JP4215031B2 - 光通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、光通信で使用される光通信システムに関する。
光通信では、通信規格によって光信号の様々な伝送レートが規定されている。近年では、可変の伝送レートを有する光信号を受信可能な光通信システム、すなわちマルチレート通信に対応した光通信システムが求められている。
無線通信の分野では、複数の伝送レートに対応可能な受信機が公開されている(特許文献1を参照)。この受信機は、無線信号を受けるフィルタ及びアンプの組を伝送レートごとに複数備えている。フィルタ及びアンプの前段には、無線信号の供給先を定めるスイッチが設置されている。このスイッチの動作を伝送レートに応じて制御することにより、無線信号がその伝送レートに合致したフィルタ及びアンプに供給される。
米国特許第6,584,304号明細書
しかしながら、特許文献1に記載の技術を光通信システムに応用すると、伝送レートを判別する間、及びスイッチの状態を変更する間に受信データの欠落が生じてしまう。
そこで、本発明は、可変の伝送レートを有する光信号を、データの欠落を生じさせることなく受信できる光通信システムを提供することを目的としている。
本発明の光通信システムは、複数の所定の伝送レートのいずれかを有する光信号を受信する。この光通信システムは、光信号を電気信号に変換する受光部と、伝送レートに対応した互いに異なる複数の周波数範囲内で、電気信号から各クロック信号を抽出するクロック抽出部と、クロック信号を用いて電気信号から複数のデータ信号を再生するデータ再生部と、複数のデータ信号を個別に記憶する複数の記憶部と、複数の記憶部から複数のデータ信号を読み取って、光信号の伝送レートを判別する伝送レート判別部と、伝送レート判別部の判別結果に応じたデータ信号を読み出して出力するデータ読出部とを備えている。
光信号がとりうる伝送レートに対応した第1〜第N(Nは2以上の整数)の周波数範囲内でクロック信号が抽出されるので、光信号がいずれの伝送レートを有していても、いずれかの周波数範囲内でクロック信号が正しく抽出され、そのクロック信号を用いてデータ信号が正しく再生される。このデータ信号は、第1〜第Nの記憶部のいずれかに記憶される。データ読出部は、伝送レート判別部によって判別された伝送レートに対応する記憶部からデータ信号を読み出して出力する。したがって、光受信システムは、可変の伝送レートを有する光信号を適切に電気信号に変換することができる。伝送レートを判別する間も記憶部がデータ信号を記憶するので、データの欠落を防止することができる。
伝送レート判別部は、複数のデータ信号の周波数成分を計算することにより光信号の伝送レートを判別してもよい。
光信号の伝送レートは、その光信号から変換される電気信号、及びその電気信号から再生されたデータ信号の周波数分布に反映される。これらの周波数分布は、伝送レートごとに固有の特徴を有している。現在の伝送レートに対応する周波数範囲内で抽出されたクロック信号のみがデータ信号を正しく再生できるので、第1〜第Nのデータ信号のうち伝送レートに固有の特徴を有するデータ信号は一つに限られる。第1〜第Nのデータ信号は、第1〜第Nの伝送レートに対応しているので、伝送レートに固有の特徴を有するデータ信号が第i(iは1以上N以下の整数)のデータ信号であれば、現在の伝送レートは第iの伝送レートであると判別される。
光信号は、現在の伝送レートを示す判別用データを含んでいてもよい。伝送レート判別部は、複数のデータ信号のうち判別用データを含むデータ信号を特定してもよい。データ読出部は、この特定されたデータ信号を記憶する記憶部から当該データ信号を読み出してもよい。
現在の伝送レートに対応する周波数範囲内で抽出されたクロック信号のみがデータ信号を正しく再生できるので、第1〜第Nのデータ信号のうち判別用データを含むデータ信号は一つに限られる。第1〜第Nのデータ信号は、第1〜第Nの伝送レートに対応しているので、判別用データを含むデータ信号が第i(iは1以上N以下の整数)のデータ信号であれば、現在の伝送レートは第iの伝送レートであると判別される。
本発明に係る光通信システムは、受光部が出力する電気信号が分岐されて供給され、これらの分岐された電気信号を独立して増幅する複数の増幅部を更に備えていてもよい。各増幅部は、所定の各伝送レートに対応する周波数帯域を有していてもよい。各増幅部と受光部とは光通信システムに脱着可能な一つのパッケージに収納されていてもよい。各増幅部がパッケージの外部に出力信号を出力するために、それぞれに対応する複数の出力端子を更に備えていてもよい。
この構成では、伝送レートごとに個別に増幅部が用意されているので、光信号から変換される電気信号を、その光信号の伝送レートに応じて異なる周波数帯域及び利得で増幅することが可能である。したがって、伝送レートに応じて要求される受信感度が異なる場合でも、各増幅部の利得を適切に設定することで、伝送レートごとに受信感度を最適化することができる。また、増幅部と受光部とは光通信システムに脱着可能であるので、容易に交換することができ、伝送レートごとに受信感度を最適化することが容易である。
本発明の光通信システムは、伝送レートのうち最も高い伝送レートに対応する周波数帯域を有する一の増幅部と受光部との間に接続され、電気信号を伝送する伝送線路と、伝送線路の一端に接続された第1の終端抵抗と、伝送線路の他端と前記一の増幅部との間に接続され、第1の終端抵抗と等しい抵抗値を有する第2の終端抵抗と、他の増幅部と伝送線路の他端との間に直列接続され、第1及び第2の終端抵抗よりも高い抵抗値を有する抵抗とを備えていてもよい。
最も高い伝送レート用の増幅部と受光部とが伝送線路を介して接続されており、この伝送線路は第1及び第2の終端抵抗によって終端されているので、この増幅部と受光部との間の反射による信号波形の劣化が低減される。また、より低い伝送レート用の増幅部と伝送線路との間には、終端抵抗より高い抵抗値を有する抵抗が接続されている。これにより、低い伝送レート用の増幅部を伝送線路に接続することによるインピーダンスのミスマッチが抑えられる。その結果、最も高い伝送レートを有する光信号のパワー損失が低減される。
本発明の光通信システムは、光信号がとりうる伝送レートに応じて再生されたデータ信号を複数の記憶部に格納しておき、伝送レートを判別した後、その伝送レートに対応した記憶部からデータ信号を読み出す。したがって、本発明の光通信システムは、可変の伝送レートを有する光信号を、データの欠落を生じさせることなく受信することができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、各図面において同一又は相当の部分に対しては同一の符号を附すこととする。
第1実施形態
図1は、本発明の第1の実施形態に係る光通信システムを示す回路ブロック図である。この光通信システム10は、マルチレート通信に対応しており、可変の伝送レートを有する光信号を受信して電気信号に変換することが可能である。本実施形態では、光信号はディジタル変調されている。光通信における伝送レートは、SONET/SDHなどの通信規格で定められている。これらの通信規格では、最低でも4倍の違いを有する複数の伝送レートが規定されている。本実施形態では、光信号の伝送レートが2488Mbps、622Mbps、及び156Mbpsの間で切り替えられるものとする。伝送レートの切り替えの際、光通信システム10の動作を停止する必要はない。すなわち、光通信システム10は、伝送レートの動的な変動に対応して光信号を適切に受信することができる。
光通信システム10は、光受信モジュール11、クロックデータ再生(Clock and Data Recovery:CDR)部200、記憶部220、スイッチ部240及び伝送レート判別部260を備えている。光通信システム10は、スイッチ部240の出力端子250に接続された図示しない後段回路を更に備えている。この後段回路は、光信号から変換された電気信号を出力端子250から受けて、所定の信号処理を実行する。クロックデータ再生部200、記憶部220、スイッチ部240、伝送レート判別部260及び後段回路は、回路基板(図示せず)上に実装されている。光受信モジュール11は信号ピン171〜173を有しており、これらの信号ピンを介して回路基板に接続されている。
光受信モジュール11は、光信号を受けて電圧信号に変換し、その電圧信号をフィルタリング及び増幅して出力する。光受信モジュール11は、受光素子12、フロントエンドアンプ14、及び増幅部191〜193を有している。本実施形態では、光受信モジュール11は光通信システム10に脱着可能な一つのパッケージに収納されている。このパッケージは信号ピン171〜173を出力端子としている。
受光素子12は、光信号に応じた電流信号を生成し、この電流信号をフロントエンドアンプ14へ出力する。本実施形態では、受光素子12はフォトダイオードである。受光素子12のカソードは基準電位13に接続され、アノードはフロントエンドアンプ14の入力端子に接続されている。
フロントエンドアンプ14は、受光素子12からの電流信号を電圧信号に変換する。この電圧信号は、光信号と同じ伝送レートを有しており、また、その伝送レートに応じた周波数分布を有している。フロントエンドアンプ14の出力端子は、共通のノード195を介して増幅部191〜193に接続されている。したがって、フロントエンドアンプ14の出力信号は、三つに分岐されて増幅部191〜193に送られる。
増幅部191〜193は、ローパスフィルタ161〜163とポストアンプ181〜183とを含んでいる。ローパスフィルタ161〜163の各入力端子は、ノード195を介してフロントエンドアンプ14の出力端子に接続されている。
ローパスフィルタ161〜163は、フロントエンドアンプ14の出力電圧信号の周波数帯域を制限し、高周波ノイズを除去するために使用される。ローパスフィルタ161、162及び163は、光信号がとりうる三つの伝送レート、すなわち2488Mbps、622Mbps及び156Mbpsにそれぞれ対応している。光信号は、これらの伝送レートのいずれをも有する可能性がある。フロントエンドアンプ14の出力信号は、現在の伝送レートに応じた周波数分布を有する。このため、ローパスフィルタ161〜163は、すべての伝送レートに適応できるように、光信号のとりうる伝送レートに対応した互いに異なるカットオフ周波数及び通過帯域を有している。具体的には、高い伝送レート用のフィルタほど、カットオフ周波数が高く、通過帯域が広い。
このように、ローパスフィルタ161〜163は、フロントエンドアンプ14の出力信号のうち伝送レートに応じた周波数帯域の成分を通過させる。したがって、ローパスフィルタ161〜163は、対応する伝送レートの光信号から変換された電圧信号については、信号成分を除去することなくノイズ成分を除去することができる。
ローパスフィルタ161、162及び163の出力端子は、それぞれポストアンプ181、182及び183の入力端子に接続されている。ポストアンプ181〜183は、光信号がとりうる伝送レート、すなわち2488Mbps、622Mbps及び156Mbpsにそれぞれ対応した互いに異なる周波数帯域を有しており、ローパスフィルタ161〜163を通過した電圧信号を増幅する。
ポストアンプ181〜183によって増幅された三つの電圧信号は、光受信モジュール11の信号ピン171〜173からそれぞれ出力される。これらの信号ピンは、クロックデータ再生部200に接続されている。クロックデータ再生部200は、三つのクロックデータ再生回路(以下、「CDR」と表記する)201〜203を有している。信号ピン171、172及び173は、CDR201、202及び203の入力端子にそれぞれ接続されている。
CDR201〜203は、ポストアンプ181〜183の出力電圧信号をそれぞれ受け、それらの電圧信号からクロック信号を抽出する。CDR201〜203は、光信号がとりうる三つの伝送レート、すなわち2488Mbps、622Mbps、156Mbpsに対応しており、各伝送レートに応じた周波数範囲内でクロック信号を抽出する。本実施形態では、CDR201、202及び203が抽出可能なクロック信号の周波数範囲は、それぞれ2488MHz、622MHz、156MHzを中心として定められている。
更に、CDR201〜203は、抽出したクロック信号を用いて、ポストアンプ181〜183の出力電圧信号からデータ信号を再生する。したがって、CDR201、202及び203は、光信号の伝送レートがそれぞれ2488Mbps、622Mbps、156Mbpsのときにデータ信号を正しく再生することができる。
このように、CDR201〜203が抽出可能なクロック信号の周波数は、光信号がとりうる複数の伝送レートに応じた互いに異なる周波数範囲に制限されている。CDRに入力される電圧信号の伝送レートがこの周波数範囲外である場合には、CDR内のPLL(Phase Locked Loops)がロックせず、CDRが抽出するクロック信号の周波数が不安定になる。これに応じて、CDRが再生するデータ信号の周波数も不安定になる。
CDR201〜203によって再生されたクロック信号及びデータ信号は、記憶部220に供給される。記憶部220は、三つのバッファメモリ221〜223を有している。バッファメモリ221、222及び223は、CDR201、202及び203からのクロック信号及びデータ信号をそれぞれ記憶する。本実施形態では、各バッファメモリは、シフトレジスタやデュアルアクセスメモリなどのFIFO(First In First Out)メモリである。
バッファメモリ221〜223の出力端子は、スイッチ部240に接続されている。スイッチ部240は、三つのスイッチ241〜243を有している。バッファメモリ221、222及び223の出力端子は、スイッチ241、242及び243の第1の端子にそれぞれ接続されている。スイッチ241、242及び243の第2の端子は、出力端子250に接続されている。スイッチ241〜243がオン状態のときは、それぞれバッファメモリ221〜223からクロック信号及びデータ信号が読み出され、出力端子250を通じて後段回路へ出力される。
バッファメモリ221〜223の出力端子は、伝送レート判別部260の入力端子にも接続されている。伝送レート判別部260は、バッファメモリ221〜223からデータ信号を読み出し、それらのデータ信号に基づいて光信号の伝送レートを判別する。また、伝送レート判別部260は、この判別結果に従って制御信号を生成し、スイッチ部240へ出力する。この制御信号は、スイッチ241〜243のオンオフ状態を制御する。
以下では、伝送レート判別部260をより詳細に説明する。図2は、伝送レート判別部260の構成を示すブロック図である。伝送レート判別部260は、フーリエ変換部281〜283、規格化部300、比較部321〜323、及び制御信号生成部340を備える。
フーリエ変換部281〜283は、バッファメモリ221〜223に記憶されたデータ信号のうち所定の時間分を順次に読み込み、データ信号の周波数分布を解析する。より具体的に述べると、フーリエ変換部281〜283は、まず、バッファメモリ221に記憶されたデータ信号の先頭から所定の長さにわたる部分、すなわち図2のA部分を読み込む。このA部分は、フーリエ変換部281、282及び283に同時に入力される。
フーリエ変換部281〜283は、データ信号のA部分をフーリエ変換して、n個の周波数におけるフーリエ係数を求める。対象とする周波数はフーリエ変換部281〜283の間で互いに異なっており、光信号がとりうる伝送レートに応じた周波数帯域から選択される。例えば、フーリエ変換部281は、伝送レート2488Mbpsに応じた周波数(=1244MHz)近傍の成分(a、…、a)を求める。これは、伝送レート622Mbpsおよび156Mbpsの信号には含まれない成分である。同様に、フーリエ変換部282は、伝送レート622Mbpsに応じた周波数(=311MHz)近傍の成分(b、…、b)を求める。これは、伝送レート156Mbpsの信号には含まれない成分である。また、フーリエ変換部283は、伝送レート156Mbpsに応じた周波数(=77MHz)近傍の成分(c、…、c)を求める。
更に具体的には、自乗和(a +…+a )が1244MHz成分の出力に相当し、(b +…+b )、(c +…+c )がそれぞれ311MHz成分の出力、77MHz成分の出力に相当する。フーリエ変換部281の出力(a +…+a )を第1の信号とし、フーリエ変換部282の出力(b +…+b )を第2の信号とし、フーリエ変換部283の出力(c +…+c )を第3の信号とする。
この後、フーリエ変換部281〜283は、バッファメモリ222からデータ信号のA部分を読み込んで第1〜第3の信号を生成し、続いて、バッファメモリ223からもデータ信号のA部分を読み込んで第1〜第3の信号を生成する。
規格化部300は、フーリエ変換部281〜283から第1〜第3の出力信号を受けると、所定の周波数成分(例えば、10MHz成分)が1となるように各信号を規格化する。規格化された第1、第2及び第3の信号は、それぞれ比較部321、322及び323に入力される。比較部321〜323は、それぞれ第1〜第3の信号を所定の基準電圧と比較し、これらの信号が基準電圧より高い場合はハイレベルの信号を出力し、基準電圧より低い場合にはローレベルの信号を出力する。
比較部321〜323の出力信号は、制御信号生成部340に送られる。制御信号生成部340は、比較部321〜323の出力信号のうち、いずれか一つの信号がハイレベルの場合は、ハイレベルの制御信号を出力する。一方、比較部321〜323からの信号がすべてローレベルの場合には、制御信号生成部340は、ローレベルの制御信号を出力する。この制御信号は、スイッチ241〜243の一つに供給され、そのスイッチのオンオフ状態を制御する。各スイッチは、ハイレベルの制御信号を受けるとオン状態となり、ローレベルの制御信号を受けるとオフ状態になる。制御信号の供給先は、制御信号の生成に使用されたデータ信号がどのバッファメモリから読み出されたものであるかに応じて決定される。すなわち、バッファメモリ221内のデータ信号から制御信号が生成される場合は、スイッチ241に制御信号が供給される。同様に、バッファメモリ222又は223内のデータ信号から制御信号が生成される場合は、スイッチ242又は243に制御信号が供給される。
なお、バッファメモリ221〜223は、伝送レートの判別及びスイッチの制御中もデータ信号の記憶を継続して行っている。各バッファメモリは、伝送レートの判別に必要な長さのデータ信号(図2のA部分)に加えて、伝送レートの判別およびスイッチの制御中に入力されるデータ信号(図2のB部分)を記憶するのに十分な記憶容量を有している。バッファメモリ221〜223の記憶容量は均一である必要はなく、伝送レート、あるいは伝送レートを定める通信規格に応じて異なる記憶容量をバッファメモリ221〜223に与えてもよい。
以下では、光信号の伝送レートが2488Mbps、622Mbps及び156Mbpsの各々の場合について光通信システム10の動作を詳細に説明する。光通信システム10に光信号が入射すると、光信号に応じた電流信号が受光素子12によって生成され、この電流信号に応じた電圧信号がフロントエンドアンプ14によって生成される。この電圧信号は三つに分岐され、ローパスフィルタ161〜163によってフィルタリングされた後、ポストアンプ181〜183によって増幅される。増幅された三つの電圧信号は、それぞれCDR201〜203に入力される。
光信号の伝送レートが2488Mbpsの場合、CDR201内のPLLがロックするので、2488MHzのクロック信号と、そのクロック信号を用いて電圧信号から再生された2488Mbpsのデータ信号がバッファメモリ221に記憶される。一方、CDR202及び203内のPLLはロックしないので、バッファメモリ222及び223には、周波数が不安定で時間的に変動するクロック信号及びデータ信号が記憶される。
伝送レート判別部260は、まず、バッファメモリ221から2488Mbpsのデータ信号を読み込む。このデータ信号は、1244MHz、311MHz、及び77MHzの周波数成分を多く含んでいるので、フーリエ変換部281〜283から出力される第1〜第3の信号は上述した基準電圧以上となる。したがって、比較部321〜323はすべてハイレベルの信号を出力し、それに応じて制御信号生成部340は、ハイレベルの制御信号をスイッチ241へ出力する。
次いで、伝送レート判別部260は、バッファメモリ222からデータ信号を読み込む。上述のように、このデータ信号は周波数が不安定なため、1244MHz以下の周波数帯域において平坦化された周波数スペクトラムを有する。このため、1244MHz、311MHz及び77MHzの各周波数成分が低くなり、その結果、フーリエ変換部281〜283から出力される第1〜第3の信号が基準電圧未満となる。したがって、比較部321〜323はすべてローレベルの信号を出力し、制御信号生成部340はローレベルの制御信号をスイッチ242へ出力する。
続いて、伝送レート判別部260は、バッファメモリ223からデータ信号を読み込む。このデータ信号も周波数が不安定なため、フーリエ変換部281〜283から出力される第1〜第3の信号が基準電圧未満となる。したがって、比較部321〜323はすべてローレベルの信号を出力し、制御信号生成部340はローレベルの制御信号をスイッチ243へ出力する。
このように、光信号の伝送レートが2488Mbpsの場合、バッファメモリ221に接続されたスイッチ241のみがオン状態にされ、他のスイッチ242及び243はオフ状態にされる。この結果、2488MHzのクロック信号と2488Mbpsのデータ信号がバッファメモリ221から読み出され、出力端子250から出力される。
次に、光信号の伝送レートが622Mbpsの場合を説明する。この場合、CDR202内のPLLがロックし、バッファメモリ222には622MHzのクロック信号と622Mbpsのデータ信号が記憶される。一方、CDR201及び203内のPLLはロックしないので、バッファメモリ221及び223に記憶されるクロック信号及びデータ信号は、不安定で時間的に変動する周波数を持つことになる。
伝送レート判別部260は、まず、バッファメモリ221からデータ信号を読み込む。このデータ信号は、伝送レートが622MHzの光信号から生成されたものなので、622MHz以上の周波数成分は、ほとんど含まない。したがって、フーリエ変換部281から出力される第1の信号は基準電圧未満となる。また、このデータ信号は周波数が不安定なため、311MHz以下の周波数帯域において平坦化された周波数スペクトラムを有する。このため、311MHz及び77MHzの各周波数成分が低く、フーリエ変換部282及び283から出力される第2及び第3の信号が基準電圧未満となる。この結果、比較部321〜323はすべてローレベルの信号を出力し、制御信号生成部340はローレベルの制御信号をスイッチ241へ出力する。
次いで、伝送レート判別部260は、バッファメモリ222から622Mbpsのデータ信号を読み込む。このデータ信号は、311MHz及び77MHzの周波数成分を特に多く含んでいるので、フーリエ変換部282及び283から出力される第2及び第3の信号が基準電圧以上となる。また、このデータ信号には、311MHzより高い周波数成分はほとんど含まれないので、フーリエ変換部281から出力される第1の信号は基準電圧未満となる。したがって、比較部321、322及び323は、それぞれ、ローレベル、ハイレベル及びハイレベルの信号を出力する。これに応じて、制御信号生成部340は、ハイレベルの制御信号をスイッチ242へ出力する。
続いて、伝送レート判別部260は、バッファメモリ223からデータ信号を読み込む。このデータ信号は周波数が不安定なため、311MHz及び77MHzの各周波数成分が低く、したがって、フーリエ変換部282及び283から出力される第2及び第3の信号が基準電圧未満となる。また、このデータ信号には、311MHzより高い周波数成分はほとんど含まれないので、フーリエ変換部281から出力される第1の信号も基準電圧未満となる。したがって、比較部321〜323はすべてローレベルの信号を出力し、制御信号生成部340はローレベルの制御信号をスイッチ243へ出力する。
このように、光信号の伝送レートが622Mbpsの場合、バッファメモリ222に接続されたスイッチ242のみがオン状態にされ、他のスイッチ241及び243はオフ状態にされる。この結果、622MHzのクロック信号と622Mbpsのデータ信号がバッファメモリ222から読み出され、出力端子250から出力される。
次に、光信号の伝送レートが156Mbpsの場合を説明する。この場合、CDR203内のPLLがロックし、バッファメモリ223には156MHzのクロック信号と156Mbpsのデータ信号が記憶される。一方、CDR201及び202内のPLLはロックせず、したがって、バッファメモリ221及び222に記憶されるクロック信号及びデータ信号は、不安定で時間的に変動する周波数を持つことになる。
伝送レート判別部260は、まず、バッファメモリ221からデータ信号を読み込む。このデータ信号は、伝送レートが156MHzの光信号から生成されたものなので、156MHz以上の周波数成分は、ほとんど含まない。したがって、フーリエ変換部281及び282から出力される第1及び第2の信号は基準電圧未満となる。また、このデータ信号は周波数が不安定なため、77MHz以下の周波数帯域において平坦化された周波数スペクトラムを有する。このため、77MHzの周波数成分が低く、フーリエ変換部283から出力される第3の信号が基準電圧未満となる。したがって、比較部321〜323はすべてローレベルの信号を出力し、制御信号生成部340はローレベルの制御信号をスイッチ241へ出力する。
次いで、伝送レート判別部260は、バッファメモリ222からデータ信号を読み込む。このデータ信号は周波数が不安定なため、77MHz以下の周波数成分が低く、したがって、フーリエ変換部283から出力される第3の信号が基準電圧未満となる。また、このデータ信号には、77MHzより高い周波数成分はほとんど含まれないので、フーリエ変換部281及び282から出力される第1及び第2の信号も基準電圧未満となる。したがって、比較部321〜323はすべてローレベルの信号を出力し、制御信号生成部340はローレベルの制御信号をスイッチ242へ出力する。
続いて、伝送レート判別部260は、バッファメモリ223から156Mbpsのデータ信号を読み込む。このデータ信号は、77MHzの周波数成分を特に多く含んでいるので、フーリエ変換部283から出力される第3の信号が基準電圧以上となる。また、このデータ信号には、77MHzより高い周波数成分はほとんど含まれないので、フーリエ変換部281及び282から出力される第1及び第2の信号は基準電圧未満となる。したがって、比較部321、322及び323は、それぞれローレベル、ローレベル及びハイレベルの信号を出力する。これに応じて、制御信号生成部340は、ハイレベルの制御信号をスイッチ243へ出力する。
このように、光信号の伝送レートが156Mbpsの場合、バッファメモリ223に接続されたスイッチ243のみがオン状態にされ、他のスイッチ241及び242はオフ状態にされる。この結果、156MHzのクロック信号と156Mbpsのデータ信号がバッファメモリ223から読み出され、出力端子250から出力される。
上述のように、バッファメモリ221〜223は、伝送レート判別部260が伝送レートの判別を開始してからスイッチ241〜243のオンオフを設定するまでの間、データ信号の記憶を継続している。したがって、伝送レートの判定に使用されるデータ信号のA部分に加えて、伝送レートの判別及びスイッチの制御中に記憶されたB部分もバッファメモリ221〜223から読み出される。
以下では、本実施形態の利点を説明する。光通信システム10は、光信号がとりうる伝送レートの各々に対応したCDR201〜203を有するので、光信号がいずれの伝送レートを有していても、いずれかのCDR201〜203によってデータ信号が正しく再生される。CDR201〜203によって再生されたデータ信号は、対応するバッファメモリ221〜223に記憶される。伝送レート判別部260は、光信号の伝送レートを判別し、その伝送レートに対応するCDRに接続されたバッファメモリからクロック信号及びデータ信号が読み出されるようにスイッチ241〜243の状態を制御する。したがって、光通信システム10は、可変の伝送レートを有する光信号を適切に電気信号に変換し、スイッチ部240の後段に配置された回路に供給することができる。伝送レートを判別してスイッチ241〜243を制御する間もバッファメモリ221〜223がデータ信号を記憶するので、データの欠落を防止することができる。
また、光通信システム10は、伝送レートごとに個別にポストアンプ181〜183を有しているので、光信号から変換される電圧信号を、その光信号の伝送レートに応じて異なる周波数帯域及び利得で増幅することが可能である。したがって、伝送レートに応じて要求される受信感度が異なる場合でも、各ポストアンプの利得を適切に設定することで、伝送レートごとに受信感度を最適化することができる。また、ポストアンプ181〜183を搭載する光受信モジュール11は光通信システム10に脱着可能であるので、容易に交換することができ、伝送レートごとに受信感度を最適化することが容易である。
更に、本実施形態では、上述した特許文献1のようにフロントエンドアンプ14の出力端子に複数のスイッチを接続する必要はない。これにより、フロントエンドアンプ14のスイッチによって生じる出力負荷が抑えられるので、フロントエンドアンプ14に要求される電力増幅率が低くなる。この結果、フロントエンドアンプ14の発振を防止して、光通信システム10を安定化することができる。
なお、特許文献1の技術を応用した場合でも、スイッチごとにアンプを用意してフロントエンドアンプの出力端子に接続すれば、フロントエンドアンプの電力増幅率を抑えることはできる。しかし、この手法(スイッチとアンプを各出力端子に接続すること)は、消費電力が顕著に増大するとともに、光受信モジュール11が大型化するので好ましくない。
第2実施形態
以下では、本発明の第2の実施形態を説明する。この実施形態では、光信号の取りうる伝送レートが2488Mbps及び622Mbpsの二つである。したがって、本実施形態の光通信システムは、156Mbpsの伝送レートに対応した増幅部193、CDR203、バッファメモリ223、スイッチ243、フーリエ変換部283、及び比較部323を第1実施形態の光通信システム10から取り除いた構成を有している。
図3は、本実施形態における光受信モジュール11aの構成を示すブロック図である。光受信モジュール11aは、フロントエンドアンプ14とポストアンプ181及び182との間に伝送線路40が設けられている点で、第1実施形態における光受信モジュール11と異なっている。伝送線路40は、高周波の電気信号を自身に沿って伝搬させる構造であり、その例としては、ストリップ線路、マイクロストリップ線路、コプレナー線路などが挙げられる。
伝送線路40の両端には、終端抵抗42a及び42bが並列に接続されている。終端抵抗42aの一端は伝送線路40に接続され、他端は所定の基準電位(例えば、接地電位)45に接続されている。終端抵抗42bの一端は伝送線路40とポストアンプ181の入力端子との間に接続され、他端は基準電位45に接続されている。本実施形態では、終端抵抗42aは、フロントエンドアンプ14の出力抵抗を兼ねている。伝送線路40の特性インピーダンスは、終端抵抗42a及び42bの抵抗値に整合されている。本実施形態では、終端抵抗42a及び42bの抵抗値は50Ωである。
伝送線路40とポストアンプ181の入力端子との間にはノード48が設けられており、このノード48にポストアンプ182の入力端子が接続されている。ポストアンプ182の入力端子とノード48との間には、抵抗44が直列に接続されている。また、抵抗44とポストアンプ182の入力端子との間には、容量素子46及び抵抗47bが並列に接続されている。抵抗44と容量素子46は、ローパスフィルタを構成する。抵抗44は、終端抵抗42a及び42bよりも十分に高い抵抗値を有している。伝送線路40が50Ω系で、低速信号が100Mbps〜1Gbps程度ならば、抵抗44の抵抗値は、好ましくは75Ω〜5kΩ程度である。本実施形態では、抵抗44及び47の抵抗値は1kΩであり、容量素子46の容量値は0.8pFである。
この構成では、光信号から生成された電圧信号は、ノード48で分岐され、ポストアンプ181及び182に送られる。本実施形態では、パッシブ部品だけを用いて信号の分岐を実現するため、高速信号(2488Mbps)用のラインは直列抵抗を介さずに伝送線路40に接続され、低速信号(622Mbps)用のラインは直列抵抗44を介して伝送線路40に接続されている。
一般に、高周波信号の分岐を行う場合には、反射やパワーの損失が問題となる。しかし、本実施形態では、終端抵抗42a及び42bによって終端された伝送線路40を用いて信号を伝送するので、反射を抑え、信号波形の歪みを抑えることができる。低速信号用のポストアンプ182を比較的大きな抵抗44を介して伝送線路40に接続することで、信号ラインを分岐させることによる高速信号ラインのインピーダンスミスマッチを低減し、高速信号のパワー損失を抑えることができる。また、低速信号は高速信号に比べて反射の影響を受けにくいので、抵抗44を設置しても、低速信号の波形歪みを十分に抑えることが可能である。
更に、第1実施形態と同様に、伝送レートごとに個別にポストアンプ181及び182が用意されているので、光信号から変換される電圧信号を、その光信号の伝送レートに応じて異なる帯域及び利得で増幅し、伝送レートごとに受信感度を最適化することができる。例えば、本実施形態の光通信システムは、2488Mbpsの信号に対して受信感度−20dBm、622Mbpsの信号に対して受信感度−30dBmを有している。
第3実施形態
以下では、本発明の第3の実施形態を説明する。この実施形態でも、光信号の取りうる伝送レートが2488Mbps及び622Mbpsの二つである。図4は、本実施形態における光受信モジュール11bの構成を示すブロック図である。光受信モジュール11bは、156Mbpsのデータ信号用のポストアンプ183の代わりに、アナログ映像信号用のAGC(Automatic Gain Control)ポストアンプ400を有している。これらのポストアンプとフロントエンドアンプ14との間には、必要に応じて帯域制限用のフィルタを設けても良い。
この構成によれば、光信号がディジタル信号だけでなくアナログ信号に切り替えられる可能性がある場合でも、アナログ信号を適切に受信することができる。
以上、本発明をその実施形態に基づいて詳細に説明した。しかし、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
例えば、光信号がとりうる伝送レートは、2488Mbps、622Mbps及び156Mbpsに限られず、他の任意の伝送レートをとってもよい。また、光信号がとりうる伝送レートの数も任意である。光信号がN個(Nは2以上の整数)の伝送レートを有する場合、光通信システムは、ローパスフィルタ、ポストアンプ、CDR、バッファメモリ、スイッチ、フーリエ変換部、及び比較部をそれぞれN個ずつ有していてもよい。
上記実施形態では、バッファメモリ221〜223は別個の記憶装置であるが、この代わりに、単一の記憶装置内の複数の記憶領域をバッファメモリとして使用してもよい。また、CDR201〜203に代えて、単一のクロックデータ再生部が複数の周波数範囲でクロック信号を順次に抽出し、それらのクロック信号を用いてデータ信号を再生してもよい。
上記の実施形態では、CDRによって再生されたデータ信号の周波数分布を解析することにより伝送レートを判別するが、他の任意の方法によって伝送レートを判別してもよい。例えば、伝送レートや通信規格を示す所定の識別データ(文字列など)を光信号が含んでいる場合、各CDRによって再生されたデータ信号のうち当該識別データを含むものを特定することにより伝送レートを判別できる。これは、伝送レートに対応するCDRしか識別データを正しく再生できないためである。
再生されたデータ信号が識別データを含むか否かは、相関器を用いて判定することができる。この場合、伝送レート判別部260は、フーリエ変換部281〜283及び規格化部300の代わりに、単一の相関器を有することになる。相関器には、再生されたデータ信号と上記の識別データとが入力される。相関器から出力される相関度は、比較部321〜323に代えて設けられた単一の比較部によって所定の基準値と比較される。相関度が基準値以上の場合、光信号が識別データを含んでいると判断され、データ信号が読み出されたバッファメモリに対応するスイッチがオン状態にされる。一方、相関度が基準値未満の場合、光信号が識別データを含んでいないと判断され、データ信号が読み出されたバッファメモリに対応するスイッチがオフ状態にされる。これにより、判別された伝送レートを有するデータ信号と、その伝送レートと同じ周波数を有するクロック信号とがバッファメモリから読み出され、出力端子150から出力される。
第1実施形態に係る光通信システムを示す回路ブロック図である。 伝送レート判別部の構成を示すブロック図である。 第2実施形態における光受信モジュールの構成を示すブロック図である。 第3実施形態における光受信モジュールの構成を示すブロック図である。
符号の説明
10…光通信システム、11…光受信モジュール、12…受光素子、14…フロントエンドアンプ、161〜163…ローパスフィルタ、181〜183…ポストアンプ、191〜193…増幅部、200…クロックデータ再生部、201〜203…クロックデータ再生回路、220…記憶部、221〜223…バッファメモリ、240…スイッチ部、241〜243…スイッチ、250…出力端子、260…伝送レート判別部。

Claims (5)

  1. 複数の所定の伝送レートのいずれかを有する光信号を受信する光通信システムであって、
    前記光信号を電気信号に変換する受光部と、
    前記伝送レートに対応した互いに異なる複数の周波数範囲内で、前記電気信号から各クロック信号を抽出するクロック抽出部と、
    前記クロック信号を用いて前記電気信号から複数のデータ信号を再生するデータ再生部と、
    前記複数のデータ信号を個別に記憶する複数の記憶部と、
    前記複数の記憶部から前記複数のデータ信号を読み取って、前記光信号の伝送レートを判別する伝送レート判別部と、
    前記伝送レート判別部の判別結果に応じたデータ信号を読み出して出力するデータ読出部と、
    を備える光通信システム。
  2. 前記伝送レート判別部は、前記複数のデータ信号の周波数成分を計算することにより前記光信号の伝送レートを判別する、請求項1に記載の光通信システム。
  3. 前記光信号は、現在の伝送レートを示す判別用データを含んでおり、
    前記伝送レート判別部は、前記複数のデータ信号のうち前記判別用データを含むデータ信号を特定し、
    前記データ読出部は、この特定されたデータ信号を記憶する前記記憶部から当該データ信号を読み出す
    請求項1に記載の光通信システム。
  4. 前記受光部が出力する前記電気信号が分岐されて供給され、これらの分岐された電気信号を独立して増幅する複数の増幅部を更に備え、
    前記の各増幅部は、前記の所定の各伝送レートに対応する周波数帯域を有しており、
    前記の各増幅部と前記受光部とは前記光通信システムに脱着可能な一つのパッケージに収納され、
    前記の各増幅部が、前記のパッケージの外部に出力信号を出力するために、それぞれに対応する複数の出力端子を更に備える、
    請求項1〜3のいずれかに記載の光通信システム。
  5. 前記伝送レートのうち最も高い伝送レートに対応する周波数帯域を有する一の前記増幅部と前記受光部との間に接続され、前記電気信号を伝送する伝送線路と、
    前記伝送線路の一端に接続された第1の終端抵抗と、
    前記伝送線路の他端と前記一の増幅部との間に接続され、前記第1の終端抵抗と等しい抵抗値を有する第2の終端抵抗と、
    他の前記増幅部と前記伝送線路の前記他端との間に直列接続され、前記第1及び第2の終端抵抗よりも高い抵抗値を有する抵抗と、
    を備える請求項4に記載の光通信システム。
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