JP4985301B2 - 操作子装置 - Google Patents

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本発明は、機器を操作するための操作子を複数個備えた操作子装置において、操作子の全体数量を削減するために、複数個の操作子のうちで一つの操作子を押すたびに複数の制御機能の切り換えを巡回可能に指示する多機能操作子を少なくとも2個以上有し、操作子の数量を削減した場合でも、各多機能操作子の使用勝手が良い操作子装置に関するものである。
一般的に、機器を操作するための操作子(ボタンなど)を複数個備えた操作子装置は、各種の電子機器とか、各種の電子機器をそれぞれ遠隔制御するリモコン装置とか、携帯端末などに多用されている。
この種の操作子装置において、機器を操作するための複数個の操作子(以下、ボタンと呼称する)それぞれは、通常、一つの制御機能の実行を指示するように割り当てられており、例えば、従来例1の操作子装置として、電機機器メーカ各社で製造された各テレビジョン受像機(TV)に対して共通に使用できるリモコン装置が図5に示した構造形態で既に市販されている。
図5は従来例1の操作子装置をTV用のリモコン装置に適用した場合を示した上面図である。
図5に示した如く、従来例1の操作子装置を適用したTV用のリモコン装置100では、リモコンケース101の操作パネル面101上に、「放送切換」ボタン111と、「入力切換」ボタン112と、「電源」ボタン113と、「CS」ボタン114と、「BS」ボタン115と、「地上デジタル」ボタン116と、「地上アナログ」ボタン117と、「1」〜「12」の数字ボタン118〜129とが押圧操作可能に取り付けられている。
そして、これら複数個のボタン111〜129は、それぞれ一つの制御機能の実行を指示するように割り当てられている。
更に、複数個のボタン111〜129以外に、「VOL」アップ・ダウン用操作ボタン130,131や、「CH」アップ・ダウン用操作ボタン132,133なども設けられている。
一方、従来例2の操作子装置として、ボタンの数量を削減するために複数個の短縮釦(多機能ボタンに相当)を備えたリモコン送信器がある(例えば、特許文献1参照)。
図6は従来例2の操作子装置をリモコン送信器に適用した場合を示した上面図である。
図6に示した従来例2の操作子装置を適用したリモコン送信器200は、上記した特許文献1(特開昭63−300695号公報)に開示されているものであり、ここでは特許文献1を参照して簡略に説明する。
図6に示した如く、従来例2の操作子装置を適用したリモコン送信器200では、リモコンケース201の操作パネル面201a上に、3個の短縮釦211〜213と、ヘルプ釦214と、TVモード釦215と、VTRモード釦216と、電源釦217と、「1」〜「12」の数字釦218〜229とが押圧操作可能に取り付けられている。
この際、複数個の釦211〜229のうちで、3個の短縮釦(多機能ボタンに相当)211〜213は、一つの短縮釦を押すたびに複数の制御機能の切り換えを巡回可能に指示すものであるから、釦の数量を削減できる。
そして、この公報中には、具体例として、上記した一つの短縮釦211を押下すれば、「TVオン」→「ビデオ」→「VTRオン」→「VTR再生」→「TVオン」→「ビデオ」…の順に釦押圧操作に対応して各コードデータが順次送信されるようになっているので、釦の数量を削減した上で短縮釦211〜213の操作性を向上させることができる旨が示されている。
更に、従来例3の操作子装置として、ここでの図示を省略するものの、携帯電話ケースの側面に一つの多機能ボタンが取り付けられており、この一つの多機能ボタンを押すたびに、撮影モード、通話モード、及びテレビ番組視聴モードの3つのモードを切り換えることができる携帯電話機がある(例えば、特許文献2参照)。
特開昭63−300695号公報 特開2006−14074号公報
ところで、図5に示した従来例1の操作子装置を適用したTV用のリモコン装置100では、前述したように、複数個のボタン111〜129がそれぞれ一つの制御機能の実行を指示するように割り当てられているので、各ボタン111〜129の使用目的が明確化されるために、各ボタン111〜129の操作性が良好であるものの、この従来例1においてはボタンの数量を削減する対策は施されていない。
そこで、図6に示した従来例2の操作子装置を適用したリモコン送信器200に開示された複数個の短縮釦(多機能ボタンに相当)211〜213の技術的思想、又は、従来例3の操作子装置を適用した携帯電話機に開示された多機能ボタンの技術的思想を、上記したリモコン装置100に用いた場合に、例えば、「CS」ボタン114と「BS」ボタン115とを一緒にした不図示の「BS/CS」多機能ボタンと、「地上デジタル」ボタン116と「地上アナログ」ボタン117とを一緒にした不図示の「地上デジタル/地上アナログ」多機能ボタンとをそれぞれ操作機能に基づいて関連付けて設けることで、ボタンの数量を4個から2個に削減することができる。
この場合に、「BS/CS」多機能ボタンを押すたびに「BS」→「CS」→「BS」→「CS」→…の順にボタン押圧操作に対応して各コードデータが順次送信され、また、「地上デジタル/地上アナログ」多機能ボタンを押すたびに「地上デジタル」→「地上アナログ」→「地上デジタル」→「地上アナログ」→…の順にボタン押圧操作に対応して各コードデータが順次送信されるようになる。
しかしながら、上記したTV用のリモコン装置100に対してリモコンケース101の操作パネル面101a上に、不図示の「BS/CS」多機能ボタンと、不図示の「地上デジタル/地上アナログ」多機能ボタンとを取り付けた場合に、下記するように「BS/CS」多機能ボタン及び「地上デジタル/地上アナログ」多機能ボタンの使用勝手が低下する場合が生じてしまう。
即ち、例えば、ユーザがCS放送と地上デジタル放送とを常に見ていて、BS放送と地上アナログ放送を見ない場合に、CS放送を見るために「BS/CS」多機能ボタンを2回押し、この後、地上デジタル放送を見るために「地上デジタル/地上アナログ」多機能ボタンを1回押した場合に、再度、CS放送を見るためには、「BS/CS」多機能ボタンを2回押さなければならない。
上記したように、「BS/CS」多機能ボタン又は「地上デジタル/地上アナログ」多機能ボタン中で2回押圧操作を必要とする「CS」又は「地上アナログ」を常に操作するユーザに取っては、「CS/BS」多機能ボタン又は「地上デジタル/地上アナログ」多機能ボタンを再度使用する場合に必ず2回押圧操作をしなければならないので、「BS/CS」多機能ボタン及び「地上デジタル/地上アナログ」多機能ボタンの使用勝手が悪くなってしまう。
そこで、機器を操作するための操作子を複数個備えた操作子装置において、操作子の全体数量を削減するために、複数個の操作子のうちで一つの操作子を押すたびに複数の制御機能の切り換えを巡回可能に指示する多機能操作子を少なくとも2個以上有し、操作子の数量を削減した場合でも、各多機能操作子の使用勝手が良い操作子装置が望まれている。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、第1の発明は、複数の操作子と、メモリを有する判断部とを備え、前記判断部が前記各操作子対する操作に応じての機器に対して御機能の切り換えを指示する制御機能信号を出力する操作子装置であって、
前記判断部は、前記操作子を少なくとも一の制御機能と対応付け、操作された操作子を特定し、特定した前記操作子に対応付けした前記制御機能の切り換えを指示する制御機能信号を出力し、
第1の操作子及び第2の操作子それぞれに、複数の制御機能を対応付け、同一の操作子が連続して操作された場合に出力される制御機能信号に対応する情報を、前記第1の操作子、前記第2の操作子のそれぞれ毎に前記メモリに記憶させ、
前記第1の操作子連続して操作された場合、記第1の操作子対応付けした複数の制御機能を順次切り換えるように各制御機能に対応した各制御機能信号を出力し、
前記第1の操作子一の操作をされた後に、前記第2の操作子操作され、その後、前記第1の操作子一度だけ二の操作をされた場合、前記第1の操作子の前記一の操作で記憶した前記情報により特定される前記制御機能信号を出力することを特徴とする操作子装置である。
また、第2の発明は、上記した第1の発明の操作子装置において、
前記判断部は、操作子に少なくとも一の制御機能を対応付けし、
前記第1の操作子の前記一の操作と前記二の操作との間に前記第3の操作子操作された場合前記第1の操作子の前記一の操作で記憶した前記情報により特定される前記制御機能信号を出力することを特徴とする操作子装置である。
また、第3の発明は、上記した第1の発明の操作子装置において、
前記判断部は第3操作子に少なくとも一の制御機能を対応付けし、
前記第1の操作子の操作と、前記第2の操作子の操作との間に前記第3の操作子操作された場合、前記メモリに記憶させた前記第2の操作子情報により特定される前記制御機能信号を出力することを特徴とする操作子装置である。
また、第4の発明は、上記した第1〜第3のいずれかの発明の操作子装置において、
前記複数の操作子は、ボタン方式又はタッチパネル方式であることを特徴とする操作子装置である。
更に、第5の発明は、上記した第1〜第4のいずれかの発明の操作子装置において、
前記制御機能信号を光信号に変換して外部に放出する送信部を備えたことを特徴とする操作子装置である。
第1の発明の操作子装置によると、とくに、複数の操作子と、メモリを有する判断部とを備えた際、複数の操作子のうち少なくとも第1及び第2の操作子それぞれに、複数の制御機能を対応付けすると共に、複数の制御機能を対応付けされた第1及び第2の操作子は、所定の条件に基づいて予め一つのグループとしてグループ化されており、更に、第1及び第2の操作子が操作された場合に、最後に押された各制御機能信号に対応した各情報をメモリに記憶し、第1の操作子(又は第2の操作子)が連続して操作された場合、判断部は、第1の操作子(又は第2の操作子)に対応付けした複数の制御機能を順次切り換えるように各制御機能に対応した各制御機能信号を出力し、第1の操作子(又は第2の操作子)が一の操作をされた後に、第2の操作子(又は第1の操作子)が操作され、その後、第1の操作子(又は第2の操作子)が一度だけ二の操作をされた場合、判断部は、一の操作で記憶した情報により特定される制御機能信号を出力しているので、第1の操作子(又は第2の操作子)で一度だけ二の操作したときに一度だけの押圧操作のみでRAM内に一の操作で記憶された第1の操作子(又は第2の操作子)の情報により特定される制御機能信号が足踏みした状態で送信されるので、再度押圧操作される際の制御機能を常に使用するものとすれば、ユーザの第1及び第2の操作子への押圧操作が簡単となると共に、機器に対して常に使用する制御機能を迅速に切り換えることができるので、複数の制御機能の切り換えを指示するグループ化された少なくとも第1及び第2の操作子への使用勝手が良好となると共に、グループ化された少なくとも第1及び第2の操作子を有することで、複数個の操作子の数量を削減することができる。
また、第2の発明の操作子装置によると、とくに、判断部は、複数の操作子のうち少なくとも一つのグループ化されていない第3操作子に単一又は複数の制御機能を対応付けし、第1の操作子(又は第2の操作子)への一の操作と二の操作との間に第3の操作子への操作が行われても、一度だけの二の操作により、一の操作で記憶した情報により特定される制御機能信号を出力しているので、操作子装置の使用勝手が良好となる。
また、第3の発明の操作子装置によると、とくに、判断部は、複数の操作子のうち少なくとも一つのグループ化されていない第3操作子に単一又は複数の制御機能を対応付けし、第1の操作子(又は第2の操作子)と、第2の操作子(又は第1の操作子)との間に第3の操作子への操作が行われた場合、一度だけの第2の操作子(又は第1の操作子)の操作により、以前に記憶した第2の操作子(又は第1の操作子)の情報により特定される制御機能信号を出力しているので、第1の発明と同様に、複数の制御機能の切り換えを指示するグループ化された少なくとも第1及び第2の操作子への使用勝手が良好となると共に、グループ化された少なくとも第1及び第2の操作子を有することで、複数個の操作子の数量を削減することができる。
また、第4の発明の操作子装置によると、とくに、複数の操作子は、ボタン方式又はタッチパネル方式であるので、いかなる操作子装置にも適応可能である。
更に、第5の発明の操作子装置によると、とくに、制御機能信号を光信号に変換して外部に放出する送信部を備えたため、少なくとも第1及び第2の操作子を有効に利用して、機器を遠隔制御できる。
以下に本発明に係る操作子装置の一実施例について、図1〜図4を参照して詳細に説明する。
本発明に係る操作子装置は、機器を操作するための操作子(ボタンなど)を複数個備え、且つ、複数個の操作子のうちで一つの操作子を押すたびに複数の制御機能の切り換えを巡回可能に指示する多機能操作子を少なくとも2個以上有し、且つ、後述するように少なく2個以上の多機能操作子は所定の関連条件に基づいて予め一つのグループとしてグループ化された多機能グループ操作子として構成されていることを特徴とするものである。
そして、本発明に係る操作子装置は、各種の電子機器とか、各種の電子機器をそれぞれ遠隔制御するリモコン装置とか、携帯端末などに適用可能となっているが、以下の実施例において、本発明に係る操作子装置を例えばテレビジョン受像機(TV)用のリモコン装置に適用した場合について説明する。
図1は本発明に係る操作子装置を説明するための全体構成図、
図2は本発明に係る操作子装置を適用したTV用のリモコン装置を拡大して示した上面図である。
図1に示した如く、本発明に係る操作子装置を適用したTV用のリモコン装置10は、先に図5を用いて説明した従来例のリモコン装置100と同様に、電機機器メーカ各社で製造された各テレビジョン受像器(TV)に対して共通に使用可能に構成されている。
上記したTV用のリモコン装置10では、リモコンケース11が樹脂材を用いて上下に2分割されており、上下を蓋合わせして箱状に形成されている。
また、リモコンケース11の内部には、このリモコン装置10の操作子押圧操作を全体的に判断するためにマイコンなどを用いた判断部12が設けられており、且つ、この判断部12はリモコン装置10に設けた複数の操作子21〜37を外部からそれぞれ押圧操作してオン/オフした時に、各操作子21〜37の外部からに対する操作に応じて、操作された各操作子21〜37を特定して各操作子21〜37に対応した制御機能の切り換えを指示する各制御機能信号を出力する機能を備えている。
更に、上記した判断部12には、リモコン装置10の動作プログラムを予め格納したROM(Read Only Memory)12aと、後述するように複数個の多機能グループ操作子(多機能グループボタン)の押圧操作に伴って変化する複数の制御機能の切り換えを巡回可能に指示する各制御機能信号(コードデータ又は変数)などをそれぞれ一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)12bとが内蔵されている。
また、リモコンケース11の底面側には、不図示の電池ケースが取り付けられ、且つ、この電池ケース内に電池13が着脱自在に装着されており、この電池13を挿入して電池13から判断部12に駆動電流が供給されて判断部12が作動したときに、上記した判断部12内に設けたRAM12b内が初期化されると共に、後述するリモコン送信部14にも駆動電流が供給されるようになっている。
また、リモコンケース11の上面側となる操作パネル面11a(図2)上には、ボタン方式又はタッチパネル方式による複数個の操作子21〜37が押圧操作可能に取り付けられており、この実施例では複数個の操作子21〜37として、操作パネル面11aよりも突出したボタンを複数個備えたボタン方式を採用しているが、平坦なタッチパネル面上に複数の押圧部を備えたタッチパネル方式でも良い。
そして、複数個の操作子(以下、ボタンと呼称する)21〜37は、リモコンケース11内に収納した不図示のプリント配線基板上でマトリックス状に結線された状態で判断部12の入力側にそれぞれ接続されている。
また、リモコンケース11内には、判断部12の出力側にリモコン送信部14が接続されており、このリモコン送信部14は各ボタン21〜37の押圧操作に伴って各ボタン21〜37に対応する制御機能の切り換えを指示する各制御機能信号を判断部12から受け取り、後述するテレビジョン受像機(TV)50に送信する機能を備えており、且つ、リモコン送信部14内に設けた不図示の発光素子により判断部12から各ボタンの制御機能の切り換えを指示する各制御機能信がそれぞれ光信号に変換されてテレビジョン受像機(TV)50側に向けて送信されるようになっている。
次に、上記した本発明に係るリモコン装置10により遠隔制御されるテレビジョン受像機(TV)50は、全体を制御するシステムコントローラ51と、地アナアンテナ52で受信した地上アナログ放送を地アナチューナ53を介して復調する第1の復調部54と、地デジアンテナ55で受信した地上デジタル放送を地デジチューナ56を介して第2の復調部57で復調した後に復号する第1の復号部58と、BS/CSアンテナ59で受信したデジタルのBS放送をBSチューナ60を介して第3の復調部61で復調した後に復号する第2の復号部62と、上記したBS/CSアンテナ59で受信したデジタルのCS放送をCSチューナ63を介して第4の復調部64で復調した後に復号する第3の復号部65とで信号形態が4系統に分離されており、第1の復調部54,第1〜3の復号部58,62,65からの各放送信号は後述の図2に示したリモコン装置10に設けた「BS/CS」多機能グループボタン24又は「地上デジ/アナ」多機能グループボタン25の各ボタン押圧操作により信号切換部66で所望の放送信号に選択的に切り換えられて、所望の放送の映像信号が表示処理部67で処理された後にモニタ68上に表示されている。
この際、テレビジョン受像機(TV)50内に設けた各構成部53〜67は、システムコントローラ51から点線で示した各制御信号によって制御されている。
また、リモコン装置10のリモコン送信部14から各ボタンの押圧操作に応じて光無線で出力されて、各ボタンの制御機能の切り換えを指示する各制御機能信号(各コードデータ)を不図示の光受信器で受信し、且つ、ここで光電変換された各コードデータをシステムコントローラ51に供給するリモコン受信部69とが設けられている。
この際、リモコン受信部69で受信した各ボタンの制御機能を指示する各制御機能信号(各コードデータ)をシステムコントローラ51に入力したときに、システムコントローラ51は各ボタンの押圧操作に応じた各機能動作を行うための各ボタン信号を生成して、各ボタン信号により各ボタンの押圧操作に応じた各機能動作を行う構成部材を制御している。
尚、この実施例では、テレビジョン受像機(TV)50内に設けたシステムコントローラ51でリモコン装置10に設けた複数のボタン21〜37の押圧操作に応じた各機能動作を行う構成部材を制御しているが、この機能をリモコン装置10内に設けた判断部12又は判断部12とリモコン送信部14との間に追加したリモコン制御部(図示せず)に持たせても良く、この場合には判断部12又はリモコン制御部(図示せず)から複数のボタン21〜37の押圧操作に応じて各機能動作を行う各制御信号をテレビジョン受像機(TV)50側に送信することも可能である。
尚また、テレビジョン受像機(TV)50内には、電源と、音声処理部、スピーカなどが設けられているが、ここでの図示を省略する。
次に、図2に、本発明に係る操作子装置を適用したTV用のリモコン装置10を拡大して示し、このリモコン装置10のリモコンケース11の操作パネル面11a上に取り付けた複数個のボタン21〜37について具体的に説明する。
上記した複数個のボタン21〜37のうちで、「入力切換」多機能ボタン21は、このボタンを繰り返し押すことで、「テレビ放送」→「BS放送」→「ビデオ1」→「ビデオ2」→「ビデオ3」→「テレビ放送」→「BS放送」…の順に、4種類の制御機能の切り換えを巡回可能に指示するものである。
また、「電源」ボタン22は、TV50内に設けられて各構成部を駆動するための電源(図示せず)をオン/オフするものである。また、「放送切換」ボタン23は、電気機器各メーカで製造されたTV50の機種の一部に対応して設けられており、このボタンを繰り返し押すことで見たい放送に切り換えるためのものである。
また、「BS/CS」多機能グループボタン24は、通常時に、このボタンを繰り返し押すことで、TV50に対して「BS放送」→「CS放送1」→「CS放送2」→「BS放送」→「CS放送1」→…の順に、3種類の制御機能の切り換えを巡回可能に指示するものである。
また、「地上デジ/アナ」多機能グループボタン25は、通常時に、このボタンを繰り返し押すことで、TV50に対して「地上デジタル放送」→「地上アナログ放送」→「地上デジタル放送」→「地上アナログ放送」→…の順に、2種類の制御機能の切り換えを巡回可能に指示するものである。
この際、上記した「BS/CS」多機能グループボタン24と、「地上デジ/アナ」多機能グループボタン25は、共に本発明の要部を構成しており、且つ、所定の関連条件としてユーザが見たい種類の放送を容易に選択できるように関連付けてグループ化された多機能ボタンであり、グループ化された「BS/CS」多機能グループボタン24と、グループ化された「地上デジ/アナ」多機能グループボタン25とを交互に押圧操作した場合に上記した通常時における複数の制御機能の切り換えとは異なる切り換え指示を与えるものであるが、これについては後で詳述する。
また、「1」〜「12」の数字ボタン26〜37は、それぞれ一つの制御機能の実行を指示するように割り当てられており、これら複数個の数字ボタン26〜37によって、電機機器メーカ各社のTV50に対してメーカ設定を行ったり、あるいは、放送局のチャンネル指定を行うものである。
更に、複数個のボタン21〜37以外に、「音量」大・小用操作ボタン38,39や、「チャンネル」+・−用操作ボタン40,41なども設けられている。
次に、本発明の要部を構成するグループ化された「BS/CS」多機能グループボタン24を多機能グループボタンAとして一般化し、且つ、グループ化され「地上デジ/アナ」多機能グループボタン25を多機能グループボタンBとして一般化すると共に、グループ化されていない複数個の数字ボタン26〜37(又はグループ化されない例えば「入力切換」多機能ボタン21)をグループ化されていないボタンCとして一般化して、図3に図示した時に、グループ化された多機能グループボタンA,B及びグループ化されていないボタンCについて、図3を用いて説明する。
図3はグループ化された多機能グループボタンA,Bと、グループ化されていないボタンCのボタンとを一般化して拡大して示した図である。
図3に拡大して示した如く、上記した「BS/CS」多機能グループボタン24に相当して第1の操作子である多機能グループボタンAと、上記した「地上デジ/アナ」多機能グループボタン25に相当して第2の操作子である多機能グループボタンBは、共に所定の関連条件に基づいて予め一つのグループとしてグループ化された多機能ボタンであることを、このリモコン装置10(図1)の設計時に、リモコン装置10の判断部12内に設けたROM12aが予め把握できるよう設定されているので、両多機能グループボタンA,Bのいずれかが押圧操作された場合にROM12a内に予め格納された動作プログラムに従って動作すると共に、下記するように多機能グループボタンA,Bの各押圧操作に伴って最後に押された各変数(各コードデータ)をリモコン装置10の判断部12内に設けたRAM12b内に一時的に記憶させている。
また、「BS/CS」多機能グループボタン24に相当してグループ化された多機能グループボタン(第1の操作子)Aは、通常時に、このボタンを押すたびに、複数の制御機能の切り換えを示す各変数(各コードデータ)が「A1(1番目)」→「A2(2番目)」→「A3(3番目)」→「A1」→「A2」→「A3」→…と3段階で順次切り換わって、3種類の制御機能の切り換えを巡回可能に指示するものである。
尚、この多機能グループボタンAを、例えば、前記したリモコン装置10に適用した場合には、上記した3段階の切り換え操作と同様に3段階で「BS放送」→「CS放送1」→「CS放送2」→「BS放送」→「CS放送1」→…の順に切り換え制御の実行を巡回可能に指示している。
また、上記した「地上デジ/アナ」多機能グループボタン25に相当してグループ化された多機能グループボタン(第2の操作子)Bは、通常時に、このボタンを押すたびに、複数の制御機能の切り換えを示す各変数(各コードデータ)が「B1(1番目)」→「B2(2番目)」→「B3(3番目)」→「B4(1番目)」→「B1」→「B2」→「B3」→「B4」→…と4段階で順次切り換わって、4種類の制御機能の切り換えを巡回可能に指示するものである。
尚、この多機能グループボタンBを、例えば、前記したリモコン装置10に適用した場合には、上記した4段階の切り換え操作とは異なって2段階で「地上デジタル放送」→「地上アナログ放送」→「地上デジタル放送」→「地上アナログ放送」→…の順に切り換え制御の実行を巡回可能に指示している。
更に、グループ化されていない第3の操作子であるボタンCは、例えば、一つの制御機能しか割り当てられていない複数個の数字ボタン26〜37とか、あるいは、上記した多機能グループボタンA,Bとは異なる例えば「入力切換」多機能ボタン21などであり、これらグループ化されていないボタン(第3の操作子)Cの押圧操作はリモコン装置10(図1)の判断部12内に設けたROM12aのみに従っており、ボタンCに対応する送信信号はリモコン装置10(図1)の判断部12内に設けたRAM12a内に記憶されることはない。
次に、グループ化された多機能グループボタンAと、グループ化された多機能グループボタンBと、グループ化されないボタンCの各押圧操作について、先に説明した図1〜図3及び新たな図4を併用して説明する。
図4はグループ化された多機能グループボタンAと、グループ化された多機能グループボタンBと、グループ化されないボタンCの各押圧操作を示したフロー図である。
尚、図4中において、グループ化された多機能グループボタンAをAボタンと呼称し、また、グループ化された多機能グループボタンBをBボタンと呼称し、更に、グループ化されないボタンCをCボタン又はその他ボタンCと呼称して以下説明する。
但し、上記したCボタンは複数の数字ボタン又はグループ化されていない多機能ボタンとする。
更に、図4中において、「足踏み」という用語を使用しているが、この「足踏み」とは、複数の制御機能の切り換えを指示し、且つ、互いに関連付けてグループ化されたAボタンとBボタンとを交互に押圧操作した際に、いずれか一方のボタンA(又はボタンB)を最後に押圧操作したときの送信信号をRAM12b内に一時的に記憶させ、この後、他方のボタンB(又はボタンA)を押圧操作し、更にその後に、一方のボタンA(又はボタンB)を一度だけ再操作することにより、RAM12b内に以前に記憶させた一方のボタンA(又はボタンB)の送信信号を再度送信することであり、再度送信される一方のボタンA(又はボタンB)の送信信号はRAM12b内で更新されることなく、あたかも送信信号が足踏みした状態となることである。
図4に示した各ボタンの押圧操作のフローを説明する前に、Aボタン及びBボタンに対する条件設定について述べる。
まず、図4に示した如く、Aボタン及びBボタンによるグループボタンの定義と初期値について説明すると、Aボタンは、前述したように1番目〜3番目の押圧操作により変化する3種類の変数(A1/A2/A3)に対応した各制御機能信号(コードデータ)を順番に送信し、且つ、送信信号の初期値として「1番目」の制御機能信号(コードデータ)を指し示す変数をリモコン装置10の判断部12内に設けたRAM12b内に記憶させた後、Aボタンの押圧操作に伴って最後に押された制御機能の切り換えを指示する変数(A1/A2/A3)でRAM12b内に記憶した初期値を更新させている。
一方、Bボタンは、前述したように1番目〜4番目の押圧操作により変化する4種類の変数(B1/B2/B3/B4)に対応した各制御機能信号(コードデータ)を順番に送信し、且つ、送信信号の初期値として「1番目」の制御機能信号(コードデータ)を指し示す変数をリモコン装置10の判断部12内に設けたRAM12b内に記憶させた後、Bボタンの押圧操作に伴って最後に押された制御機能の切り換えを指示する変数(B1/B2/B3/B4)でRAM12b内に記憶した初期値を更新させている。
また、上記したRAM12b内に記憶される情報は、グループボタンで1つ前に押されたボタンの情報としてAボタンであるか、それともBボタンであるかを一時的に記憶している。
この際、RAM12b内は、1つ前に押されたボタンの情報を記憶する領域と、Aボタンの変数を記憶する領域と、Bボタンの変数を記憶する領域とをそれぞれ別々に有している。
ここで、上記したグループボタンの条件設定を満たした上で、グループ化されたAボタンと、グループ化されたBボタンと、グループ化されていないCボタンとをそれぞれ押圧操作したときに、リモコン装置10内に設けた判断部12により各ボタンの押圧操作を判断するフローを説明すると、図4に示した如く、ステップS11でボタンが押された後の次のステップS12中では、Cボタンの動作フロー(ステップS13,ステップS14)と、Aボタンの動作フロー(ステップS15〜ステップS19)と、Bボタンの動作フロー(ステップS20〜ステップS24)とに3分岐させており、各動作フローの最終ステップでボタン押圧操作がそれぞれ待機状態に至った際に、ボタンが再度押された場合には最初のステップS11に必ず戻るように設定されている。
即ち、ステップS11でボタンが押されると、ステップS12で押されたボタンはAボタンであるか、Bボタンであるか、それともCボタンであるかを問う。
そして、ステップS12で押されたボタンがCボタンであれば、ステップS13で押されたボタン個別の制御機能に対応する送信信号を送信し、この後、ステップS14で待機状態に至る。そして、このステップS14でボタン操作を待機している最中にボタンが再度押されたらステップS11の「ボタン押された」にジャンプする。
また、ステップS12で押されたボタンがAボタンであれば、ステップS15でRAM12bに記憶されている1つ前に押されたグループボタンがAボタンであるか、Bボタンであるかを問う。
そして、ステップS15で1つ前に押されたグループボタンがAボタンである場合には、ステップS16でAボタンの送信信号を次の信号へ変更し、この信号をRAM12b内に記憶させる。この際、ステップS16において、現在RAM12b内の記憶データがAボタンの3番目のデータであれば、Aボタンが3段階で切り換わるために巡回させて1番目の信号へ変更し、1番目の信号をRAM12b内に記憶させる。
更に、ステップS16では、グループ内の同一のボタン、即ち、Aボタンが連続して押されたため送信信号は次に進む(1つ前のAボタンと今回のAボタンとの途中でその他ボタンCが押されてもステップS13及びステップ14を実行するのでRAM12b内の変数情報は不変)。これを言い換えると、このステップS15では、Aボタンが連続して押されたために、RAM12bに記憶された1つ前に押されたAボタンの送信信号は出力されないので、Aボタンの送信信号が足踏みしない状態である。
この後、後述するステップS17に移行する。
一方、ステップS15で1つ前に押されたグループボタンがBボタン、又は、まだ押されていない初期状態の場合には、ステップS16及びステップ17に移行する。この際、ステップS15において、1つ前にグループ内の別のBボタンが押された場合にはAボタンの送信信号を次に進めず(1つ前のBボタンと今回のAボタンとの途中でその他ボタンCが押されてもステップS13及びステップ14を実行するのでRAM12b内の変数情報は不変)、Aボタンの初期値を含めてRAM12b内に以前に記憶されているAボタンの順番の信号をもう一度送信する。
即ち、一つ前にBボタンが押された後に、Aボタンを押した場合には、RAM12b内に以前に記憶されているAボタンの順番の信号を再度送信することになるので、Aボタンの送信信号が足踏みした状態となる。
次に、ステップ17では、ステップ16でRAM12b内を信号が足踏みすることなく次に進んで記憶されているAボタンの順番に相当する信号、又は、ステップ15で1つ前のBボタンの押圧操作、又は、まだ押されていない初期状態のときに、RAM12b内に以前に記憶されていて足踏みしたAボタンの順番に相当する信号を送信する。
次に、ステップS18で押されたグループボタンとして「Aボタン」をRAM12b内に記憶させる。
この後、ステップS19で待機状態に至る。そして、このステップS19でボタン操作を待機している最中にボタンが再度押されたらステップS11の「ボタン押された」にジャンプする。
ここで再び、ステップS12に戻り、ステップS12で押されたボタンがBボタンであれば、ステップS20〜ステップS24に従ってBボタンの動作フローを行うものであるが、このステップS20〜ステップS24は、図示から明らかなように、先に説明したステップS15〜ステップS19に従うAボタンの動作フロー中で、Aボタンに関する記載をBボタン、且つ、Bボタンに関する記載をAボタンに置き換えると共に、Bボタンの切り換えを4段階とすれば良いものである。
即ち、ステップS12で押されたボタンがBボタンであれば、ステップS20でRAM12bに記憶されている1つ前に押されたグループボタンがBボタンであるか、Aボタンであるかを問う。
そして、ステップS20で1つ前に押されたグループボタンがBボタンである場合には、ステップS21でBボタンの送信信号を次の信号へ変更し、この信号をRAM12b内に記憶させる。この際、ステップS21において、現在RAM12b内の記憶データがBボタンの4番目のデータであれば、Bボタンが4段階で切り換わるために巡回させて1番目の信号へ変更し、1番目の信号をRAM12b内に記憶させる。
更に、ステップS21では、グループ内の同一のボタン、即ち、Bボタンが連続して押されたため送信信号は次に進む(1つ前のBボタンと今回のBボタンとの途中でその他ボタンCが押されてもステップS13及びステップ14を実行するのでRAM12b内の変数情報は不変)。これを言い換えると、このステップS21では、Bボタンが連続して押されたために、RAM12bに記憶された1つ前に押されたBボタンの送信信号は出力されないので、Bボタンの送信信号が足踏みしない状態である。
この後、後述するステップS22に移行する。
一方、ステップS20で1つ前に押されたグループボタンがAボタン、又は、まだ押されていない初期状態の場合には、ステップ22に移行する。この際、ステップS20において、1つ前にグループ内の別のAボタンが押された場合にはBボタンの送信信号を次に進めず(1つ前のAボタンと今回のBボタンとの途中でその他ボタンCが押されてもステップS13及びステップ14を実行するのでRAM12b内の変数情報は不変)、Bボタンの初期値を含めてRAM12b内に以前に記憶されているBボタンの順番の信号をもう一度送信する。
即ち、一つ前にAボタンが押された後に、Bボタンを押した場合には、RAM12b内に以前に記憶されているBボタンの順番の信号を再度送信することになるので、Bボタンの送信信号が足踏みした状態となる。
次に、ステップ22では、ステップ21でRAM12b内を信号が足踏みすることなく次に進んで記憶されているBボタンの順番に相当する信号、又は、ステップ20で1つ前のAボタンの押圧操作、又は、まだ押されていない初期状態のときに、RAM12b内に以前に記憶されていて足踏みしたBボタンの順番に相当する信号を送信する。
次に、ステップS23で押されたグループボタンとして「Bボタン」をRAM12b内に記憶させる。
この後、ステップS24で待機状態に至る。そして、このステップS24でボタン操作を待機している最中にボタンが再度押されたらステップS11の「ボタン押された」にジャンプする。
次に、図4に示した動作フローに従って各ボタンの押圧操作を行ったときに、いくつかの具体例について動作フローを参照しながら説明する。
まず、(1)グループ化されたAボタン、又は、グループ化されたBボタンを連続して押圧操作する場合、
この(1)項の場合には、先に説明した通常時の動作であり、3種類の制御機能の切り換えを指示するAボタンの場合にはAボタンの動作フローに従い、Aボタンの1番目の押圧操作ではステップS15でまだ押されていない初期状態となるのでステップ17でRAM12bに記憶されているAボタンの初期値「A1」に対応する信号が送信され、次にAボタンの2番目の押圧操作ではステップS15で1つ前にAボタンが押されているので、ステップS16で次に進んで「A2」となり、以下、Aボタンの送信信号が足踏みしないで「A1」→「A2」→「A3」→「A1」→…の順に巡回して切り換わる。また、4種類の制御機能の切り換えを指示するBボタンの場合には、Bボタンの動作フローに従い、上記と同様に、「B1」→「B2」→「B3」→「B4」→「B1」→…の順に巡回して切り換わる。
次に、(2)グループ化されたAボタンと、グループ化されたBボタンとを交互に押圧操作する場合、
この(2)項の場合には、例えば、3種類の制御機能の切り換えを指示するAボタンを続けて二度押し、この後、4種類の制御機能の切り換えを指示するBボタンを続けて三度押し、更にこの後、Aボタンを一度押し、これに続いてBボタンを一度押した例では、最初にAボタンを続けて二度押すと、上記した(1)項によりAボタンの二度の押圧操作で2番目の「A2」の変数がRAM12b内に一時的に記憶されると共に、「A2」に対応する信号が送信される。
この後、Bボタンを続けて三度押すと、Bボタンの1番目の押圧操作ではステップS20で1つ前にAボタンが押されているので、ステップS22でRAM12b内に記憶されているBボタンの初期値「B1」に対応する信号が送信され、次にBボタンの2番目及び3番目の押圧操作ではステップS20で1つ前にBボタンが押されているので、ステップS21で次に進んで「B2」,「B3」の順にこれらと対応する信号が足踏みしないで送信されると共に、最後に押圧操作されたBボタンの変数「B3」がRAM12b内に一時的に記憶される。
この後、Aボタンが一度押されると、ステップS15で1つ前にBボタンが押されているので、即ち、グループ内の別のBボタンが押されているために、前述したように、Aボタンの送信信号を次に進めず、RAM12b内に以前に記憶したAボタンの変数「A2」に対応する信号が送信されるので、ここではAボタンの送信信号が足踏みした状態となる。
これに続いてBボタンを一度押すと、ステップS20で1つ前にAボタンが押されているので、即ち、グループ内の別のAボタンが押されているために、前述したように、Bボタンの送信信号を次に進めず、RAM12b内に以前に記憶したBボタンの変数「B3」に対応する信号が送信されるので、ここでもBボタンの送信信号が足踏みした状態となる。
更に、その後、AボタンとBボタンとが交互にそれぞれ一度づつ押圧操作された場合には、RAM12b内に以前に記憶された各ボタンの送信信号が足踏みした状態で送信されるものである。
上記したように、本発明に係る操作子装置によれば、グループ化された多機能グループボタン(Aボタン)と、グループ化された他の多機能グループボタン(Bボタン)とを交互に押圧操作した場合に、再度押圧操作される各多機能グループボタン(Aボタン,Bボタン)は一度だけの押圧操作のみでRAM12b内に以前に記憶された各多機能グループボタンの変数に対応する送信信号が足踏みした状態で送信されるので、再度押圧操作される各多機能グループボタン(Aボタン,Bボタン)中の制御機能を常に使用するものとすれば、ユーザの多機能グループボタン(Aボタン,Bボタン)への押圧操作が簡単となると共に、機器に対して常に使用する制御機能を迅速に切り換えることができるので、複数の制御機能の切り換えを指示するグループ化された多機能グループボタン(Aボタン,Bボタン)の使用勝手が良好となると共に、2個以上の多機能グループボタン(Aボタン,Bボタン)を有することで、複数個のボタンの数量を削減することができる。
次に、(3)グループ化された最初のAボタン(又は最初のBボタン)の押圧操作と、グループ化された次回のAボタン(又は次回のBボタン)の押圧操作との間に、少なくとも一つ以上のグループ化されていないCボタンを押圧操作する場合、
この(3)項の場合には、先のステップS16(又はステップS21)で説明したように、最初のAボタン(又は最初のBボタン)と次回のAボタン(又は次回のBボタン)との間で押圧操作される一つ以上のその他ボタンCに対してRAM12b内の変数情報は不変であるので、一つ以上のその他ボタンCを押圧操作したときに一つ以上のその他ボタンCの個別の制御機能に相当する送信信号が送信される。
この後、次回のAボタン(又は次回のBボタン)が押圧操作されると、ステップS16(又はステップS21)で説明したように、RAM12b内に記憶された最初のAボタン(又は最初のBボタン)の変数が次に進んで更新され、足踏みすることなく、次回のAボタン(又は次回のBボタン)の押圧操作に対応した送信信号が送信される。
上記したようにグループ化された複数の多機能グループボタン(Aボタン,Bボタン)のうちで同一の多機能グループボタンを連続して押圧操作する間に、少なくとも一つ以上のグループ化されていないボタン(Cボタン)が押圧操作された場合には、グループ化されていないボタンに続いて押圧操作される同一の多機能グループボタンはRAM12b内に以前に記憶した変数が送信されずに、足踏みすることなく、次に進んで送信されるので、使用勝手が良好となる。
次に、(4)グループ化された最初のAボタン(又は最初のBボタン)の押圧操作と、グループ化された次回のBボタン(又は次回のAボタン)の押圧操作との間に、少なくとも一つ以上のグループ化されていないCボタンを押圧操作する場合、
この(4)項の場合には、最初のAボタン(又は最初のBボタン)と、次回のBボタン(又は次回のAボタン)との間で押圧操作される一つ以上のその他ボタンCに対してRAM12b内の変数情報は無視されるので、一つ以上のその他ボタンCを押圧操作したときに一つ以上のその他ボタンCの個別の制御機能に相当する送信信号が送信される。この後、次回のBボタン(又は次回のAボタン)が押圧操作されると、先に(2)項で説明したと同様に、最初のAボタン(又は最初のBボタン)と、次回のBボタン(又は次回のAボタン)との間は足踏み状態が維持されているので、次回のBボタン(又は次回のAボタン)を一度だけ押圧操作した場合には、次回のBボタン(又は次回のAボタン)の初期値を含めて押圧操作された次回のBボタン(又は次回のAボタン)のRAM12b内に以前に記憶された変数に対応する送信信号が足踏みした状態で送信される。
この(4)項の場合にも、先に説明した(2)項の場合と同様に、複数の制御機能の切り換えを指示するグループ化された多機能グループボタン(Aボタン,Bボタン)の使用勝手が良好となると共に、2個以上の多機能グループボタン(Aボタン,Bボタン)を有することで、複数個のボタンの数量を削減することができる。
尚、この実施例では、グループ化された「BS/CS」多機能グループボタン24に対して3段階に巡回させてBS,CS1,CS2への切り換えを実行し、且つ、グループ化された「地上デジ/アナ」多機能グループボタン25に対して2段階に巡回させて地上デジタル,地上アナログへの切り換えを実行するように説明したが、グループ化された多機能グループボタンは2個以上の複数個も設けることが可能であると共に、各多機能グループボタンは複数の制御機能の切り換えを巡回可能に指示することが可能であるので、例えば、CS/BS/地デジ/地アナの切り換えとか、又は、入力1/入力2/入力3の切り換えとか、ビデオ1/ビデオ2/ビデオ3の切り換えなど適宜設定できるものである。
更に、この実施例において、本発明に係る操作子装置を遠隔制御するためのリモコン装置10に適用した場合について説明したが、これに限ることなく、本発明に係る操作子装置の要部となる2以上の多機能ボタンをグループ化して、これらグループ化された2以上の多機能グループボタンを電子機器や携帯端末に直接取り付けることも可能であり、この場合にはリモコン送信部及びリモコン受信部を設けることなく、各多機能グループボタンからの制御機能の切り換えを指示する各制御機能信号(各コードデータ)を判断部を介してシステムコントローラに直接送信すれば良いものである。
本発明に係る操作子装置を説明するための全体構成図である。 本発明に係る操作子装置を適用したTV用のリモコン装置を拡大して示した上面図である。 グループ化された多機能グループボタンA,Bと、グループ化されていないボタンCのボタンとを一般化して拡大して示した図である。 グループ化された多機能グループボタンAと、グループ化された多機能グループボタンBと、グループ化されないボタンCの各押圧操作を示したフロー図である。 従来例1の操作子装置をTV用のリモコン装置に適用した場合を示した上面図である。 従来例2の操作子装置をリモコン送信器に適用した場合を示した上面図である。
符号の説明
10…操作子装置(リモコン装置)、
11…リモコンケース、11a…操作パネル面、
12…判断部、12a…ROM、12b…RAM、
13…電池、14…リモコン送信部、
21〜37…複数個の操作子(複数個のボタン)、
21…「入力切換」多機能ボタン、22…「電源」ボタン、
23…「放送切換」ボタン、
24…「BS/CS」多機能グループボタン、
25…「地上デジ/アナ」多機能グループボタン、
26〜37…複数個の数字ボタン、
38,39…「音量」大・小用操作ボタン、
40,41…「チャンネル」+・−用操作ボタン、
50…テレビジョン受像機(TV)、
51…システムコントローラ、52…地アナアンテナ、53…地アナチューナ、
54…第1の復調部、55…地デジアンテナ、56…地デジチューナ、
57…第2の復調部、58…第1の復号部、59…BS/CSアンテナ、
60…BSチューナ、61…第3の復調部、62…第2の復号部、
63…CSチューナ、64…第4の復調部、65…第3の復号部、
66…信号切換部、67…表示処理部、68…モニタ、69…リモコン受信部、
A,B…グループ化された第1,第2の操作子(Aボタン,Bボタン)、
C…グループ化されていない第3の操作子(Cボタン)。

Claims (5)

  1. 複数の操作子と、メモリを有する判断部とを備え、前記判断部が前記各操作子対する操作に応じての機器に対して御機能の切り換えを指示する制御機能信号を出力する操作子装置であって、
    前記判断部は、前記操作子を少なくとも一の制御機能と対応付け、操作された操作子を特定し、特定した前記操作子に対応付けした前記制御機能の切り換えを指示する制御機能信号を出力し、
    第1の操作子及び第2の操作子それぞれに、複数の制御機能を対応付け、同一の操作子が連続して操作された場合に出力される制御機能信号に対応する情報を、前記第1の操作子、前記第2の操作子のそれぞれ毎に前記メモリに記憶させ、
    前記第1の操作子連続して操作された場合、記第1の操作子対応付けした複数の制御機能を順次切り換えるように各制御機能に対応した各制御機能信号を出力し、
    前記第1の操作子一の操作をされた後に、前記第2の操作子操作され、その後、前記第1の操作子一度だけ二の操作をされた場合、前記第1の操作子の前記一の操作で記憶した前記情報により特定される前記制御機能信号を出力することを特徴とする操作子装置。
  2. 前記判断部は、操作子に少なくとも一の制御機能を対応付けし、
    前記第1の操作子の前記一の操作と前記二の操作との間に前記第3の操作子操作された場合前記第1の操作子の前記一の操作で記憶した前記情報により特定される前記制御機能信号を出力することを特徴とする請求項1記載の操作子装置。
  3. 前記判断部は第3操作子に少なくとも一の制御機能を対応付けし、
    前記第1の操作子の操作と、前記第2の操作子の操作との間に前記第3の操作子操作された場合、前記メモリに記憶させた前記第2の操作子情報により特定される前記制御機能信号を出力することを特徴とする請求項1記載の操作子装置。
  4. 前記複数の操作子は、ボタン方式又はタッチパネル方式であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の操作子装置。
  5. 前記制御機能信号を光信号に変換して外部に放出する送信部を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の操作子装置。
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