JP4004773B2 - 多チャンネル放送受信機 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多チャンネル放送受信機に関し、より詳細には、チャンネル毎に番組内容のデータと該番組内容のタイトルやジャンル等を指示する付加データとが割り当てられたデータフォーマットを有するデジタル放送を受信するよう適応された多チャンネル放送受信機(例えば、車載用受信機)において、ユーザが所望するサービス(チャンネル)を選択する際の操作性を高めるのに有用な技術に関する。
【0002】
本発明に係る多チャンネル放送受信機は、放送メディアの種類に関係なく、また受信契約の有無に関係なく、上記のデータフォーマットを有するデジタル放送システムに適用される。
【0003】
【従来の技術】
放送メディアの種類としては、FM多重放送、RDS、SDARS(衛星デジタルラジオ)、DABなどが知られている。かかる放送メディアにおいては、デジタル化と共に多チャンネル化が進み、それに伴い、番組名や番組内容、演奏曲名、ジャンルなどの放送内容に関しての様々な情報が付加された放送サービスが提供されるようになってきている。そして、ユーザは、放送メディアにおいて様々なサービスを受けることが可能となってきている。しかしその一方で、数百あるサービスチャンネルの中からユーザが好みのサービス(すなわちチャンネル)を選択するための操作も複雑になってきている。
【0004】
多数のチャンネルを有する放送サービスでは、同じジャンルの放送番組は、連続するチャンネル番号に割り当てられている場合が多い。例えば図1に示すように、チャンネル数Nの放送サービスにおいて、チャンネル番号ch1〜ch4には「ポップス」が、チャンネル番号ch5〜ch7には「ニュース」が、チャンネル番号ch8〜ch10には「ロック」が、それぞれ連続して割り当てられており、チャンネル番号ch11以降についても同様の配列形態で各ジャンルの放送番組が割り当てられている。
【0005】
かかる多チャンネルのデジタル放送システムに適用される放送受信機では、チャンネルの切替、すなわちチャンネルの選択は、典型的な手段として、操作部に設けられたアップ/ダウンキーの押下操作によって行われている。この場合、アップ/ダウンキーを1回操作する毎に順次1チャンネルずつ切替が行われる。例えば図2(a)に示すように、ch1の放送を現在受信している状態で、アップキーを操作するとch2の放送が受信され、次にアップキーを操作するとch3の放送が受信され、次にダウンキーを操作するとch2の放送が受信され、以降同様にして、アップ/ダウンキーを1回操作する毎に順次放送受信チャンネルがアップ方向又はダウン方向に切り替えられる。
【0006】
従って、ch1の放送を現在受信している状態で、ユーザが例えばチャンネル番号ch8の放送を受信したいと考えた場合、図2(b)に示すように、現在受信中のch1から目的のch8に切り替えられるまでにアップキー操作を7回行う必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように従来の技術では、同じジャンルの放送番組が連続するチャンネル番号に割り当てられているため(図1)、現在受信中のチャンネルとユーザが所望するチャンネルとの間に別のチャンネルが介在している場合、アップ/ダウンキーによるチャンネル切替(選択)操作を行う過程で(図2)、その別のチャンネル(すなわち、ユーザが所望していないチャンネル)がいったん選択されて当該放送番組が受信されることになり、その一方で、目的のチャンネルに切り替えられるまでの間はアップ/ダウンキーによる無駄な操作を余儀なくされる。
【0008】
例えば図1に示した放送内容において、ch4の「ポップス」を聴いているときに別の音楽(例えば、ch8の「ロック」)を聴きたい場合、その音楽のサービスを選択するためにアップキーを操作してチャンネルを切り替える。かかるチャンネル切替を行うと、図2(b)に例示したように、先ずch5が選択されてその放送番組(この場合、「ニュース」)が受信される。しかし、ユーザが所望しているのは「ニュース」ではなく「ロック」であるため、ch5からさらに、ch6、ch7、ch8と3回のアップキー操作が必要になる。つまり、現在受信中のチャンネル(ch4)から目的とする所望のチャンネル(ch8)に達するまでにch5〜ch7の3回の余計な操作を行わなければならない。
【0009】
このように従来の技術では、同じジャンルの放送番組が連続するチャンネル番号に割り当てられている放送サービスに対し、アップ/ダウンキー操作による1チャンネル毎のチャンネル切替を行っていたため、ユーザが所望するチャンネルが現在受信中のチャンネルよりもずっと先にある場合、そのチャンネル切替操作に関して無駄な操作が生じるといった課題があった。
【0010】
また、上記のようにアップ/ダウンキー操作による1チャンネル毎のチャンネル切替を行う代わりに、所望の放送サービスを選択する別の手段として、ユーザがその放送サービスに係るジャンル(ポップス、ニュース等)を指定し、この指定に基づいて当該放送受信機がその放送サービス(放送番組の受信周波数)を検索し、選択する機能を備えたものがある。
【0011】
しかしながら、ジャンルの指定はユーザが手動で行うことになるため、煩雑な操作を行わなければならないといった不利がある。
【0012】
本発明は、かかる従来技術における課題に鑑み創作されたもので、ユーザが所望している放送サービスの選択に際し、無駄なチャンネル切替操作や煩雑な操作を無くして操作性の向上を図ることができる多チャンネル放送受信機を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上述した従来技術の課題を解決するため、本発明によれば、チャンネル毎に番組内容のデータと少なくとも該番組内容のジャンルを指示する情報を含む付加データとが割り当てられ、かつ、同じジャンルの放送番組が連続するチャンネル番号に割当てられた配列形態で、同じ放送局から送られてくる多チャンネル放送を受信するよう適応された受信機であって、チャンネルの選択に係る情報を入力する入力手段と、該入力手段からのチャンネル・アップ/ダウン操作に基づいて各チャンネルの放送を順次選択する放送選択手段と、選択された放送に係る番組内容のデータを復調する復調手段と、該復調手段から出力されたデータをユーザに提供する表示手段と、前記多チャンネル放送を受信する際に各チャンネルと当該チャンネルの番組内容のジャンルとを対応付けたテーブルを格納するテーブル格納手段と、ジャンル登録手段と、前記入力手段、放送選択手段、復調手段、表示手段テーブル格納手段及びジャンル登録手段に動作可能に接続された制御手段とを具備し、該制御手段は、前記入力手段から特定の入力指示があったときに前記テーブル格納手段に格納されているテーブルを参照して、前記放送選択手段に対し、現在選択中のチャンネルに係るジャンルと同じジャンルの後続のチャンネルについてその選択処理をスキップさせ、さらにチャンネルのスキップ処理の過程でスキップされたチャンネルに係るジャンルを前記ジャンル登録手段に登録しておき、前記放送選択手段に対し、当該登録されたジャンルのチャンネルについてその選択処理をスキップさせることを特徴とする多チャンネル放送受信機が提供される。
【0014】
本発明に係る多チャンネル放送受信機によれば、各チャンネル毎に少なくともその番組内容のジャンルを指示する情報を含む付加データが割り当てられ、かつ、同じジャンルの放送番組が連続するチャンネル番号に割当てられた配列形態で同じ放送局から送られてくる多チャンネル放送を受信する際に、テーブル格納手段に、各チャンネルと当該チャンネルに係るジャンルとを対応付けたテーブルが格納され、入力手段から特定の入力指示があったときに、制御手段がそのテーブルを参照して、放送選択手段に対し、現在選択中のチャンネルに係るジャンルと同じジャンルの後続のチャンネルについてその選択処理をスキップさせるようにしている。つまり、同じジャンルの放送をしているチャンネルの選択処理をスキップし、その後に続く、違うジャンルのチャンネルの放送のみを選択し、ユーザに提供するようにしている。
【0015】
従って、例えば図1に示したような放送サービスの内容に対し、現在受信中のチャンネルがch1であり、ユーザが放送の受信を所望しているチャンネルがch8であった場合、従来の技術では、図2(b)に示したようにch1からch8に切り替えられるまでにアップキー操作を7回行う必要があったが、本発明によれば、入力手段からの特定の入力指示として、例えば図6に例示するように、スキップキーの操作又はアップキーの長押し操作を2回行うことで、ch1からch8に切り替えることができる。
【0016】
このように本発明によれば、今後の放送メディアの主流になりつつある多チャンネルのデジタル放送メディアにおいて、従来技術に見られたような無駄なチャンネル切替操作や煩雑な操作を行うことなく、比較的簡単な操作で、ユーザが所望している放送サービスを選択することが可能となる。
【0018】
