JP4214783B2 - 車両用モールディングおよび取付部材 - Google Patents
車両用モールディングおよび取付部材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4214783B2 JP4214783B2 JP2003016554A JP2003016554A JP4214783B2 JP 4214783 B2 JP4214783 B2 JP 4214783B2 JP 2003016554 A JP2003016554 A JP 2003016554A JP 2003016554 A JP2003016554 A JP 2003016554A JP 4214783 B2 JP4214783 B2 JP 4214783B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cough
- decorative molding
- molding
- head
- decorative
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両窓のサイド部において窓板と車体パネルとの間隙に沿って窓板から離間するように取り付けられ、コーナー部を経てアッパー部またはドリップ溝に近接するように伸びる装飾モールディングおよびせき部材を有する車両用モールディング、ならびにその取付部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両のフロントウインドウに付着した雨水がサイドウインドウへ流れるのを防止するために、車両窓(フロントウインドウ)のサイド部において窓板から離間するようにせき部材を有し、コーナー部付近で窓板または車体パネルに近接してアッパー部に伸びるウインドウモールディング、あるいはサイド部において窓板と車体パネルとの間隙に沿って窓板から離間するように取り付けられ、コーナー部付近で窓板または車体パネルに近接してドリップ溝に伸びるルーフモールディングなどの車両用モールディングが、車両窓の窓板と車体パネルとの間隙に沿って取り付けられている。
【0003】
図6は特許文献1ないし3に示されたものと類似する従来のウインドウモールディングを示す車両窓の一部の斜視図である。
図6において、1はモールディング(ウインドウモールディング)、2は窓板、3は車体パネルであり、これらにより車両窓が形成されている。
【0004】
モールディング1は、装飾モールディング4が車両窓Wのサイド部Sとの間隙Gに沿って窓板2から離間するように取り付けられ、コーナー部C付近において窓板2または車体パネル3に近接し、アッパー部U(またはドリップ溝D)に伸びる金属異形材から形成され、せき部材5の頭部5aが装飾モールディング4のサイド部Sに形成された内部空間4aに挿入されて係合し、長手方向に設けられた欠如部7にクリップ等の取付部材6が挿入されて車体に支持されている。
【0005】
上記のモールディング1は、せき部材5の頭部5aを装飾モールディング4の内部空間4aに挿入し、取付部材6により支持して車体に取り付けられる。アッパー部Uまたはドリップ溝Dでは、せき部材5は介在せず、装飾モールディング4は取付部材6により車体パネル3に近接するように取り付けられる。モールディング1は、サイド部Sからコーナー部Cを経てアッパー部Uに至る場合にはウインドウモールディング、サイド部Sからコーナー部Cを経てドリップ溝Dに至る場合にはルーフモールディングといわれる。
【0006】
取付状態では、装飾モールディング7はサイド部Sからコーナー部Cを経てアッパー部Uまたはドリップ溝Dに至る全長にわたって外表面に露出し、全体がほぼ連続した外観を呈する。しかもサイド部Sにおいてせき部材5のせき部5bが存在するため、雨水をせき部材5に沿って流すことによりサイドウインドウへ流れるのを防止し、これによりサイドウインドウの視界が遮られるのを防止することができる。
【0007】
しかしながら、このような従来のモールディング1においては、せき部材5の頭部を装飾モールディング4の内部空間に挿入する際、装飾モールディング4が3次元的に変化する曲線となっているため挿入が困難であり、せき部材5の一部が装飾モールディング4に削り取られて、削り滓が発生し易い。挿入を容易にするためには、装飾モールディング4とせき部材5のクリアランスを大きくする必要があるが、この場合ガタツキを防止するために、装飾モールディング4とせき部材5間を接着剤で接着する必要があり、接着の材料および工数を必要とする上、リサイクルを困難にするという問題点があった。
【0008】
【特許文献1】
実開平3−81115号明細書
【特許文献2】
特開2002−205542号公報
【特許文献3】
特開2002−29266号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、装飾モールディングの内部空間へのせき部材の挿入が容易で、削り滓の発生を少なくすることができ、クリアランスを大きくしてもガタツキを防止できるとともに、接着剤による接着が不要で、接着の材料および工数を省略できる上、リサイクルが可能であり、異なる装飾モールディングとせき部材の組み合わせをも可能とする車両用モールディング、およびその取付部材を得ることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は次の車両用モールディングおよび取付部材である。
(1) 車両窓のサイド部において窓板と車体パネルとの間隙に沿って窓板から離間するように取り付けられ、コーナー部付近で窓板または車体パネルに近接してアッパー部またはドリップ溝に伸び、内部空間を形成するように両側縁部から内向に折返し状に、開口部の両側に形成された係合部を有する装飾モールディングと、
サイド部において装飾モールディングの内部空間に挿入されて装飾モールディングの開口部の両側の係合部と係合する係合部、および長手方向に間隔をおいて形成された欠如部を有する頭部、欠如部側の先端部に形成された取付部材との当接部、ならびに頭部から窓板側に伸びて装飾モールディングをサイド部において離間させ、コーナー部付近で徐々に近接させるせき部を有するせき部材と、
装飾モールディングの内部空間におけるせき部材の頭部の欠如部に挿入されて装飾モールディングの開口部の両側の係合部と係合する本体部、せき部材の欠如部側の先端部に形成された当接部に当接して、せき部材を装飾モールディングの係合部側に押圧する当接部、本体部を装飾モールディングおよびせき部材側に押圧する弾発部、ならびに車体側に支持される支持部を有し、装飾モールディングの内部空間にせき部材の頭部が挿入された状態でせき部材の欠如部に挿入され、取付部材の当接部をせき部材の当接部に当接させ、弾発部の弾発力によってせき部材を押圧して、装飾モールディングとせき部材を係合部で係合させる取付部材と
を含む車両用モールディング。
(2) 装飾モールディングが、せき部材の頭部の挿入側に面取部を有する上記(1)記載の車両用モールディング。
(3) 装飾モールディングの断面中央部のRが、せき部材の頭部の断面中央部のRよりも大きい上記(1)または(2)記載の車両用モールディング。
(4) せき部材の頭部が、挿入方向の欠如部側に面取部を有する上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の車両用モールディング。
(5) 取付部材の当接部またはこれに当接するせき部材の当接部が、窓板に対して0度より大きく、90度より小さい傾斜を有する上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の車両用モールディング。
(6) 車両窓のサイド部において窓板と車体パネルとの間隙に沿って窓板から離間するように取り付けられ、コーナー部付近で窓板または車体パネルに近接してアッパー部またはドリップ溝に伸び、内部空間を形成するように両側縁部から内向に折返し状に、開口部の両側に形成された係合部を有する装飾モールディングに、
サイド部において装飾モールディングの内部空間に挿入されて装飾モールディングの開口部の両側の係合部と係合する係合部、および長手方向に間隔をおいて形成された欠如部を有する頭部、欠如部側の先端部に形成された取付部材との当接部、ならびに頭部から窓板側に伸びて装飾モールディングをサイド部において離間させ、コーナー部付近で徐々に近接させるせき部を有するせき部材を取り付けるための取付部材であって、
装飾モールディングの内部空間にせき部材の頭部が挿入された状態でせき部材の欠如部に挿入され、取付部材の当接部をせき部材の当接部に当接させ、弾発部の弾発力によってせき部材を押圧して、装飾モールディングとせき部材を係合部で係合させるように、装飾モールディングの内部空間におけるせき部材の頭部の欠如部に挿入されて装飾モールディングの開口部の両側の係合部と係合する本体部、せき部材の欠如部側の先端部に形成された当接部に当接して、せき部材を装飾モールディングの係合部側に押圧する当接部、本体部を装飾モールディングおよびせき部材側に押圧する弾発部、ならびに車体側に支持される支持部
を有する車両用モールディング用取付部材。
【0011】
本発明の車両用モールディングは、車両窓のサイド部において窓板と車体パネルとの間隙に沿って窓板から離間するように取り付けられ、コーナー部付近で窓板または車体パネルに近接してアッパー部またはドリップ溝に伸び、内部空間を形成するように両側縁部から内向に折返し状に、開口部の両側に形成された係合部を有する装飾モールディングと、サイド部において装飾モールディングの内部空間に挿入されて装飾モールディングの開口部の両側の係合部と係合する係合部、および長手方向に間隔をおいて形成された欠如部を有する頭部、欠如部側の先端部に形成された取付部材との当接部、ならびに頭部から窓板側に伸びて装飾モールディングをサイド部において離間させ、コーナー部付近で徐々に近接させるせき部を有するせき部材とを、装飾モールディングの内部空間におけるせき部材の頭部の欠如部に挿入されて装飾モールディングの開口部の両側の係合部と係合する本体部、せき部材の欠如部側の先端部に形成された当接部に当接して、せき部材を装飾モールディングの係合部側に押圧する当接部、本体部を装飾モールディングおよびせき部材側に押圧する弾発部、ならびに車体側に支持される支持部を有し、装飾モールディングの内部空間にせき部材の頭部が挿入された状態でせき部材の欠如部に挿入され、取付部材の当接部をせき部材の当接部に当接させ、弾発部の弾発力によってせき部材を押圧して、装飾モールディングとせき部材を係合部で係合させる取付部材により、車体に取り付けるようにしたものである。
【0012】
本発明において、装飾モールディングは、内部空間を形成するように両側縁部から内向に折返し状に、開口部の両側に形成された形成された係合部を有する長尺の金属異形材を含むように形成される。この装飾モールディングは、車両窓のサイド部において窓板と車体パネルとの間隙に沿って窓板から離間するように取り付けられ、コーナー部付近で窓板または車体パネルに近接してアッパー部またはドリップ溝に伸びるように、長手方向に変形した形状に形成される。サイド部からコーナー部付近で窓板または車体パネルに徐々に近接し、窓板に沿うように変形して、アッパー部に伸びるものをウインドウモールディング、サイド部からコーナー部を経てドリップ溝に伸びるものをルーフモールディングとして用いることができる。
【0013】
装飾モールディングはせき部材の頭部が挿入されるように、サイド部において少なくとも内部空間および係合部が一定の横断面形状を有し、剛性を有する長尺の成形体により形成されているのが好ましい。装飾モールディングは全長にわたって一定の横断面形状を有するのが好ましいが、コーナー部、アッパー部またはドリップ溝に伸びる部分の横断面形状は異なっていてもよい。また装飾モールディングは、サイド部において窓板から離間し、コーナー部付近で窓板または車体パネルに徐々に近接するように変形して、アッパー部またはドリップ溝に伸びるように形成される。このような装飾モールディングとしては、剛性を有するステンレス鋼のような金属ストリップのロール成形品からなる金属異形材、あるいはこのような金属異形材を押出成形型に供給して押出成形し、樹脂を複合させた押出成形品などが挙げられる。
【0014】
せき部材は、車両窓のサイド部において装飾モールディングの内部空間に挿入されて装飾モールディングの開口部の両側の係合部と係合する横断面形状を有し、長手方向に欠如部を有する頭部と、この頭部から窓板側に伸びて頭部を窓板から離間させるせき部とを有するように、剛性を有する長尺の成形体により形成される。このせき部材は、頭部に長手方向に間隔をおいて、取付部材を取り付けるための欠如部を有し、また取付部材を取り付けた状態で取付部材の当接部に当接する当接部を欠如部側の先端部に有するように形成され、弾性変形可能な材料からなるのが好ましい。
【0015】
せき部材の頭部は一定の横断面形状を有するが、せき部は装飾モールディングをサイド部において窓板から離間させ、コーナー部付近で窓板または車体パネルに徐々に近接させるように、コーナー部付近で先細となるように形成される。頭部のサイド部における横断面形状は一定でも、変化していてもよい。装飾モールディングのアッパー部またはドリップ溝に相当する部分のせき部材は存在しなくてもよい。このようなせき部材は、硬質樹脂を射出成形した射出成形品からなるのが好ましいが、他の材質、成形方法によるものでもよい。
【0016】
装飾モールディングとせき部材は、装飾モールディングの内部空間にせき部材の頭部が挿入された状態で車両用モールディングとして利用されるが、装飾モールディングとせき部材間には接着剤が介在しなくてもよく、これにより装飾モールディングとせき部材の分離およびリサイクルが容易になる。装飾モールディングの内部空間にせき部材の頭部の挿入を容易にするために、装飾モールディングとせき部材のクリアランスを大きくすることができるが、この場合でも取付部材でせき部材を押圧することにより、装飾モールディングとせき部材を係合部で係合させ、ガタツキを防止できる程度のクリアランスとするのが望ましい。
【0017】
装飾モールディングとせき部材は、特定のもの同士の組み合わせで使用してもよいが、異なるものを組み合わせて使用できるように、挿入部と係合部を共通の断面構造とすることができる。すなわち装飾モールディングの内部空間にせき部材の頭部が挿入されるように、サイド部における装飾モールディングの内部空間と係合部、ならびにせき部材の頭部と係合部が一定の横断面形状を有する構成となっていればよく、他の部分の横断面形状、材質等を変えることにより、異なる装飾モールディングとせき部材を組み合わせて、異なるデザインの車両用モールディングとすることができる。
【0018】
装飾モールディングの端部には、せき部材の頭部の挿入側の内部空間側に面取部を形成することにより、せき部材の頭部の挿入を容易にすることができるとともに、挿入時の削り滓の発生を少なくすることができる。また装飾モールディングの断面中央部の内部空間側のR(曲率半径)を、せき部材の頭部の断面中央部の内部空間側のRよりも大きく形成することにより、せき部材の頭部の挿入を容易にすることができるとともに、挿入時の削り滓の発生を少なくすることができる。一方、せき部材の頭部に、挿入方向の欠如部側に面取部を形成することにより、せき部材の頭部の挿入を容易にすることができる。
【0019】
取付部材は、装飾モールディングの内部空間にせき部材の頭部が挿入された状態でせき部材の欠如部に挿入され、せき部材を押圧することにより、装飾モールディングとせき部材を係合部で係合させ、ガタツキを防止した状態で装飾モールディングとせき部材を車体に取り付けるためのものであり、装飾モールディングの内部空間におけるせき部材の頭部の欠如部に挿入されて装飾モールディングの開口部の両側の係合部と係合する本体部、せき部材の欠如部側の先端部に形成された当接部に当接して、せき部材を装飾モールディングの係合部側に押圧する当接部、本体部を装飾モールディングおよびせき部材側に押圧する弾発部、ならびに車体側に支持される支持部を有し、装飾モールディングの内部空間にせき部材の頭部が挿入された状態でせき部材の欠如部に挿入され、取付部材の当接部をせき部材の当接部に当接させ、弾発部の弾発力によってせき部材を押圧して、装飾モールディングとせき部材を係合部で係合させるように構成される。
【0020】
このような取付部材は一般にクリップといわれているもので、剛性および弾性を有する材料、好ましくはポリアセタール等の硬質樹脂の射出成形品などの一体成形品で形成するのが好ましい。取付部材の本体部は、せき部材の欠如部に挿入された状態で、装飾モールディングの内部空間をほぼ埋める程度の横断面形状を有するのが好ましく、装飾モールディングの係合部と係合する係合部を形成することができる。
【0021】
取付部材の当接部はせき部材に当接して、せき部材を装飾モールディングの係合部側に押圧するように構成される。取付部材の当接部またはこれに当接するせき部材の当接部は、窓板に対して0度より大きく、90度より小さい傾斜を有するように構成することにより、せき部材の窓板に沿う方向、またはこれと垂直な方向への移動を防止して、装飾モールディングとせき部材を安定して車体に取り付けることができる。
【0022】
取付部材の弾発部は本体部をせき部材側に押圧できるように、バネ状などの弾性を示す形状に形成するのが好ましい。取付部材の支持部は、本体部が欠如部に挿入されてせき部材を押圧する状態で、車体側に支持されることにより、取付部材を車体に取り付けるように構成される。この支持部は、支持部自体の支持力によって車体に支持されてもよく、また他の固定部材によって車体に支持されてもよい。
【0023】
上記の車両用モールディングは、せき部材の頭部を先細の部分を先頭にして、装飾モールディングのサイド部の端部から内部空間に挿入した状態で、取付部材の本体部をせき部材の欠如部に挿入して、取付部材の係合部を装飾モールディングの係合部と係合させ、取付部材の当接部をせき部材の当接部に当接させて、弾発部の弾発力によってせき部材を押圧することにより、装飾モールディングとせき部材を係合部で係合させ、ガタツキを防止した状態で支持部より支持して装飾モールディングとせき部材を車体に取り付ける。
【0024】
アッパー部またはドリップ溝では、せき部材は介在せず、装飾モールディングは同一または異なる取付部材により、窓板または車体パネルに近接するように取り付けられる。こうして取り付けられる車両用モールディングは、サイド部からコーナー部を経てアッパー部に至るように取り付けられる場合は、ウインドウモールディングとして使用され、サイド部からコーナー部を経てドリップ溝に至るように取り付けられる場合は、ルーフモールディングとして使用される。
【0025】
取付状態では、装飾モールディングはサイド部からコーナー部を経てアッパー部またはドリップ溝に至る全長にわたって外表面に露出し、全体がほぼ連続した外観を呈する。しかもサイド部においてせき部材が存在するため、雨水をせき部材に沿って流すことによりサイドウインドウへ流れるのを防止し、これによりサイドウインドウの視界が遮られるのを防止することができる。
【0026】
【発明の効果】
本発明の車両用モールディングは、内部空間を形成するように両側縁部から内向に折返し状に、開口部の両側に形成された係合部を有する装飾モールディングの内部空間に、装飾モールディングの開口部の両側の係合部と係合する係合部、および長手方向に間隔をおいて形成された欠如部を有する頭部、欠如部側の先端部に形成された取付部材との当接部、ならびに頭部から窓板側に伸びて装飾モールディングをサイド部において離間させ、コーナー部付近で徐々に近接させるせき部を有するせき部材の頭部を挿入し、装飾モールディングの内部空間におけるせき部材の頭部の欠如部に挿入されて装飾モールディングの開口部の両側の係合部と係合する本体部、せき部材の欠如部側の先端部に形成された当接部に当接する当接部、本体部を装飾モールディングおよびせき部材側に押圧して、せき部材を装飾モールディングの係合部側に押圧する弾発部、ならびに車体側に支持される支持部を有する取付部材の本体部をせき部材の欠如部に挿入して、取付部材の当接部をせき部材の当接部に当接させ、弾発部の弾発力によってせき部材を押圧して、装飾モールディングとせき部材を係合させて装飾モールディングとせき部材を車体に取り付けるようにしたので、装飾モールディングの内部空間へのせき部材の挿入が容易で、削り滓の発生を少なくすることができ、クリアランスを大きくしてもガタツキを防止できるとともに、接着剤による接着が不要で、接着の材料および工数を省略できる上、リサイクルが可能であり、異なる装飾モールディングとせき部材の組み合わせも可能である。
【0027】
装飾モールディングとして、せき部材の頭部の挿入側に面取部を有するものを用いることにより、せき部材の頭部の挿入を容易にすることができるとともに、挿入時の削り滓の発生を少なくすることができる。
【0028】
装飾モールディングの断面中央部のRを、せき部材の頭部の断面中央部のRよりも大きくすることにより、せき部材の頭部の挿入を容易にすることができるとともに、挿入時の削り滓の発生を少なくすることができる。
【0029】
せき部材の頭部に、挿入方向の欠如部側に面取部を形成することにより、せき部材の頭部の挿入を容易にすることができる。
【0030】
取付部材の当接部またはせき部材の当接部が、窓板に対して0度より大きく、90度より小さい傾斜を有することにより、せき部材の窓板に沿う方向、またはこれと垂直な方向への移動を防止して、装飾モールディングとせき部材を安定して車体に取り付けることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をルーフモールディングに適用した実施形態について、図面により説明する。
【0032】
図1は実施形態のモールディングの分解斜視図、図2は反対側から見たモールディングの分解斜視図、図3(a)、(b)はそれぞれ図1、図2のA−AおよびB−B断面図、図4(a)はE−E断面図、図5(a)は取付部材の斜視図、(b)は反対側から見た取付部材の斜視図であり、図6と同符号は同一または相当部分を示す。
【0033】
モールディング1は、装飾モールディング4が車両窓Wのサイド部Sとの間隙Gに沿って窓板2から離間するように取り付けられ、コーナー部C付近において窓板2または車体パネル3に近接し、ドリップ溝Dに伸びる押出成形材から形成されており、せき部材5の頭部5aが装飾モールディング4のサイド部Sに形成された内部空間4aに挿入されて係合し、長手方向に設けられた欠如部7にクリップからなる取付部材6が挿入されて車体に支持されている。車体パネル(ピラーパネル)3のサイド部Sにおける高さは窓板2より高くなって、段差部3aが形成され、ドリップ溝Dにつながっている。アッパー部Uには別のアッパーモールディング8が取り付けられている。
【0034】
装飾モールディング4は、内部空間4aを形成するように両側縁部から内向に折返し状に、開口部4dの両側に形成された係合部4b、4cを有する長尺の金属異形材11に樹脂部12を複合させた押出成形材から形成されている。この装飾モールディング4は、車両窓Wのサイド部Sにおいて窓板2と車体パネル3との間隙Gに沿って窓板2から離間するように取り付けられ、コーナー部C付近で窓板2または車体パネル3に近接してドリップ溝Dに伸びるように、長手方向に変形した形状に形成されている。樹脂部12には、両側縁部にリップ12a、12bが形成されている。
【0035】
装飾モールディング4は、せき部材5の頭部5aが挿入されるように、サイド部Sにおいて内部空間4aおよび係合部4b、4cが一定の横断面形状を有し、剛性を有する長尺の成形体により形成されている。装飾モールディング4は全長にわたって一定の横断面形状を有するが、コーナー部Cまたはドリップ溝Dに伸びる部分の横断面形状は異なっていてもよい。このような装飾モールディング4は、剛性を有するステンレス鋼のような金属ストリップのロール成形品からなる金属異形材11を押出成形型に供給して押出成形し、樹脂部12を複合させて製造される。
【0036】
せき部材5は、車両窓Wのサイド部Sにおいて装飾モールディング4の内部空間4aに挿入されて係合部4b、4cと係合する頭部5aと、この頭部5aから装飾モールディング4の開口部4dを通して窓板2接するように伸びるせき部5bとを有する。このせき部材5は、剛性を有する弾性変形可能な材料として、硬質樹脂の射出成形により長尺の成形体に形成され、先端部に樹脂部5eが一体化されている。
【0037】
せき部材5は、頭部5aに長手方向に間隔をおいて、取付部材6を取り付けるための欠如部7が形成され、頭部5aは欠如部7により複数に分割されている。分割されたそれぞれの頭部5aは装飾モールディング4の内部空間4aに対応する横断面形状を有し、装飾モールディング4の開口部4dの両側の係合部4b、4cと係合する係合部5c、5dを有する。せき部5bは段差部3aに対応して頭部5a窓板2から離間させる高さに突出し、先端部に樹脂部5eを有する。せき部5bの欠如部7側の先端部には、取付部材6を取り付けた状態で取付部材6の当接部6bに当接する当接部5fが形成されている。
【0038】
せき部材5の頭部5aは一定の横断面形状を有するが、せき部5bは装飾モールディング4をサイド部Sにおいて窓板2から離間させ、コーナー部C付近で窓板2または車体パネル3に徐々に近接させるように、コーナー部C付近で先細となるように形成されている。頭部5aのサイド部Sにおける横断面形状は一定となっているが、変化していてもよい。装飾モールディング4のドリップ溝Dに相当する部分のせき部材5は存在しない。
【0039】
装飾モールディング4とせき部材5は、装飾モールディング4の内部空間4aにせき部材5の頭部5aが挿入された状態で車両用モールディングとして利用されるが、装飾モールディング4とせき部材5間には接着剤が介在しておらず、これにより装飾モールディング4とせき部材5の分離およびリサイクルが容易になる。装飾モールディング4の内部空間4aにせき部材5の頭部5aの挿入を容易にするために、装飾モールディング4とせき部材5のクリアランスを大きくすることができるが、この場合でも取付部材6でせき部材5を押圧することにより、装飾モールディング4とせき部材5を係合部4b、4cおよび5c、5dで係合させてガタツキを防止できる程度のクリアランスとされている。
【0040】
装飾モールディング4とせき部材5は、特定のもの同士の組み合わせで使用してもよいが、異なるものを組み合わせて使用できるように、挿入部と係合部を共通の断面構造とされている。すなわち装飾モールディング4の内部空間4aにせき部材5の頭部5aが挿入されるように、サイド部Sにおける装飾モールディング4の内部空間4aと係合部4b、4c、ならびにせき部材5の頭部5aと係合部5c、5dが一定の横断面形状を有する構成となっている。これにより、他の部分の横断面形状、材質等を変えた異なる装飾モールディング4とせき部材5を組み合わせることにより、異なるデザインの車両用モールディングとすることができる。
【0041】
装飾モールディング4の長手方向の端部には、せき部材5の頭部5aの挿入側の内部空間4a側に面取部4eが形成されており、せき部材5の頭部5aの挿入が容易にされ、かつ挿入時の削り滓の発生が少なくされている。また装飾モールディングの4断面中央部の内部空間4a側の曲率半径R1が、せき部材5の頭部の5a断面中央部の内部空間4a側の曲率半径R2よりも大きく形成されており、せき部材5の頭部5aの挿入が容易にされ、かつ挿入時の削り滓の発生が少なくされている。一方、せき部材5の頭部5aに、挿入方向の欠如部7側に面取部5gが形成されており、せき部材5の頭部5aの挿入が容易にされている。
【0042】
取付部材6は、装飾モールディング4の内部空間4aにせき部材5の頭部5aが挿入された状態で欠如部7に挿入され、せき部材5を押圧することにより、装飾モールディング4とせき部材5を係合部で係合させ、ガタツキを防止した状態で装飾モールディング4とせき部材5を車体に取り付けるように構成されている。この取付部材6は、装飾モールディング4の内部空間4aにおけるせき部材5の頭部5aの欠如部7に挿入されて装飾モールディング4の開口部4dの両側の係合部と係合する本体部6a、せき部材5の欠如部側の先端部に形成された当接部5fに当接する当接部6b、本体部6aを装飾モールディング4およびせき部材5側に押圧する弾発部6c、ならびに車体側に支持される支持部6dを有するように、剛性および弾性を有する材料としてポリアセタール等の硬質樹脂の射出成形品より一体成形されている。
【0043】
取付部材6の本体部6aは、せき部材5の欠如部7に挿入された状態で、装飾モールディング4の内部空間4aをほぼ埋める程度の横断面形状を有するように形成され、装飾モールディング4の係合部4b、4cと係合する係合部6e、6fが設けられている。
【0044】
取付部材6の当接部6bはせき部材5に当接して、せき部材5を装飾モールディング4の係合部4b、4c側に押圧するように構成されている。取付部材6の当接部6bまたはこれに当接するせき部材5の当接部5fは、窓板2に対して0度より大きく、90度より小さい傾斜を有するように構成されており、せき部材5の窓板2に沿う方向、またはこれと垂直な方向への移動を防止して、装飾モールディング4とせき部材5を安定して車体に取り付けることができる。
【0045】
取付部材6の弾発部6cは、本体部6aを装飾モールディング4およびせき部材5側に押圧できるように、弾性を示すバネ状の形状で本体部6aから突出している。取付部材6の支持部6dは、本体部6aが欠如部7に挿入されてせき部材5を押圧する状態で、車体側に支持されることにより、取付部材6を車体に取り付けるように構成されている。この支持部6dは、車体パネル3の段差部3aに固着されたファスナー13、支持金具14等の固定部材によって車体に支持されるようになっている。15はダムラバー、16は接着剤である。
【0046】
ドリップ溝Dは図4に示すように、車体パネル3とルーフパネル3bによって溝状に形成され、装飾モールディング4が収容され、取付部材9により取り付けられるようになっている。取付部材9は防錆・水密剤17上に固着される固着部9a、固着部9aに支持される支持部9b、9c、支持部9b、9cに支持される本体部9d、本体部9dの先端に装飾モールディング4の係合部4b、4cと係合するように形成された係合部9e、9fからなる。
【0047】
上記の車両用モールディングは、せき部材5の頭部5aを先細の部分を先頭にして、装飾モールディング4のサイド部Sの端部から内部空間4aに挿入した状態で、取付部材6の本体部6aをせき部材5の欠如部7に挿入して、取付部材6の係合部6e、6fを装飾モールディング4の係合部4b、4cと係合させ、取付部材6の当接部6bをせき部材5の当接部5fに当接させて、弾発部6cの弾発力によってせき部材5を押圧することにより、装飾モールディング4とせき部材5を係合部4b、4cおよび5c、5dで係合させ、ガタツキを防止した状態で支持部6dをファスナー13、支持金具14等の固定部材によって支持して装飾モールディング4とせき部材5を車体に取り付ける。
【0048】
ドリップ溝Dでは、せき部材5は介在せず、装飾モールディング4は同一または異なる取付部材9により、車体パネル3またはルーフパネル3bに近接するように取り付けられる。こうして取り付けられる車両用モールディングは、サイド部Sからコーナー部Cを経てドリップ溝Dに至るように連続して取り付けられ、ルーフモールディングとして使用される。
【0049】
取付状態では、装飾モールディング4はサイド部Sからコーナー部Cを経てドリップ溝Dに至る全長にわたって外表面に露出し、全体がほぼ連続した外観を呈する。しかもサイド部Sにおいてせき部材5が存在するため、雨水をせき部材5のせき部5bに沿って流すことによりサイドウインドウへ流れるのを防止し、これによりサイドウインドウの視界が遮られるのを防止することができる。
【0050】
上記の車両用モールディングは、内部空間4aおよび係合部4b、4cを有する装飾モールディング4の内部空間4aに、欠如部7およびせき部5bを有するせき部材5の頭部5aを挿入し、本体部6a、当接部6b、弾発部6cおよび支持部6dを有する取付部材6の本体部6aをせき部材5の欠如部7に挿入して、取付部材6の当接部6bをせき部材5の当接部5fに当接させ、弾発部6cの弾発力によってせき部材5を押圧して、装飾モールディング4とせき部材5を係合させて装飾モールディング4とせき部材5を車体に取り付けるようにしたので、装飾モールディング4の内部空間4aへのせき部材5の挿入が容易で、削り滓の発生を少なくすることができ、クリアランスを大きくしてもガタツキを防止できるとともに、接着剤による接着が不要で、接着の材料および工数を省略できる上、リサイクルが可能であり、異なる装飾モールディング4とせき部材5の組み合わせをも可能である。
【0051】
装飾モールディング4は、せき部材5の頭部5aの挿入側に面取部4eを有するので、せき部材5の頭部5aの挿入を容易にすることができるとともに、挿入時の削り滓の発生を少なくすることができる。また装飾モールディング4は、リップ12a、12bにより窓板側および車体パネル側の間隙を覆い、優れた外観を得ることができる。
【0052】
装飾モールディング4の断面中央部の曲率半径R1が、せき部材5の頭部5aの断面中央部の曲率半径R2よりも大きくため、せき部材5の頭部5aの挿入を容易にすることができるとともに、挿入時の削り滓の発生を少なくすることができる。
【0053】
せき部材5の頭部5aに、挿入方向の欠如部7側に面取部5gを形成したため、せき部材5の頭部5aの挿入を容易にすることができる。
【0054】
取付部材6の当接部6bおよびせき部材5の当接部5fが、窓板2に対して0度より大きく、90度より小さい傾斜を有するため、せき部材5の窓板2に沿う方向、またはこれと垂直な方向への移動を防止して、装飾モールディング4とせき部材5を安定して車体に取り付けることができる。
【0055】
図4(b)は他の実施形態のB−B相当断面図であり、この実施形態ではせき部材5のせき部5bは、窓板側に溝5hが形成されている。このため取付状態では、サイド部Sにおいて多量の雨水をせき部材5の溝5h集めて流すことができ、これによりサイドウインドウへ雨水が流れるのを防止して、サイドウインドウの視界が遮られるのを防止することができる。
【0056】
上記のモールディング1は、装飾モールディング4がサイド部Sからコーナー部Cを経てドリップ溝Dに至るルーフモールディングに実施した例であるが、装飾モールディング4がサイド部Sからコーナー部Cを経てアッパー部Uに至るウインドウモールディングの場合でも同様に実施することができる。この場合はアッパー部Uにおいて、装飾モールディング4を同一または別の取付部材により支持して車体に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は実施形態のモールディングの分解斜視図である。
【図2】図2は反対側から見たモールディングの分解斜視図である。
【図3】図3(a)、(b)はそれぞれ図1、図2のA−AおよびB−B断面図である。
【図4】図4(a)はE−E断面図、(b)は他の実施形態のB−B相当断面図である。
【図5】(a)は取付部材の斜視図、(b)は反対側から見た取付部材の斜視図であり、図6と同符号は同一または相当部分を示す。
【図6】特許文献1ないし3に示されたものと類似のウインドウモールディングを示す車両窓の一部の斜視図である。
【符号の説明】
1 モールディング
2 窓板、
3 車体パネル
3a 段差部
3b ルーフパネル
4 装飾モールディング
4a 内部空間
4b、4c、5c、5d、6e、6f 係合部
4d 開口部
5 せき部材
5a 頭部
5b せき部
5e 樹脂部
5f、6b 当接部
5g 面取部
6、9 取付部材
6a 本体部
6c 弾発部
6d 支持部
7 欠如部
8 アッパーモールディング
11 金属異形材
12 樹脂部
12a、12b リップ
13 ファスナー
14 支持金具
15 ダムラバー
16 接着剤
17 防錆・水密剤
Claims (6)
- 車両窓のサイド部において窓板と車体パネルとの間隙に沿って窓板から離間するように取り付けられ、コーナー部付近で窓板または車体パネルに近接してアッパー部またはドリップ溝に伸び、内部空間を形成するように両側縁部から内向に折返し状に、開口部の両側に形成された係合部を有する装飾モールディングと、
サイド部において装飾モールディングの内部空間に挿入されて装飾モールディングの開口部の両側の係合部と係合する係合部、および長手方向に間隔をおいて形成された欠如部を有する頭部、欠如部側の先端部に形成された取付部材との当接部、ならびに頭部から窓板側に伸びて装飾モールディングをサイド部において離間させ、コーナー部付近で徐々に近接させるせき部を有するせき部材と、
装飾モールディングの内部空間におけるせき部材の頭部の欠如部に挿入されて装飾モールディングの開口部の両側の係合部と係合する本体部、せき部材の欠如部側の先端部に形成された当接部に当接して、せき部材を装飾モールディングの係合部側に押圧する当接部、本体部を装飾モールディングおよびせき部材側に押圧する弾発部、ならびに車体側に支持される支持部を有し、装飾モールディングの内部空間にせき部材の頭部が挿入された状態でせき部材の欠如部に挿入され、取付部材の当接部をせき部材の当接部に当接させ、弾発部の弾発力によってせき部材を押圧して、装飾モールディングとせき部材を係合部で係合させる取付部材と
を含む車両用モールディング。 - 装飾モールディングが、せき部材の頭部の挿入側に面取部を有する請求項1記載の車両用モールディング。
- 装飾モールディングの断面中央部のRが、せき部材の頭部の断面中央部のRよりも大きい請求項1または2記載の車両用モールディング。
- せき部材の頭部が、挿入方向の欠如部側に面取部を有する請求項1ないし3のいずれかに記載の車両用モールディング。
- 取付部材の当接部またはこれに当接するせき部材の当接部が、窓板に対して0度より大きく、90度より小さい傾斜を有する請求項1ないし4のいずれかに記載の車両用モールディング。
- 車両窓のサイド部において窓板と車体パネルとの間隙に沿って窓板から離間するように取り付けられ、コーナー部付近で窓板または車体パネルに近接してアッパー部またはドリップ溝に伸び、内部空間を形成するように両側縁部から内向に折返し状に、開口部の両側に形成された係合部を有する装飾モールディングに、
サイド部において装飾モールディングの内部空間に挿入されて装飾モールディングの開口部の両側の係合部と係合する係合部、および長手方向に間隔をおいて形成された欠如部を有する頭部、欠如部側の先端部に形成された取付部材との当接部、ならびに頭部から窓板側に伸びて装飾モールディングをサイド部において離間させ、コーナー部付近で徐々に近接させるせき部を有するせき部材を取り付けるための取付部材であって、
装飾モールディングの内部空間にせき部材の頭部が挿入された状態でせき部材の欠如部に挿入され、取付部材の当接部をせき部材の当接部に当接させ、弾発部の弾発力によってせき部材を押圧して、装飾モールディングとせき部材を係合部で係合させるように、装飾モールディングの内部空間におけるせき部材の頭部の欠如部に挿入されて装飾モールディングの開口部の両側の係合部と係合する本体部、せき部材の欠如部側の先端部に形成された当接部に当接して、せき部材を装飾モールディングの係合部側に押圧する当接部、本体部を装飾モールディングおよびせき部材側に押圧する弾発部、ならびに車体側に支持される支持部
を有する車両用モールディング用取付部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003016554A JP4214783B2 (ja) | 2003-01-24 | 2003-01-24 | 車両用モールディングおよび取付部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003016554A JP4214783B2 (ja) | 2003-01-24 | 2003-01-24 | 車両用モールディングおよび取付部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004224271A JP2004224271A (ja) | 2004-08-12 |
JP4214783B2 true JP4214783B2 (ja) | 2009-01-28 |
Family
ID=32903974
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003016554A Expired - Fee Related JP4214783B2 (ja) | 2003-01-24 | 2003-01-24 | 車両用モールディングおよび取付部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4214783B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19818153B4 (de) * | 1998-04-23 | 2006-08-10 | Richard Fritz Gmbh + Co. Kg | Scheibeneinheit zum Einbauen in eine vorgegebene Öffnung von Kraftfahrzeugen und dergleichen |
DE102011008341B4 (de) * | 2011-01-12 | 2021-02-25 | A. Raymond Et Cie | Befestigungselement und Anordnung mit einem Befestigungselement sowie mit einer Zierleistenaufnahme |
JP6716074B2 (ja) | 2017-08-10 | 2020-07-01 | 東海興業株式会社 | ピラーガーニッシュ |
-
2003
- 2003-01-24 JP JP2003016554A patent/JP4214783B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004224271A (ja) | 2004-08-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4724114B2 (ja) | 自動車用バイザー | |
JP6237391B2 (ja) | 自動車用ガラスラン | |
KR20090053699A (ko) | 차량용 벨트몰딩 | |
JP2007090987A (ja) | 自動車用ガラスラン | |
US20110078959A1 (en) | Opening trim weather strip | |
JP2009012490A (ja) | 自動車用ウエザストリップ | |
JP4541435B2 (ja) | 車両用ベルトモールディング | |
JP4214783B2 (ja) | 車両用モールディングおよび取付部材 | |
JP3946483B2 (ja) | 窓縁モール組立体 | |
CN214524077U (zh) | 汽车用分隔柱 | |
JP2007161200A (ja) | 自動車用ガラスラン | |
KR0149022B1 (ko) | 자동차 창문 몰딩 조립체 | |
JP4314443B2 (ja) | 自動車用ドアウエストモールディング | |
JP4175549B2 (ja) | 車両用モールディング | |
JP2008105530A (ja) | ドアウエザストリップ及びその製造方法 | |
JP2006193054A (ja) | トリム材組立体及びトリム材組立体の製造方法 | |
JP3662268B2 (ja) | ウェザーストリップ | |
JPH0351244Y2 (ja) | ||
JP4609716B2 (ja) | 自動車用ドアウエザストリップ | |
JP2007091009A (ja) | 自動車用ガラスラン | |
JP6032434B2 (ja) | ウエザストリップ | |
JP5655665B2 (ja) | 自動車用ドアウエザストリップ | |
CN220429851U (zh) | 一种车门密封结构及车辆 | |
JP2522663Y2 (ja) | ウインドウモールディング | |
JP2010047157A (ja) | 自動車用ウエザストリップ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A625 | Written request for application examination (by other person) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625 Effective date: 20050629 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20051028 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070515 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070518 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070713 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20071227 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080708 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080828 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20080918 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20081014 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20081027 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111114 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111114 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121114 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121114 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131114 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |