JP5244764B2 - デジタル放送受信装置及びプログラム - Google Patents

デジタル放送受信装置及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5244764B2
JP5244764B2 JP2009245591A JP2009245591A JP5244764B2 JP 5244764 B2 JP5244764 B2 JP 5244764B2 JP 2009245591 A JP2009245591 A JP 2009245591A JP 2009245591 A JP2009245591 A JP 2009245591A JP 5244764 B2 JP5244764 B2 JP 5244764B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
service
data
unit
stored
segment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009245591A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011091752A (ja
Inventor
博 下山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2009245591A priority Critical patent/JP5244764B2/ja
Publication of JP2011091752A publication Critical patent/JP2011091752A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5244764B2 publication Critical patent/JP5244764B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、デジタル放送受信装置等に関する。
従来から、放送局や衛星局、基地局等からデジタル放送を受信するデジタル放送受信装置が知られている。デジタル放送は複数のセグメントに分かれており、各セグメントを組み合わせることにより、異なる変調方式や誤り訂正の強さとする複数のサービスが提供されている。例えば、地上波デジタル放送の場合、放送局からトランスポートストリーム(TS:Transport Stream)が送信されるが、このTSには、主に携帯電話等の移動局向けに放送される強階層の1セグメントのみを利用したサービスである1セグメントの放送(1セグ)と、弱階層の12セグメントを利用したサービスである12セグメントの放送(12セグ)とが多重化されている。
また、TSは、個々に符号化されたエレメンタリーストリーム(ES:Elementary Stream)等を、TSパケットに分割し、時分割多重化したものである。TSパケット単位で、映像や、音声、その他情報が、時間軸上に並べられて伝送されている。
図25は、TSパケットを模式的に示した図である。時間順に、TSパケットが伝送されてきている。TSパケットは、188バイトの固定長パケットであり、ヘッダ部とペイロード部とから構成されている。
また、ヘッダ部は、受信側がTSパケットの先頭位置を検出するための同期バイトや、TSパケットを識別するために用いられる13ビットのPID(Packet ID)、ストリームに関する付加情報等が記憶されているアダプテーションフィールド等が含まれている。また、アダプテーションフィールドには、送信側と受信側とのクロック・タイミングの補正に用いられるPCR(Program Clock Reference)等が含まれている。
ここで、デジタル放送を受信して記憶する場合、受信状況が変化することにより、受信を取りこぼしたTSパケットが出てくることにより、時間帯により受信データの欠落が生じてしまうといった場合がある。このような記憶TSデータを再生する場合、再生時に正しく復調することができず、映像・音声が断続してしまうこととなる。
上述した問題を解決するために、一例として階層の異なるサービスを利用することにより、音声・映像をより継続的に提供しようとする発明が開示されている。例えば、受信した放送信号を記憶する場合に、記憶されている放送信号の受信品質を併せて記憶し、記憶された受信品質を利用して再生時にサービスを切り替える発明や(例えば、特許文献1参照)、弱階層の放送のPMT(Program Map Table)の記述を強階層の放送のPMTの記述に置き換えることにより、受信状況に応じた階層で伝送されたTSを再生する発明(例えば、特許文献2参照)等が開示されている。
特開2007−5960号公報 特開2009−65464号公報
しかしながら、従来におけるデジタル放送受信装置における技術では、必ずしも適切に映像・音声を含むサービスが切り替わっているとは言えず、視聴者に対して見やすい映像等を提供することができなかった。
例えば、特許文献1に開示された技術では、受信品質情報等をTSの記憶時に併せて記憶する必要があった。このため、受信品質情報が付加されていないTSを再生する場合には、問題点を解決することができなかった。
また、特許文献2に開示された技術では、PMTを書き換えることから、PMTを録画時に当該装置で書き換えられたTSでしか効果を得ることができず、また当該TSを他の装置で再生する場合に互換性等が問題となった。
また、どのタイミングで弱階層と、強階層とを切り替えるかが明確ではないため、例えば、極めて短い時間に断続的に受信状況が変化した場合、強階層のサービス(ワンセグ)と、弱階層のサービス(12セグ)のサービスが頻繁に切り替わってしまい、視聴者にとって見易さを損なってしまうといった問題点を生じていた。
上述した課題に鑑み、本発明が目的とするところは、受信可能な複数のサービスを記憶し、再生時に一方のサービスで受信不可であった時間帯については、他のサービスを再生することにより、欠落部分の少なく、視聴者が適切に視聴可能なデジタル放送受信装置等を提供することである。
上述した課題に鑑み、本発明のデジタル放送受信装置は、強階層と、それよりも所要CN比が大きい階層である弱階層との少なくとも2階層のサービスを含むTS(トランスポートストリーム)を記憶する記憶部と、前記TSを読み出して、階層毎のサービスを分離して再生出力するメディアデコーダ部と、前記メディアデコーダ部が、前記TSから分離して再生出力するサービスを切替制御する再生制御部と、を備えたデジタル放送受信装置であって、前記再生制御部は、前記メディアデコーダ部に対し、前記弱階層のサービスが所定の継続時間以上記憶されている場合には弱階層のサービスを、それ以外の場合には強階層のサービスを再生出力するように制御を行うことを特徴とする。
また、本発明のデジタル放送受信装置は、前記メディアデコーダ部が強階層のサービスを再生出力する区間に、弱階層のサービスが記憶されている場合には、前記記憶部に記憶されているTSから、当該区間の弱階層のサービスを削除することを特徴とする。
また、本発明のデジタル放送受信装置は、前記TSに含まれる2つのサービスが、サイマルサービスであるか否かを判定するサイマルサービス判定部を更に有し、弱階層サービスを再生する際、前記再生制御部は、前記サイマルサービス判定部により、2つのサービスがサイマルサービスではないと判定された場合には、前記メディアデコーダ部に対して前記弱階層のサービスのみを再生出力する制御を行うことを特徴とする。
また、本発明のデジタル放送受信装置は、デジタル放送を受信し、TSを出力するためのチューナ部を複数備え、前記記憶部は、前記複数のチューナ部により受信されたデジタル放送が同一の番組であり、かつ、時間差を持って放送されている番組の場合には、一のチューナ部により出力されたTSを記憶し、当該TSの欠落部分を他のチューナ部により出力されたTSにより補完して記憶することを特徴とする。
本発明のプログラムは、強階層と、それよりも所要CN比が大きい階層である弱階層との少なくとも2階層のサービスを含むTS(トランスポートストリーム)を記憶する記憶部を有するコンピュータにおいて、前記TSを読み出して、階層毎のサービスを分離して再生出力するメディアデコーダ機能と、前記メディアデコーダ機能が、前記TSから分離して再生出力するサービスを切替制御する再生制御機能と、を実現させるプログラムであって、前記再生制御機能は、前記メディアデコーダ機能において、前記弱階層のサービスが所定の継続時間以上記憶されている場合には弱階層のサービスを、それ以外の場合には強階層のサービスを再生出力するように機能させることを特徴とする。
本発明によれば、記憶されているTS(トランスポートストリーム)を読み出して、階層毎のサービスを分離して再生出力する場合に、弱階層のサービスが所定の継続時間以上記憶されている場合には弱階層のサービスを、それ以外の場合には強階層のサービスを再生出力するようになる。したがって、弱階層のサービスが記憶されていない場合であっても、強階層のサービスを再生出力することにより継続的にTSに基づいたサービスを出力することができる。
さらに、弱階層のサービスが所定の継続以上記憶されている場合に弱階層のサービスが再生出力されることにより、弱階層のサービスが所定の継続時間記憶されていない場合には、強階層のサービスが再生出力されることとなる。したがって、受信状況が悪く、短時間に弱階層のサービスが断続的に記憶されている場合に、弱階層と強階層とのサービスが頻繁に切り替わってしまうといった状況を防ぐことができる。
第1実施形態における携帯電話の外観を示す図である。 第1実施形態における携帯電話の機能構成を示す図である。 第1実施形態における管理ファイルのデータ構成の一例を説明するための図である。 第1実施形態における再生制御テーブルの構成の一例を説明するための図である。 第1実施形態における再生制御部の機能構成を説明するための図である。 第1実施形態におけるメディアデコーダ部の機能構成を説明するための図である。 第1実施形態における録画処理について説明するための図である。 第1実施形態における再生処理について説明するための図である。 第1実施形態におけるTSデータ先読み処理について説明するための図である。 第1実施形態における12セグデータ継続時間判定処理について説明するための図である。 第1実施形態におけるTSデータ供給処理について説明するための図である。 第1実施形態における動作を説明するための図である。 第1実施形態における動作を説明するための図である。 第1実施形態における動作を説明するための図である。 第1実施形態における変形例として録画ファイル変換処理について説明するための図である。 第1実施形態における変形例としてTSデータ先読み処理について説明するための図である。 第1実施形態における変形例としてサイマルサービス選択処理について説明するための図である。 第2実施形態におけるメディアデコーダ部の機能構成を説明するための図である。 第2実施形態における合成録画処理について説明するための図である。 第2実施形態における動作を説明するための図である。 第3実施形態におけるTSデータ先読み処理について説明するための図である。 第3実施形態における動作を説明するための図である。 第3実施形態における動作を説明するための図である。 第3実施形態における動作を説明するための図である。 従来技術であるTSの構造について説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。なお、本実施形態では、一例として、本発明におけるデジタル放送受信装置を、携帯電話1に適用した場合について説明する。
[1.第1実施形態]
まず、本発明のデジタル放送受信装置を適用した携帯電話1を用いた第1実施形態について説明する。以下、携帯電話1の全体構成、機能構成を説明した後に、本発明を適用した場合の処理の流れと、実施例、更に本発明を適用可能な変形例について説明する。
[1.1 全体構成]
図1は、第1実施形態における携帯電話1の外観を示す図である。携帯電話1は、液晶ディスプレイ等により構成されている表示部80と、入力ボタン等により構成されている入力部82と、音声の入力を受け付けるマイク部92と、音声を出力するスピーカ部96を備えている。
また、放送局から放送された地上波デジタル放送を受信するための受信アンテナ32と、携帯電話基地局からの送受信信号を受信するための通信アンテナ(不図示)とを併せて備えている。
[1.2 機能構成]
[1.2.1 携帯電話の機能構成]
続いて、携帯電話1の機能構成について図2を用いて説明する。図2は、携帯電話1の機能構成を説明するための図であり、制御部10に、通信制御部25を介して無線部20と、チューナ部30と、再生制御部40と、録画制御部42と、メディアデコーダ部50と、記憶部60と、視聴制御部70と、表示部80と、入力部82と、音声符号化部90(マイク部92)と、音声復号部94と、スピーカ部96とが接続されている。
制御部10は、携帯電話1の全体を制御するための機能部である。制御部10は、記憶部60に記憶されている各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現しており、例えばCPU(Central Process Unit)等により構成されている。
無線部20は、携帯電話通信網に接続するための機能部であり、通信アンテナ22が接続されている。通信アンテナ22を介して基地局と、通信データが送受信され、通信制御部25を介して制御部10に入出力される。なお、無線部20、通信アンテナ22及び通信制御部25の機能部は、携帯電話1が電話機能として利用される場合に必要となる機能部であり、その詳細な説明は省略する。
チューナ部30は、受信アンテナ32が接続されており、受信アンテナ32を介して、利用者により選局された放送局に対応する放送波からトランスポートストリーム(TS)のデータ(TSデータ)を抽出し、出力する機能部である。出力されたTSデータは、メディアデコーダ部50に出力されるか、記憶部60の録画ファイル62に記憶される。本実施形態では、地上デジタル放送が受信可能なチューナであるとする。
再生制御部40は、詳細は後述するが、記憶部60に記憶された録画ファイル62からTSデータを読み込み、適切なタイミングでメディアデコーダ部50に含まれるTSデータ分離部502に供給する制御部である。また、再生対象となるサービス(本実施形態の場合はワンセグサービスか、12セグサービスか)により、映像デコーダの切り替え制御も行う。
録画制御部42は、チューナ部30から入力されるTSデータから、指定したPIDのTSパケットに基づいてTSデータを録画ファイル62に録画する制御を行うための機能部である。
メディアデコーダ部50は、詳細は後述するが、チューナ部30から入力されたTSデータ又は録画ファイル62から読み出されたTSデータに対し、映像、音声、データ放送、PSI/SI等の分離を行い、映像/音声のデコード及び出力を行う機能部である。
記憶部60は、携帯電話1の動作に必要な各種プログラムや、各種データが記憶されている機能部である。記憶部60は、例えば、半導体メモリや、HDD(Hard Disk Drive)等により構成されている。また、記憶部60には、録画ファイル62と、管理ファイル64と、テンポラリファイル66と、再生制御テーブル68とが記憶されている。
録画ファイル62は、チューナ部30により受信されたTSデータが記憶されており、本実施形態では、強階層と、弱階層とのTSデータが記憶されている。なお、受信状態により、各階層のTSデータが記憶されていない時間帯が存在する。
管理ファイル64は、録画ファイル62に記憶されたTSデータに対応づけて管理情報が記憶されるファイルである。例えば、図3に示すように、管理ファイル64は、TSデータ(例えば、「001」)に対応づけて、TSデータを再生するときの12セグサービスのサービスID(例えば、「0x0400」)と、12セグサービスのPMTのPID(例えば、「0x0100」)とが記憶されている。ここで、サービスID又はPIDは、少なくとも一方が記憶されているものとする。
