指定されたサブチャンネルが副チャンネルである場合に、マルチ編成番組の主番組に関連するTSPのPIDと、副番組に関連するTSPのPIDとを入れ替えて記録する。このような、本発明の放送記録装置100による記録処理を、以下にフローチャートに基づき説明する。
図2および図3は、本発明による放送記録装置100の記録処理の一例を示すフローチャートである。図2のフローチャートによる記録処理は予約録画の場合、図3は視聴中の録画の場合を示す。まず、図2を用いて、予約録画の場合の本発明による記録処理を説明する。ユーザは、入力操作部KEY等を介した所定の操作を行って、予めマルチ編成番組の録画を予約し、ユーザにより録画予約された番組に関する情報は、記憶部170に格納される。放送記録装置100は、録画予約されている番組の開始時刻(放送時刻)になると、記録処理を開始する。まず、録画制御部194の指示に基づき、放送波受信部110が、ユーザにより録画予約(指定)されたサブチャンネルを含むマルチ編成放送の、放送波を受信する(ステップS11)。録画制御部194は、受信した放送波に含まれる録画すべきマルチ編成放送のTSを、記録データ記憶部172に格納する(ステップS12)。その後、ステップS13にて、現在時刻が録画を終了する時刻として設定された時刻(終了時刻)であると判定されるまで、ステップS11、S12を繰り返して番組の録画を継続する。指定された番組の録画が終了すると(現在時刻が終了時刻であると判定すると)、録画制御部194は、録画予約された番組を放送するサブチャンネルが主チャンネルであるか否か、すなわち、録画予約された番組が主番組であるか否かを判定する(ステップS14)。
ここで、マルチ編成放送における主番組および副番組の判定方法について説明する。ARIB(Association of Radio Industries And Businesses:社団法人電波産業会)によれば、マルチ編成放送に関する情報(制御情報)は、EIT(Event Information Table)におけるコンポーネントグループ記述子に記述される。なお、EITはSIの1つであり、番組の名称、放送日時および内容の説明等の番組に関する情報が記述されている。図8および9に、EITおよびコンポーネントグループ記述子のデータ構造の概略図をそれぞれ示す。図8に示すように、コンポーネントグループ記述子はEITに記述される。図9に示すコンポーネントグループ記述子において、マルチ編成番組を構成する各番組(主番組および副番組)に対し、コンポーネントグループID(component_group_id)が割り当てられる。コンポーネントグループIDの値が“0x0”である番組は主番組であり、それ以外の番組は副番組となる。従って、EITに記述されたコンポーネントグループIDの値によって、記録すべき番組が主番組か否かを判定することができる。
なお、マルチ編成番組の各番組を構成するストリーム(映像、音声、字幕等)を含むTSPを判別するのに、PMT(Program Map Table)が用いられる。図10に、PMTのデータ構造の概略図を示す。マルチ編成番組では、各コンポーネントグループIDに対して、当該コンポーネントグループIDが割り当てられた番組を構成する要素ストリームの種別(映像、音声、字幕等の種別)を識別するコンポーネントタグ(component_tag)が記述される。PSIの1つであるPMTには、図10に示すように、コンポーネントタグに対応したPIDが記述されており、PMTから、所望の番組のコンポーネントグループIDに関連するコンポーネントタグに対応するPIDを有するTSPを判別することができる。受信側では、所望の番組のストリームを含むTSPを受信して、そのTSPに含まれる映像、音声、字幕データ等から番組を再生(出力)する。
また、ARIBの規定により、コンポーネントタグ値から、当該コンポーネントタグ値に対応するPIDを有するTSPに含まれるストリームの種別を判別することができる。例えば、映像データのストリームに対するコンポーネントタグ値は“0x00〜0x0F”の範囲、音声データのストリームに対するコンポーネントタグ値は“0x10〜0x2F”の範囲に規定されている。従って、コンポーネントタグ値から、当該コンポーネントタグ値に対応するPIDを有するTSPに含まれるストリームが、映像であるか、音声であるか、または字幕であるかを判別することができる。
図2のフローチャートの説明に戻る。ステップS14にて、録画予約されたサブチャンネルが主チャンネルである、すなわち録画予約されたサブチャンネルで放送される番組が主番組であると判定された場合は、記録処理を終える。ステップS14にて、録画予約されたサブチャンネルが主チャンネルでない、すなわち録画予約されたサブチャンネルで放送されている番組が副番組であると判定された場合は、ステップS15へ進む。ステップS15にて、PID処理部180は、主番組と録画予約された番組とをそれぞれに構成する要素ストリームの種別の組合せが同一であるか否か、即ち、コンポーネントの構成が同じであるか否かを判定する。ステップS15にて、主番組と録画予約された番組のコンポーネントの構成が同じであると判定された場合は、ステップS16に進み、PIDの値の入れ替え処理を行う。また、ステップS15にて、主番組と録画予約された番組のコンポーネントの構成が異なると判定された場合は、PIDの入れ替え処理を行わず、処理を終了する。
ステップS16にて、PID処理部180は、記録データ記憶部172に格納(記録)されたTSにおいて、主チャンネルに関連するPIDの値と録画予約(指定)されたサブチャンネルに関連するPIDの値とを入替え、入れ替えたTSを記録データとして格納する。なお、PIDの値の入替えは、主番組と録画予約された番組を構成する要素ストリームの種別が同一のものの間で行う。例えば、主番組および録画予約された番組が、共に「映像、音声1、音声2」の3種類の要素ストリームで構成されている場合は、主番組の映像データを含むTSPのPIDと、録画予約された番組の映像データを含むTSPのPIDとを入れ替える。従って、PIDを入れ替えるには、主番組および録画予約された番組を構成するそれぞれの要素ストリームが対応している必要がある。録画予約された番組が、「映像、音声1(主音声)、音声2(副音声)」の3種類の要素ストリームで構成され、主番組が、「映像、音声1(主音声)」の2種類の要素ストリームで構成されている場合は、入替え処理は行わない。
この処理により、コンポーネントグループIDの値が主番組であることを示す“0x0”に対応するPIDが、録画予約された副番組のPIDとなり、記憶部には、当該録画予約された副番組のストリームが主番組として格納される。従って、再生時には、録画予約された副番組がデフォルトとして最初に再生・表示される。
次に、図3を用いて、視聴中の録画の場合の本発明による記録処理を説明する。ユーザが、マルチ編成番組の視聴中に、入力操作部KEY等を介した所定の操作を行って録画の開始を指示すると、放送記録装置100は、記録処理を開始する。まず、録画制御部194は、放送波受信部110により受信される放送波に含まれる録画すべきマルチ編成放送のTSを、記録データ記憶部172に格納する(ステップS21)。その後、ステップS22にて、ユーザによる録画終了の指示ありと判定されるまで、番組の録画(TSの記録データ記憶部172への格納)を継続する。録画制御部194は、ステップS22にて録画終了の指示ありと判定すると、ユーザから、記録すべきサブチャンネルの指示を受け付ける(ステップS23)。なお、録画制御部194は、ユーザからの指示を受け付けるにあたって、録画終了の指示があった際に、例えば、表示部DISを制御して記録すべきサブチャンネルの選択を促す画面を表示させたり、スピーカSPを制御して選択を促す音声案内を出力したりする。ステップS24にて、ユーザにより指定されたサブチャンネルが主チャンネルであるか否か、すなわち、指定されたサブチャンネルで放送する番組が主番組であるか否かを判定する。判定方法については、上述の実施態様で説明した方法と同様であるため説明を省略する。
ステップS24にて、ユーザにより指定されたサブチャンネルが主チャンネルでない、すなわち指定されたサブチャンネルで放送される番組が副番組であると判定された場合は、ステップS25へ進む。ステップS25にて、PID処理部180は、主番組と録画予約された番組とをそれぞれに構成する要素ストリームの種別の組合せが同一であるか否か、即ち、コンポーネントの構成が同じであるか否かを判定する。ステップS25にて、主番組と録画予約された番組のコンポーネントの構成が同じであると判定された場合は、ステップS26に進み、PIDの値の入れ替え処理を行う。また、ステップS25にて、主番組と録画予約された番組のコンポーネントの構成が異なると判定された場合は、PIDの入れ替え処理を行わず、処理を終了する。ステップS26にて、PID処理部180は、記録データ記憶部172に格納されたTSにおいて、主チャンネルに関連するPIDの値と指定されたサブチャンネルに関連するPIDの値とを入替え、PIDを入れ替えたTSを記録データとして格納する。PIDの入替え処理については、上述の実施態様と同様であるため説明を省略する。PIDの入替え処理により、ユーザにより指定された副番組のストリームが、主番組として記憶部に格納されるため、再生時には、再生制御部192により、ユーザにより指定された副番組が、デフォルトとして最初に再生・表示される。
図4を用いて、ステップS16(図2)、S26(図3)におけるPIDの入替え処理について説明する。図4は、記憶部170に格納された制御情報および番組のTSを示す図である。図の例は、2つの番組Aおよび番組Bから成るマルチ編成番組を記録した場合であり、図4(a)は、制御情報を入れ替える前、図4(b)は、制御情報を入れ替えた後の記憶部170を示す。説明を簡単にするため、図4において、コンポーネントグループIDが“1”に対応する番組を「主番組」、“2”に対応する番組を「副番組」とする。上述したように、記録したTSに含まれるEITに記述されたコンポーネントグループIDに関連するコンポーネントタグ値から、各コンポーネントグループIDに対応する番組のストリーム(映像、音声および字幕等)を含むTSPのPIDを取得することができる。図4の例では、コンポーネントグループIDが“1”である主番組のストリームを含むTSPのPIDは、“1001”,“1002”および“1003”である。図4の例では、コンポーネントグループIDが“1”である主番組が、1つの映像と2つの音声から構成されている。
図4(a)の例では、PIDが“1001”,“1002”および“1003”であるTSPに含まれるデータは「番組A」に関するものであり、従って、記憶部170は、「番組A」が「主番組」であるマルチ編成番組を記録している。また、コンポーネントグループIDが“2”である副番組のストリームを含むTSPのPIDは、“2001”,“2002”および“2003”であり、PIDが“2001”,“2002”および“2003”であるTSPに含まれるデータは、「番組B」に関するものである。従って、「番組B」は「副番組」である。ここで、このマルチ編成番組を記録したユーザは、記録したデータの再生時には、副番組である「番組B」が最初に表示されることを所望しているとする。この場合、ステップS16、S26において、図4(b)のように、「番組A」を構成するTSPと「番組B」を構成するTSPにおいて、「PID」を書き換える処理が行われる。この処理により、「番組B」を構成するTSPのPIDが、制御情報においてコンポーネントグループID“1”対応付けられた、“1001”,“1002”および“1003”となる。従って、再生時には、番組を構成するデータがPIDが“1001”,“1002”および“1003”のTSPに含まれる「番組B」が、主番組として最初に表示されるようになる。このように、本発明によれば、記録したマルチ編成番組の再生時に、ユーザの所望する番組を、主番組として最初に表示することができる。従って、従来のように、「番組B」の記録を所望してマルチ編成番組を録画したユーザに対して、当初の主番組である「番組A」を表示させて苛立たせることがない、ユーザビリティに優れた放送記録装置を提供することができる。
上述した実施態様では、記録された番組のTS、すなわち記憶部に格納されたTSに対してPIDの入替え処理を行う。しかしながら、本発明によれば、PIDの入替え処理を行いつつ記録すべき番組のTSを記憶部に格納することもできる。これ以下に、PIDの入替え処理を行いつつ番組を記録する実施態様について、フローチャートを用いて説明する。図5および図6は、本発明による放送記録装置100の記録処理の一例を示すフローチャートである。図5のフローチャートによる記録処理は予約録画の場合、図6は視聴中の録画の場合を示す。
図5を用いて、予約録画の場合について説明する。ユーザは、入力操作部KEY等を介した所定の操作を行って、予めマルチ編成番組の録画を予約し、ユーザにより予約された番組に関する情報は、記憶部170に格納されているものとする。放送記録装置100は、録画予約されている番組の開始時刻(放送時刻)になると、記録処理を開始する。まず、録画制御部194の指示に基づき、放送波受信部110が、ユーザにより録画予約(指定)された番組を放送するサブチャンネルを含むマルチ編成放送の放送波を受信する(ステップS30)。次に、録画制御部194は、録画予約された番組を放送するサブチャンネルが主チャンネルであるか否か、すなわち、録画予約された番組が主番組であるか否かを判定する(ステップS31)。なお、判定方法については、上述の実施態様と同様であるため説明を省略する。ステップS31にて、録画予約されたサブチャンネルが主チャンネルでない、すなわち録画予約されたサブチャンネルで放送される番組が副番組であると判定された場合は、ステップS32へ進む。ステップS32にて、PID処理部180は、主番組と録画予約された番組とをそれぞれに構成する要素ストリームの種別の組合せが同一であるか否か、即ち、コンポーネントの構成が同じであるか否かを判定する。ステップS32にて、主番組と録画予約された番組のコンポーネントの構成が同じであると判定された場合は、ステップS33に進み、PIDの値の入れ替え処理を行う。また、ステップS32にて、主番組と録画予約された番組のコンポーネントの構成が異なると判定された場合は、ステップS35へ進む。
ステップS33にて、PID処理部180は、放送波受信部110にて受信中の放送波に含まれるTSにおいて、主チャンネルの制御情報と指定されたサブチャンネルのPIDとを入替え、PIDを入れ替えたTSを記録データとして格納する。なお、PIDの入替え処理については、上述の実施態様と同様であるため説明を省略する。その後、ステップS34にて、現在時刻が録画を終了する時刻として設定された時刻(終了時刻)であると判定されるまで、番組の録画を継続する。ステップS31にて、録画予約されたサブチャンネルが主チャンネルである、すなわち録画予約されたサブチャンネルで放送される番組が主番組であると判定された場合、および、ステップS32にて主番組と録画予約された番組のコンポーネントが異なると判定された場合は、ステップS35へ進み、放送波に含まれるTSを記録データ記憶部172に格納する。その後、ステップS36にて、現在時刻が録画を終了する時刻として設定された時刻(終了時刻)であると判定されるまで、番組の録画を継続する。
次に、図6を用いて、視聴中の録画の場合を説明する。ユーザが、マルチ編成番組の視聴中に、入力操作部KEY等を介した所定の操作を行って録画の開始を指示すると、放送記録装置100は、記録処理を開始する。まず、録画制御部194は、ユーザから、記録すべきサブチャンネルの指示を受け付ける(ステップS40)。なお、録画制御部194は、ユーザからの指示を受け付けるにあたって、録画開始の指示があった際に、例えば、表示部DISを制御して記録すべきサブチャンネルの選択を促す画面を表示させたり、スピーカSPを制御して選択を促す音声案内を出力したりする。ステップS40にて、ユーザにより指定されたサブチャンネルが主チャンネルであるか否か、すなわち、指定されたサブチャンネルで放送する番組が主番組であるか否かを判定する。判定方法については、上述の実施態様で説明した方法と同様であるため説明を省略する。
ステップS41にて、ユーザにより指定されたサブチャンネルが主チャンネルでない、すなわちユーザにより指定されたサブチャンネルで放送される番組が副番組であると判定された場合は、ステップS42へ進む。ステップS42にて、PID処理部180は、主番組と録画予約された番組とをそれぞれに構成する要素ストリームの種別の組合せが同一であるか否か、即ち、コンポーネントの構成が同じであるか否かを判定する。ステップS42にて、主番組と録画予約された番組のコンポーネントの構成が同じであると判定された場合は、ステップS43に進み、PIDの値の入れ替え処理を行う。また、ステップS42にて、主番組と録画予約された番組のコンポーネントの構成が異なると判定された場合は、ステップS45へ進む。
ステップS43にて、PID処理部180は、放送波受信部110にて受信中の放送波に含まれるTSにおいて、主チャンネルのPIDとユーザにより指定されたサブチャンネルのPIDとを入替え、PIDを入れ替えたTSを記録データとして格納する。なお、PIDの入替え処理については、上述の実施態様と同様であるため説明を省略する。その後、ステップS44にて録画終了の指示ありと判定されるまで、PIDを入替えながら記録を継続する。また、ステップS41にて、ユーザにより指定されたサブチャンネルが主チャンネルである、すなわちユーザにより指定されたサブチャンネルで放送される番組が主番組であると判定された場合、および、ステップS42にて主番組と録画予約された番組のコンポーネントが異なると判定された場合は、ステップS45へ進み、ステップS46にて録画終了の指示ありと判定されるまで、放送波に含まれるTSを記録データ記憶部172に格納する。
図5および図6で説明した記録処理により、録画予約またはユーザにより指定された副番組のストリームが記憶部には主番組として格納されるため、再生時には、録画予約またはユーザにより指定された副番組が、デフォルトとして最初に再生・表示されるようになる。
上述の実施態様では、マルチ編成番組のうち主番組として記録する番組を、ユーザの指定に基づき決定する。これとは別の実施態様として、マルチ編成放送の視聴中にユーザからの録画指示があった場合に、主番組として記録する番組を、ユーザの視聴頻度に応じて決定することもできる。例えば、マルチ編成番組を構成する番組のうち、ユーザによる累計の視聴時間が最も長い番組を、ユーザが記録を所望する番組とみなして、主番組として記録することができる。これ以降に、フローチャートを用いて本実施態様を説明する。
図7は、視聴頻度に基づいて主番組として記録する番組を決定する記録処理の一例を示すフローチャートである。ユーザが、マルチ編成番組の視聴中に、入力操作部KEY等を介した所定の操作を行って録画の開始を指示すると、放送記録装置100は、記録処理を開始する。まず、録画制御部194は、放送波受信部110により受信される放送波に含まれる録画すべきマルチ編成放送のTSを、記録データ記憶部172に格納する(ステップS51)。同時に、計測部160は、視聴中の番組の視聴時間の計測を開始する。その後、ステップS53にて、ユーザによる録画終了の指示ありと判定されるまで、番組の録画を継続する。その間、マルチ編成放送のサブチャンネル間でチャンネルが切り替えられた場合、録画制御部194は、計測部160により計測された切替え前のチャンネルの視聴時間を、切替え前のチャンネルに関する情報とともに、視聴頻度情報として視聴頻度情報記憶部174に格納する。視聴頻度情報記憶部174に、既に切替え前のチャンネルに関する視聴時間が格納されていた場合は、格納されていた視聴時間と最新の視聴時間とを加算した累積視聴時間を格納する(ステップS52)。また、計測部160は、切替え後のチャンネルで放送される番組の視聴時間の計測を開始する。録画制御部194は、ステップS53にて録画終了の指示ありと判定すると、視聴頻度情報記憶部174に格納されている視聴頻度情報から、最も視聴頻度の高いサブチャンネル、すなわち、ユーザによる累積視聴時間が最長のサブチャンネルを抽出する(ステップS54)。
次に、録画制御部194は、ステップS54にて抽出されたサブチャンネルが主チャンネルであるか否か、即ち、ユーザによる累積視聴時間が最長の番組が主番組であるか否かを判定する(ステップS55)。なお、判定方法については、上述の実施態様と同様であるため、説明を省略する。ステップS55にて、ステップS54で抽出されたサブチャンネルが主チャンネルである、すなわちユーザによる累積視聴時間が最長の番組が主番組であると判定された場合は、録画制御部194は、処理を終了する。ステップS54で抽出されたサブチャンネルが主チャンネルでない、すなわち、ユーザによる累積視聴時間が最長の番組が副番組であると判定された場合は、ステップS56へ進む。ステップS56にて、PID処理部180は、記録データ記憶部172に格納されたTSにおいて、主チャンネルのPIDと録画予約(指定)されたサブチャンネルのPIDとを入替え、入れ替えたTSを記録データとして格納する。なお、入替え処理は上述の実施態様と同様であるため説明を省略する。
なお、ユーザが、リアルタイムでは視聴していないサブチャンネルで放送された番組を、後に視聴したい場合も考えられる。従って、主番組として記録する番組は、最も視聴頻度の高い番組ではなく、最も視聴頻度の低い番組とすることもできる。
なお、あるチャンネルで放送されている単一編成番組を録画している際に、そのチャンネルがマルチ編成番組の放送を開始する場合も考えられる(図11を参照されたい。)。この場合、録画制御部194は、視聴中の録画であれば、表示部DISを制御して、録画中のチャンネルでマルチ編成番組が放送された旨および記録すべきサブチャンネルの選択を促す画面を表示させたり、スピーカSPを制御して選択を促す音声案内を出力したりして、ユーザに主番組として記録すべきサブチャンネルを選択させることができる。あるいは、上述したように、視聴頻度に基づいて、主番組として記録すべきサブチャンネルを決定してもよい。また、マルチ編成番組を構成する番組のうち、マルチ編成番組の開始前に放送されていた単一編成番組と関連性の高い番組を、主番組として記録することもできる。これは例えば、単一編成番組にて中継放送されていた野球試合が延長された場合に、当該延長された野球試合を、異なるチャンネル(サブチャンネル)で継続して中継放送するイベントリレーが行われる際に有効である。単一編成番組と関連性の高い番組がマルチ編成番組として放送されるか否か(イベントリレーされるか否か)の判定は、EITに記述されるイベントグループ記述子(event_group_descripter)に基づいて行うことができる。また、上述の各実施態様において、主番組と副番組のPIDを入れ替える際に、ポップアップ表示等により、PIDの入れ替えの可否(主番組と副番組の入れ替えの可否)を選択可能にユーザに提示し、ユーザ選択に基づいてPIDの入れ替えを実行しても良い。
さらに別の実施態様として、マルチ編成番組を構成する番組のうち、主番組として記録すべき番組のTSのみを記録データ記憶部172に格納して、記憶部の使用容量を低減することもできる。
本発明の利点を再度述べる。上述したように、本発明による放送記録装置によれば、録画されたマルチ編成番組の再生時に、当該録画されたマルチ編成番組を構成する複数の番組のうち、ユーザの所望する番組を、主番組として最初に再生することが可能となる。従って、従来と異なり、副番組の記録を所望してマルチ編成番組を録画したユーザに対し、再生時に主番組を表示させて、苛立たせることがない。さらに、本発明による記録処理は、ARIBの規定に沿った制御情報(component_group_id)の入替えのみであるため、記録したデータをリムーバブルメディアへムーブしても、当該リムーバブルメディアを他の放送記録/受信装置で再生することができ、その際に、所望の番組を主番組として最初に再生させることができる。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部、各手段などに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
本発明による放送記録装置の機能ブロック図である。 本発明による放送記録装置100の記録処理の一例を示すフローチャートである。 本発明による放送記録装置100の記録処理の一例を示すフローチャートである。 記憶部170に格納された制御情報および番組のTSを示す図である。 本発明による放送記録装置100の記録処理の一例を示すフローチャートである。 本発明による放送記録装置100の記録処理の一例を示すフローチャートである。 視聴頻度に基づいて主番組として記録する番組を決定する記録処理の一例を示すフローチャートである。 EITのデータ構造の概略図である。 コンポーネントグループ記述子のデータ構造の概略図である。 PMTのデータ構造の概略図である。PMTのデータ構造の概略図 マルチ編成番組が存在する場合の電子番組表(EPG)の一例を示す図である。
符号の説明
100 放送記録装置
110 放送波受信部
120 デマルチプレクサ
130 映像デコーダ
140 字幕デコーダ
150 音声デコーダ
160 計測部
170 記憶部
172 記録データ記憶部
174 視聴頻度情報記憶部
176 再生チャンネル情報記憶部
180 PID処理部
190 制御部
192 再生制御部
194 録画制御部
DIS 表示部
SP スピーカ
KEY 入力操作部
SB システムバス
ANT アンテナ

Claims (4)

  1. 一の主番組と一以上の副番組とで構成されるマルチ編成の番組を単一のストリーム信号に含めて放送するマルチ編成放送に対応したデジタル放送の放送記録装置であって、
    前記ストリーム信号を受信する放送受信部と、
    前記マルチ編成放送に含まれる番組の番組単位での録画を指示する録画指示部と、
    前記録画指示部により録画を指示された番組を含むストリーム信号を格納する記憶部と、
    前記録画指示部により録画を指示された番組が前記副番組である場合、前記記憶部に格納された前記ストリーム信号において、前記録画を指示された番組と、前記主番組のEIT(Event Information Table)におけるコンポーネントグループ記述子に記述されるコンポーネントグループID(component_group_id)とを入れ替える処理部と、
    を具えることを特徴とする放送記録装置。
  2. 一の主番組と一以上の副番組とで構成されるマルチ編成の番組を単一のストリーム信号に含めて放送するマルチ編成放送に対応したデジタル放送の放送記録装置であって、
    前記ストリーム信号を受信する放送受信部と、
    前記マルチ編成放送に含まれる番組の番組単位での録画を指示する録画指示部と、
    前記録画指示部により録画を指示された番組が前記副番組である場合、前記放送受信部により受信される、前記録画を指示された番組を含むストリーム信号において、前記録画を指示された番組と、前記主番組のEIT(Event Information Table)におけるコンポーネントグループ記述子に記述されるコンポーネントグループID(component_group_id)とを入れ替える処理部と、
    前記処理部により前記入れ替えられたストリーム信号を格納する記憶部と、
    を具えることを特徴とする放送記録装置。
  3. デジタル放送の放送記録装置が、録画を指示されたマルチ編成放送の番組を含むストリーム信号を格納し、前記録画を指示された番組が副番組である場合、前記格納されたストリーム信号において、前記録画を指示された番組と、主番組のEIT(Event Information Table)におけるコンポーネントグループ記述子に記述されるコンポーネントグループID(component_group_id)とを入れ替える
    ことを特徴とする制御方法。
  4. デジタル放送の放送記録装置が、録画を指示された番組がマルチ編成放送の副番組である場合、録画を指示されたマルチ編成放送の番組を含むストリーム信号において、前記録画を指示された番組と、主番組のEIT(Event Information Table)におけるコンポーネントグループ記述子に記述されるコンポーネントグループID(component_group_id)とを入れ替え、当該入れ替えられたストリーム信号を格納する
    ことを特徴とする制御方法。
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