JP4213620B2 - Dsrc車載器 - Google Patents
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Description
しかし、車載アンテナ位置、DSRC車載器の温度(高温時は受信感度が低下する)、車両走行条件など路車間通信の環境条件が悪い場合、例えば夏季の晴天日にETC料金ゲートを通過した場合において、車載アンテナがAピラーよりに設置されていて、なおかつDSRC車載器がダッシュボード上に置かれていたときに、ETC料金ゲートのレーン端側を車両が通過すれば、路車間通信が困難になる。このため、路車間通信において、DSRC車載器の受信感度を調整して、適切な受信感度にする必要がある。
従来、このような要求に応えるDSRC車載器として、路側機との路車間通信中に受信感度を上げることにより、通信エラーを防止したDSRC車載器が提案されている。(特許文献1参照)
また、路車間通信の環境条件が悪い場合は、DSRC車載器の路車間通信エリアがさらに狭くなり、路車間通信ができない場合がある。この場合は、路車間通信中に受信感度を調整することもできないものである。
しかし、特許文献1の路側機との路車間通信中に受信感度を上げるものでは、地下駐車場などETC以外のサービスで路車間通信をする場合は、車載アンテナ位置、車両走行条件などの条件により、電波そのものを受信できないときがあり、DSRC車載器の受信感度を調整することができない問題があった。
スイッチ制御部は、路側機との通信開始時には、一つの車載アンテナに一時固定するとともに、スイッチ判定手段の判定結果に応じて一時固定された車載アンテナの固定継続か、または二つの車載アンテナを周期的に切り替えるように切り替えスイッチを制御するものである。
スイッチ制御部は、路側機との通信開始時には、一つの車載アンテナに一時固定するとともに、スイッチ判定手段の判定結果に応じて一時固定された車載アンテナの固定継続か、または二つの車載アンテナを周期的に切り替えるように切り替えスイッチを制御するので、二つの車載アンテナを切り替え使用することで、安定した路車間通信が可能となり、路車間通信エラーを防止することができる。
図1は、この発明の実施の形態1によるDSRC車載器を示す構成図である。
図1において、DSRC車載器の車載アンテナ1は、ETC用アプリケーション(AID=14)に適したアンテナ特性をもつAID14用アンテナ11と、DSRC用アプリケーション(AID=18)に適したアンテナ特性をもち、AID14用アンテナ11とはアンテナゲイン、指向性が異なるAID18用アンテナ12とにより構成され、路側機が送信する電波を受信して切り替えスイッチ2に送信する。切り替えスイッチ2は、AID14用アンテナ11とAID18用アンテナ12の切り替えをし、車載アンテナ1の固定を行なう。また、路側機から電波を受信するまでは、車載アンテナ1を周期的に切り替える。通信開始時には、切り替えスイッチ2を固定し、車載アンテナ1より送信された電波をRF部3に送信する。RF部3は、車載アンテナ1が受信した電波をアナログデータに変換後、モデム部4に送信する。モデム部4は、RF部3が変換したアナログデータをデジタルデータに変換後、データ処理部5のDSRC車載器制御部51に送信する。
スイッチ制御部6は、スイッチ判定手段53の判定結果に基づいて、切り替え信号を切り替えスイッチ2に送信する。また路側機から電波を受信した場合は、データ処理部5のDSRC車載器制御部51より電波受信信号を受け取ると同時に、切り替えスイッチ2を一度固定する。また、切り替えスイッチ2よりどちらのスイッチを使用しているかというスイッチ信号も受け取り、このスイッチ信号をスイッチ判定手段53に送信する。
次に、実施の形態1の動作を図2を参照しながら説明する。
DSRC車載器搭載車両が、ETCや地下駐車場管理システムなどの路車間通信でサービスを提供している通信エリア内に進入すると、DSRC車載器は、路側機が送信する電波を受信し、DSRC車載器制御部51は、スイッチ周期切り替え処理(ステップ551)から電波受信処理(ステップ552)に移行する。このとき電波受信処理(ステップ552)は、プログラム処理を行ない、AID判定手段52にデジタルデータ内に含まれるAIDを送信することで、AID判定処理(ステップ553)を開始させると同時に、電波を受信したことを示す電波受信信号をスイッチ制御部6に送信することで、切り替えスイッチ2を一時固定する。
同様にAID18用スイッチ判定処理(ステップ555)は、電波受信時に切り替えスイッチ2がどちらのスイッチで固定されているかという情報を、スイッチ制御部6より送られているため、スイッチ制御部6の情報が、AID18用スイッチの場合は、切り替えスイッチ2の固定を維持する。スイッチ制御部6の情報が、AID14用スイッチの場合は、再びスイッチ周期切り替え処理(ステップ551)に移行する。
また、AID判定手段により、路側機から送信される情報の中に含まれているAIDがETC用アプリケーションかDSRC用アプリケーションかを判定して、その判定結果を用いて、車載アンテナの切り替えを行うので、容易にDSRCサービスの種類を判定できるとともに、判定結果に基づき、適切な車載アンテナの切り替えを行うことができる。
実施の形態1では、AID判定手段52の結果と車載アンテナ1の種類が一致しないと、何度でもスイッチを周期的に切り替えてしまい、安定した通信ができない場合がある。そこで、実施の形態2は、AID判定手段52の結果と車載アンテナ1の種類が異なっていても、スイッチを固定することができるようにするものである。
図3は、この発明の実施の形態2によるDSRC車載器を示す構成図である。
図3において、1〜6、11、12、51、52は図1におけるものと同一のものである。図3では、スイッチ判定手段53に、何回判定したかをカウントするカウンタ機能を付加している。
次に、実施の形態2の動作を図4を参照しながら説明する。
DSRC車載器搭載車両が、ETCや地下駐車場管理システムなどの路車間通信でサービスを提供している通信エリア内に進入すると、DSRC車載器は、路側機が送信する電波を受信し、DSRC車載器制御部51は、スイッチ周期切り替え処理(ステップ551)から電波受信処理(ステップ552)に移行する。このとき、電波受信処理(ステップ552)は、プログラム処理を行ない、AID判定手段52にデジタルデータ内に含まれるAIDを送信することで、AID判定処理(ステップ553)を開始させると同時に、電波を受信したことを示す電波受信信号をスイッチ制御部6に送信することで、切り替えスイッチ2を一時固定する。
同様にAID18用スイッチ判定処理(ステップ555)は、電波受信時に切り替えスイッチ2がどちらのスイッチで固定されているかの情報をスイッチ制御部6より送られているため、スイッチ制御部6の情報がAID18用スイッチの場合は、スイッチ判定回数リセット処理(ステップ558)に移行し、スイッチ制御部6の情報がAID14用スイッチの場合は、スイッチ判定回数処理(ステップ557)に移行する。
スイッチ判定回数リセット処理(ステップ558)は、スイッチ判定回数処理(ステップ556)およびスイッチ判定回数処理(ステップ557)のスイッチ判定回数を0にして、スイッチの固定を維持する。また、スイッチ判定回数インクリメント処理(ステップ559)では、スイッチ判定した数値に1を足し、再びスイッチ周期切り替え処理(ステップ551)に移行する。
また、地下駐車場など、AID=18を使用するサービスでは、電波環境(通信エリアがETCより狭い)が悪い可能性がある。したがって、2種類の車載アンテナを使用することで、安定した路車間通信を得ることが可能である。
実施の形態3は、実施の形態1および実施の形態2において、車載アンテナの切り替えスイッチ2の固定解除時期を、タイマー制御部54が設定した時間を経過した場合、路車間との無受信通信が規定時間を経過した場合、DSRCサービスの終了情報を車載器が受信した場合とし、切り替えスイッチ2の固定解除後は、初期状態である車載アンテナ1を周期的に切り替えるものとしている。
図5において、1〜6、11、12、51〜53は図3におけるものと同一のものである。図5では、データ処理部5に、Aタイマー71とBタイマー72とを有するタイマー制御部54を設けている。
データ処理部5のDSRC車載器制御部51は、最初の初期接続時のデータ受信時にタイマー制御部54にタイマー情報を送信すると同時に、データ受信毎にタイマーをセットする。
タイマー制御部54は、初期通信時に時間をセットするAタイマー71と、受信毎に時間をセットするBタイマー72とを有しており、DSRC車載器制御部51からタイマー情報を受け取ると、路車間通信で必要十分な時間だけ、Aタイマー71をセットする。また、路車間通信でデータ受信する毎に必要十分な時間を、Bタイマー72にセットする。Aタイマー71またはBタイマー72のどちらかが時間切れとなった場合は、速やかにスイッチ制御部6にタイマーの時間切れ情報を送信する。
スイッチ制御部6は、タイマー制御部54からタイマーの時間切れ情報が送信された場合は、速やかに切り替えスイッチ2を初期状態に戻す。
次に、実施の形態3の動作を図6を参照しながら説明する。
DSRC車載器搭載車両が、ETCや地下駐車場管理システムなどの路車間通信でサービスを提供している通信エリア内に進入すると、DSRC車載器は路側機が送信する電波を受信し、DSRC車載器制御部51は、スイッチ周期切り替え処理(ステップ551)から電波受信処理(ステップ552)に移行する。このとき電波受信処理(ステップ552)は、プログラム処理を行ない、AID判定手段52にデジタルデータ内に含まれるAIDを送信すると同時に、電波を受信したことを示す信号を、スイッチ制御部6に送信することで、切り替えスイッチ2を一時固定する。またプログラム処理を行ない、SRCサービス終了通知(ステップ565)が終了であれば、スイッチ固定フラグオフ処理(ステップ566)に移行し、DSRCサービス終了通知(ステップ565)が終了でなければ、A・Bタイマー設定処理(ステップ560)に移行する。
スイッチ固定フラグ判定処理(ステップ563)では、フラグがONの場合は処理を終了する。フラグがOFFの場合は、AID判定処理(ステップ553)に移行する。AID判定処理(ステップ553)は、実際にAIDを解析して、AIDが14の場合は、AID14用スイッチ判定処理(ステップ554)に、AIDが18の場合は、AID18用スイッチ判定処理(ステップ555)に移行する。
スイッチ判定回数処理(ステップ556)およびスイッチ判定回数処理(ステップ557)は、それぞれAID14用スイッチ判定処理(ステップ554)およびAID18用スイッチ判定処理(ステップ555)を何回通過したかをカウントし、ある設定値以上になった場合は、スイッチ判定回数リセット処理(ステップ558)に移行し、ある設定値以下の場合は、スイッチ判定回数インクリメント処理(ステップ559)に移行する。
スイッチ判定回数リセット処理(ステップ558)は、スイッチ判定回数処理(ステップ556)およびスイッチ判定回数処理(ステップ557)のスイッチ判定回数を0にして、スイッチ固定フラグオン処理(ステップ564)に移行する。また、スイッチ判定回数インクリメント処理(ステップ559)では、スイッチ判定した数値に1を足し、再びスイッチ周期切り替え処理(ステップ551)に移行する。スイッチ固定フラグオン処理(ステップ564)では、スイッチ固定フラグをONにして、スイッチの固定を維持する。
2 切り替えスイッチ
3 RF部
4 モデム部
5 データ処理部
6 スイッチ制御部
11 AID14用アンテナ
12 AID18用アンテナ
51 DSRC車載器
52 AID判定手段
53 スイッチ判定手段
54 タイマー制御部
71 Aタイマー
72 Bタイマー
Claims (5)
- 車両に搭載され、路側機との間で狭域通信を行うDSRC車載器において、それぞれ異なるアンテナ特性を有し、上記路側機との間で狭域通信を行う二つの車載アンテナ、この二つの車載アンテナを切り替える切り替えスイッチ、上記路側機との通信開始前は、上記二つの車載アンテナを周期的に切り替えると共に、上記路側機との通信時には、一つの車載アンテナに固定するように上記切り替えスイッチを制御するスイッチ制御部、上記路側機から送信される情報に含まれ、上記路側機のアプリケーションの種類を示すアプリケーションIDを判定するAID判定手段、及びこのAID判定手段によるアプリケーションIDの判定に基づき、上記二つの車載アンテナのどちらに固定するかの判定を行い、この判定結果を上記スイッチ制御部に送信するスイッチ判定手段を備え、
上記スイッチ制御部は、上記路側機との通信開始時には、一つの車載アンテナに一時固定するとともに、上記スイッチ判定手段の判定結果に応じて上記一時固定された上記車載アンテナの固定継続か、または上記二つの車載アンテナを周期的に切り替えるように上記切り替えスイッチを制御することを特徴とするDSRC車載器。 - 車両に搭載され、路側機との間で狭域通信を行うDSRC車載器において、それぞれ異なるアンテナ特性を有し、上記路側機との間で狭域通信を行う二つの車載アンテナ、この二つの車載アンテナを切り替える切り替えスイッチ、上記路側機との通信開始前は、上記二つの車載アンテナを周期的に切り替えると共に、上記路側機との通信開始時には、一つの車載アンテナに固定するように上記切り替えスイッチを制御するスイッチ制御部、上記路側機から送信される情報に含まれ、上記路側機のアプリケーションの種類を示すアプリケーションIDを判定するAID判定手段、及びこのAID判定手段によるアプリケーションIDの判定に基づき、上記二つの車載アンテナのどちらに固定するかの判定を行い、この判定結果を上記スイッチ制御部に送信するスイッチ判定手段を備え、
上記スイッチ判定手段は、上記スイッチ制御部によって固定された車載アンテナと、上記AID判定手段により新たに判定されたアプリケーションIDに適する車載アンテナとが不一致の場合に、上記不一致の回数をカウントするカウンタ手段を有し、上記カウンタ手段による不一致の回数が所定値を超えたとき、上記スイッチ制御部によって固定された車載アンテナの固定を維持する判定を行うことを特徴とするDSRC車載器。 - 上記二つの車載アンテナは、それぞれETC用アプリケーション及びDSRC用アプリケーションに適したアンテナ特性を持つことを特徴とする請求項1または請求項2記載のDSRC車載器。
- 上記AID判定手段は、上記アプリケーションIDが、ETC用アプリケーション及びDSRC用アプリケーションのいずれかであることを判定することを特徴とする請求項1または請求項3記載のDSRC車載器。
- 上記二つの車載アンテナのいずれかに固定した後の上記固定の解除時期を計時するタイマー制御部を備え、上記スイッチ制御部は、上記タイマー制御部に設定された時間を経過した場合に上記車載アンテナの固定を解除し、上記二つの車載アンテナを周期的に切り替えるように制御することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のDSRC車載器。
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