JP5399932B2 - 光受信装置および光送受信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光受信装置および光送受信装置に関し、特に、異なる2つのデータレートを有する光信号に対応するデュアルレート対応の光受信装置および光送受信装置に関する。
近年、FTTH(Fiber To The Home)をより高速化するため、現在商用化されているデータレートがギガビット級のGE−PON(Gigabit Ethernet(登録商標)−Passive Optical Network)から、データレートが10ギガビット級の10G−EPON(10 Gigabit−Ethernet Passive Optical Network)を実現するための標準化活動や装置開発が精力的に進められている。
このようなシステムのアップグレードには、既存システムとの互換性を保つことが肝要であるため、GE−PONと10G−EPONとが共存するようなネットワーク状態においても正常に動作するシステム構成および装置構成の整備が必要不可欠となる。よって、異なるデータレートのシステムの共存を図るため、局側装置に適用される光送受信装置のデュアルレート対応化が盛んに検討されている。
異なるデータレートのシステムの共存を図る従来の光送受信装置として、例えば、非特許文献1に記載の1.25Gbps/10.3125Gbpsデュアルレート対応の光送受信装置が知られている。図3に非特許文献1に記載されている1.25Gbps/10.3125Gbpsデュアルレート対応の光送受信装置20の構成を示す。
この光送受信装置20は、10.3125Gbps送信部(以下、「10G送信部」と表す。)211と1.25Gbps送信部(以下、「1G送信部」と表す。)212とデュアルレート受信部213とからなる光トランシーバモジュール210と、10.3125Gbps用CDR(Clock Data Recovery)部(以下、「10G用CDR部」と表す。)220と、1.25Gbps用CDR部(以下、「1G用CDR部」と表す。)230とから構成されている。
上記したデュアルレート受信部213は、光信号を電圧信号に変換するAPD−TIA(Avalanche PhotoDiode-Trance Impedance Amplifier)213−aと10.3125Gbps用リミティングアンプ(以下、「10G用LIM」と表す。)213−bと1.25Gbps用リミティングアンプ(以下、「1G用LIM」と表す。)213−cとから構成されている。
図3に示す光送受信装置20の構成要素のうち、1G用送信部212とデュアルレート受信装置213の1G用LIM213−cと1G用CDR部230は、従来のGE−PONにおいて使用される光送受信装置の構成要素を流用することができる。
このような図3に示す従来の光送受信装置20は、複数のユーザ(送信元)から送信される1.25Gbps/10.3125Gbps混在の光信号をAPD−TIA213−aで受信して電気信号へ変換し、変換した電気信号を10G用LIM213−bおよび1G用LIM213−cに供給することより、各リミティングアンプにおいて各データレートに対応した電気信号を出力することができる。
しかしながら、非特許文献1に記載されている従来の光受信装置の構成では、データレート毎にリミティングアンプが必要となり、装置規模や消費電力の増大につながるといった問題があった。
また、1.25Gbpsの信号出力と10.3125Gbpsの信号出力とを別々にすることが必要であるため、光トランシーバモジュール210の所要端子数が増大し、低コストな標準サイズの光トランシーバを構成することが困難となり、装置の小型低コスト化を阻害してしまうといった問題もあった。
このような問題に対し、非特許文献2に記載されているような、1つのリミティングアンプを用いたデュアルレート対応の光送受信装置が提案されている。非特許文献2に記載されているデュアルレート対応の従来の光送受信装置のうち、受信した光信号を電気信号へ変換する光受信部の構成を図4に示す。
図4に示す光受信部は、光受信モジュール310と、1G/10G分配回路313と、10G用CDR314と、1G用CDR315とから構成されている。ここで、光受信モジュール310は、APD−TIA311とリミティングアンプ(以下、「LIM」と表す。)312とから構成されている。したがって、1.25Gbpsの出力信号と10.3125Gbpsの出力信号とを共通の端子から出力できるとともに、部品点数を削減できることから、光トランシーバモジュールの小型低コスト化を実現可能な構成となっている。
なお、図4に示す光受信部の構成要素のうち、1G用CDR315には、従来のGE−PONで使用される光送受信装置における光受信部のCDRを流用することができる。
このような図4に示す従来のデュアルレート対応の光受信部は、MAC(Media Access Control)層などの上位レイヤプロトコルによるビットレート判定信号に基づいてAPD−TIA311とLIM312の周波数帯域や利得を動的に制御することにより、1.25Gbpsまたは10.3125Gbps信号の受信タイミングに合わせて1.25Gbpsまたは10.3125Gbps信号の受信感度を最適化し、送信元から送信される異なるデータレートの光信号をそれぞれ高感度で受信することができる。
枡田 他, "10Gbit/sバースト信号対応デュアルレートOLT光トランシーバ" 2009年電子情報通信学会総合大会, B-10-98, 2009.3. 田島 他, "1G/10G共存を目指すバースト光受信技術" 2009年電子情報通信学会総合大会, BT-5-3, 2009.3.
しかしながら、非特許文献2に記載の技術では、1.25Gbpsの電気信号と10.3125Gbpsの電気信号とを分配する1G/10G分配回路を光受信モジュールの外部に設ける必要があるため、各データレートの電気信号に対応したCDR回路までの信号線が長くなってしまう場合がある。このように光受信モジュールからCDR回路までの配線長が延びることによって、光受信モジュールによって光電変換された電気信号の信号レベルがCDR回路に入力されるまでの間に減衰してしまうといった問題があり、特に、高データレートの電気信号では、通信品質の劣化が顕著となるといった問題があった。
そこで本発明では、上述の問題を解決すべく、異なるデータレートを有する光信号に対応する光受信装置において、光受信部の配線による電気信号の減衰を抑制し、かつ小型低コストな装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明にかかる光受信装置は、光信号を電気信号へ変換して出力する光電変換手段と、この光電変換手段によって出力された前記電気信号から第1の電気信号とこの第1の電気信号と異なるデータレートを有する第2の電気信号とを分離して前記第2の電気信号を出力するとともに、前記第1の電気信号からクロックを再生してこの再生したクロックに同期して前記第1の電気信号のタイミング調整を行う第1のCDR(Crock Data Recovery)手段と、前記第2の電気信号に基づいてクロックを再生し、この再生したクロックに同期して前記第2の電気信号のタイミング調整を行う第2のCDR手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明において前記第1のCDR手段は、前記光電変換手段から出力される電気信号から前記第1および第2の電気信号を分離する分離手段と、この分離手段により分離された前記第1の電気信号からクロックを再生し、この再生したクロックに同期して前記第1の電気信号のタイミング調整を行うCDR手段と、タイミング調整がなされた前記第1の電気信号を出力する第1の端子と、前記第2の電気信号を前記第2のCDR手段に出力する第2の端子とを備える構成としても良い。
また、本発明における前記第1のCDR手段は、さらに、前記分離手段により分離された前記第1の電気信号よりも低周波数帯域である前記第2の電気信号の周波数帯域を制限する帯域制限手段を備え、この帯域制限手段により周波数帯域の制限がなされた前記第2の電気信号は、前記第2の端子から出力されるとしても良い。
また、本発明における前記帯域制限手段は、ローパスフィルタおよび前記第2の電気信号の周波数帯域に対応する増幅器の少なくとも1つで構成しても良い。
また、本発明における前記分離手段は、データレートに対応した信号に基づいて前記電気信号を2つの信号経路のいずれか1つへ振り分けるスイッチとしても良い。
また、本発明における前記光電変換手段は、フォトダイオードと、プリアンプと、リミティングアンプとから構成しても良い。
また、本発明における前記第1のCDR手段は、1つの回路部品として構成されても良い。
また、本発明にかかる光送受信装置は、第1のデータレートの第1の光信号送信手段と第2のデータレートの第2の光信号送信手段とを有する光送信装置と、データレートの異なる光信号を受信する光受信装置とからなる光送受信装置において、前記光受信装置を、上述した光受信装置とし、前記光電変換手段と前記第1の光信号送信手段と前記第2の光信号送信手段とを、1つの筐体にモジュール化しても良い。
本発明によれば、第1の電気信号に対応した第1のCDR手段に第1の電気信号と第2の電気信号とを分離する機能を持たせることにより、デュアルレートの電気信号の信号経路長を短くすることができるため、配線長による電気信号の信号減衰を抑制することができ、通信品質の劣化を防ぐことができる。
また、光トランシーバモジュールの所要部品および信号出力端子数を削減できるため、装置の小型低コスト化を図ることができる。
本発明の実施の形態にかかる光受信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態にかかる光受信装置における10G用CDR120の構成を詳細に示すブロック図である。 従来のデュアルレート対応の光送受信装置の構成を示すブロック図である。 従来のデュアルレート対応の光送受信装置における光受信部の構成を示すブロック図である。
以下、図面を用いて、本発明の実施の形態を説明する。
本実施の形態にかかる光送受信装置は、異なるデータレートのシステムの共存を図るデュアルレート対応の光送受信装置であって、高ビットレートの信号に対応したCDR(Clock Data Recovery)回路モジュールに異なるビットレートの信号をそれぞれ分離する分離機能を持たせたものである。具体的には、異なるビットレートの信号をそれぞれ分離する分離回路と高ビットレートの信号に対応したCDR回路とを1つの回路部品として構成するものである。
ここでは、異なるデータレートのシステムが混在するネットワークに接続される本実施の形態にかかる光送受信装置として、GE−PONと10G−EPONとが混在したネットワークに接続される光送受信装置を例に説明する。
図1に示すように、本実施の形態にかかる光送受信装置は、光信号の送受信を行う光トランシーバモジュール110と、異なるデータレートの電気信号を分離して10G−EPONにおける電気信号のタイミング調整を実行するとともにGE−PONによる電気信号を出力する10G用CDR部120と、10G用CDR部120によって分離出力されたGE−PONにおける電気信号のタイミング調整を実行する1G用CDR部130とから構成されている。
通信ネットワークに接続されている光トランシーバモジュール110は、10G−EPONおよびGE−PONからの10ギガおよび1ギガビット級の光信号を受信して電気信号(電圧信号)へ変換するAPD−TIA(Avalanche PhotoDiode-Trance Impedance Amplifier)111と、APD−TIA111から出力される電圧信号を入力としてこの電圧信号の振幅制限を実行するリミティングアンプ(LIM)112と、10G−EPONに対して光信号を送信する10G送信部113と、GE−PONに対して光信号を送信する1G送信部114とから構成されている。ここで、光トランシーバモジュール110は、APD−TIA111と、LIM112と、10G送信部113と、1G送信部114とを1つの筐体にモジュール化した構成とする。
光トランシーバモジュール110のLIM112と入力端子124を介して接続される10G用CDR部120は、1G/10G分配回路121と、10G用CDR回路コア部122と、帯域制限部123と、第1の出力端子125と、第2の出力端子126とから構成されている。ここで、10G用CDR部120は、1G/10G分配回路121と、10G用CDR回路コア部122と、帯域制限部123と、第1の出力端子125と、第2の出力端子126とを内蔵した1つの回路部品として構成されており、例えば、少なくとも1つの半導体基板上に集積化された集積回路(IC:Integrated Circuit)として実現しても良い。
10G用CDR部120の構成要素のうち、1G/10G分配回路121は、光トランシーバモジュール110によって受信された光信号を光電変換した電気信号、すなわち、10G−EPONによる光信号に対応する電気信号(以下、これを「第1の電気信号」と表す。)とGE−PONによる光信号に対応する電気信号(以下、これを「第2の電気信号」と表す。)とが混在した電気信号を、データレート毎にそれぞれ分離して出力する。
10G用CDR回路コア部122は、1G/10G分配回路121によって分離され出力された第1の電気信号からクロックを再生して、この再生したクロックに同期して第1の電気信号のタイミング調整を実行し、タイミング調整がなされた第1の電気信号を第の出力端子125から出力する。なお、10G用CDR部120の構成の詳細および作用については後述する。
帯域制限部123は、1G/10G分配回路121によって分離された第2の電気信号、すなわちGE−PONによる光信号に対応した電気信号に対して周波数帯域を制限し、周波数帯域制限がなされた第2の電気信号を第2の出力端子126を介して後述する1G用CDR部130へ出力する。
1G用CDR部130は、第2の出力端子126と接続され、この第2の出力端子126から出力され周波数帯域制限された第2の電気信号からクロックを再生して、この再生したクロックに同期して第2の電気信号のタイミング調整を実行し出力する。
本実施の形態にかかる光送受信装置の各構成要素のうち、1G用CDR部130は、従来のGE−PONにおいて使用されている光送受信装置に用いられる構成要素をそのまま流用しても良い。また、光トランシーバモジュール110については、従来から製品化されている汎用部品を流用することが可能である。
次に、本実施の形態にかかる光送受信装置の構成要素のうち、新たに開発が必要となる10G用CDR部120について、図2を参照してさらに詳細に説明する。
図2に示すように、本実施の形態にかかる光送受信装置の10G用CDR部120に内蔵される1G/10G分配回路121は、1つの入力信号を2つの信号経路に振り分ける機能を有するスイッチ(SW)やセレクタ回路によって実現することができる。
例えば、SWやセレクタ回路によって、10G−EPONによる第1の電気信号(以後、「10G信号」とする。)とGE−PONによる第2の電気信号(以後「1G信号」とする。)とが混在する電気信号を、MAC層などの上位レイヤプロトコルからのビットレート判定信号に応じて1G信号経路と10G信号経路の2経路へ振り分けることにより、10G信号と1G信号とを分配する。
1G/10G分配回路121によって分配された10G信号は、10G用CDR回路コア部122へ直接入力されてクロック再生とデータ識別再生が実行される。
なお、ビットレート判定信号を生成する手段は、例えば、非特許文献2に開示されているデュアルレート対応の光送受信装置に用いられているように公知の内容であるため、その説明を省略する。
また、10G用CDR部120に内蔵される帯域制限部123は、図2に示すように、1G/10G分配回路121の1G信号が出力される信号経路に接続されるLPF(ローパスフィルタ)123−aおよび増幅器123−bとすることができる。
例えば、1G/10G分配回路121の1G信号が出力される信号経路に、1G信号の周波数帯域に適応したLPF123−aと、1G信号の周波数帯域特性を有する増幅器123−bとを構成することで、1G信号の受信感度が最適となるように1G/10G分配回路121から出力される1G信号に対して周波数帯域の特性を制限する。
上記したLPF123−aおよび増幅器123−bは、1G信号の受信感度が最適となるような帯域特性を備えることにより、光トランシーバモジュール110のLIM112の特性が10G信号の高感度化に最適となっている場合でも、1G信号の受信感度を向上させることができる。
LPF123−aおよび増幅器123−bを通過して周波数帯域制限がなされた1G信号は、第2の出力端子126を介して直接1G用CDR部130へ入力される。
次に、図2に示す10G用CDR部120の機能の全てを1つの集積回路(IC)に実装する場合を一例として説明する。
上述したように1G/10G分配回路121の機能は、スイッチやセレクタ回路によって実現できることから、CDR回路と比較すると格段に回路規模が小さいスイッチやセレクタ回路を実装すれば良い。したがって、1G/10G分配回路が実装されていないCDR回路とほぼ同等の回路規模で1G/10G分配回路121を内蔵させた10G用CDR部120を1つの集積回路(IC)として半導体基板上に実現することができる。
一方、1G信号の信号経路上に構成される帯域制限部123は、1G用CDR部130に実装することも可能である。この場合は、1G用CDR部130に帯域制限部123を実装するには、従来のGE−PONで使用される光送受信装置のCDR部をカスタマイズする必要があり、すなわち、1G用CDR部130についても別途カスタマイズする必要がある。
しかし、本実施の形態にかかる光送受信装置のように、10G用CDR部120に帯域制限部123を実装することで、1G用CDR部130として既存のGE−PONで使用される光送受信装置のCDR部を用いることができる。
以上のように、本実施の形態にかかる光送受信装置によれば、10G用CDR部120に1G/10G分配回路121と帯域制限部123とを内蔵した構成とすることにより、第1および第2の電気信号の信号経路長を従来の光送受信装置よりも短くすることができ、線路長の延伸による電気信号の減衰を抑制することが可能となる。
特に、10G用CDR部120の全ての機能を1の集積回路(IC)に実装することで実現させる場合では、1G/10G分配回路121によって分離された第1の電気信号(10G信号)を10G用CDR回路コア部122へ直接入力できることから、10G信号の信号経路長を短くすることができるため、配線長による10G信号の減衰を抑制でき、通信品質の劣化を防ぐことが可能となる。
さらに、10G用CDR部120に内蔵した1G/10G分配回路121と帯域制限部123とにより10G信号および1G信号それぞれの受信感度を最適化することによって、より正確なクロック再生とデータ識別再生とが可能となるため、光トランシーバモジュール110のLIM112やAPD−TIA111に対する10G信号と1G信号の受信タイミングに応じた周波数帯域や利得の切替制御を省略することが可能となる。
また、本実施の形態にかかる光送受信装置によれば、LIM112から出力される1G信号および10G信号を、10G用CDR部120で処理することができるため、光トランシーバモジュール110の所要部品と信号出力端子数を削減できる。
さらに、本実施の形態にかかる光送受信装置の構成要素のうち、10G用CDR部120に相当する構成要素のみを新規にモジュール化すれば、10G信号の信号長を短くすることに加えて、他の構成要素については、既存のGE−PONで使用される光送受信装置の構成要素や既存の10G信号用の部品を流用することが可能となる。
したがって、比較的安価な部品の選定を可能にし、かつ、光電変換手段に必要な制御端子数を削減することが可能となることから、装置の小型化および低コスト化を図ることが可能となる。
また、1G/10G分配回路121をスイッチやセレクタ回路によって実現するため、高データレートの信号と低データレートの信号とを完全に分離することができる。したがって、光送受信装置の回路全体におけるクロストークなどのノイズ耐性を向上させることが可能となる。
なお、図2において、10G用CDR部120における1G信号の経路に構成される帯域制限部123には、LPF123−aと増幅器123−bとの双方を備えた形態を例示しているが、いずれか一方の構成とすることもできる。
本発明は、FTTH(Fiber To The Home)システムにおける局側装置に適用される光送受信装置に利用可能である。
20…光送受信装置、110,210…光トランシーバモジュール、111、213−a,311…APD−TIA(Avalance PhotoDiode-Trance Impedance Amplifier)、112,312…LIM(リミティングアンプ)、113,211…10G送信部、114,212…1G送信部、120,220,314…10G用CDR部、121,313…1G/10G分配回路、122…10G用CDR回路コア部、123…帯域制限部、123−a…LPF、123−b…増幅器、124…入力端子、125…第1の出力端子、126…第2の出力端子、130,230,315…1G用CDR部、213…デュアルレート受信部、213−b…10G用LIM、213−c…1G用LIM、310…光受信モジュール。

Claims (7)

  1. 光信号を電気信号へ変換して出力する光電変換手段と、
    この光電変換手段によって出力された前記電気信号から第1の電気信号とこの第1の電気信号と異なるデータレートを有する第2の電気信号とを分離して前記第2の電気信号を出力するとともに、前記第1の電気信号からクロックを再生してこの再生したクロックに同期して前記第1の電気信号のタイミング調整を行う第1のCDR(Clock Data Recovery)手段と、
    前記第2の電気信号に基づいてクロックを再生し、この再生したクロックに同期して前
    記第2の電気信号のタイミング調整を行う第2のCDR手段と
    を備え
    前記第1のCDR手段は、
    前記光電変換手段から出力される電気信号から前記第1および第2の電気信号を分離する分離手段と、
    この分離手段により分離された前記第1の電気信号からクロックを再生し、この再生したクロックに同期して前記第1の電気信号のタイミング調整を行うCDR手段と、
    タイミング調整がなされた前記第1の電気信号を出力する第1の端子と、
    前記第2の電気信号を前記第2のCDR手段に出力する第2の端子と
    を備える
    ことを特徴とする光受信装置。
  2. 請求項に記載の光受信装置において、
    前記第1のCDR手段は、さらに、
    前記分離手段により分離された前記第1の電気信号よりも低周波数帯域である前記第2の電気信号の周波数帯域を制限する帯域制限手段を備え、
    この帯域制限手段により周波数帯域の制限がなされた前記第2の電気信号は、前記第2の端子から出力されることを特徴とする光受信装置。
  3. 請求項に記載の光受信装置において、
    前記帯域制限手段は、ローパスフィルタおよび前記第2の電気信号の周波数帯域に対応する増幅器の少なくとも1つで構成されることを特徴とする光受信装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の光受信装置において、
    前記分離手段は、データレートに対応した信号に基づいて前記電気信号を2つの信号経路のいずれか1つへ振り分けるスイッチであることを特徴とする光受信装置。
  5. 請求項1乃至のいずれかに記載の光受信装置において、
    前記光電変換手段は、フォトダイオードと、プリアンプと、リミティングアンプとから構成されることを特徴とする光受信装置。
  6. 請求項1乃至のいずれかに記載の光受信装置において、
    前記第1のCDR手段は、1つの回路部品として構成されることを特徴とする光受信装置。
  7. 第1のデータレートの第1の光信号送信手段と第2のデータレートの第2の光信号送信手段とを有する光送信装置と、データレートの異なる光信号を受信する光受信装置とからなる光送受信装置において、
    前記光受信装置は、請求項1乃至のいずれかに記載された光受信装置であり、
    前記光電変換手段と前記第1の光信号送信手段と前記第2の光信号送信手段とは、1つの筐体にモジュール化されることを特徴とする光送受信装置。
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