また、本発明に係る多チャンネル放送受信機によれば、図1に示したような放送サービスの内容に対してch1からch8にチャンネルの切り替えを行う場合、ch5〜ch7のチャンネルについては前の処理で既にスキップされてそのジャンルがジャンル登録手段に登録されているので、例えば図7に例示するように、ch1の受信状態でスキップキー操作を1回行うと、制御手段からの制御に基づいて放送選択手段により、その登録されたジャンルのチャンネル(ch5〜ch7)の選択処理は自動的にスキップされて(無視されて)、ch8の放送を受信することができる。つまり、スキップキー操作が1回で済むので操作性の更なる向上を図ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図3は本発明の一実施形態に係る多チャンネル放送受信機の構成を概略的に示したものである。
【0020】
本実施形態に係る多チャンネル放送受信機10は、後述するように、チャンネル毎に番組内容のデータと該番組内容のタイトルやジャンル等を指示する付加データとが割り当てられたデータフォーマットを有するデジタル放送を受信するように適応されている。本実施形態の多チャンネル放送受信機10は、好適には車両に搭載されて使用される。
【0021】
多チャンネル放送受信機10において、11はマイクロコンピュータ等により構成された制御部を示し、この制御部11は、後述するように各チャンネルの選択及び受信に係る種々の処理(選択/受信チャンネル等の操作に関する表示、選択チャンネルの放送の受信、ユーザが所望しないチャンネルのスキップ処理等)を行う機能を有している。また、12は例えばタッチパネル方式のキーパッドからなる操作部を示し、この操作部12には、チャンネルの切替(選択)操作を行うためのアップ/ダウンキー、後述する同一ジャンルのチャンネル・スキップ処理の際に用いるスキップキー、本受信機10のオン/オフ操作を行うための電源スイッチなどが設けられている。
【0022】
また、13は放送業者から提供される各チャンネルの放送電波(高周波信号)を受信するアンテナ、14は制御部11から供給される周波数制御データCD1に基づいて、受信された高周波デジタル信号を増幅する高周波増幅(RF)部、15はRF部14を通して増幅された高周波デジタル信号を復調するデジタル復調部、16はデジタル復調部15から出力されたデジタル信号(ビット列)を所定のブロック単位等に区切ってエラー検出とその訂正処理を行うエラー訂正部、17は制御部11から供給されるチャンネル選択に係る制御データCD2に基づいて、エラー訂正部16を介して入力される各チャンネルのデジタル信号の中からいずれか1つのチャンネルの信号(音声/映像信号SD)を選択出力するデマルチプレクサを示す。
【0023】
なお、高周波増幅(RF)部14、デジタル復調部15、エラー訂正部16及びデマルチプレクサ17は、チューナ部CNを構成し、全体として、制御部11からの制御の下にアンテナ13を介して所望のチャンネルの放送を受信させる機能を有している。
【0024】
また、18はデマルチプレクサ17から出力された音声/映像信号SDから変調信号成分を取り出し、この変調信号成分を復調して音声データAD/映像データVDを出力するデコード部、19はデコード部18を通して復調された音声データADの信号を増幅するオーディオアンプ、20はオーディオアンプ19を通して増幅された音声データADをユーザに可聴情報の形態で提供するスピーカ、21は制御部11からの制御に基づいてユーザに可視情報の形態で情報案内(選択/受信チャンネル等の操作に関する表示、映像データVDの表示など)を行う液晶ディスプレイ等の表示部を示す。
【0025】
また、22は外部メモリ(RAM)を示し、このRAM22には、制御部11からの制御に基づいて多チャンネル放送を受信したときに各チャンネルを指示する情報と共に、この情報に対応付けて、当該チャンネルの番組内容のジャンルを指示する情報が格納される。つまり、各チャンネルと当該チャンネルに係るジャンルとを対応付けた「テーブル」情報が格納される。
【0026】
以上のように構成された多チャンネル放送受信機10において、制御部11は「制御手段」に、操作部12は「入力手段」に、デコード部18は「復調手段」に、スピーカ20及び表示部21は「表示手段」に、RAM22は「テーブル格納手段」に、チューナ部CNは「放送選択手段」にそれぞれ対応している。
【0027】
図4は本実施形態に係る多チャンネル放送受信機10で受信されるデジタル放送のデータフォーマットの一例を示したものである。このようなデータフォーマットは、多チャンネルのデジタル放送を配信する放送局側で指定される。
【0028】
図4に示すように、Nチャンネル分のチャンネルデータより1つのデータフレームが構成されており、この1フレーム分のデータは1/432〔ms〕毎に放送局から配信される。各チャンネルn(1〜N)のデータは、番組内容それ自体のデータ(音声/映像データ)と、その番組内容のタイトルやジャンル等を指示する付加データ(番組付加情報)とから構成されている。番組付加情報には、当該番組内容に係る番組名、番組ID、アルバム名などのタイトル、その番組内容の種類(音楽番組であれば「ポップス」、「ロック」、「ジャズ」など)を指示するジャンル、経過時間その他の情報が含まれている。
【0029】
本実施形態に係る多チャンネル放送受信機10は、後述するように、同じジャンルの放送番組が連続するチャンネル番号に割り当てられている放送サービスの内容に対し(図1参照)、ユーザが、現在選択中のチャンネルに係るジャンルと違うジャンルのチャンネルの放送を受信したいときに、現在選択中のチャンネルに係るジャンルと同じジャンルの後続のチャンネルについてその選択処理をスキップするようにしたことを特徴とする。つまり、同じジャンルの放送をしているチャンネルの選択処理をスキップし、その後に続く、違うジャンルのチャンネルの放送のみを選択し、ユーザに提供するようにしている。
【0030】
かかる同一ジャンルのチャンネル・スキップ処理は、操作部12から特定の入力指示が有ったときに、制御部11がRAM22内のテーブル情報を参照し、制御部11からの制御に基づいてチューナ部CNにより行われる。
【0031】
特定の入力指示は、スキップキーの操作によって与えるようにしても良いし、あるいは、アップ/ダウンキーの所定時間以上(例えば1.7秒以上)の操作、いわゆる「長押し操作」によって与えるようにしても良い。
【0032】
以下、本実施形態の多チャンネル放送受信機10が行う同一ジャンルのチャンネル・スキップ処理について、その一例に係る処理フローを表した図5、及びその処理に係るチャンネル選択操作と受信チャンネルとの関係を示した図6を参照しながら説明する。なお、初期状態において本受信機10の電源はオン状態にあるものとする。
【0033】
先ず図5を参照すると、ステップS1では、制御部11により、アンテナ13からチューナ部CNを介して多チャンネルのデジタル放送を受信した(YES)か否(NO)かを判定する。判定結果がYESの場合には次のステップS2に進み、判定結果がNOの場合には本ステップの処理を繰り返す。
【0034】
次のステップS2では、制御部11により、チューナ部CNを介して受信された多チャンネルのデジタル放送から、各チャンネルと当該チャンネルの番組内容のジャンルとを対応付けたテーブルを作成し、その「テーブル」情報をRAM22に格納する。
【0035】
これによって制御部11は、RAM22に格納されている「テーブル」情報を参照することで、各チャンネル1〜Nと当該チャンネルに係るジャンル(ポップス、ニュース等)との関係を認識することができる。
【0036】
次のステップS3では、制御部11からの制御の下にチューナ部CNにより、最初のチャンネルとして、現在選択状態にあるチャンネル(例えば、表示部21の画面上にch1が表示されている場合には、そのチャンネルch1)の放送を受信する。
【0037】
すなわち、制御部11からの制御の下にチューナ部CNにより、その選択状態にあるチャンネルの受信周波数をサーチし、当該チャンネルの信号を受信する。この受信された信号(音声/映像信号SD)は、デコード部18を通して復調された後(音声データAD/映像データVD)、オーディオアンプ19を介してスピーカ20に出力されると共に、表示部21に出力される。これによって、ユーザは、現在選択状態にあるチャンネルの放送を、スピーカ20により可聴情報の形態で、また表示部21により可視情報の形態で、受信することができる。
【0038】
次のステップS4では、制御部11により、ユーザが操作部12を介してチャンネル選択に係る操作を行ったか否か、すなわち操作部12からアップ/ダウンキーの操作(A)、又は特定の入力指示(B)が有った(YES)か否(NO)かを判定する。判定結果がYESの場合には、アップ/ダウンキーの操作(A)が有ったときはステップS5、スキップキー操作等の特定の入力指示(B)が有ったときはステップS6にそれぞれ進み、一方、判定結果がNOの場合にはステップS8に進む。
【0039】
ステップS5では(つまり、アップ/ダウンキーが操作された場合)、制御部11からの制御の下にチューナ部CNにより、ステップS3で受信したチャンネルに続く次のチャンネル(この場合、チャンネルch2)の受信周波数をサーチし、当該チャンネルの放送を受信する。この後、ステップS4に戻って上記の処理を繰り返す。
【0040】
一方、ステップS6では(つまり、スキップキー操作等の特定の入力指示が有った場合)、制御部11がRAM22に格納されている「テーブル」情報を参照し、制御部11からの制御に基づいてチューナ部CNにより、現在選択中のチャンネルに係るジャンル(この場合、チャンネルch1の「ポップス」)と同じジャンルの後続のチャンネル(この場合、ch2〜ch4)の選択処理をスキップする。
【0041】
次のステップS7では、制御部11からの制御の下にチューナ部CNにより、ステップS6でスキップされた同じジャンルのチャンネル(ch2〜ch4)に続く、違うジャンルの最初のチャンネル(この場合、チャンネルch5)の受信周波数をサーチし、当該チャンネルの放送を受信する(図6参照)。この後、ステップS4に戻って上記の処理を繰り返す。
【0042】
最後のステップS8では(つまり、チャンネル選択に係る操作(A)、(B)のいずれも無かった場合)、制御部11により、ユーザが操作部12の電源スイッチを操作して本受信機10の電源をオフにした(YES)か否(NO)かを判定する。判定結果がYESの場合には、この処理フローは「エンド」となり、判定結果がNOの場合には、ステップS4に戻って上記の処理を繰り返す。
【0043】
以上説明したように、本実施形態の多チャンネル放送受信機10によれば、図4に示したような各チャンネル毎に番組内容のデータ(音声/映像データ)と少なくともその番組内容のジャンルを指示する情報を含む付加データ(番組付加情報)が割り当てられた多チャンネル放送を受信する際に、制御部11を介してRAM22に、各チャンネルと当該チャンネルに係るジャンルとを対応付けたテーブル情報が格納される。そして、操作部12から特定の入力指示(スキップキーの操作、アップ/ダウンキーの長押し操作など)が有ったときに、制御部11がそのテーブル情報を参照し、制御部11からの制御に基づいてチューナ部CNにより、現在選択中のチャンネルに係るジャンルと同じジャンルの後続のチャンネルについてその選択処理をスキップするようにしている。つまり、同じジャンルの放送をしているチャンネルの選択処理をスキップし、その後に続く、違うジャンルのチャンネルの放送のみを選択し、スピーカ20/表示部21を介してユーザに提供するようにしている。
【0044】
従って、例えば図1に示したような放送サービスの内容に対し、現在受信中のチャンネルがch1であり、ユーザが受信を所望しているチャンネルがch8であった場合、従来の技術では(図2(b)参照)、ch1からch8に切り替えられるまでにアップキー操作を7回行う必要があったが、本実施形態によれば、図6に例示したようにスキップキー操作又はアップキー長押し操作を2回行うことで、ch1からch8に切り替えることができる。
【0045】
このように、従来技術に見られたような無駄なチャンネル切替操作やジャンルの指定などの煩雑な操作を行うことなく、比較的少ない操作で、ユーザが所望している放送サービスを選択することができる。
【0046】
上述した実施形態に係る多チャンネル放送受信機10によれば、従来形に比して少ない操作で所望の放送サービスを選択することができるが、図6に例示したように、ch1からch8に切り替えられるまでにスキップキー操作(又はアップキー長押し操作)を2回行う必要がある。つまり、1回目のスキップキー操作を行ったときに、ch1に係るジャンル(ポップス)とは違うジャンル(ニュース)のch5がいったん選択されてその放送番組が受信されるが、このch5はユーザが所望したチャンネルではない。この点で、1回分のスキップキー操作が無駄になる。
【0047】
このような不利を改善するための一例として、上述した実施形態に係る多チャンネル放送受信機10の構成(図3)に加えてさらに、上述した同一ジャンルのチャンネル・スキップ処理の過程でスキップされたチャンネルに係るジャンルを登録しておくためのジャンル登録手段(図3において破線で示すRAM23)を備えるようにする。この場合、制御部11からの制御に基づいてチューナ部CNにより、RAM23に登録されたジャンルのチャンネルについてその選択処理が自動的にスキップ(つまり無視)される。
【0048】
この形態に係る多チャンネル放送受信機10aによれば、上述した実施形態の場合と同様に図1に示したような放送サービスの内容に対してch1からch8にチャンネルの切り替えを行う場合、ch5〜ch7については前の処理で既にスキップされてそのジャンルがRAM23に登録されているので、例えば図7に例示するように、ch1の受信状態でスキップキー操作を1回行うと、ch5〜ch7の選択処理は無視されて、ch8の放送を受信することができる。このようにスキップキー操作が1回で済むので、上述した実施形態の場合と比べて、操作性の更なる向上を図ることができる。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る多チャンネル放送受信機によれば、各チャンネル毎に少なくともその番組内容のジャンルを指示する情報を含む付加データが割り当てられ、かつ、同じジャンルの放送番組が連続するチャンネル番号に割当てられた配列形態で同じ放送局から送られてくる多チャンネル放送のサービスに対し、現在選択中のチャンネルに係るジャンルと同じジャンルの後続のチャンネルの選択処理をスキップするよう制御しているので、ユーザが所望している放送サービスの選択に際し、従来技術に見られたような無駄なチャンネル切替操作や煩雑な操作を無くし、操作性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】多チャンネル放送サービスの内容の一例を示す図である。
【図2】従来の多チャンネル放送受信機におけるチャンネル選択操作と受信チャンネルとの関係を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る多チャンネル放送受信機の構成を概略的に示すブロック図である。
【図4】図3の多チャンネル放送受信機で受信されるデジタル放送のデータフォーマットの一例を示す図である。
【図5】図3の多チャンネル放送受信機が行う同一ジャンルのチャンネル・スキップ処理の一例を示すフロー図である。
【図6】図5に示すチャンネル・スキップ処理に係るチャンネル選択操作と受信チャンネルとの関係を示す図である。
【図7】本発明の他の実施形態によるチャンネル・スキップ処理に係るチャンネル選択操作と受信チャンネルとの関係を示す図である。
【符号の説明】
10,10a…多チャンネル放送受信機、
11…制御部(制御手段)、
12…操作部(入力手段)、
18…デコード部(復調手段)、
20…スピーカ(可聴情報表示手段)、
21…表示部(可視情報表示手段)、
22…RAM(テーブル格納手段)、
23…RAM(ジャンル登録手段)、
CN…チューナ部(放送選択手段)。

Claims (6)

  1. チャンネル毎に番組内容のデータと少なくとも該番組内容のジャンルを指示する情報を含む付加データとが割り当てられ、かつ、同じジャンルの放送番組が連続するチャンネル番号に割当てられた配列形態で、同じ放送局から送られてくる多チャンネル放送を受信するよう適応された受信機であって、
    チャンネルの選択に係る情報を入力する入力手段と、
    該入力手段からのチャンネル・アップ/ダウン操作に基づいて各チャンネルの放送を順次選択する放送選択手段と、
    選択された放送に係る番組内容のデータを復調する復調手段と、
    該復調手段から出力されたデータをユーザに提供する表示手段と、
    前記多チャンネル放送を受信する際に各チャンネルと当該チャンネルの番組内容のジャンルとを対応付けたテーブルを格納するテーブル格納手段と、
    ジャンル登録手段と、
    前記入力手段、放送選択手段、復調手段、表示手段テーブル格納手段及びジャンル登録手段に動作可能に接続された制御手段とを具備し、
    該制御手段は、前記入力手段から特定の入力指示があったときに前記テーブル格納手段に格納されているテーブルを参照して、前記放送選択手段に対し、現在選択中のチャンネルに係るジャンルと同じジャンルの後続のチャンネルについてその選択処理をスキップさせ、さらにチャンネルのスキップ処理の過程でスキップされたチャンネルに係るジャンルを前記ジャンル登録手段に登録しておき、前記放送選択手段に対し、当該登録されたジャンルのチャンネルについてその選択処理をスキップさせることを特徴とする多チャンネル放送受信機。
  2. 前記入力手段は、前記チャンネル・アップ/ダウン操作に係るアップ/ダウンキーを有し、該アップ/ダウンキーの所定時間以上の操作によって前記特定の入力指示を与えることを特徴とする請求項1に記載の多チャンネル放送受信機。
  3. 前記所定時間は、1.7秒に設定されていることを特徴とする請求項2に記載の多チャンネル放送受信機。
  4. 前記入力手段は、前記チャンネル・アップ/ダウン操作に係るアップ/ダウンキーとは別に、前記特定の入力指示を与えるスキップキーを有することを特徴とする請求項1に記載の多チャンネル放送受信機。
  5. 前記表示手段は、ユーザに提供する選択チャンネルの放送に係る番組内容のデータの表示を、可視情報及び可聴情報の少なくとも一方の形態で行うことを特徴とする請求項1に記載の多チャンネル放送受信機。
  6. 車両に搭載されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の多チャンネル放送受信機。
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