テンポラリファイル66は、再生対象となるTSデータのうち、ワンセグサービスを利用する区間におけるフルセグサービスのデータ(映像、音声、PCR、字幕、PMT、ECM等)を削除するときに、一時的に生成されるファイルである。再生終了時には、テンポラリファイル66が、元の録画ファイル62に置換されることとなる。
再生制御テーブル68は、TSデータを先読みする場合に、再生制御部40が再生対象となるサービスの切り替えを制御するために、利用されるテーブルである。例えば、図4に示すように、切り替え時刻(例えば、42ビットのPCR値「0x112233」)に応じて、各サービスのESのPIDが記憶されている。
視聴制御部70は、メディアデコーダ部に含まれるTSデータ分離部502より、TSデータに含まれる選局情報(PSI/SI)を取得し解析を行い、メディアデコーダ部50に映像、音声等のPIDを指定して視聴動作を実現するための機能部である。また、視聴対象のサービス(ワンセグか12セグか)により、映像デコーダの切り替えも行う。
表示部80は、メディアデコーダ部50から出力された映像や、データ放送を表示したり、利用者に提供する情報の表示をしたりする為の機能部である。表示部80としては、例えば液晶ディスプレイ(LCD)や、有機ELパネル等により構成されている。
入力部82は、利用者から各種操作指示等の入力を受け付けるための機能部である。入力部82としては、例えばボタンキーや、タッチパネル等により構成されている。
音声符号化部90は、マイク部92から入力された音声を音声データに符号化し、制御部10に出力する機能部である。また、音声復号部94は、入力された音声データを復号し、音声としてスピーカ部96から出力する為の機能部である。
[1.2.2 再生制御部]
続いて、再生制御部40について図5を用いて説明する。図5に記載されているように、再生制御部40は、TSデータ読み出し制御部402と、TSデータ連続性判定部404と、FIFO406と、切替制御部408とを備えて構成されている。
TSデータ読み出し制御部402は、記憶部60の録画ファイル62に記憶されているTSデータ(弱階層と強階層とが記憶されている)の読み出しの制御を行う機能部である。録画ファイル62から読み出されたTSデータは、先読み用としてTSデータ連続性判定部404に、再生用としてFIFO406にそれぞれ読み出される。
TSデータ連続性判定部404は、TSデータ読み出し制御部402の指示により、FIFO406に入力されるTSデータから、一例として数十秒先のTSデータを先読みし、弱階層のPCR(またはPSI)により、弱階層のデータ継続時間を判定する機能部である。判定結果に応じて、切替制御部408に再生切り替え指示の制御信号を出力する。
FIFO406は、TSデータを再生時刻に再生できるように、メディアデコーダ部50に含まれるAVデコーダ部52に入力されるTSデータを記憶するバッファである。FIFO406にTSデータが一時記憶されることにより、AVデコーダ部52は連続してTSデータをデコードすることができる。
切替制御部408は、TSデータ連続性判定部404から入力される再生切り替え指示の制御信号に従って、再生対象となるサービスの映像・音声のPIDを、TSデータ分離部502に出力する。これにより、メディアデコーダ部50から再生出力されるサービスが切り替えられることとなる。
[1.2.3 メディアデコーダ部]
続いて、メディアデコーダ部50を詳細に記載したのが図6である。メディアデコーダ部50は、TSデータ分離部502と、デスクランブル部504と、MPEG2デコード部510と、H.264デコード部512と、表示処理部514と、AACデコード部520と、音声再生処理部522とを備えて構成されている。
TSデータ分離部502(TSDEMUX)は、入力されたTSデータを、再生制御部40の制御信号に従って映像、音声、PCR、字幕等に分離する制御部である。ここで、入力されるTSデータは、記憶部60に記憶されている録画ファイル62から読み出されたTSデータや、チューナ部30により出力されたTSデータである。
ここで、分離されたデータのうちワンセグサービスのデータはH.264デコード部512に出力され、それ以外のデータはデスクランブル部504に出力される。
デスクランブル部504は、TSデータ分離部502から入力されたTSデータ(12セグサービス/固定サービス向け放送)の映像、音声の暗号を解除して出力する。このとき、接続されているB−CASカード72を利用して暗号化を解除(復号)することとなる。デスクランブラは暗号化されていないTSパケットに対しては、デスクランブル処理を行わず、入力データをそのまま出力する。
MPEG2デコード部510は、デスクランブル部504より入力されたTSデータのうち、映像信号をMPEG2方式によりデコードする機能部である。デコードされた映像信号は、表示処理部514に出力され、表示処理部514は、入力された映像信号を表示部80に出力する。
AACデコード部520は、デスクランブル部504により入力されたTSデータのうち、音声信号をAAC方式によりデコードする機能部である。デコードされた音声信号は、音声再生処理部522に出力され、音声再生処理部522は、入力された音声信号をスピーカ部96に出力する。
[1.3 処理の流れ]
続いて、携帯電話1において、デジタル放送(TS)を受信し、再生出力する場合の処理について図を用いて説明する。なお、本実施形態にかかる処理は、例えば記憶部60に記憶されており、制御部10が読み出して実行することにより、携帯電話1において具体的に実現されるものである。
[1.3.1 録画処理]
まず、図7を用いて録画処理について説明する。録画処理は、利用者が番組を視聴中のときに、録画する操作がなされた場合や、予め日時が指定されており、当該日時となったときに自動的に録画される、いわゆるタイマー録画を利用する場合等に実行される。
まず、録画開始の操作を検出したり、録画開始時刻となったりして、録画開始となると(ステップS10;Yes)、録画制御部42は、チューナ部30により受信されているTSデータ(強階層データと、弱階層データとを含む混合データ)から、弱階層で伝送されている12セグサービスの映像、音声、PCR、PAT、PMT、ECM、字幕等の12セグサービス再生時に必要なパケットのPIDを、TSデータ分離部502に指定する(ステップS12)。
また、録画制御部42は、強階層で伝送されているワンセグサービスの映像、音声、PCR、PMT、字幕等のワンセグサービス再生時に必要なパケットのPIDを、TSデータ分離部502に指定する(ステップS14)。
そして、録画制御部42は、TSから、指定されたPIDに基づいて記憶する分のTSパケットをTSデータ分離部502において分離する制御を行い(ステップS16)、分離されたTSパケットをTSデータとして録画ファイル62に記憶する(ステップS18)。なお、録画ファイル62に記憶されたTSデータには、強階層データと、弱階層データとがそれぞれ存在する(良好な受信状況で録画できた)区間と、強階層データは存在するが弱階層データは存在しない区間(その時点では、弱階層が受信不能だった)区間とがある。また、強階層データも、弱階層データも受信できなかった場合は、その時間帯はTSデータは存在しないこととなる。
そして、録画終了の操作がなされた場合や、録画終了時刻となった場合には、録画終了と判定し(ステップS20;Yes)、録画制御部42は、録画ファイル62に記憶されたTSデータに対応する管理ファイル64を更新(作成)する(ステップS22)。
このように、録画処理において記憶された録画ファイル62に含まれるTSデータは、弱階層データと、強階層データとの両方が記憶されているものとする。
[1.3.2 再生処理]
続いて、再生処理について図8を用いて説明する。図8は、利用者により再生するTSデータが選択された場合の動作について説明するためのフローである。
まず、録画ファイル62に記憶されているTSデータの中から、再生されるTSデータが選択されると、再生制御部40は、管理ファイル64を読み出す(ステップS100)。そして、管理ファイル64を参照し、再生対象となるTSデータのPMTのPIDを取得する(ステップS102)。
次に、制御部10は、TSデータの先読み処理を実行し(ステップS104)、TSデータの先読みが実行される。なお、このTSデータ先読み処理は、図9において詳細に説明する。
続いて、再生制御部40は、TSデータ先読み処理の結果に基づいて、再生制御テーブル68を作成する(ステップS106)。具体的には、再生制御テーブル68により、12セグサービスのデータ(弱階層データ)と、ワンセグサービスのデータ(強階層のデータ)とを切り替えるタイミングを記憶する。
続いて、録画ファイル62に記憶されているTSデータから、不要データを削除し、テンポラリファイル66に記憶する(ステップS108)。例えば、強階層のデータが再生される区間において、弱階層のデータが記憶されている場合には、弱階層のデータを削除する。
続いて、TSデータ供給処理が実行される(ステップS110)。TSデータ供給処理については後述するが、テンポラリファイルに記憶されたTSデータから、各TSパケットを読み出し、各AVデコーダ部に供給処理を実行する。
そして、録画ファイル62の読み出し(再生出力)が総て終了すると(ステップS112;Yes)、元ファイルを削除し、テンポラリファイル66を元ファイル名で保存する(すなわち、テンポラリファイル66が、録画ファイル62となる)。
[1.3.3 TSデータ先読み処理]
続いて、図8のステップS104において実行されるTSデータ先読み処理について、図9を用いて説明する。
まず、録画ファイル62に記憶されたTSデータから、TSパケットをX個読み出す(ステップS200)。ここで、読み出すパケット数としては、TSデータをTSデータ分離部502に絶え間なく供給するのに十分なパケット数であり、およそ数十〜数百kバイトを読み出すこととする。
次に、読み出されたTSパケットについて、ワンセグのPMTが未解析であるか否かを判定する(ステップS202)。なお、再生開始時は、ワンセグPMTは未解析の状態であるため、必ず「Yes」となる。
ワンセグのPMTが未解析の場合には(ステップS202;Yes)、読み出したTSパケットからワンセグのPMTを検出する(ステップS204)。なお、ワンセグのプライマリサービスのPMTのPIDは、「0x1FC8」固定となる。
検出されたワンセグのPMTを解析し、映像、音声、PCR、字幕等のPIDを取得する(ステップS206)。
なお、ワンセグのPMTが既に解析されている場合には(ステップS202;No)、ステップS204及びステップS206は実行されない。
続いて、読み出されたTSパケットの12セグのPMTが未解析であるか否かを判定する(ステップS208)。なお、再生開始時は、12セグのPMTは未解析の状態であるため、必ず「Yes」となる。
12セグのPMTが未解析の場合には(ステップS208;Yes)、読み出したTSパケットから12セグのPMTを検出する(ステップS210)。なお、12セグのプライマリサービスのPMTのPIDは、再生処理のステップS102において取得済みとなる。
検出されたワンセグのPMTを解析し、映像、音声、PCR、字幕等のPIDを取得する(ステップS212)。
なお、12セグのPMTが既に解析されている場合には(ステップS208;No)、ステップS210及びステップS212は実行されない。
そして、12セグデータ継続時間判定処理を実行し(ステップS214)、TSデータ先読み処理を終了する。
ここで、12セグデータ継続時間判定処理について、図10を用いて説明する。図10は、TSパケットを模式的に示す図であり、横軸に時間が取られている。また、各階層のPCRパケットを示している。記憶されているTSデータにおける12セグ、ワンセグのPCRは、図10のような位置に存在しており、斜線状に塗りつぶされている部分はワンセグのPCRパケット、格子状に塗りつぶされている部分は12セグのPCRパケット、塗りつぶし無しの部分は複数のPCR以外のパケットが存在している。
ここで、PCRパケットには、42bitのPCR値(27MHzカウンタのカウント値)が記載されている。PCR値は、映像・音声等の提示タイミングの基準となるもので、デジタル放送受信装置は、PCRパケット受信により、内部のSTCと、PCRとを同期させて映像・音声の提示タイミングを得ている。
ここで、PCRの時間間隔は100ms以下であり、部分受信(ワンセグ)サービスでは、連続する4つのPCRのうち、最大3つまで間引くことが可能である。
このような特性を踏まえ、12セグデータ継続時間判定処理では、TSデータを先頭から解析していき、ワンセグPCR間の12セグPCRが100ms毎に受信できていれば、その区間は12セグデータありとする。そして、12セグデータありの区間が、予め決められた時間以上であれば、その区間の再生対象は12セグサービスと判定する。
図10においては、受信状況が良好だったことにより、ワンセグサービスと12セグサービスのデータが記憶されている区間(区間A10、A14)と、ワンセグサービスのみ記憶されている区間(区間A12、A16)とに判定される。
12セグデータ継続時間判定処理が実行されることにより、12セグサービスのTS
パケットが所定の継続時間以上記憶されていない場合は、ワンセグサービスを利用することとして出力されることになる。
[1.3.4 TSデータ供給処理]
続いて、図8のステップS110において実行されるTSデータ供給処理について、図11を用いて説明する。
まず、再生制御テーブル68を読み出し(ステップS300)、12セグ/ワンセグサービスを再生出力する切り替えタイミングを取得する。そして、再生対象サービスの各ESのPIDを、TSデータ分離部502に設定する(ステップS302)。ここで、各ESのPIDは、TSデータ先読み処理により、再生制御テーブル68に記憶されている。
続いて、再生対象サービスに応じて映像デコーダを選択する(ステップS304)。具体的には、再生対象サービスが12セグサービスの場合はMPEG2デコード部510を選択し、ワンセグサービスの場合はH.246デコード部512を選択する。
続いて、テンポラリファイル66から、TSパケットを読み出し、TSデータ分離部502にTSパケットを供給する(ステップS306)。ここで、テンポラリファイル66の未再生部分が閾値以下となった場合には、処理を終了する(ステップS308;Yes)。すなわち、再生処理に処理が戻り、再びTSデータの先読み処理を実行する。
他方、テンポラリファイル66の未再生部分が閾値より大きい場合には(ステップS308;No)、再生対象サービスの切り替え時間が経過したか否かを判定する(ステップS310)。ここで、再生制御テーブル68に記憶されている再生対象サービスの切り替え時間を経過した場合には、再生対象サービスの各ESのPIDをTSデータ分離部502に設定し(ステップS312)、対応する映像デコーダを選択する(ステップS314)。他方、再生対象サービス切り替え時間を経過していない場合には(ステップS310;No)、ステップS306から処理を繰り返し実行する。
[1.4 実施例]
本実施形態を適用した場合の実施例について、図12から図14を用いて説明する。図12は、録画ファイル62にTSデータが記憶されている状態を模式的に示したものである。ここで、格子状に塗りつぶされているのが12セグサービスのデータ(弱階層)であり、斜線状に塗りつぶされているのがワンセグサービスのデータ(強階層)である。また、塗りつぶされてない箇所は、その時間の記憶データが存在しないことを示している。そして、図12のデータを再生出力したデータを示したのが図13である。
例えば、時間t10〜時間t12の間は、12セグサービスのデータと、ワンセグサービスのデータとが併せて記憶されている。従って、ステップS212により、12セグサービスのTSデータが優先されて再生出力される。
時間t12〜t14の間は、12セグサービスのデータが記憶されておらず、ワンセグサービスのデータのみが記憶されている。従って、ステップS202〜ステップS206及びステップS208;Noとなり、ワンセグサービスのデータが再生出力される。
時間t14〜t16の間は、12セグサービスのデータと、ワンセグサービスのデータとが併せて記憶されている。従って、ステップS212により、12セグサービスのデータが優先される。しかし、12セグサービスのデータが記憶されている時間(継続時間)が短いため、再生出力されるデータは12セグサービスのデータではなく、ワンセグサービスのデータとなる(ステップS214)。
同様に、時間t16〜t18の間はワンセグサービスのデータが、時間t18〜t20は12セグサービスのデータが、時間t20〜t22の間はワンセグサービスのデータがそれぞれ再生出力される。時間t22〜t24は、データが記憶されていない。したがって、この間の時間については、再生時にスキップ処理されることとなる。
また、時間t24〜t26の間についても、何回か12セグサービスのデータが記憶されているが、12セグサービスが継続的に記憶されている時間が所定時間以下となるため、12セグサービスのデータではなく、ワンセグサービスのデータが再生されることとなる(ステップS214)。
図14は、再生時におけるテンポラリファイル66の状態を模式的に示した図である。図12、図13で説明した「12セグサービスのデータが記憶されているが、ワンセグサービスのデータが再生される部分(点線部)」については、削除されている。したがって、元のTSデータと比較してより小さい容量で記憶することができる。そして、このテンポラリファイル66が、録画ファイル62(TSデータ)に置き換わることになる。
[1.5 変形例]
本発明を適用した一例として、上述した実施形態について説明したが、以下のような変形例を適用しても良い。
まず、12セグサービスとワンセグサービスとの切り替え時点において、切替後の映像表示までの時間短縮のため、TSデータ分離部502に供給するデータを、Iピクチャの先頭(又はIDRの先頭)が含まれる映像パケットとしてもよい。
また、一般的に、12セグサービスと、ワンセグサービスではサイマル放送時でも映像表示に若干の時間差があり、ワンセグの表示が遅れてしまう。そこで、切り替え時の映像・音声の提示がスムーズに行われるように、再生データのTSデータ分離部502への供給を以下のように行ってもよい。
(1)12セグサービスからワンセグサービスへの切り替え時
元の画像ファイルの切り替え時点のPCR値よりも前の部分からTSパケットを提供する。これは、図11のステップS306において、再生制御テーブルに記載されたPCRパケットより、例えばPCRパケット10個分前の時点からTSパケットを供給する処理とする。
(2)ワンセグサービスから12セグサービスへの切り替え時
元の画像ファイルの切り替え時点のPCR値よりも後ろの部分からTSパケットを提供する。これは、図11のステップS306において、再生制御テーブルに記載されたPCRパケットより、例えばPCRパケット10個分後の時点からTSパケットを供給する処理とする。
また、上述した実施形態については、12セグサービスのデータの継続時間の判定(図9のステップS214)をPCRにより行っているが、録画ファイル中に含まれるPMTやPAT等、周期的に含まれるパケットの有無(ワンセグのPMTは存在していて、12セグのPMTは存在していない等)を調べることにより、12セグサービスのデータ継続時間を判定することとしても良い。
また、上述した実施形態においては、TSデータを初回再生するときに、不要部分を削除する処理を行うこととして説明しているが、他のタイミング、例えば録画終了時に行ったり、利用者の指示による任意のタイミングにより行ったりしても良い。
例えば、録画終了時(初回再生前)に、不要部分の削除のみを行う録画ファイル変換処理について、図15を用いて説明する。
まず、管理ファイル64を読み出し(ステップS400)、再生対象のPMTのPIDを取得する(ステップS402)。続いて、TSデータ先読み処理を実行し(ステップS404)、不要データを削除した後に、テンポラリファイル66に記憶する(ステップS406)。そして、録画ファイル62について総て処理を行うと(ステップS408;Yes)、元ファイルを削除し、テンポラリファイル66を元ファイル名で保存する(ステップS410)。
このように、録画ファイル変換処理を実行することにより、初回再生前のタイミングにて、録画ファイル62から不要なデータを削除することが可能となる。
また、ワンセグサービスにおいて、サイマルサービス(サイマル放送)が提供されている場合には上述の実施形態の処理を行い、サイマルサービスが提供されていない場合には、12セグサービスのみを記憶することとしても良い。
例えば、図9に示したTSデータ先読み処理に変えて、図16に示す先読み処理を実行する。図16は、TSデータ先読み処理の動作フローを示した図である。なお、図9に示したTSデータ先読み処理と、同一の処理には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
まず、録画ファイル62に記憶されているTSデータからTSパケットをX個読み出し(ステップS200)、サイマルサービス選択処理が実行される(ステップS500)。
ここで、サイマルサービス選択処理については、図17の動作フローを用いて説明する。まず、再生対象の12セグサービスに含まれるH−EIT[p]を検索する(ステップS600)。そして、H−EITに記載される番組情報(番組名、番組開始時刻、番組継続時間、番組の説明等)を取得する(ステップS602)。
続いて、読み出した情報から、L−EIT[p]を検索する(ステップS604)。そして、H−EITから取得した番組情報と、一致する番組情報を持ったワンセグのサービスIDを取得する(ステップS606)。ここで、ワンセグサービスは、1つのTS中に最大3つ含まれている。また、ワンセグサービスのPMTのPIDは、サービスIDから自動的に求めることができる。
また、「一致する番組情報」とは、L−EIT記載の番組開始時刻、番組継続時間がH−EITと一致するか否かを判断する。そして、一致すると判断された場合、L−EIT及びH−EITのそれぞれの短形式イベント記述子に記載される、番組名と番組説明について、その長さの短い文字列が長い文字列に含まれるか否かを判定する。ここで、文字列が含まれていた場合に、サイマルサービスが選択されている(サイマル放送が実施されている)と判定する。
ここで、図16の処理に戻ると、続いてワンセグサービスにサイマルサービスが行われているか否かを判定する(ステップS502)。ここで、サイマルサービスが行われている場合には、ワンセグサービスからPMTを解析し(ステップS502;Yes→ステップS202)、ワンセグサービスが行われていない場合には、12セグサービスからPMTを解析する(ステップS502;No→ステップS208)。
このように、サイマルサービスが提供されていない場合は、12セグサービスのみを再生することとなる。この場合、再生制御テーブルには切り替えPCR値は記載されず、最初から最後まで12セグサービスのみが再生されることとなる。
以上の第1実施形態では、再生時に弱階層のサービス(12セグサービス)を優先して表示し、弱階層サービスの録画データ欠落部分について強階層サービス(ワンセグサービス)を表示するようにしているが、これは弱階層サービスでは伝送帯域が強階層サービスより大きいため、視聴者に、より高画質の映像を提供できるためである。
[2.第2実施形態]
続いて、第2実施形態について説明する。第1実施形態においては、一つのデジタル放送を受信し、一つのデジタル放送の中から2つのサービスを分離する場合について説明したが、第2実施形態は、2つの受信系統を備えたデジタル放送受信装置において、2つの受信系統により受信されたサービスを用いる場合について説明する。
[2.1 機能構成]
まず、第2実施形態における携帯電話の機能構成について説明する。図18は、第2実施形態にかかる携帯電話の機能構成を説明するための図である。第2実施形態では、第1実施形態と比較して、チューナ部及びメディアデコーダ部の受信系統が2つ存在するため、その部分を中心に説明するための図である。他の構成要件については、図2に記載の携帯電話1と同一であるため、説明を省略する。
図18に示すように、第2実施形態においては、第1実施形態において備えられていたチューナ部30が、チューナ部30aとチューナ部30bとの2つの受信系統を備えている。また、チューナ部30aに接続される第1受信系統として、TSデータ分離部502aと、H.264デコード部512aと、表示処理部514aと、AACデコード部520aと、音声再生処理部522aとを備えており、チューナ部30bに接続される第2受信系統として、TSデータ分離部502bと、H.264デコード部512bと、表示処理部514bと、AACデコード部520bと、音声再生処理部522bとを備えている。
なお、各機能部の動作については、第1実施形態と同一であるため、その詳細な説明は省略する。
[2.2 処理の流れ]
続いて、第2実施形態における処理について図を用いて説明する。図19は、第2実施形態における録画処理について説明するためのフローチャートである。
まず、第1受信系統にて録画が開始される(ステップS700)。次に、同一の番組が時間差をもって放送されているか否かを判定する(ステップS702)。
具体的には、同一番組であることを示す識別子が番組情報に付与されているか、放送波に含まれるEITの短形式イベント記述子の記載の番組名、番組説明が一致しているか否かにより判定される。
ここで、同一番組が時間差をもって放送されていると判定された場合には(ステップS702;Yes)、同一番組の放送開始時刻が到来したか否かを判定する(ステップS704)。そして、同一番組の放送開始時刻が到来したときに、第2受信系統で録画が開始される(ステップS706)。
続いて、第1受信系統で録画中の番組の終了時刻となった場合(ステップS708;Yes)、第1受信系統の録画を終了する(ステップS710)。また、第2受信系統で録画中の場合(ステップS712;Yes)、第2受信系統で録画中の番組の終了時刻に、第2受信系統の録画を終了する(ステップS714;Yes→ステップS716)。
そして、第1受信系統により録画された録画ファイルと、第2受信系統により録画された録画ファイルを合成する処理を実行する(ステップS718)。具体的には、第1受信系統で作成された録画ファイルと、第2受信系統で作成された録画ファイルから、番組開始時点からの時間情報(それぞれのファイルのTS内のPCRパケットの各PCR値と、先頭のPCR値との差分)を元に、欠落部分を補完したファイル(再生用テンポラリファイル)を作成する。
そして、テンポラリファイルを作成後、第1受信系統で作成された録画ファイルと、だ2受信系統で作成された録画ファイルを削除し、合成することにより生成されたテンポラリファイルを、録画ファイルとして記憶する。
なお同一番組が時間差をもって放送されていない場合(ステップS702;No)、第1受信系統のみで受信され、録画ファイルが生成される(ステップS702;No→ステップS708;Yes→ステップS710→ステップS712;No)。
[2.3 実施例]
図20は、第2実施形態により作成される録画ファイルについて模式的に示した図である。図20(a)は、第1受信系統にて受信されたサービス1を記憶した録画ファイルであり、図20(b)は、第2受信系統にて受信されたサービス2を記憶した録画ファイルである。また、図20(c)は、サービス1の録画ファイルと、サービス2の録画ファイルとを合成した再生ファイル(テンポラリファイル)である。
サービス1において受信されて録画されたデータ(格子状に塗りつぶされている領域)については、そのまま録画ファイルに記憶されている。ここで、サービス1にて受信できなかった部分については、サービス2にて記憶されているかを判定し、サービス2で記憶されている場合は、当該データ(斜線で塗りつぶされている領域)を利用して録画ファイルを生成する。
また、サービス1及びサービス2の双方にて録画されていないデータ(塗りつぶされていないデータ)については、データをスキップすることとする。
このように、本実施形態によれば、異なる変調方式、誤り訂正方式で放送される別TSの同一番組や、時間差で放送される別TSの同一番組を、録画することにより一方の受信系統で受信できなかった部分を他方の受信系統で受信した部分で補完し、欠落部分の少ない再生ファイルを作成することができる。
[2.4 変形例]
なお、上述した図18においては、ワンセグサービスを2系統受信する装置について説明するが、ワンセグサービスや、複数のセグメントで送出されるサービスを2系統受信する装置についても、受信系統を2つにすることで同様に実現可能である。
また、上述した実施形態では、受信系統を2つ設けて、時間差で放送される番組が、別のTSとして放送される場合について記載しているが、1つのTSに時間差で放送される2つのサービスが多重されている場合にも適用できる。その場合、チューナ部及びTSデータ分離部等の受信系統は1系統のみでよい。
また、上述した実施形態については、2つのサービスが時間差で同一番組を放送している場合について記載しているが、3つ以上のサービスで同一番組が時間差で放送されている場合にも適用できることは勿論である。
また、上述した実施形態では、2つのサービスが時間差で同一番組を放送している場合について記載しているが、時間差を持たずに、2つのサービスの放送波が、別の変調方式や、誤り訂正方式で放送されている場合にも適用することができる。この場合、同一の受信機で受信しても、受信特性の違いから、一方の系統で受信不可だった時間帯でも、他方では受信可能である場合がある。
[3.第3実施形態]
続いて、第3実施形態について説明する。第3実施形態は、チューナ部及びTSデコード部を2系統有し、ISDB−Tmm等のマルチメディア放送で別セグメントで放送されているTSを併せて記録できるデジタル放送受信装置について説明する。
[3.1 機能構成]
まず、第3実施形態における携帯電話の機能構成について説明する。第3実施形態にかかる機能構成は、第2実施形態において示した図18に示す機能構成と同様である。すなわち、同じ内容の番組が異なるTSで放送されている場合に、2つのチューナを用いて受信TSをそれぞれ記憶し、片方のTSで記憶できなかった部分をもう一方のTSで記憶できた部分で補うこととする。
本実施形態では、例えばサービス1(第1受信系統)が16QAM、サービス2(第2受信系統)がQPSKで放送されており、番組内容は同じでも、サービス1では伝送容量が大きいために30fpsの動画を伝送し、サービス2では15fpsの動画を転送しているものとする。
なお、サービス1は、サービス2より所要CN比が大きいため、サービス2で受信可能であった時間帯でも、サービス1は受信不可という場合がありうる。
[3.2 処理の流れ]
続いて、第3実施形態における処理について説明する。第3実施形態の録画・再生処理は、第1実施形態の処理に基づいて、ワンセグ/フルセグの代わりに2つ受信系統において各サービスを受信する場合について説明する。
[3.2.1 録画時の処理について]
まず録画時の処理について説明する。録画開始時に、予め取得しておいた番組表(番組情報)から、視聴中の番組と同じ番組が異なる変調方式、異なる誤り訂正方式で放送されているか否かを検索し、該当する番組があれば、その番組を第2受信系統を用いて受信し、録画(記憶)する。
ここでいう録画とは、チューナ部30(チューナ部30a/30b)から入力されるTSのうち、再生時に必要となるTSデータ記憶しておく動作であり、第1受信系統で処理されるサービス1と、第2受信系統で処理されるサービス2とは、別のTSデータとして録画ファイルに記憶される。
また、第1実施形態と同様に、記憶するときに管理ファイル64も記憶されるが、この場合の管理ファイルは、2つのTSの再生対象サービスのサービスID又はPMTのPIDが記憶される。
[3.2.2 再生時の処理について]
続いて、第3実施形態における再生時の処理について説明する。第3実施形態の再生処理は、第1実施形態の再生処理(図8)と略同一の処理が実行される。
ここで、第1実施形態と異なる点としては、ワンセグ/フルセグサービスの代わりに、第1受信系統にて受信される第1サービスと、第2受信系統にて受信される第2サービスについて処理される点である。
また、ステップS104において実行されるTSデータ先読み処理については、図21の処理が実行されることとなる。
まず、録画ファイル62に記憶されたサービス2のTSデータから、TSパケットをX個読み出す(ステップS800)。次に、読み出されたTSパケットについて、サービス2のPMTが未解析であるか否かを判定する(ステップS802)。なお、再生開始時は、サービス2のPMTは未解析の状態であるため、必ず「Yes」となる。
サービス2のPMTが未解析の場合には(ステップS802;Yes)、読み出したTSパケットからサービス2のPMTを検出する(ステップS804)。なお、サービス2のPMTのPIDは、再生処理の最初に取得済みである。
検出されたサービス2のPMTを解析し、映像、音声、PCR、字幕等のPIDを取得する(ステップS806)。
なお、サービス2のPMTが既に解析されている場合には(ステップS802;No)、ステップS804及びステップS806は実行されない。
続いて、サービス1のTSデータ(録画ファイル)から、TSパケットをX個読み出す(ステップS808)。そして、読み出されたサービス1のPMTが未解析であるか否かを判定する(ステップS810)。なお、再生開始時は、サービス2のPMTは未解析の状態であるため、必ず「Yes」となる。
サービス1のPMTが未解析の場合には(ステップS810;Yes)、読み出したTSパケットからサービス1のPMTを検出する(ステップS812)。なお、サービス1のPMTのPIDは、再生処理のステップS102において取得済みとなる。
検出されたサービス1のPMTを解析し、映像、音声、PCR、字幕等のPIDを取得する(ステップS814)。
なお、サービス1のPMTが既に解析されている場合には(ステップS810;No)、ステップS812及びステップS814は実行されない。
そして、サービス2データ継続時間判定処理を実行し(ステップS816)、TSデータ先読み処理を終了する。
ここで、サービス2のデータ継続時間判定処理は、第1実施形態において説明した12セグデータ継続時間判定処理と略同一の処理である。すなわち、フルセグサービスとワンセグサービスの代わりに、サービス1とサービス2とにて同様の処理を行う。
[3.3 実施例]
本実施形態を適用した場合の実施例について、図22から図24を用いて説明する。図22は、録画ファイル62にTSデータが記憶されている状態を模式的に示したものである。ここで、格子状に塗りつぶされているのがサービス1のデータであり、斜線状に塗りつぶされているのがサービス2のデータである。また、塗りつぶされてない箇所は、その時間の記憶データが存在しないことを示している。そして、図22のデータを再生出力したデータを示したのが図23である。
例えば、時間t10〜時間t12の間は、サービス1のデータと、サービス2のデータとが併せて記憶されている。従って、サービス1のTSデータが優先されて再生出力される。
時間t12〜t14の間は、サービス1のデータが記憶されておらず、サービス2のデータのみが記憶されている。従って、サービス2のデータが再生出力される。
時間t14〜t16の間は、サービス1のデータと、サービス2のデータとが併せて記憶されている。従って、サービス1のデータが優先される。しかし、サービス1のデータが記憶されている時間(継続時間)が短いため、再生出力されるデータはサービス1のデータではなく、サービス2のデータとなる。
同様に、時間t16〜t18の間はサービス2のデータが、時間t18〜t20はサービス1のデータが、時間t20〜t22の間はサービス2のデータがそれぞれ再生出力される。時間t22〜t24は、データが記憶されていない。したがって、この間の時間については、再生時にスキップ処理されることとなる。
また、時間t24〜t26の間についても、何回かサービス1のデータが記憶されているが、サービス1が継続的に記憶されている時間が所定時間以下となるため、サービス1のデータではなく、サービス2のデータが再生されることとなる。
図24は、再生時におけるテンポラリファイル66の状態を模式的に示した図である。図22、図23で説明した「サービス1のデータが記憶されているが、サービス1のデータが再生される部分(点線部)」については、削除されている。したがって、元のTSデータと比較してより小さい容量で記憶することができる。そして、このテンポラリファイル66が、録画ファイル62(TSデータ)に置き換わることになる。
[4.変形例]
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も特許請求の範囲に含まれる。
また、上述した実施形態においては、デジタル放送受信装置を適用した装置として携帯電話を一例として説明したが、本発明が適用可能な装置はこれに限定されるものではなく、例えば、デジタル放送を受信可能な装置(カーナビゲーションシステム、電子辞書、コンピュータ等)であれば適用可能なことはもちろんである。
また、上述した実施形態においては、トランスポートストリームとして、弱階層と強階層の2つを含んでいることとして説明したが、例えば、中階層を含めた3階層であったりと、複数のサービスを含んでいる場合には適用可能である。
1 携帯電話
10 制御部
20 無線部
22 通信アンテナ
25 通信制御部
30、30a、30b チューナ部
32 受信アンテナ
40 再生制御部
402 TSデータ読み出し制御部
404 TSデータ連続性判定部
408 切替制御部
42 録画制御部
50 メディアデコーダ部
502、502a、502b TSデータ分離部
504 デスクランブル部
510 MPEG2デコード部
512、512a、512b H.264デコード部
514、514a、514b 表示処理部
520、520a、520b AACデコード部
522、522a、522b 音声再生処理部
52 デコーダ部
60 記憶部
62 録画ファイル
64 管理ファイル
66 テンポラリファイル
68 再生制御テーブル
70 視聴制御部
72 B−CASカード
80 表示部
82 入力部
90 音声符号化部
92 マイク部
94 音声復号部
96 スピーカ部

Claims (5)

  1. 強階層と、それよりも所要CN比が大きい階層である弱階層との少なくとも2階層のサービスを含むTS(トランスポートストリーム)を記憶する記憶部と、
    前記TSを読み出して、階層毎のサービスを分離して再生出力するメディアデコーダ部と、
    前記メディアデコーダ部が、前記TSから分離して再生出力するサービスを切替制御する再生制御部と、
    を備えたデジタル放送受信装置であって、
    前記再生制御部は、前記メディアデコーダ部に対し、前記弱階層のサービスが所定の継続時間以上記憶されている場合には前記弱階層のサービスを、それ以外の場合には前記強階層のサービスを再生出力するように制御を行うことを特徴とするデジタル放送受信装置。
  2. 前記メディアデコーダ部が強階層のサービスを再生出力する区間に、弱階層のサービスが記憶されている場合には、前記記憶部に記憶されているTSから、当該区間の弱階層のサービスを削除することを特徴とする請求項1に記載のデジタル放送受信装置。
  3. 前記TSに含まれる2つのサービスが、サイマルサービスであるか否かを判定するサイマルサービス判定部を更に有し、
    前記再生制御部は、前記サイマルサービス判定部により、2つのサービスがサイマルサービスではないと判定された場合には、前記メディアデコーダ部に対して前記弱階層のサービスのみを再生出力する制御を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載のデジタル放送受信装置。
  4. デジタル放送を受信し、TSを出力するためのチューナ部を複数備え、
    前記記憶部は、前記複数のチューナ部により受信されたデジタル放送が同一の番組であり、かつ、時間差を持って放送されている番組の場合には、一のチューナ部により出力されたTSを記憶し、当該TSの欠落部分を他のチューナ部により出力されたTSにより補完して記憶することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載のデジタル放送受信装置。
  5. 強階層と、それよりも所要CN比が大きい階層である弱階層との少なくとも2階層のサービスを含むTS(トランスポートストリーム)を記憶する記憶部を有するコンピュータにおいて、
    前記TSを読み出して、階層毎のサービスを分離して再生出力するメディアデコーダ機能と、
    前記メディアデコーダ機能が、前記TSから分離して再生出力するサービスを切替制御する再生制御機能と、
    を実現させるプログラムであって、
    前記再生制御機能は、前記メディアデコーダ機能において、前記弱階層のサービスが所定の継続時間以上記憶されている場合には弱階層のサービスを、それ以外の場合には強階層のサービスを再生出力するように機能させることを特徴とするプログラム。
JP2009245591A 2009-10-26 2009-10-26 デジタル放送受信装置及びプログラム Expired - Fee Related JP5244764B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009245591A JP5244764B2 (ja) 2009-10-26 2009-10-26 デジタル放送受信装置及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009245591A JP5244764B2 (ja) 2009-10-26 2009-10-26 デジタル放送受信装置及びプログラム

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013080381A Division JP5571220B2 (ja) 2013-04-08 2013-04-08 デジタル放送受信装置、デジタル放送受信装置における出力方法及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011091752A JP2011091752A (ja) 2011-05-06
JP5244764B2 true JP5244764B2 (ja) 2013-07-24

Family

ID=44109556

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009245591A Expired - Fee Related JP5244764B2 (ja) 2009-10-26 2009-10-26 デジタル放送受信装置及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5244764B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013074534A (ja) * 2011-09-28 2013-04-22 Sharp Corp 記録装置、配信装置、記録方法、プログラム、及び記録媒体
WO2017122327A1 (ja) * 2016-01-14 2017-07-20 三菱電機株式会社 デジタル放送受信装置、デジタル放送受信方法及びデジタル放送受信プログラム

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005347915A (ja) * 2004-06-01 2005-12-15 Hitachi Ltd デジタル放送受信装置及び方法
JP2007005960A (ja) * 2005-06-22 2007-01-11 Hitachi Ltd デジタル放送受信装置およびデジタル放送再生方法
JP2008252590A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Toshiba Corp 記録装置及び記録方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011091752A (ja) 2011-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4423263B2 (ja) 携帯端末向け伝送方法及び装置
JP3491431B2 (ja) テレビジョン信号受信装置
US7526183B2 (en) Receiving terminal device and control method therefor
WO2005043784A1 (ja) 複数サービスが多重化された放送波の受信装置および受信方法
JP2005311550A (ja) デジタル放送受信装置及び方法
JP4357449B2 (ja) 録画再生装置の制御方法
US8131127B2 (en) Broadcast receiving apparatus and broadcast receiving method
JP5244764B2 (ja) デジタル放送受信装置及びプログラム
US20080317434A1 (en) Information recording/reproducing apparatus
US20100086284A1 (en) Personal recording apparatus and control method thereof
JP3548113B2 (ja) 受信装置及び画像再生方法
US20030081936A1 (en) Device and method for automatic disposal of radio disturbed section in PVR
KR20070079370A (ko) 이동 방송 수신기 및 이동 방송 수신 데이터 처리방법
JP5571220B2 (ja) デジタル放送受信装置、デジタル放送受信装置における出力方法及びプログラム
US7400566B2 (en) Method of sequentially recording programs using calculated reception ending times
JPH11355686A (ja) ディジタル放送受信端末装置
JP2001309255A (ja) デジタルテレビ放送受信機
US20080145019A1 (en) Video recording and reproducing apparatus and method of reproducing video in the same
JP5016335B2 (ja) 再生装置、および、再生方法
KR101229896B1 (ko) 다중 주파수 채널을 사용하는 디지털 방송수신기의서비스채널 변경 장치 및 방법
KR101304888B1 (ko) 다중 주파수 채널을 사용하는 디지털 방송수신기의서비스채널 변경 장치 및 방법
JP4781690B2 (ja) 移動型放送受信装置、移動型放送受信装置の放送受信方法
US20090064263A1 (en) Broadcast-receiving apparatus and method of outputting data by a broadcast-receiving apparatus
KR100871239B1 (ko) 디지털 멀티미디어 방송의 영상 재생 방법
US20090123132A1 (en) Apparatus and method for recording broadcasting data

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120223

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130312

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130408

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160412

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5244764

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees