JP4073615B2 - 多チャンネル放送受信機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多チャンネル放送受信機に関し、より詳細には、受信契約を必要とする有料デジタル放送システムに適用される多チャンネル放送受信機(例えば、車載用受信機)において受信可能なチャンネルを選択する際の操作性を高めるのに有用な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
受信契約を必要とする有料デジタル放送システムでは、ユーザに提供する多くの放送番組に対応して多数のチャンネルが存在する。かかるシステムでは、放送業者が複数のチャンネルを1つのまとまり(「パッケージ」という。)にし、ユーザはパッケージ単位で受信契約を結ぶのが一般的である。
【0003】
従って、ユーザは、所望のパッケージを選択して放送業者と受信契約を結ぶことで、当該パッケージに含まれる全てのチャンネルの放送を受信することができるようになる。言い換えると、受信契約を結んでいないパッケージについては、当該パッケージに含まれるチャンネルを選択することはできても、当該チャンネルの放送を受信することはできない。
【0004】
このように、受信契約を必要とする有料デジタル放送システムでは、受信契約の内容に応じて、放送を受信することができるチャンネル(以下、「契約チャンネル」という。)と受信することができないチャンネル(以下、「非契約チャンネル」という。)とが存在する。
また、かかる有料デジタル放送システムに適用される多チャンネル放送受信機では、チャンネルの切替、すなわちチャンネルの選択は、典型的な方法として、操作部に設けられたアップ/ダウンキーの押下操作によって行われている。この場合、アップ/ダウンキーを1回操作する毎に順次1チャンネルずつ切替が行われる。例えば、図4(a)に示すように全チャンネル数が8chある場合、アップキーの操作であれば、1ch→2ch→……→8ch→1ch……と順次チャンネルが切り替えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように従来の技術では、複数のパッケージが存在すると、ユーザは全てのパッケージを受信できるような契約を結ばない限り、受信機のチャンネル切替操作を行う過程で非契約チャンネルが存在することになり、便利の良い操作を行うことができなくなる。
【0006】
例えば、全チャンネル数が100chある場合において1ch〜10chのみ契約すると、残りの11ch〜100chを選択している期間中は、当該チャンネルの放送を受信できない旨の表示が受信機の表示部に現れることになる。特に車載用受信機では、従来のラジオ受信機と同様、アップ/ダウンキーの押下操作によってチャンネルを切り替える方法が一般的であり、非契約チャンネル(11ch〜100ch)を選択中は受信できないにもかかわらず、アップ/ダウンキーを何度も(この場合、最高で90回)操作しなければ、契約チャンネル(1ch〜10ch)に到達できないことになる。
【0007】
つまり、従来の技術では、契約チャンネルと非契約チャンネルが混在している場合、契約チャンネルを選択する際にチャンネル切替操作に関して無駄な操作が生じるといった不都合があった。
かかる不都合を解消するためには、例えば、予め受信できないことがわかっている非契約チャンネルをユーザが選択できないように、ハードウエア的又はソフトウエア的に受信機の構成を工夫することが考えられる。この場合、受信機は契約チャンネルしか選択できなくなるので、上記のような無駄な操作を排除することができる。
【0008】
しかしその反面、ユーザから見れば、この受信機が選択するチャンネルは常に契約チャンネルであるため、この契約チャンネル以外に他のチャンネルが存在するのかどうか(つまり、他にもサービスの提供を受けることができる放送番組が有るのかどうか)を知ることができないといった不利がある。
また、従来の有料デジタル放送システムでは、提供している多数のチャンネルのうち一部についてのみユーザが受信契約をしている場合に、契約チャンネル以外に他の非契約チャンネルが存在することを当該ユーザに提示するサービスを行っていなかった。そのため、放送業者から見れば、他の非契約チャンネル(パッケージ)の受信契約を促すことができないといった不利があり、一方、ユーザから見れば、放送番組の提供に係るサービスを受ける機会を与えられないといった課題があった。
【0009】
本発明は、かかる従来技術における課題に鑑み創作されたもので、非契約チャンネルの有無に関する情報をユーザに提示し、ひいては放送番組の提供に係るサービスの向上に寄与することができる多チャンネル放送受信機を提供することを目的とする。
さらに本発明は、契約チャンネルの選択に際し無駄なチャンネル切替操作を無くして操作性の向上を図ることができる多チャンネル放送受信機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述した従来技術の課題を解決するため、本発明によれば、受信契約を必要とする多チャンネルの放送を受信するよう適応された受信機であって、該受信機を同定するIDコードを格納したID記憶手段と、チャンネルの選択に係る情報を入力するチャンネル選択情報入力手段と、選択されたチャンネルの放送を受信し、該受信した放送に係るデータを出力する放送選択手段と、前記ID記憶手段に格納されたIDコードと前記放送選択手段から出力されたデータとに基づいて、当該選択チャンネルの放送を受信できるか否かを判定し、該判定の結果を出力すると共に、受信できる場合に当該放送に係るデータを復号して出力する復号手段と、 該復号手段から出力されたデータをユーザに提供する表示手段と、前記チャンネル選択情報入力手段、前記放送選択手段、前記復号手段及び前記表示手段に動作可能に接続された制御手段とを具備し、該制御手段は、前記復号手段から出力された前記判定の結果が当該選択チャンネルの放送を受信できないことを指示している場合において、複数の非契約チャンネルが連続して存在する場合に、放送受信のためのチャンネル選択処理を行っている過程で最初の非契約チャンネルの存在を検出したときに一度だけ、前記表示手段に対し、当該選択チャンネルが非契約チャンネルである旨の表示を行わせ、後続の非契約チャンネルについてはその選択処理をスキップすることを特徴とする多チャンネル放送受信機が提供される。
【0011】
本発明に係る多チャンネル放送受信機によれば、制御手段が放送選択手段及び復号手段と協働して、放送選択手段により選択されたチャンネルの放送を受信できるか否かを判定し、その判定結果に基づき当該選択チャンネルの放送を受信できない場合において複数の非契約チャンネルが連続して存在する場合に、放送受信のためのチャンネル選択処理を行っている過程で最初の非契約チャンネルの存在を検出したときに一度だけ、表示手段を介して、当該選択チャンネルが非契約チャンネルである旨の表示をユーザに提示し、後続の非契約チャンネルについてはその選択処理をスキップするようにしている。
これによってユーザは、当該チャンネルが未だ契約していないチャンネルであることを認識し、新たに契約するか否かの参考に役立てることができる。一方、放送業者から見れば、非契約チャンネルの存在を提示できることで、ユーザに対して受信契約を促すことができる。これは、放送番組の提供に係るサービスの向上に寄与するものである。
【0012】
また、ユーザは、後続の非契約チャンネルに関してチャンネル選択操作を行う必要がないので、無駄なチャンネル選択操作が無くなり、操作性を向上させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る多チャンネル放送受信機の概略構成をブロック図の形態で示したものである。
図中、10は本実施形態に係る多チャンネル放送受信機、11はマイクロコンピュータ等により構成された制御部を示し、この制御部11は、後述するように各チャンネルの選択及び受信に係る種々の処理(選択/受信チャンネル等の操作に関する表示、選択チャンネルについての契約/非契約の判定、契約チャンネルの放送の受信、非契約チャンネルの有無等に関する表示など)を行う機能を有している。また、12はチャンネルの切替操作(選択操作)を行うためのアップ/ダウンキーや、本受信機10のオン/オフ操作を行うための電源スイッチなどが設けられた操作部(例えば、タッチパネル方式のキーパッド)を示す。
【0015】
また、13は放送業者から提供される各チャンネルの放送電波(高周波信号)を受信するアンテナ、14は制御部11から供給される周波数制御データCD1に基づいて、受信された高周波信号を増幅する高周波増幅(RF)部、15はRF部14を通して増幅されたデジタル信号を復調するデジタル復調部、16はデジタル復調部15から出力されたデジタル信号(ビット列)を所定のブロック単位等に区切ってエラー検出及びその訂正処理を行うエラー訂正部、17は制御部11から供給されるチャンネル選択のための制御データCD2に基づいて、エラー訂正部16を介して入力される各チャンネルのデジタル信号の中からいずれか1つのチャンネルの信号を選択出力するデマルチプレクサを示す。このデマルチプレクサ17からは、選択チャンネルに係る暗号化された音声/映像信号D1と共に、この信号D1を解読するためのデータD0が出力される。
【0016】
なお、高周波増幅(RF)部14、デジタル復調部15、エラー訂正部16及びデマルチプレクサ17は、チューナ部CNを構成し、全体として、制御部11からの制御の下にアンテナ13を介して所望のチャンネルの放送を受信させる機能を有している。
また、18は本受信機10を同定するための確認コード(IDコード)を記憶しておくための受信機ID記憶部、19は復号部を示す。この復号部19は、受信機ID記憶部18の内容(本受信機10のID)を参照して、デマルチプレクサ17から出力された暗号化された音声/映像信号D1及びその解読用のデータD0から、選択チャンネルのデータ(暗号化された信号D1)を復号できるか否かを判定し、その結果に応じて、当該チャンネルの放送を受信できたか否か(つまり、契約チャンネルであるか、非契約チャンネルであるか)を指示するデータJDを制御部11に送る。この場合、復号部19は、契約チャンネルであれば当該チャンネルのデータを復号することができるので、その結果(つまり、暗号化された信号D1を解読した信号)を、音声/映像信号D2として出力する。
【0017】
また、20は復号部19を通して復号された音声/映像信号D2から変調信号成分を取り出し、この変調信号成分を復調して音声データAD及び映像データVDを出力するデコーダ、21はデコーダ20を通して復調された契約チャンネルの音声データADの信号を増幅するオーディオアンプ、22はオーディオアンプ21を通して増幅された契約チャンネルの音声データADをユーザに可聴情報の形態で提供するスピーカを示す。
【0018】
また、23は制御部11からの制御に基づいてユーザに可視情報の形態で情報案内(選択/受信チャンネル等の操作に関する表示、契約チャンネルの映像データVDの表示、非契約チャンネルの有無等に関する表示など)を行う液晶ディスプレイ等の表示部、24は復号部19から出力されたデータJDに基づいて制御部11からの制御の下に、選択チャンネルが「契約状態」、「非契約状態」のいずれであるかを指示する情報を記録しておくためのチャンネル契約状態記憶部を示す。
【0019】
以上の構成に基づいた多チャンネル放送受信機10において、チューナ部CNは「放送選択手段」を、制御部11は「制御手段」を、操作部12は「チャンネル選択情報入力手段」を、受信機ID記憶部18は「ID記憶手段」を、復号部19は「復号手段」を、スピーカ22及び表示部23は「表示手段」を、チャンネル契約状態記憶部24は「契約状態記憶手段」を構成している。
【0020】
本実施形態に係る多チャンネル放送受信機10は、後で詳述するように、制御部11からの制御に基づいて受信のためのチャンネル選択処理を行っている過程で放送を受信できないチャンネル(非契約チャンネル)の存在が検出された時、表示部23(必要に応じてスピーカ22)を介してユーザに対し、当該選択チャンネルが「非契約チャンネルである」旨の表示を行うようにしたことを特徴とする。
【0021】
また、複数の非契約チャンネルが連続して存在する場合に、最初の非契約チャンネルを検出した時に一度だけ「非契約チャンネルである」旨の表示を行い、後続の非契約チャンネルについてはその処理をスキップ(つまり無視)するようにしたことを特徴とする。
以下、本実施形態の多チャンネル放送受信機10が行うチャンネル選択に係る非契約チャンネル表示処理について、その第1の例に係る処理フロー及び状態遷移を表した図2、図3及び図4を参照しながら説明する。
【0022】
なお、図2及び図3に示す処理フローは、操作部12のアップキーを操作してチャンネル選択を行う場合の一例を示している。
先ずステップS1では、制御部11により、ユーザが操作部12の電源スイッチを操作したか否か、つまり受信機10の電源がオンされた(YES)か否(NO)かを判定する。判定結果がYESの場合には次のステップS2に進み、判定結果がNOの場合には本ステップの処理を繰り返す。
【0023】
次のステップS2では、制御部11からの制御の下にチューナ部CNにより、現在選択状態にあるチャンネル(例えば、表示部23の画面上にCh3が表示されている場合には、そのチャンネルCh3)の受信周波数をサーチし、この最初のチャンネルCh3の信号を受信する。
次のステップS3では、受信されたチャンネルCh3が契約チャンネルであるか、非契約チャンネルであるかを判定し、その判定結果を記録する。
【0024】
具体的には、受信されたチャンネルの信号に基づいてデマルチプレクサ17から復号部19に対し、暗号化された音声/映像データD1と共に、この暗号化データD1を解読するためのデータD0が送られる。復号部19では、受信機ID記憶部18の内容(つまり、自己の受信機のID)を参照して、暗号化データD1及びその解読用のデータD0から、当該チャンネルCh3のデータ(暗号化データD1)を復号できるか否か(つまり、当該チャンネルCh3の放送を受信できるか否か)を判定する。そして、この判定結果により、当該チャンネルCh3の放送を受信できたか否か(つまり、契約チャンネルであるか、非契約チャンネルであるか)を指示するデータ(契約/非契約指示データ)JDが制御部11に送られる。
【0025】
制御部11では、この契約/非契約指示データJDに基づいて、チャンネル契約状態記憶部24に対し、当該チャンネルCh3が契約チャンネル、非契約チャンネルのいずれであるかを指示する情報を記録する。この場合、図4の例示からチャンネルCh3は「契約状態」にある旨が記録される。これによって制御部11は、当該チャンネルの契約状態を確認することができる。
【0026】
次のステップS4では、制御部11により、全チャンネルの契約状態の確認を終了した(YES)か否(NO)かを判定する。判定結果がYESの場合にはステップS6に進み、判定結果がNOの場合にはステップS5に進む。
ステップS5では、制御部11からの制御の下にチューナ部CNにより、次のチャンネル(この場合、図4の例示からチャンネルCh4)の受信周波数をサーチし、当該チャンネルCh4の信号を受信する。この後、ステップS3に戻って上記の処理を繰り返す。
【0027】
一方、ステップS6では、制御部11からの制御に基づいてチューナ部CNにより、契約チャンネルの中で最初のチャンネル(図4の例示ではチャンネルCh1)の受信周波数をサーチし、当該チャンネルの信号を受信する。
次のステップS7では、制御部11により、ユーザがチャンネル切替操作を行ったか否か、すなわち操作部12のアップキーが操作された(YES)か否(NO)かを判定する。判定結果がYESの場合にはステップS8に進み、判定結果がNOの場合には本ステップの処理を繰り返す。
【0028】
次のステップS8では、制御部11により、ステップS6で受信したチャンネルに続く次のチャンネル(この場合、チャンネルCh2)を選択する。
次のステップS9では、制御部11により、チャンネル契約状態記憶部24に記録された全チャンネルに関する契約状態を参照して、ステップS8で選択したチャンネルが契約チャンネルである(YES)か否(NO)かを判定する。判定結果がYESの場合にはステップS10に進み、判定結果がNOの場合にはステップS11に進む。
【0029】
ステップS11では(つまり、選択したチャンネルが非契約チャンネルである場合、例えば、図4の例においてチャンネルCh4の場合)、制御部11からの制御に基づいて表示部23により、当該チャンネルが非契約チャンネルである旨の表示を行う。例えば、表示部23の画面上に、「このチャンネルは非契約チャンネルです」、「このチャンネルは未だ契約されていないので受信できません」などの情報案内を行う。これによって、ユーザは、当該チャンネルの契約状態を把握することができ、新たに契約するか否かの参考に役立てることができる。
【0030】
なお、本ステップでは表示部23による可視情報での案内を行っているが、これに代えて、スピーカ22からの可聴情報での案内を行うようにしてもよい。あるいは、これら可視情報及び可聴情報を適宜組み合わせてもよい。
次のステップS12では、制御部11により、操作部12のアップキーが操作された(YES)か否(NO)かを判定する。判定結果がYESの場合にはステップS13に進み、判定結果がNOの場合には本ステップの処理を繰り返す。
【0031】
次のステップS13では、制御部11により、次のチャンネル(この場合、非契約チャンネルCh4の次のチャンネルCh5)を選択する。
次のステップS14では、制御部11により、ステップS13で選択したチャンネルが契約チャンネルである(YES)か否(NO)かを判定する。判定結果がYESの場合にはステップS10に進み、判定結果がNOの場合にはステップS15に進む。この場合、ステップS13で選択したチャンネルは非契約チャンネルCh5であるので、ステップS15に進む。
【0032】
ステップS15では、制御部11により、次のチャンネル(この場合、非契約チャンネルCh5の次のチャンネルCh6)を選択する。
次のステップS16では、制御部11により、ステップS15で選択したチャンネルが契約チャンネルである(YES)か否(NO)かを判定する。判定結果がYESの場合にはステップS10に進み、判定結果がNOの場合には、ステップS15に戻って上記の処理を繰り返す。この場合、ステップS15で選択したチャンネルは非契約チャンネルCh6であるので、ステップS15に戻って次のチャンネル(つまり、チャンネルCh7)を選択する。
【0033】
一方、ステップS10では(つまり、選択したチャンネルが契約チャンネルである場合)、制御部11からの制御の下にチューナ部CNにより、選択されたチャンネル(契約チャンネル)の受信周波数をサーチし、当該チャンネルの信号を受信する。この受信された信号は、復号部19を通して復号され(信号D2)、デコーダ20を通して復調された後(音声データAD及び映像データVD)、増幅器21を介してスピーカ22に出力されると共に、表示部23に出力される。これによって、ユーザは、その契約チャンネルの放送を、スピーカ22により可聴情報の形態で、また表示部23により可視情報の形態で、受信することができる。この後、ステップS17に進む。
【0034】
最後のステップS17では、制御部11により、ユーザが操作部12の電源スイッチを操作して受信機10の電源をオフにした(YES)か否(NO)かを判定する。判定結果がYESの場合には、この処理フローは「エンド」となり、判定結果がNOの場合には、ステップS7に戻って上記の処理を繰り返す。
以上説明したように、本実施形態に係る多チャンネル放送受信機によれば、制御部11からの制御の下に放送受信のためのチャンネル選択処理を行っている過程で非契約チャンネルの存在を検出した時、表示部23(及び/又はスピーカ22)を介してユーザに対し、当該選択チャンネルが非契約チャンネルである旨の情報案内を行うようにしている(ステップS7〜S9及びS11)。
【0035】
これによって、ユーザは、当該チャンネルが未だ契約していないチャンネルであること(つまり、現在受信可能なチャンネル以外にも他にサービスの提供を受けることができるチャンネルが存在すること)を認識することができ、新たに契約するか否かの参考に役立てることができる。
一方、放送業者から見れば、非契約チャンネルの存在を提示できることで、ユーザに対して受信契約を促すことができるというメリットがある。これは、放送番組の提供に係るサービスの向上に寄与するものである。
【0036】
また、連続する非契約チャンネルCh4〜Ch6のうち最初の非契約チャンネルCh4を選択した時だけ非契約チャンネルである旨の情報案内を行い、後続の非契約チャンネルCh5,Ch6についてはその処理をスキップするようにしているので、ユーザは、後続の非契約チャンネルCh5,Ch6に関してチャンネル選択操作(操作部12のアップ/ダウンキーの操作)を行う必要がない。これによって、チャンネル選択操作に関して無駄な操作が無くなるので、操作性を向上させることができる。
【0037】
上述した実施形態(図2及び図3に示す第1の例に係る処理フロー)では、非契約チャンネルの存在を検出したときにその時点で非契約チャンネルである旨の情報案内を行うようにした場合について説明したが、非契約チャンネルの有無に関する情報を提供するタイミングは、この検出時点に限定されないことはもちろんである。例えば、全チャンネルについて制御部11による切替(選択)処理が一巡した時に、非契約チャンネルの有無に関する情報案内を行うようにしてもよい。その一例を図5及び図6に示す。
【0038】
図5は非契約チャンネル表示処理の第2の例に係る処理フローを示し、図6はその処理を補足説明するための状態遷移を表したものである。この第2の例に係る処理フローは、第1の例に係る処理フローと同様に、操作部12のアップキーを操作してチャンネル選択を行う場合の一例を示したもので、図2に示した処理フロー(ステップS1〜S8)に続く処理を示している。
【0039】
先ず、上述したステップS1〜S8と同じ処理を行った後、ステップS21では、制御部11により、全チャンネルについて切替(選択)処理が一巡して最初のチャンネルが選択された(YES)か否(NO)かを判定する。判定結果がYESの場合にはステップS22に進み、判定結果がNOの場合にはステップS23に進む。
【0040】
次のステップS23では、制御部11により、チャンネル契約状態記憶部24に記録された全チャンネルに関する契約状態を参照して、ステップS21で選択したチャンネルが契約チャンネルである(YES)か否(NO)かを判定する。判定結果がYESの場合にはステップS24に進み、判定結果がNOの場合にはステップS25に進む。
【0041】
ステップS25では、制御部11により、次のチャンネルを選択する。
次のステップS26では、制御部11により、同様にチャンネル契約状態記憶部24の内容を参照して、ステップS25で選択したチャンネルが契約チャンネルである(YES)か否(NO)かを判定する。判定結果がYESの場合にはステップS24に進み、判定結果がNOの場合には、ステップS25に戻って上記の処理を繰り返す。
【0042】
ステップS24では、制御部11からの制御の下にチューナ部CNにより、選択されたチャンネル(契約チャンネル)の受信周波数をサーチし、当該チャンネルの信号を受信する。この受信された信号は、復号部19を通して復号され、デコーダ20を通して復調された後、増幅器21を介してスピーカ22に出力されると共に、表示部23に出力される。これによって、ユーザは、その契約チャンネルの放送を、スピーカ22により可聴情報の形態で、また表示部23により可視情報の形態で、受信することができる。この後、ステップS28に進む。
【0043】
一方、ステップS22では(つまり、全チャンネルについて切替(選択)処理が一巡した場合)、制御部11により、チャンネル契約状態記憶部24に記録された全チャンネルに関する契約状態を参照して、一巡したチャンネルの中に非契約チャンネルが存在する(YES)か否(NO)かを判定する。判定結果がYESの場合にはステップS27に進み、判定結果がNOの場合にはステップS24に進む。
【0044】
ステップS27では、制御部11からの制御に基づいて表示部23により、非契約チャンネルが存在する旨の表示を行う。このとき、表示部23による可視情報での案内に代えて、スピーカ22からの可聴情報での案内を行うようにしてもよい。あるいは、これら可視情報及び可聴情報を適宜組み合わせてもよい。これによって、ユーザは、未だ契約していないチャンネルが存在することを認識することができ、新たに契約するか否かの参考に役立てることができる。この後、ステップS28に進む。
【0045】
最後のステップS28では、制御部11により、ユーザが操作部12の電源スイッチを操作して受信機10の電源をオフにした(YES)か否(NO)かを判定する。判定結果がYESの場合には、この処理フローは「エンド」となり、判定結果がNOの場合には、ステップS7(図2参照)に戻って上記の処理を繰り返す。
【0046】
このように第2の例に係る非契約チャンネル表示処理によっても、上述した第1の例の場合と同様に、ユーザは、非契約チャンネルが存在することを把握し、新たに契約するか否かの参考に役立てることができる。
また、放送業者から見れば、非契約チャンネルの提示により、ユーザに対して受信契約を促すことができ、ひいては放送番組の提供に係るサービスの向上を図ることが可能となる。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、非契約チャンネルの存在をユーザに提示することにより、当該チャンネルが未だ契約していないチャンネルであることを認識することができ、新たに契約するか否かの参考に役立てることができる。一方、放送業者から見れば、ユーザに対して受信契約を促すことができるので、放送番組の提供に係るサービスの向上を図ることが可能となる。
【0048】
また、非契約チャンネルが連続している場合に最初の非契約チャンネルを検出した時だけその旨を表示することで、チャンネル選択操作の無駄を無くし、操作性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る多チャンネル放送受信機の構成を概略的に示すブロック図である。
【図2】図1の多チャンネル放送受信機が行うチャンネル選択に係る非契約チャンネル表示処理の第1の例を示すフロー図である。
【図3】図2の処理フローに続く処理を示すフロー図である。
【図4】第1の例に係る非契約チャンネル表示処理の補足説明図である。
【図5】図1の多チャンネル放送受信機が行うチャンネル選択に係る非契約チャンネル表示処理の第2の例を示すフロー図である。
【図6】第2の例に係る非契約チャンネル表示処理の補足説明図である。
【符号の説明】
10…多チャンネル放送受信機
11…制御部(制御手段)
12…操作部(チャンネル選択情報入力手段)
18…受信機ID記憶部(ID記憶手段)
19…復号部(復号手段)
20…デコーダ
22…スピーカ(可聴情報表示手段)
23…表示部(可視情報表示手段)
24…チャンネル契約状態記憶部(契約状態記憶手段)
CN…チューナ部(放送選択手段)

Claims (3)

  1. 受信契約を必要とする多チャンネルの放送を受信するよう適応された受信機であって、
    該受信機を同定するIDコードを格納したID記憶手段と、
    チャンネルの選択に係る情報を入力するチャンネル選択情報入力手段と、
    選択されたチャンネルの放送を受信し、該受信した放送に係るデータを出力する放送選択手段と、
    前記ID記憶手段に格納されたIDコードと前記放送選択手段から出力されたデータとに基づいて、当該選択チャンネルの放送を受信できるか否かを判定し、該判定の結果を出力すると共に、受信できる場合に当該放送に係るデータを復号して出力する復号手段と、 該復号手段から出力されたデータをユーザに提供する表示手段と、
    前記チャンネル選択情報入力手段、前記放送選択手段、前記復号手段及び前記表示手段に動作可能に接続された制御手段とを具備し、
    該制御手段は、前記復号手段から出力された前記判定の結果が当該選択チャンネルの放送を受信できないことを指示している場合において、複数の非契約チャンネルが連続して存在する場合に、放送受信のためのチャンネル選択処理を行っている過程で最初の非契約チャンネルの存在を検出したときに一度だけ、前記表示手段に対し、当該選択チャンネルが非契約チャンネルである旨の表示を行わせ、後続の非契約チャンネルについてはその選択処理をスキップすることを特徴とする多チャンネル放送受信機。
  2. 前記復号手段から出力された前記判定の結果に基づいて前記制御手段からの制御の下に、当該選択チャンネルが契約状態にあるか非契約状態にあるかを指示する情報を記録する契約状態記憶手段を更に具備することを特徴とする請求項1に記載の多チャンネル放送受信機。
  3. 前記表示手段は、ユーザに提供する選択チャンネルの放送に係るデータの表示を、可視情報及び可聴情報の少なくとも一方の形態で行うことを特徴とする請求項1に記載の多チャンネル放送受信機。
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